JP2644337B2 - 磁気ヘッド用治具 - Google Patents

磁気ヘッド用治具

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JP2644337B2 JP19425389A JP19425389A JP2644337B2 JP 2644337 B2 JP2644337 B2 JP 2644337B2 JP 19425389 A JP19425389 A JP 19425389A JP 19425389 A JP19425389 A JP 19425389A JP 2644337 B2 JP2644337 B2 JP 2644337B2
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NITSUTOKU ENJINIARINGU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッドを把持する搬送用の治具に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第6図は磁気ヘッドの1例を示す。
ヘッドベース1にコア2が固着されており、このコア
2にコイル3が巻回されている。
一方、上記ヘッドベース1に配線板4が固着されてい
る。4a,4bは上記配線板のハンダ付部である。
コイル3を巻線したワイヤ5の端末は引出し孔6から
引き出され、ハンダ付部4a,4bにそれぞれハンダ付され
る。引出孔の形状は、本例のような丸孔のものも、長孔
乃至は溝孔状のものも有る。
第7図は上記と異なる例を示す。本例ではヘッドベー
ス1に対して2個のコア2A,2Bが固着され、それぞれコ
イル3A,3Bを巻回されている。従って、コイルを巻線さ
れたワイヤの端末は4本あり、それぞれハンダ付部4a,4
b,4c,4dにハンダ付されている。
磁気ヘッドのコイル巻線作業は従来一般に手作業で行
われている。工業的規模で磁気ヘッドを製造する場合、
第8図(A),(B)に示すようなキャリヤ7又は同
7′に多数の磁気ヘッド8を収納し、このキャリア7,
7′に入れられた磁気ヘッド(未完成品)を搬送しつ
つ、順次に巻線作業,ハンダ付作業、ワイヤ端末切断作
業,ワイヤ端末除去作業が行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の如く手作業で磁気ヘッドの巻線作業および後処
理作業を行うと、多大の労力と時間とを要し、製造コス
トが高くなる。
そこで、磁気ヘッドのコイル巻回作業、及び、ハンダ
付、ワイヤ切断,除去などの後処理を一貫して自動的に
行う装置の開発が進められている。
こうした一貫自動装置には、巻線作業ステーション、
ハンダ付作業ステーション、ワイヤ端末切断作業ステー
ション、ワイヤ端末除去作業ステーション等が設けら
れ、磁気ヘッド(未完成品)はこれらのステーションを
順次に搬送される。
なお、ハンダ付作業によって周囲を汚すことを嫌って
接着剤による仮止めを施し、その後にハンダ付されるよ
うな自動装置も考えられている。
このように、複数の作業ステーションを備えた一貫自
動巻線(付帯作業を含む)装置において、第8図に示し
たキャリア7又は同7′に磁気ヘッドを収納して搬送す
ると、各作業ステーションにおいてワーク(磁気ヘッド
未完成品)を把持して取り上げ、位置決め固定した後
に、巻線や端末処理などの作業を行わねばならない。ま
た、作業後はキャリア7,同7′に戻さなければならな
い。こうした動作を自動的に行わせるため、各ステーシ
ョン毎にワークのローダ、アンローダを設置し、位置決
め手段を設置すると、設備全体が高価になるのみでな
く、各作業ステーションごとに磁気ヘッドの取付,位置
決め,取外しを繰り返すので作業能率が低下する。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、ワーク
である磁気ヘッド未完成品を搭載したままで搬送するこ
ともでき、搭載したままで各作業ステーションの作業を
施工でき、しかも、各作業ステーションにおける位置決
めを、簡単な設備で迅速,容易,高精度で行い得る治具
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の治具は、 キャリヤとして機能する治具の本体部分であるベース
部材に位置決め部(例えば位置決め用の穴,又は段差な
ど)を設け、 上記のベース部材に対して特定平面に沿って摺動し得
る(即ち、直交2軸X,Y方向に、必要に応じてX−Y平
面内の回動方向にも摺動し得る)スライダ、及び、該ス
ライダのロック手段を設け、 上記のスライダに対して、ワークである磁気ヘッドを
着脱自在に取り付け得る構造とし、 かつ、前記ベース部材に複数個のワイヤチャックを設
ける。
そして、上記ワイヤチャックの位置は、該ワイヤチャ
ックによってワイヤ端末を張り渡したとき、張られたワ
イヤが磁気ヘッドのハンダ付部を通るように配置する。
即ち、ワイヤ引出し部と、ハンダ付部とを結ぶ直線の
延長線上に前記のワイヤチャックを配設するか、若しく
は該延長線上にワイヤのガイド部材を配設する。
本発明においてワイヤがハンダ付部に接する、若しく
はハンダ付部を通るとは、ハンダ付作業が可能な程度に
近接していることも含む意であって、微小隙間を介して
接していても良い。
〔作用〕
上記の構成によれば、 磁気ヘッドを取り付けたスライダを、ベース部材に対
してスライドさせてロックすることが出来るので、該ベ
ース部材に対して磁気ヘッドを位置決めすることが出来
る。
而して、上記ベース部材には、該ベース部材の位置決
め部が設けられているので、このベース部材を各作業ス
テーションの加工機に対して位置決めすることにより、
ワークである磁気ヘッドが各作業機に対して位置決めさ
れる。
このため、磁気ヘッドを治具から取り外すことなく、
各作業ステーションにおいて施工できる。
さらに、前記のチャック手段によってワイヤ端末をチ
ャックすると、張り渡されたワイヤがハンダ付部(配線
板に設けられている)を通るので、該ワイヤをハンダ付
部に対して容易に固着することができる。上記の固着
は、直ちにハンダ付してもよく、また、一旦接着剤で固
定した後にハンダ付してもよい。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る磁気ヘッド用治具の一実施例を
示す正面図である。
説明、並びに読図の便宜上、図示の如く直交3軸X,Y,
Zを想定する。本第1図はY軸方向に見た図である。
Z軸方向に見た平面図を第2図に、 Y軸方向に見た左側面図を第3図に、 Y軸方向に見た右側面図を第4図に、それぞれ示す。
第1図に示した9は、キャリヤとして作用するベース
部材であって、後に詳述するような構造により磁気ヘッ
ド8を搭載している。
このベース部材9は、これを各ステーションの自動作
業用機器に対して位置決めするため、第4図に示す位置
決め穴11a,11bを設けてある。
本実施例の位置決め穴は、摩耗を防止するため焼入れ
したスリーブを圧入してあるが、読図の便宜上、ベース
部材9に対して一体に固着された部材は、境界を省略し
て同一ハッチングを付してある。
第2図〜第4図に現われている10は、このベース部材
9を各作業ステーションの自動作業機(図示せず)に装
着するためのチャック用ピンである。
第3図及び第4図に示すごとく、ベース部材9の一部
に、X−Z平面に平行な平滑面9xzを設け、板状のスラ
イダ12を摺動可能に密着させる。
第4図に示した16は、スライダ12を平滑面9xzに向け
てガタ無く圧着させるためのピンであって、ベース部材
9に設けられた大径の孔(いわゆるバカ孔)を貫通し、
スライダ圧着スプリング17により図の右方に付勢されて
いる。
第3図に現われている13は、前記スライダ12の摺動を
ロックするための頭付ピンであって、コイルスプリング
14によって図の左方に付勢されている。このスライダロ
ックピンは、ベース部材9に穿たれた大径の孔(いわゆ
るバカ孔)15に挿通され、その頭部によってスライダ12
を平滑面9xzに強く押しつけて摺動をロックしている。
このスライダロックピン13に図示右向きの力を加えて
コイルスプリング14を圧縮すると、スライダ12はX−Z
面に沿って、前記バカ孔15のガタの範囲内で摺動し得
る。第1図に示した24は、スライダ12をスライドさせる
ためロボットのピンを挿入するロボット係合穴である。
前記のスライダ12に対して、ワークである磁気ヘッド
8を挟みつけるため、第4図に示すヘッド押えレバー18
を構成し、スライダ12に対して支点ピン19により傾動可
能に支持するとともに、ヘッド押えスプリング20によっ
て図示時計方向(右回り)の回動力を付勢する。
このヘッド押えレバー18に、図示矢印Pの力を加える
と、ヘッド押えレバー18は反時計方向(左回り)に回動
して磁気ヘッド8の挟圧を解除する。
磁気ヘッド8は、スライダ12に対して軸着されたヘッ
ド座21上に載置されている。このヘッド座21は巻線作業
の際にワイヤを案内する役目をする部材であって、磁気
ヘッド8の挿入,排出操作の際に邪魔にならないよう退
避させるためのヘッド座傾動スプリング22を備えてい
る。
第1図に示した23は、スライダ12に設けられた凹部の
位置決め面に向けて磁気ヘッド8を密着させるためのリ
ーフスプリングである。
第1図〜第3図に現われている25は、ワイヤをチャッ
クする手段として設けた頭付ピンである。
第2図に示す如く、上記頭付ピン形のワイヤチャック
ピン25は、ベース部材9に穿たれたY軸方向の透孔に、
図の下方から挿通され、ワイヤチャックスプリング26に
より図の上方に向けて付勢されている。27はスプリング
押えである。
上記のワイヤチャックピン25に外力を加えて、仮想線
で示した25′の如く頭部を押し離し、その間にワイヤ
(図示せず)を挟み込んで押し離し力を離すと、該ワイ
ヤはピンの頭部とベース部材との間に挟みつけられる。
上記のように構成されているワイヤチャック手段の配
置について、第5図(A)を参照しつつ次に説明する。
8は磁気ヘッド、6はワイヤ引出し孔である。
上記ワイヤ引出し孔6の中心と、ハンダ付部4aの中心
とを結ぶ直線Laを想定するとともに、その延長線laを想
定する。そして、この延長線la上に位置せしめてワイヤ
チャックピン25を配設する。本例においては、ワイヤ引
出し孔6がワイヤ引出し部であるが、本発明を実施する
際ワイヤ引出し部は孔に限らず、溝孔であっても良く、
ワイヤを引ッ掛ける段付部であっても良い。
前記ワイヤ引出し孔6から引き出されたワイヤ端末
を、線la上のワイヤチャックピン25で挟んで張り渡す
と、該ワイヤ端末はハンダ付部4aを通る。このため、こ
のハンダ付部4aに糸ハンダを供給しつつハンダごて(い
ずれも図示せず)で溶かせばハンダ付が行われる。ま
た、瞬間接着剤を供給すると仮付けされ、後工程におけ
るハンダ付を容易に行い得るようになる。
同様に、ワイヤ引出し孔6とハンダ付部4bとを結ぶ線
の延長線lb上、 ハンダ付部4cとを結ぶ線の延長線lc上、及び、 ハンダ付部4dとを結ぶ線の延長線ld上に、それぞれワ
イヤチャックピン25を配設する。
これにより、ワイヤ引出し孔6から引き出された4本
のワイヤ端末部を、それぞれハンダ付部4a,4b,4c,4dに
容易に取りつけることができる。
本発明を実施する際、ワイヤチャックピン25とワイヤ
引出し孔6とを結ぶ直線上にハンダ付部を位置せしめる
ことが困難な場合は、第5図(B)に示すようにスライ
ダ12にガイドピン12aを設け、このガイドピンにワイヤ
端末部を引ッ掛けて張り渡しても良い。第5図(B)の
例では、ワイヤ引出し孔6とガイドピン12aとを結ぶ線
がハンダ付部4eを通っている。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の磁気ヘッド用治具によ
れば、ワークである磁気ヘッドの未完成品を搭載して搬
送し、各作業ステーションの自動機器に対して位置決め
された状態で接着して自動加工を施すことができるの
で、複数の作業ステーションを有する一貫巻線機の作業
能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る磁気ヘッド用治具の一実施例を示
す正面図、 第2図は上記実施例の平面図、 第3図は同じく左側面図、第4図は右側面図である。 第5図(A),(B)は上記実施例におけるワイヤチャ
ックピンの配置の説明図である。 第6図及び第7図はそれぞれ磁気ヘッドの一例を示す斜
視図、第8図(A),(B)は従来例の磁気ヘッド用キ
ャリヤの斜視図である。 4……配線板、4a,4b,4c,4d……ハンダ付部、5……ワ
イヤ、6……ワイヤ端末引出し孔、8……磁気ヘッド、
9……ベース部材、11a,11b……位置決め穴、12……ス
ライダ、13……スライダロックピン、16……スライダ圧
着ピン、18……ヘッド押えレバー、25……ワイヤチャッ
クピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを巻回したワイヤの端末の引出し部
    と、上記ワイヤのハンダ付部を有する配線板とを備えた
    磁気ヘッドを把持して搬送される磁気ヘッド用治具であ
    って、 位置決め部を設けたベース部材と、 上記ベース部材に対して、特定平面に沿って摺動し得る
    スライダと、 上記スライダの摺動をロックする手段と、 上記スライダに対して磁気ヘッドを着脱可能に取り付け
    る手段と、 前記ベース部材に設けられて、前記ワイヤの端末部を把
    持する複数個のチャック手段とを具備し、 かつ、前記のワイヤ端末の引出し部から引き出されたワ
    イヤの端末部が上記のチャック手段に把持されて張力を
    与えられた状態で、該ワイヤの端末部が前記配線板のハ
    ンダ付部に接していることを特徴とする磁気ヘッド用治
    具。
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