JP2644198B2 - イオン注入ウェハを使用した温度測定方法 - Google Patents

イオン注入ウェハを使用した温度測定方法

Info

Publication number
JP2644198B2
JP2644198B2 JP6275106A JP27510694A JP2644198B2 JP 2644198 B2 JP2644198 B2 JP 2644198B2 JP 6275106 A JP6275106 A JP 6275106A JP 27510694 A JP27510694 A JP 27510694A JP 2644198 B2 JP2644198 B2 JP 2644198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
temperature
ion implantation
ion
resistivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6275106A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07248264A (ja
Inventor
ワーレン・エフ・マッカーサー
フレッド・シー・セッション
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EICHI II HOORUDEINGUSU Inc DEII BII EE HYUUZU EREKUTORONIKUSU
Original Assignee
EICHI II HOORUDEINGUSU Inc DEII BII EE HYUUZU EREKUTORONIKUSU
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EICHI II HOORUDEINGUSU Inc DEII BII EE HYUUZU EREKUTORONIKUSU filed Critical EICHI II HOORUDEINGUSU Inc DEII BII EE HYUUZU EREKUTORONIKUSU
Publication of JPH07248264A publication Critical patent/JPH07248264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2644198B2 publication Critical patent/JP2644198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/16Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/16Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements
    • G01K7/22Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements the element being a non-linear resistance, e.g. thermistor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度の測定、特に表面温
度を決定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物品が処理中に加熱される温度は、最終
的な処理結果および成功において重要な要因であること
が多い。例えば、マイクロ電子装置が処理された場合、
アニール、制御された内部拡散およびその他の理由のた
めにしばしば多様な加熱処理が行われる。最終的な装置
の特性は、しばしば種々の加熱処理中に達した温度に依
存する。通常、所望の温度に達するように、加熱装置の
制御には多大な注意が払われる。しかしながら、実際に
到達される温度は、それが実際に測定されなければ確実
には分からない。これは装置の故障、加熱された領域内
の内部変化等があるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】温度は多種の技術によ
って測定される。温度計、熱電対、高温計、温度ストリ
ップおよび温度マーキングクレヨン等の最も良く知られ
ている技術の多くは、マイクロ電子装置処理で達した処
理温度を測定するのに適さない。いくつかの例におい
て、温度を測定される装置が非常に小さいため、通常の
測定装置の寸法では大き過ぎて、処理される装置の局部
的な温度を測定することができない。別の例では、温度
を測定される装置の表面はプラズマ加熱等によって優先
的に内部よりも高い温度に加熱される。通常の温度測定
方法はこのような表面が優先的に加熱される装置の局部
的な表面温度を測定することは困難である。また、表面
温度の測定には通常温度マーキングクレヨンが使用され
るが、これは不純物に敏感な半導体装置では表面を汚染
する可能性があり、したがってこのような半導体装置で
は使用されることはできない。処理中の物品の温度、特
に表面加熱技術によって加熱された装置の表面温度を測
定する改良された方法が必要とされている。本発明はこ
の要求を満たし、さらに関連した利点を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、試験ウェハの
欠陥状態時の温度の影響に基づいて温度を測定する方法
を提供する。この技術は特にマイクロ電子装置の処理中
に到達した温度の測定を行うのに適している。この技術
は、処理されるマイクロ電子装置構造またはマイクロ電
子装置構造と共に処理される分離したウェハ上の温度測
定領域として直接実施されることができる。この技術
は、バルク加熱処理中に達せられた温度またはプラズマ
加熱等の表面処理中に到達された表面温度を感知するた
めに使用されてもよい。本発明によると、未知の温度値
の測定する方法は、最初のウェハを設け、イオン粒子に
より第1の注入量で最初のウェハに第1のイオン注入を
行い、アニール温度でイオン注入された最初のウェハを
アニールし、第1の注入量で使用されたものと同じイオ
ン粒子によって第1の注入量より低い第2の注入量でア
ニールされたウェハに第2のイオン注入を行って試験ウ
ェハを形成し、未知の温度にこの試験ウェハを加熱し、
試験ウェハの表面電気比抵抗を測定し、測定された表面
電気比抵抗から未知の温度の値を決定するステップを含
んでいる。試験ウェハは未知の温度が測定される装置の
物理的に一部分であってもよく、或は測定される装置と
は分離した別体の装置として構成されてもよい。
【0005】好ましい実施例において、試験ウェハは、
まず、単一の結晶材料から形成されたウェハを準備し、
第1の注入量のイオン粒子でこのウェハに第1のイオン
注入を行い、アニール温度でイオン注入されたウェハを
アニールし、第1の注入量で使用されたものと同じイオ
ン粒子を第2の注入量でアニールされたウェハに第2の
イオン注入を行って、試験ウェハを形成することによっ
て処理されることが望ましい。第2の注入量は第1の注
入量より低い量であり、低い注入エネルギである。この
好ましい方法において、最初のウェハは1つの導電型
(すなわちp型またはn型)の一般的なバルクドープレ
ベルでドープされ、イオン注入された粒子は表面層にお
いて注入される反対の導電型である。第1のイオン注入
は深い注入を達成するために第2のイオン注入より高い
注入イオン加速電圧を使用することが好ましい。第2の
イオン注入はかなり低い量であることが好ましく、第1
のイオン注入より大きさで2桁以上低いことが非常に好
ましい。イオン注入はイオンビームまたはプラズマ或は
その他の技術によって行われることもできる。
【0006】未知の温度の値は、通常予め定められた較
正データを使用することによって決定される。この較正
データを得る方法としては、試験ウェハと同じ一連のウ
ェハを処理し、一連の既知の温度に一連のウェハを加熱
し、それら一連のウェハの表面電気比抵抗を測定し、一
連のウェハの表面電気比抵抗とそれらの各既知の温度と
の間の関係を示す較正特性曲線を形成することが好まし
い。較正特性曲線が得られると、未知の温度の値は、試
験ウェハの利用者によって試験ウェハの測定された表面
電気比抵抗を較正特性曲線と比較することによって決定
される。
【0007】本発明において、試験ウェハはこのような
較正特性曲線のデータとともに顧客に販売されることが
できる。試験ウエハは、まずウェハを準備し、第1の注
入量のイオン粒子で最初のウェハに第1のイオン注入を
行い、イオン注入された最初のウェハをアニールし、ア
ニールされたウェハに対して第2のイオン注入を第1の
注入量より低い第2の注入量で、第1のイオン注入で使
用されたものと同じイオン粒子によって行う形成ステッ
プによって処理される。試験ウェハの表面電気比抵抗と
温度との関係を示す較正特性曲線は、試験ウェハを提供
する試験ウェハの製造業者によって前に説明された方法
を使用して処理される温度の関数として作成され、試験
ウェハに付属して販売されることができる。
【0008】本発明は、バルク温度でなく表面温度を測
定するのに適した温度測定技術および装置を提供する。
後者の役割において、この方法は直接的で高度に局部化
され、そうでなければ満たされることができない測定に
対するニーズを満足させる。本発明の別の特徴および利
点は、以下の好ましい実施例のさらに詳細な説明および
本発明の原理を示した添付図面から明らかになるであろ
う。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の処理工程を示したフロー図
である。図2および図3は、図1のステップに対する好
ましい方法を実行するためのフロー図である。図4のa
乃至eは、処理および使用の種々の段階における試験ウ
ェハを概略的に示す。
【0010】図1を参照すると、20においてまず試験ウ
ェハが準備される。試験ウェハは既知の電気表面層比抵
抗を有しているか、或はその表面層比抵抗は以下に説明
する技術を使用して測定されることができる。試験ウェ
ハを処理するための好ましい工程は、図2に示されてい
る。最初のウェハ50(図4のa)が30において最初に提
供される。最初のウェハ50は、n型またはp型ドーパン
トのいずれかによりバルクドープされた単結晶であるこ
とが好ましい。(ここで使用されるように、ドーパント
の“導電型”はn型またはp型のいずれかを意味する。
いくつかの例において、反対の導電型のドーパントが使
用され、既に存在しているものとは反対の導電型のドー
パントを意味する。)ウェハは例えば単結晶のシリコン
であり、バルクドーピング不純物はn型ではリン、また
p型では硼素である。
【0011】最初のウェハ50は32でイオン注入によって
まずドープされ、ドーパントは最初のウェハ50のバルク
ドーパントと反対の導電型である。すなわち、最初のウ
ェハ50がp型ドーパントでドープされた場合、n型ドー
パントが第1のイオン注入32において使用される。最初
のウェハ50が実質的にドープされない場合、いずれかの
導電型のドーパントが第1のイオン注入32で使用され
る。第1のドーピングはイオン注入技術により達成され
ることが好ましいが、その他の使用可能なドーピング技
術もまた許容可能である。
【0012】好ましいイオン注入は、第1の表面層52に
イオンを注入しい、バルクの導電型でドープされたイオ
ン注入されないバルク領域54を残す。図4のbは、第1
のイオン注入を実施された構造を概略的に示す。第1の
表面層52の深さまたは厚さは、注入されたイオンの粒子
およびエネルギに依存している。シリコン中にn型のリ
ンを注入する典型的な場合において、 100Kev (1000電
子ボルト)の注入電圧は、約0.18マイクロメータの厚さ
に第1の表面層52を生成する。第1のイオン注入におけ
るイオン合計量は適度なレベルであり、典型的に1cm2
当り約1013乃至1015イオンの範囲である。イオン注入は
2つの効果を有する。第1に、それは第1の表面層52に
イオンを注入する。第2に、それは高いエネルギのイオ
ンの衝突のために第1の表面層52に欠陥構造を生成す
る。欠陥構造は、主にそれらの通常の格子位置から変位
された原子の局部的な欠陥からなる。
【0013】イオン注入等による第1のドーピング後、
ウェハは34において欠陥構造を取除くためにアニールさ
れる。ほぼ欠陥のない第1の表面層52およびほとんど不
変のバルク領域54を有する結果的なウェハが図4のcに
示されている。アニール処理は欠陥構造を取除くが、第
1のイオン注入で注入されたドーパントがウェハのバル
ク中へ余分の拡散を生じさせない程度の温度で十分に長
い時間にわたって実行される。イオン注入されたシリコ
ンに対する典型的なアニール処理は、1000℃で30分間窒
素気体中で実施される。
【0014】アニールに続いて、ウェハはステップ36に
おいてイオン注入によって第2のドープを実施されるこ
とが好ましい。第2のイオン注入36は、第1のイオン注
入32と同じ導電型のイオン(ドーパント)を使用するこ
とが好ましいが、必須ではない。第2のイオン注入36
は、1以上の、好ましくは2つの重要な点において第1
のイオン注入32と異なっている。第2のイオン注入量は
第1のイオン注入量より低い量でなければならず、そは
第1の注入よりかなり低いことが好ましく、2桁以上低
い大きさが非常に好ましい。例えば、第1のイオン注入
32が1cm2 当り 5×1014イオンの合計量を有する場合、
第2のイオン注入36は1cm2 当り 5×1012以下の量であ
ることが望ましい。第2に、第2のイオン注入36は第1
のイオン注入32より低いイオン注入エネルギであること
が好ましい。しかしこれは必須ではない。低い注入エネ
ルギは、第1の表面層52より浅い第2の表面層56を生成
する。第2のイオン注入36における低い注入エネルギの
使用は、この第2の量のイオンが前に処理された第1の
表面層52内に完全に位置することを確実にする。1例と
して、第1のイオン注入のイオン注入エネルギが100Kev
の場合、第2のイオン注入のイオン注入エネルギは約80
Kev のような100Kevより小さい値である。
【0015】第2のイオン注入36が終了した後、第2の
表面層56は第1のイオン注入および第2のイオン注入の
合計量のドーパントを受け取っているため、第2のイオ
ン注入後の第2の表面層56は第1の表面層52のものより
少し高い濃度を有する。しかし、第2のイオン注入量は
第1のイオン注入量より著しく小さいためその差は大き
くない。第2の表面層56はまた第2のイオン注入後に欠
陥構造を有する。欠陥構造は実質的に十分に形を定めら
れており、1乃至数回の事象等の少数の熱的に活性化さ
れた固体状態拡散事象によって取除かれることができる
局部的な短距離の不安定な欠陥を主として含んでいる。
第2のイオン注入の量が低く、そのイオン注入エネルギ
は低いことが好ましいため、欠陥構造は第1のイオン注
入後(しかしアニール34の前)より第2のイオン注入後
のほうが密度が低い(単位容積当り数個の欠陥)。
【0016】図2に示されているように処理されたウェ
ハは図4の(e)にウエハ58として示されており、試験
ウェハと呼ぶ。再び図1を参照すると、試験ウェハ58は
ステップ22において測定されるべきある未知の温度に加
熱され、この温度はステップ34のアニール温度より低
い。炉中に試験ウェハを配置する等によって試験ウェハ
全体を均一に加熱するか、或はプラズマ加熱のように試
験ウェハの表面領域を優先的に加熱することによって加
熱が行われる。未知の温度に加熱した後、試験ウェハ58
の電気的な表面比抵抗がステップ24において測定され
る。任意の利用可能な比抵抗測定技術が利用されてよい
が、4点抵抗プローブが好ましい。このような4点抵抗
測定は良く知られており、他の環境において広く使用さ
れている。
【0017】試験ウェハが加熱される未知の温度の値
は、ステップ26において比抵抗測定、特に比抵抗の変化
から決定される。決定は、図3に示されているような較
正工程によって行われることが好ましい。較正工程を実
施するために、ステップ40において図2に関連して説明
されたものと同じプロセスおよび条件を使用して一連の
ウェハが試験ウェハと同様に処理される。較正用の一連
のウェハは、好ましくは一連の炉熱処理で一連の既知の
温度に加熱される。すなわち、この一連のウェハ中の第
1のウェハは第1の温度に加熱され、第2のウェハは第
2の温度に加熱され、以下同様に加熱される。その後、
一連のウェハの個々の表面比抵抗は、好ましくはステッ
プ40および24において使用されたものと同じ工程によっ
てステップ44において測定される。ステップ46におい
て、比抵抗と温度との間の得られた較正関係が例えば特
性曲線として形成される。較正関係の特性曲線を形成す
るために、ステップ40および44で測定されたような各ウ
ェハの表面比抵抗の差が計算される。この差はウェハが
ステップ42において加熱された温度に関連している。
【0018】較正された温度と表面比抵抗の関係は、式
またはグラフのいずれかによって得ることができる。図
5は、ウェハが加熱された既知の温度の関数としての比
抵抗差のグラフである。この関係は直線的であり、示さ
れた直線的な関係で表される。図5の情報は、続いて説
明されるべき本発明の実施例に対する変形において明ら
かになった。
【0019】図5は、ある温度に加熱する前後において
ウェハの比抵抗差間にある関係が存在していることを示
す。図5の特性曲線は、ステップ24および26において未
知の温度に加熱されるときに測定された比較可能な比抵
抗差から温度を決定するために使用される。試験ウェハ
に対して、未知の温度に加熱した前後に測定された比抵
抗の比抵抗差が計算され、この値から図5の特性曲線を
使用して未知の温度が決定される。
【0020】本発明の温度測定は、第1のイオン注入お
よびアニールによって前に処理された層の中に第2のイ
オン注入中に生成された欠陥の除去に基づいている。欠
陥の除去は一般に拡散制御されたプロセスであるため、
温度のみ、または温度と時間のある関数のどちらを測定
するかという問題が生じる。測定が未知の温度に対して
のみ行われたことを確認するために、炉中で300 ℃の温
度にウェハのグループを加熱し、経時的に炉からウェハ
を1つづつ取り出すことによって検討が行われた。比抵
抗差が決定され、温度に対する時間の関数として図6に
示されている。検討された時間の範囲内において、比抵
抗差は時間によって非常に僅かしか影響を受けない。し
たがって、本発明の方法はウェハが上昇した温度に維持
される時間とほとんど関係がなく、比抵抗差はほぼ完全
に温度の関数である。これは、ウェハが上昇した温度に
加熱されたときに、第2のイオン注入によって生成させ
られた点状の欠陥を全滅させるために必要な短い拡散距
離のためと考えられる。
【0021】ここに説明された方法は、一人の利用者に
よって全体的に実行されることができる。その代わりと
して、試験ウェハと共に図5に示されたようなウェハの
較正関係を示す特性曲線が試験ウェハを提供する試験ウ
ェハの製造業者によって作成されることができる。製造
業者は消費者が使用するために試験ウェハと共に較正特
性曲線を提供する。消費者は、試験ウェハの表面比抵抗
を測定し、未知の温度に試験ウェハを加熱し(処理され
ているマイクロ電子装置のバッチの中に試験ウェハを配
置すること等によって)、加熱後に表面比抵抗を測定
し、較正特性曲線を使用することによって温度を決定す
る。その代わりとして、試験ウェハの第1の比抵抗測定
が製造業者によって予め行われることができるが、この
測定は、比抵抗測定装置で生じる可能性のある任意の計
器エラーの影響を除去するために消費者がそれを行うほ
うが好ましい。
【0022】本発明はここに示された好ましい方法にし
たがって実施されている。試験ウェハおよび一連の較正
ウェハが処理された。最初のウェハは、各場合において
100オームcmより大きい比抵抗を有するp型シリコンで
あった。第1のイオン注入32は1cm2 当り5 ×1014イオ
ンの量のリンおよび 100Kev の注入電圧を使用した。ア
ニールステップ34は、窒素気体中において1000℃で30分
の間行われた。第2のイオン注入36は1cm2 当り 1×10
12イオンの量のリンおよび 80Kevの注入電圧を使用し
た。これらの試験ウェハの表面比抵抗が測定され、1cm
2 当り約 209オームであることが認められた。較正ウェ
ハは、 200℃乃至 500℃で 1乃至30分間炉中で一連の温
度に加熱された。表面比抵抗および既知の温度への加熱
の前後の表面比抵抗の差が測定された。この表面比抵抗
の差は、図5において温度に対して示されている。
【0023】1つのバッチから得られた試験ウェハは、
炉中で未知の温度に加熱された。加熱後の表面比抵抗が
測定され、加熱前との比抵抗の差が計算され、図5の較
正特性曲線が未知の温度を決定するために使用された。
未知の温度はまた熱電対によって確認された。この場合
にはウェハの汚染等の問題は重要ではないため(この場
合に使用されたウエハは実用しないので汚染されてもよ
いので)、これらの温度確認技術は、ここにおいて本発
明の有効性を示すために使用された。しかしながら、こ
のような技術は、ウェハまたは真空システムを汚染する
ため、実際の製造工程における多くの状況では温度測定
に実用することはできず、或はその他の理由のために許
容できない。
【0024】本発明の特定の実施例が説明のために詳細
に示されてきたが、本発明の技術的範囲を逸脱すること
なく種々の修正が可能である。したがって、本発明は添
付された特許請求の範囲の記載によってのみ限定され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実行するための処理フロー図。
【図2】試験ウェハを処理するための処理フロー図。
【図3】比抵抗測定から未知の温度を決定するための処
理フロー図。
【図4】温度測定において使用される種々の処理段階に
おける1組の試験ウェハの概略図。
【図5】温度の関数としての比抵抗の変化を示したグラ
フ。
【図6】一定温度における時間の関数としての比抵抗の
変化を示したグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレッド・シー・セッション アメリカ合衆国、カリフォルニア州 92007、カーディフ、エバーグリーン・ ドライブ 1321 (56)参考文献 特開 平3−142948(JP,A) 特開 平4−150049(JP,A) 特開 平3−284863(JP,A) 特開 平3−79057(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初のウェハを設け、 イオン粒子により第1の注入量で最初のウェハに第1の
    イオン注入を行い、 アニール温度でイオン注入された最初のウェハをアニー
    ルし、 第1の注入量で使用されたものと同じイオン粒子によっ
    て第1の注入量より低い第2の注入量でアニールされた
    ウェハに第2のイオン注入を行って試験ウェハを形成
    し、 未知の温度にこの試験ウェハを加熱し、 試験ウェハの表面電気比抵抗を測定し、 測定された表面電気比抵抗から未知の温度の値を決定す
    るステップを含んでいることを特徴とする未知の温度の
    値の測定方法。
  2. 【請求項2】 最初のウェハは第1の導電型のドーパン
    トによりドープされ、イオン粒子は反対の導電型のドー
    パントである請求項記載の方法。
  3. 【請求項3】 第1のイオン注入を行うステップは第1
    のエネルギで第1のイオン注入を実施するステップを含
    み、第2のイオン注入を実施するステップは第2のエネ
    ルギで第2のイオン注入を行うステップを含み、第2の
    エネルギは第1のエネルギより小さい請求項記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 第2の注入量は第1の注入量より大きさ
    で約2桁以上小さい請求項記載の方法。
  5. 【請求項5】 イオン粒子はp型ドーパントである請求
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 イオン粒子はn型ドーパントである請求
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 未知の温度値を決定するステップは、 試験ウェハと同じ一連のウェハを処理し、 一連の既知の温度に一連のウェハを加熱し、 一連のウェハの表面電気比抵抗を測定し、 一連のウェハの表面電気比抵抗とそれらの各既知の温度
    との間の関係を定める較正データを形成するステップを
    含んでいる請求項記載の方法。
JP6275106A 1993-11-09 1994-11-09 イオン注入ウェハを使用した温度測定方法 Expired - Lifetime JP2644198B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US149600 1993-11-09
US08/149,600 US5435646A (en) 1993-11-09 1993-11-09 Temperature measurement using ion implanted wafers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07248264A JPH07248264A (ja) 1995-09-26
JP2644198B2 true JP2644198B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=22531028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6275106A Expired - Lifetime JP2644198B2 (ja) 1993-11-09 1994-11-09 イオン注入ウェハを使用した温度測定方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5435646A (ja)
JP (1) JP2644198B2 (ja)
KR (1) KR0164892B1 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09292285A (ja) * 1996-04-30 1997-11-11 Yamaha Corp 基板温度の測定方法
US6022749A (en) * 1998-02-25 2000-02-08 Advanced Micro Devices, Inc. Using a superlattice to determine the temperature of a semiconductor fabrication process
US6744346B1 (en) 1998-02-27 2004-06-01 Micron Technology, Inc. Electronic device workpieces, methods of semiconductor processing and methods of sensing temperature of an electronic device workpiece
US6229322B1 (en) * 1998-08-21 2001-05-08 Micron Technology, Inc. Electronic device workpiece processing apparatus and method of communicating signals within an electronic device workpiece processing apparatus
TW429497B (en) * 1999-03-02 2001-04-11 United Microelectronics Corp Method of monitoring in-line temperature
US6250803B1 (en) * 1999-06-08 2001-06-26 International Business Machines Corporation Method for temperature measurement using dopant segregation into titanium silicide
US6247842B1 (en) * 1999-06-15 2001-06-19 National Semiconductor Corporation Method of wafer temperature measurement
US6666577B2 (en) * 2000-11-02 2003-12-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for predicting temperature, test wafer for use in temperature prediction, and method for evaluating lamp heating system
US7282889B2 (en) * 2001-04-19 2007-10-16 Onwafer Technologies, Inc. Maintenance unit for a sensor apparatus
EP1446634A4 (en) * 2001-10-26 2010-04-07 Univ Rochester BIOMOLECULAR DETECTION METHOD AND SYSTEM THEREFOR
US7757574B2 (en) * 2002-01-24 2010-07-20 Kla-Tencor Corporation Process condition sensing wafer and data analysis system
US6889568B2 (en) * 2002-01-24 2005-05-10 Sensarray Corporation Process condition sensing wafer and data analysis system
KR100416764B1 (ko) * 2002-03-21 2004-01-31 삼성전자주식회사 비침습적 생체온도 측정장치 및 그 방법
US7135852B2 (en) * 2002-12-03 2006-11-14 Sensarray Corporation Integrated process condition sensing wafer and data analysis system
US7151366B2 (en) * 2002-12-03 2006-12-19 Sensarray Corporation Integrated process condition sensing wafer and data analysis system
US7403834B2 (en) * 2003-05-08 2008-07-22 Regents Of The University Of California Methods of and apparatuses for controlling process profiles
US7415312B2 (en) * 2004-05-25 2008-08-19 Barnett Jr James R Process module tuning
US7363195B2 (en) * 2004-07-07 2008-04-22 Sensarray Corporation Methods of configuring a sensor network
KR100664803B1 (ko) * 2005-08-03 2007-01-04 동부일렉트로닉스 주식회사 이온 주입 장치에서의 오염 측정 방법
US8604361B2 (en) * 2005-12-13 2013-12-10 Kla-Tencor Corporation Component package for maintaining safe operating temperature of components
US7555948B2 (en) * 2006-05-01 2009-07-07 Lynn Karl Wiese Process condition measuring device with shielding
US7540188B2 (en) * 2006-05-01 2009-06-02 Lynn Karl Wiese Process condition measuring device with shielding
JP5007582B2 (ja) * 2007-03-02 2012-08-22 トヨタ自動車株式会社 半導体基板の熱処理温度測定方法
KR100922498B1 (ko) * 2007-12-14 2009-10-20 주식회사 동부하이텍 반도체 제조용 퍼니스 장비의 온도측정 웨이퍼 제조방법,온도측정 웨이퍼 및 온도 측정방법
US8681493B2 (en) 2011-05-10 2014-03-25 Kla-Tencor Corporation Heat shield module for substrate-like metrology device
FR3059820B1 (fr) * 2016-12-05 2019-06-28 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procede de mesure de temperature
FR3059821B1 (fr) * 2016-12-05 2019-07-12 Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives Procede de mesure de temperature
CN113494968B (zh) * 2020-03-19 2022-11-25 长鑫存储技术有限公司 温度量测及温度校准的方法和温度量测系统
CN113432737A (zh) 2020-03-19 2021-09-24 长鑫存储技术有限公司 晶圆卡盘温度量测及温度校准的方法和温度量测系统

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4317Y1 (ja) * 1964-07-25 1968-01-05
SU602796A1 (ru) * 1976-04-12 1978-04-15 Предприятие П/Я А-3759 Термометр сопротивлени
DE2935308A1 (de) * 1979-08-31 1981-03-12 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Verfahren zur temperaturmessung.
DE3146909A1 (de) * 1981-11-26 1983-06-01 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg "temperatursensor"
IT1149021B (it) * 1982-07-12 1986-12-03 Consiglio Nazionale Ricerche Perfezionamento nei bolometri-termistori e procedimento per la loro produzione
US4808009A (en) * 1986-06-05 1989-02-28 Rosemount, Inc. Integrated semiconductor resistance temperature sensor and resistive heater
US4764026A (en) * 1986-07-07 1988-08-16 Varian Associates, Inc. Semiconductor wafer temperature measuring device and method
US4739258A (en) * 1986-07-11 1988-04-19 Syracuse University Dynamic testing of thin-film conductor
US4984902A (en) * 1989-04-13 1991-01-15 Peak Systems, Inc. Apparatus and method for compensating for errors in temperature measurement of semiconductor wafers during rapid thermal processing
JP2617228B2 (ja) * 1989-08-22 1997-06-04 シャープ株式会社 ウェハ面内温度分布の評価方法
JPH0758730B2 (ja) * 1989-10-30 1995-06-21 信越半導体株式会社 ウエーハの表面温度測定方法
JPH04150049A (ja) * 1990-10-13 1992-05-22 Sony Corp 基体温度測定方法
US5114242A (en) * 1990-12-07 1992-05-19 Ag Processing Technologies, Inc. Bichannel radiation detection method
US5141334A (en) * 1991-09-24 1992-08-25 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Sub-kelvin resistance thermometer

Also Published As

Publication number Publication date
KR0164892B1 (ko) 1999-03-30
JPH07248264A (ja) 1995-09-26
US5435646A (en) 1995-07-25
KR950015699A (ko) 1995-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2644198B2 (ja) イオン注入ウェハを使用した温度測定方法
KR101755211B1 (ko) 산소 농도 맵핑 방법
US20220146444A1 (en) Method for measuring resistivity of silicon single crystal
US5994676A (en) Method for calibrating the temperature of an epitaxy reactor
CN107706122B (zh) 一种退火工艺的检测方法
US4584028A (en) Neutralization of acceptor levels in silicon by atomic hydrogen
US20050142671A1 (en) Low energy dose monitoring of implanter using implanted wafers
JP5561245B2 (ja) 半導体基板の評価方法
US6015717A (en) Method for monitoring rapid thermal process integrity
JP2007281064A (ja) イオン注入量測定方法
JP7400663B2 (ja) シリコン単結晶基板中の水素濃度の評価方法
US20170234960A1 (en) Surface photovoltage calibration standard
JP4429719B2 (ja) 基板材料への種の注入を判定する方法
Kopanski et al. Verification of the Relation Between Two‐Probe and Four‐Probe Resistances as Measured on Silicon Wafers
JP2010129773A (ja) 温度測定用基板及び熱処理温度測定方法
JPH11297704A (ja) 酸素析出物密度の評価方法
CN117233568B (zh) 载流子迁移率的计算方法和装置
US6844208B2 (en) Method and system for monitoring implantation of ions into semiconductor substrates
JPH04326513A (ja) イオン注入層の検査方法
Boussey Stripping Hall effect, sheet and spreading resistance techniques for electrical evaluation of implanted silicon layers
JP4765949B2 (ja) 半導体基板のp汚染評価方法
Hadjersi Annihilation kinetics of defects induced by phosphorus ion implantation in silicon
JP2626275B2 (ja) イオン注入モニタリング方法
JP2783465B2 (ja) 熱処理炉内の温度分布の測定方法
JP5447111B2 (ja) Soiウェーハの熱処理温度を求める方法及びランプ加熱型の気相成長装置における反応炉の温度管理方法