JP2643694B2 - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

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JP2643694B2
JP2643694B2 JP28985491A JP28985491A JP2643694B2 JP 2643694 B2 JP2643694 B2 JP 2643694B2 JP 28985491 A JP28985491 A JP 28985491A JP 28985491 A JP28985491 A JP 28985491A JP 2643694 B2 JP2643694 B2 JP 2643694B2
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】蒸発器に対して複数の冷媒回路を
設けた冷凍装置の運転制御装置に係り、特に温度センサ
の異常対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2―24747
2号公報に開示される如く、圧縮機、凝縮器、電動膨張
弁及び蒸発器を順次介設してなる冷媒回路を備えた冷凍
装置の運転制御装置として、蒸発器の入口側と出口側の
冷媒温度を検出する入口温度センサ及び出口温度センサ
をそれぞれ配置し、該各温度センサの検出値に基づい
て、電動膨張弁の開度を冷媒の入口温度と出口温度との
温度差つまり過熱度を目標値にするよう制御するいわゆ
る過熱度一定制御を行うとともに、上記いずれかの温度
センサが故障等で異常な検出値を示すような場合には、
電動膨張弁の開度制御を、他の正常な温度センサで検出
される蒸発器の吹出空気温度,吸込空気温度,又は冷媒
温度と庫内の設定温度の偏差に基づく制御に変更するよ
うにしたものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、冷
媒回路の温度センサに断線,短絡等の異常があった場
合、他の正常な温度センサの検出値を利用して電動膨張
弁の開度を制御するバックアップを行うことにより、故
障時に備えようとするものであり、これにより、例えば
冷凍コンテナ等に収納される積み荷の氷結,脱水,腐敗
等を防止することができる。
【0004】しかしながら、上記従来のもののような制
御の変更を行う場合、吹出温度センサや吸込空気温度セ
ンサの検出値は、必ずしも正確な冷媒の過熱状態を反映
しているわけではなく、冷媒の状態を細やかに適正範囲
に調節しようとする目的からすれば精度が低下すること
は否めない。一方、入口センサ及び出口センサのいずれ
もが故障の場合には吹出温度センサ等の他のセンサに頼
るしかないという問題があった。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、蒸発器に対して複数の独立した冷媒
回路を設けた場合、各冷媒回路における冷媒状態は略等
しいことに着目し、一方の冷媒回路に配置される温度セ
ンサが異常のときには、他方の冷媒回路の温度センサで
バックアップすることにより、信頼性の向上を図ること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、図1に示すように、互いに独
立した2つの第1,第2冷媒回路(A),(B)を備
え、各冷媒回路(A),(B)に、各々第1,第2圧縮
機(1a),(1b)と、第1,第2凝縮器(2a),
(2b)と、第1,第2電動膨張弁(3a),(3b)
とを介設し、かつ両冷媒回路(A),(B)に跨って共
通の蒸発器(4)を設けてなる冷凍装置を前提とする。
【0007】そして、冷凍装置の運転制御装置として、
上記各冷媒回路(A),(B)の上記蒸発器(4)入口
側の冷媒温度を個別に検出する第1,第2入口温度セン
サ(Tha1 ),(Thb1 )と、各冷媒回路(A),
(B)の蒸発器(4)出口側の冷媒温度を個別に検出す
る第1,第2出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )
と、上記各出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )及び
入口温度センサ(Tha1 ),(Thb1 )の出力を受け、
各冷媒回路(A),(B)における蒸発器(4)出口側
の冷媒温度と入口側の冷媒温度との温度差に応じて上記
各電動膨張弁(3a),(3b)の開度を個別に制御す
る第1,第2開度制御手段(51a),(51b)とを
設けるものとする。
【0008】さらに、上記各温度センサ(Tha1 )〜
(Thb2 )の異常を検出する異常検出手段(52)と、
該異常検出手段(52)の出力を受け、一方の冷媒回路
(A又はB)に配置されるいずれかの1つの温度センサ
が異常のとき、当該冷媒回路(A又はB)の開度制御手
段(51a又は51b)に対し、異常な温度センサの検
出値に代えて他方の冷媒回路(B又はA)の対応する部
位に配置される温度センサの検出値を入力させるよう切
換えるバックアップ手段(53A)とを設ける構成とし
たものである。
【0009】請求項2の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明と同様の冷凍装置を前提とし、請求項1の発
明と同様の第1,第2入口温度センサ(Tha1 ),(T
hb1)と、第1,第2出口温度センサ(Tha2 ),(Th
b2 )と、第1,第2開度制御手段(51a),(51
b)と、異常検出手段(52)とを設け、さらに、異常
検出手段(52)の出力を受け、一方の冷媒回路(A又
はB)のいずれか1つの温度センサが異常のとき、当該
冷媒回路(A又はB)の開度制御手段(51a又は51
b)に対し、当該冷媒回路の入口センサ及び出口センサ
の検出値に代えて他方の各温度センサの検出値を入力さ
せるよう切換えるバックアップ手段(53B)を設ける
構成としたものである。
【0010】請求項3の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明と同様の冷凍装置を前提とし、請求項1の発
明と同様の第1,第2入口温度センサ(Tha1 ),(T
hb1)と、第1,第2出口温度センサ(Tha2 ),(Th
b2 )と、第1,第2開度制御手段(51a),(51
b)と、異常検出手段(52)とを設け、さらに、異常
検出手段(52)の出力を受け、一方の冷媒回路(A又
はB)に配置される2つの温度センサが異常のとき、当
該冷媒回路(A又はB)の開度制御手段(51a又は5
1b)に対し、異常な2つの温度センサの検出値に代え
て他方の冷媒回路(B又はA)の各温度センサの検出値
を入力させるよう切換えるバックアップ手段(53C)
を設けたものである。
【0011】請求項4の発明の講じた手段は、請求項
1,2又は3の発明において、一方の冷媒回路(A又は
B)でのバックアップ手段(53)により切換えられた
他方の冷媒回路(B又はA)の温度センサによる電動膨
張弁(3a又は3b)の開度の制御中に、異常検出手段
(52)の出力を受け、当該使用中の他方の冷媒回路
(B又はA)の温度センサが異常のとき、各開度制御手
段(51a),(51b)の制御に代えて、各電動膨張
弁(3a),(3b)の開度を他の正常なセンサの検出
値に基づき制御するよう変更する制御変更手段(54)
を設けたものである。
【0012】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、冷凍
装置の各冷媒回路(A),(B)において、開度制御手
段(51a),(51b)により、蒸発器(4)の出口
温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )と入口温度センサ
(Tha1 ),(Thb1 )とで検出された冷媒の出口温度
と入口温度との温度差に応じて各電動膨張弁(3a),
(3b)の開度が制御され、蒸発器(4)の冷凍能力が
要求能力に応じて調節されるとともに、冷媒状態が適正
に維持される。
【0013】そのとき、一方の冷媒回路、例えば第1冷
媒回路(A)において、第1入口温度センサ(Tha1 )
又は第1出口温度センサ(Tha2 )が断線,短絡等によ
り異常な値を示すことがあり、斯かる場合、そのままこ
の検出値を利用して弁開度制御を行うと、冷媒状態が適
正範囲から外れ、運転不能に陥る虞れがある。その一
方、運転を停止すると、庫内の積み荷の腐敗を招くこと
になる。
【0014】ここで、本発明では、異常検出手段(5
2)によって第1入口温度センサ(Tha1 )の異常が検
出されたときには、バックアップ手段(53A)によ
り、当該異常な温度センサ(Tha1 )の検出値Ta1に代
えて、他の冷媒回路(B)の当該異常な温度センサ(T
ha1 )に対応する部位に配置される温度センサ(Thb1
)の検出値を入力するよう置き換えられるので、当該
冷媒回路(A)と略同じ冷媒状態にあると考えられる他
の冷媒回路(B)の温度センサ(Thb1 )の検出値を利
用して、当該冷媒回路(A)に配置される電動膨張弁
(3a)の開度が制御され、冷媒状態が適正範囲に維持
される。したがって、冷凍装置を停止させることなく連
続運転が可能となり、信頼性が向上することになる。
【0015】請求項2の発明では、各開度制御手段(5
1a),(51b)により各電動膨張弁(3a),(3
b)の開度を蒸発器(4)の出口−入口温度差に基づき
制御している際、例えば第1冷媒回路(A)側の第1入
口温度センサ(Tha1 )又は第1出口温度センサ(Tha
2 )のいずれか一方が異常になると、バックアップ手段
(3B)により、第1冷媒回路(A)側の各温度センサ
(Tha1 ),(Tha2)の検出値に代えて、第2冷媒回
路(B)側の各温度センサ(Thb1 ),(Thb2 )の検
出値を第1開度制御手段(51a)に入力するよう切換
えられる。すなわち、各電動膨張弁(3a),(3b)
の開度は互いに同じに制御され、各冷媒回路(A),
(B)の運転状態が略等しくなるので、冷凍装置の運転
が停止することなく適正な運転が継続されることにな
る。
【0016】請求項3の発明では、例えば第1冷媒回路
(A)側において、第1入口温度センサ(Tha1 )及び
第1出口温度センサ(Tha2 )のいずれもが異常になる
と、バックアップ手段(53C)により、他の冷媒回路
(B)側の第2入口温度センサ(Thb1 )及び第2出口
温度センサ(Thb2 )の検出値を第1開度制御手段(5
1a)に入力するよう切換えられるので、各電動膨張弁
(3a),(3b)の開度が等しく制御され、各冷媒回
路(A),(B)の運転状態が略等しくなる。したがっ
て、上記請求項2の発明と同様の作用が得られることに
なる。
【0017】請求項4の発明では、上記各発明におい
て、例えば第1冷媒回路(A)の各温度センサ(Tha1
),(Tha2 )の異常に伴ない、バックアップ手段
(53A),(53B)又は(53C)によりバックア
ップ制御を行っているとき、さらに第2冷媒回路(B)
の各温度センサ(Thb1 ),(Thb2 )のいずれかが異
常になると、このままでは過熱度一定制御を行うことが
できないので、冷媒状態が適正範囲から大きくずれる虞
れが生じるが、制御変更手段(54)により、他の正常
なセンサの検出値に基づく開度制御に切換えられるの
で、第1電動膨張弁(3a)の開度が要求能力等に応じ
て適正開度に保持され、円滑な冷凍運転が継続されるこ
とになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
き説明する。
【0019】まず、請求項1及び3の発明に係る第1実
施例について説明する。図2は、本発明の実施例に係る
冷凍装置の冷媒配管系統を示し、該冷凍装置は、互いに
独立した2つの第1,第2冷媒回路(A),(B)を備
えている。該各冷媒回路(A),(B)は同一構成であ
って、各々第1,第2圧縮機(1a),(1b)と、第
1,第2凝縮器(2a),(2b)と、第1,第2電動
膨張弁(3a),(3b)とを順次第1,第2冷媒配管
(5a),(5b)によりそれぞれ接続しているととも
に、両冷媒回路(A),(B)に個別に連通する伝熱管
を共通のケ―シング内に収納してなる蒸発器(4)が設
けられている。
【0020】また、各冷媒回路(A),(B)には、セ
ンサ類が配置されていて、(Tha1),(Thb1 )は上
記各冷媒回路(A),(B)の蒸発器(4)入口側の冷
媒温度Ta1,Tb1を個別に検出する第1,第2入口温度
センサ、(Tha2 ),(Thb2 )は各冷媒回路(A),
(B)蒸発器(4)出口側の冷媒温度Ta2,Tb2を個別
に検出する第1,第2出口温度センサ、(Thr)は蒸発
器(4)の吸込空気温度Tr を検出する吸込空気温度セ
ンサ、(Thu)は蒸発器(4)からの吹出空気温度Tu
を検出する吹出温度センサである。
【0021】上記各センサの出力は冷凍装置の運転を制
御するためのコントロ―ラ(図示せず)に接続されてい
て、該コントロ―ラにより、電動膨張弁(3a),(3
b)の開度を制御するようになされている。
【0022】冷凍装置の運転時、冷凍能力が要求される
とき、例えばフロ―ズンモ―ド運転時やプルダウン運転
時には、両冷媒回路(A),(B)が作動し、各圧縮機
(1a),(1b)から吐出された冷媒が各凝縮器(2
a),(2b)で凝縮液化され、各電動膨張弁(3
a),(3b)で絞られた後蒸発器(4)で蒸発して各
圧縮機(1a),(1b)に戻るように循環することに
より、各凝縮器(2a),(2b)で庫外空気との熱交
換により得た冷熱を蒸発器(4)で庫内空気に付与する
ようになされている。
【0023】ここで、上記コントロ―ラによる弁開度制
御の内容について、図3のフロ―チャ―トに基づき説明
する。図3は第1冷媒回路(A)の第1電動膨張弁(3
a)の弁開度制御の内容を示し、ステップST1で、第
1入口温度センサ(Tha1 )及び第1出口温度センサ
(Tha2 )で検出される第1冷媒回路(A)における冷
媒の入口温度Ta1及び出口温度Ta2を入力し、ステップ
ST2で、この検出値から第1入口温度センサ(Tha1
)が異常か否かを判別する。つまり断線,短絡等によ
り異常に大きい値や異常に小さな値であれば異常と判別
する。そして、異常でなければ、ステップST3に進ん
で第1出口センサ(Tha2 )が異常か否かを判別し、異
常でなければ、そのままステップST8に進むが、ステ
ップST3の判別で第1出口センサ(Tha2 )が異常で
あれば、ステップST4に移行して、第1出口温度セン
サ(Tha2 )の検出値Ta2を、他の冷媒回路である第2
冷媒回路(B)の第2出口センサ(Thb2 )の検出値T
b2で置き換える。一方、上記ステップST2の判別で、
第1入口温度センサ(Tha1 )が異常であれば、ステッ
プST5に移行して、さらに、第1出口温度センサ(T
ha2 )が異常か否かを判別し、異常でなければ、ステッ
プST6で、第1入口温度センサ(Tha1 )の検出値T
a1のみを、第2冷媒回路(B)の第2入口温度センサ
(Thb1 )の検出値Tb1で置き換える。また、上記ステ
ップST5の判別で第1出口温度センサ(Tha2 )も異
常であれば、いずれの温度センサも異常であるため、ス
テップST7に移行して、第1入口温度センサ(Tha1
)及び第1出口温度センサ(Tha2 )の検出値Ta1,
Ta2をいずれも第2冷媒回路(B)の第2入口温度セン
サ(Thb1 )及び第2出口温度センサ(Thb2 )の検出
値Tb1,Tb2で置き換える。
【0024】以上の制御により、入口温度Ta1及び出口
温度Ta2を決定すると、ステップST8に進んで、第1
冷媒回路(A)における冷媒の過熱度Shaを、式 Sha
=Ta2−Ta2 に基づき、つまり出口温度Ta2と入口温
度Ta1との温度差として過熱度Shaを算出する。そし
て、ステップST9に進んで、この過熱度Shaが所定の
目標値(例えば5℃程度)となるよう第1電動膨張弁
(3a)の開度を制御する。
【0025】以上のフロ―において、ステップST9の
制御により、第1冷媒回路(A)における蒸発器(4)
の出口温度と入口温度との温度差に応じて第1電動膨張
弁(3a)の開度を制御する第1開度制御手段(51
a)が構成され、ステップST2,ST3及びAT5の
判別により、各温度センサ(Tha1 )〜(Thb2 )の異
常を検出する異常検出手段(52)が構成されている。
また、ステップST4又は6の制御により、請求項1の
発明にいう、一方の冷媒回路(A)に配置されるいずれ
かの1つの温度センサが異常のとき、当該冷媒回路
(A)の開度制御手段(51a)に対し、異常な温度セ
ンサの検出値に代えて他方の冷媒回路(B)の対応する
部位に配置される温度センサの検出値を入力させるよう
切換えるバックアップ手段(53A)が構成され、ステ
ップST7の制御により、請求項3の発明にいう、一方
の冷媒回路(A)に配置される2つの温度センサ(Tha
1 ),(Tha2 )が異常のとき、当該冷媒回路(A)の
開度制御手段(51a)に対し、異常な2つの各温度セ
ンサ(Tha1 ),(Tha2 )の検出値に代えて他方の冷
媒回路(B)の各温度センサ(Thb1 ),(Thb2 )の
検出値を入力させるよう切換えるバックアップ手段(5
3C)が構成されている。
【0026】なお、上記フロ―チャ―トは第1冷媒回路
(A)の第1電動膨張弁(3a)についての制御である
が、第2冷媒回路(B)の第2電動膨張弁(3b)につ
いても同様の弁開度制御が行われる。
【0027】したがって、上記第1実施例では、冷凍装
置の各冷媒回路(A),(B)において、開度制御手段
(51a),(51b)により、蒸発器(4)の出口温
度センサ(Tha2 ),(Thb2 )と入口温度センサ(T
ha1 ),(Thb1 )とで検出された冷媒の出口温度Ta
2,Tb2と入口温度Ta1,Tb1との温度差(Ta2−Ta
1),(Tb2−Tb1)に応じて各電動膨張弁(3a),
(3b)が制御され、蒸発器(4)の冷凍能力が要求能
力に応じて調節されるとともに、冷媒状態が適正に維持
される。
【0028】その場合、一方の冷媒回路、例えば第1冷
媒回路(A)において、第1入口温度センサ(Tha1 )
又は第1出口温度センサ(Tha2 )が断線,短絡等によ
り異常な値を示すことがあり、斯かる場合、そのままこ
の検出値を利用して弁開度制御を行うと、冷媒状態が適
正範囲から外れ、運転不能に陥る虞れがある。その一
方、運転を停止すると、庫内の積み荷の腐敗絵を招くこ
とになる。
【0029】ここで、上記第1実施例では、異常検出手
段(52)によって第1入口温度センサ(Tha1 )又は
第1出口温度センサ(Tha2 )のいずれか(例えば第1
入口温度センサTha1 )の異常が検出されたときには、
バックアップ手段(53A)により、当該異常な温度セ
ンサ(Tha1 )の検出値Ta1に代えて、他の冷媒回路
(第2冷媒回路B)の当該異常な温度センサ(Tha1 )
に対応する部位に配置される温度センサ(Thb1 )の検
出値Tb1を入力するよう置き換えられる。このとき、第
2冷媒回路(B)の第2入口温度センサ(Thb1 )は第
1入口温度センサ(Tha1 )と同じ蒸発器(4)の入口
側配管に配置されており、各冷媒回路(A),(B)の
入口側では略同様の冷媒状態にあると考えられるので、
この検出値Tb1と第1出口温度センサ(Tha2 )で検出
される第1冷媒回路(A)の出口温度Ta2とで、過熱度
Shaを算出しても実際の過熱度とそれほど大きくずれた
値にはならないと考えられる。したがって、上記のよう
にバックアップすることにより、庫内の積み荷の氷結,
脱水,腐敗等を回避することができ、よって、信頼性の
向上を図ることができるのである。
【0030】なお、実施例は省略するが、第2冷媒回路
(B)側の制御についても、第2開度制御手段(51
b)による第2電動膨張弁(3b)の開度制御中に、各
温度センサ(Thb1 ),(Thb2 )が異常になったとき
には、バックアップ手段(53A)により、同様にバッ
クアップが行われる。
【0031】また、第1冷媒回路(A)側の第1入口温
度センサ(Tha1 )及び第1出口温度センサ(Tha2 )
のいずれもが異常な場合、バックアップ手段(53C)
により、上記各温度センサ(Tha1 ),(Tha2 )の検
出値に代えて、第2冷媒回路(B)側の各温度センサ
(Thb1 ),(Thb2 )の検出値を第1開度制御手段
(51a)に入力するよう切換えられる。すなわち、各
冷媒回路(A),(B)において、各電動膨張弁(3
a),(3b)が等しい開度に制御されることになる
が、このように同じ構成で互いに並列に設けられ、しか
も共通の蒸発器(4)を有する各冷媒回路(A),
(B)間では、冷媒がほとんど同じ状態量で循環すると
して差し支えない。したがって、冷凍装置の運転を停止
させることなく、円滑な冷凍運転を継続することがで
き、信頼性の向上を図ることができる。
【0032】次に、請求項2の発明に係る第2実施例に
ついて説明する。第2実施例においても冷凍装置の冷媒
配管系統を上記第1実施例と同様である。図4は第2実
施例における弁開度制御の内容を示し、ステップSR1
で、第1入口温度センサ(Tha1 )及び第1出口温度セ
ンサ(Tha2 )の信号を入力し、ステップSR2,SR
3で、それぞれ第1入口温度センサ(Tha1)及び第1
出口温度センサ(Tha2 )が以上か否かをそれぞれ判別
し、いずれも異常でないときには、ステップSR4に進
んで、過熱度Shaを、式 Sha=Ta2−Ta1 に基づき
演算する。一方、いずれかの温度センサ(Tha1 ),
(Tha2 )が異常であれば、ステップSR5に移行し
て、過熱度Shaを式 Sha=Tb2−Tb1に基づき、つま
り第2冷媒回路(B)側の第2入口温度センサ(Thb1
)及び第2出口温度センサ(Thb2 )の検出値を利用
して、第1冷媒回路(A)側の冷媒の過熱度Shaを算出
し、ステップSR6で、その過熱度Shaが目標値に収束
するよう第1電動膨張弁(3a)の開度を制御する。
【0033】上記フロ―において、ステップSR6の制
御により、請求項2の発明にいう第1開度制御手段(5
1a)が構成され、ステップSR5の制御により、請求
項2の発明にいう、一方の冷媒回路(A)のいずれか1
つの温度センサが異常のとき、当該冷媒回路(A)の開
度制御手段(51a)に対し、当該冷媒回路の入口セン
サ及び出口センサの検出値に代えて他方の各温度センサ
の検出値を入力させるよう切換えるバックアップ手段
(53B)が構成されている。
【0034】したがって、上記第2実施例では、第1開
度制御手段(51a)により第1電動膨張弁(53a)
の開度を蒸発器(4)の出口−入口温度差(Ta2−Ta
1)に基づき制御している際、第1冷媒回路(A)側の
第1入口温度センサ(Tha1 )又は第1出口温度センサ
(Tha2 )のいずれか一方が異常になると、バックアッ
プ手段(3B)により、第1冷媒回路(A)側の各温度
センサ(Tha1 ),(Tha2 )の検出値Ta1,Ta2に代
えて、第2冷媒回路(B)側の各温度センサ(Thb1
),(Thb2 )の検出値Tb1,Tb2を第1開度制御手
段(51a)に入力するよう切換えられる。すなわち、
第1電動膨張弁(3a)の開度は第2電動膨張弁(3
b)の開度と同じに制御されることになり、上記第1実
施例と同様に、冷凍装置の運転を停止させることなく、
円滑な運転を継続することができ、信頼性の向上を図る
ことができる。
【0035】なお、実施例は省略するが、第2冷媒回路
(B)側の制御についても、第2開度制御手段(51
b)による第2電動膨張弁(3b)の開度制御中に、い
ずれかの温度センサ(Thb1 ),(Thb2 )が異常にな
ったときには、バックアップ手段(53B)により、同
様にバックアップが行われる。
【0036】次に、請求項4の発明に係る第3実施例に
ついて説明する。本実施例についても、冷媒配管系統の
構成は上記第1実施例と同様である。図5は、第3実施
例における開度制御(プルダウン運転時)の内容を示
し、上記第1又は第2実施例における第1電動膨張弁
(3a)のバックアップ手段(53A),(53B)又
は(53C)によるバックアップ制御を行っている間
に、ステップSP1で、第2入口温度センサ(Thb1 )
又は第2出口温度センサ(Thb2 )のいずれかが異常に
なると、ステップSP2で、庫内温度の設定温度Ts に
ついて、Ts ≧−5(℃)か否を判別し、Ts ≧−5
(℃)であれば、ステップSP3で、上記吹出温度セン
サ(Thu)で検出される吹出空気温度Tu を入力し、ス
テップSP4で、吹出空気温度Tu と庫内設定温度Ts
との温度差ΔT(=Tu −Ts )を算出する。
【0037】一方、上記ステップSP2の判別で、Ts
≧−5(℃)でないときには、ステップSP5に移行
し、上記吸込温度センサ(Thr)で検出される吸込空気
温度Tr を入力し、ステップSP6で、吸込空気温度T
r と庫内設定温度Ts との温度差ΔT(=Tr −Ts )
を算出する。
【0038】そして、ステップSP7で、上記制御によ
り算出された温度差ΔTが一定値になるよう第1電動膨
張弁(3a)の開度を制御する。
【0039】上記フロ―において、ステップSP4及び
SP5の制御により、請求項4の発明にいう制御変更手
段(54)が構成されている。
【0040】したがって、上記第3実施例では、上記第
1,第2実施例で述べたように、第1冷媒回路(A)の
各温度センサ(Tha1 ),(Tha2)の異常に伴ない、
バックアップ手段(53A),(53B)又は(53
C)によりバックアップ制御を行っているとき、さらに
第2冷媒回路(B)の各温度センサ(Thb1 ),(Thb
2 )のいずれかが異常になると、このままでは過熱度一
定制御を行うことができないので、冷媒状態が適正範囲
から大きくずれる虞れが生じる。ここで、本実施例で
は、制御変更手段(54)により、他の正常な温度セン
サの検出値に基づく開度制御に切換えられるので、第1
電動膨張弁(3a)の開度が要求能力等に応じて適正開
度に保持され、冷凍運転を継続することができるのであ
る。
【0041】なお、上記実施例では、制御変更手段(5
4)により、吹出温度センサ又は吸込温度センサ(Th
r)の検出値Tu 又はTr に基づく弁開度制御を行うよ
うにしたが、請求項4の発明は斯かる実施例に限定され
るものではなく、例えば第1冷媒回路(A)側の温度セ
ンサ(Tha1 ),(Tha2 )のいずれかがが異常な場
合、設定温度Ts から第1冷媒回路(A)側の適正な入
口温度を算出してこれを目標入口温度とし、さらにこの
目標入口温度に過熱度の目標値を加算した値を目標出口
温度として、第1入口温度センサ(Tha1 )のみが正常
なときにはその検出値Ta1が目標入口温度に収束するよ
うに、第1出口温度センサ(Tha2 )のみが正常なとき
にはその検出値Ta2が目標出口温度に収束するように、
第1電動膨張弁(3a)の開度を制御するようにしても
よい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、互いに独立した2つの冷媒回路を備え、各冷媒
回路に各々圧縮機、凝縮器及び電動膨張弁を介設し、か
つ両冷媒回路に跨る共通の蒸発器を設けてなる冷凍装置
の運転制御装置として、各冷媒回路の各電動膨張弁の開
度を蒸発器の出口温度センサと入口温度センサとで検出
される冷媒の出口温度と入口温度との温度差に応じて制
御するとともに、一方の冷媒回路において、入口温度セ
ンサ又は出口温度が断線,短絡等の異常が検出されたと
きには、当該異常な温度センサの検出値に代えて、他の
冷媒回路の当該異常な温度センサに対応する部位に配置
される温度センサの検出値を入力して電動膨張弁の開度
を制御するようにしたので、循環する冷媒の状態量が当
該冷媒回路と略等しい他の冷媒回路における温度センサ
の検出値を利用して、当該冷媒回路に配置される電動膨
張弁の開度が制御され、冷媒状態が適正範囲に維持され
ることにより、冷凍装置を停止させることなく連続運転
を維持することができ、よって、信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0043】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
発明と同様の冷凍装置の運転制御装置として、一方の冷
媒回路の入口温度センサ又は出口温度センサのいずれか
一方が異常になると、当該冷媒回路側の各温度センサの
検出値に代えて、他の冷媒回路側の入口温度センサ及び
出口温度センサの検出値を入力して電動膨張弁の開度を
制御するようにしたので、各冷媒回路の各電動膨張弁の
開度は互いに同じに制御され、各冷媒回路の運転状態が
略等しくなることにより、冷凍装置の運転を停止させる
ことなく適正な運転を確保することができる。
【0044】請求項3の発明によれば、上記請求項1の
発明と同様の冷凍装置の運転制御装置として、一方の冷
媒回路の入口温度センサ及び出口温度センサのいずれも
が異常になると、他の冷媒回路側の入口温度センサ及び
出口温度センサの検出値を入力して電動膨張弁の開度を
制御するようにしたので、各電動膨張弁の開度が等しく
制御され、各冷媒回路の運転状態が略等しくなることに
より、上記請求項2の発明と同様の効果を得ることがで
きる。
【0045】請求項4の発明によれば、上記請求項1,
2又は3の発明において、一方の冷媒回路における温度
センサの異常に伴ない他の冷媒回路の入口温度センサ又
は出口温度センサの検出値によるバックアップ制御中
に、さらに他の冷媒回路の温度センサのいずれかが異常
になったときには、蒸発器の吹出空気温度や吸込空気温
度を検出するセンサ等の他の正常な温度センサの検出値
に基づき電動膨張弁の開度を制御するようにしたので、
冷媒状態量を適正状態に維持することができ、よって、
円滑な冷凍運転を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すフロ―チャ―ト図である。
【図2】実施例に係る冷凍装置の冷媒配管系統図であ
る。
【図3】第1実施例に係る弁開度制御の内容を示すフロ
―チャ―ト図である。
【図4】第2実施例に係る弁開度制御の内容を示すフロ
―チャ―ト図である。
【図5】第2実施例に係る弁開度制御の内容を示すフロ
―チャ―ト図である。
【符号の説明】
A,B 第1,第2冷媒回路 1a,1b 第1,第2圧縮機 2a,2b 第1,第2凝縮器 3a,3b 第1,第2電動膨張弁 4 蒸発器 51a,51b 第1,第2開度制御手段 52 異常検出手段 53 バックアップ手段 54 制御変更手段 Tha1 ,Thb1 第1,第2入口温度センサ Tha2 ,Thb2 第1,第2出口温度センサ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立した2つの第1,第2冷媒回
    路(A),(B)を備え、各冷媒回路(A),(B)
    に、各々第1,第2圧縮機(1a),(1b)と、第
    1,第2凝縮器(2a),(2b)と、第1,第2電動
    膨張弁(3a),(3b)とを介設し、かつ両冷媒回路
    (A),(B)に跨って共通の蒸発器(4)を設けてな
    る冷凍装置において、 上記各冷媒回路(A),(B)の上記蒸発器(4)入口
    側の冷媒温度を個別に検出する第1,第2入口温度セン
    サ(Tha1 ),(Thb1 )と、各冷媒回路(A),
    (B)の蒸発器(4)出口側の冷媒温度を個別に検出す
    る第1,第2出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )
    と、上記各出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )及び
    入口温度センサ(Tha1 ),(Thb1 )の出力を受け、
    各冷媒回路(A),(B)における蒸発器(4)出口側
    の冷媒温度と入口側の冷媒温度との温度差に応じて上記
    各電動膨張弁(3a),(3b)の開度を個別に制御す
    る第1,第2開度制御手段(51a),(51b)とを
    備えるとともに、 上記各温度センサ(Tha1 )〜(Thb2 )の異常を検出
    する異常検出手段(52)と、該異常検出手段(52)
    の出力を受け、一方の冷媒回路(A又はB)に配置され
    るいずれかの1つの温度センサが異常のとき、当該冷媒
    回路(A又はB)の開度制御手段(51a又は51b)
    に対し、異常な温度センサの検出値に代えて他方の冷媒
    回路(B又はA)の対応する部位に配置される温度セン
    サの検出値を入力させるよう切換えるバックアップ手段
    (53A)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の運転
    制御装置。
  2. 【請求項2】 互いに独立した2つの第1,第2冷媒回
    路(A),(B)を備え、各冷媒回路(A),(B)
    に、各々第1,第2圧縮機(1a),(1b)と、第
    1,第2凝縮器(2a),(2b)と、第1,第2電動
    膨張弁(3a),(3b)とを介設し、かつ両冷媒回路
    (A),(B)に跨って共通の蒸発器(4)を設けてな
    る冷凍装置において、 上記各冷媒回路(A),(B)の上記蒸発器(4)入口
    側の冷媒温度を個別に検出する第1,第2入口温度セン
    サ(Tha1 ),(Thb1 )と、各冷媒回路(A),
    (B)の蒸発器(4)出口側の冷媒温度を個別に検出す
    る第1,第2出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )
    と、上記各出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )及び
    入口温度センサ(Tha1 ),(Thb1 )の出力を受け、
    各冷媒回路(A),(B)における蒸発器(4)出口側
    の冷媒温度と入口側の冷媒温度との温度差に応じて上記
    各電動膨張弁(3a),(3b)の開度を個別に制御す
    る第1,第2開度制御手段(51a),(51b)とを
    備えるとともに、 上記各温度センサ(Tha1 )〜(Thb2 )の異常を検出
    する異常検出手段(52)と、該異常検出手段(52)
    の出力を受け、一方の冷媒回路(A又はB)のいずれか
    1つの温度センサが異常のとき、当該冷媒回路(A又は
    B)の開度制御手段(51a又は51b)に対し、当該
    冷媒回路(A又はB)の入口センサ及び出口センサの検
    出値に代えて他方の冷媒回路(B又はA)の各温度セン
    サの検出値を入力させるよう切換えるバックアップ手段
    (53B)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の運転
    制御装置。
  3. 【請求項3】 互いに独立した2つの第1,第2冷媒回
    路(A),(B)を備え、各冷媒回路(A),(B)
    に、各々第1,第2圧縮機(1a),(1b)と、第
    1,第2凝縮器(2a),(2b)と、第1,第2電動
    膨張弁(3a),(3b)とを介設し、かつ両冷媒回路
    (A),(B)に跨って共通の蒸発器(4)を設けてな
    る冷凍装置において、 上記各冷媒回路(A),(B)の上記蒸発器(4)入口
    側の冷媒温度を個別に検出する第1,第2入口温度セン
    サ(Tha1 ),(Thb1 )と、各冷媒回路(A),
    (B)の蒸発器(4)出口側の冷媒温度を個別に検出す
    る第1,第2出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )
    と、上記各出口温度センサ(Tha2 ),(Thb2 )及び
    入口温度センサ(Tha1 ),(Thb1 )の出力を受け、
    各冷媒回路(A),(B)における蒸発器(4)出口側
    の冷媒温度と入口側の冷媒温度との温度差に応じて上記
    各電動膨張弁(3a),(3b)の開度を個別に制御す
    る第1,第2開度制御手段(51a),(51b)とを
    備えるとともに、 上記各温度センサ(Tha1 )〜(Thb2 )の異常を検出
    する異常検出手段(52)と、該異常検出手段(52)
    の出力を受け、一方の冷媒回路(A又はB)に配置され
    る2つの温度センサが異常のとき、当該冷媒回路(A又
    はB)の開度制御手段(51a又は51b)に対し、異
    常な2つの温度センサの検出値に代えて他方の冷媒回路
    (B又はA)の各温度センサの検出値を入力させるよう
    切換えるバックアップ手段(53C)とを備えたことを
    特徴とする冷凍装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の冷凍装置の運
    転制御装置において、 一方の冷媒回路(A又はB)でのバックアップ手段(5
    3)により切換えられた他方の冷媒回路(B又はA)の
    温度センサによる電動膨張弁(3a又は3b)の開度の
    制御中に、異常検出手段(52)の出力を受け、当該使
    用中の他方の冷媒回路(B又はA)の温度センサが異常
    のとき、各開度制御手段(51a),(51b)の制御
    に代えて、各電動膨張弁(3a),(3b)の開度を他
    の正常なセンサの検出値に基づき制御するよう変更する
    制御変更手段(54)とを備えたことを特徴とする冷凍
    装置の運転制御装置。
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