JP2643611B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2643611B2
JP2643611B2 JP3017011A JP1701191A JP2643611B2 JP 2643611 B2 JP2643611 B2 JP 2643611B2 JP 3017011 A JP3017011 A JP 3017011A JP 1701191 A JP1701191 A JP 1701191A JP 2643611 B2 JP2643611 B2 JP 2643611B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器に関し、特に自
動伴奏機能を備えた電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器は、種々の音色を発生できると
共に、和音伴奏、リズム伴奏等を付加することもでき
る。
【0003】たとえば、特公昭63−39078号公報
は、和音用として押鍵した鍵の構成音を12音階の構成
で表し、記憶している和音構成音の組み合わせと比較し
て完全な和音を構成する時のみ発音させる技術等を開示
している。
【0004】また、特開平2−173697号公報は、
メロディ音を演奏すると、リズム種類に応じてメロディ
音とハーモニを生じる3度下の音や5度下のメロディ付
加音を発生させたり、ある区間のメロディ演奏音に対し
て、他の以前に演奏されたメロディ演奏音を重ねて発生
させてカノン演奏を行なう等の種々の自動伴奏技術を開
示している。
【0005】特開昭63−193200号公報は、伴奏
用の和音をメジャ系、マイナ系、セブンス系に分類し、
各和音種類群に対応して伴奏パタ−ンを用いることで、
伴奏パタ−ン用メモリの容量を減じることを開示してい
る。
【0006】また、鍵盤電子楽器における発音チャンネ
ルの数は、通常鍵盤の鍵の数よりもかなり少ない。両手
で押鍵している鍵の音のみを発音させるには、通常十分
な数の発音チャンネルが設けられているが、サステイン
をかけたり、自動伴奏で和音の構成音数を多くしたりす
ると発音チャンネルが不足する。
【0007】特公平1−27437号公報は、発音すべ
き音の数が発音チャンネル数を超えた時は、発音中の最
高域の音を消減させたり、最も音量エンベロープの小さ
い音を消減させたり、最も古いまたは減衰の最も進んだ
音を消減させたりするトランケート処理を開示してい
る。
【0008】また、特開昭62−135892号公報
は、押鍵用発音チャンネルと自動伴奏用発音チャンネル
を分けつつ、自動伴奏に使用していない時は自動伴奏用
発音チャンネルも押鍵用に利用する技術を開示してい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術による付加
音発生は、押鍵に基づき一定の規則による音が発生する
ものであった。
【0010】しかしながら、演奏者はさらに変化に富ん
だ伴奏を欲する場合がある。
【0011】本発明の目的は、伴奏用付加音発生を演奏
操作によって制御することができる電子楽器を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電子楽器は、操
作によって音高情報を出力するとともに操作の強さに応
じてタッチ情報を出力する鍵盤と、前記鍵盤の操作によ
って出力される音高情報を基に付加音の音高を決める付
加音音高決定手段と、前記鍵盤から出力されるタッチ情
報によって発生する付加音の音数を決める付加音音数決
定手段と、前記鍵盤の操作に応じて出力される音高情報
に基づいて楽音を発生させるとともに、前記付加音音数
決定手段によって決められた数の付加音を前記付加音音
高決定手段で決められた音高で楽音を発生する楽音発生
手段とを備える。また、本発明の電子楽器は、操作によ
って音高情報を出力するとともに操作の強さに応じてタ
ッチ情報を出力する鍵盤と、付加音音高設定手段及び付
加音定位情報設定手段を有する付加音情報設定手段であ
って、前記付加音音高設定手段は前記鍵盤の操作によっ
て出力される音高情報を基に付加音の音高を決める付加
音音高設定情報を設定する手段であり、前記付加音定位
情報設定手段は前記鍵盤から出力されるタッチ情報によ
って発生する付加音の定位を決める定位情報を設定する
手段である前記付加音情報設定手段と、前記付加音情報
設定手段によって設定された付加音に関する情報に基づ
いて付加音情報を出力する付加音情報出力手段と、前記
鍵盤の操作に応じて出力される音高情報に基づく楽音を
発生するとともに、前記付加音情報出力手段によって出
力された付加音情報に基づく楽音を前記定位情報に基づ
く定位で発生する楽音発生手段とを備える。
【0013】
【作用】鍵盤上の操作による音高情報を基に付加音の音
高を決め、タッチ情報を基に付加音の音数または定位を
決めるため、演奏者の意志に従って付加音が発生する。
【0014】このため、変化に富んだ演奏が可能とな
る。
【0015】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を説明する。
【0016】図1は、電子楽器のシステム構成を示すブ
ロック図である。鍵盤11は、複数の鍵を有し、所望の
鍵を押鍵することによって、所望の音高信号を発生する
ことができる。鍵盤11は、鍵盤インターフェイス12
を介してバス13に接続され、バス13に押鍵による音
高信号を供給する。
【0017】また、この電子楽器は伴奏音修正、付加機
能を有するが、この機能を選択的に起動させるためのフ
ットペダル等の操作子14を有している。この操作子の
操作による起動信号は、操作子インターフェイス15を
介してバス13に供給される。
【0018】また、この電子楽器は、演奏環境を決定す
るための操作パネル21を有する。操作パネル21は、
たとえば図2に示すような構成を有する。図示の構成に
おいて、操作パネル21上には、電源スイッチ31、テ
ンポ変換キー32a、32b、ABCキー33、ハーモ
ニキー34等が配置されている。電源キー31は、たと
えば押圧することによりオンとオフとを交互に取るスイ
ッチである。テンポ変換キー32a、32bは、伴奏音
のテンポを速く、または遅くするキーである。ABCキ
ー33は、伴奏音として和音を付加するモードを選択す
るキーであり、押圧することによってオンとオフとの状
態を交互に取る。ハーモニキー34は、伴奏音として、
メロディ音の3度下、5度下等のメロディ音とハーモニ
の良い付加音を発生させるモードを選択するキーであ
り、押圧することによってオンとオフの状態を交互に取
る。
【0019】これらのキーの右側には、3つの表示器3
5a、35b、35cが設けられている。表示器35a
はABCモードを表示するものであり、表示器35b
は、ハーモニモードを表示するものであり、表示器35
cは音色を表示するものである。これらの表示器35
a、35b、35cは、2つの7セグメント表示素子で
構成され、00〜99の数字を表示することができる。
図示の構成において、表示器35a、35bは、ABC
モード、ハーモニモードが選択されていないことを示
す。また、表示器35cは、音色として00番目の音色
が選択されていることを示す。
【0020】図中、下方には、複数の音色選択スイッチ
群37、複数のABCスタイル選択スイッチ群38、複
数のハーモニモード選択スイッチ群39が設けられてい
る。たとえば、ABCモードをオンにし、ABCスタイ
ル選択スイッチ群38の所望のスイッチを押圧すると、
そのABCスイッチが選択され、表示器35aに表示さ
れる。同様に、ハーモニキー34でハーモニモードを選
択し、ハーモニモード選択スイッチ群39の所望のスイ
ッチを押圧すると、そのハーモニモードが選択され、表
示器35bに表示される。また、音色選択スイッチ群3
7で音色を選択すると、その音色は表示器35cに表示
される。
【0021】図1に戻って、操作パネル21で選択され
た演奏環境選択信号は、パネルインターフェイス22を
介して、バス13に供給される。
【0022】バス13には、演算処理機能を有するCP
U16、楽音信号発生プログラム等のプログラム等を記
憶するROM17、CPU16がROM17に記憶され
たプログラムに従って、演算処理を行なう際、発生する
一時的パラメータ等を格納するフラグ、レジスタ、バッ
ファメモリ等を有するRAM18も接続されている。バ
ス13から供給される音高信号や制御信号に従って、C
PU16が楽音形成パラメータを発生し、音源回路23
に供給する音源回路23はこれらの信号に基づき、楽音
信号を発生し、サウンドシステム24に供給する。サウ
ンドシステム24は、たとえばレジタル楽音信号をアナ
ログ楽音信号に変換し、音量、定位等を付与し、左チャ
ンネルスピーカ25、右チャンネルスピーカ26にそれ
ぞれ楽音信号を供給し、所望の楽音を発生させる。
【0023】なお、CPU16は、上述の他、電子楽器
全体の動作を制御する。また、タイマ割込み等のハード
ウェア的機能も実現する。音源回路23は複数音を発生
するため、時分割で動作するものであっても、多重音源
回路を含むものであってもよい。
【0024】楽音処理の説明の前に、RAM等に設けら
れるフラグ、レジスタ、バッファメモリ等について簡単
に説明する。
【0025】i、k、l、m、n、p:汎用カウンタで
ある順次増大する係数等を格納する。
【0026】KON:押鍵を表わすキーオンフラグであ
る。
【0027】KOFF:離鍵を表わすキーオフフラグで
ある。
【0028】FS:操作子を操作していることを表わす
フラグである。
【0029】ABC:伴奏モードを示すフラグである。
【0030】RUN:ABCモードが走行中であること
を表わすフラグである。
【0031】TCNT:タイマのカウント数を格納する
レジスタである。
【0032】KC:音高を示すキーコードを格納するレ
ジスタである。
【0033】KN:和音演奏用コード領域で押鍵された
鍵の数(キーナンバー)を格納するレジスタである。
【0034】KB:コード領域の押鍵による音高信号を
格納するバッファメモリである。
【0035】i:ルート位置を示すポインタである。
【0036】perfect:コード領域での押鍵KB
が完全な和音を構成することを示すフラグである。
【0037】ROOT:和音のルート音を格納するレジ
スタである。
【0038】TYPE:メジャ、マイナ、セブンス等の
和音のタイプを格納するレジスタである。
【0039】BASE:ベース音のキーコードを格納す
るレジスタである。
【0040】PTN:押鍵の音高を1〜12の12ビッ
トに対応させ、格納するレジスタである。
【0041】CT:コードタイプを格納するレジスタで
ある。
【0042】KEY:和音構成音候補として採用された
キーコード(12音式表記)である。
【0043】KEY3:3度系音用レジスタである。
【0044】KEY7:7度系音用レジスタである。
【0045】KEY2:2度系音用レジスタである。
【0046】KEY5:5度系音用レジスタである。
【0047】KO:前回のKEYの値を格納するレジス
タである。
【0048】find:検出したことを示すフラグであ
る。
【0049】CMPLT:和音成立を示すフラグであ
る。
【0050】SK:サーチするキーを格納するレジスタ
である。
【0051】CPTN:コードパターンを格納するレジ
スタである。
【0052】TC:音色を格納するレジスタである。
【0053】MD:ハーモニのモードを格納するレジス
タである。
【0054】MDnKON:モード別キーオン処理を格
納するレジスタである。
【0055】OFS:オフセット情報を格納するレジス
タである。
【0056】TH:スレッショールド値を格納するレジ
スタである。
【0057】PAN:定位(パンニング)を格納するレ
ジスタである。
【0058】IT:イニシャルタッチを格納するレジス
タである。
【0059】STYL:ABCモードのスタイルを格納
するレジスタである。
【0060】HMNY:ハーモニモードのフラグであ
る。
【0061】その他、電子楽器全体には種々のフラグ、
レジスタ、バッファメモリ等が設けられているが、その
説明は省略する。
【0062】図3は、メイン処理ルーチンのフローチャ
ートを示す。
【0063】メイン処理がスタートすると、まずステッ
プS11でイニシャライズが行なわれる。イニシャライ
ズの内容は、音源回路や各インターフェイスの初期設定
や各レジスタのクリヤ等である。たとえば、ABC=
0、RUN=0、HMNY=0、STYL=0、MD=
1、TC(0)=0、FS=0等に設定される。
【0064】続いて、鍵盤上での押鍵離鍵等をステップ
S12のキースキャンによって調べる。キースキャンの
結果、押鍵、離鍵等のイベントがあるか否かをステップ
S13で判定する。押鍵、離鍵のイベント等があれば、
ステップS14で鍵処理を行なう。押鍵、離鍵等のイベ
ントがなければ、ステップS14はバイパスする。
【0065】続いて、パネル上で操作が行なわれたか否
かを調べるため、ステップS15でパネルをスキャン
し、ステップS16でパネル上の操作があったか否かを
判定する。パネル上の操作があれば、ステップS17で
パネル処理を行なう。パネル上の操作がない時は、ステ
ップS17はバイパスする。
【0066】続いて、操作子が操作されたか否かを調べ
るため、ステップS18で操作子をスキャンし、ステッ
プS19で操作子の操作があったか否かを判定する。操
作子の操作があれば、ステップS20で操作子処理を行
なう。操作子の操作がない時は、ステップS20はバイ
パスする。その後、ステップS12のキースキャンに戻
る。
【0067】以下、ステップS14の鍵処理、ステップ
S17のパネル処理、ステップS20の操作子処理につ
いて、より詳細に説明する。
【0068】鍵処理は、図4に示されており、その中に
図5に示すABC・KON処理、図14に示すKON処
理、図16に示すKOFF処理を含む。
【0069】図5に示すABC・KON処理は、さらに
図6に示すコード検出処理、図13に示す新押鍵付加処
理を含み、図6のコード検出処理はさらに図7〜図10
の所定音サーチ処理および図12のコード成立処理を含
む。図14のKON処理は、さらに図15のMD1KO
N処理等を含む。また、図16のKOFF処理は、図1
7のMD1KOFF処理等を含む。
【0070】パネル処理は、図18に示されており、さ
らに図19のABC処理、図20のハーモニ処理等を含
む。操作子処理は図25に示されている。また、これら
のメインフローに含まれる処理とは別個に、図21、図
22に示す割込み処理が行なわれる。
【0071】図3のステップS14に示す鍵処理につい
て、以下詳細に説明する。
【0072】図4は、鍵処理ルーチンのフローチャート
を示す。鍵処理がスタートすると、ステップS21にお
いて、押鍵処理があるか否かを判定する。押鍵によるK
ON信号があれば、ステップS22に進み、さらに伴奏
モードを示す伴奏フラグABCが1か否かを判定する。
【0073】ABCフラグが1であれば、ステップS2
3に進み、ABC・KON処理を行なう。キーオンがあ
って、ABCモードが選択されていない時は、ステップ
S25に進み、KON処理を行なう。
【0074】キーオンがない時は、ステップS26に済
み、KOFF処理を行なう。
【0075】その後、シンクロナススタートを行なう。
すなわち、ステップS24で走行フラグRUNが−1で
あるか否かを判定する。走行フラグRUNは、走行中は
1、待機中は−1、停止中は0の値を取る。走行フラグ
RUNが−1の場合は、ステップS27に進み、走行中
であることを示す1をRUNに立て、ステップS28に
進んでタイマカウンタTCNTに0を設定し、タイムカ
ウントを開始させる。その後、リターンする。なお、ス
テップS24で走行フラグRUNが−1でない時は、た
だちにリターンする。
【0076】図4のステップS23に示すABC・KO
N処理について、以下詳細に説明する。
【0077】図5はABC・KON処理のフローチャー
トを示す。処理がスタートすると、ステップT1におい
て、鍵盤上の押鍵のキーコードが和音指定領域にあるか
否かを判定する。すなわち、本実施例においては、KC
=53(F2)より上がメロディ指定領域であり、その
下が和音指定領域である。KC=53以下の和音指定領
域に押鍵があれば、YESの矢印に従ってステップT2
に進み、コード領域で押鍵されている鍵の数(キーナン
バ)をレジスタKNに格納する。たとえば、ドミソの和
音を押鍵している時は、キーナンバKN=3となる。
【0078】続いて、ステップT3において、和音指定
領域であるコード鍵域でKON中の鍵のキーコードをキ
ーバッファKBの配列中、KB(1)〜KB(KN)に
キーコードの小さい順に格納する。すなわち、KB
(1)が最低音を示し、KB(KN)が最高音を示す。
続いて、ステップT4でフラグperfectに1を格
納し、ステップT5のコード検出に進む。
【0079】フラグperfectは、配列KBのキー
コードが完全な和音を構成している場合1を取り、完全
な和音を構成しない時は0を取る。コード検出ステップ
T5において和音が検出されない時には、フラグper
fectは0に変更される。
【0080】コード検出においては、後に述べるように
押鍵された鍵のキーコードを格納する配列KBから和音
構成音を抽出すると共に、不足する時は所定の和音構成
音を付加し、所定パターンと比較することによってコー
ド検出を行なう。和音構成上、不必要な押鍵は無視さ
れ、和音構成上、必要な音は付加される。実際の押鍵の
みで和音が構成された時は、フラグperfectは1
に保たれる。何らかの構成音が付加されて和音が成立し
た時には、フラグperfectは0にされる。
【0081】ステップT6ではフラグperfectが
1か否かを判定する。フラグperfectが1でない
時はステップT7に進み、新押鍵付加処理を行なう。そ
の後、ステップT8でコード検出を行なう。ステップT
5とT8の両方で和音が決定される時は、後のステップ
T8を優先する。押鍵数が2以下の時は、ステップT
5、T6をバイパスし、ステップT7に入ってもよい。
【0082】フラグperfectが1の場合は、ステ
ップT7、T8の新押鍵付加、コード検出の処理はバイ
パスする。新押鍵付加においては、新押鍵と、以前の押
鍵(現在鳴っている音)を合わせて検討し、新たな和音
を決定する。
【0083】これらのステップにより、和音が決定され
る。和音のルート音はKB(i)に示される音である。
【0084】ステップT9では、ルート音を示すキーバ
ッファKB(i)を12でモジュロ処理して12音階構
成で示し、和音のルート用レジスタROOTに格納す
る。また、和音を大きくメジャ、マイナ、セブンスの3
タイプに分類し、これらのコードタイプをそれぞれCT
=0、CT=1、CT=2で表わす。このコードタイプ
CT(k)をレジスタTYPEに格納する。
【0085】続いて、ステップT10において、キーバ
ッファKB中の最低音KB(1)は、コードの構成音か
否かを判定する。押鍵中の最低音KB(1)がコードの
構成音であれば、ステップT11においてこの音をベー
ス音としてレジスタBASEに格納する。KB(1)が
コードの構成音でない時は、和音のルート音であるKB
(i)をベース音し、レジスタBASEに格納する。
【0086】その後、ステップT12において、コード
検出ステップにおいてコード構成音として決定されたK
EY(1)〜KEY(j)を前回コード音レジスタKO
(1)〜KO(j)にコピーし、次回処理に備える。次
回処理において、新押鍵付加処理が必要な場合、レジス
タKOのキーコードKCが利用される。
【0087】図6は、図5のステップT5およびT8に
おけるコード検出処理のフローチャートを示す。
【0088】まずステップX1において、レジスタiを
0にセットする。このiは、ルート音として押鍵中のあ
る鍵を指定するために用いられるものであり、ルート音
のポインタとなる。最低音から順にルート音として仮定
し、和音をサーチをするために用いられる。
【0089】続いて、レジスタiの値を歩進する(ステ
ップX2)。すなわちiは1(最低音)から始まる。ま
た、次のステップX3において、レジスタjに1をセッ
トする。このjは和音構成音の候補として採用する音高
信号KEYの数を示すカウントとなる。
【0090】ステップX4において、配列KB(i)
(当所i=1)を配列KEY(j)=KEY(1)とし
て格納する。すなわち、始めは押鍵中最低音のキーコー
ドを和音検出用の基準音として採用する。同時にjを歩
進する。この後、この基準音に対して、他の和音構成音
となるキーコードをサーチする。
【0091】ステップX5において、基準音KEY
(1)に対して3度系の押鍵があるか否かをサーチす
る。この押鍵サーチの処理は後に詳述する。続いて、ス
テップX6において、3度系押鍵が検出されたか否かを
判定する。検出されている時は、フラグfindが1に
設定されているので、このフラグが1か否かを判別する
ことによって3度系押鍵サーチの結果を判別する。3度
系の押鍵が検出されている時は、YESの矢印に従って
ステップX7に進み、3度系押鍵として検出したKEY
3をレジスタKEY(j)=KEY(2)に格納し、j
の値を歩進させる。
【0092】3度系押鍵が検出されなかった時は、ステ
ップX8に進み、基準音KEY(1)+4の3度系(長
3度)音高信号を設定し、レジスタKEY(j)=KE
Y(2)に格納する。この場合、押鍵以外の音高信号が
付加されたので、フラグperfectに0を格納す
る。また、jの値を歩進させる。
【0093】すなわち、3度系の楽音は押鍵されていれ
ばそれを採用するが、押鍵されていなくても標準的3度
系音高信号を付加する。
【0094】次に、ステップX9に進み、7度系押鍵を
サーチする。この場合、7度系押鍵が検出された時は、
一旦レジスタKEY7にその音高信号を格納し、フラグ
findを1にする。ステップX10でフラグfind
が1かどうかを判定する。1である時は7度系押鍵が検
出されているので、YESの矢印に従い、ステップX1
1に進み、レジスタKEY7に格納された音高信号を次
の和音構成音候補としてレジスタKEY(j)に格納
し、jの値を歩進させる。7度系押鍵サーチにおいて
は、7度系楽音が検出されなかった時は、音高信号を付
加することはせず、そのまま次のステップに進む。
【0095】次に、ステップX12において、2度系押
鍵をサーチする。2度系押鍵サーチは7度系押鍵サーチ
と同様に行なわれ、押鍵が検出された時はフラグfin
dに1が立てられ、その音高信号がレジスタKEY2に
格納される。ステップX13においては、フラグfin
dが1か否かが判定され、findが1であればYES
の矢印に従って、ステップX14に進み、レジスタKE
Y2の音高信号を和音構成音候補としてレジスタKEY
(j)に格納し、jの値を歩進させる。なお、フラグf
indが0の時は、ステップX14をバイパスする。
【0096】次に、ステップX15で5度系押鍵サーチ
を行なう。ステップX16で5度系押鍵が検出されたか
否かをフラグfindが1か否かによって判定する。検
出されている時は、YESの矢印に従って、ステップX
17に進み、検出された音高信号を格納するレジスタK
EY5の値を和音構成音候補のレジスタKEY(j)に
格納する。5度系押鍵が検出されていない時は、NOの
矢印に従って、ステップX18に進み、標準的5度系楽
音KEY(1)+7(完全5度)を和音構成音候補のレ
ジスタKEY(j)に格納し、音高信号を付加したこと
を表わすためフラグperfectを0にする。
【0097】このようにして、3度系、7度系、2度
系、5度系の押鍵をサーチし、押鍵がある気はその音高
信号を取出す。また、3度系、5度系音高信号について
は、押鍵されていない場合は標準的音高信号を付加す
る。また、これらの関係を満たさない押鍵信号は無視さ
れる。
【0098】このようにして求められた信号に基づき、
ステップX19でコード成立の判定を行なう。すなわ
ち、和音構成音として採用された音{KEY(j)}が
所定のコードと一致するか否かが判定される。和音が構
成されていれば、フラグCMPLTに1を立てる。
【0099】次にステップX20において、フラグCM
PLTが1か否かを判定する。和音が成立していれば、
CMPLTは1であり、YESの矢印に従ってリターン
する。また、和音が成立していない時は、NOの矢印に
従ってステップX2に戻る。この時は、押鍵の内、基準
となる音を1つ上の音に移行し、jを1に戻して同様の
手続を繰返す。このように、和音が成立しない時は、ル
ート音候補を変更して和音をサーチする。
【0100】なお、和音が検出されなくても、ある程度
和音を探した後は、次のステップに移行するようにして
もよい。
【0101】次に図7〜図10を参照して、3度系、2
度系、7度系、5度系の押鍵サーチ処理を説明する。
【0102】図7は、3度系押鍵サーチ処理のフローチ
ャートを示す。処理がスタートすると、ステップX21
において、フラグfindに0を設定する。次にステッ
プX22において、和音のルート音に想定した基準とな
る音高KEY(1)の4半音上(長3度上)のキーコー
ドを作り、サーチするキーを示すレジスタSKに格納す
る。ステップX23においては、このレジスタSKに合
致する押鍵があるか否かをキーバッファサーチによって
サーチする。キーバッファサーチについては後述する。
該当する押鍵が検出された時は、フラグfindが1に
設定される。次に、ステップX24において、フラグf
indが1か否かを判定する。フラグfindが1であ
れば、既に3度系押鍵が検出されたので、YESの矢印
に従って、レジスタSKに格納されているその音高を和
音構成音KEY3として採用する(ステップX31)。
検出されていない時は、NOの矢印に従ってステップX
25に進み、基準音KEY(1)+3(基準音の短3度
上)の音をサーチするキーを示すレジスタSKに格納す
る。このSKに対して、ステップX26でキーバッファ
サーチを行なう。該当音が検出された時は、フラグfi
ndが1にされる。続いて、ステップX27でフラグf
indが1か否かが判定される。findが1の時は、
該当音が検出されているので、YESの矢印に従ってそ
の音を和音構成音KEY3として採用する(ステップ3
1)。検出されていない時はステップX28に進み、K
EY(1)+5(基準音の増3度上)の音をサーチキー
を示すレジスタSKに格納し、このSKに基づいてステ
ップX29でキーバッファサーチを行なう。続いて、ス
テップX30でフラグfindが1か否かを判定する。
findが1であれば該当音が検出されているので、Y
ESの矢印に従ってその音を示すレジスタSKの値をレ
ジスタKEY3に格納する。検出されていない時は、そ
のままリターンする。
【0103】このようにして、3度系押鍵サーチにおい
ては基準音に対して長3度上の音、短3度上の音、増3
度上の音をサーチする。
【0104】図8は、2度系押鍵サーチ処理のフローチ
ャートを示す。ステップX32〜X39は、図7のステ
ップX21〜X27とX31に同等のステップである
が、2度系押鍵に対応し、サーチする音高はKEY
(1)+2およびKEY(1)+1である。すなわち、
基準音の長2度上の音、短2度上の音がサーチされる。
2度系押鍵が検出された時は、レジスタKEY2にその
音が格納される。
【0105】図9は、7度系押鍵サーチ処理のフローチ
ャートを示す。まず、ステップX41でフラグfind
を0に設定し、ステップX42、X43、X44で基準
音の長7度上の音をサーチし、該当する押鍵があればそ
の音をKEY7に格納する(ステップX51)。続い
て、ステップX45、X46、X47でKEY(1)+
11(基準音の増7度上の音)をサーチし、該当する音
があればその音をステップX51でレジスタKEY7に
格納する。また、ステップX48、X49、X50でK
EY(1)+9(基準音の短7度の音)をサーチして該
当する音があればステップX51でその音をレジスタK
EY7に格納する。その後、リターンする。
【0106】図10は、5度系押鍵サーチ処理のフロー
チャートを示す。まず、ステップX52でフラグfin
dに0を設定し、ステップX53、X54でKEY
(1)+7(基準音の完全5度上の音)をサーチし、該
当する音があれば検出フラグfindを1とし、このフ
ラグによって判別して(ステップX55)、その音高
(SKの値)をレジスタKEY7に格納する(ステップ
X62)。検出されなかった時は、KEY(1)+6
(基準音の短5度上の音)をサーチ対象としてサーチキ
ーレジスタに格納し(ステップX56)、キーバッファ
サーチを行ない(ステップX57)、検出結果をフラグ
findが1か否かで判定する(ステップX58)。検
出されている時はその音を示すSKの値をレジスタKE
Y7に格納する(ステップX62)。ステップX58で
も結果がNOの場合は、ステップX59に進み、KEY
(1)+8(基準音の増5度上の音)をサーチキーSK
に設定し、ステップX60でキーバッファサーチを行な
う。続いて、フラグfindが1か否を判定し(ステッ
プX61)、検出されていればYESの矢印に従ってサ
ーチキーを示すレジスタSKの値をレジスタKEY7に
格納する(ステップX62)。続いてリターンする。
【0107】このようにして、3度系、2度系、7度
系、5度系の関係を満たす押鍵がある時は、その押鍵を
検出する。
【0108】図7〜図10のフローチャートにおいて用
いられているキーバッファサーチを図11を参照して説
明する。
【0109】キーバッファサーチの処理がスタートする
と、ステップU1において、設定ルート音を示すカウン
タ1の1つ上の数i+1をサーチ用カウンタkに設定す
る。つまり、ルート音はサーチする必要がないので次の
押鍵からサーチする。次に、ステップU2において、k
番目の押鍵信号を示すキーバッファKB(k)がサーチ
キーSKと一致するか否かを判定する。
【0110】押鍵とサーチキーとが一致するする時は、
YESの矢印に従ってステップU5に移り、レジスタf
indに1を立て、リターンする。該当する押鍵がない
時は、NOの矢印に従ってステップU3に進み、カウン
タkの値を歩進させる。歩進させたkの値が最大値kM
を越えた時は、全ての押鍵をサーチし終わったことにな
るのでリターンする。最大値を越えていない時は、ステ
ップU2に戻り、同様の処理を繰返す。
【0111】次に図6のコード検出処理において行われ
るコード成立判定処理について説明する。
【0112】図12は、コード成立判定処理のフローチ
ャートを示す。この処理の前には、コード構成音候補と
なる音がレジスタ{KEY}に格納されている。
【0113】コード成立判定処理がスタートすると、ス
テップX65において、フラグCMPLTに0を格納す
る。また、ステップX66において、レジスタPTNに
0を格納する。このレジスタPTNは、12ビットレジ
スタであり、1オクターブの音域を12ビットの各ビッ
トに対応させたものである。また、ステップX67にお
いて、カウンタlに1を格納する。これらのステップに
よって準備段階が行なわれる。
【0114】ステップX68においては、注目する和音
構成音候補KEY(l)と、基準音KB(i)(ルート
音)との差を2を底とする指数に変換し、0にリセット
したレジスタPTNの値に加算し、新たなPTNの数と
する。すなわち、この数を2進数表記すると、12音階
表記の押鍵パターンが得られる。
【0115】次に、ステップX69において、カウンタ
lを歩進させ、ステップX70において、和音構成音と
して採用した配列KEYの最大値jよりカウンタ数lが
大きくなったか否かを判定する。lがjより大きくなっ
た時は、もはや候補音は存在しないので、ステップX7
1に進む。最大値を越えていない時は、ステップX68
にリターンする。このようにして、配列{KEY}の全
ての音に対し、ステップX68の処理をすることによ
り、全和音構成音候補のパターンに対応するレジスタP
TNの数値を得る。全ての配列{KEY}を取込んだ
後、ステップX71において、和音テーブル参照のため
のポインタkに0を格納する。和音テーブルには、考慮
すべき複数のコードパターン{CPTN(k)}が格納
されている。押鍵入力から判別して得た新たな和音候補
音パターンPTNがk番目のコードパターンCPTN
(k)と等しいか否かをk=1から順に判定する。等し
くない時は、NOの矢印に従って、ステップX73でポ
インタkを歩進し、kが和音テーブルの最大値24を越
えたか否かをステップX74で判定する。なお、和音テ
ーブルの最大値は24である必要はない。最大値を越え
ていない時は、ステップX72にリターンする。このよ
うにして、検出パターンPTNが和音テーブルのどれか
と等しいか否かが判定される。どれかのコードパターン
と等しい時は、ステップX72からステップX75に進
み、フラグCMPLTに1を格納する。全テーブルを参
照し終った時、または和音が成立した時はリターンす
る。
【0116】以上の種々の処理によって、図6に示すコ
ード検出処理が行なわれる。
【0117】次に、図5のステップT7で用いられる新
押鍵付加処理について説明する。この処理は押鍵された
キーコードに加えて、発音中の和音のキーコードを参照
するためのものである。
【0118】図13は、新押鍵付加処理のフローチャー
トを示す。新たな押鍵があると、その押鍵に対応した信
号がキーバッファKBにラッチされる。ステップY1に
おいて、カウンタmに1がセットされ、続いてステップ
Y2において、現在発生している和音のm番目の音KO
(m)(当初は最低音が選択される)が新たな押鍵によ
る配列KBの中にあるか否かが判定される。ある場合
は、同一音を重ねて採用する必要はないので、ただちに
mを歩進させる(ステップY6)。KO(m)が新たな
押鍵の配列KB中にない時は、NOの矢印に従い、ステ
ップY3に進み、KO(m)と半音関係の音が配列KB
の中にあるか否かが判定される。和音構成音として半音
関係の音は用いないため、半音関係の音がある時は、通
常旧音KO(m)は無視する。すなわち、ステップY4
において、KO(m)が和音のルート音であるか否かを
判定し、ルート音でなければ、KO(m)を無視し、新
たな押鍵による音を優先させる。
【0119】KO(m)がルート音である場合は、この
ルート音と新たな押鍵による音とを両方採用するためス
テップY5に進み、キーナンバーKNを1増大させ、K
O(m)の音をキーバッファKBのKN番目の音KB
(KN)として登録する。また、KO(m)と半音関係
の音がない時も、ステップY5に進んでこの音を採用
し、キーナンバーを1増大させる。
【0120】次に、ステップY6に進んでカウンタmを
歩進させ、最大値jを越えたか否かをステップY7で判
定する。最大値を越えていない時はステップY2にリタ
ーンする。最大値を越えた時は、ステップY8に進み、
配列KBを値の小さい順(音高の低い順)に並び変え
る。
【0121】すなわち、新押鍵付加処理によれば、現在
鳴っている和音と新たな押鍵による音との両方を考慮
し、所定の古い押鍵音は無視し、新たな和音を決定する
候補音を得る。
【0122】たとえば、ドミソを押鍵し、一旦Cメジャ
の和音を発生した後、ファの音を押鍵すると、ミとファ
は半音関係にあるので、古い押鍵ミが無視され、ドファ
ソが和音構成候補音となり、図23のコードテーブルか
ら判るように、Cサステイン4の和音が発生される。ま
た、最初にドミソを押鍵してCメジャの和音を発生した
後、シの音を押鍵すると、候補音としてドミソシとな
り、ドとシは半音関係にあるが、古い押鍵によるドの音
が和音のルート音であるため、このまま残され、ドミソ
シによるCメジャ7の和音が発生する。
【0123】以上の処理により、図5のABC・KON
処理が実行される。次に、図4中に含まれる他の処理で
あるKON処理およびKOFF処理について説明する。
【0124】図14は、KON処理を示すフローチャー
トである。この処理は、キーオンがあるが、ABCモー
ドが選択されていない時に行なわれる処理である。処理
がスタートすると、ステップT21において、フラグH
MNYが1か否かが判定される。
【0125】フラグHMNYが1でない時は、通常の押
鍵処理であり、次のステップT22において、空チャン
ネルをサーチし、ステップT23において空チャンネル
があるかないかを判定する。
【0126】空チャンネルがない時は、ステップT24
においていずれかの発音中チャンネルを終了させるトラ
ンケート処理を行ない、次のステップT25で該チャン
ネルにキーコードKCと音色TC(0)を出力する。
【0127】また、ステップT23において、空チャン
ネルがある場合には、ただちにステップT25に進み、
該チャンネルにキーコードKCと音色TC(0)を出力
する。このようにして、楽音発生がなされる。
【0128】また、フラグHMNYが1の時は、ハーモ
ニモードにあり、メロディ音と所定の関係にある音を付
加して発生させる処理を行なう。まず、ステップT26
で複数の押鍵が存在する時は、最高鍵を取出す。すなわ
ち、メロディ音は通常最高鍵の音であるからである。
【0129】続いて、ステップT27でハーモニモード
の数を格納するレジスタMDの値をレジスタnに格納す
る。続いて、ステップT28において、モード別のKO
N処理すなわち、MDnKON処理を行なう。このモー
ド別処理についてはその一例を後述する。
【0130】このようにして、キーオン処理が実行され
る。
【0131】図15は、モード別キー音処理の一例とし
てMD1KON処理のフローチャートを示す。メロディ
音および付加音用として第0〜第4の発音チャンネルが
用いられるものとする。すなわち、付加音を4音まで発
生できるものとする。
【0132】処理がスタートすると、ステップY11に
おいて第0〜第4発音チャンネルに発音停止情報を出力
し、現在鳴っている音をまず停止させる。
【0133】次に、ステップY12において、コードの
タイプに応じハーモナイズテーブルよりオフセット情報
OFS(1)〜OSS(4)、スレッショールド情報T
H(1)〜TH(4)、パンニング情報PAN(1)〜
PAN(4)、音色情報TC(1)〜TC(4)を得
る。続いて、ステップY13でカウンタpに1をセット
する。
【0134】次に、ステップY14において、押鍵のイ
ニシャルタッチITがp番目のスレッショールドTH
(p)より大きいか否かを判定する。イニシャルタッチ
の方が大きければYESの矢印に従ってステップY15
に進み、第p発音チャンネルに音色TC(p)、キーコ
ードKC+OFS(p)、パンニング位置PAN(p)
を出力する。このようにして、たとえばメロディ音より
も3度下の音や5度下の音等が所定の音色、定位で発生
する。
【0135】続いて、カウンタpを歩進し(ステップY
16)、ステップY16でカウンタ数pが5に達したか
否かを判定する。5に達していない時は、ステップY1
4に戻り、他の付加音発生処理を行なう。
【0136】また、イニシャルタッチITがスレッショ
ールドTHよりも大きくない時は、ステップY14のN
Oの矢印に従い、ステップY15をバイパスし、ステッ
プY16に進む。
【0137】カウンタ値pが5に達した時は、ステップ
Y18に進み、第0発音チャンネルにメロディ音の押鍵
に対応する音色TC(0)、キーコードKC、パンニン
グ位置0を出力する。すなわち、押鍵によるメロディ音
は中央から発音する。
【0138】以上、イニシャルタッチITがスレッショ
ールド値よりも大きい時に所定の付加音を発生させる場
合を説明したが、イニシャルタッチの代わりにアフタタ
ッチ等の情報を用いることもできる。また、スレッショ
ールド値よりも大きい場合に付随音を発生させる場合を
説明したが、ある領域に入る場合に付随音を発生させる
ようにすることもできる。また、特開平2−17369
7合公報等で公知の他のハーモニモードによる発音を行
なわせることもできる。
【0139】図16は、キーオフ処理のフローチャート
を示す。キーオフ処理がスタートすると、ステップT3
1において、ハーモニモードのフラグHMNYが1か否
かを判定する。フラグHMNYが1でない時は、ステッ
プT32に進み、キーオフに対応するキーオンKONが
あるか否かを判定する。対応するKONがある時は、該
チャンネルに離鍵情報を出力し、楽音発生を終了させる
(ステップT33)。対応KONがない時は、既に消音
処理がされているので、ただちにリターンする。
【0140】また、ハーモニモードが選択されている時
は、ステップT31のYESの矢印に従い、ステップT
34に進み、ハーモニモードのモードレジスタMDの値
をレジスタnに格納し、モード別KOFF処理(MDn
OFF)を行なう(ステップT35)。
【0141】図17は、モード別キーオフ処理の例とし
てMD1KOFF処理を示す。処理がスタートすると、
ステップY21において、第0〜第4発音チャンネルに
発音停止情報を出力する。このようにして、第0〜第4
発音チャンネルによる発音が停止する。その後、リター
ンする。
【0142】以上において、メイン処理ルーチンにおけ
る鍵処理ステップを説明したが、メイン処理には他にパ
ネル処理や操作子処理がある。
【0143】図18はパネル処理のフローチャートを示
す。操作パネル上には、図2に示すように、ABCキー
33、ハーモニキー34、テンポ設定キー32a、32
b、音色選択スイッチ群37、ABCスタイル選択スイ
ッチ群38、ハーモニモード選択スイッチ群39等のキ
ーが設けられている。これらのキー処理に応じてパネル
処理が行なわれる。
【0144】処理がスタートすると、ステップS31に
おいて、ABCキーが操作されたか否かが判定される。
ABCキーが操作された時は、ステップS32に進み、
ABC処理を行なう。ABCキー操作でない時は、ステ
ップS34に進み、ハーモニキーが操作されたか否かを
判定する。ハーモニキーが操作された時は、ステップS
35に進み、ハーモニ処理を行なう。
【0145】ハーモニキーの操作でもない時は、ステッ
プS36に進み、テンポ設定キーが操作されたか否かを
判定する。テンポ設定キーが操作された時は、ステップ
S37に進み、キーに応じ割込みインタバルを設定す
る。すなわち、テンポ設定キーは加速を示すキー32a
と減速を示す32bで構成され、そのキーに応じて割込
みインタバルが変化される。
【0146】テンポ設定キーの操作でもない時は、ステ
ップS38において、音色設定キーが操作されたか否か
を判定する。音色設定キーが操作された時は、ステップ
S39に進み、キーに応じた音色TC(0)を設定す
る。
【0147】音色設定キーの操作でもない時は、ABC
スタイル設定キーが操作されたか否かをステップS40
で判定する。ABCスタイル設定キーが操作された時
は、ステップS41に進み、キーに応じたスタイルを設
定する。
【0148】ABCスタイル設定キーの操作でもない時
は、ステップS42に進み、ハーモニスタイル設定キー
が操作されたか否かを判定する。ハーモニスタイル設定
キーが操作された時は、ステップS43に進み、キーに
応じたモードMDを設定する。上述のキー操作でない時
は、ステップS44でその他のキー処理を行なう。たと
えば、ビブラート等を指示するキー操作に対応する。
【0149】これらの処理の後、設定に応じパネル表示
を更新する(ステップS33)。このようにして、パネ
ル処理が行なわれる。
【0150】図19は、図18のステップS32に示す
ABC処理のフローチャートを示す。処理がスタートす
ると、ステップT41において、ABCフラグを反転さ
せる。すなわち、ABCフラグは0(オフ)と1(オ
ン)の値を交互に取る。ABCフラグが1の時は、伴奏
モードが選択されている。
【0151】次に、ステップT42において、全発音チ
ャンネルに発音停止情報を出力する。続いて、ステップ
T43において、フラグABCが1か否かを判定する。
フラグABCが1であれば、走行フラグRUNを−1に
設定し、待機状態としてリターンする。
【0152】ステップT43において、フラグABCが
1でない時は、ステップT45に進み、走行フラグRU
Nに0を設定し、ABC処理を行なわないよう処置した
後、リターンする。
【0153】図20は、図18のステップS35に示す
ハーモニ処理のフローチャートを示す。処理がスタート
すると、ステップT46において、フラグHMNYを反
転させる。このフラグHMNYも0(オフ)と1(オ
ン)の値を交互に取る。次にステップT47において、
全発音チャンネルに発音停止情報を出力する。その後リ
ターンする。
【0154】次に図25を参照し、図3のステップS2
0に示す操作子処理について説明する。
【0155】操作子処理がスタートすると、ステップS
51において、フットスイッチオンイベントがあるか否
かを判定する。フットスイッチオンイベントがある場合
は、YESの矢印に従ってステップS52に進み、フラ
グFSに1を格納し、フットスイッチがオンされている
ことを示す。フットスイッチオンイベントがない時は、
ステップS53に進み、フラグFSに0を格納し、フッ
トスイッチがオフされていることを示す。
【0156】以上により、図3に示すメイン処理につい
て説明した。ここで、メイン処理ルーチンと別途行なわ
れる割込み処理ルーチンについて説明する。
【0157】図21において、割込み処理がスタートす
ると、ステップU11において、まず割込み禁止を行な
う。続いて、ステップU12において、走行フラグRU
Nが伴奏モード待機中を示す−1か否かを判定する。
【0158】走行フラグRUNが−1の場合は、YES
の矢印に従ってステップU13に進み、和音のタイプや
伴奏のスタイル(ラテン系、ジャズ等)等に対応する基
本伴奏パターンからタイマカウントTCNTの位置のデ
ータを得る。このTCNTの位置のデータの例を図24
に示す。
【0159】次にステップU14において、タイマカウ
ントTCNTが0か否かを判定する。タイマカウント
は、たとえば0から31の値を取り、1小節を32分割
する。
【0160】TCNTが0の時は、ステップU15に進
み、データが現在発音中のデータのキーオンか否かを判
定する。すなわち、同じ音の継続発音であるが、小節の
初めなのでキーコードが与えられている場合を対象とす
る。YESであれば、改めて発音せずにステップU19
に進む。
【0161】ハーモニフラグHMNYが1でない時は、
ステップU20、U21をバイパスする。また、ステッ
プU14およびステップU15において、判定がNOの
時は、通常の発音をさせるため、まずステップU16に
進み、操作子(フットスイッチ)フラグFSが1か否か
を判定する。操作子フラグFSが1でない時は、ステッ
プU18に進み、和音のタイプおよびルート音、パート
に応じてデータを加工し発音する。フラグFSが1の時
は、ステップU17に進み、和音のタイプとルート音お
よびパートに応じてデータを加工し、さらに、図26に
示すようなテーブルを参照して特定音を変更した後、発
音する。その後、ステップU19に合流する。
【0162】ステップU19では、ハーモニフラグHM
NYが1か否かを判定する。ハーモニフラグHMNYが
1の場合は、ステップU20に進み、モードレジスタM
Dの値をレジスタNに格納し、次のステップU21でモ
ード別クロックルーチンを行なう。
【0163】モード別クロックルーチンは、たとえば図
22に示すように、各モードに応じて独立に実行され
る。
【0164】その後ステップU22に進み、タイマカウ
ントTCNTの値を歩進させ、ステップU23でタイマ
カウントTCNTが31を越えたか否かを判定する。T
CNTが31を越えている時は、TCNTを0にリセッ
トし(ステップU24)、割込みを再許可し(ステップ
U25)、割込み復帰する。
【0165】また、TCNTが31を越えていない時
は、ただちに割込みを再許可して(ステップU25)、
割込み復帰する。また、ステップU12において、走行
フラグRUNが−1でない時は、ただちに割込みを再許
可して割込み復帰する。
【0166】和音のタイプ、ルート音、パートに応じた
データ加工については、公知の技術を採用することがで
きる。
【0167】図23は、コードテーブルの例を示す。こ
のテーブルは番号Kを示す欄と、コードタイプCT
(k)を示す欄と、押鍵等に基づき検出した和音構成音
候補と比較する検出ルールとなるコードパターンCPT
N(k)の欄と、参照パターンの欄を含む。たとえば、
検出した和音構成音が12音階の表記で1−3−5であ
る時は、検出ルールのCPTN(k)のk=0に該当
し、コードタイプはM、参照パターンはメジャとなる。
ここで、この表によれば、参照パターンはメジャ、マイ
ナ、7th(セブンス)の3つに分けられている。
【0168】図24は、これらの参照パターンに応じて
設定される基本パターンの伴奏トラックを示す。メジャ
M、マイナm、セブンス7thのそれぞれに応じてタイ
マカウントTCNTが、t0からt31のパターン4
2、44、46が設定されている。これらに応じて伴奏
が行なわれる。
【0169】なお、参照パターンをM、m、7thに分
ける場合を説明したが、これらに分けず1つの伴奏トラ
ックを採用してもよい。また、伴奏トラックの数を任意
に設定してもよい。さらに、ワルツ、ポップス、ジャズ
ビッグバンド、ジャズカルテット、クラッシック、日本
民謡等のスタイルに応じて伴奏トラックを別個に用意し
てもよい。
【0170】図26は、特定音変換テーブルを示す。
【0171】たとえば、コードとしてC7thが選択さ
れている時、フットスイッチFSがオンされるとABC
パターン中の9th(C調ではDの音)を全てDbに変
換し、13th(C調ではAの音)を全てAbに変換す
る。これは高レベルのユーザを対象とした自動伴奏の1
形態である。なお、ペダルがオフの時は、ABCパター
ン中9th、13th等はそのまま出力する。
【0172】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
自動伴奏形態として上述のものの他、任意の形態を採用
することもできる。その他、高度な音楽的知識を有する
ユーザに対して、所望の伴奏形態を設定できるようにす
ること等もできる。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鍵盤の操作によって付加音を制御することができるた
め、演奏者の意志に基づいて変化のある演奏を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成のブロック図である。
【図2】 操作パネルの概略平面図である。
【図3】 メイン処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図4】 鍵処理ルーチンのフローチャートである。
【図5】 ABC・KON処理のフローチャートであ
る。
【図6】 コード検出処理のフローチャートである。
【図7】 3度系押鍵サーチ処理のフローチャートであ
る。
【図8】 2度系押鍵サーチ処理のフローチャートであ
る。
【図9】 7度系押鍵サーチ処理のフローチャートであ
る。
【図10】 5度系押鍵サーチ処理のフローチャートで
ある。
【図11】 キーバッファサーチ処理のフローチャート
である。
【図12】 コード成立判定処理のフローチャートであ
る。
【図13】 新押鍵付加処理のフローチャートである。
【図14】 KON処理のフローチャートである。
【図15】 MD1KON処理のフローチャートであ
る。
【図16】 KOFF処理のフローチャートである。
【図17】 MD1KOFF処理のフローチャートであ
る。
【図18】 パネル処理のフローチャートである。
【図19】 ABC処理のフローチャートである。
【図20】 ハーモニ処理のフローチャートである。
【図21】 割込み処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図22】 MD1CLK処理のフローチャートであ
る。
【図23】 コードテーブルの例である。
【図24】 基本パターンの伴奏トラックの概念図であ
る。
【図25】 操作子処理ルーチンのフローチャートであ
る。
【図26】 特定音変換テーブルの例である。
【符号の説明】
11…鍵盤、12…鍵盤インターフェイス、13…バ
ス、14…操作子、15…操作子インターフェイス、1
6…CPU、17…ROM、18…RAM、21…操作
パネル、22…パネルインターフェイス、23…音源、
24…サウンドシステム、25、26…スピーカ、31
…電源キー、32…テンポキー、33…ABCキー、3
4…ハーモニキー、35…表示器、37…音色選択スイ
ッチ群、38…ABCスタイル選択スイッチ群、39…
ハーモニモード選択スイッチ群

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作によって音高情報を出力するとともに
    操作の強さに応じてタッチ情報を出力する鍵盤と、 前記鍵盤の操作によって出力される音高情報を基に付加
    音の音高を決める付加音音高決定手段と、 前記鍵盤から出力されるタッチ情報によって発生する付
    加音の音数を決める付加音音数決定手段と、 前記鍵盤の操作に応じて出力される音高情報に基づいて
    楽音を発生させるとともに、前記付加音音数決定手段に
    よって決められた数の付加音を前記付加音音高決定手段
    で決められた音高で楽音を発生する楽音発生手段とを備
    えることを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】操作によって音高情報を出力するとともに
    操作の強さに応じてタッチ情報を出力する鍵盤と、 付加音音高設定手段及び付加音定位情報設定手段を有す
    る付加音情報設定手段であって、前記付加音音高設定手
    段は前記鍵盤の操作によって出力される音高情報を基に
    付加音の音高を決める付加音音高設定情報を設定する手
    段であり、前記付加音定位情報設定手段は前記鍵盤から
    出力されるタッチ情報によって発生する付加音の定位を
    決める定位情報を設定する手段である前記付加音情報設
    定手段と、 前記付加音情報設定手段によって設定された付加音に関
    する情報に基づいて付加音情報を出力する付加音情報出
    力手段と、 前記鍵盤の操作に応じて出力される音高情報に基づく楽
    音を発生するとともに、前記付加音情報出力手段によっ
    て出力された付加音情報に基づく楽音を前記定位情報に
    基づく定位で発生する楽音発生手段とを備えることを特
    徴とする電子楽器。
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