JP2642643B2 - 航跡表示装置 - Google Patents

航跡表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、自航跡を表示するとともに、巻網の投網
位置などを表示する航跡表示装置に関する。
(b)従来の技術 従来、船舶の航法援助装置として、自船の航跡を表示
する航跡表示装置が用いられている。この種の航跡表示
装置は、ロラン,デッカ,航法衛星などを用いて一定時
間毎に自船の位置を測位し、海図などとともにCRTなど
の画面上に表示するものである。
(c)発明が解決しようとする問題点 このような従来の航跡表示装置は、あらかじめ設定し
た航路上を航行する場合に非常に有効な装置であるが、
あくまでも自船の航跡が表示されるだけである。
ところで、網漁具を用いた漁法のうち特に巻網を用い
る漁法は、魚群を網で取り巻いて囲みを縮めて取るもの
であるため、巻網の総延長を円周とする航路上を航行し
て施網することが必要となる。ところが、従来の航跡表
示装置では自船の過去の航路が表示されるだけであるた
め、最適な投網コースに沿った操船を行うためには、経
験と高度な判断力が必要であった。たとえば、誤って網
の長さよりも大きな円を描いて操船すれば、最初に投網
した網の先端に到達せず、ロープを延長するなどの不都
合が発生したり、逆に、小さな円を描いて操船すれば、
網に弛みが生じ、網が絡まるという不都合があった。さ
らにこれらに伴って、意図した魚群が捕獲できないこと
が多かった。
この発明の目的は、巻網の最適な投網コースが予め表
示され、この表示に従って操船することによって、容易
に、かつ最適な投網作業を可能とした航跡表示装置を提
供することにある。
(d)問題点を解決するための手段 この発明の航跡表示装置は、自船位置を測定する測定
手段と、航跡を画面上に表示する航跡表示手段を備えた
航跡表示装置において、 潮流の流向と流速を測定する潮流計と、巻網の長さを
記憶する巻網長さ記憶手段と、この長さデータから、画
面上における巻網長さに相当する周囲を有し、自船位置
に接する略円形のマーク表示用データを生成するマーク
表示用データ生成手段と、該マーク表示用データを前記
潮流計の出力に基づいて漂流距離分減算して潮流による
影響分を修正したデータに変換する修正手段と、該修正
したマーク表示用データを投網のための航路データとし
て航跡表示手段に与え、画面上に航跡とともにマーク表
示を行うマーク表示制御手段と、を設けたことを特徴と
している。
(e)作用 この発明の航跡表示装置において、測位手段は自船位
置を測定し、航跡表示手段は航跡を画面上に表示する。
一方、巻網長さ記憶手段は巻網の長さを記憶し、マーク
表示データ生成手段は巻網長さのデータから、画面上に
おける巻網長さに相当する周囲を有し、自船位置に接す
る略円形のマーク表示用データを生成する。また、この
データは、潮流計からの出力に基づいて漂流すると思わ
れる距離分が減算されて潮流影響分が修正されたものと
なる。マーク表示制御手段はその修正されたマーク表示
用データを投網するための航路データとして航跡表示手
段に与えて、画面上に航跡とともに前記マークを表示す
る制御を行う。
このように巻網の長さに相当する周囲を有する略円形
のマークを自船位置に接して表示させた事により、この
マークに沿って操船することによって最適な投網を行う
事ができる。
(f)実施例 まず、この発明の実施例である航跡表示装置の典型的
な表示例を第6図(A),(B)に示す。(A)は投網
開始直前の表示例、(B)は投網途中の表示例である。
図においてWは自航跡、Sは現在の自船位置、Cは予定
航路を示している。このように所定の漁場へ到達して、
投網開始の指示を与えることによって、航行すべき予定
航路が表示され、その航路に沿って航行することによっ
て、巻網を略円形に投網することが出来る。
ただし上記の例は潮流や風の影響がない場合であり、
実際には投網された網が潮流や風によって漂流する。た
とえば第5図に示すようにCで示す円形の航路を航行し
つつ投網を行った場合、矢印Tの方向に潮流が流れてい
る場合、a0で投網した網は航行終了後b0に漂流し、a1で
投網した網は航行終了後b1まで漂流する。同様にしてa2
〜a7は航行終了後、b2〜b7まで漂流する。したがってこ
のまま航行終了後に網の先端に届かなくなるという不都
合がある。そこで、航行終了後に巻網が真円となるよう
に潮流や風による漂流距離を予め演算し、理想的な予定
航路を算出して表示する。
第1図はこの発明の実施例である航跡表示装置のブロ
ック図、第2図と第3図はその処理手順を表すフローチ
ャートである。第1図において1は水中に超音波を発射
し、所定水深からの水塊反射波と水底からの水底反射波
のそれぞれのドップラ周波数を測定し、その差によって
潮流の流向と流速を測定する潮流計である。2はロラ
ン,デッカ,航法衛星などを利用して船の位置を測定す
る測位位置である。3は一定時間毎に測定を行うための
タイミング信号などを発生するタイマ回路。4は投網の
開始や巻網の総延長などを設定する操作スイッチであ
る。6は全体の制御を行うCPUであり、7はその制御プ
ログラムを予め記憶するメモリ、8は制御プログラムの
実行に際して予定航路の算出などの演算を行うワーキン
グエリアとして用いられるメモリであり、その特定領域
が、この発明に係る巻網長さ記憶手段に相当する。5は
上記各種入力装置とCPU6とのインターフェイスを行う回
路であり、CPU6は必要なタイミングで各種データを読み
込み、処理を行う。10は表示用メモリであり、CPU6は表
示すべき内容をこのメモリに書き込む。12は海図と自航
跡および予定航路を表示するCRTである。11はマルチプ
レクサ9を介して表示用メモリ10の内容を順次読み出
し、表示信号を生成してCRT12へ供給する表示制御回路
である。13は予め利用する海域の海図データを記憶する
メモリである。
上記CPU6は、第2図に示すように、まず、投網を開始
する前は、自船位置を測位装置2から読み取り、画面上
の表示位置を算出して、表示用メモリ上に自船マークを
書き込む(n1〜n3)。つづいて潮流計1から潮流の流向
と流速を読み取る(n4)。操作スイッチ4の操作によっ
て、またはその他の漁撈機器類の制御信号から、投網が
開始されたことが判別されたら、予定航路の算出を行う
(n5→n6)。つづいて、算出された予定航路のCRT上の
表示装置を算出し、これの表示用メモリに書き込む(n7
→n8)。
上記ステップn6の具体的な算出手順は第3図に示すと
おりである。すなわち、まず、施網終了後の網の巻形状
(円)を巻網の長さデータから算出する(n61)。つづ
いて、巻網長さと船の水に対する相対速度から施網に必
要な時間を算出する(n62)。そして、上記網の巻形状
(円)の上を航行しつつ投網を行ったとした場合の施網
終了後の円の各点における網の漂流距離を算出する(n6
3)。これは網の各点の投網から施網終了までの時間と
流向および流速に基づいて算出することが出来る。さら
に、網の巻形状とn63で求めた網の漂流距離から予定航
路を算出する(n64)。すなわち、n61で始めに設定した
網の巻形状から漂流距離を減算(ベクトル減算)するこ
とによって潮流による影響を修正することができる。な
お、第2図と第3図におけるステップn8およびn64が、
この発明に係るマーク表示制御手段およびマーク表示デ
ータ生成手段に相当する。
第4図はCRTの表示例を表し、Wは自航跡、Cは予定
航路、Sは現在の自船位置を示している。Cで示すよう
に航行しつつ投網を行うことにより、施網終了時点で、
C′に示すように巻網は目的とする円形に施される。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、自航跡とともに、投
網すべき最適なコースが予定航路として予め表示される
ため、その予定航路にそって操船を行うことによって巻
網の長さの応じた施網を行うことができる。そして、巻
網の表示用データは、潮流による影響分が修正されたも
のとなるために、潮流の方向や大きさにかかわらず、航
行終了後の巻網は真円に近いものとなる。したがって網
の長さよりも大きな円を描いて航走した場合のロープの
延長や、小さな円を描いて航走したことによる網の弛み
や絡まりなどの不都合が生じることがなく、意図した魚
群を確実に捕獲することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である航跡表示装置のブロッ
ク図、第2図と第3図は同装置の処理手順を表すフロー
チャート、第4図は同装置の表示例を表す図、第5図は
予定航路と網の漂流との関係を表す図、第6図(A),
(B)は自航跡と予定航路との関係を説明するための図
である。 W……自航跡、C……予定航路(マーク表示)、C′施
網後の網形状、S……自船位置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自船位置を測定する測定手段と、航跡を画
    面上に表示する航跡表示手段を備えた航跡表示装置にお
    いて、 潮流の流向と流速を測定する潮流計と、巻網の長さを記
    憶する巻網長さ記憶手段と、この長さデータから、画面
    上における巻網長さに相当する周囲を有し、自船位置に
    接する略円形のマーク表示用データを生成するマーク表
    示用データ生成手段と、該マーク表示用データを前記潮
    流計の出力に基づいて漂流距離分減算して潮流による影
    響分を修正したデータに変換する修正手段と、該修正し
    たマーク表示用データを投網のための航路データとして
    航跡表示手段を与え、画面上に航跡とともにマーク表示
    を行うマーク表示制御手段と、を設けたことを特徴とす
    る航跡表示装置。
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JPS5871830A (ja) * 1981-10-21 1983-04-28 古野電気株式会社 巻網の網成表示装置
JPS59191167U (ja) * 1983-06-06 1984-12-18 海上電機株式会社 巻網用の表示装置
JPH0212622Y2 (ja) * 1986-06-06 1990-04-09

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