JP2641924B2 - 画像データ抽出装置 - Google Patents
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- JP2641924B2 JP2641924B2 JP63275405A JP27540588A JP2641924B2 JP 2641924 B2 JP2641924 B2 JP 2641924B2 JP 63275405 A JP63275405 A JP 63275405A JP 27540588 A JP27540588 A JP 27540588A JP 2641924 B2 JP2641924 B2 JP 2641924B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 画像データ抽出装置に係り、特に原稿に有彩色で印刷
された文字の記入枠内に黒色で記載された文字及び前記
記入枠に関するカラー画像データを出力する画像読み取
り部と、この画像データから色彩の違いにより記入枠に
関する画像データと文字に関する画像データとを分離し
て抽出する色識別部を備えた画像データ分離部とを有し
てなる画像データ抽出装置に関し、 画像読み取りの際に色ずれが発生したとしても、文字
周縁等に発生する有彩色が色ずれであるとして抽出する
ことをなくすることを目的とし、 上述のような画像データ抽出装置において、画像デー
タ分離部に上記色識別部において抽出した文字の輪郭の
周囲部分を有彩色禁止区域として特定する有彩色禁止区
域特定手段と、 抽出された有彩色部分の画像データから上記の有彩色
禁止区域にある有彩色部分を消去する消去手段とを備え
るものとして構成する。
された文字の記入枠内に黒色で記載された文字及び前記
記入枠に関するカラー画像データを出力する画像読み取
り部と、この画像データから色彩の違いにより記入枠に
関する画像データと文字に関する画像データとを分離し
て抽出する色識別部を備えた画像データ分離部とを有し
てなる画像データ抽出装置に関し、 画像読み取りの際に色ずれが発生したとしても、文字
周縁等に発生する有彩色が色ずれであるとして抽出する
ことをなくすることを目的とし、 上述のような画像データ抽出装置において、画像デー
タ分離部に上記色識別部において抽出した文字の輪郭の
周囲部分を有彩色禁止区域として特定する有彩色禁止区
域特定手段と、 抽出された有彩色部分の画像データから上記の有彩色
禁止区域にある有彩色部分を消去する消去手段とを備え
るものとして構成する。
本発明は、画像データ抽出装置に係り、特に原稿に所
定の有彩色で印刷した文字の記入枠内に黒色で記載され
た文字多び前記記入枠に関するカラー画像データを出力
する画像読み取り部とこの画像データから色彩の違いに
より記入枠と文字とに関する画像データを分離して抽出
する色識別部を備えた画像データ分離部とを有する文字
抽出装置に関する。
定の有彩色で印刷した文字の記入枠内に黒色で記載され
た文字多び前記記入枠に関するカラー画像データを出力
する画像読み取り部とこの画像データから色彩の違いに
より記入枠と文字とに関する画像データを分離して抽出
する色識別部を備えた画像データ分離部とを有する文字
抽出装置に関する。
このような画像データの抽出装置は例えば伝票の読み
取り装置として用いられる。伝票読み取り装置は、伝票
に印刷された記入枠内に記載された文字及び数字(以下
文字で代表する)を読み取るものである。この伝票の文
字の読み取りの際には、記入枠と文字に関する画像デー
タから文字に関する画像データを抽出して、この抽出し
た画像データから文字の認識を行なうようにしている。
このような文字に関する画像データの抽出に関しては記
入枠を特定の色彩(ドロップアウトカラーと称する)で
印刷し、この記入枠内に黒色で文字数字等を記載するよ
うにして、画像読み取りに際し上記の特定の色彩と同一
の色彩を有するフィルタを使用することにより、記入枠
に関する画像データを光学的に除去するようにしている
ものがある。
取り装置として用いられる。伝票読み取り装置は、伝票
に印刷された記入枠内に記載された文字及び数字(以下
文字で代表する)を読み取るものである。この伝票の文
字の読み取りの際には、記入枠と文字に関する画像デー
タから文字に関する画像データを抽出して、この抽出し
た画像データから文字の認識を行なうようにしている。
このような文字に関する画像データの抽出に関しては記
入枠を特定の色彩(ドロップアウトカラーと称する)で
印刷し、この記入枠内に黒色で文字数字等を記載するよ
うにして、画像読み取りに際し上記の特定の色彩と同一
の色彩を有するフィルタを使用することにより、記入枠
に関する画像データを光学的に除去するようにしている
ものがある。
しかし、このような方法では文字が記載される手段
(鉛筆、ボールペン等)の色彩と、記入枠を印刷した色
彩との特性に合せて使用するフィルタの特性を選択しな
ければならないし、また、伝票の種類によって記入枠を
印刷している色彩を異なるものとすれば、その都度フィ
ルタを変更しなければならないという煩わしさがある。
(鉛筆、ボールペン等)の色彩と、記入枠を印刷した色
彩との特性に合せて使用するフィルタの特性を選択しな
ければならないし、また、伝票の種類によって記入枠を
印刷している色彩を異なるものとすれば、その都度フィ
ルタを変更しなければならないという煩わしさがある。
そこで、本願出願人は伝票を読み取る際に画像を三原
色のカラーデータとして読み取り、このカラーデータを
色相H(Hue)、彩度S(Saturation)、明度V(Valu
e)の値に変換して、彩度の値により無彩色と有彩色と
に分離し、無彩色の輝度を文字の認識に使用する画像デ
ータの分離装置を提案している。この装置を用いること
により、記入枠の印刷に特定のドロップアウトカラーを
使用せずに任意の色彩を使用することができ、また、記
入枠の画像データを文字認識に積極的に利用でき、更に
伝票に、より多くの情報を記載し読み取ることができ更
に伝票に押印された印影を読み取ることができる等の利
点を有するものとすることができる。
色のカラーデータとして読み取り、このカラーデータを
色相H(Hue)、彩度S(Saturation)、明度V(Valu
e)の値に変換して、彩度の値により無彩色と有彩色と
に分離し、無彩色の輝度を文字の認識に使用する画像デ
ータの分離装置を提案している。この装置を用いること
により、記入枠の印刷に特定のドロップアウトカラーを
使用せずに任意の色彩を使用することができ、また、記
入枠の画像データを文字認識に積極的に利用でき、更に
伝票に、より多くの情報を記載し読み取ることができ更
に伝票に押印された印影を読み取ることができる等の利
点を有するものとすることができる。
従来、上述のような画像データ抽出装置として第5図
に示すものがある。この画像データ抽出装置は、三原
色、例えばR(Red),G(Green),B(Blue)のカラーデ
ータを出力する画像読み取り部40と、この画像読み取り
部40が出力したカラーデータから文字に関する画像デー
タと記入枠に関する画像データとを分離抽出して出力す
る画像データ分離部60とから構成してなるものである。
この例において画像読取部40は記入枠2が有彩色で記載
され、文字3が黒色で記載された原稿1のRGBのカラー
データを出力するもので、RGBに対応する3つのレンズ4
1,42,43、各原色に対応するフィルタ44,45,46、及び原
稿1の各画素における各原色の強度を検出するCCDライ
ンセンサ47,48,49、増幅器50,51,52及びアナログデータ
をディジタルデータに変換するアナログ/ディジタルコ
ンバータ(ADC)53,54,55とを備えたものである。そし
てこの出力は画像データ分離部60に入力され、文字に関
する画像データと記入枠に関する画像データとが分離し
て出力される。画像データ分離部60は画像読み取り部40
からのRGBのカラーデータからS(彩度)、V(明度)
及びH(色相)信号を出力するHSV変換回路61と、夫々
の信号を所定の閾値TS,TV,THと比較する第1乃至第3の
比較回路62,63,64と、これらの比較回路62,63,64からの
信号に基づき文字信号と記入枠信号とを発生する第1及
び第2のマルチプレクサ(MUX)65,66とで構成してな
る。第1の比較回路62は第6図に示すように、S(彩
度)信号を閾値TSと比較してS<TSであるときその画素
の色彩は無彩色であるとして“0"を、またS≧TSのとき
有彩色であるとして“1"を出力する。
に示すものがある。この画像データ抽出装置は、三原
色、例えばR(Red),G(Green),B(Blue)のカラーデ
ータを出力する画像読み取り部40と、この画像読み取り
部40が出力したカラーデータから文字に関する画像デー
タと記入枠に関する画像データとを分離抽出して出力す
る画像データ分離部60とから構成してなるものである。
この例において画像読取部40は記入枠2が有彩色で記載
され、文字3が黒色で記載された原稿1のRGBのカラー
データを出力するもので、RGBに対応する3つのレンズ4
1,42,43、各原色に対応するフィルタ44,45,46、及び原
稿1の各画素における各原色の強度を検出するCCDライ
ンセンサ47,48,49、増幅器50,51,52及びアナログデータ
をディジタルデータに変換するアナログ/ディジタルコ
ンバータ(ADC)53,54,55とを備えたものである。そし
てこの出力は画像データ分離部60に入力され、文字に関
する画像データと記入枠に関する画像データとが分離し
て出力される。画像データ分離部60は画像読み取り部40
からのRGBのカラーデータからS(彩度)、V(明度)
及びH(色相)信号を出力するHSV変換回路61と、夫々
の信号を所定の閾値TS,TV,THと比較する第1乃至第3の
比較回路62,63,64と、これらの比較回路62,63,64からの
信号に基づき文字信号と記入枠信号とを発生する第1及
び第2のマルチプレクサ(MUX)65,66とで構成してな
る。第1の比較回路62は第6図に示すように、S(彩
度)信号を閾値TSと比較してS<TSであるときその画素
の色彩は無彩色であるとして“0"を、またS≧TSのとき
有彩色であるとして“1"を出力する。
また、第2の比較回路63は信号V(明度)信号をTVと
比較して無彩色のうち文字と背景とを区別する。即ち、
第6図に示すようにV≧TVならば背景(白)として“0"
を出力し、またV<TVであるときには文字部分(黒)と
して“1"を出力する。また、第3の比較回路64はH(色
相)信号とTHとを比較して色相の区別を行なう。THの数
は識別すべき色相の数をnとしたときn−1必要となる
から、使用する伝票において使用する色相の数に応じて
決定されている。この例においては、第7図に示すよう
に、6色の識別を行なうために5つの閾値(T1〜T5)を
採用している。そして第1のマルチプレクサ65は第1の
比較回路62と第2の比較回路63の出力を受け、画像が無
彩色の黒であるときには“1"をまた、有彩色であるとき
には“0"を出力する。第2のマルチプレクサ66は色相に
応じた信号を出力する。
比較して無彩色のうち文字と背景とを区別する。即ち、
第6図に示すようにV≧TVならば背景(白)として“0"
を出力し、またV<TVであるときには文字部分(黒)と
して“1"を出力する。また、第3の比較回路64はH(色
相)信号とTHとを比較して色相の区別を行なう。THの数
は識別すべき色相の数をnとしたときn−1必要となる
から、使用する伝票において使用する色相の数に応じて
決定されている。この例においては、第7図に示すよう
に、6色の識別を行なうために5つの閾値(T1〜T5)を
採用している。そして第1のマルチプレクサ65は第1の
比較回路62と第2の比較回路63の出力を受け、画像が無
彩色の黒であるときには“1"をまた、有彩色であるとき
には“0"を出力する。第2のマルチプレクサ66は色相に
応じた信号を出力する。
ところで、上述のような画像データ抽出装置にあって
画像の入力は各CCDラインセンサで主走査方向に走査す
る他、この主走査方向に垂直な方向に副走査する必要が
ある。このような原稿の副走査は実際にはガラス平板の
原稿台に下向きに伝票をおいて、原稿台の下側より光学
系を移動させて副走査を行なう形式のフラットベッドス
キャナが用いられることが多い。ところが、このような
フラットベッドスキャナにあっては、光学系を大きく移
動させなければならないため、精度を保ちにくく、画像
読み取り部40からの3つのRGBカラーデータ間に1画素
乃至数画素のずれが発生する場合がある。するとRGBカ
ラーデータのバランスが取られているはずの無彩色の部
分の縁部では、カラーデータのバランスが変化してしま
い有彩色として認識されてしまうこととなる。これは例
えば第8図に示すように黒色である文字70の周縁71,72
に顕著にあらわれ、この部分を有彩色と認識すると、第
9図に示すように文字の記入枠73とこの有彩色部分74と
を合せた部分を記入枠と認識してしまい記入枠に関する
情報を文字認識のデータとすることはできなくなる。
画像の入力は各CCDラインセンサで主走査方向に走査す
る他、この主走査方向に垂直な方向に副走査する必要が
ある。このような原稿の副走査は実際にはガラス平板の
原稿台に下向きに伝票をおいて、原稿台の下側より光学
系を移動させて副走査を行なう形式のフラットベッドス
キャナが用いられることが多い。ところが、このような
フラットベッドスキャナにあっては、光学系を大きく移
動させなければならないため、精度を保ちにくく、画像
読み取り部40からの3つのRGBカラーデータ間に1画素
乃至数画素のずれが発生する場合がある。するとRGBカ
ラーデータのバランスが取られているはずの無彩色の部
分の縁部では、カラーデータのバランスが変化してしま
い有彩色として認識されてしまうこととなる。これは例
えば第8図に示すように黒色である文字70の周縁71,72
に顕著にあらわれ、この部分を有彩色と認識すると、第
9図に示すように文字の記入枠73とこの有彩色部分74と
を合せた部分を記入枠と認識してしまい記入枠に関する
情報を文字認識のデータとすることはできなくなる。
そこで本発明は画像読み取りの際に色ずれが発生した
としても文字周縁等に発生する有彩色が記入枠であると
して抽出することのない画像データの抽出装置を提供す
ることを目的とする。
としても文字周縁等に発生する有彩色が記入枠であると
して抽出することのない画像データの抽出装置を提供す
ることを目的とする。
本発明にあって、上記の課題を解決するための手段
は、第1図に示すように、原稿1に有彩色で印刷された
文字記入枠2内に黒色で記載された文字3及び前記記入
枠2に関するカラー画像データを出力する画像読み取り
部4と、この画像データから色彩の違いにより記入枠2
に関する画像データと文字3に関する画像データとを分
離して抽出する色識別部5を備えた画像データ分離部6
とを有してなる画像データ抽出装置において、上記色識
別部6において抽出した文字の輪郭の周囲部分を有彩色
禁止区域として特定する有彩色禁止区域特定手段7と、
抽出された有彩色部分の画像データから上記の有彩色禁
止区域にある有彩色部分を消去する消去手段8とを備え
たことである。
は、第1図に示すように、原稿1に有彩色で印刷された
文字記入枠2内に黒色で記載された文字3及び前記記入
枠2に関するカラー画像データを出力する画像読み取り
部4と、この画像データから色彩の違いにより記入枠2
に関する画像データと文字3に関する画像データとを分
離して抽出する色識別部5を備えた画像データ分離部6
とを有してなる画像データ抽出装置において、上記色識
別部6において抽出した文字の輪郭の周囲部分を有彩色
禁止区域として特定する有彩色禁止区域特定手段7と、
抽出された有彩色部分の画像データから上記の有彩色禁
止区域にある有彩色部分を消去する消去手段8とを備え
たことである。
本発明によれば、有彩色禁止区域特定手段は文字の外
側の周囲を有彩色禁止区域として特定し、消去手段は抽
出された有彩色部分から上記の有彩色禁止区域にある有
彩色部分を消去するから、例え色ずれが発生しても、文
字の周囲に発生する有彩色部分を記入枠として認識する
ことはなくなる。
側の周囲を有彩色禁止区域として特定し、消去手段は抽
出された有彩色部分から上記の有彩色禁止区域にある有
彩色部分を消去するから、例え色ずれが発生しても、文
字の周囲に発生する有彩色部分を記入枠として認識する
ことはなくなる。
以下本発明に係る画像データ抽出装置の実施例を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第2図乃至第4図は本発明に係る画像データ抽出装置
の実施例を示すものである。本実施例において、画像読
取部は従来で示したものと同一であるので、図示及び説
明は省略する。本実施例において、画像データ分離装置
には従来と同様にHSV変換回路10及び第1図乃至第3の
比較回路11,12,13を有している。そしてこの実施例にお
いては、黒色で記載され、抽出された文字を構成すると
して抽出した画素の外側の1画素を選択し、その選択し
た画素について“0"その他の画素について“1"を出力す
る有彩色禁止区域特定手段としてのエッジ判定回路9
と、このエッジ判定回路9の出力と彩度に関する閾値を
比較した比較回路12の出力との論理積を出力する消去手
段としてのアンド回路30とを備えている。そして本実施
例においてエッジ判定回路9は9台のレジスタ17〜25と
2台のラインメモリ26,27と判定回路28とからなる。即
ち、レジスタは3つずつ3段に形成され、第2段のレジ
スタ20,21,22及び第3段のレジスタ23,24,25の前段には
夫々ラインメモリ26,27を設けるものとしている。尚、
図中メモリ29はエッジ判定回路9の出力と比較回路12の
出力との同期を取るためのラインメモリである。
の実施例を示すものである。本実施例において、画像読
取部は従来で示したものと同一であるので、図示及び説
明は省略する。本実施例において、画像データ分離装置
には従来と同様にHSV変換回路10及び第1図乃至第3の
比較回路11,12,13を有している。そしてこの実施例にお
いては、黒色で記載され、抽出された文字を構成すると
して抽出した画素の外側の1画素を選択し、その選択し
た画素について“0"その他の画素について“1"を出力す
る有彩色禁止区域特定手段としてのエッジ判定回路9
と、このエッジ判定回路9の出力と彩度に関する閾値を
比較した比較回路12の出力との論理積を出力する消去手
段としてのアンド回路30とを備えている。そして本実施
例においてエッジ判定回路9は9台のレジスタ17〜25と
2台のラインメモリ26,27と判定回路28とからなる。即
ち、レジスタは3つずつ3段に形成され、第2段のレジ
スタ20,21,22及び第3段のレジスタ23,24,25の前段には
夫々ラインメモリ26,27を設けるものとしている。尚、
図中メモリ29はエッジ判定回路9の出力と比較回路12の
出力との同期を取るためのラインメモリである。
また、比較回路は各レジスタ17〜25の値が第3図
(1)(2)(3)(4)を満足する条件の時信号“0"
をまた、それ以外の時には信号“1"を出力する。即ちレ
ジスタ21に格納された着目画素が白画素であって、且
つ、その着目画素の周囲の4位置に1つでも黒画素が存
在する場合には、その画素を、文字を構成する画素周縁
の1画素分のエッジであるとして有彩色禁止区域として
信号“0"を出力するのである。尚、第3図中の画素中に
おいて“X"を記載した部分はどのような値が来ても関係
ないということを示している。この判定回路はROM上の
テーブルを用いて実現することができ、必要となる容量
は例えば512w×1bit程度である。
(1)(2)(3)(4)を満足する条件の時信号“0"
をまた、それ以外の時には信号“1"を出力する。即ちレ
ジスタ21に格納された着目画素が白画素であって、且
つ、その着目画素の周囲の4位置に1つでも黒画素が存
在する場合には、その画素を、文字を構成する画素周縁
の1画素分のエッジであるとして有彩色禁止区域として
信号“0"を出力するのである。尚、第3図中の画素中に
おいて“X"を記載した部分はどのような値が来ても関係
ないということを示している。この判定回路はROM上の
テーブルを用いて実現することができ、必要となる容量
は例えば512w×1bit程度である。
次に本実施例に係る画像データ抽出装置の作動を説明
する。マルチプレクサ16からの出力は次々にレジスタに
入力され2つのラインメモ26,27を経て最初のデータが
第9のレジスタに入力された段階で注目画素のデータ第
5のレジスタ25に格納されその周囲のデータが他のレジ
スタ17〜20,22〜25に格納される。この各レジスタ17〜2
5の値を判定回路28で上述した論理により判定して“0"
または“1"を出力する。そして、この結果とラインメモ
リ29で同期された記入枠に関する画像データとの論理積
を取ることにより、1画素分の処理は終了する。そして
順次画像データを入力することにより1画面についての
処理を実行する。この処理を画像全体でとらえた状態で
説明すれば、第4図に示すように有彩色の記入枠82と黒
色の文字81を記載した画像80は、文字84を表示する無彩
色部分83と、記入枠86及び文字周縁の色ずれ部分85を含
む有彩色部分85に分離される。そしてエッジ判定回路で
文字の外周縁1画素分を抽出してこの部分を有彩色禁止
部分88として“0"を割り付ける。アンドゲートでこの信
号の有彩色部分の信号との論理積をとり、色ずれ部分を
取り除き記入枠に関する画像データ86のみ出力するので
ある。従って、本実施例によればカラーデータの読み取
りにおいて色ずれが発生したとしても記入枠以外の文字
の周縁に発生する有彩色部分については除去することが
できるため、記入枠に関する画像データを正しく得るこ
とができ、この記入枠に関する画像データを文字認識等
に利用することができるものとすることができる。
する。マルチプレクサ16からの出力は次々にレジスタに
入力され2つのラインメモ26,27を経て最初のデータが
第9のレジスタに入力された段階で注目画素のデータ第
5のレジスタ25に格納されその周囲のデータが他のレジ
スタ17〜20,22〜25に格納される。この各レジスタ17〜2
5の値を判定回路28で上述した論理により判定して“0"
または“1"を出力する。そして、この結果とラインメモ
リ29で同期された記入枠に関する画像データとの論理積
を取ることにより、1画素分の処理は終了する。そして
順次画像データを入力することにより1画面についての
処理を実行する。この処理を画像全体でとらえた状態で
説明すれば、第4図に示すように有彩色の記入枠82と黒
色の文字81を記載した画像80は、文字84を表示する無彩
色部分83と、記入枠86及び文字周縁の色ずれ部分85を含
む有彩色部分85に分離される。そしてエッジ判定回路で
文字の外周縁1画素分を抽出してこの部分を有彩色禁止
部分88として“0"を割り付ける。アンドゲートでこの信
号の有彩色部分の信号との論理積をとり、色ずれ部分を
取り除き記入枠に関する画像データ86のみ出力するので
ある。従って、本実施例によればカラーデータの読み取
りにおいて色ずれが発生したとしても記入枠以外の文字
の周縁に発生する有彩色部分については除去することが
できるため、記入枠に関する画像データを正しく得るこ
とができ、この記入枠に関する画像データを文字認識等
に利用することができるものとすることができる。
尚上記の実施例においては記入枠の色は特に複数とは
しなかったが、多色の記入枠について色わけして出力を
得たい場合には、各色について同様の処理を行なうよう
にすればよい。また各有彩色の記入枠の色ずれを防ぐた
め内周1画素分を有彩色の判定から除くことも有効であ
る。
しなかったが、多色の記入枠について色わけして出力を
得たい場合には、各色について同様の処理を行なうよう
にすればよい。また各有彩色の記入枠の色ずれを防ぐた
め内周1画素分を有彩色の判定から除くことも有効であ
る。
さらに、上記の実施例のおいては、色ずれが文字の周
囲1画素の範囲で発生することを仮定して構成したが、
この画素幅はエッジ判定回路の設定を変更することによ
り任意に変更することができる。
囲1画素の範囲で発生することを仮定して構成したが、
この画素幅はエッジ判定回路の設定を変更することによ
り任意に変更することができる。
以上説明したように、本発明によれば画像データ抽出
装置の画像データ分離部に色識別部において抽出した文
字の輪郭の周囲部分を有彩色禁止区域として特定する有
彩色禁止区域特定手段と、抽出された有彩色部分の画像
データから上記の有彩色禁止区域にある有彩色部分を消
去する消去手段とを設けるようにしたから、画像読み取
りの際に色ずれが発生したとしても、文字周縁等に発生
する有彩色が記入枠であるとして抽出することなく、記
入枠に関する画像データを正しく得ることができ、この
記入枠に関する画像データを文字認識等に利用すること
ができるという効果を奏する。
装置の画像データ分離部に色識別部において抽出した文
字の輪郭の周囲部分を有彩色禁止区域として特定する有
彩色禁止区域特定手段と、抽出された有彩色部分の画像
データから上記の有彩色禁止区域にある有彩色部分を消
去する消去手段とを設けるようにしたから、画像読み取
りの際に色ずれが発生したとしても、文字周縁等に発生
する有彩色が記入枠であるとして抽出することなく、記
入枠に関する画像データを正しく得ることができ、この
記入枠に関する画像データを文字認識等に利用すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の原理図、第2図は本発明に係る画像デ
ータ抽出装置の実施例を示すブロック図、第3図(1)
(2)(3)(4)は第2図に示した判定回路の判定論
理を示す図、第4図は第2図に示した画像データ抽出回
路の全体の処理の流れを示す図、第5図は従来の画像デ
ータ抽出装置を示すブロック図、第6図はHSV表色系で
の色の分布を示す図、第7図は色相の分布と色相を分割
する閾値を示す図、第8図及び第9図は従来の不具合を
示すための説明図である。 1……原稿 2……記入枠 3……文字 4……画像読み取り部 5……色識別部 6……画像データ分離部 7……有彩色禁止区域特定部 8……消去手段
ータ抽出装置の実施例を示すブロック図、第3図(1)
(2)(3)(4)は第2図に示した判定回路の判定論
理を示す図、第4図は第2図に示した画像データ抽出回
路の全体の処理の流れを示す図、第5図は従来の画像デ
ータ抽出装置を示すブロック図、第6図はHSV表色系で
の色の分布を示す図、第7図は色相の分布と色相を分割
する閾値を示す図、第8図及び第9図は従来の不具合を
示すための説明図である。 1……原稿 2……記入枠 3……文字 4……画像読み取り部 5……色識別部 6……画像データ分離部 7……有彩色禁止区域特定部 8……消去手段
Claims (1)
- 【請求項1】原稿(1)に有彩色で印刷された文字の記
入枠(2)内に黒色で記載された文字(3)及び前記記
入枠(2)に関するカラー画像データを出力する画像読
み取り部(4)と、この画像データから色彩の違いによ
り記入枠(2)に関する画像データと文字(3)に関す
る画像データとを分離して抽出する色識別部(5)を備
えた画像データ分離部(6)とを有してなる画像データ
抽出装置において、 上記画像データ分離部には色識別部(6)において抽出
した文字の輪郭の周囲部分を有彩色禁止区域として特定
する有彩色禁止区域特定手段(7)と、 抽出された有彩色部分の画像データから上記の有彩色禁
止区域にある有彩色部分を消去する消去手段(8)とを
備えたことを特徴とする画像データ抽出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275405A JP2641924B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 画像データ抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63275405A JP2641924B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 画像データ抽出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02121069A JPH02121069A (ja) | 1990-05-08 |
JP2641924B2 true JP2641924B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=17555039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63275405A Expired - Fee Related JP2641924B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 画像データ抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2641924B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2746692B2 (ja) * | 1989-10-09 | 1998-05-06 | 富士通株式会社 | 色画像データ処理装置 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63275405A patent/JP2641924B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02121069A (ja) | 1990-05-08 |
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