JP2641863B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2641863B2
JP2641863B2 JP62129694A JP12969487A JP2641863B2 JP 2641863 B2 JP2641863 B2 JP 2641863B2 JP 62129694 A JP62129694 A JP 62129694A JP 12969487 A JP12969487 A JP 12969487A JP 2641863 B2 JP2641863 B2 JP 2641863B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は回転記録媒体としてのディスクを着脱可能に
装填し、記録または再生ヘッドにより前記ディスクに情
報の記録または再生を行なうディスク装置に関するもの
である。
[従来の技術] この種の装置として例えばフレキシブルな回転磁気記
録媒体としてのフロッピーディスクに情報の記録または
再生を行なうフロッピーディスクドライブ装置(以下FD
Dと呼ぶ)がある。例えば3.5インチ用のFDDの場合ディ
スクはカセットに回転可能に収容され、カセットごと用
いられる。ディスクはFDDのフロントパネルに設けられ
たディスク挿入口からカセットごと挿入してFDDに装填
される。そしてフロントパネルに設けられたイジェクト
ボタンを操作することによりディスクがFDDから排出さ
れるようになっている。
そしてFDDではディスクの装填、排出に伴って磁気ヘ
ッドをディスクに接触して記録再生が可能な位置に接近
させる動作と、ディスクから離れた退避位置に離間させ
る動作を行なうヘッドロード機構が設けられるのが一般
的である。又FDDでは記録再生中にイジェクトボタンが
誤って操作され、ディスクが誤って排出されてデータが
破壊されるなどの不都合が生じるのを防ぐためにイジェ
クトボタンをロックするボタンロック機構を設けた構造
が採用されている。
従来のFDDではヘッドロード機構とボタンロック機構
が別々に独立して設けられている。
[発明が解決しようとする問題点] ところがこのようにヘッドロード機構とボタンロック
機構が別々に独立して設けられる構造によると、それぞ
れの機構についてスペースを必要とするのでFDD全体の
小型化に対する障害となる。また部品点数が多く必要で
コストが高くつくという問題があった。
[問題点を解決するための手段] このような問題点を解決するために本発明によれば、 回転記録媒体としてのディスクに記録または再生ヘッ
ドにより情報の記録または再生を行なうディスク装置に
おいて、 ヘッドロード部材の駆動により前記ディスクに対し前
記ヘッドを接近または離間させるヘッドロード機構と、 ディスク装置から前記ディスクを排出するための操作
ボタンに結合されたスライド部材に対しロック部材を係
合させて前記操作ボタンをロックするボタンロック機構
を備え、 前記ヘッドロード部材を動作させる駆動部と前記ロッ
ク部材を動作させる駆動部とを有する単一の回動部材が
前記2つの機構の駆動力伝達系に共用されるように設け
られ、 前記回動部材の一方向への回動に連動して、前記ヘッ
ドロード部材が前記ヘッドをディスクに接近させるよう
に駆動されるとともに、前記ロック部材が前記スライド
部材に係合するように駆動され、 前記回動部材の前記一方向と逆方向への回動に連動し
て、前記ヘッドロード部材が前記ヘッドをディスクから
離間させるように駆動されるとともに、前記ロック部材
が前記スライド部材との係合が外れるように駆動される
ように構成した。
[作用] このような構成によれば、回動部材を一方向ないし逆
方向へ回動させることにより、それに連動してヘッドロ
ード部材とロック部材が駆動され、ディスクに対する記
録または再生ヘッドの接近ないし離間と、スライド部材
に対するロック部材の係合による操作ボタンのロックな
いしロック解除を行なうことができる。この単一の回動
部材をヘッドロード機構とボタンロック機構の駆動力伝
達系で共用することにより、スペースを省け、ディスク
装置の小型化が図れるとともに、部品点数を削減でき、
コストダウンを図れる。
[実施例] 以下添付した図面を参照して本発明の実施例の詳細を
説明する。
まず第1図〜第3図は本発明の実施例による3.5イン
チ用のFDDにおけるボタンロック機構とヘッドロード機
構に係る構造を説明するものである。第1図は主にヘッ
ドロード機構とディスク排出機構の操作駆動部材として
のスライドプレートとその周辺の構造を示すFDD下部の
平面図である。又第2図はヘッドロード機構とボタンロ
ック機構の構造を示すFDDの要部の平面図である、第3
図は同じ要部の一部を破断状態で示す側面図である。
第1図において符号1で示すものはFDDの全体を支持
するベースであり、ベース1の前端にはフロントパネル
2が固定されている。フロントパネル2には不図示のデ
ィスク挿入口が形成されており、この挿入口を介してデ
ィスクを収容したディスクカセットがFDDに挿入される
ようになっている。そしてディスク挿入口の後方には第
2図に一部をのみを示すカセットガイド19が配置されて
おり、このカセットガイド19により挿入されたディスク
カセットが装填位置へ摺動可能に案内され、保持される
ようになっている。カセットガイド19は昇降可能に設け
られており、不図示のバネにより下方向へ付勢されてい
る。カセットガイド19の奥側の端部の両外側には第3図
に符号20で示すローラが設けられている。ローラ20はFD
Dのベース1に固定された支持部材21に形成された溝21a
に摺動可能に嵌合されており、これによりカセットガイ
ド19の昇降が案内されるようになっている。
一方第1図に示すFDDの下部には、上述した操作駆動
部材としてのスライドプレート4がカセットガイド19と
対向して設けられている。スライドプレート4にはフロ
ントパネル2に遊嵌されたディスクカセットを排出する
ためのイジェクトボタン3が結合されており、イジェク
トボタン3を介してスライドプレート4が操作されるよ
うになっている。
スライドプレート4は全体としてコの字形に形成され
ており、FDDの中央部において不図示のディスクを回転
駆動するスピンドルモータのディスク保持部であるスピ
ンドルハブ5をよけるための切り欠きが形成されてい
る。そしてスライドプレート4は5ケ所に形成された長
穴4aをディスクカセット位置決め用の位置決めピン6,
6、ディスクカセットスライドプレート案内用ピン7,7及
びピン8に摺動可能に嵌合して矢印A,B方向、即ちディ
スクカセットの挿入、排出方向へ可動に設けられてい
る。又スライドプレート4はスプリング9,9により矢印
B方向、即ちディスクカセットの排出方向へ付勢されて
いる。
一方スライドプレート4の第1図中左側の先端部には
イジェクトボタン3をA方向へ押しスライドプレート4
を同方向へ移動させてディスクカセットが排出された初
期状態においてスライドプレート4を係止するために、
L字形の穴4bが形成されており、その近傍のベース1上
には係止レバー10が設けられている。係止レバー10はピ
ン11を支点として回動可能に設けられており、不図示の
バネにより第1図中矢印で示すように時計方向へ付勢さ
れている。ほぼL字形に形成された係止レバー10の一方
の腕の先端の下面にはピン12が穴4bと係合するように植
設されており、他方の腕の先端の上面にはピン13が植設
されている。
第1図に示す状態からイジェクトボタン3をA方向に
押圧してスライドプレート4をA方向に移動させると、
穴4bの右側の屈曲部分がピン12の脇まで来た時に係止レ
バー10が時計回りに回動し、ピン12が穴4bの右側の屈曲
部分に入り込む。そしてイジェクトボタン3を離すとス
プリング9の引張力によりスライドプレート4はB方向
へ移動しようとするが、穴4bの上述の屈曲部分のヘリが
ピン12に当接して係止される。この状態が初期状態であ
る。
そしてディスクカセットの挿入時にはディスクカセッ
トのほぼ全部が挿入された時点でカセットによりピン13
が押圧され係止レバー10が不図示のバネの付勢力に抗し
て反時計方向へ回動される。そしてピン12が穴4bの右側
の屈曲部分から抜け出てピン12による係止が外れ、スラ
イドプレート4はスプリング9の引張力により矢印B方
向へ図示の位置まで移動されるようになっている。
一方スライドプレートの第1図中左右の両側の縁は側
板として立ち上げられている。そして第1図中右側の側
板4cの先端には、後述するH板22の第1のローラ25を押
し上げるための爪4dが形成されている。又側板4cにおい
て爪4dの近傍には第3図〜第6図に示すように傾斜した
長溝4eが形成されている。この長溝4eには先述したカセ
ットガイド19のローラ20が嵌合されており、後述のよう
にスライドプレート4の動作に伴って長溝4eを介してロ
ーラ20が押し上げられ、カセットガイド19が押し上げら
れるようになっている。
更にスライドプレート4の第1図中右側の先端部の爪
4dの内側近傍には、スライドプレート4のロック即ちイ
ジェクトボタン3のロックを行なうための爪4f,4gが形
成されている。爪4f,4gの先端部はL字形に屈曲されて
いる。
そして爪4f,4gの前方の近傍には爪4f,4gと係合するこ
とによりスライドプレート4をロックしイジェクトボタ
ン3をロックするためのロック板14が設けられている。
ロック板14の爪4f,4gと係合する先端部はL字形に屈曲
されている。そしてロック板14はネジ16でベース1上に
固定されるロック板支え15により支持される。即ちロッ
ク板14の後端部の両側に形成された突片14b,14cのそれ
ぞれを、ロック板支え15の後端部の両側において第3図
に示すように立ち上げられた側板15a,15aに形成された
長穴15bにクリアランスを持って遊嵌することにより、
ロック板14はベース1上でほぼ水平に支持され、かつ所
定の角度の範囲内で上下方向に回動可能に支持されてい
る。そしてロック板14は第3図に示すコイルスプリング
17により上方へ付勢されている。なおこのコイルスプリ
ング17のバネ力は、後述するヘッドロードアーム34を付
勢するスプリング36のバネ力と、ヘッドアーム37を付勢
するスプリング39のバネ力を合わせたものより小さく設
定される。
更にロック板14の穴14aを通して、第1図に符号18で
示す緩衝軸がベース1に植設される。この緩衝軸18はロ
ック板14がスライドプレート4の爪4f,4gと係合し、ス
ライドプレート4をロックしている時に、スライドプレ
ート4側からロック板14に力が加えられた時にその力を
受け止め、その力がロック板14の支持部に加わるのを防
ぎ、緩衝するためのものである。
次に第2図及び第3図に示すようにロック板14の奥側
の近傍には、ヘッドロード機構とボタンロック機構の共
通の駆動源としてソレノイド32が設けられている。ソレ
ノイド32の駆動軸であるプランジャ33はソレノイドに付
設された不図示のバネによりソレノイド32から突き出す
矢印C方向へ付勢されており、ソレノイド32の通電、励
磁により吸引されてD方向へ駆動されるようになってい
る。
更にロック板14の上方にはソレノイド32により駆動さ
れてロック板14と後述のヘッドロードアーム34を操作す
る駆動部材としてH板22が設けられている。H板22は上
方から見てほぼH形状に形成されており、その真ん中の
橋渡しをする部分にはプランジャ33に当接するストッパ
24が突設されている。そしてH板22はロック板14上で支
軸23を支点として回動可能に設けられており、第1〜第
3のローラ25〜27を回転可能に支持している。
このうち第1のローラ25は後述するようにスライドプ
レート4のA,B方向への動作に応じてスライドプレート
4の爪4dと当接し得るように配置されている。又第2の
ローラ26はH板22の回動に伴ってロック板14に当接し、
これを押圧し得るように配置されている。
次に第3のローラ27はH板22に対して調整アーム28を
介して高さを調節可能に支持される。調整アーム28はピ
ン29を介してH板22に回動可能に取り付けられており、
かつスプリング30により第3図中時計方向へ付勢されて
いる。そして調整アーム28には調整ねじ31がねじ込まれ
ており、この調整ネジ31はH板22の端面に当接するよう
に配置されている。調整ねじ31を回すことにより、調整
アーム28の下側に突出し、H板22に当接する調整ねじ31
の部分の長さが変化し、調整アーム28がH板22に対して
時計方向又は反時計方向へ回動され、第3のローラ27の
H板22に対する高さを調整することができる。そして第
3のローラ27は第2図に符号34で示すヘッドロードアー
ムに形成された凸部34aの下面に当接するように配置さ
れている。
ヘッドロードアーム34は磁気ヘッドのディスクに対す
る近接又は離間を行なうための操作ないし駆動部材であ
り、支軸35を支点として上下方向に回動可能に設けられ
ており、スプリング36により下方向へ付勢されている。
ヘッドロードアーム34の先端は符号37で示すヘッドアー
ムに形成された突起37aの下面に当接するように配置さ
れる。
ヘッドアーム37はディスクの上面に記録再生を行なう
不図示の磁気ヘッドを先端部の下面に支持しており、磁
気ヘッドを移送するヘッドキャリッジ38上で上下方向に
回動可能に設けられている。又ヘッドアーム37はスプリ
ング39により下方向即ちディスクに近接する方向へ付勢
されている。
ヘッドキャリッジ38にはヘッドアーム37に対向してデ
ィスクの下面に記録再生を行なう不図示の磁気ヘッドを
支持する不図示のアームが設けられている。上下の磁気
ヘッドは対向するように配置される。そしてヘッドキャ
リッジ38は不図示の駆動手段により不図示のディスクの
半径方向に沿った矢印E,F方向へ移動され磁気ヘッドを
ディスクの任意のトラック位置へ移送するようになって
いる。
尚以上の構造においてソレノイド32のプランジャ33を
矢印C方向へ突き出すように付勢する不図示のバネのバ
ネ力は、ヘッドアーム37を付勢するスプリング39のバネ
力と、ヘッドロードアーム34を付勢するスプリング36の
バネ力を合わせたバネ力よりも大きく設定されている。
次に以上の構造からなる本実施例のFDDのヘッドロー
ド機構とボタンロック機構に係る動作を第1図及び第4
図〜第6図を参照して以下に説明する。
第4図は初期状態、即ちディスクカセットを挿入する
前のスタンバイ状態での両機構の要部としてのH板周辺
部の状態を示している。この状態ではその前にディスク
カセットを排出するための第1図のイジェクトボタン3
を矢印A方向に押し、スライドプレート4がA方向に押
され、先述した係止レバー10の動作によりスライドプレ
ート4が第4図に示す位置に係止されている。スライド
プレート4の爪4dがその傾斜を介してローラ25を押し上
げており、これによりH板22は上方へ回動された状態に
ある。これに伴いローラ27を介してヘッドロードアーム
34も押し上げられており、ヘッドアーム37を押し上げデ
ィスク上面に記録再生を行なう不図示の磁気ヘッドをデ
ィスクに接触し得る記録再生位置へ上方の退避位置へ離
間させている。又H板22の第2のローラ26はロック板14
の上方へ離間している。ロック板14はそれによりコイル
スプリング17の付勢で上方へ回動された状態にある。ス
ライドプレート4の爪4f,4gはロック板14と係合してお
らず、その下方にもくり込んだ状態にある。又カセット
ガイド19のローラ20はスライドプレート4の長溝4eの傾
斜を介して押し上げられた状態にあり、これによりカセ
ットガイド19も押し上げられた状態にある。尚ソレノイ
ド32は通電されておらず、プランジャ33は不図示のバネ
の付勢により矢印C方向へ突き出された状態にある。
次にこの状態から不図示のディスクカセットがFDD内
の装填位置まで挿入されると、前述のようにディスクカ
セットが第1図のピン13を押圧して係止レバー10を反時
計方向へ回動させることにより、係止レバー10によるス
ライドプレート4の係止が外され、スライドプレート4
はスプリング9の付勢力により矢印B方向へ第5図に示
す位置まで移動される。スライドプレート4の爪4dによ
るローラ25の保持がなくなることにより、ヘッドロード
アーム34のスプリング36とヘッドアーム37のスプリング
39の付勢力によってヘッドロードアーム34の押圧により
ローラ27を介してH板22が下方へ回動される。そしてス
トッパ24がプランジャ32に当接し、先述のようにプラン
ジャ32を付勢するソレノイド32のバネ力が大きいことに
より、H板22が図示の位置に停止される。この動作に伴
いヘッドロードアーム34は第4図の位置から第5図の位
置へ降下することが第5図の状態ではディスク上面の記
録再生用の磁気ヘッドはまだ不図示のディスクからわず
かに離間している状態にある。
又第5図の状態では第2のローラ26はまだロック板14
に当接しておらず、ロック板14は上方へ回動された状態
にあり、スライドプレート4の爪4f,4gとは係合してい
ない。
尚スライドプレート4が矢印B方向へ移動する動作に
伴って長溝4eの傾斜を介しローラ20が押し下げられ、カ
セットガイド19が押し下げられる。カセットガイド19の
下降によりディスクカセットが下降し、第1図に示した
位置決めピン6、6にディスクカセットの位置決め用の
穴が嵌合され、受け用のピン7、7上にカセットが受け
られ、カセットガイド19に押さえ付けられることにより
ディスクカセットが記録再生位置へ位置決めされ装着さ
れる。
次にこの状態からモータオン信号がオンされることに
よりディスク回転駆動用のスピンドルモータが回転駆動
され、ディスクが不図示のチャッキング機構により第1
図のスピンドルハブ5上でチャッキングされ保持され回
動駆動される。
そして本実施例では、このモータオン信号のオンによ
りソレノイド32が通電されるものとする。この通電によ
りソレノイド32のプランジャ33は第6図に示すように矢
印D方向へ不図示のバネに抗して吸引される。これに伴
いヘッドロードアーム34はスプリング36の付勢でH板22
をコイルスプリング17に抗し上方へ回動させて自らも下
降する。これによりヘッドアーム37が下降し、ディスク
上面用の磁気ヘッドがディスクに接触する記録再生位置
へ移動される。又H板22が下方へ回動することにより第
2のローラ26がロック板14を押し下げ下方へ回動させ
る。ロック板14の先端部がスライドプレート4の爪4f,4
gの屈曲された先端部に係合する。このようにして記録
再生が可能な状態となると共に、ロック板14と爪4f,4g
の係合によりスライドプレート4は矢印A方向へ移動で
きない状態となる。即ち第1図のイジェクトボタン3を
A方向へ押しても動かない状態となり、イジェクトボタ
ン3がロックされ、イジェクトボタン3の操作によるデ
ィスクカセットの排出が行なえない状態となる。
しかる後に記録再生動作が行なわれる。記録再生動作
の間はモータオン信号がオンされていることによりソレ
ノイド32が継続して通電されており、第6図の状態が保
持される。
次に記録再生動作終了するとモータオン信号がオフさ
れることにより、ソレノイド32の通電が遮断され、プラ
ンジャ33がソレノイド32の不図示のバネによりC方向へ
突き出され、これにより第5図の状態へ戻る。即ちH板
22は上方へ回動され第3のローラ27を介しヘッドロード
アーム34を押し上げ、ヘッドロードアーム34はヘッドア
ーム37を押し上げて上面記録再生用の磁気ヘッドをディ
スクから離間させる。又第2のローラ26がロック板14の
上方へ離間することによりロック板14はコイルスプリン
グ17の付勢で上方へ回動し、ロック板14とスライドプレ
ート4の爪4f,4gの係合が外れる。これによりスライド
プレート4は矢印A方向へ移動できる状態となり、前述
のロックが解除される。
次に第1図のイジェクトボタン3をA方向へ押圧して
スライドプレート4を同方向へ移動させることにより第
4図の状態へ戻る。スライドプレート4の爪4dがローラ
25を押し上げることによりH板22が更に上方へ回動され
ローラ27を介しヘッドロードアーム34を更に押し上げ
る。ヘッドロードアーム34はヘッドアーム37を押し上げ
上面の記録再生用の磁気ヘッドを更にディスクの上方へ
離間させ退避させる。
又スライドプレート4のA方向への移動により長溝4e
の傾斜を介してローラ20が押し上げられカセットガイド
19が押し上げられる。これによりディスクカセット持ち
上げれ、位置決めピン6,6の嵌合が外され、カセットの
保持が外される。そしてカセットは不図示の排出レバー
の動作によりB方向へ押圧され排出される。
以上のような本実施例によればヘッドロード機構とボ
タンロック機構のそれぞれについて駆動力伝達系の一部
が共用される。すなわちイジェクトボタン3からスライ
ドプレート4とH板22の部分が両方の機構の駆動力伝達
系の一部として共用される。このため本実施例によれば
両機構が別々に独立して設けられていた従来に比べ、両
機構について共用される部分のスペースを省け、FDDの
小型化が図れる。また共用部分の部材の分だけ部品点数
を削減でき、FDDのコストダウンを図れる。
なおこのような構造はFDDに限らず他のディスク装置
にも応用できるのは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明のディスク装
置によれば、ヘッドロード機構とボタンロック機構の駆
動力伝達系で共用するように設けられた単一の回動部材
を一方向ないし逆方向へ回動させることにより、それに
連動してヘッドロード機構のヘッドロード部材とボタン
ロック機構のロック部材が駆動され、ディスクに対する
記録または再生ヘッドの接近ないし離間と、スライド部
材に対するロック部材の係合によるディスク排出用の操
作ボタンのロックないしロック解除を行なうように構成
したので、ディスク装置の小型化が図れるとともに、部
品点数の削減によるコストダウンが図れるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例によるFDDのヘッドロード機構とボ
タンロック機構に係る構造と動作を説明するもので、第
1図は主にスライドプレートとその周辺の構造を説明す
るFDDの下部の平面図、第2図は上記の両機構に係るFDD
の要部の平面図、第3図は同要部の一部を破断状態で示
す側面図、第4図から第6図はそれぞれ両機構の動作の
説明図である。 3……イジェクトボタン 4……スライドプレート 10……係止レバー、14……ロック板 18……緩衝軸、19……カセットガイド 22……H板、25〜27……ローラ 28……調整アーム、32……ソレノイド 34……ヘッドロードアーム 37……ヘッドアーム、38……ヘッドキャリッジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転記録媒体としてのディスクに記録また
    は再生ヘッドにより情報の記録または再生を行なうディ
    スク装置において、 ヘッドロード部材の駆動により前記ディスクに対し前記
    ヘッドを接近または離間させるヘッドロード機構と、 ディスク装置から前記ディスクを排出するための操作ボ
    タンに結合されたスライド部材に対しロック部材を係合
    させて前記操作ボタンをロックするボタンロック機構を
    備え、 前記ヘッドロード部材を動作させる駆動部と前記ロック
    部材を動作させる駆動部とを有する単一の回動部材が前
    記2つの機構の駆動力伝達系に共用されるように設けら
    れ、 前記回動部材の一方向への回動に連動して、前記ヘッド
    ロード部材が前記ヘッドをディスクに接近させるように
    駆動されるとともに、前記ロック部材が前記スライド部
    材に係合するように駆動され、 前記回動部材の前記一方向と逆方向への回動に連動し
    て、前記ヘッドロード部材が前記ヘッドをディスクから
    離間させるように駆動されるとともに、前記ロック部材
    が前記スライド部材との係合が外れるように駆動される
    ように構成したことを特徴とするディスク装置。
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