JP2641532B2 - 振動式密度計における温度コントロール方法 - Google Patents
振動式密度計における温度コントロール方法Info
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- JP2641532B2 JP2641532B2 JP28011588A JP28011588A JP2641532B2 JP 2641532 B2 JP2641532 B2 JP 2641532B2 JP 28011588 A JP28011588 A JP 28011588A JP 28011588 A JP28011588 A JP 28011588A JP 2641532 B2 JP2641532 B2 JP 2641532B2
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- sealing tube
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は振動式密度計に関し、特に振動式密度計に
おける温度コントロール方法に関するものである。
おける温度コントロール方法に関するものである。
振動式密度計は第1図に示すように構成される。すな
わち、封止管12の内部に振動セル11が、該封止管の一端
に該振動セル11の後端開口部11a、11bが開口するように
挿入されてセルユニット1を構成し、該封止管12内には
熱伝導のよいガスが封入される。金属のブロック状体に
挿入孔21を形成した恒温媒体2の該挿入口21に上記セル
ユニット1が挿入されている一方、該振動セル11先端の
検出部11cに対応して検出(駆動)ヘッド22が配設され
る。更に、上記恒温媒体2の外側の一部には、該恒温媒
体2を加熱又は冷却するためのサーモモジュール3が配
設され、更にその外側全体が断熱材31で覆われている。
恒温媒体2の適切な位置には温度センサ32が配置されて
おり、該温度センサ32より得られる温度が設定値になる
ように温度コントローラ6によってサーモモジュール3
に供給される電流が制御されるようになっている。
わち、封止管12の内部に振動セル11が、該封止管の一端
に該振動セル11の後端開口部11a、11bが開口するように
挿入されてセルユニット1を構成し、該封止管12内には
熱伝導のよいガスが封入される。金属のブロック状体に
挿入孔21を形成した恒温媒体2の該挿入口21に上記セル
ユニット1が挿入されている一方、該振動セル11先端の
検出部11cに対応して検出(駆動)ヘッド22が配設され
る。更に、上記恒温媒体2の外側の一部には、該恒温媒
体2を加熱又は冷却するためのサーモモジュール3が配
設され、更にその外側全体が断熱材31で覆われている。
恒温媒体2の適切な位置には温度センサ32が配置されて
おり、該温度センサ32より得られる温度が設定値になる
ように温度コントローラ6によってサーモモジュール3
に供給される電流が制御されるようになっている。
上記振動セル11の排出側の開口部端11bにはドレンポ
ット41とサンプリングポンプ42が接続され、また、吸入
側の開口部端11aは図示しないサンプル液容器に挿入さ
れる吸入ノズルに接続され、サンプリングポンプ42を作
動させることによって振動セル11へのサンプル液の吸入
排出ができるようになっている。
ット41とサンプリングポンプ42が接続され、また、吸入
側の開口部端11aは図示しないサンプル液容器に挿入さ
れる吸入ノズルに接続され、サンプリングポンプ42を作
動させることによって振動セル11へのサンプル液の吸入
排出ができるようになっている。
尚、封止管12の内部温度を測定するために温度センサ
13が封止管12に挿入される。
13が封止管12に挿入される。
上記のような構成において特定の温度におけるサンプ
ル液の密度を測定する場合、まず、振動セル11内のサン
プル液の温度そのもの(現実には、封止管12内で振動セ
ル11に近接する位置)を正確に目的とする温度になるよ
うに温度コントロールする必要がある。しかしながら、
あるサンプル液の測定が終了すると新しいサンプル液と
交換され、このときのサンプル液の温度は、恒温媒体2
の温度と著しく相違することが予測され、サンプル液の
温度に基づいて温度コントロールすると過加熱あるいは
過冷却等が生じて迅速な温度コントロールはできないこ
とになる。一方、恒温媒体2の温度は外気の影響等を受
け、正確にサンプル液の温度を表しているとはいいがた
く、従って、恒温媒体3の温度を正確にコントロールし
ても、サンプル液の温度は正確に所定の値になっている
とはいい難い。
ル液の密度を測定する場合、まず、振動セル11内のサン
プル液の温度そのもの(現実には、封止管12内で振動セ
ル11に近接する位置)を正確に目的とする温度になるよ
うに温度コントロールする必要がある。しかしながら、
あるサンプル液の測定が終了すると新しいサンプル液と
交換され、このときのサンプル液の温度は、恒温媒体2
の温度と著しく相違することが予測され、サンプル液の
温度に基づいて温度コントロールすると過加熱あるいは
過冷却等が生じて迅速な温度コントロールはできないこ
とになる。一方、恒温媒体2の温度は外気の影響等を受
け、正確にサンプル液の温度を表しているとはいいがた
く、従って、恒温媒体3の温度を正確にコントロールし
ても、サンプル液の温度は正確に所定の値になっている
とはいい難い。
この発明は上記従来の事情に鑑みて提案されたもので
あって、サンプル液の温度を正確に目的とする値にコン
トロールすることができる方法を提供することを目的と
する。
あって、サンプル液の温度を正確に目的とする値にコン
トロールすることができる方法を提供することを目的と
する。
上記目的を達成するためにこの発明は封止管内に振動
セルを配設したセルユニットを恒温媒体に支持させ、該
恒温媒体を加熱又は冷却することによって封止管内部温
度を制御する振動式密度計において、予め上記恒温媒体
への加熱又は冷却による恒温媒体の温度と封止管内部の
温度との関係をメモリに記憶させておき、使用時に必要
とする封止管内部の温度を設定することによって上記メ
モリから続出される恒温媒体温度に恒温媒体を温度コン
トロールするようにしている。
セルを配設したセルユニットを恒温媒体に支持させ、該
恒温媒体を加熱又は冷却することによって封止管内部温
度を制御する振動式密度計において、予め上記恒温媒体
への加熱又は冷却による恒温媒体の温度と封止管内部の
温度との関係をメモリに記憶させておき、使用時に必要
とする封止管内部の温度を設定することによって上記メ
モリから続出される恒温媒体温度に恒温媒体を温度コン
トロールするようにしている。
封止管12には熱伝導のよいガスが封入されているた
め、その内部温度はサンプル液の温度と等しい。そし
て、封止管12の内部温度と恒温媒体2の温度との関係が
予め分かっているので、封止管12の内部温度を目的とす
る温度にするためには、恒温媒体2が目的とするサンプ
ル液温度に対応した予め求めた温度になるようにコント
ロールすればよいことになる。
め、その内部温度はサンプル液の温度と等しい。そし
て、封止管12の内部温度と恒温媒体2の温度との関係が
予め分かっているので、封止管12の内部温度を目的とす
る温度にするためには、恒温媒体2が目的とするサンプ
ル液温度に対応した予め求めた温度になるようにコント
ロールすればよいことになる。
第2図はこの発明を実施する装置の概要を示すブロッ
ク図であり、第3図は恒温媒体2の温度と封止管12の内
部温度との関係を表すテーブルをCPU5で自動的に作成す
るためのCPU5の動作を示すフローチャートである。
ク図であり、第3図は恒温媒体2の温度と封止管12の内
部温度との関係を表すテーブルをCPU5で自動的に作成す
るためのCPU5の動作を示すフローチャートである。
まず、温度センサ32より得られる恒温媒体2の温度を
温度コントロール6で所定値に保っておいて(F2→F
3)、そのときの封止管12の内部温度を温度センサ13で
読み取りメモリ8に書き込む(F4)。この手順を所定の
温度範囲(例えば0℃〜100℃)での任意の温度間隔
(例えば5℃)おきで、繰り返して恒温媒体3の温度と
封止管12の内部温度との関係をメモリ8でテーブル化し
ておく。
温度コントロール6で所定値に保っておいて(F2→F
3)、そのときの封止管12の内部温度を温度センサ13で
読み取りメモリ8に書き込む(F4)。この手順を所定の
温度範囲(例えば0℃〜100℃)での任意の温度間隔
(例えば5℃)おきで、繰り返して恒温媒体3の温度と
封止管12の内部温度との関係をメモリ8でテーブル化し
ておく。
尚、この繰り返し作業は、上記恒温媒体3の複数の設
定温度を予めメモリ8に記憶させておき、最初に該複数
の設定温度を読出することによって可能となる。
定温度を予めメモリ8に記憶させておき、最初に該複数
の設定温度を読出することによって可能となる。
次ぎに、実際の密度測定に際しては、まず、サンプル
液を振動セル11に吸入した後、設定キー7より所定のサ
ンプル液温度(封止管12内温度)が設定される。する
と、上記テーブルより、対応する熱媒体3の温度が続出
され、CPU6は該続出された温度に基づいて温度コントロ
ーラ6を作動させる。
液を振動セル11に吸入した後、設定キー7より所定のサ
ンプル液温度(封止管12内温度)が設定される。する
と、上記テーブルより、対応する熱媒体3の温度が続出
され、CPU6は該続出された温度に基づいて温度コントロ
ーラ6を作動させる。
これによって、サンプル液温度は設定温度に正確に保
たれることになる。
たれることになる。
上記テーブルの作成作業は、一般的には製品が工場か
ら出荷される前に行われるが、修理等によって条件が変
わったときにも行われる。
ら出荷される前に行われるが、修理等によって条件が変
わったときにも行われる。
このように正確な温度コントロールはサンプル液の10
-5g/cm3オーダの密度まで速やかに安定に達し、且つ温
度に対応した正確な密度値を得ることができるため、あ
らゆる物質の濃度管理をより有効にすることができる。
-5g/cm3オーダの密度まで速やかに安定に達し、且つ温
度に対応した正確な密度値を得ることができるため、あ
らゆる物質の濃度管理をより有効にすることができる。
以上説明したように、この発明は封止管温度と恒温媒
体温度との関係を予めテーブル化しておくことによっ
て、直接コントロールできない封止管内部の温度を正確
にコントロールすることができ、従って、より正確な密
度を得ることができる。
体温度との関係を予めテーブル化しておくことによっ
て、直接コントロールできない封止管内部の温度を正確
にコントロールすることができ、従って、より正確な密
度を得ることができる。
第1図はこの発明が適用される振動式密度計の概略図、
第2図はこの発明の実施する装置のブロック図、第3図
はこの発明の手順を示すフローチャート。 図中、 1……ヤルユニット、 11……振動セル11、 12……封止管、 2……恒温媒体。
第2図はこの発明の実施する装置のブロック図、第3図
はこの発明の手順を示すフローチャート。 図中、 1……ヤルユニット、 11……振動セル11、 12……封止管、 2……恒温媒体。
Claims (1)
- 【請求項1】封止管内に振動セルを配設したセルユニッ
トを恒温媒体に支持させ、該恒温媒体を加熱又は冷却す
ることによって封止管内部温度を制御する振動式密度計
において、 予め、上記恒温媒体への加熱又は冷却による恒温媒体の
温度と封止管内部の温度との関係をメモリに記憶させて
おき、 使用時に必要とする封止管内部の温度を設定することに
よって上記メモリから続出される恒温媒体温度に恒温媒
体を温度コントロールする ことを特徴とする振動式密度計における温度コントロー
ル方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28011588A JP2641532B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | 振動式密度計における温度コントロール方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28011588A JP2641532B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | 振動式密度計における温度コントロール方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02126137A JPH02126137A (ja) | 1990-05-15 |
JP2641532B2 true JP2641532B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=17620537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28011588A Expired - Lifetime JP2641532B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | 振動式密度計における温度コントロール方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641532B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5473455B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2014-04-16 | 京都電子工業株式会社 | 振動式密度計 |
AT517486B1 (de) * | 2015-07-29 | 2022-11-15 | Anton Paar Gmbh | Verfahren zur Bestimmung der Dichte von Flüssigkeiten |
-
1988
- 1988-11-05 JP JP28011588A patent/JP2641532B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02126137A (ja) | 1990-05-15 |
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