JP2639881B2 - スポット溶接用電極 - Google Patents
スポット溶接用電極Info
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- JP2639881B2 JP2639881B2 JP5145547A JP14554793A JP2639881B2 JP 2639881 B2 JP2639881 B2 JP 2639881B2 JP 5145547 A JP5145547 A JP 5145547A JP 14554793 A JP14554793 A JP 14554793A JP 2639881 B2 JP2639881 B2 JP 2639881B2
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- Japan
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- tip
- shank
- welding
- spot welding
- cap
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポット溶接の電極に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接の電極には、図4に示す如
く、冷却水路用の中心軸線方向貫通孔52付きのシャン
ク51とその先端に嵌合固定したチップ53より構成さ
れている。
く、冷却水路用の中心軸線方向貫通孔52付きのシャン
ク51とその先端に嵌合固定したチップ53より構成さ
れている。
【0003】チップ53は消耗品のため度々新品と交換
しなければならない。チップ53を交換するときには水
路を遮断して行うが水洩れが生じるのを避けることが出
来なかった。また、溶接時に、チップ53がシャンク5
1から外れているにも拘らず、溶接作業が行なわれてシ
ャンク51の先端が破損するという問題点があり、その
際にも冷却水が洩れてしまう難点を有していたのであ
る。
しなければならない。チップ53を交換するときには水
路を遮断して行うが水洩れが生じるのを避けることが出
来なかった。また、溶接時に、チップ53がシャンク5
1から外れているにも拘らず、溶接作業が行なわれてシ
ャンク51の先端が破損するという問題点があり、その
際にも冷却水が洩れてしまう難点を有していたのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、チップ交換
時等に水洩れを発生させず、更には不用意にチップがシ
ャンクから外れている場合に溶接を行なっても通電させ
ずにシャンクに損傷を生ぜしめないスポット溶接用電極
を提供することを課題とする。
時等に水洩れを発生させず、更には不用意にチップがシ
ャンクから外れている場合に溶接を行なっても通電させ
ずにシャンクに損傷を生ぜしめないスポット溶接用電極
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採った手段は、内部に冷却水が流通する有底
のシャンク20の先端面に不良導体製底面部材34が設
けられると共に、該シャンク20の先端部に帽状チップ
30が装脱自在に外嵌されてなる点にある。
に本発明が採った手段は、内部に冷却水が流通する有底
のシャンク20の先端面に不良導体製底面部材34が設
けられると共に、該シャンク20の先端部に帽状チップ
30が装脱自在に外嵌されてなる点にある。
【0006】
【作用】上記構成からなるスポット溶接用電極を使用し
て溶接する場合は、シャンク20内に冷却水を流通させ
て行われるが、その際シャンク20を介して帽状チップ
30のみならず不良導体製底面部材34も冷却されるこ
ととなる。 このようにして、不良導体製底面部材34が
冷却されると、その電気抵抗が増すこととなり、よって
その絶縁性が良好に維持されるのである。 従って、たと
え溶接作業時に帽状チップ30が不用意にシャンク20
の先端部から離脱しても、不良導体製底面部材34によ
り確実に通電が阻止されて溶接は行われない。
て溶接する場合は、シャンク20内に冷却水を流通させ
て行われるが、その際シャンク20を介して帽状チップ
30のみならず不良導体製底面部材34も冷却されるこ
ととなる。 このようにして、不良導体製底面部材34が
冷却されると、その電気抵抗が増すこととなり、よって
その絶縁性が良好に維持されるのである。 従って、たと
え溶接作業時に帽状チップ30が不用意にシャンク20
の先端部から離脱しても、不良導体製底面部材34によ
り確実に通電が阻止されて溶接は行われない。
【0007】
【実施例】中空棒状シャンク20の基端側は開口してい
るが、先端側には銅製凸部付部材を液密に嵌合したのち
溶接25されて、凸部22が形成されている。凸部22
には銅製帽状チップ30が外嵌され、電極棒10が構成
されている。帽状チップ30の被溶接物非接触部外面3
3と圧嵌密着用凹部32底面近傍とを結ぶ少なくとも1
個の細孔31が設けられている。また、凸部22の先端
面には不良導体製底面部材34が固着されている。
るが、先端側には銅製凸部付部材を液密に嵌合したのち
溶接25されて、凸部22が形成されている。凸部22
には銅製帽状チップ30が外嵌され、電極棒10が構成
されている。帽状チップ30の被溶接物非接触部外面3
3と圧嵌密着用凹部32底面近傍とを結ぶ少なくとも1
個の細孔31が設けられている。また、凸部22の先端
面には不良導体製底面部材34が固着されている。
【0008】シャンク20をホルダー(図示省略)に取
付けたときホルダーから延びる水管41がシャンク20
内を通り凸部22内の内面近傍にまで達している。シャ
ンク20の先端は閉塞されているので、水管41から流
れ出る冷却水は、シャンク20の内部を流通して水洩れ
は生じない。凸部22に帽状チップ30の凹部を装脱可
能に固定するに当っては、凸部22に緩いテーパ21が
設けられ、帽状チップ30が圧嵌密着されることもある
し、凸部22の外ネジに帽状チップ30の内ネジが螺着
されることもある。
付けたときホルダーから延びる水管41がシャンク20
内を通り凸部22内の内面近傍にまで達している。シャ
ンク20の先端は閉塞されているので、水管41から流
れ出る冷却水は、シャンク20の内部を流通して水洩れ
は生じない。凸部22に帽状チップ30の凹部を装脱可
能に固定するに当っては、凸部22に緩いテーパ21が
設けられ、帽状チップ30が圧嵌密着されることもある
し、凸部22の外ネジに帽状チップ30の内ネジが螺着
されることもある。
【0009】凸部22の外側に潤滑材23を介在させて
帽状チップ30の凹部を装脱可能に固定すると装脱が容
易になる。
帽状チップ30の凹部を装脱可能に固定すると装脱が容
易になる。
【0010】潤滑材23はカーボンとグリスを混合した
ような導電性潤滑材が好ましいが、グリス単独でも圧嵌
状態においては部分的にグリス薄層が切れて凸部22と
帽状チップ30とが密着し通電性が保たれている。
ような導電性潤滑材が好ましいが、グリス単独でも圧嵌
状態においては部分的にグリス薄層が切れて凸部22と
帽状チップ30とが密着し通電性が保たれている。
【0011】中空棒状シャンク20に銅製凸部付部材を
液密に嵌合したのち固着するときには溶接以外の固定手
段を用いることも出来る。そして、溶接時には水管41
からシャンク20に冷却水が供給されてその内部を流通
することになるが、その際にシャンク20を介して帽状
チップ30のみならず不良導体製底面部材34も冷却さ
れることとなる。 而して、かかる不良導体製底面部材3
4が冷却されると、その電気抵抗が増すために、その絶
縁性が良好に維持されるのである。 従って、たとえ溶接
作業時に帽状チップ30が不用意にシャンク20の先端
部から離脱しても、不良導体製底面部材34により確実
に通電が阻止されて溶接は行なわれず、シャンク20が
保護されるのである。
液密に嵌合したのち固着するときには溶接以外の固定手
段を用いることも出来る。そして、溶接時には水管41
からシャンク20に冷却水が供給されてその内部を流通
することになるが、その際にシャンク20を介して帽状
チップ30のみならず不良導体製底面部材34も冷却さ
れることとなる。 而して、かかる不良導体製底面部材3
4が冷却されると、その電気抵抗が増すために、その絶
縁性が良好に維持されるのである。 従って、たとえ溶接
作業時に帽状チップ30が不用意にシャンク20の先端
部から離脱しても、不良導体製底面部材34により確実
に通電が阻止されて溶接は行なわれず、シャンク20が
保護されるのである。
【0012】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るスポット溶
接用電極は、チップの交換時及び不用意な離脱時にシャ
ンク内の水が外部に洩れないという効果を得ることがで
きる。
接用電極は、チップの交換時及び不用意な離脱時にシャ
ンク内の水が外部に洩れないという効果を得ることがで
きる。
【0013】また、シャンク内を流通する冷却水により
不良導体製底面部材も冷却されるために、その電気抵抗
が増すこととなり、その絶縁性が良好に維持される。 従
って、たとえ溶接作業時にチップが不用意にシャンクの
先端部から離脱しても、不良導体製底面部材により確実
に通電が阻止されて溶接は行われず、シャンクが保護さ
れるという特有の効果を得るに至った。
不良導体製底面部材も冷却されるために、その電気抵抗
が増すこととなり、その絶縁性が良好に維持される。 従
って、たとえ溶接作業時にチップが不用意にシャンクの
先端部から離脱しても、不良導体製底面部材により確実
に通電が阻止されて溶接は行われず、シャンクが保護さ
れるという特有の効果を得るに至った。
【図1】本発明に係るスポット溶接電極の垂直切断正面
図である。
図である。
【図2】図1の分解図である。
【図3】図1のA−A切断端面図である。
【図4】従来例におけるスポット溶接電極の垂直切断正
面図である。
面図である。
【符号の説明】20…シャンク 30…帽状チップ 34…不良導体製底面部材
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に冷却水が流通する有底のシャンク
(20)の先端面に不良導体製底面部材(34)が設けられると
共に、該シャンク(20)の先端部に帽状チップ(30)が装脱
自在に外嵌されてなることを特徴とするスポット溶接用
電極。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145547A JP2639881B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | スポット溶接用電極 |
US08/234,356 US5473135A (en) | 1993-05-20 | 1994-04-28 | Spot welding electrode |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5145547A JP2639881B2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | スポット溶接用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768387A JPH0768387A (ja) | 1995-03-14 |
JP2639881B2 true JP2639881B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=15387709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5145547A Expired - Fee Related JP2639881B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-24 | スポット溶接用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639881B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102049603A (zh) * | 2010-12-31 | 2011-05-11 | 潍柴重机股份有限公司 | 一种点焊机的电极头 |
DE102014008623A1 (de) | 2014-06-17 | 2015-12-17 | Thyssenkrupp Ag | Verfahren zum Widerstandspunktschweißen eines Sandwichmaterials und Vorrichtung hierfür |
DE102015100496A1 (de) * | 2015-01-14 | 2016-07-14 | Thyssenkrupp Ag | Schweißelektrode, Verfahren und Vorrichtung zum Schweißen von Sandwichblechen |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912056A (ja) * | 1982-07-12 | 1984-01-21 | 株式会社日立製作所 | 直流エレベ−タ−制御装置 |
JPS6149841A (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-11 | 日本セメント株式会社 | セラミックスライナの施工方法 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5145547A patent/JP2639881B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0768387A (ja) | 1995-03-14 |
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Date | Code | Title | Description |
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