JPS6149841A - セラミックスライナの施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、産業上の利用分野 本発明は、セラミックスライナの施工方法の改良に関す
る。

ｂ、従来の技術 セラミックスライナは、耐熱耐摩耗性を有するので、こ
れら性質が要求される部分、たとえばキルンの排ガスダ
クト、サイクロン、シュートなどの壁面の内張に用いら
れる。

セラミックスライナの施工方法として、従来、第５図お
よび第６図に示すように、一端にフランジ部１ａを有す
る円筒状の取付金具１を用いて、裏面に緩衝材２（ガラ
ス繊維、アスベスト等の耐熱材）を貼着した角形のセラ
ミックスライナ３を、キルンのシュート、サイクロンな
どを構成する鉄板４に取付ける方法がある。すなわち、
上記ライナ３の中央部に上記取付金具１に対応する形状
の大小径の取付孔５，６を同心円状に穿設し、次いで取
付金具１の円筒部１ｂをライナ３の取付孔の小径部６に
嵌入するとともに、そのフランジ部１ａを取付孔５，６
の段部７に当接させる。このように構成した？ビナ３を
鉄板４の所定の位置に設置し、次いで取付金具１の円筒
部１ｂ下端を鉄板４に溶接して固着するとと鶏に、取付
孔の大径部５にセラミックス類の蓋体８を挿入し、これ
を耐熱性の接　　　″着剤９により固着して、蓋体８と
ライナ３とを面一にし、この操作を繰り返してライナ３
を鉄板４の全面に配列し、取付けていた。

Ｃ８発明が解決しようとする問題点 しかし、このような従来の施工方法では、取イ」金具１
の溶接時に取付金具１とライナ３とが接触しているため
、セラミックスライナ３は溶接熱で割れたり、クラック
が発生することがあった。また、鉄板４に取付金具１を
溶接するときに取付金具１とライナ３との間に溶接スラ
グ等の異物が侵入した場合は、冷却時に溶接部分が収縮
し、ライナ３を締め割ることがあった。さらに、ライナ
３は中央部１個所で鉄板４に固着しているため、熱によ
り鉄板４が変形した場合、ライナ３が鉄板４の変形作用
を受けて割れる欠点があった。

ｄ９問題点を解決するための手段 本発明は、上記従来技術の有する問題点を解決するため
になされたもので、（１）上端にフランジ部を有する２
個の筒状取付金具を、所定の間隔を置いて、耐熱・耐摩
耗性が要求される壁面に配置し、その基端を溶接する工
程と、（２）角形セラミックスライナの角部の縁を厚み
方向に切欠いて形成した突部を」二記取付金具のフラン
ジ部と壁面との間に差込む工程と、（３）上記ライナの
他の角部の突部に面する壁面に別の２個の取付金具のフ
ランジ部を配置し、該取付金具の基端を上記壁面に溶接
して上記ライナを壁面に固定する工程と、（４）上記縦
横に配した２個の取付金具を用いて、上記差込工程およ
び固定工程と同様の操作をすることにより上記固定した
セラミックスライナの縦および横に別の角形セラミック
スライナを配列する工程と、（５）上記取付金具のそれ
ぞれのフランジ部上面にセラミックス類の蓋体を配設し
て、上記取付金具の貫通孔を寒くとともに、上記蓋体と
ライナとを面一にする閉塞工程とを有し、上記配列工程
を繰り返し、かつ上記閉塞工程を経て、角形セラミック
スライナを上記壁面に順次に取付けることを特徴とする
セラミックスライナの施工方法である。

ｅ、実施例 第１図ないし第４図は、本発明の１実施例に係るセラミ
ックスライナの施工方法により、セラミックスライナを
耐熱・耐摩耗性が要求される壁面に取付けた状態を示し
た図である。なお、第５図および第６図の従来例と同一
要素は同一符号にて表示しである。

本実施例においては、まず２個の第１取付金具１．１を
所定の間隔を置いて配し、溶接によりその基端を鉄板４
に固着する。

上記取付金具１は、第１図に示すように円筒部１ｂと、
その一端に形成した四角形のフランジ部１ａからなり、
円筒部１ｂの内周壁下端を鉄板４に溶接する。

なお、上記セラミックスライナ３は、第２図に示すよう
に、裏面に耐熱効果を高めるための緩衝材２を貼着し、
４つの角部１０の縁を厚み方向に切欠いて突部１１を形
成しである。　　　　″次いで、上記第１取付金具１，
１のフランジ部Ｉａ、　ｌａと鉄板４との間にセラミッ
クスライナ３Ｉの突部１１ａ、’　ｌｌａを上方より差
込む。次いで、ライナ３Ｉの他の突部１１ｂ、　Ｉｌｂ
に面する位置に別の２個の第２取付金具２Ｌ　２１のフ
ランジ部２１ａ、　２１ａを配し、第２取付金具２１の
円筒部２１ｂの内周壁下端をそれぞれ鉄板４に溶接して
、ライナ３Ｉを４個の取付金具１．　１．２’Ｌ　２１
により固定する。この際、取付金具１，２１とライナ３
Ｉとの間には間隙１２を持たせて、取付金具溶接時の溶
接熱が直接ライナ３Ｉに伝わらないようにしである。

次に縦横に配した４個の取付金具１；１．’２ｉ＋２１
のうち２個、例えば、図中右縦列の取付金具１゜２１を
用いて、別の同形状に形成したセラミックスライナ３□
の突部１１ａ、　ｌｌｂをフランジ部１ａ、　２１ａと
鉄板４との間に右方より差込む。次いで、上記ライナ３
□の他の突部に別の２個の取付金具（図示ｉず）を配し
て、既述の如くライナ３゜の４角部を固定する。

このような操作を順次繰り返してセラミックスライナ゛
３を鉄板４の全面に配列して、取付ける。

なお、セラミックスライナ３は、互いに隣接するライナ
３間に間隙１３（例えば３〜５龍）を形成するように配
列し、熱により鉄板が変形してもライナ３が影響を受け
ないようにしである。この間隙１３には、使用中、材料
（例えばセメント）が詰まるので、耐摩耗性を損なうこ
とはない。

最後に取付金具１．２１の摩耗防止のため、各取付金具
１．２１のフランジ部１ａ、　２１ａ上面にセラミック
ス類の蓋体８を接着剤により貼設し、取付金具の貫通孔
１４．２４を塞ぐとともに蓋体８とライナ３とを面一に
する。この閉塞工程は、本実施例の如く、最終工程に行
なわれなければならないものでなく、適宜の時期に行な
ってもよい。

従来の施工方法と本実施例の施工方法によりセメント焼
成装置のブレヒータのザイクロン内壁に耐摩耗性セラミ
ックスライナを取付けたところ、従来の施工方法では、
溶接時にライナ２０００枚中７５および取付は後３ケ月
経過時にライナ２０００枚中１５枚はど割れたが、本実
施例の施工方法では、いずれの時もライナの割れが「０
」であった。

ｆ１発明の効果 本発明に係るセラミックスライナの施工方法は、耐熱・
耐摩耗性が要求される壁面に角形セラミックスライナの
４角部を固定して取付けるようにしたので、セラミック
スライナの取付けを容易に行なうことができるとともに
、熱により壁面が変形してもセラミックスライナが変形
して破損することはなく、ライナの耐久性を高めること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の１実施例に係るセラミッ
クスライナの施工方法に用いる取付金具および角形セラ
ミックスライナを示す斜視図、第３図および第４図は本
発明の１実施例に係るセラミックスライナの施工方法に
よりセラミックスライナを鉄板に取付けた状態を示す図
であり、第３図はその平面図、第４図は第３図における
Ａ−Ａ線矢視断面図、第５図はおよび第６図は従来のセ
ラミックスライナの施工方法によりセラミックスライナ
を鉄板に取付けた状態を示す図であり、第５図はその平
面図、第６回はその縦断面図である。 １・・・第１取付金具、 ３・・・角形セラミックスライナ、　　　４・・・鉄板
、８・・・蓋体、　　　　　　　　　　　１０・・・角
部、１１・・・突部、 ２１・・・第２取付金具。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上端にフランジ部を有する２個の筒状取付金具を所定の
   間隔を置いて施工面に配し、その基端を溶接する工程と
   、角形セラミックスライナの角部に形成した突部を上記
   取付金具のフランジ部と施工面との間に差込む工程と、
   上記ライナの他の角部の突部に而して別の２個の取付金
   具を配し、該取付金具の基端を上記施工面に溶接して上
   記ライナを施工面に固定する工程と、上記縦横に配した
   ２個の取付金具を用いて、上記差込工程および固定工程
   と同様の操作をすることにより、上記の固定したセラミ
   ックスライナの縦および横に別の角形セラミックスライ
   ナを配列する工程と、上記取付金具のそれぞれのフラン
   ジ部上面にセラミックス製の蓋体を配設して、上記取付
   金具の貫通孔を塞ぐとともに、上記蓋体とライナとを面
   一にする工程とを有し、上記配列工程を繰り返し、かつ
   上記閉塞工程を経て、角形セラミックスライナを上記施
   工面に取付けていくことを特徴とするセラミックスライ
   ナの施工方法。