JP3040827U - 焼却炉における上蓋 - Google Patents

焼却炉における上蓋

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JP3040827U
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JP1996012865U
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Inventor
豊彦 小川
朗夫 奥村
Original Assignee
株式会社明星金属製作所
有限会社泰成化学環境開発
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着容易で気密性の高い焼却炉における上蓋
の提供。 【解決手段】 側面視逆台形状に形成された肉厚方形板
状の焼却炉における上蓋。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は焼却炉における上蓋の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、現場据え付けにより形成される中型や大型の焼却炉においては、炉本体 の上蓋や炉本体から排気塔に通じる二次燃焼室の上蓋(以下単に「炉の上蓋」と いう)に、図9の11、12、13に示すようなキャスタブル耐火物(耐火性骨 材とアルミナセメントを適当に配合した粉体状水硬性耐火物を水で練って型に流 し込み硬化させたもの−以下単に「キャスタブル」と略称する)を主体とする肉 厚方形板状のものが用いられていた。 そして、この上蓋11、12、13は一枚ものではなく、上蓋を必要とする大 きさに応じて複数枚の上蓋が、炉本体15の側壁上縁に形成された切欠段部16 に嵌め込む形で並べられており、各上蓋の側面は垂直状のものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の上蓋においては、炉内の熱気が逃げないように隣接する上蓋間の間 隙を極力小さくする必要があるため、寸法精度の高いものとする必要があった。 そして、寸法精度を高くすると、製作はもとより組付けに際しても慎重にせざ るをえず、また、熱膨張により上蓋が破損する場合があり、さらに、上蓋の側面 が垂直であることから、長期間の間に隣接する上蓋間や切欠段部の垂直部との間 に小石や灰が詰まって、開蓋時に外しにくくなるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前述の問題点を解決したもので、肉厚方形板状の上蓋の少なくとも一 側面を傾斜状に形成したことを特徴とするものである。
【0005】 すなわち、本考案の第1は、一側面が45゜の斜面に形成された肉厚方形板状 の焼却炉における上蓋である。
【0006】 また、本考案の第2は、側面視逆台形状に形成された肉厚方形板状の焼却炉に おける上蓋である。
【0007】 また、本考案の第3は、逆四角錐台状に形成された肉厚方形板状の焼却炉にお ける上蓋である。
【0008】 また、本考案の第4は、前記第1ないし第3の考案における上蓋の構造が、下 面に複数のフックを備えた鋼板の下面に、断熱材を介して前記フックを埋め込む ようにキャスタブルを設けた焼却炉における上蓋である。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、上蓋の構造をシンプルな構造として図に基づき 説明する。 〔実施の形態1〕 図1は炉本体15の上部に設置する上蓋の形態を示すもので、上蓋は3枚から 成り、これらの上蓋1、2、3は炉本体15の側壁上縁部内側に形成された切欠 段部16に嵌め込む形で載置されている。 上記3枚のうち両側の上蓋1、3の形態は肉厚方形板状の一側面上縁を切り欠 いて斜面4を形成したもので、この上蓋2枚を図2のように炉本体15の側壁上 縁部内側に形成された切欠段部16の両端部に斜面4を対向させて設け、中央の 上蓋2の形態は、肉厚方形板状の両側面下縁を切り欠いて前記斜面4と対応する 斜面5、5を形成した逆台形状のもので、この上蓋2を図2のように前記両端部 の上蓋1、3の斜面4、4の上に乗せるように載置される。
【0009】 〔実施の形態2〕 図3は2枚の上蓋6、7により炉本体15の側壁上縁部内側に形成された切欠 段部16の両側に嵌め込む形で載置されるもので、前記図1に示す両端部の上蓋 1、3と同じ形態のものの内、一方の上蓋3を表裏逆向きにして斜面4、4相互 を図4のように載置される。
【0010】 〔実施の形態3〕 図5は3枚の上蓋8、9、10により炉本体15の側壁上縁部内側に形成され た切欠傾斜部17に嵌め込む形で載置されている。 上記3枚のうち両側の上蓋8、10の形態は逆四角錐台状に形成された肉厚方 形板状の一側面上縁を切り欠いて斜面4を形成したもので、この上蓋2枚を図6 のように炉本体15の側壁上縁部内側に形成された切欠傾斜部17の両端部に斜 面4を対向させて設け、中央の上蓋9の形態は、逆四角錐台状に形成された肉厚 方形板状のもので、この上蓋9の四周斜面5、5を図6のように前記両端部の上 蓋8、10の斜面4、4と炉本体15の側壁上縁部内側に形成された切欠傾斜部 17の上に乗せるように載置される。
【0011】 なお、上記各図中における14は、切欠段部16又は切欠傾斜部17の内壁部 と各上蓋との間及び各上蓋の斜面間に設けられたガスケット兼緩衝材(石綿リボ ン又はセラミックファイバー製)で、これにより上蓋載置時の衝撃を緩和すると 共に炉本体15と各上蓋との気密を保つ役割を果たしている。
【0012】 前記ガスケット兼緩衝材14は炉本体15側又は上蓋の斜面のいずれかに接着 により設けられる。
【0013】 〔実施の形態4〕 図7は本考案における上蓋の構造を示す断面図で、図1における上蓋2を例に とって説明する。 上蓋2は、下面に複数のフック18を備えた鋼板19の下面に、断熱材20を 介して前記フック18を埋め込むようにキャスタブル21を設けたもので、前記 鋼板19の上面には四隅近傍にアイボルト22が設けられている。 なお、前記鋼板19の形態は図7のようなフラットなものでもよいが、図8の ような上蓋2の上面と左右の両斜面5、5を包む形態のものでもよい。
【0014】 なお、上蓋2以外の他の各上蓋についても前記と同様な構造を有するものであ るが、詳細には必ずしも図示の構造に限定されるものではない。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係る上蓋においては下記のような効果がある。 (a)斜面部分の寸法精度に多少の誤差があったり、炉本体への組み付けに際し て装着位置が多少ずれたとしても、先に装着した上蓋の斜面部分又は側壁上縁部 内側に形成された切欠傾斜部を滑りながら収まるので、装着作業が容易となる。 (b)上蓋相互の重なり部分での密閉性が確実なものとなるため、熱や排ガスの 漏洩がなく、高温状態の維持が可能でとなり燃焼効果が向上する。 (c)熱膨張に対しても、斜面部分による上部への逃げにより熱応力が掛からず 耐久性に優れる。 (d)嵌合の際の寸法許容量が大きく、製作上はもとより組み付け時や取り外し 時の操作も簡便になる。 (e) また、上蓋の側面が逆台形状のため、組み付けに際して下端縁が欠ける ことはほとんど無く、上蓋の耐久性も増す。 従って、本考案の産業上の利用性は高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態を示す部分斜視図。
【図2】図1の中央部の縦断側面図。
【図3】本考案の第2の実施形態を示す部分斜視図。
【図4】図3の中央部の縦断側面図。
【図5】本考案の第3の実施形態を示す部分斜視図。
【図6】図5の中央部の縦断側面図。
【図7】図1における中央の上蓋の構造を示す断面図。
【図8】図1における中央の上蓋の別の構造を示す断面
図。
【符号の説明】
1、2、3、6、7、8、9、10 上蓋 11、12、13 従来の上蓋 14 ガスケット兼緩衝材 4、5 斜面 15 炉本体 16 切欠段部 17 切欠傾斜部 18 フック 19 鋼板 20 断熱材 21 キャスタブル 22 アイボルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】 従来の焼却炉における上蓋の取付け状態を示
す部分斜視図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側面が45゜の斜面に形成された肉厚
    方形板状の焼却炉における上蓋。
  2. 【請求項2】 側面視逆台形状に形成された肉厚方形板
    状の焼却炉における上蓋。
  3. 【請求項3】 逆四角錐台状に形成された肉厚方形板状
    の焼却炉における上蓋。
  4. 【請求項4】 下面に複数のフックを備えた鋼板の下面
    に、断熱材を介して前記フックを埋め込むようにキャス
    タブルを設けた請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の焼却炉における上蓋。
JP1996012865U 1996-11-12 1996-11-12 焼却炉における上蓋 Expired - Lifetime JP3040827U (ja)

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