JPH073880U - 溶接ガン用のアルミニウム合金製ガンアーム - Google Patents

溶接ガン用のアルミニウム合金製ガンアーム

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Publication number
JPH073880U
JPH073880U JP3362393U JP3362393U JPH073880U JP H073880 U JPH073880 U JP H073880U JP 3362393 U JP3362393 U JP 3362393U JP 3362393 U JP3362393 U JP 3362393U JP H073880 U JPH073880 U JP H073880U
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JP
Japan
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arm body
arm
gun
aluminum alloy
holder
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Pending
Application number
JP3362393U
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English (en)
Inventor
秀和 龍
敏雄 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH073880U publication Critical patent/JPH073880U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接ガンに用いられるガンアームのアーム本
体をアルミニウム合金で形成し、これに銅合金製のチッ
プホルダを嵌着するものにおいて、チップホルダの嵌着
部におけるイオン化傾向差に起因したアーム本体の腐食
を防止する。 【構成】 アーム本体1とチップホルダ3との嵌着部に
絶縁材8を介設する。嵌着部に冷却水が侵入しても、嵌
着部においてアーム本体1とチップホルダ3とが電気的
に絶縁されているため、アーム本体1の腐食は生じな
い。アーム本体1とチップホルダ3との間の給電は、ア
ーム本体1に螺着した給電アダプタ9を介して行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、溶接ガンに用いられるアルミニウム合金製のガンアームに関する。
【0002】
【従来の技術】
溶接ガン用のガンアームは、ワークに当接する銅製チップを保持するチップホ ルダをアーム本体の先端部に嵌着し、アーム本体にチップホルダの嵌着部に達す る冷却水孔を形成して、アーム本体及びチップを水冷し得るように構成されてい る。 アーム本体は、一般に銅合金(黄銅系鋳物等)で形成されているが、これでは 重量が重く取扱いに不便であるため、アーム本体をアルミニウムを主体とするア ルミニウム合金で形成したものも知られている。 このようなアルミニウム合金製のガンアームでも、チップホルダは強度上の要 請からクロム銅等の硬い銅合金で形成しており、この場合、アーム本体とチップ ホルダとの接触部に侵入する冷却水の影響で銅合金に比しイオン化傾向の強いア ルミニウム合金が溶けてアーム本体の腐食を生ずる。このため、アルミニウム合 金製のガンアームでは腐食防止が重量な課題になっている。 従来、かかる課題を解決するため、特公昭42−6047号公報に見られるよ うに、アルミニウム合金製のアーム本体の先端部に銅合金製のチップホルダを鋳 ぐるみ接着して、アーム本体とチップホルダとの接触部への冷却水の侵入を防止 するものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
チップホルダは、これに挿入保持するチップを介してワークに対する加圧反力 を受けて或る程度使用すると損耗するため、準消耗品として取扱うべき部品であ るが、上記の如くチップホルダをアーム本体に鋳ぐるみ接着したのでは、チップ ホルダのみを交換することができず、アーム本体そのものの寿命はあってもチッ プホルダの損耗でガンアーム全体を早期に交換せざるを得なくなり、ランニング コストが高くなる不具合がある。 本考案は、以上の点に鑑み、チップホルダの交換を可能にして且つアーム本体 の腐食を防止し得るようにしたアルミニウム合金製のガンアームを提供すること をその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本考案は、溶接ガンに用いられるアルミニウム合金製 のガンアームであって、アルミニウム合金で形成したアーム本体の先端部に銅合 金製のチップホルダを嵌着するものにおいて、アーム本体とチップホルダとの嵌 着部に絶縁材を介設すると共に、アーム本体の先端部外周にアーム本体とチップ ホルダとを電気的に接続する給電アダプタを螺着することを特徴とする。
【0005】
【作用】
チップホルダをアーム本体に着脱自在にすると、両者の嵌着部に多少とも隙間 ができ、ここに冷却水が侵入する可能性があるが、本考案では嵌着部に絶縁材を 介設するため、アーム本体を形成するアルミニウム合金とチップホルダを形成す る銅合金とのイオン化傾向差に起因した電気化学反応は絶縁材によって阻止され 、アーム本体の腐食は生じない。尚、チップホルダにはアーム本体から給電アダ プタを介して給電される。
【0006】
【実施例】
図1はガンアームの先端部分を示しており、アルミニウム合金で形成したアー ム本体1の先端部にテーパ状の凹孔2を形成し、クロム銅等の銅合金で形成した 、テーパの付いた筒状のチップホルダ3を凹孔2においてアーム本体1に嵌着し 、該ホルダ3に銅合金製のチップ4を嵌合保持させている。
【0007】 アーム本体1には、その長手方向にのびる往路用と復路用の1対の冷却水孔5 、5が形成されており、前記凹孔2の奥部にアルミニウム合金製の分岐ブッシュ 6を装着し、該ブッシュ6に組付けたアルミニウム合金製のパイプ7をチップ4 内に挿入して、一方の冷却水孔5から供給される冷却水をチップ4の内部を通し て他方の冷却水孔5に戻し、アーム本体1とチップ4とを水冷するようにした。
【0008】 この場合、凹孔2の底部空間が冷却水で満されるため、凹孔2の内周面にチッ プホルダ3の外周面を嵌合接触させると、両周面間に多少とも残る隙間に冷却水 が侵入して、チップホルダ3を形成する銅合金よりイオン化傾向の高いアーム本 体1のアルミニウム合金が溶け、凹孔2の内周面が腐食する。
【0009】 そこで、本実施例では、凹孔2の内周面に絶縁材8を被着して、チップホルダ 3が絶縁材8を介して凹孔2に嵌着されるようにし、該絶縁材8により凹孔2の 内周面とチップホルダ3の外周面との間でのイオン化傾向差による電気化学反応 の発生を阻止し、凹孔2内周面の腐食を防止できるようにした。
【0010】 この場合、アーム本体1とチップホルダ3との嵌着部における両者間の給電を 行い得なくなり、そこで、アーム本体1の先端部外周にキャップ状の給電アダプ タ9を螺着し、該アダプタ9の底板部にチップホルダ3のテーパ状の外周面に密 着するテーパ状の透孔9aを形成して、アーム本体1とチップホルダ3との間の 給電を給電アダプタ9を介して行い得られるようにした。尚、給電アダプタ9の 材質は任意であるが、これを銅合金で形成しても、アーム本体1と給電アダプタ 9との螺着部は冷却水から隔絶されているため、アーム本体1の腐食は生じない 。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、アルミニウム合金製のアー ム本体と銅合金製のチップホルダとの嵌着部に冷却水が侵入してもアーム本体は 腐食せず、嵌着部への冷却水の侵入を防止するためにアーム本体にチップホルダ を鋳ぐるみ接着する必要がなく、チップホルダを交換可能としてランニングコス トを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案ガンアームの一例の要部の断面図
【符号の説明】
1 アーム本体 3 チップホルダ 8 絶縁材 9 給電アダプタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ガンに用いられるアルミニウム合金
    製のガンアームであって、アルミニウム合金で形成した
    アーム本体の先端部に銅合金製のチップホルダを嵌着す
    るものにおいて、アーム本体とチップホルダとの嵌着部
    に絶縁材を介設すると共に、アーム本体の先端部外周に
    アーム本体とチップホルダとを電気的に接続する給電ア
    ダプタを螺着することを特徴とする溶接ガン用のアルミ
    ニウム合金製ガンアーム。
JP3362393U 1993-06-22 1993-06-22 溶接ガン用のアルミニウム合金製ガンアーム Pending JPH073880U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502801A (ja) * 2008-10-06 2012-02-02 ホルツハウア ゲーエムベーハ ウント コムパニ ケーゲー 抵抗溶接電極
JP2012055925A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Fuji Heavy Ind Ltd 抵抗スポット溶接用電極

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