JPH0641731Y2 - アークスポット溶接トーチ - Google Patents

アークスポット溶接トーチ

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JPH0641731Y2
JPH0641731Y2 JP10188788U JP10188788U JPH0641731Y2 JP H0641731 Y2 JPH0641731 Y2 JP H0641731Y2 JP 10188788 U JP10188788 U JP 10188788U JP 10188788 U JP10188788 U JP 10188788U JP H0641731 Y2 JPH0641731 Y2 JP H0641731Y2
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守敏 長坂
俊彦 岡田
博之 森本
光雄 河野
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、溶接トーチのノズルを被溶接物の表面に当接
しつつアークスポット溶接するためのアークスポット溶
接トーチに関する。
〈従来の技術〉 一般に、この種のアークスポット溶接トーチとしては、
例えば第4図に示される構造のものが汎用されている。
溶接時には、給電部材5を介して溶接用電極、例えば消
耗性電極と被溶接物との間に電力を供給してアークを発
生させるが、溶接作業時には金属製のノズル9を被溶接
物に当接させるため、電気絶縁筒8′を介してノズル9
がトーチ本体1に対して電気絶縁的に配設されている。
この電気絶縁筒8′は、トーチ本体1に螺着される耐熱
樹脂製の内筒6′と、内筒と一体に形成された黄銅製の
外筒7′とにより構成されていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、アークスポット溶接作業においては、ノズル
9を被溶接物に押しつけた状態で、ノズル9内部でアー
クを発生させるため、溶接時の発熱の大半がノズル9に
伝達され、短時間でノズル9が高温となる。このため、
ノズル9が適宜に低温となつた状態で、再度アークスポ
ット溶接を施すものとすれば殆んど問題なく溶接作業を
繰返すことが可能である。しかし、現実には、1箇所を
アークスポット溶接するための所要時間は高々2〜3秒
であるため、極めて短時間の周期で次々と溶接が行なわ
れている。この場合、ノズル9の低温化が図られず、高
温状態で使用されるため、内筒6′を形成する耐熱樹脂
の焼損により電気絶縁筒8′の取替周期が短かくなつて
いた。また、耐熱樹脂が焼損に至らない場合でも、高温
状態での耐熱樹脂の膨張や変形により、内筒6′とトー
チ本体1との螺着部がユルミ易い状態となり、しかもア
ークスポット溶接作業毎にノズル9を被溶接物に当接さ
せるため、螺着部がユルミ、トーチ本体1に対する内筒
6′の取付状態が次第に軸方向に変位する。ところで、
溶接時にはノズル9を被溶接物に当接させるため、ノズ
ル9の先端が溶接時の基準となる。従つて、ノズル9と
トーチ本体1との取付状態が軸方向に変位すれば、アー
ク状態が変動してアークスポット溶接の品質が不均一と
なる。
このため、ノズル9および電気絶縁筒8′に、例えば水
をかけて強制的に冷却することが考えられる。しかし、
外筒7′を形成する黄銅が高温状態から急冷されると脆
くなつて機械的強度が低下するため、アークスポット溶
接毎にノズル9を被溶接物に当接させる際に生じる、い
わゆる繰返し衝撃力により外筒7′のネジ部が早期に破
損する。また、黄銅に水をかけることにより次第に錆が
発生し、この銅青は人的に有害であるため作業上好まし
くない。従つて、従来のトーチでは、ノズル9および電
気絶縁筒8′に、例えば水をかけて強制的に冷却するこ
とができなかつた。結局、従来のトーチでは、アークス
ポット溶接の溶接周期を長くする、即ち溶接の待時間を
長くするか、電気絶縁筒8′の取替周期を短かくするか
のいずれかを甘受しなければならなかつた。勿論、上記
のごとく、アークスポット溶接の品質が不均一となると
いう他の欠点もあつた。
〈問題を解決するための手段〉 本考案の構成は、溶接用電極に給電するための給電部材
をトーチ本体に配設すると共に溶接用電極と給電部材と
を包囲してシールドガスの通路を形成するためのノズル
を、トーチ本体の雄ネジ部に螺着される電気絶縁筒を介
して配設してなるアークスポット溶接トーチにおいて、
前記電気絶縁筒は、雌ネジ部を有するセラミックス製の
内筒と、前記内筒と一体的に支持されて、前記ノズルの
取付部を有するステンレス製の外筒とにより構成されて
いることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
例えば、消耗性電極を用いるアークスポット溶接トーチ
について説明すると、第1図および第2図において、1
はトーチ本体の一部で、例えば第1の部材2と第2の部
材3とが螺着により一体的に構成されている。このトー
チ本体1の略軸心部にはX1方向に開口する孔101が穿設
されると共に、X1方向の端部側には雄ネジ102および雌
ネジ103が螺設されている。4は孔101内に配設された案
内管、5は雌ネジ103に螺着する給電部材、6は雄ネジ1
02に螺合する雌ネジを有するセラミックス製の内筒、7
は内筒6と一体的に支持されたステンレス製の外筒で、
この外筒7と内筒6とにより電気絶縁筒8が構成されて
いる。9は金属製のノズルで、電気絶縁筒8の外筒7に
適宜に着脱自在に取付けられる。例えば、外筒7とノズ
ル9とに夫々螺設したネジにより取付けられる。11はト
ーチ本体1の雄ネジ102に螺合するユルミ止メナット
で、このナット11をX1方向に螺進させて電気絶縁筒8を
X方向に対して強固に締付ける。また、ナット11の外周
部には雄ネジ111が螺設されていて、この雄ネジ111に螺
着して絶縁スリーブ12が取付けられる。なお、第2図に
示されるごとく、例えば、ナット11のX2方向側にナット
11回動用のスパナ掛け部112を設けた方が好ましい。13
はトーチ本体1を覆う絶縁チユーブ、14は絶縁スリーブ
12のX2方向側の端部を覆うカバー、15はシールドガス用
として汎用されているオリフイスである。
上記溶接トーチにおいて、電気絶縁筒8をトーチ本体1
のX1側からX2側へと螺進させ、第1図に示される状態
で、ユルミ止メナット11を電気絶縁筒8に当接させるこ
とにより、電気絶縁筒8がX方向の一点に強固に締付け
られる。この状態で絶縁スリーブ12とカバ14とを順次取
付ける。
この後、シールドガスがノズル9の内部に供給されると
共に、案内管4および給電部材5を経て送給される消耗
性ワイヤ、即ち消耗性電極に給電部材5を介して給電し
つつ、ノズル9を被溶接物に当接させてアークスポット
溶接が行なわれる。
ところで、溶接と共にノズル9および電気絶縁筒8が高
温状態に過熱されるが、内筒6はセラミックス製である
ため焼損することはない。また、セラミックス製の内筒
6は過熱されても膨張や変形は殆んど生じないため、電
気絶縁筒8はトーチ本体1に対して軸方向に変位するこ
とはない。更に、ユルミ止メナット11により電気絶縁筒
8を絞付けることにより、トーチ本体1に対する電気絶
縁筒8の変位防止をより強力に図ることができる。従つ
て、定常なアーク状態の下で均一な品質の溶接結果を得
ることができる。このように、本願トーチではノズル9
および電気絶縁筒8が過熱されても機能上問題はない
が、溶接中に作業者が過熱部に触れてヤケドをする可能
性がある。このため、過熱部を適宜に強制冷却した方が
好ましい。例えば、過熱されたノズル9および電気絶縁
筒8に水をかけたり、あるいは水に浸漬した場合、外筒
7はステンレス製であるため外筒7が急冷されても外筒
7の機械的強度の低下は生じない。このため、溶接時の
繰返し衝撃力が溶接トーチに作用しても、従来のごとく
の電気絶縁筒8が早期に破損するという事態が皆無とな
る。勿論、外筒7はステンレス製であるため、水による
錆の発生もない。
また、絶縁スリーブ12およびカバー14を設ければ、溶接
トーチの連結部にゴミや水などの外的異物の浸入を防止
することができる。これにも拘わらず、適宜構造のカバ
ーに置換することができる。
第3図は本考案の他の実施例の要部を示す図であつて、
ステンレス製の外筒7の端部とユルミ止メナット11とが
当接するように構成しているため、電気絶縁筒8が過熱
されたときに膨張係数の関係で電気絶縁筒8のX方向の
締付けがより強固となる。
なお、溶接トーチの過熱部を強制的に冷却する場合、水
に代えて、いわゆるスパッタ付着防止剤を用いれば、過
熱部の冷却と同時にノズルに対するスパッタの付着防止
を図ることができる。
さらに、ノズル9は半割り状のクランプ、円筒部と止メ
ネジあるいは相フランジと締付ネジ等適宜の構造により
外筒7に取付けることができる。また、第2図に示され
るごとく、第1の部材2と第2の部材3とによりトーチ
本体1を構成すれば、ネジ部102,103の摩耗時には第2
の部材3を新規なものと取替えるだけでよいが、勿論、
第1および第2の部材2,3を一体とすることができる。
さらにまた、給電部材5をコレットとコレット受けとに
より構成する、いわゆる非消耗性電極のアークスポット
溶接トーチも本願の対象とすることは勿論である。
〈考案の効果〉 以上の説明で明らかなように、本考案に係る溶接トーチ
は、特に雌ネジ部を有するセラミックス製の内筒と、内
筒と一体的に支持されて、ノズルの取付部を有するステ
ンレス製の外筒とにより電気絶縁筒を構成しているた
め、アークスポット溶接の溶接周期を短時間とすること
ができ、かつこの場合でも電気絶縁筒を高寿命で用いる
ことができると共に、溶接時に電気絶縁筒がトーチ本体
に対して軸方向に変位することがないため、均一な品質
の溶接結果を得ることができる。勿論、必要に応じて電
気絶縁筒やノズルを急冷しても、電気絶縁筒の取替周期
が短かくなることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2図は第1
図に示される要部の斜視図、第3図は本考案の他の実施
例の要部を示す縦断面概略図、第4図は従来トーチの縦
断面図である。 1……トーチ本体、5……給電部材、6……内筒、7…
…外筒、8……電気絶縁筒、9……ノズル、11……ユル
ミ止メナット
フロントページの続き (71)出願人 999999999 日本鋼管ライトスチール株式会社 埼玉県熊谷市大字三ケ尻6100番地 (72)考案者 長坂 守敏 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)考案者 岡田 俊彦 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)考案者 森本 博之 大阪府大阪市淀川区田川2丁目1番11号 株式会社ダイヘン内 (72)考案者 河野 光雄 兵庫県伊丹市瑞穂町5丁目75番1号 (72)考案者 酒井 正雄 神奈川県横浜市磯子区磯子8丁目4番204 号 (56)参考文献 実公 昭60−13582(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接用電極に給電するための給電部材をト
    ーチ本体に配設すると共に溶接用電極と給電部材とを包
    囲してシールドガスの通路を形成するためのノズルを、
    トーチ本体の雄ネジ部に螺着される電気絶縁筒を介して
    配設してなるアークスポット溶接トーチにおいて、前記
    電気絶縁筒は、雌ネジ部を有するセラミックス製の内筒
    と、前記内筒と一体的に支持されて、前記ノズルの取付
    部を有するステンレス製の外筒とにより構成されてなる
    アークスポット溶接トーチ。
  2. 【請求項2】前記トーチ本体の雄ネジ部に螺合されて、
    前記絶縁筒を締付けるためのユルミ止めナットを配設し
    た第1項記載のアークスポット溶接トーチ。
JP10188788U 1988-07-29 1988-07-29 アークスポット溶接トーチ Expired - Lifetime JPH0641731Y2 (ja)

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