JPS609243Y2 - 流電陽極 - Google Patents
流電陽極Info
- Publication number
- JPS609243Y2 JPS609243Y2 JP1311082U JP1311082U JPS609243Y2 JP S609243 Y2 JPS609243 Y2 JP S609243Y2 JP 1311082 U JP1311082 U JP 1311082U JP 1311082 U JP1311082 U JP 1311082U JP S609243 Y2 JPS609243 Y2 JP S609243Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anode
- anode body
- galvanic
- galvanic anode
- core metal
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は陰極防蝕法に用いる流電陽極に関し、特に流電
陽極の構造に関する。
陽極の構造に関する。
陰極防蝕法は被防蝕体に防蝕電流を流入させ、被防蝕体
間で生じている腐蝕電流をを消滅させて防蝕を遠戚する
方法である。
間で生じている腐蝕電流をを消滅させて防蝕を遠戚する
方法である。
この防蝕電流を供給する手段として被防蝕体より卑な金
属を流電陽極として被防蝕体に接続する方法が流電陽極
(又は慢性陽極)方式と称されている。
属を流電陽極として被防蝕体に接続する方法が流電陽極
(又は慢性陽極)方式と称されている。
流電陽極方式の流電陽極金属には、一般にマグネシュウ
ム合金、アルミニューム合金、亜鉛合金が使用されてい
る。
ム合金、アルミニューム合金、亜鉛合金が使用されてい
る。
従来の流電陽極Aは第1図に示す如く陽極体1に芯金2
を埋込鋳造して構成され、海水中または土中の電解質4
に接する被防蝕体3たとえば鋼杭、矢板、パイプに流電
陽極Aの陽極体1を固定し、かつ被防蝕体3と芯金2と
を溶接等により電気的接続をする。
を埋込鋳造して構成され、海水中または土中の電解質4
に接する被防蝕体3たとえば鋼杭、矢板、パイプに流電
陽極Aの陽極体1を固定し、かつ被防蝕体3と芯金2と
を溶接等により電気的接続をする。
芯金2を設けたことにより陽極体1と被防蝕体との電気
的接続と支持固定とを同時に確保し、消耗による容積変
化を来たしても有効に使用をすることができる。
的接続と支持固定とを同時に確保し、消耗による容積変
化を来たしても有効に使用をすることができる。
また土中埋設のパイプの防蝕は、土壌の抵抗率が高いた
め、鉄との電位差の大きいマグネシウム陽極が一般に土
壌中に埋設されて使用される。
め、鉄との電位差の大きいマグネシウム陽極が一般に土
壌中に埋設されて使用される。
この場合芯金は支持構造としての特性は不要になり接続
装置としてのみ作用する。
装置としてのみ作用する。
またパイプは塗覆装と陰極防食との併用で防蝕される例
が多く、塗覆装材質が高性能となり、陰極防蝕に必要な
電流は僅かで済み、防蝕期間の長期延長の要求が満たさ
れるようになっている。
が多く、塗覆装材質が高性能となり、陰極防蝕に必要な
電流は僅かで済み、防蝕期間の長期延長の要求が満たさ
れるようになっている。
然し、前述の如く、マグネシウム陽極は、鉄との電位差
が大きいために、芯金が露出している場合には、陽極体
と芯金との間に電流が流れ、防蝕上無効な陽極消耗を生
じ、極間距離の少ない部分、即ち芯金に沿って陽極が消
耗する。
が大きいために、芯金が露出している場合には、陽極体
と芯金との間に電流が流れ、防蝕上無効な陽極消耗を生
じ、極間距離の少ない部分、即ち芯金に沿って陽極が消
耗する。
この無効電流は時間の経過とともに減少する傾向はなく
、接続することが判っている。
、接続することが判っている。
この場合、流電陽極1本当りの発生電流が大きい場合に
は前記の無効電流は余り問題にならないが、発生電流が
少なくなると、無効電流の占める比率が大きくなり、流
電陽極の計算寿命に大きな誤差を与える結果となる。
は前記の無効電流は余り問題にならないが、発生電流が
少なくなると、無効電流の占める比率が大きくなり、流
電陽極の計算寿命に大きな誤差を与える結果となる。
これを防止するために、第2図に示す如く芯金2の先端
を短かくして陽極体1から突出しないように設け、陽極
体1の一端側に凹部6を設け、凹部6内において芯金2
と電線5とを電気的に接続したうえ、凹部6内に樹脂6
′を充填するように構成した流電陽極Bがある。
を短かくして陽極体1から突出しないように設け、陽極
体1の一端側に凹部6を設け、凹部6内において芯金2
と電線5とを電気的に接続したうえ、凹部6内に樹脂6
′を充填するように構成した流電陽極Bがある。
しかしこの流電陽極Bにおいても陽極体1が消耗するに
伴い芯金2が露出し、上記無効電流が発生する欠点を有
している。
伴い芯金2が露出し、上記無効電流が発生する欠点を有
している。
本考案は上記にかんがみなされたもので上記の欠点を解
消した流電陽極を提供することを目的とする。
消した流電陽極を提供することを目的とする。
以下、本考案を実施例により説明する。
第3図は本考案の一実施例の流電陽極の断面図である。
本実施例の流電陽極Cは第3図に示す如く陽極体1の周
方向断面の略中央部に貫通孔7を穿設し、貫通孔7の長
さ方向の略中央部に電線5の一端に溶着し電線5と電気
的に接続された接触子8を挿入して陽極体1と接触子8
とを接触させて電気的に導通させる。
方向断面の略中央部に貫通孔7を穿設し、貫通孔7の長
さ方向の略中央部に電線5の一端に溶着し電線5と電気
的に接続された接触子8を挿入して陽極体1と接触子8
とを接触させて電気的に導通させる。
一方、貫通孔7内には絶縁体としての樹脂9を充填して
貫通孔7を塞ぐ。
貫通孔7を塞ぐ。
また、接触子8はたとえばバネ状または鉛圧着等により
強固に、かつ低接触抵抗となるように陽極体1に接触さ
せればよい。
強固に、かつ低接触抵抗となるように陽極体1に接触さ
せればよい。
以上の如く構成した本実施例においては芯金2は第1図
における如き支持構造としての役割は使用条件から不用
であり、使用されておらず、陽極体1と芯金2との間に
無効電流が流れることはない。
における如き支持構造としての役割は使用条件から不用
であり、使用されておらず、陽極体1と芯金2との間に
無効電流が流れることはない。
また陽極体1の消耗は先端効果により陽極体1の両端部
分より順次消耗して行き、最終的には第3図において破
線1′に示す如く消耗残として残るとになる。
分より順次消耗して行き、最終的には第3図において破
線1′に示す如く消耗残として残るとになる。
従って芯金2を使用しなくても、接触子8が陽極体1の
長さ方向のほぼ中央に設けであるため、陽極体1を最後
まで有効に利用できる。
長さ方向のほぼ中央に設けであるため、陽極体1を最後
まで有効に利用できる。
また芯金2がないため前記した如く無効電流は流れず、
陽極体1は異常消耗することもない。
陽極体1は異常消耗することもない。
更に、本実施例によれば、長尺の陽極体1を製作し、必
要に応じて所要長さに切断して、使用できる。
要に応じて所要長さに切断して、使用できる。
従って、従来の芯金鋳込型の場合は多数の型および在庫
を必要としたが、本実施例によれば共通に利用できて、
在庫も少なくてすむ効果がある。
を必要としたが、本実施例によれば共通に利用できて、
在庫も少なくてすむ効果がある。
また、陽極体1はマグネシウム陽極の場合のみでなく、
他の流電陽極にも応用することが可能である。
他の流電陽極にも応用することが可能である。
以上説明した如く本考案によれば、芯金を使用しないた
めに陽極体と芯金との間で生ずる無効電流による陽極体
の消耗はなく、陽極体の自己消耗のみとなり、従来の欠
点が解消できる。
めに陽極体と芯金との間で生ずる無効電流による陽極体
の消耗はなく、陽極体の自己消耗のみとなり、従来の欠
点が解消できる。
また、流電陽極の製作も容易であり、寸法の異なる多く
型を在庫しておく必要もなくなる。
型を在庫しておく必要もなくなる。
第1図および第2図は従来の流電陽極の側面図。
第3図は本発明の一実施例の断面図。1.1′・・・・
・・陽極体、5・・・・・・電線、7・・・・・・貫通
孔、8・・・・・・接触子、9・・・・・・樹脂。
・・陽極体、5・・・・・・電線、7・・・・・・貫通
孔、8・・・・・・接触子、9・・・・・・樹脂。
Claims (1)
- 流電陽極を構成する陽極体に貫通孔を設け、該貫通孔の
ほぼ中央部において前記陽極体と接触する接触子を設け
、該接触子に電線の一端を接触して前記陽極体外にまで
延出し、前記貫通孔を絶縁体で充填してなることを特徴
とする流電陽極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1311082U JPS609243Y2 (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 流電陽極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1311082U JPS609243Y2 (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 流電陽極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58117767U JPS58117767U (ja) | 1983-08-11 |
JPS609243Y2 true JPS609243Y2 (ja) | 1985-04-02 |
Family
ID=30025642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1311082U Expired JPS609243Y2 (ja) | 1982-02-02 | 1982-02-02 | 流電陽極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609243Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-02-02 JP JP1311082U patent/JPS609243Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58117767U (ja) | 1983-08-11 |
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