JP2639235B2 - チップインダクタンス - Google Patents

チップインダクタンス

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JP2639235B2
JP2639235B2 JP3074505A JP7450591A JP2639235B2 JP 2639235 B2 JP2639235 B2 JP 2639235B2 JP 3074505 A JP3074505 A JP 3074505A JP 7450591 A JP7450591 A JP 7450591A JP 2639235 B2 JP2639235 B2 JP 2639235B2
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coil
electrode
sheet
electrodes
laminate
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登 加藤
英司 山田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チップの内部に数タ
ーンの巻数を持つコイルを設けて形成されたチップイン
ダクタンスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなチップインダクタン
スを形成するために、チップの内部で数ターンの巻数を
持つコイルを作るには、コイルパターンとフェライトシ
ートを交互に印刷乾燥させる方式とコイルパターンを形
成したセラミックシートを複数枚積み重ね、スルーホー
ルで連結する方式とがある。
【0003】前者のコイルパターンとフェライトシート
を交互に印刷乾燥させる方式は、図8に示すように、フ
ェライトシート1上に端縁に達して引出用電極とコイル
パターンとを兼ねる2分の1ターンの電極2を印刷し
(A)、次にフェライトシート1上の上半分を覆うよう
にフェライトシート3を印刷し、その後電極2の端部に
導通し、フェライトシート3上へ連なる2分の1ターン
のコイルパターン用の電極4を印刷する(B)。
【0004】その後、フェライトシート3と電極4とを
交互に印刷乾燥させ(C)(D)、各電極4をコイル状
に接続し、所要巻数のコイルが得られれば最後に引出用
電極5を電極4に連ねて印刷して(E)、チップインダ
クタンスを得る。
【0005】後者のスルーホールで連結する方式は、図
9に示すように、表面に2分の1ターンの電極11を形
成し、電極11の端部にスルーホール12を設けたセラ
ミックシート13と、引出用の電極14を端縁に達する
よう設けたセラミックシート15、16とを用い、所要
枚数のセラミックシート13を積み重ねて上下の電極1
1をスルーホール12の部分で導電性接着剤を用いて順
次接続し、上下にセラミックシート15、16を重ね合
わせて全体を焼成し、各電極11をコイル状に接続する
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のコイ
ルパターンとフェライトシートを交互に印刷乾燥させる
方式は、コイルパターンとフェライトの印刷乾燥を繰り
返さないといけないので工程が複雑となり、コスト高と
なるという問題がある。
【0007】また、後者のスルーホールで連結する方式
は、重ねずれでスルーホール12と電極11の位置が合
わないことがあり、製作が困難であるという問題があ
る。
【0008】そこで、この発明は、各電極の接続を内部
で行なう従来の方式にあった問題点を解決するため、各
電極の接続を外部で行なうことにより、積み重ね方式で
工程を簡略化して製作が容易になるチップインダクタン
スを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、表面にリング状パターンのコイ
ル用電極を設けるとともに、このコイル用電極の両端部
を一辺の側縁に引き出したコイル用シートと、表面に
面コ字状パターンの中間電極を設けるとともに、この中
間電極の両端部を一辺の側縁に引き出した中間用シート
を、前記コイル用シートの一辺の側縁と、前記中間用
シートの一辺の側縁とが同じ方向になるように交互に所
要枚数を積み重ねて積層体を形成し、この積層体の一側
面にコイル用電極の端部と中間電極の端部とを接続する
外部接続電極を形成して、各コイル用電極がコイル状と
なるように順次接続した構成を採用したものである。
【0010】
【作用】コイル用シートと中間用シートを交互に所要枚
数を積み重ねて積層体を形成し、この積層体の側面にお
いて、上下に位置するコイル用電極の端部と中間電極の
端部をスパッタリング等の手段で設けた外部接続電極で
両側交互に順次接続し、各コイル用電極と中間電極を外
部接続電極を介して連続するコイル状に接続し、チップ
の内部に数ターンの巻数を持つコイルを有するチップイ
ンダクタンスを形成する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図7に基づいて説明する。
【0012】図1乃至図3に示す第1の実施例におい
て、コイル用シート21は、セラミックのグリーンシー
トを用い、その表面に一部を切り離したリング状パター
ンのコイル用電極22を印刷によって設け、この電極2
2の両端部22a、22bを一辺の側縁に臨ませて形成
されている。(図3A参照)
【0013】中間用シート23は同じくセラミックのグ
リーンシートを用い、その表面に平面コ字状の中間電極
24を印刷によって設け、この電極24の両端部24
a、24bを一辺の側縁に臨ませて形成されている。
(図3B参照)
【0014】最上部に位置するコイル用シート21a
は、コイル用電極22の一方端部22aが外部電極25
と接続するため、他方端部22bと隣接する辺の側縁に
引出され、また最下部に位置するコイル用シート21b
のコイル用電極22も同様に片方の端部22bが隣接す
る辺の側縁に引出されている。
【0015】上記したコイル用シート21と中間用シー
ト23及び上下のコイル用シート21a、21bは、セ
ラミックグリーンシートに各電極を印刷した状態のまま
で、図1の如く、コイル用シート21と中間用シート2
3が交互に所要枚数が重なるように積み重ね、最上部に
電極のないグリーンシート27を重ねた状態で、各電極
の端部が端縁に臨むように形成されている。
【0016】上記のように積み重ねた積層体は焼成さ
れ、例えば両側面に最も上下に位置するグリーンシート
21aと21bのコイル用電極の引出用端部22a、2
2bと接続した外部電極25、25が形成される。
【0017】この後、図2に示すように、積層体の側面
において、導電ペーストを用いた外部接続電極26を上
下に位置するコイル用電極22と中間電極24の端部2
2aと24a及び22bと24bを接続するように、両
側で交互の配置となるように設け、各コイル用電極22
をこの外部接続電極26と中間電極24でコイル状に順
次接続している。
【0018】上記のように、外部接続電極26をスパッ
タリング等によって形成することにより、積層体の内部
にコイル用電極22の数だけのターン巻数を持つコイル
を備えたチップインダクタンスを得ることができる。
【0019】なお、積層体の外部接続電極26を設けた
側面は、樹脂等でコーティングして外部接続電極26を
保護するようにしている。
【0020】次に図4と図5に示す第2の実施例は、基
本的に第1実施例と同じであるが、コイル用電極22の
端部22a、22bと中間電極24の両端部24a、2
4bをシートの端縁方向に沿って位置をずらし、上下に
設ける外部接続電極26の上下間隔を広くとることがで
きるようにしたものである。
【0021】また、図6と図7に示す第3の実施例は、
各シートの積層において、同じシートを二枚づつ重ねて
いくことで積層体を形成し、インダクタンスの等価直列
抵抗を小さくし、Q値を高くすると共に、各シート層間
の接続をより確実に行なえるようにしたものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、コイ
ル用電極を設けたコイル用シートと中間電極を設けた中
間用シートを交互に所要枚数を積み重ねて積層体を形成
し、積層体の側面に設けた外部接続電極でコイル用電極
と中間電極を接続するようにしたので、チップ型積層体
の内部に数ターンの巻数を持つコイルを有するチップイ
ンダクタンスを、セラミックシートの積み重ね方式で工
程を簡単にできると共に、積層体の側面に設けた外部接
続電極でコイル用電極と中間電極を接続するので、各電
極の端部に位置ずれがあっても影響が小さく、製作も簡
略化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のチップインダクタンスの第1の実施
例を示す分解斜視図。
【図2】この発明のチップインダクタンスの第1の実施
例を示す正面図。
【図3】(A)は、この発明のチップインダクタンスの
第1の実施例を示すコイル用シートの平面図、(B)
は、この発明のチップインダクタンスの第1の実施例を
示す中間用シートの平面図。
【図4】この発明のチップインダクタンスの第2の実施
例を示す分解斜視図。
【図5】この発明のチップインダクタンスの第2の実施
例を示す正面図。
【図6】この発明のチップインダクタンスの第3の実施
例を示す分解斜視図。
【図7】この発明のチップインダクタンスの第3の実施
例を示す正面図。
【図8】従来のインダクタンスの印刷乾燥方式を示す工
程図。
【図9】従来のインダクタンスのスルーホール方式を示
す分解斜視図。
【符号の説明】
21 コイル用シート 21 コイル用電極 22a、22b 端部 23 中間用シート 24 中間電極 24a、24b 端部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にリング状パターンのコイル用電極
    を設けるとともに、このコイル用電極の両端部を一辺の
    側縁に引き出したコイル用シートと、表面に平面コ字状
    パターンの中間電極を設けるとともに、この中間電極の
    両端部を一辺の側縁に引き出した中間用シートとを、前
    記コイル用シートの一辺の側縁と、前記中間用シートの
    一辺の側縁とが同じ方向になるように交互に所要枚数を
    積み重ねて積層体を形成し、この積層体の一側面にコイ
    ル用電極の端部と中間電極の端部とを接続する外部接続
    電極を形成して、各コイル用電極がコイル状となるよう
    に順次接続したことを特徴とするチップインダクタンス
JP3074505A 1991-03-13 1991-03-13 チップインダクタンス Expired - Fee Related JP2639235B2 (ja)

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