JP2638498B2 - レーザ駆動回路 - Google Patents
レーザ駆動回路Info
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- JP2638498B2 JP2638498B2 JP6210697A JP21069794A JP2638498B2 JP 2638498 B2 JP2638498 B2 JP 2638498B2 JP 6210697 A JP6210697 A JP 6210697A JP 21069794 A JP21069794 A JP 21069794A JP 2638498 B2 JP2638498 B2 JP 2638498B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気信号を光信号に変換
するレーザ駆動回路に関する。
するレーザ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、出力電流制限回路として、図5に
示すように、入力電圧をツェナーダイオードで調整する
ものが知られている。なお、図5の出力電流制限型の電
圧−電流変換回路については、例えば特開平1−266
612号公報に詳細が記載されている。
示すように、入力電圧をツェナーダイオードで調整する
ものが知られている。なお、図5の出力電流制限型の電
圧−電流変換回路については、例えば特開平1−266
612号公報に詳細が記載されている。
【0003】図5は、この従来の出力電流制限型の電圧
−電流変換回路をレーザダイオードの駆動回路における
出力電流制御回路として用いた構成を示すものである。
−電流変換回路をレーザダイオードの駆動回路における
出力電流制御回路として用いた構成を示すものである。
【0004】図5を参照して、第1の誤差増幅器として
のオペアンプ25には非反転入力端子に入力電圧VINが
入力印加されるように接続されていると共に、その入力
信号に並列にツェナーダイオード24が接続されてい
る。
のオペアンプ25には非反転入力端子に入力電圧VINが
入力印加されるように接続されていると共に、その入力
信号に並列にツェナーダイオード24が接続されてい
る。
【0005】オペアンプ25の出力端は、電流バッファ
ーとしてのトランジスタ3のベースに接続されている。
トランジスタ3のエミッタにはオペアンプ25の反転入
力端子が接続され、トランジスタ3のエミッタとオペア
ンプ25の反転入力端子の接続点には抵抗11の一側の
端子が接続され、抵抗11の他側の端子は接地されてい
る。トランジスタ3のコレクタと電源VCCとの間にはレ
ーザダイオード12が接続されている。
ーとしてのトランジスタ3のベースに接続されている。
トランジスタ3のエミッタにはオペアンプ25の反転入
力端子が接続され、トランジスタ3のエミッタとオペア
ンプ25の反転入力端子の接続点には抵抗11の一側の
端子が接続され、抵抗11の他側の端子は接地されてい
る。トランジスタ3のコレクタと電源VCCとの間にはレ
ーザダイオード12が接続されている。
【0006】図6は、図5の回路構成の一例を示した図
である。図6を参照して、差動対トランジスタ1、2の
共通接続されたエミッタは、トランジスタ4、5から成
る電流源を構成するカレントミラー回路の出力端に接続
され、差動対トランジスタ1、2のコレクタは負荷抵抗
6、7を介して電源VCCに接続されている。カレントミ
ラー回路の入力端には、抵抗8、9を介して電源VCCか
ら基準となる電流が入力される。入力電圧VINはトラン
ジスタ1のベースに入力されている。出力トランジスタ
3のエミッタは抵抗11を介して接地され、エミッタと
抵抗11の接続点がトランジスタ2のベースに入力され
ている。
である。図6を参照して、差動対トランジスタ1、2の
共通接続されたエミッタは、トランジスタ4、5から成
る電流源を構成するカレントミラー回路の出力端に接続
され、差動対トランジスタ1、2のコレクタは負荷抵抗
6、7を介して電源VCCに接続されている。カレントミ
ラー回路の入力端には、抵抗8、9を介して電源VCCか
ら基準となる電流が入力される。入力電圧VINはトラン
ジスタ1のベースに入力されている。出力トランジスタ
3のエミッタは抵抗11を介して接地され、エミッタと
抵抗11の接続点がトランジスタ2のベースに入力され
ている。
【0007】図5に示すレーザ駆動回路は、オペアンプ
25の非反転入力端子の入力電圧と反転入力端子の入力
電圧が等しくなったときに安定し、出力電流IOUT、す
なわち、出力トランジスタ3のエミッタ電流の関係は、
次式(1)で表される。
25の非反転入力端子の入力電圧と反転入力端子の入力
電圧が等しくなったときに安定し、出力電流IOUT、す
なわち、出力トランジスタ3のエミッタ電流の関係は、
次式(1)で表される。
【0008】IOUT=VIN/R11 …(1)
【0009】ここでR11は抵抗11の抵抗値を示す。
【0010】入力電圧VINがツェナーダイオード24の
電圧VZOを越えたとき、オペアンプ25の非反転入力端
子にはツェナーダイオード24の電圧VZOが印加され
る。
電圧VZOを越えたとき、オペアンプ25の非反転入力端
子にはツェナーダイオード24の電圧VZOが印加され
る。
【0011】従って、出力電流IOUTは、このツェナー
ダイオード24の電圧VZOにより制御される。この時の
制限電流IOUT(limit)は次式(2)で表される。
ダイオード24の電圧VZOにより制御される。この時の
制限電流IOUT(limit)は次式(2)で表される。
【0012】IOUT(limit)=VZO/R11 …(2)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この従来のレーザ駆動
回路においては、入力電圧VINにリミットを持たせるた
めに、入力電圧VINに変調信号を重畳する場合、図7に
示すように、オペアンプ25の出力端Vaの電圧(「出
力電圧Va」という)が電圧リミットされてしまうこと
になる。すなわち、図7に示すように、入力電圧VINが
ツェナーダイオード24の電圧VZOを越えると、オペア
ンプ25の出力電圧Vaは電圧VZOに対応する電圧Va
2にリミットされる。
回路においては、入力電圧VINにリミットを持たせるた
めに、入力電圧VINに変調信号を重畳する場合、図7に
示すように、オペアンプ25の出力端Vaの電圧(「出
力電圧Va」という)が電圧リミットされてしまうこと
になる。すなわち、図7に示すように、入力電圧VINが
ツェナーダイオード24の電圧VZOを越えると、オペア
ンプ25の出力電圧Vaは電圧VZOに対応する電圧Va
2にリミットされる。
【0014】このため、出力トランジスタ3のベース電
圧が電圧リミットされ、これに伴い出力トランジスタ3
のコレクタ電流がリミットされるため、図8に示すよう
に、レーザダイオードに流れる電流ILDがリミットされ
ることにより、変調信号が歪むという問題がある。
圧が電圧リミットされ、これに伴い出力トランジスタ3
のコレクタ電流がリミットされるため、図8に示すよう
に、レーザダイオードに流れる電流ILDがリミットされ
ることにより、変調信号が歪むという問題がある。
【0015】なお、レーザ駆動回路においては、入力電
圧VINをツェナーダイオード24の電圧VZOでリミット
し、レーザダイオード12に流れる電流を制限するとい
う図5の構成以外にも、例えば、入力電圧VINを入力す
る差動増幅器の出力端が出力トランジスタのベースとベ
ース抵抗を介して接続され、出力トランジスタのコレク
タと電源VCC間にレーザダイオードを接続し、レーザダ
イオードに大電流が流れた場合に、出力トランジスタの
ベース電流が増大してベース抵抗の電圧降下が増大し、
このため出力トランジスタが遮断状態となることにより
出力電流を制御する構成が知られているが、出力トラン
ジスタのhFEのバラツキ等により、ベース抵抗の抵抗値
が変化するという問題点があり、また、入力電圧VINに
変調信号を入力する場合ベース抵抗が大きいと、変調信
号が伝達されないという問題がある。
圧VINをツェナーダイオード24の電圧VZOでリミット
し、レーザダイオード12に流れる電流を制限するとい
う図5の構成以外にも、例えば、入力電圧VINを入力す
る差動増幅器の出力端が出力トランジスタのベースとベ
ース抵抗を介して接続され、出力トランジスタのコレク
タと電源VCC間にレーザダイオードを接続し、レーザダ
イオードに大電流が流れた場合に、出力トランジスタの
ベース電流が増大してベース抵抗の電圧降下が増大し、
このため出力トランジスタが遮断状態となることにより
出力電流を制御する構成が知られているが、出力トラン
ジスタのhFEのバラツキ等により、ベース抵抗の抵抗値
が変化するという問題点があり、また、入力電圧VINに
変調信号を入力する場合ベース抵抗が大きいと、変調信
号が伝達されないという問題がある。
【0016】従って、本発明は前記問題点を解消し、レ
ーザダイオードの変調信号を歪なく送出できるレーザ駆
動回路を提供することを目的とする。
ーザダイオードの変調信号を歪なく送出できるレーザ駆
動回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、入力信号を増幅し出力トランジスタによ
りレーザダイオードを駆動する信号増幅回路と、前記レ
ーザダイオードに流れる電流により発生する電圧降下の
平均値を出力する平均値検出回路と、前記平均値検出回
路の出力により前記信号増幅回路の出力トランジスタの
バイアス電圧を制御するバイアス制御回路と、を有する
ことを特徴とするレーザ駆動回路を提供する。
め、本発明は、入力信号を増幅し出力トランジスタによ
りレーザダイオードを駆動する信号増幅回路と、前記レ
ーザダイオードに流れる電流により発生する電圧降下の
平均値を出力する平均値検出回路と、前記平均値検出回
路の出力により前記信号増幅回路の出力トランジスタの
バイアス電圧を制御するバイアス制御回路と、を有する
ことを特徴とするレーザ駆動回路を提供する。
【0018】本発明のレーザ駆動回路においては、前記
信号増幅回路は、入力信号を増幅する増幅器と、ベース
が前記増幅器の出力端に接続され、コレクタが前記レー
ザダイオードに接続される出力トランジスタとを含み、
更に、電源と前記レーザダイオードとの間に抵抗が接続
されていることを特徴としている。
信号増幅回路は、入力信号を増幅する増幅器と、ベース
が前記増幅器の出力端に接続され、コレクタが前記レー
ザダイオードに接続される出力トランジスタとを含み、
更に、電源と前記レーザダイオードとの間に抵抗が接続
されていることを特徴としている。
【0019】また、本発明のレーザ駆動回路において
は、前記レーザダイオードと前記抵抗との接続点が、前
記平均値検出回路の入力端に接続されて成ることを特徴
としている。
は、前記レーザダイオードと前記抵抗との接続点が、前
記平均値検出回路の入力端に接続されて成ることを特徴
としている。
【0020】さらに、本発明のレーザ駆動回路において
は、前記バイアス制御回路が、前記平均値検出回路の出
力と予め定められた基準電圧を入力とする差動増幅器か
ら成り、前記差動増幅器の出力が前記信号増幅回路の増
幅器の出力端に接続されていることを特徴としている。
は、前記バイアス制御回路が、前記平均値検出回路の出
力と予め定められた基準電圧を入力とする差動増幅器か
ら成り、前記差動増幅器の出力が前記信号増幅回路の増
幅器の出力端に接続されていることを特徴としている。
【0021】そして、本発明によれば、前記電圧降下が
予め定められた値以上のときに、前記差動増幅器を形成
する差動対トランジスタの一のトランジスタがオン状態
とされ、該オン状態とされた少くとも一のトランジスタ
が前記出力トランジスタの直流バイアス電圧を制限する
ような電流経路を形成することを特徴としている。
予め定められた値以上のときに、前記差動増幅器を形成
する差動対トランジスタの一のトランジスタがオン状態
とされ、該オン状態とされた少くとも一のトランジスタ
が前記出力トランジスタの直流バイアス電圧を制限する
ような電流経路を形成することを特徴としている。
【0022】また、本発明のレーザ駆動回路において
は、前記出力トランジスタのエミッタが、前記平均値検
出回路の入力端に接続されるように構成してもよい。
は、前記出力トランジスタのエミッタが、前記平均値検
出回路の入力端に接続されるように構成してもよい。
【0023】
【作用】本発明は、レーザ駆動回路の出力用トランジス
タのベース電圧でレーザダイオードの電流を制御する回
路において、電流監視用の抵抗の電圧降下を平均値検出
回路に入力し、平均値検出回路の出力を差動増幅回路の
入力とし、差動増幅回路の出力を出力用トランジスタの
ベースに接続することにより、出力用トランジスタのベ
ースには直流電圧のみリミットがかけられ、直流電圧に
重畳された交流信号をそのまま伝送することができるた
め、レーザダイオードの変調信号を歪なく送出すること
ができる。
タのベース電圧でレーザダイオードの電流を制御する回
路において、電流監視用の抵抗の電圧降下を平均値検出
回路に入力し、平均値検出回路の出力を差動増幅回路の
入力とし、差動増幅回路の出力を出力用トランジスタの
ベースに接続することにより、出力用トランジスタのベ
ースには直流電圧のみリミットがかけられ、直流電圧に
重畳された交流信号をそのまま伝送することができるた
め、レーザダイオードの変調信号を歪なく送出すること
ができる。
【0024】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
明する。
【0025】
【実施例1】図1は、本発明の第1の実施例の回路図で
ある。
ある。
【0026】図1を参照して、本実施例は、入力信号V
INを増幅してレーザダイオード12を駆動する信号増幅
回路は、差動対トランジスタ1、2と、差動対トランジ
スタ1、2の共通接続されたエミッタに出力端が接続さ
れたカレントミラー回路(トランジスタ4と5で構成さ
れる)と、ベースが差動対トランジスタ1、2の出力端
Vaに接続され、コレクタがレーザダイオード12のカ
ソードに接続され、エミッタが抵抗11を介して接地さ
れた出力トランジスタ3、及び、電源VCCとレーザダイ
オード12のアノードとの間に接続された電流監視用の
抵抗10から構成されている。
INを増幅してレーザダイオード12を駆動する信号増幅
回路は、差動対トランジスタ1、2と、差動対トランジ
スタ1、2の共通接続されたエミッタに出力端が接続さ
れたカレントミラー回路(トランジスタ4と5で構成さ
れる)と、ベースが差動対トランジスタ1、2の出力端
Vaに接続され、コレクタがレーザダイオード12のカ
ソードに接続され、エミッタが抵抗11を介して接地さ
れた出力トランジスタ3、及び、電源VCCとレーザダイ
オード12のアノードとの間に接続された電流監視用の
抵抗10から構成されている。
【0027】差動対トランジスタ1、2のコレクタは負
荷抵抗6、7を介して電源に接続され、差動対トランジ
スタの一方のトランジスタ1のベースには入力電圧VIN
が、他方のトランジスタ2のベースには、電源VCCとカ
レントミラー回路の出力端間を抵抗8と抵抗9で分圧し
た電圧が供給される。
荷抵抗6、7を介して電源に接続され、差動対トランジ
スタの一方のトランジスタ1のベースには入力電圧VIN
が、他方のトランジスタ2のベースには、電源VCCとカ
レントミラー回路の出力端間を抵抗8と抵抗9で分圧し
た電圧が供給される。
【0028】レーザダイオード12に流れる電流による
抵抗10での電圧降下の平均値を出力する平均値検出回
路は、抵抗10とレーザダイオード12との接続点に接
続された抵抗19と、抵抗19と一の端子が接続され他
の端子が接地されたコンデンサ23から構成され、電圧
降下を平滑化した信号(即ち平均値出力)がコンデンサ
23の両端子間の電圧として出力される。
抵抗10での電圧降下の平均値を出力する平均値検出回
路は、抵抗10とレーザダイオード12との接続点に接
続された抵抗19と、抵抗19と一の端子が接続され他
の端子が接地されたコンデンサ23から構成され、電圧
降下を平滑化した信号(即ち平均値出力)がコンデンサ
23の両端子間の電圧として出力される。
【0029】平均値検出回路の出力に応じて信号増幅回
路の出力トランジスタ3にバイアス電圧を供給するバイ
アス制御回路は、平均値検出回路の出力がベースに接続
されたトランジスタ13と、差動対トランジスタ15、
16と、差動対トランジスタ15、16、及びトランジ
スタ13に電流を供給するトランジスタ17、18、及
び14から成るカレントミラー回路から構成される。
路の出力トランジスタ3にバイアス電圧を供給するバイ
アス制御回路は、平均値検出回路の出力がベースに接続
されたトランジスタ13と、差動対トランジスタ15、
16と、差動対トランジスタ15、16、及びトランジ
スタ13に電流を供給するトランジスタ17、18、及
び14から成るカレントミラー回路から構成される。
【0030】差動対トランジスタの一方のトランジスタ
16のベースには電源VCCとカレントミラー回路の入力
端(即ちトランジスタ17のコレクタ)間を抵抗21と
抵抗22で分圧した基準電圧VR1が印加される。トラン
ジスタ16のコレクタは、信号増幅回路の差動増幅器の
出力端Vaに接続されており、出力端Va(「節点V
a」ともいう)は抵抗7を介して電源VCCに接続されて
いる。
16のベースには電源VCCとカレントミラー回路の入力
端(即ちトランジスタ17のコレクタ)間を抵抗21と
抵抗22で分圧した基準電圧VR1が印加される。トラン
ジスタ16のコレクタは、信号増幅回路の差動増幅器の
出力端Vaに接続されており、出力端Va(「節点V
a」ともいう)は抵抗7を介して電源VCCに接続されて
いる。
【0031】差動対トランジスタの他方のトランジスタ
15のベースは、エミッタフォロワ構成のトランジスタ
13のエミッタに接続され、コレクタは負荷抵抗20を
介して電源VCCに接続されている。
15のベースは、エミッタフォロワ構成のトランジスタ
13のエミッタに接続され、コレクタは負荷抵抗20を
介して電源VCCに接続されている。
【0032】次に、本実施例の動作を説明する。
【0033】図3に、入力電圧VINと信号増幅器におけ
る差動増幅器の出力端Vaの電圧(「出力電圧Va」と
いう)の電圧特性を示す。
る差動増幅器の出力端Vaの電圧(「出力電圧Va」と
いう)の電圧特性を示す。
【0034】まず、直流電圧で考えると、入力電圧VIN
が高くなるにつれて差動増幅器の出力電圧Vaも高くな
り、出力電圧Vaの上昇に従い出力トランジスタ3のコ
レクタ電流ICが増大する。
が高くなるにつれて差動増幅器の出力電圧Vaも高くな
り、出力電圧Vaの上昇に従い出力トランジスタ3のコ
レクタ電流ICが増大する。
【0035】出力トランジスタ3のコレクタ電流ICが
増えると抵抗10での電圧降下が増大し、抵抗10とレ
ーザダイオード12の接続点の電圧が降下する。
増えると抵抗10での電圧降下が増大し、抵抗10とレ
ーザダイオード12の接続点の電圧が降下する。
【0036】その際、抵抗10とレーザダイオード12
の接続点が平均値検出回路を介してバイアス制御回路に
帰還されているため、バイアス制御回路の差動対トラン
ジスタ15、16の一方のトランジスタ15のベース電
圧が下がることになり、トランジスタ15がオフ状態と
なり、トランジスタ16はオン状態とされ、トランジス
タ16に電源VCCから抵抗7を介して電流が流れ込み、
節点Vaの電位が下がる。
の接続点が平均値検出回路を介してバイアス制御回路に
帰還されているため、バイアス制御回路の差動対トラン
ジスタ15、16の一方のトランジスタ15のベース電
圧が下がることになり、トランジスタ15がオフ状態と
なり、トランジスタ16はオン状態とされ、トランジス
タ16に電源VCCから抵抗7を介して電流が流れ込み、
節点Vaの電位が下がる。
【0037】すなわち、入力電圧VINが上昇すると節点
Vaの電圧は上昇するが、差動対トランジスタ15、1
6のうちトランジスタ16がオン状態とされるため、節
点Vaの電圧は下がり、電圧Va1で安定となり、リミ
ットがかかることになる。
Vaの電圧は上昇するが、差動対トランジスタ15、1
6のうちトランジスタ16がオン状態とされるため、節
点Vaの電圧は下がり、電圧Va1で安定となり、リミ
ットがかかることになる。
【0038】リミット電圧Va1は、バイアス制御回路
における基準電圧VRIに対し、出力トランジスタ3のコ
レクタ電流ICと抵抗10の選び方で決定される。
における基準電圧VRIに対し、出力トランジスタ3のコ
レクタ電流ICと抵抗10の選び方で決定される。
【0039】リミットがかかっている状態で、入力電圧
VINに、図3に示すようなB1の交流信号が入力される
と、抵抗10とレーザダイオード12の接続点の電圧も
交流電圧となるが、抵抗10とレーザダイオード12の
接続点の交流電圧は、抵抗19とコンデンサ23から構
成される平均値検出回路を介して平滑化されてなくな
り、バイアス制御回路のトランジスタ13のベースには
一定の電圧(即ち、交流電圧の直流オフセット電圧)が
印加される。
VINに、図3に示すようなB1の交流信号が入力される
と、抵抗10とレーザダイオード12の接続点の電圧も
交流電圧となるが、抵抗10とレーザダイオード12の
接続点の交流電圧は、抵抗19とコンデンサ23から構
成される平均値検出回路を介して平滑化されてなくな
り、バイアス制御回路のトランジスタ13のベースには
一定の電圧(即ち、交流電圧の直流オフセット電圧)が
印加される。
【0040】このため、図3に示すように、入力電圧V
INがB1の交流信号に対して節点Vaには出力信号B2
(交流信号)が出力される。
INがB1の交流信号に対して節点Vaには出力信号B2
(交流信号)が出力される。
【0041】この出力信号B2が、出力トランジスタ3
のベース電圧、すなわち図4における入力信号Va、と
なり、レーザダイオード12には図4のB3で示す交流
電流が流れることになる。
のベース電圧、すなわち図4における入力信号Va、と
なり、レーザダイオード12には図4のB3で示す交流
電流が流れることになる。
【0042】図4に示すように、本実施例によれば、直
流電圧に重畳された交流信号をそのまま伝送することが
できるため、レーザダイオードの変調信号を歪なく送出
できる。
流電圧に重畳された交流信号をそのまま伝送することが
できるため、レーザダイオードの変調信号を歪なく送出
できる。
【0043】
【実施例2】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図2は、本発明の第2の実施例の回路構成を示す図であ
る。
図2は、本発明の第2の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【0044】図2に示すように、本実施例は、前記第1
の実施例とは異なり、出力トランジスタ3のエミッタ側
から平均値検出回路を介してバイアス制御回路に帰還を
かけたことを特徴としている。
の実施例とは異なり、出力トランジスタ3のエミッタ側
から平均値検出回路を介してバイアス制御回路に帰還を
かけたことを特徴としている。
【0045】この場合、信号増幅回路における差動増幅
器の出力端である節点Vaには、基準電圧VR1側のトラ
ンジスタ16のコレクタでなくトランジスタ15のコレ
クタとされている点が、前記第1の実施例の回路構成と
相違している。
器の出力端である節点Vaには、基準電圧VR1側のトラ
ンジスタ16のコレクタでなくトランジスタ15のコレ
クタとされている点が、前記第1の実施例の回路構成と
相違している。
【0046】次に、本実施例の動作を説明する。
【0047】前記第1の実施例と同様、まず、直流電圧
で考えると、入力電圧VINが高くなるにつれて差動増幅
器の出力電圧Vaも高くなり、出力電圧Vaの上昇に従
い出力トランジスタ3のエミッタ電流が増大し、抵抗1
1での電圧降下が増大し、出力トランジスタ3のエミッ
タと抵抗11との接続点の電位が上昇する。
で考えると、入力電圧VINが高くなるにつれて差動増幅
器の出力電圧Vaも高くなり、出力電圧Vaの上昇に従
い出力トランジスタ3のエミッタ電流が増大し、抵抗1
1での電圧降下が増大し、出力トランジスタ3のエミッ
タと抵抗11との接続点の電位が上昇する。
【0048】その際、出力トランジスタ3のエミッタと
抵抗11の接続点は平均値検出回路を介してバイアス制
御回路に帰還され、差動対トランジスタ15、16の一
方のトランジスタ15のベース電圧が上昇し、トランジ
スタ15がオン状態となり、トランジスタ15に電源V
CCから抵抗7を介して電流が流れ込み、節点Vaの電位
が下がる。
抵抗11の接続点は平均値検出回路を介してバイアス制
御回路に帰還され、差動対トランジスタ15、16の一
方のトランジスタ15のベース電圧が上昇し、トランジ
スタ15がオン状態となり、トランジスタ15に電源V
CCから抵抗7を介して電流が流れ込み、節点Vaの電位
が下がる。
【0049】すなわち、入力電圧VINが上昇すると節点
Vaの電圧は上昇するが、差動対トランジスタのトラン
ジスタ15がオン状態となるため、節点Vaの電圧が下
がり、電圧Va1で安定となり(図3参照)、出力トラ
ンジスタ3の直流バイアス電圧にリミットがかかること
になる。リミットがかかっている状態で、図3に示すよ
うに、入力電圧VINにB1の交流信号が入力されると、
抵抗10とレーザダイオード12の接続点は交流電圧と
なるが、交流電圧は、抵抗19とコンデンサ23から成
る平均値検出回路を介して平滑化され、トランジスタ1
3のベースには一定の直流電圧が印加される。
Vaの電圧は上昇するが、差動対トランジスタのトラン
ジスタ15がオン状態となるため、節点Vaの電圧が下
がり、電圧Va1で安定となり(図3参照)、出力トラ
ンジスタ3の直流バイアス電圧にリミットがかかること
になる。リミットがかかっている状態で、図3に示すよ
うに、入力電圧VINにB1の交流信号が入力されると、
抵抗10とレーザダイオード12の接続点は交流電圧と
なるが、交流電圧は、抵抗19とコンデンサ23から成
る平均値検出回路を介して平滑化され、トランジスタ1
3のベースには一定の直流電圧が印加される。
【0050】従って、本実施例においても、図4を参照
して、前記第1の実施例と同様に、直流電圧に重畳され
た交流信号をそのまま伝送することができるため、レー
ザダイオードの変調信号を歪なく送出できる
して、前記第1の実施例と同様に、直流電圧に重畳され
た交流信号をそのまま伝送することができるため、レー
ザダイオードの変調信号を歪なく送出できる
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電流監視
用の抵抗の電圧降下を平均値検出回路に入力し、平均値
検出回路の出力を差動増幅回路の入力とし、差動増幅回
路の出力を出力用トランジスタのベースに接続すること
により、出力用トランジスタのベースには直流電圧のみ
リミットがかけられ、直流電圧に重畳された交流信号を
そのまま伝送することができるため、レーザダイオード
の変調信号を歪なく送出できる。また、請求項2から5
に規定される本発明の好ましい態様によっても、回路規
模の増大を抑制して、変調信号を歪なく送出するレーザ
駆動回路が実現される。
用の抵抗の電圧降下を平均値検出回路に入力し、平均値
検出回路の出力を差動増幅回路の入力とし、差動増幅回
路の出力を出力用トランジスタのベースに接続すること
により、出力用トランジスタのベースには直流電圧のみ
リミットがかけられ、直流電圧に重畳された交流信号を
そのまま伝送することができるため、レーザダイオード
の変調信号を歪なく送出できる。また、請求項2から5
に規定される本発明の好ましい態様によっても、回路規
模の増大を抑制して、変調信号を歪なく送出するレーザ
駆動回路が実現される。
【0052】さらに、本発明においては、出力トランジ
スタのエミッタ側から帰還をかける構成としても、レー
ザダイオードの変調信号を歪なく送出できる。
スタのエミッタ側から帰還をかける構成としても、レー
ザダイオードの変調信号を歪なく送出できる。
【図1】本発明の第1の実施例の回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施例の電圧特性図である。
【図4】本発明の第1の実施例の電圧−電流特性図であ
る。
る。
【図5】従来のレーザ駆動回路の構成の一例を示す図で
ある。
ある。
【図6】図5の駆動回路の回路図である。
【図7】従来のレーザ駆動回路の電圧特性図である。
【図8】従来のレーザ駆動回路の電圧−電流特性図であ
る。
る。
1〜5、13〜18 トランジスタ 6〜11、19〜22 抵抗 12 LD(レーザダイオード) 23 コンデンサ 24 ツェナーダイオード 25 オペアンプ
Claims (6)
- 【請求項1】入力信号を増幅し出力トランジスタにより
レーザダイオードを駆動する信号増幅回路と、 前記レーザダイオードに流れる電流により発生する電圧
降下の平均値を出力する平均値検出回路と、 前記平均値検出回路の出力により前記信号増幅回路の出
力トランジスタのバイアス電圧を制御するバイアス制御
回路と、 を有することを特徴とするレーザ駆動回路。 - 【請求項2】前記信号増幅回路が、前記入力信号を増幅
する増幅器と、ベースが前記増幅器の出力端に接続さ
れ、コレクタが前記レーザダイオードに接続される出力
トランジスタとを含み、更に、電源と前記レーザダイオ
ードとの間に抵抗が接続されていることを特徴とする請
求項1記載のレーザ駆動回路。 - 【請求項3】前記レーザダイオードと前記抵抗との接続
点が、前記平均値検出回路の入力端に接続されているこ
とを特徴とする請求項2記載のレーザ駆動回路。 - 【請求項4】前記バイアス制御回路が、前記平均値検出
回路の出力と予め定められた基準電圧を入力とする差動
増幅器から成り、前記差動増幅器の出力が前記信号増幅
回路の増幅器の出力端に接続されていることを特徴とす
る請求項1記載のレーザ駆動回路。 - 【請求項5】前記電圧降下が予め定められた値以上のと
きに、前記差動増幅器を形成する差動対トランジスタの
少くとも一のトランジスタがオン状態とされ、該オン状
態とされた一のトランジスタが前記出力トランジスタの
直流バイアス電圧を制限するような電流経路を形成する
ことを特徴とする請求項4記載のレーザ駆動回路。 - 【請求項6】前記出力トランジスタのエミッタが、前記
平均値検出回路の入力端に接続されていることを特徴と
する請求項2記載のレーザ駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210697A JP2638498B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | レーザ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210697A JP2638498B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | レーザ駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0856032A JPH0856032A (ja) | 1996-02-27 |
JP2638498B2 true JP2638498B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=16593605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6210697A Expired - Lifetime JP2638498B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | レーザ駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638498B2 (ja) |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6210697A patent/JP2638498B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0856032A (ja) | 1996-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970318 |