JP2637071B2 - 薄板コアの製造方法 - Google Patents
薄板コアの製造方法Info
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- JP2637071B2 JP2637071B2 JP60261745A JP26174585A JP2637071B2 JP 2637071 B2 JP2637071 B2 JP 2637071B2 JP 60261745 A JP60261745 A JP 60261745A JP 26174585 A JP26174585 A JP 26174585A JP 2637071 B2 JP2637071 B2 JP 2637071B2
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- core
- manufacturing
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1277—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties involving a particular surface treatment
- C21D8/1283—Application of a separating or insulating coating
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、磁気ヘッドコア,Eコア,Fコア等として好適
な薄板コアの製造方法に関する。
な薄板コアの製造方法に関する。
(従来の技術) 例えば磁気ヘッドコアとしては、従来からNi−Fe合金
などの強磁性体からなる1枚で形成されたもの、あるい
はより優れた特性を要求される場合は、前述の薄板を複
数枚(例えば2〜6枚)積層したものなどが知られてお
り、この積層構造のコアの場合には、渦電流を防止する
ため積層板の層間を絶縁する必要がある。
などの強磁性体からなる1枚で形成されたもの、あるい
はより優れた特性を要求される場合は、前述の薄板を複
数枚(例えば2〜6枚)積層したものなどが知られてお
り、この積層構造のコアの場合には、渦電流を防止する
ため積層板の層間を絶縁する必要がある。
この薄板コアの製造方法としては、従来より次のよう
な方法が行われている。
な方法が行われている。
すなわち、まず、Ni−Fe合金などの磁性合金板材を所
要形状にプレス加工し、磁性焼鈍した後、この加工板の
複数枚を有機溶剤により接着させて積層およ層間絶縁を
していた。
要形状にプレス加工し、磁性焼鈍した後、この加工板の
複数枚を有機溶剤により接着させて積層およ層間絶縁を
していた。
また、Eコア,Fコア等の場合には、磁性合金板材を所
要形状にプレス打抜き加工した後、トレーに並置し、焼
鈍によるくっつきを避けるために1枚毎に無機粉末を粉
付けしたものを焼鈍するということが行われていた。
要形状にプレス打抜き加工した後、トレーに並置し、焼
鈍によるくっつきを避けるために1枚毎に無機粉末を粉
付けしたものを焼鈍するということが行われていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の製造方法において、
薄板コアについては、焼鈍後の取扱いにより変形が生じ
やすく、精度良く積層することが困難であると共に、煩
雑でもあり、またこの手間のために製造コストが高くな
るという問題点があった。
薄板コアについては、焼鈍後の取扱いにより変形が生じ
やすく、精度良く積層することが困難であると共に、煩
雑でもあり、またこの手間のために製造コストが高くな
るという問題点があった。
また、Eコア,Fコア等の場合についても同様に、粉付
けと並置に手間がかかり、結果的に製造コストが高くな
るという問題点があった。
けと並置に手間がかかり、結果的に製造コストが高くな
るという問題点があった。
本発明者らは、以上のような問題がいずれも打抜き加
工後の加工材に絶縁処理を施しているために生じている
ことに着目し、加工前の板材に絶縁被膜を形成させれば
後の工程が簡略化されることを見出した。
工後の加工材に絶縁処理を施しているために生じている
ことに着目し、加工前の板材に絶縁被膜を形成させれば
後の工程が簡略化されることを見出した。
本発明は、以上のような知見に基づいて成されたもの
で、製造工程が簡略化され、したがって安価に製造でき
る薄板コアの製造方法を提供することを目的とする。
で、製造工程が簡略化され、したがって安価に製造でき
る薄板コアの製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段と作用) すなわち、本発明の薄板コアの製造方法は、金属板材
を粒径10μ以下の無機絶縁物で厚さ20μ以下に被覆した
後、所要形状に打抜き加工し、得られた加工板またはそ
の加工板を積層した積層板を焼鈍してなることを特徴と
している。
を粒径10μ以下の無機絶縁物で厚さ20μ以下に被覆した
後、所要形状に打抜き加工し、得られた加工板またはそ
の加工板を積層した積層板を焼鈍してなることを特徴と
している。
本発明方法に使用する金属板材は、薄板コアの材料と
して通常使用されているもので良く、例えばNi−Fe合金
板が挙げられる。
して通常使用されているもので良く、例えばNi−Fe合金
板が挙げられる。
無機絶縁物の被覆方法としては、酸化マグネシウム,
アルミナ等の金属酸化物粉末を懸濁液として金属材表面
に塗布,浸漬等の方法で接触させる方法があげられる。
アルミナ等の金属酸化物粉末を懸濁液として金属材表面
に塗布,浸漬等の方法で接触させる方法があげられる。
この場合の、金属酸化物粉末等の無機絶縁物の粒径は
10μ以下、絶縁被覆厚は20μ以下にとすることにより、
製造時の問題も生じず、優れた薄板コアが得られる。
10μ以下、絶縁被覆厚は20μ以下にとすることにより、
製造時の問題も生じず、優れた薄板コアが得られる。
絶縁被覆された金属板材は、例えばプレス加工により
所定打抜きし、次いでトレイにそのまま並べた後、ある
いは得られた加工板にエンボスを形成するなどしてこれ
を複数枚積層した後、アルゴンガス,窒素ガス,水素ガ
スなどの非酸化性ガス雰囲気中、約1100℃で磁性焼鈍す
る。
所定打抜きし、次いでトレイにそのまま並べた後、ある
いは得られた加工板にエンボスを形成するなどしてこれ
を複数枚積層した後、アルゴンガス,窒素ガス,水素ガ
スなどの非酸化性ガス雰囲気中、約1100℃で磁性焼鈍す
る。
(実施例) 厚さ0.1mmのNi−Fe合金の薄板を粒径2μの酸化マグ
ネシウム粉末の水性スラリー液中に浸漬した後、250℃
で30分間乾燥して、厚さ5μの絶縁被覆を施した。次い
で、この薄板を打抜きプレスにより所要形状にプレス加
工し、さらにエンボシングした後、得られた加工板を6
枚積層した。この積層板を窒素ガス雰囲気中,1100℃で6
0分間加熱して磁性焼鈍を行い、薄板コアを製造した。
ネシウム粉末の水性スラリー液中に浸漬した後、250℃
で30分間乾燥して、厚さ5μの絶縁被覆を施した。次い
で、この薄板を打抜きプレスにより所要形状にプレス加
工し、さらにエンボシングした後、得られた加工板を6
枚積層した。この積層板を窒素ガス雰囲気中,1100℃で6
0分間加熱して磁性焼鈍を行い、薄板コアを製造した。
このようにして得られた薄板コアは、高周波において
透磁率が良く、広い周波数体域にわたって感度が良好で
あった。また渦電流による損失も少なく磁気ヘッドコア
として優れたものであった。
透磁率が良く、広い周波数体域にわたって感度が良好で
あった。また渦電流による損失も少なく磁気ヘッドコア
として優れたものであった。
(発明の効果) 本発明の薄板コアの製造方法によれば、金属板材の状
態で絶縁被膜を形成させるので、従来の方法に比べて製
造工程が簡略化され、したがって低コスト化が実現でき
る。
態で絶縁被膜を形成させるので、従来の方法に比べて製
造工程が簡略化され、したがって低コスト化が実現でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡山 幸弘 横浜市磯子区新杉田町8 株式会社東芝 横浜金属工場内 (56)参考文献 特開 昭48−45802(JP,A) 特開 昭48−73702(JP,A) 特開 昭59−116382(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】金属板材を粒径10μ以下の無機絶縁物で厚
さ20μ以下に被覆した後、所要形状に打抜き加工し、得
られた加工板またはその加工板を積層した積層板を焼鈍
してなることを特徴とする薄板コアの製造方法。 - 【請求項2】無機絶縁物の被覆は金属酸化物粉末の懸濁
液を接触させたものである特許請求の範囲第1項記載の
薄板コアの製造方法。 - 【請求項3】薄板コアは、磁気ヘッドに使用されるもの
である特許請求の範囲第1項記載の薄板コアの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60261745A JP2637071B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 薄板コアの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60261745A JP2637071B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 薄板コアの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62156225A JPS62156225A (ja) | 1987-07-11 |
JP2637071B2 true JP2637071B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=17366117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60261745A Expired - Lifetime JP2637071B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 薄板コアの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2637071B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4585059B2 (ja) * | 1999-08-17 | 2010-11-24 | 株式会社東芝 | プレス打ち抜きされた磁性合金薄帯、積層磁心、および積層磁心の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5128401B2 (ja) * | 1971-10-12 | 1976-08-19 | ||
JPS5141410B2 (ja) * | 1972-01-11 | 1976-11-10 | ||
JPS59116382A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-05 | Kawasaki Steel Corp | 打抜性および歪取焼鈍後の耐食性に優れた絶縁被膜を有する電気鉄板 |
-
1985
- 1985-11-21 JP JP60261745A patent/JP2637071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62156225A (ja) | 1987-07-11 |
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