JP2636873B2 - 管内索条の引張り装置 - Google Patents

管内索条の引張り装置

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JP2636873B2
JP2636873B2 JP63075072A JP7507288A JP2636873B2 JP 2636873 B2 JP2636873 B2 JP 2636873B2 JP 63075072 A JP63075072 A JP 63075072A JP 7507288 A JP7507288 A JP 7507288A JP 2636873 B2 JP2636873 B2 JP 2636873B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば敷地内あるいは建物内に設けられ
ている架空の管内に挿通されている索条を、管の外部で
引張るための管内索条の引張り装置に関する。
従来の技術 都市ガスなどを輸送する地中埋設管は、建物内に延び
て設けられており、建物内では、その管はブラケットお
よびUボルトなどを用いて固定され、架空部分を有す
る。このような管の補修のために、管の内面に可撓性合
成樹脂材料から成るライニングホースを反転走行してラ
イニングを行うにあたつては、管の前記架空部分でその
管を切断し、建物の外部で地面に竪坑を掘削して管を露
出、切断し、この竪坑内から管内にライニングホースを
空気圧などを用いて反転走行させる。このとき管の屈曲
している部分における曲率半径が小さいところでは、空
気圧だけではライニングホースを反転走行させることが
困難であるので、管内に予め、可撓性の索条を挿通して
おき、この索条の一端部を竪坑側予めライニングホース
に連結し、建物内における切断された前記架空部分側で
その索条を引張る。これによつて複雑に屈曲した管内に
ライニングホースを反転走行させつつライニングするこ
とができる。
従来では、この索条を前記架空部分側で引張つたと
き、管の架空部分に曲げ応力が作用する。この架空部分
を建物内で固定しないでおくと、索条を引張る際に、そ
の管に作用する曲げ応力によつてねじ管継手が緩んでし
まつたり、その管が薄肉であるときには破損してしま
う。
この索条を引張る力は、たとえば200kg程度であつて
大きな値であり、したがつてウインチなどの引張り手段
を必要とする。この引張り手段を用いて索条を引張る際
に、引張り反力を受けることができるように、引張り手
段をアンカーボルトなどを用いて建物の床などに固定し
なければならないけれども、そのようにすると、建物の
床などを損傷せざるを得ないことになる。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、管内に挿通されている索条を、その
管のたとえば架空部分側で、管に不所望な力を作用させ
ることなく、簡便に引張ることができるようにした管内
索条の引張り装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、管内を挿通している索条を、その管の端部
から引張るための管内索条の引張り装置において、 管の外部で固定位置に設置される基体と、 基端部が基体に立設され、遊端部が管の端部を支持す
る支柱と、 支柱の基端部付近で基体に取付けられる第1ローラ
と、 支柱にその遊端部付近で取付けられる第2ローラと、 基体に固定され、管内索条が第2ローラおよび第1ロ
ーラをこの順序で巻き掛けられた状態でその索条を引張
るための引張り手段とを含むことを特徴とする管内索条
の引張り装置である。
作 用 本発明に従えば、引張りの手段が固定されている基体
には支柱が立設され、この支柱の基端部付近と遊端部付
近には第1および第2ローラがそれぞれ取付けられ、支
柱の遊端部は管の端部を支持するように構成される。し
たがつて管内を挿通されている索条を、第2ローラおよ
び第1ローラをこの順序で巻き掛けて引張り手段で引張
る際に、管には、その管軸方向の力のみが作用し、管に
曲げ応力が作用することが防がれる。したがつて、この
管にねじ管継手が用いられていても、そのねじ管継手が
緩んでしまうことはない。また管が薄肉であつても、前
述のように曲げ応力が作用しないので、破損することは
ない。
索条は、管内から第2ローラに巻き掛けられ、次に第
1ローラに巻き掛けられ、こうして引張り手段によって
引張られるので、引張り手段が、索条を引張る際におけ
る反力によつて、管の半径方向に管に近付く方向に力が
作用することはない。この引張り手段は、基体に固定さ
れているので、引張り手段を前述の先行技術で述べたよ
うに建物の床にアンカーボルトなどを用いて固定する必
要はなく、建物の床などを損傷するおそれがない。これ
によつて簡便な作業で索条の引張り作業を行うことがで
きる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の管内索条の引張り装置1
の斜視図であり、第2図はこの引張り装置1を用いて管
2に関連して引張り作業を行う状態を示す断面図であ
る。管2は、建物3の外部において地面4内に埋設され
ており、この管2は建物3内で架空に配置される。管2
内にライニングを行つて補修を行うにあたつては、地面
4に竪坑5を掘削して管2を竪坑5内で露出し、その竪
坑5内で管2を切断し、この管2内に竪坑5側から第3
図に示されるように可撓性合成樹脂性ライニングホース
6を反転走行して接着剤を用いてライニングを行う。管
2は建物3内で切断され、その管2の端部2a付近に本発
明に従う引張り装置1が設けられる。竪坑5付近におい
て管2の端部には、ガイドホース8を介して反転機9が
接続され、この反転機9には圧縮機10から管路11を介し
て圧縮空気が供給される。
第3図を参照して、管2内には反転機9からガイドホ
ース8を介してライニングホース6が圧縮空気によつて
反転走行される。このライニングホース6の反転されて
いない端部12には、可撓性の索条13が連結され、ライニ
ングホース6の暴走を防止する。ライニングホース6の
反転されていない端部12にはまた、索条14の端部が接続
される。この索条14は、可撓性を有し、たとえば金属製
ベルトであり、ライニングホース6の反転走行に先立つ
て、管2内に挿通しておき、ライニングホース6の端部
12に連結しておく。索条14を引張り装置1によつて引張
ることによつて、管2が複雑に屈曲しており、またはそ
の屈曲している部分の曲率半径が小さいときであつて
も、ライニングホース6を反転しつつ、管2内にライニ
ングすることを確実に行うことができる。
再び第1図を参照して、引張り装置1は、基本的に
は、管2の外部で建物3の床15(第2図参照)上で固定
位置に設置される基体16と、この基体16に立設される支
柱17と、支柱17の基端部17a付近で基体16に取付けられ
る第1ローラ18と、支柱17の遊端部17bに取付けられる
第2ローラ19を有し、支柱17の有端部17bは管2の端部2
aを支持する。基体16には、引張り手段としてのウイン
チ20が固定される。
第4図は、基体16および支柱17などを示す分解斜視図
である。基体16は、一対の側部材21,22と、それらの側
部材21,22の長手方向両端部を連結する端部材23,24とを
有し、枠状に構成される。
ウインチ20は、索条14を巻き付けて引張るための巻胴
25を有しており、このウインチ20の下部には運搬を容易
にするために4つのキヤスタ26が設けられる。キヤスタ
26は、基体16の側部材21,22に固定されている筒状取付
片27にぴつたりと嵌合し、これによつてウインチ20が基
体16上で側部材21,22の長手方向に沿つて相互に変位す
ることが阻止される。側部材21,22の端部には、突部28
が立設される。
支柱17は、望遠鏡式に伸縮可能な筒状の支柱部分29,3
0を有する。支柱部分30には、第5図に示されるように
ねじ孔31を有する固定片32が固定されており、ねじ孔31
にはボルト33が螺合する。ボルト33を回して支柱部分30
内に挿入されている支柱部分29の外周を締め付けること
によつて、支柱17の長さを調節して固定することができ
る。支柱17の支柱部分30における基端部17aを、突部28
にぴつたりと嵌合して、支柱17を基体16に取外し可能に
固定することができる。
基体16の側部材21,22にわたつて、突部28付近には、
取付け台37が溶接によつて固定される。
第1ローラ18は直円柱状の外形を有し、一対のフラン
ジ35を有する。このローラ18は、ブラケツト36によつて
取付け台37に設けられる。
第6図は第2ローラ19付近の分解斜視図であり、第7
図は嵌合筒41を管2の端部2aに嵌合した状態を示す断面
図である。支柱17の支柱部分29における遊端部17bに
は、外向きに突出した固定片38が固着される。固定片38
には、ボルト挿通孔39が形成される。
第2ローラ19は鼓状に形成されており、一対のブラケ
ツト40によつて嵌合筒41を外周部に固着される。嵌合筒
41の嵌合部42には、第7図のように、管2の端部2aが嵌
合する。嵌合筒41はUボルト43によつて外囲され、この
Uボルト43の両端部は支持台44にナツト45によつて固定
される。支持台44には、ボルト挿通孔46が形成されてい
る。固定片38のボルト挿通孔39と、支持台44のボルト挿
通孔46には、ボルト47が挿通し、このボルト47にはナツ
ト48が螺合する。こうして支持台44、したがつて第2ロ
ーラ19は支柱17の遊端部17bに固定される。第2ローラ1
9は、鼓状となつており、この第2ローラ19の外径が最
も小さい位置19aは、嵌合筒41の管軸の延長付近にあ
り、したがつて索条14を管2の管軸に沿つて確実に引張
ることが可能である。第1ローラ18と、第2ローラ19
と、ウインチ20の巻胴25とは、相互に平行な回転軸線を
有しており、支柱17の軸線に垂直である。
第2ローラ19は、管2内を挿通している索条14が管軸
位置にある状態で巻き掛けられるように位置決めされ
て、嵌合筒41にブラケツト40によつて支持される。第2
ローラ19に巻き掛けられた索条14は、その下方にある第
1ローラ18に巻き掛けられ、その後、ウインチ20の巻胴
25に巻回されて引張られる。
管2内に挿入されている索条14を引張つて、ライニン
グホース6を管2内にライニングするにあたつては、先
ず管2の架空部分である端部2aを嵌合筒41内に嵌合し、
支柱17の長さを調節して管2に曲げ応力が作用しないよ
うにする。この状態で、索条14を、前述のように第2ロ
ーラ19および第1ローラ18に、この順序で巻き掛けてウ
インチ20によつて引張る。これによつて管2には、索条
14の引張り作業時に曲げ応力が作用せず、したがつて管
2にねじ管継手が設けてあつても、そのねじ管継手が緩
むことはなく、また管2が薄肉であつても、管2が曲げ
応力で損傷してしまうことはない。
基体16は、建物3の床15上に単純に置くだけでよく、
この基体16にはウインチ20が固定され、したがつて床15
に、前述の先行技術に関連して述べたアンカーボルトな
どを取付ける必要がなく、床15を何ら損傷することな
く、索条14の引張り作業を行うことができる。ウインチ
20による索条14の引張り力は、たとえば200kg程度であ
つてよく、このような大きな力で索条14を引張つても、
管2に曲げ応力が作用することはなく、安定にライニン
グ作業を継続することができる。
本発明の他の実施例として、ウインチ20に代えて、油
圧シリンダなどを用いて索条14を引張るようにしてに構
成してもよい。
本発明は、管の内部に挿通された索条を引張るために
広範囲に実施することができ、管のライニング作業のた
めだけでなく、管内に測定装置などを挿入したり、管内
を清掃するためのピグを挿入するためなどにもまた実施
することができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、管に曲げ応力などを発
生させることなく、簡便な作業で管内の索条を引張るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の引張り装置1の斜視図、第
2図は引張り装置1を用いてライニング作業を行うため
の状態を示す断面図、第3図はライニングホース6を管
2内に反転走行させる状態を示す断面図、第4図は基体
16および支柱17などを示す分解斜視図、第5図は支柱17
の一部を示す断面図、第6図は第2ローラ19付近の構成
を示す分解斜視図、第7図は嵌合筒41を管2の端部2aに
嵌合した状態を示す断面図である。 1……引張り装置、2……管、6……ライニングホー
ス、14……索条、16……基体、17……支柱、18……第1
ローラ、19……第2ローラ、20……ウインチ、41……嵌
合筒

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内を挿通している索条を、その管の端部
    から引張るための管内索条の引張り装置において、 管の外部で固定位置に設置される基体と、 基端部が基体に立設され、遊端部が管の端部を支持する
    支柱と、 支柱の基端部付近で基体に取付けられる第1ローラと、 支柱にその遊端部付近で取付けられる第2ローラと、 基体に固定され、管内索条が第2ローラおよび第1ロー
    ラをこの順序で巻き掛けられた状態でその索条を引張る
    ための引張り手段とを含むことを特徴とする管内索条の
    引張り装置。
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