JPH053591Y2 - - Google Patents

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JPH053591Y2
JPH053591Y2 JP19592186U JP19592186U JPH053591Y2 JP H053591 Y2 JPH053591 Y2 JP H053591Y2 JP 19592186 U JP19592186 U JP 19592186U JP 19592186 U JP19592186 U JP 19592186U JP H053591 Y2 JPH053591 Y2 JP H053591Y2
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、地中に敷設する管の推進工法に使用
する治具、更に詳しくは、障害物を避けて管を敷
設するV字形推進工法に実施して特に有効な敷設
管の引込み用治具に関する。
〔従来の技術〕
管のV字形推進工法は、本考案の出願人が昭和
60年4月30日付をもつて特願昭60−92440号(特
開昭61−252989号)として特許出願した工法で、
地中に存在する障害物を避けて管を敷設する場合
に有効な工法である。
この工法は、第8図に示すように障害物100
の両側に、この障害物100より浅く且つ小形の
立坑101,102を構築し、立坑101,10
2より障害物100の下方に向けて傾斜し且つ突
き合わされる先端部に合流空隙110を隔てて推
進管(鞘管)40,41を配設し、一方の第1推
進管40には先端に連結環51を備えたフレキシ
ブルな敷設管50(蛇腹管50aに直管50bを
連結して構成されるものやフレキシブルな管等、
以下単に敷設管という)を装入し、他方の第2推
進管41には先端にフツク部61を有し推進装置
70に装架された引込み棒等の連結治具60を装
入する。
ついで、フツク部61を連結環51に引掛け、
推進装置70により連結治具60を引上げてこれ
に連結された敷設管50を第2推進管41側に引
上げると共に、立坑101側では敷設管50を押
込む(このときの状態を第9図に示す)。次に、
両推進管40,41と、敷設管50との管及び合
流空隙110にモルタル、砂等を充填し、接続具
により敷設管50をそれぞれ本管A,Bに接続し
て、立坑101,102を埋戻すようにしたもの
である。
又、実願昭61−39938号に係る出願(実開昭62
−154094号)では、上記工法の実施の際有用な連
結治具を提案している。
これは第10図に示すように、取付具53の前
部に連結環51が、また外周に複数の案内板54
が装着された第1連結治具52と、架台63の下
面に回転体64が、また上面にフツク部61が装
着され且つワイヤ又はロープ65をつなげた第2
連結治具62とからなり、実際の使用にあたつて
は前記第1連結治具52の取付具53を敷設管5
0の先端部に装着して一方の第1推進管40に装
入すると共に、前記第2連結治具62を他方の第
2推進管41に装入して前記合流空隙110で連
結環51とフツク部61とを連結し、その後、第
2連結治具62を第2推進管41出側に引張り上
げて敷設管50を第2推進管41出側に引張り出
すようにするものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のV字形推進工法においては、地中に敷設
した推進管40,41が合流空隙110において
左右に大きく芯ずれを生じている場合、敷設管5
0の引上げに大きな力を必要とする。又、敷設管
50の管径が大きくなつたり、長くなつたり、推
進管40,41の傾斜角度が大きくなる場合も、
同様に敷設管50の引上げに大きな力を必要とす
ることになる。
この引上げを人力で行なう場合、引込み棒等の
連結治具60端部をつかんで引上げるのであれ
ば、つかみにくいために、思うように持ち上げる
ことができない。又、他の連結治具の提案に係る
構成の第2連結治具62にしてもワイヤやロープ
65等を人力でたぐり寄せて引上げるのは困難な
作業である。そこで、このような引上げ作業には
重機(バツクホー、クレーン)、ウインチ、チエ
ーンブロツク等が用いられることになるが、敷設
管50(特に蛇腹管50aの場合)が推進管4
0,41の合流空隙110を通過する時に、第2
推進管41先端部で引掛かる等の事故がないかど
うか確認をしながら引込みを行なわなければなら
ない場合が多く(例えば前述した推進管40,4
1の芯ずれがある場合)、人力で行なう場合なら
ともかく、前記重機やウインチを使用した状態で
このような微妙な作業を行なうことは不可能であ
る。又、何人かが共同で引上げ作業を行なつても
よいが、狭い立坑102内では思うように能率が
あがらず、これを改善する敷設管引込み治具の開
発が望まれていた。
本考案はこのような問題に鑑み創案されたもの
で、人力にて敷設管を第2推進管出側に引上げる
ことができる簡易治具を提供せんとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本考案の敷設管引込み用治具は、そ
の一端に左右一対の張出杆を、他端に推進管の管
端を内周面と外周面とから挟持する内外一対の挟
持部を備え、かつ前記内外一対の挟持部のうち一
方の挟持部側から他方の挟持部側に向かつて前記
管端を他方の挟持部に押圧する固定手段を備える
治具本体と、前記左右一対の張出杆に回転可能に
枢支されたドラムと、該ドラム回転軸に取付けら
れたハンドルとを有することを基本的特徴とする
ものである。
〔作用〕
本考案に係る治具は、前記V字形推進工法にお
いて用いられ、この工法に基づき作用を説明する
と、第2推進管側から装入するフツク部を有する
連結治具(前述の引込み棒や第2連結治具等に相
当する)に、予めワイヤやロープ等の索をつなげ
ておき、そして敷設管先端の連結環にフツク部を
連結した後に第2推進管の出側端部周面に前記治
具本体を固定する。この固定は、推進管の管端を
治具本体の内外一対の挟持部に差し込んだ後、そ
の状態において固定手段により、一方の挟持部側
から他方の挟持部側に向かつて管端を押圧し、そ
の押圧による圧着力により行われる。その後、更
に前記索をドラムに巻付けて、ハンドルを回転し
て巻上げる。このようにハンドルを回してドラム
で索を巻上げれば、小さな力で敷設管を引上げる
ことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例に係る治
具を示しており、第1図はその正面図、第2図は
背面図、第3図は平面図、第4図は底面図及び第
5図は側面図である。
本実施例の治具は治具本体10と、該治具本体
10に取付けられたドラム20と、該ドラム20
の回転軸22に取付けられたハンドル30とから
なる。
前記治具本体10は、一端両側に後述するドラ
ム20の回転軸22を枢支する左右一対の二つの
張出し杆13a,13bが、他端には第2推進管
の管端を内周面と外周面とから挟持する内外一対
の鋼製外環体11、鋼製内環体12が設けられて
いる。外環体11および内環体12はともに半円
弧状に形成され、特に外環体11には内周面の前
記張出し杆13a,13b側の端部に弧状ストリ
ツプ板14が固定して設けられ、また内環体12
は前記外環体11の内側に設けられている。ま
た、前記治具本体10は前記外環体11に穿設さ
れた3箇所の孔の外周面側に溶着せしめられたナ
ツト16a,16b,16cに螺入し、その孔を
貫通して先端部が内環体12外周面に当接可能な
ボルト状締め具15a,15b,15cを有して
いる。このような治具本体10の構造は後述する
ロープ65の巻上げ中における本実施例治具の回
転防止を目的として前記の第2推進管の出側端部
周面に固定できるようにするための構造であつ
て、その外環体11と内環体12の間に第2推進
管出側管端を差し込んだ後、上記締め具15a,
15b,15cによりそのボルト状先端部を第2
推進管外周面に圧着せしめ、これによつて更に該
第2推進管内周面を内環体12外周面に圧接せし
めることで、この第2推進管管端に固定されるよ
うにするものである。そのため外環体11内周面
及び内環体12外周面は第2推進管の内外周面の
曲率に対応した曲率のものが用いられ、又、締め
具15a,15b,15cにより第2推進管を内
環体12側に圧接せしめた際、外環体11がそこ
から外れないようにするため、第1図に示すよう
に、該外環体11円弧状両端部がわずかに内側に
折れ曲り、その両端部と内環体12との間隙が第
2推進管の肉厚以上に広がらないような構成とし
ている。
前記ドラム20は、筒状胴部21とその長さ方
向中心部に設けられた回転軸22からなり、その
うち該回転軸22が前述した治具本体10外環体
11の二つの張出し杆13a,13b間に回転可
能に枢支されているため、第3図乃至第5図に示
すように、外環体11及び内環体12の長さ方向
に直角に交わるように(換言すると、前記治具本
体10が第2推進管出側端部周面に固定された場
合に、該推進管管軸方向にこれと直交する向きと
なるように)設けられている。
前記ハンドル30は、ドラム20の回転軸22
に取付けられたL字状のものからなり、そのアー
ム部31がドラム20の筒状胴部21の径に比べ
て長ければ長い程、後述する引込み棒60aにつ
なげたロープ65が、ドラム20の筒状胴部21
に巻付けられて、これを巻上げる時に、(てこの
原理により)より小さな力で巻上げることができ
ることになる。
次に以上の本実施例の治具の第2推進管管端部
への設置の仕方及びその使用方法について説明す
る。
前述したV字形推進工法を実施する際、第6図
に示すように、フツク部61を有する引込み棒6
0aの途中に逆U字状の止め金66を取付けてお
き、そこにロープ65をつなげる。その上で、該
引込み棒60aを第2推進管内に装入し、そのフ
ツク部61を、第1推進管内を降下せしめられて
きた敷設管先端の連結環に連結する(尚、これま
での作業を実願昭61−39938号の提案に係る第1
連結治具及び第2連結治具を使用して行なつても
良いが、その場合、前記ロープ65はフツク部を
有し第2推進管側から装入される第2連結治具に
予めつなげておく必要がある)。
以上の作業が行なわれた後、第2推進管出側に
本実施例の敷設管引込み用治具を固定する。即
ち、第7図に示すように前記治具本体10を第2
推進管41側に持ち上げ、その外環体11と内環
体12の間に第2推進管41出側管端を差し込
む。この時その管端が外環体11の内周面に設け
られている前記ストリツプ板14に当接されるま
で差し込むと、後の作業での治具本体10の固定
状態が安定する。そして締め具15a,15b,
15cを締め上げることにより、この治具本体1
0を第2推進管41出側端部周面に固定する。
次に、前述した引込み棒60a(又は第2連結
治具)につなげたロープ65を、第7図に示すよ
うにドラム20の筒状胴部21に1巻き(乃至2
巻き)し、その端部を補助者が持つ。そして、作
業者がハンドル30を回してドラム20を回転せ
しめることで前記ロープ65を巻上げ、同時に補
助者は巻上げたロープ65をたぐり寄せる。この
ようにして引込み棒60a(乃至第2連結治具)
と連結した連結環を有する敷設管(又は連結環を
有する第1連結治具の取付けられた敷設管)は、
第2推進管41出側に引上げられることになる。
又、補助者を使わず1人で作業を行なう場合
は、前記ロープ65をドラム20の筒状胴部21
に巻付け、ハンドル30を回転せしめれば、同じ
く敷設管を第2推進管41出側に引上げることが
できる。
〔考案の効果〕
以上詳述した本考案の治具は、V字形推進工法
の実施の際使用することにより次のような優れた
効果を奏することになる。
V字形推進工法における敷設管引上げ作業の
際、推進管同士の芯ずれが大きくなり、敷設管
の引込みに多大な力を必要とする時、又は敷設
管の管径が大きくなつたり、その長さが長くな
つたりして、その引上げに大きな力を必要とす
る時、重機(クレーン、バツクホー)、ウイン
チ、チエーンブロツク等がなくとも、人力によ
り敷設管の引上げが可能になる。
人力で敷設管の引上げ作業が行えるため、作
業中の微妙な異状にも早く気付くことができ、
又、引上げ時に敷設管に過度の力を加えて、こ
れを損傷することもなくなる。
極めて安価である。
尚、本考案の治具は、以上のV字形推進工法
の敷設管の引上げ作業以外に、二重配管構造に
するために配管内に更に他の配管を引込むとい
う作業にも使用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る敷設管引込み
用治具の正面図、第2図はその背面図、第3図は
その平面図、第4図はその底面図、第5図はその
側面図、第6図は本実施例の引込み用治具を実際
のV字形推進工法において使用する際に用いられ
る引込み棒の側面図、第7図は本実施例の引込み
用治具を第2推進管出側端部周面に取付け、引込
み棒に連結されたロープを巻取る状態を示す使用
説明図、第8図は提案済みのV字形推進工法の説
明図、第9図は同工法で敷設管の敷設を完了した
状態を示す説明図、第10図は既提案に係る該V
字形推進工法の実施に有用な連結治具の使用方法
示す説明図である。 図中、1,10は治具本体、2,20はドラ
ム、2a,22はドラムの回転軸、3,30はハ
ンドル、40,41は推進管、50は敷設管、5
2,60,62は連結治具、65はロープ、65
aは索、110は合流空隙を各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. その一端に左右一対の張出杆を、他端に推進管
    の管端を内周面と外周面とから挟持する内外一対
    の挟持部を備え、かつ前記内外一対の挟持部のう
    ち一方の挟持部側から他方の挟持部側に向かつて
    前記管端を他方の挟持部に押圧する固定手段を備
    える治具本体と、前記左右一対の張出杆に回転可
    能に枢支されたドラムと、該ドラムの回転軸に取
    付けられたハンドルとを有することを特徴とする
    V字形推進法における敷設管引込み用治具。
JP19592186U 1986-12-22 1986-12-22 Expired - Lifetime JPH053591Y2 (ja)

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JP19592186U JPH053591Y2 (ja) 1986-12-22 1986-12-22

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JPS63104489U JPS63104489U (ja) 1988-07-06
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