JP2635987B2 - 半導体レーザ駆動装置 - Google Patents

半導体レーザ駆動装置

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JP2635987B2
JP2635987B2 JP63012472A JP1247288A JP2635987B2 JP 2635987 B2 JP2635987 B2 JP 2635987B2 JP 63012472 A JP63012472 A JP 63012472A JP 1247288 A JP1247288 A JP 1247288A JP 2635987 B2 JP2635987 B2 JP 2635987B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体レーザのレーザノイズを低減するた
めの高周波発振回路を用いた半導体レーザ駆動装置に係
り、特にこの高周波発振回路による半導体レーザの破壊
防止に関する。
[従来の技術] 半導体レーザは、光ディスク,光カード,光磁気ディ
スク等の光学的情報処理装置の光源として多く利用され
ている。それにともない、近年、半導体レーザの横モー
ド制御技術が発達し、それによって基本横モード発振
し、かつ均一縦モード発振するものが多くなってきた。
そのために可干渉性がよくなり、前記各装置に組み込ん
だ場合、半導体レーザから射出した光が光学部品端面や
情報記録担体で反射し、その一部分が半導体レーザに戻
ってきて入射光と干渉を起し、縦モード発振が不安定と
なってノイズが発生し、再生信号やサーボ系への信号の
S/N比を劣化させるという問題が出てきた。このノイズ
を低減させる方法として高周波発振回路を設けてレーザ
の出力を高周波変調するという方法が考えられている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記従来技術において、半導体レーザ
が出力を出さないときに高周波発振回路を作動させてお
くと、半導体レーザに過剰電流が流れる可能性がある。
特に、半導体レーザが出力を出していない状態から低出
力駆動への移行時に過剰電流が流れやすくなり、半導体
レーザの劣化又は破壊の原因になるという問題点があっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、半導体レーザを高周波発振回路で駆動する
ことによりレーザノイズを低減するようにした半導体レ
ーザ駆動装置において、前記半導体レーザのオン/オフ
を制御する信号に同期して前記高周波発振回路の駆動及
び停止を制御する制御回路を設け、前記半導体レーザか
らレーザ出力が出始めると前記高周波発振回路へ電源を
供給して高周波重畳を行い、前記レーザ出力がオフされ
ると前記高周波発振回路への電源の供給を止めて高周波
重畳を行わないように制御することを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、半導体レーザをオン/オフする信号
に同期して高周波発振回路の駆動及び停止を制御し、半
導体レーザからレーザ出力が出始めると高周波発振回路
に電源を供給して高周波重畳を行い、レーザ出力がオフ
されると高周波発振回路への電源の供給を止めて高周波
重畳を行わないように制御することにより、半導体レー
ザの停止時の過剰電流、特に停止から駆動への移行時に
発生する過剰電流による半導体レーザの劣化または破壊
を防止することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
第1図は、本発明による半導体レーザ駆動装置の一実
施例を示すブロック図である。
半導体レーザ駆動装置は、レーザ駆動回路1、レーザ
ダイオード(LD)2及びモニタ用のフォトダイオード
(PD)3からなり、駆動回路1は制御回路11、自動出力
制御回路(APC回路)12、高周波発振回路13及びコンデ
ンサ14から構成されている。
制御回路11は、記録モード及び再生モードに従いAPC
回路12に適宜電圧を与え、APC回路12はそれに従いLD2に
電流を流し出力を得る。また、レーザをオフするときも
制御回路11はAPC回路12にレーザ・オフの信号を与え、
それに従ってAPC回路12はLD2に電流を流さないようにす
る。また、制御回路11が高周波発振回路13に電源を供給
することにより高周波重畳を行い、電源をオフすること
により高周波重畳を行わないという構成になっている。
このような構成によれば、制御回路11からAPC回路12
へのレーザのオン/オフ信号に同期して制御回路11から
高周波発振回路13への電源をオン/オフすることができ
る。
第2図は、このような構成の半導体レーザ駆動装置の
動作を説明するための波形図で、図(A)はLD2の出力
波形を示し、図(B)は制御回路11から高周波発振回路
13へ供給する電圧波形を示している。
LD2からレーザ出力が出始めると、高周波発振回路13
へ電源が供給され、高周波重畳が行われる。レーザ出力
がオフされると高周波発振回路13への電源の供給が止め
られ高周波重畳を行わない。これによりレーザ出力オフ
時に高周波発振回路より発生される過剰電流、特にレー
ザ出力オフ状態からレーザ出力オン状態への移行時に発
生する過剰電流による半導体レーザの劣化又は破壊をな
くすことが出来る。
また、この構成を用いることによりレーザ出力オフ時
に不必要であった高周波発振回路で消費されていた電力
を削減するという効果もある。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、半導体レーザか
らレーザ出力が出始めると高周波発振回路に電源を供給
して高周波重畳を行い、レーザ出力がオフされると高周
波発振回路への電源の供給を止めて高周波重畳を行わな
いように制御することにより、半導体レーザの出力停止
時の過剰電流、特にレーザ出力オフ状態から駆動状態へ
の移行時に発生する過剰電流による半導体レーザの劣化
または破壊を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による半導体レーザ駆動装置の一実施
例を示すブロック図、 第2図は、第1図の動作を説明するための波形図であ
る。 1……レーザ駆動回路 2……レーザダイオード 11……制御回路 12……自動出力制御回路 13……高周波発振回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体レーザを高周波発振回路で駆動する
    ことによりレーザノイズを低減するようにした半導体レ
    ーザ駆動装置において、 前記半導体レーザのオン/オフを制御する信号に同期し
    て前記高周波発振回路の駆動及び停止を制御する制御回
    路を設け、前記半導体レーザからレーザ出力が出始める
    と前記高周波発振回路へ電源を供給して高周波重畳を行
    い、前記レーザ出力がオフされると前記高周波発振回路
    への電源の供給を止めて高周波重畳を行わないように制
    御することを特徴とする半導体レーザ駆動装置。
JP63012472A 1988-01-25 1988-01-25 半導体レーザ駆動装置 Expired - Lifetime JP2635987B2 (ja)

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JP2528821B2 (ja) * 1985-11-20 1996-08-28 株式会社日立製作所 光情報処理装置

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