JP2635204B2 - バックホウ装置の油圧回路構造 - Google Patents

バックホウ装置の油圧回路構造

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JP2635204B2
JP2635204B2 JP2220462A JP22046290A JP2635204B2 JP 2635204 B2 JP2635204 B2 JP 2635204B2 JP 2220462 A JP2220462 A JP 2220462A JP 22046290 A JP22046290 A JP 22046290A JP 2635204 B2 JP2635204 B2 JP 2635204B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クローラ式のバックホウやホイルローダに
装備されているバックホウ装置の油圧回路構造に関す
る。
〔従来の技術〕
バックホウ装置の油圧回路構造としては例えば第4図
に示すように、ポンプからの作動油を油路(21),(2
3)によって、ブーム用の制御弁(20)とバケット用の
制御弁(22)とに並列的に供給しているものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
第4図に示す構造において、例えばブーム用の制御弁
(20)をブームの下降位置(20a)に操作したとする。
この場合、油路(21)からの作動油がブーム用の油圧シ
リンダ(7)に供給されてブームが下降駆動されるので
あるが、ブームの下降駆動はブームの自重によって助け
られるので、ブーム用の油圧シリンダ(7)にとってブ
ームの下降駆動は楽な作動となる。従って、ブームの下
降駆動時には、ブーム用の油圧シリンダ(7)の下降側
の油室(7a)の圧力はあまり高くはならず、ブーム用の
油圧シリンダ(7)が比較的高速で作動して、油路(2
1)からの作動油が、ブーム用の油圧シリンダ(7)の
下降側の油室(7a)にどんどん吸引されていく。
以上のようなブームの下降駆動時において、バケット
用の制御弁(22)を操作してバケットを揺動駆動しよう
とした場合、ブーム側の油路(21)に作動油がどんどん
吸引されていく為に、バケット用の制御弁(22)へは充
分な圧力を持つ作動油が供給されない状態になって、バ
ケットをうまく作動させることができないようなことが
ある。
本発明はバックホウ装置の油圧回路構造において、ブ
ームの下降駆動時でもバケットを支障なく揺動駆動する
ことができるように構成することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は以上のようなバックホウ装置の油圧回
路構造において、次のように構成することにある。
ブーム用の制御弁に作動油を供給する油路を、ブーム
の下降操作用の第1油路とブームの上昇操作用の第2油
路とに分岐させて、下降操作用の第1油路からの作動油
でブームが下降操作されるように、上昇操作用の第2油
路からの作動油でブームが上昇操作されるようにブーム
用の制御弁を構成すると共に、下降操作用の第1油路に
絞り部を設けてある。
〔作 用〕
(i) 本発明の特徴によると例えば第1図に示すように、ブ
ーム用の制御弁(20)をブームの下降位置(20a)に操
作し、バケット用の制御弁(22)を排土位置(22a)又
は掻き込み位置(22b)に操作すると、ポンプ(15)か
らの作動油は油路(21)、下降操作用の第1油路(24)
及び制御弁(20)の下降位置(20a)を通り、ブーム用
の油圧シリンダ(7)の下降側の油室(7a)に供給され
るのであり、ポンプ(15)から作動油は、制御弁(22)
を通りバケット用の油圧シリンダ(9)に供給される。
この場合、ブームの下降駆動はブームの自重により助
けられて、ブーム用の油圧シリンダ(7)にとって楽な
作動となるので、ブーム用の油圧シリンダ(7)の下降
側の油室(7a)内の圧力はあまり高くはならないが、下
降操作用の第1油路(24)に絞り部(26)が設けられて
いるので、絞り部(26)の上手側の圧力の低下が抑えら
れる。従って、バケット用の油圧シリンダ(9)に充分
な圧力の作動油が供給される状態となり、バケット用の
油圧シリンダ(9)が支障なく作動する。
(ii) 逆にブーム用の制御弁(20)をブームの上昇位置(20
b)に操作すると、ポンプ(15)からの作動油が油路(2
1)、上昇操作用の第2油路(25)及び制御弁(20)の
上昇位置(20b)を通り、ブーム用の油圧シリンダ
(7)の上昇側の油室(7b)に供給されて、ブームが上
昇駆動される。
このように重量物であるバックホウ装置を持ち上げる
場合、ブーム用の油圧シリンダ(7)の上昇側の油室
(7b)内の圧力は充分に高くなっている。従って、この
状態でバケット用の制御弁(22)を排土位置(22a)又
は掻き込み位置(22b)に操作しても、バケット用の油
圧シリンダ(9)に充分な圧力の作動油が供給される状
態となるので、バケット用の油圧シリンダ(9)は支障
なく作動する。
この場合、上昇操作用の第2油路(25)には絞り部が
設けられていないので、ブーム用の油圧シリンダ(7)
の上昇側の油室(7b)に作動油が供給される際に、絞り
部による作動油の圧力損失を伴うことがない。
〔発明の効果〕
以上のようにバックホウ装置の油圧回路構造におい
て、ブームの下降操作用の第1油路に絞り部を設けるこ
とにより、ブームの下降駆動中にバケットをうまく操作
することができないと言うような不具合を、未然に防止
できるようになって、ブームを下降駆動しながらバケッ
トを掻き込み駆動しての掘削作業等が支障なく行えるよ
うになり、バケットホウ装置の作業性を向上させること
ができた。
前述の絞り部はブームの上昇操作用の第2油路には設
けられておらず、ブームの下降駆動時のみに作用して上
昇駆動時には作用しないので、ブームの上昇駆動時にお
いて絞り部による圧力損失を伴うことがなく、絞り部が
ブームの上昇駆動の妨げにはならない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図はバックホウの全体側面を示しており、クロー
ラ走行装置(1)の上部に旋回台(2)が支持され、旋
回台(2)の前部にバックホウ装置(3)が備えられて
いる。バックホウ装置(3)は、第1油圧シリンダ
(7)(ブーム(4)上下駆動用の油圧シリンダに相
当)により上下に揺動駆動されるブーム(4)、第2油
圧シリンダ(8)により前後に揺動駆動されるアーム
(5)、及び第3油圧シリンダ(9)(バケット(6)
揺動駆動用の油圧シリンダに相当)により掻き込み揺動
駆動されるバケット(6)で構成されている。
次に、第1,2,3油圧シリンダ(7),(8),(9)
に対する油圧回路構造について説明する。第1図に示す
ように第1ポンプ(10)からの油路(11)が、右のクロ
ーラ走行装置(1)の油圧モータ(30)に対する制御弁
(12)に接続され、油路(11)から分岐した油路(13)
が、アーム(5)用の制御弁(14)に接続されている。
第2ポンプ(15)(ポンプに相当)からの油路(16)
が左のクローラ走行装置(1)の油圧モータ(17)に対
する制御弁(18)に接続されており、油路(16)から分
岐した油路(19)が、ブーム(4)用の制御弁(20)に
対する油路(21)と、バケット(6)用の制御弁(22)
に対する油路(23)とに並列的に分岐している。ブーム
(4)側の油路(21)が、ブーム(4)の下降操作用の
第1油路(24)と、ブーム(4)の上昇操作用の第2油
路(25)とに分岐して、制御弁(20)に接続されてお
り、下降操作用の第1油路(24)に絞り部(26)が設け
られている。
以上の構造により、制御弁(20)をブーム(4)の上
昇位置(20b)に操作すると、油路(19)からの作動油
が油路(21)、上昇操作用の第2油路(25)及び制御弁
(20)の上昇位置(20b)を通り、第1油圧シリンダ
(7)の上昇側の油室(7b)に供給され、第1油圧シリ
ンダ(7)が収縮してブーム(4)が上昇駆動される。
このように重量物であるバックホウ装置(3)が持ち
上げる場合、ブーム(4)用の第1油圧シリンダ(7)
の上昇側の油室(7b)内の圧力は充分に高くなっている
ので、油路(23)内の圧力も充分に高くなっている。従
って、この状態でバケット(6)用の制御弁(22)を排
土位置(22a)又は掻き込み位置(22b)に操作しても、
バケット(6)用の第3油圧シリンダ(9)は支障なく
作動する。
次に、制御弁(20)をブーム(4)の下降位置(20
a)に操作し、バケット(6)用の制御弁(22)を排土
位置(22a)又は掻き込み位置(22b)に操作したとす
る。これにより、油路(19)からの作動油は油路(2
1)、下降操作用の第1油路(24)及び制御弁(20)の
下降位置(20a)を通り、ブーム(4)用の第1油圧シ
リンダ(7)の下降側の油室(7a)に供給され、油路
(19)からの作動油が油路(23)及び制御弁(22)を通
り、バケット(6)用の第3油圧シリンダ(9)に供給
される。
この場合、ブーム(4)用の第1油圧シリンダ(7)
の下降側の油室(7a)内の圧力はあまり高くはならない
が、下降操作用の第1油路(24)に絞り部(26)が設け
られているので、油路(21),(23)内の圧力の低下が
抑えられる。従って、バケット(6)用の第3油圧シリ
ンダ(9)が支障なく作動する。
第1図に示すように、排油用の油路(27)にオイルク
ーラー(28)が接続されている。第1図及び第2図に示
すように油路(27)とオイルクーラー(28)との間に、
形状記憶合金製のバネ(29a)と通常のバネ(29b)とで
弁体(29c)を挟み込んだ開閉弁機構(29)が設けられ
ており、作動油の温度が設定値を越えると作動油をオイ
ルクーラー(28)に流すように構成している。
本発明はオイルローダの後部に装備されるバックホウ
装置にも適用できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るバックホウ装置の油圧回路構造の実
施例を示し、第1図は第1,2,3油圧シリンダの油圧回路
図、第2図は開閉弁機構の断面図、第3図はバックホウ
の全体側面図、第4図は従来の構造を示す油圧回路図で
ある。 (4)……ブーム、(6)……バケット、(7),
(9)……油圧シリンダ、(15)……ポンプ、(20),
(22)……制御弁、(21)……油路、(24)……下降操
作用の第1油路、(25)……上昇操作用の第2油路、
(26)……絞り部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブーム(4)上下駆動用の油圧シリンダ
    (7)と、この油圧シリンダ(7)に作動油を給排操作
    する制御弁(20)、並びにバケット(6)揺動駆動用の
    油圧シリンダ(9)と、この油圧シリンダ(9)に作動
    油を給排操作する制御弁(22)とを備えると共に、ポン
    プ(15)からの作動油を前記両制御弁(20),(22)に
    並列的に供給するように構成してあるバックホウ装置の
    油圧回路構造であって、 ブーム(4)用の制御弁(20)に作動油を供給する油路
    (21)を、ブーム(4)の下降操作用の第1油路(24)
    とブーム(4)の上昇操作用の第2油路(25)とに分岐
    させて、 前記下降操作用の第1油路(24)からの作動油でブーム
    (4)が下降操作されるように、前記上昇操作用の第2
    油路(25)からの作動油でブーム(4)が上昇操作され
    るようにブーム(4)用の制御弁(20)を構成すると共
    に、 前記下降操作用の第1油路(24)に絞り部(26)を設け
    てあるバックホウ装置の油圧回路構造。
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