JPS63849Y2 - - Google Patents

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JPS63849Y2
JPS63849Y2 JP1980177371U JP17737180U JPS63849Y2 JP S63849 Y2 JPS63849 Y2 JP S63849Y2 JP 1980177371 U JP1980177371 U JP 1980177371U JP 17737180 U JP17737180 U JP 17737180U JP S63849 Y2 JPS63849 Y2 JP S63849Y2
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JP
Japan
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trencher
hydraulic system
hydraulic
pressure oil
pressure
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JP1980177371U
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JPS57101163U (ja
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溝掘削用のトレンチヤーをフロントア
タツチメントとして取付け得るようにした油圧シ
ヨベルに関するものである。
従来、農業用等のトレンチヤーはブルドーザを
母体にアタツチメントとして取付けられている
が、母体が旋回不能なブルドーザであるため、た
とえば溝掘削の終端での方向転換の際にクローラ
によつて田を荒すとともに転換に時間を要する等
の不便さがあつた。また、ブルドーザは周知のよ
うに機械式走行駆動で段階変速であるため、トレ
ンチヤーのバケツトラインによる掘削速度と走行
速度とをマツチさせ難い問題もあつた。
そこで本考案は、旋回可能で、かつ無段変速の
油圧シヨベルをトレンチヤーの母体として使用で
きるようにすることにより、かゝる欠点を除去
し、しかもシヨベルの油圧回路はアタツチメント
の交換に関係なくそのまま使用でき、かつトレン
チヤーの負荷に応じた速度制御を自動的に行なう
ことができるようにせんとするものである。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明す
る。
第1図にトレンチヤーアタツチメントを取付け
た状態を示している。同図において、1は母体と
しての油圧シヨベル本体、2はブーム、3はチエ
ーンにバケツトを取付けて成るバケツトライン、
4は溝底修正用の修正板、5は溝肩整形用の排土
板、6はトレンチヤーフレームで、該フレーム6
にはバケツトライン駆動用のトレンチヤーモータ
が内装されている。7はブームシリンダ、8はバ
ケツトライン3の姿勢変更用のアームシリンダ、
9は修正板4を上下させるための修正板シリン
ダ、10は排土板5を上下させるための排土板シ
リンダである。このようなトレンチヤーアタツチ
メントは、このシヨベルを本来のシヨベルの形態
で使用するときには取外され、シヨベル用ブー
ム、同アーム、同バケツトおよびこれらの油圧シ
リンダから成るシヨベルアタツチメントと交換さ
れる。但し、ブームシリンダ7は両アタツチメン
トに共用することが可能である。
第2図にこの油圧シヨベルの油圧回路のブロツ
クダイヤフラムを示している。この油圧回路は2
台のポンプ11,12を備えた2ポンプ方式を採
つている。また、このシヨベルにおいては、同油
圧回路を、トレンチヤーモータ13以外のアクチ
ユエータに圧油を供給する第1油圧系Aと、トレ
ンチヤーモータ13のみに圧油を供給する第2油
圧系Bとに分け、両ポンプ11,12の吐出油を
合流管路14によつて一旦合流させた後、切換弁
15を介して第1,第2両油圧系A,Bに、また
パイロツト弁24付きのバイパス管路25を介し
て第1油圧系Aにそれぞれ供給するように構成し
ている。さらに第1油圧系Aは、アクチユエータ
群を二分する形で第1ブロツクA1と第2ブロツ
クA2とに分け、同油圧系Aの圧油供給本管路1
6を分流弁17を介して上記第1,第2両ブロツ
クA1,A2の圧油供給管路18,19に分岐接続
している。こうして、第1油圧系Aに供給される
圧油が第1,第2両ブロツクA1,A2に分配され
るようにしている。20は主として走行速度コン
トロール用の流量調整弁である。
第1油圧系Aの第1,第2両ブロツクA1,A2
は、2個以上のアクチユエータを同時に作動させ
て行なう同時作業時に当該各アクチユエータに対
する油量不足が起こることを防止するために、同
時使用されるケースが多いアクチユエータを分離
させるような組み合わせ、逆にいえば同時使用さ
れるケースが殆どないアクチユエータ同士を集め
るような組み合わせでもつて構成される。すなわ
ち、第1ブロツクA1は、左走行用モータ21と
ブームシリンダ7と修正板シリンダ9とで構成さ
れ、第2ブロツクA2は、旋回モータ22とアー
ムシリンダ8と右走行用モータ23と排土板シリ
ンダ10とで構成されている。
なお、トレンチヤーアタツチメントを取付けた
場合には、第1油圧系Aのアクチユエータは上記
の如く計7個となるが、本来のシヨベルアタツチ
メントを使用する場合、第1油圧系Aに属するア
クチユエータはブーム、アーム、バケツトの各シ
リンダと、旋回、左右の走行用モータの6個とな
り、トレンチヤーの場合より一個少なくなる。こ
のため、本油圧回路においては、第2ブロツク
A2における排土板シリンダ10のセクシヨンを、
シヨベルアタツチメント取付時には第1ブロツク
のブームシリンダ7に別のルートからも圧油を補
助的に供給するためのブームシリンダ第2ポート
として使用するように構成している。この点につ
いては後に再度説明する。また、シヨベルアタツ
チメント取付時に修正板シリンダ9のセクシヨン
にはバケツトシリンダが入るようにしている。但
し、修正板シリンダ9と排土板シリンダ10につ
いては互いのブロツクを入れ替えても差支えな
い。
油圧回路の具体的構成を第3図に示している。
切換弁15は、トレンチヤーモータ13を正逆
駆動するトレンチヤー駆動位置としてのトレンチ
ヤー正転(掘削時)位置a、およびトレンチヤー
逆転位置cと、中立位置bとを備え、正転位置a
または逆転位置cにセツトされたときに第2油圧
系Bに対するポートが開くような構成となつてい
る。また、正転位置aにおいて、圧力ポートから
の流路に絞り15aと、この絞り15aの出口側
の圧力をとるパイロツトポート15bとが設けら
れている。
パイロツト弁24は、合流管路14と、第1油
圧系Aの圧油供給本管路16とを結ぶバイパス管
路25中に設けられている。このパイロツト弁2
4には、前記した切換弁15の正転位置aにおけ
るパイロツト圧ポート15bの圧力(絞り15a
の出口側の圧力)と、合流管路14の圧力(絞り
15aの入口側の圧力)とが相対向する方向のパ
イロツト圧として導入され、切換弁15が正転位
置aにセツトされた状態で、上記両パイロツト圧
によつて制御される。
このパイロツト弁24により、切換弁正転位置
aにおける第1,第2両油圧系A,Bに対する供
給油量、すなわちこれらの流量比が制御される。
具体的にいうと、トレンチヤー負荷が正常でトレ
ンチヤーモータ13への流量が十分多い通常掘削
時には、絞り15aの入口側と出口側の圧力差が
大きくなるため、パイロツト弁24が開き側に付
勢され、両油圧系A,Bに、このパイロツト弁2
4の流量設定による所定の流量比で圧油が供給さ
れる。一方、掘削地盤が固い場合等、トレンチヤ
ー負荷が大きくなると、管路圧力が上がつてエン
ジン回転数の低下、リリーフ油量の増加等によつ
て合流管路14の流量が低下する。この流量低下
により、上記絞り15aの入口側と出口側の圧力
差が小さくなるため、パイロツト弁24が閉じ
側、すなわち第1油圧系Aへのバイパス流量を減
少させる方向に動く。こうして、両油圧系A,B
に対する流量比が変化することにより、トレンチ
ヤー負荷が増加して掘削速度が低下したときに、
第1油圧系Aの各アクチユエータの作動速度も低
下することとなる。
つぎに、第1油圧系Aについて説明すると、ま
ず、圧油供給管路18に接続された第1ブロツク
A1において、26は左走行用モータ21のコン
トロールバルブ、27はブームシリンダ7のコン
トロールバルブ、28は修正板シリンダ9のコン
トロールバルブ、29は旋回モータ22のコント
ロールバルブ、30はアームシリンダ8のコント
ロールバルブ、31は右走行用モータ23のコン
トロールバルブ、32は排土板シリンダ10のコ
ントロールバルブである。なお、これら各コント
ロールバルブ26〜32の作動とそれに基づく各
アクチユエータの作動そのものは公知につきその
説明を省略する。また、第2ブロツクA2に属す
る排土板シリンダ10のセクシヨンは、前記した
通り本来のシヨベルアタツチメント取付時には第
1ブロツクA1のブームシリンダ7に対する第2
ポートとして使用される。具体的に説明すると、
たとえばシヨベルアタツチメント取付時には、該
排土板シリンダ用のコントロールバルブ32をブ
ームシリンダ用コントロールバルブ27に連動さ
せ、該バルブ27を通る圧油に、第2ブロツク
A2側からコントロールバルブ32を通る圧油を
合流させてブームシリンダ7に送り込むように構
成する。そして、トレンチヤーアタツチメント取
付時には、上記両コントロールバルブ27,32
の連動を、たとえばスプール連結ピンの抜き取り
等によつて解き、コントロールバルブ32は排土
板シリンダ10のみをコントロールしうるように
構成するものである。但し、トレンチヤーアタツ
チメントのアクチユエータと同数のアクチユエー
タをシヨベルアタツチメント中に備えた機種の油
圧シヨベルを使用する場合には、勿論、上記した
ようなセクシヨン調整は不要となる。
一方、第2油圧系Bにおいて、33はトレンチ
ヤーモータ13の正転側管路、34は同逆転側管
路、35はこの両側管路33,34間に設けられ
たチエツク弁、リリーフ弁等から成るカウンタバ
ランス弁である。
油圧回路が上記のように構成されたこの油圧シ
ヨベルによるときは、トレンチヤーアタツチメン
トを取付けた場合には、切換弁15を正転位置a
または逆転位置(通常作業時は専ら正転位置a)
に切換えることにより、ポンプ11,12からの
圧油を第1,第2両油圧系A,Bの双方に分配供
給することができ、これによりトレンチヤー作業
を行なうことができる。また、アタツチメントを
シヨベル用に交換した場合には、切換弁15を中
立位置bにセツトしておけば、ポンプ11,12
からの圧油は第2油圧系Bには供給されず、すべ
て第1油圧系Aに供給されるため、本来のシヨベ
ル作業を何ら支障なく行なうことができる。
しかも、このように油圧シヨベルを母体としト
レンチヤーを構成すれば、シヨベルが備えた全旋
回機能をトレンチヤー作業に効果的に使用でき、
とくに溝掘削の終端における進路転換を、従来の
ブルドーザトレンチヤーのように田を荒すことな
く、簡単、迅速に行なうことができる。また、油
圧シヨベルは無段変速走行方式となつているた
め、掘削速度と走行速度を正確にマツチさせるこ
とができ、従つて作業性を向上させることができ
る。また、人為的な走行速度の制御に加えて、前
記したようにトレンチヤー掘削作業時に、パイロ
ツト弁24の作用により、トレンチヤー負荷に応
じて第1油圧系Aへのバイパス流量を自動的に制
御する構成としたから、トレンチヤー負荷が大き
くなれば第1油圧系Aへの供給流量が減少して、
走行速度が低下するというように、トレンチヤー
作業に適した作動状態を自動的に行うことができ
る。一方油圧回路をアタツチメントの交換に全く
関係なくそのまゝ使用できるように構成してある
ため、アタツチメント交換が簡単となる。また、
この油圧回路によるときは、2台のポンプ11,
12を効率良く使用できる回路構成、すなわちト
レンチヤーの場合にはポンプ11,12からの総
油量を第1,第2両油圧系A,Bに分配供給し、
本来のシヨベルの場合には第2油圧系Bをシヤツ
トアウトし、ポンプ11,12からの圧油を第1
油圧系Aのみに供給する回路構成としたから、設
備的なロスがなく、しかもシヨベルおよびトレン
チヤーの両作業を支障なく行なうことができ、非
常に合理的である。
以上述べたように本考案の油圧シヨベルは、ト
レンチヤーをフロアアタツチメントとして取付け
ることができ、これにより、シヨベルの全旋回機
能および無段変速機能を活用してトレンチヤー作
業を能率良く行なうことができるうえ、トレンチ
ヤー作業時にトレンチヤー負荷に応じた作動制御
を自動的に行なうことができ、しかもアタツチメ
ントの交換作業も簡単ですむ等、実用上きわめて
有益なものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図はトレンチ
ヤーアタツチメントを取付けた状態の全体側面
図、第2図は油圧回路のブロツクダイヤグラム、
第3図は具体的回路構成図である。 A……第1油圧系、A1……第1ブロツク、A2
……第2ブロツク、B……第2油圧系、7……ブ
ームシリンダ、8……アームシリンダ、9……修
正板シリンダ、10……排土板シリンダ、11,
12……ポンプ、13……トレンチヤーモータ、
14……合流管路、15……切換弁、a……同切
換弁のトレンチヤー駆動位置のうちのトレンチヤ
ー正転位置、c……同逆転位置、b……第1油圧
系のみに圧油を供給しうる中立位置、15a……
正転位置における絞り、15b……同パイロツト
圧ポート、16……第1油圧系の圧油供給本管
路、17……分流弁、18……第1ブロツクの圧
油供給管路、19……第2ブロツクの圧油供給管
路、21……左走行用モータ、22……旋回モー
タ、23……右走行用モータ、24……パイロツ
ト弁、25……バイパス管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2ポンプ方式の油圧回路を備えた油圧シヨベル
    において、油圧回路を、トレンチヤーモータ以外
    のアクチユエータ群に圧油を供給する第1油圧系
    と、トレンチヤーモータのみに圧油を供給する第
    2油圧系とに分け、さらに第1油圧系は、上記ア
    クチユエータ群を二分する第1ブロツクと第2ブ
    ロツクとに分け、上記両ポンプからの吐出油を合
    流させる合流管路を切換弁を介して第1および第
    2両油圧系に接続し、この切換弁は、第1油圧系
    のみに圧油を供給する位置と、第2油圧系のみに
    圧油を供給するトレンチヤー駆動位置とを有する
    とともに、トレンチヤー駆動位置のうちの掘削時
    のトレンチヤー正転位置において、圧力ポートか
    らの流路に、絞りと、この絞りの出口側の圧力を
    とるパイロツト圧ポートとを有し、かつ上記合流
    管路と第1油圧系の圧油供給本管路とを接続する
    バイパス管路を設けるとともに、このバイパス管
    路に、上記合流管路の圧力と、上記切換弁のトレ
    ンチヤー正転位置におけるパイロツト圧ポートか
    らの圧力とが相対向する方向のパイロツト圧とし
    て導入され、トレンチヤー負荷に応じて第1油圧
    系へのバイパス流量を制御するパイロツト弁を設
    け、一方、第1油圧系において、圧油供給本管路
    を分流弁を介して上記第1、第2両ブロツクの圧
    油供給管路に分岐接続してなることを特徴とする
    トレンチヤーを取付け得る油圧シヨベル。
JP1980177371U 1980-12-09 1980-12-09 Expired JPS63849Y2 (ja)

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JP1980177371U JPS63849Y2 (ja) 1980-12-09 1980-12-09

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Publication Number Publication Date
JPS57101163U JPS57101163U (ja) 1982-06-22
JPS63849Y2 true JPS63849Y2 (ja) 1988-01-11

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ID=29971193

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849270Y2 (ja) * 1976-05-14 1983-11-10 株式会社小松製作所 油圧駆動式掘削機における油圧回路

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JPS57101163U (ja) 1982-06-22

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