JP2634517B2 - 切削具 - Google Patents

切削具

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JP2634517B2
JP2634517B2 JP3271014A JP27101491A JP2634517B2 JP 2634517 B2 JP2634517 B2 JP 2634517B2 JP 3271014 A JP3271014 A JP 3271014A JP 27101491 A JP27101491 A JP 27101491A JP 2634517 B2 JP2634517 B2 JP 2634517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多角形や長円などの
異形の穴を切削する切削具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、下穴の周囲を切削して四角などの
多角形や長円などの異形の穴を切削するには、スピンド
ルに装着したシャンクと共に基体を回転させながら、こ
の回転運動を円筒状のカム溝と突子との嵌め込み係合に
より直線運動に変換すると共に、上記基体に平行し、か
つスライド自在に設けてあるスライダに伝え、そしてス
ライダの先端に末端を保持させてある刃物により突切る
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の切
削具によると、刃物付スライダのスライド(往復)速度
は、基体の軸線に斜交するカム溝の傾斜角を緩勾配にす
ると高速になる。
【0004】しかしながら、スライダのストロークが小
さくなる問題があった。
【0005】そこで、カム溝の傾斜角を急勾配にする
と、スライダのストロークを大きくすることができる。
【0006】しかしながら、回転運動から直線運動への
変換をスピンドルの高速回転により行なうと、スムーズ
に運動変換することができず、スムーズな運動変換を保
障するためには、スピンドルの回転を低速にしなければ
ならない。即ちスライダのスライド速度は、著しく低速
になる。
【0007】そこで、この発明の課題は、スライダのス
トロークを倍加しながら上記スライダを高速にスライド
させるようにした切削具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はスピンドルに末端側を接続して共に回
転する基体と、この基体の先端側外側に前記基体がフリ
ーに回転するよう設けた筒状体と、上記スピンドルへの
前記基体接続にともない前記スピンドル軸承側に係合し
て前記筒状体の回転を止めるよう設けた係止装置と、上
記基体の外側に軸線方向にスライドするよう嵌装したス
ライダと、上記筒状体の先端から内方にスライド自在に
挿入した刃物ホルダと、上記基体の外周に前記基体の軸
線に斜交させて設けた無端緩勾配のカム溝と、このカム
溝に嵌り込み係合するよう上記スライダの内面に設けた
突子と、上記スライダに軸承したピニオンと、このピニ
オンの両側に配列して前記ピニオンにそれぞれ噛み合わ
せると共に、前記筒状体側に設けた固定ラック及び上記
ホルダ側に設けた移動ラックとから成る切削具を採用し
たものである。
【0009】
【作用】スピンドルに基体の末端側を接続する。このと
き、スピンドルの軸承側に係止装置を介し筒状体を係合
するので、スピンドルに対し筒状体の回転が止められ
て、異形の加工穴形状に刃物の切刃を合致させる。
【0010】しかして、スピンドルと共に基体を回転す
ると、カム溝と突子とにより基体の回転をスライダの往
復運動に変換するので、スライダと共にピニオンが往行
方向と復側方向とにスライドするとき、固定ラックによ
りピニオンが正転と逆転とを交互に繰り返す。
【0011】このため、ピニオンに噛み合う移動ラック
を有する刃物ホルダは、ピニオンの正転により前進し、
ピニオンの逆転により後退すると共に、スライドストロ
ークが倍加する。
【0012】また、刃物ホルダのスライド速度は、カム
溝が緩勾配のため高速になる。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0014】図1に示すように、1はスピンドルAに末
端側を接続する基体である。
【0015】上記基体1の末端接続方法は、図示の場合
スピンドルAのテーパー穴aにシャンク部2を嵌入する
ようにしたが、クランプなどの方法を用いて接続するこ
ともある。
【0016】また、基体1の先端外側には、ベアリング
3を介し基体1が定位置でフリーに回転する筒状体4が
設けられている。
【0017】さらに、筒状体4には、スピンドルAに基
体1を接続したとき、スピンドルAの軸承側に係合して
筒状体4の回転を止める係止装置5が設けられている。
【0018】上記の係止装置5は、図示の場合筒状体4
の外周部から突出する突出部材6に上面から下方に向く
凹入孔7を設けると共に、この凹入孔7に挿入した昇降
ピン8にバネ9により上方への突出力を付与し、テーパ
ー穴aにシャンク部2を挿入したときスピンドルAのハ
ウジング10の先端面に固着してあるブロック11の溝
12に昇降ピン8の先が嵌まり込み係合すると共に、バ
ネ9を圧縮しながら昇降ピン8を押し下げるようになっ
ている。
【0019】なお、図示のようにスピンドルAにシャン
ク部2を接続したとき、昇降ピン8の外側に嵌装してあ
る筒体13を、ブロック11の先端面と筒体13の先端
縁との衝突により降下させると共に、バネ14により上
昇復帰力が付与されている押し板15を降下させ、そし
て筒体13の外周から突出するキー16を基体1の外周
キー溝17から脱出させるようにしておくと、スピンド
ルAから基体1を取り外したとき、押し板15により筒
体13を上昇復帰させながらキー溝17にキー16を自
動的に嵌まり込み係合させて基体1に対する筒状体4の
回転を止め、常に定位置に昇降ピン8が停止するように
なっている。
【0020】さらに、基体1の先端部外側には、上記基
体1がフリーに回転する筒状のスライダ18が嵌装され
ている。
【0021】19は基体1の外周に上記基体1の軸線に
緩勾配に斜交させて設けた無端のカム溝、20はカム溝
19に嵌り込み係合する突子である。上記の突子20に
は、図示の場合、スライダ18の内周の凹入部21に外
周の一部を嵌め込んだボールが使用されている。
【0022】22は筒状体4の先端から内方にスライド
自在に挿入した刃物ホルダで、この刃物ホルダ22の先
端には、異形穴(多角形や楕など)の加工刃物23の末
端がボルト24止めにより固着されている。
【0023】25はスライダ18に軸承したピニオン
で、このピニオン25の両側には、上記ピニオン25に
それぞれ噛み合うよう筒状体4と一体の固定ラック26
と、ホルダ22と一体の移動ラック27とが設けられて
いる。
【0024】図中28はキー16の回転止めピンであ
る。
【0025】上記のように構成すると、スピンドルAの
テーパー穴aにシャンク部2を嵌入して上記スピンドル
Aに基体1を接続する。このとき、ブロック11の溝1
2に昇降ピン8の先が嵌り込み係合するので、基体1に
対し筒状体4の回転が止められ共に、刃物23の切刃2
3’と切削加工線とが合致するしかして、スピンドルA
と共に基体1を回転させると、上記基体1の回転運動を
カム溝19と突子20とにより直線運動に変換してスラ
イダ18が往行方向と復行方向とに交互にスライドす
る。
【0026】このとき、固定ラック26によりピニオン
25が正転と逆転とを交互に繰り返す。
【0027】上記ピニオン25の正転にともない移動ラ
ック27を有する刃物ホルダ22は、前進して、ワーク
Bの下穴bの周囲を切刃23’により切削加工し、ピニ
オン25の逆転にともない後退すると共に、スライドス
トロークは、倍加する。
【0028】また、ホルダ22のスライド速度は、カム
溝19の緩勾配により高速になる。
【0029】
【効果】以上のように、この発明に係る切削具によれ
ば、カム溝を緩勾配にして刃物とホルダとの往復スライ
ドスピードを高速に保つと共に、ピニオンに噛み合う筒
状体側の固定ラックとホルダ側の移動ラックとで刃物ス
ライドストロークが大きくなるので、加工能率を著しく
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る切削具の実施例を示す縦断正面
【図2】同上の要部を示す縦断側面図
【符号の説明】
A スピンドル a テーパー穴 1 基体 2 シャンク部 3 ベアリング 4 筒状体 5 係止装置 6 突出部材 7 凹入孔 8 昇降ピン 9 バネ 10 ハウジング 11 ブロック 12 溝 18 スライダ 19 カム溝 20 突子 22 刃物ホルダ 23 刃物 25 ピニオン 26 固定ラック 27 移動ラック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルに末端側を接続して共に回転
    する基体と、この基体の先端側外側に前記基体がフリー
    に回転するよう設けた筒状体と、上記スピンドルへの前
    記基体接続にともない前記スピンドル軸承側に係合して
    前記筒状体の回転を止めるよう設けた係止装置と、上記
    基体の外側に軸線方向にスライドするよう嵌装したスラ
    イダと、上記筒状体の先端から内方にスライド自在に挿
    入した刃物ホルダと、上記基体の外周に前記基体の軸線
    に斜交させて設けた無端緩勾配のカム溝と、このカム溝
    に嵌り込み係合するよう上記スライダの内面に設けた突
    子と、上記スライダに軸承したピニオンと、このピニオ
    ンの両側に配列して前記ピニオンにそれぞれ噛み合わせ
    ると共に、前記筒状体側に設けた固定ラック及び上記ホ
    ルダ側に設けた移動ラックとから成る切削具。
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