JP2634192B2 - ガス放電パネルの製造法 - Google Patents
ガス放電パネルの製造法Info
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- JP2634192B2 JP2634192B2 JP63127557A JP12755788A JP2634192B2 JP 2634192 B2 JP2634192 B2 JP 2634192B2 JP 63127557 A JP63127557 A JP 63127557A JP 12755788 A JP12755788 A JP 12755788A JP 2634192 B2 JP2634192 B2 JP 2634192B2
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- discharge panel
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガス放電パネルの製造法に係わり、とくに
ガス放電パネルの前面板に障壁を形成する方法に関する
ものである。
ガス放電パネルの前面板に障壁を形成する方法に関する
ものである。
[従来技術] 第3図に示すようにガス放電パネルは、アノード電極
2及び電気的・光学的クロストークを防ぐための障壁3
が設けられている前面板1と、カソード電極4が設けら
れている背面板5から成り、これらの2枚のガラス板を
高真空でシールし、内部を希ガス等で置換した構造にな
っている。製品完成時に表示面となる前面板1に設けら
れたアノード電極2は、放電光をさえぎるものを防ぐた
め透明電極が用いられ、その形成にはフォトリソグラフ
ィー技術が用いられている。一方、障壁3及びカソード
電極4の形成には厚膜技術が用いられている。
2及び電気的・光学的クロストークを防ぐための障壁3
が設けられている前面板1と、カソード電極4が設けら
れている背面板5から成り、これらの2枚のガラス板を
高真空でシールし、内部を希ガス等で置換した構造にな
っている。製品完成時に表示面となる前面板1に設けら
れたアノード電極2は、放電光をさえぎるものを防ぐた
め透明電極が用いられ、その形成にはフォトリソグラフ
ィー技術が用いられている。一方、障壁3及びカソード
電極4の形成には厚膜技術が用いられている。
本発明に関与する障壁3は、その高さが一般に100μ
m〜300μm前後と比較的高いため、従来は、絶縁ペー
ストを多数回、スクリーン印刷で重ね刷りすることによ
り形成している。第4図(a)は障壁3が第1層目の障
壁6と第2層目以降の障壁7とから形成されていること
を示す断面図である。
m〜300μm前後と比較的高いため、従来は、絶縁ペー
ストを多数回、スクリーン印刷で重ね刷りすることによ
り形成している。第4図(a)は障壁3が第1層目の障
壁6と第2層目以降の障壁7とから形成されていること
を示す断面図である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のスクリーン印刷を用いた障
壁形成法においては、第4図(b)に示すように、障壁
3の側面エッヂ部に波打ちや乱れ8が発生する。スクリ
ーン印刷は、第2図に示すように、インキを通す開口部
9とインキを通さないレジスト部10を設けたメッシュ11
から成る版を用いて行うが、開口部9とレジスト部10の
境界領域におけるメッシュの穴形状の不均一性は、印刷
時のインクの通過性に差を生じ、上記した印刷物のエッ
ジの波打ちや乱れの発生原因となっている。
壁形成法においては、第4図(b)に示すように、障壁
3の側面エッヂ部に波打ちや乱れ8が発生する。スクリ
ーン印刷は、第2図に示すように、インキを通す開口部
9とインキを通さないレジスト部10を設けたメッシュ11
から成る版を用いて行うが、開口部9とレジスト部10の
境界領域におけるメッシュの穴形状の不均一性は、印刷
時のインクの通過性に差を生じ、上記した印刷物のエッ
ジの波打ちや乱れの発生原因となっている。
また、第1層目の障壁6の印刷はガラス基板上に行う
ので、ペースト中の溶剤分が吸収されないため、第4図
(b)に示すように、ペーストが広がり(だれと呼
ぶ)、障壁6の形状が乱れる。
ので、ペースト中の溶剤分が吸収されないため、第4図
(b)に示すように、ペーストが広がり(だれと呼
ぶ)、障壁6の形状が乱れる。
以上、スクリーン印刷を用いた従来技術では製品完成
時に表示面となる前面板の障壁のエッヂ乱れ、波打ち或
いはだれが発生し、外観上好ましくないという問題が生
じる。
時に表示面となる前面板の障壁のエッヂ乱れ、波打ち或
いはだれが発生し、外観上好ましくないという問題が生
じる。
但し、従来方法により形成される障壁の段面は第4図
(a)に示すように台形であるため、外観上問題となる
のはガラス基板1に接する第1層目の障壁6のエッヂ形
状のみで、第2層目以降の障壁7の形状は問題にならな
い。
(a)に示すように台形であるため、外観上問題となる
のはガラス基板1に接する第1層目の障壁6のエッヂ形
状のみで、第2層目以降の障壁7の形状は問題にならな
い。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、外観上すぐ
れたガス放電パネルを提供するものである。
れたガス放電パネルを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明のガス放電パネルの
製造方法は、前面板に障壁を設けたガス放電パネルにお
いて、障壁の第1層目を感光性ペースト等を用いてフォ
トリソグラフィー技術により形成し、第2層目以降はそ
の上にペーストを用いて厚膜技術により重ね刷りをして
形成することを特徴とする。
製造方法は、前面板に障壁を設けたガス放電パネルにお
いて、障壁の第1層目を感光性ペースト等を用いてフォ
トリソグラフィー技術により形成し、第2層目以降はそ
の上にペーストを用いて厚膜技術により重ね刷りをして
形成することを特徴とする。
本発明においては、障壁の1層目をフォトリソグラフ
ィー技術により、そのエッジ部を整形し、2層目以降は
コストを低下させるために厚膜技術により障壁を形成す
る。
ィー技術により、そのエッジ部を整形し、2層目以降は
コストを低下させるために厚膜技術により障壁を形成す
る。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図において、先ず、前面板1のガラス基板上に、
障壁材料である感光性ガラスペーストを塗布し、フォト
リソグラフィー法により障壁3用の所定パターンのマス
クを用いて、露光、現像を行うことにより、(b)に示
すように、第1層目の障壁12のエッジ面15を整形する。
従って、エッヂの乱れ、波打ち、或いはだれのない障壁
3を形成することができる。第2層目以降の障壁13のエ
ッヂ形状は外観上問題とならないので、厚膜印刷の重ね
刷りにより障壁3を形成し、パネルの低コスト化を図
る。
障壁材料である感光性ガラスペーストを塗布し、フォト
リソグラフィー法により障壁3用の所定パターンのマス
クを用いて、露光、現像を行うことにより、(b)に示
すように、第1層目の障壁12のエッジ面15を整形する。
従って、エッヂの乱れ、波打ち、或いはだれのない障壁
3を形成することができる。第2層目以降の障壁13のエ
ッヂ形状は外観上問題とならないので、厚膜印刷の重ね
刷りにより障壁3を形成し、パネルの低コスト化を図
る。
以上のように本発明によれば、フォトリソグラフィー
技術と厚膜技術の組み合せにより、外観上すぐれたガス
放電パネルを作製することが出来る。
技術と厚膜技術の組み合せにより、外観上すぐれたガス
放電パネルを作製することが出来る。
第1図(a)は本発明により形成された障壁の断面図で
あり同図(b)はその平面図、第2図はスクリーン版を
示す平面図、第3図はガス放電パネルの斜視図、第4図
(a)は従来技術により形成された障壁の断面図であり
同図(b)はその平面図である。 1……前面板、2……アノード電極、3……障壁、4…
…カソード電極、5……背面板、12……第1層目の障
壁、13……第2層目以降の障壁、15……エッジ部。
あり同図(b)はその平面図、第2図はスクリーン版を
示す平面図、第3図はガス放電パネルの斜視図、第4図
(a)は従来技術により形成された障壁の断面図であり
同図(b)はその平面図である。 1……前面板、2……アノード電極、3……障壁、4…
…カソード電極、5……背面板、12……第1層目の障
壁、13……第2層目以降の障壁、15……エッジ部。
Claims (1)
- 【請求項1】前面板に障壁を設けたガス放電パネルにお
いて、障壁の第1層目を感光性ペースト等を用いてフォ
トリソグラフィー技術により形成し、第2層目以降はそ
の上にペーストを用いて厚膜技術により重ね刷りをして
形成することを特徴とするガス放電パネルの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63127557A JP2634192B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | ガス放電パネルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63127557A JP2634192B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | ガス放電パネルの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01296534A JPH01296534A (ja) | 1989-11-29 |
JP2634192B2 true JP2634192B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=14962967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63127557A Expired - Fee Related JP2634192B2 (ja) | 1988-05-24 | 1988-05-24 | ガス放電パネルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2634192B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2940925B2 (ja) * | 1989-02-10 | 1999-08-25 | 沖電気工業株式会社 | プラズマディスプレイおよびその製造方法 |
JP3920449B2 (ja) * | 1998-03-13 | 2007-05-30 | 太陽インキ製造株式会社 | アルカリ現像型光硬化性組成物及びそれを用いて得られる焼成物パターン |
JP3757886B2 (ja) | 2002-01-25 | 2006-03-22 | 株式会社村田製作所 | 光反応性樹脂組成物、それを用いた回路基板およびセラミック多層基板の製造方法 |
JP2008262931A (ja) * | 2008-08-05 | 2008-10-30 | Toray Ind Inc | プラズマディスプレイパネルの緩衝層形成用ペースト |
-
1988
- 1988-05-24 JP JP63127557A patent/JP2634192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01296534A (ja) | 1989-11-29 |
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Legal Events
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