JP2634003B2 - 焼結含油軸受の製造方法 - Google Patents

焼結含油軸受の製造方法

Info

Publication number
JP2634003B2
JP2634003B2 JP3204011A JP20401191A JP2634003B2 JP 2634003 B2 JP2634003 B2 JP 2634003B2 JP 3204011 A JP3204011 A JP 3204011A JP 20401191 A JP20401191 A JP 20401191A JP 2634003 B2 JP2634003 B2 JP 2634003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
impregnated
oil
sintered oil
sintered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3204011A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0526241A (ja
Inventor
徹 中西
久弥 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP3204011A priority Critical patent/JP2634003B2/ja
Publication of JPH0526241A publication Critical patent/JPH0526241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2634003B2 publication Critical patent/JP2634003B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/08Attachment of brasses, bushes or linings to the bearing housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/103Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant retained in or near the bearing
    • F16C33/104Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant retained in or near the bearing in a porous body, e.g. oil impregnated sintered sleeve
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/14Special methods of manufacture; Running-in
    • F16C33/145Special methods of manufacture; Running-in of sintered porous bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2220/00Shaping
    • F16C2220/20Shaping by sintering pulverised material, e.g. powder metallurgy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばキャプスタンモ
ータなどに適した焼結含油軸受の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】キャプスタンモータなどでは、軸受ホル
ダ内に一対の焼結含油軸受を圧入し、この焼結含油軸受
によってキャプスタン軸を回転自在に支持したものがあ
る。キャプスタン軸にはピンチローラが押し当てられる
ため、一定方向から側圧がかかり、この側圧に従ってキ
ャプスタン軸が一定方向から焼結含油軸受の内周面に側
圧荷重がかかる。
【0003】このように内周面に側圧荷重がかかっても
焼結含油軸受内での潤滑が円滑になされるように、焼結
含油軸受の内径部の側圧荷重を受ける部分にポーラスを
微細化した目つぶし面を設け、回転軸が回転駆動される
ことによって回転軸の外周面でかき集められた潤滑油が
上記側圧荷重を受ける部分から逃げないようにしてい
る。仮に、上記側圧荷重を受ける部分のポーラスの大き
さが通常の大きさであるとすれば、このポーラスから潤
滑油が逃げてしまい、軸受の内周面に回転軸が直接接触
するいわゆる境界潤滑となり、摩擦抵抗が大きくなる。
【0004】しかるに、特別の手段を講じなくても、回
転軸に側圧がかかれば焼結含油軸受の側圧荷重を受ける
部分が磨かれてポーラスを微細化した目つぶし面が形成
される。そこでポーラスが微細化するまで側圧をかけな
がら回転軸を回転駆動するエージングを行ってもよい
が、これでは能率が悪いので、エージングを不要にした
エージングレスの焼結含油軸受が考えられている。図8
は従来のエージングレス焼結含油軸受の製造工程の例を
示すもので、(a)に示すようにリング状の軸受素材4
0の内径部の側圧荷重を受けるべき部分に突縁部41を
形成しておき、サイジング工程で(b)に示すような真
円の円筒状のサイジングコア42を用いてサイジングを
行う。これによって(c)に示すように、上記軸受け素
材40の突縁部41があった部分に目つぶし面44が形
成されてなる焼結含油軸受43が得られる。目つぶし面
44は周方向にほぼ60°の角度範囲にわたり形成され
ている。
【0005】上記従来の焼結含油軸受の製造工程全体の
例を図7を参照しながら説明する。図9において、配合
秤量工程21で焼結軸受を作るのに必要な材料を所定の
割合で計り、混合工程22で混合する。次に、成形工程
23において、成形ダイや成形コアなどを用いて図8
(a)に示すような軸受素材40を成形し、これを焼結
工程24において焼結する。次に、再圧縮工程45で図
8(b)に示すサイジングコア42を用いて所定寸法に
サイジングし、次に含油工程25で軸受のポーラスに潤
滑油を浸潤させ、焼結含油軸受44を得る。このように
して得られた焼結含油軸受43は、マンドレルを用いて
位置規制された状態で軸受ハウジングに圧入され、これ
によって軸受装置が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】エージングレス化した
従来の焼結含油軸受によれば、内周面の目つぶし面で側
圧荷重を受けるように軸受の向きを設定する必要があ
る。そこで焼結含油軸受の端面に半径方向にV字状の溝
を設け、ハウジングに圧入する際に上記V字状の溝を目
印として位置決めしている。しかし、位置決め精度を厳
しく要求されるため不良品が多く発生するという問題が
ある。また、自動組立を行う場合は位置決めのための自
動機のタクトタイムが長くなり、結果的にコストが高く
なるという問題がある。
【0007】また、図9に示したような従来の焼結含油
軸受の製造工程によれば、サイジング工程で焼結含油軸
受の内径と外径をしごくため、焼結含油軸受が硬くな
る。そのため、焼結含油軸受をハウジングに圧入したあ
とマンドレルを抜き取るとスプリングバックが生じ、寸
法精度が悪くなる。そのほか、焼結含油軸受の内径の仕
上がりや、2個の焼結含油軸受を対として用いる場合の
同軸度は、ハウジングの精度に左右され、これらの精度
をよくするためには例えばハウジング内径を切削するな
どの手段を講じる必要があってコストが高くなるとか、
焼結含油軸受をハウジングに圧入することによって残る
応力が大きく、ハウジングの材質として亜鉛ダイキャス
トなどを用いた場合は寸法が経時的に変化するというよ
うな問題がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、焼結含油軸受をハウジングに圧入
する場合にポーラスの目つぶし部分の位置合わせが容易
な焼結含油軸受の製造方法を提供することを目的とす
る。本発明はまた、焼結含油軸受をハウジングに圧入し
たときのスプリングバックを小さくして、内径、真円
度、同軸度などの精度を高くすることができ、焼結含油
軸受をハウジングに圧入したときに残る応力を小さくし
て寸法の経時変化を小さくすることができ、さらに、工
程を減らしてコストダウンを図ることができる焼結含油
軸受の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 発明は、先端部にエ
ッジ部と円弧部とを周方向に分けて形成してなるマンド
レルで上記焼結含油軸受を軸方向に位置規制しながらハ
ウジングに圧入することにより上記焼結含油軸受の内周
面にポーラスの微細な目つぶし部分と粗い部分とを作り
込むとともに上記焼結含油軸受の内周面を所定寸法に形
成し、かつ、上記ハウジングと上記焼結含油軸受との周
方向の位置決めを行うことを特徴とする。
【0010】
【作用】 発明では、焼結含油軸受をハウジングに圧
入する際にマンドレルによって焼結含油軸受内周面のう
マンドレルのエッジ部に対応する部分が目つぶしさ
れ、マンドレルの円弧部に対応する部分がポーラスの粗
い部分となる。焼結含油軸受をハウジングに圧入する工
程でサイジングが行われ、サイジング工程を別に設ける
必要はない。マンドレルの向きを所定の向きに設定して
おけば、焼結含油軸受の目つぶし部分の向きを精度よく
設定することができる。
【0011】
【実施例】 以下、図面を参照しながら本発明にかかる
焼結含油軸受の製造方法の実施例について説明する。本
発明は、焼結含油軸受を軸受ハウジングに圧入するとき
に用いるマンドレルの形状に特徴があり、そのマンドレ
ルの例を図1、図2に示す。図1、図2において、マン
ドレル10の先端部は半球形に形成されると共に、中心
軸線を挾んで互いに反対側に位置する面が中心軸線に平
行な面に沿って削り取られ、互いに反対側に位置する部
分にエッジ部11が形成され、他の部分は面が連続して
円滑につながった円弧面12となっている。マンドレル
10の外径は、このマンドレル10を用いて軸受ハウジ
ングに圧入する焼結含油軸受の径よりも略30〜50
μm大きくなっている。
【0012】図3は本発明に用いる焼結含油軸受単品の
製造工程の例を示すもので、配合秤量工程21、混合工
程22、成形工程23、焼結工程24、含油工程25を
経て製品26となる。これを図7について説明した従来
の製造工程と比較すると、再圧縮によるサイジング工程
がない点が異なっている。これは、焼結含油軸受単品を
ハウジングに圧入するときに、図1、図2に示したよう
なマンドレル10を用いることで代替できるからであ
る。そこで次に、焼結含油軸受単品のハウジングへの圧
入工程の具体例を図4について説明する。
【0013】図4において、テーブル28の下方には下
ラム29と、この下ラム29上に取付けられたマンドレ
ル10とがあり、テーブル28の上方には上パンチ30
がある。図4(a)に示すように、マンドレル10をテ
ーブル28の所定の孔を貫通させて上方に突出させてお
き、このマンドレル10をガイドとして一つの焼結含油
軸受26、軸受ハウジング27、いま一つの焼結含油軸
受26をこの順に挿通し、テーブル28の上に重ねる。
次に、(b)に示すように、上パンチ30を下降させ、
テーブル28と上パンチ30とで二つの焼結含油軸受2
6,26をハウジング27に圧入する。このとき、二つ
の焼結含油軸受26,26はマンドレル10で位置規制
される。次に、(c)に示すようにマンドレル10を下
降させ、上パンチ30は上昇させて軸受26,26及び
ハウジング27から離間させる。
【0014】このようにして焼結含油軸受装置が完成す
るが、マンドレル10の先端部には前述のようにエッジ
部11と面が円滑に続く円弧部12が設けられているた
め、ハウジング27に圧入されたあとの焼結含油軸受2
6の内周部には、図5に示すように、ポーラスの微細な
目つぶし部分31とポーラスの粗い部分32とが作り込
まれる。マンドレル10のエッジ11に対応する部分は
エッジ11で削られて目つぶし部分31となり、マンド
レルの円弧部12に対応する部分は円滑に摺動するため
ポーラスのつぶれが少なく、ポーラスの粗い部分32と
なる。
【0015】上記焼結含油軸受には回転軸が挿通され、
回転軸を回転自在に支持することになるが、回転軸にか
かる側圧の方向が目つぶし部分31の方向と一致するよ
うにハウジング27を位置決めして固定する。こうすれ
ば、回転軸の側圧荷重を目つぶし部分31で受けること
になり、潤滑油が回転軸の表面でかき集められて目つぶ
し部分31に押しつけられ、目つぶし部分31での潤滑
油の漏れが少なくなるため、目つぶし部分31と回転軸
の外周面との間に安定した油膜が生じていわゆる流体潤
滑となり、摩擦抵抗が小さくなる。一方ポーラスの粗い
部分32からは潤滑油が十分に供給される。従って、こ
れをキャプスタンモータ等に適用した場合は、当初より
モータの電流値が低くなり、焼結含油軸受のエージング
は不要になる。
【0016】以上説明した実施例によれば、図1、図2
に示すような先端部にエッジ部11と円弧部12を有す
るマンドレル10を用いて、焼結含油軸受26を軸方向
に位置規制しながらハウジング27に圧入を行うことに
より、この圧入工程において、焼結含油軸受26の内周
面にポーラスの微細な目つぶし部分31と粗い部分32
とを作り込むとともに焼結含油軸受26の内周面を所定
寸法に形成し、かつ、ハウジング27と焼結含油軸受2
6との周方向の位置決めを行うようにしたため、焼結含
油軸受単品の製造工程中にサイジング工程を設けなくて
もポーラスを目つぶしすることができ、工程の単純化を
図ることができる。また、サイジングをしない焼結含油
軸受はサイジングをした焼結含油軸受と比較して柔軟性
があって塑性変形能も高いため、ハウジングに圧入する
ときに用いるマンドレルの寸法がそのまま焼結含油軸受
の内径寸法に移りやすく、高い寸法精度を得ることがで
きる。さらに、サイジングをしない焼結含油軸受はスプ
リングバックが少なく、残っている応力も小さいため、
焼結含油軸受の内径の仕上がり精度や真円度、同心度な
どが高く、ハウジングの経時的寸法変化も少なくなる。
さらに、図5に示す焼結含油軸受26の内周部の目つぶ
し部分31の向きが正確に側圧荷重方向となり、従来の
ように焼結含油軸受に設けた目印を基準に位置合わせす
る必要はない。
【0017】
【0018】
【0019】 本発明方法に用いることができるマンド
レルの別の例を図6、図7に示す。図6の例は、半球形
に形成されたマンドル34の先端部の互いに反対側に位
置する部分において中心軸線に対し対称形に傾斜平面3
6を形成することにより、互いに反対側に位置する部分
にエッジ部35を形成し、他の部分は面が円滑につなが
った円弧面としてなるものである。このマンドレル34
を用いて焼結含油軸受を軸受ハウジングに圧入した場合
も、図1、図2に示すマンドレルを用いて圧入した場合
と同様に、焼結含油軸受にポーラスの微細な目つぶし部
分とポーラスの粗い部分とが作り込まれる。
【0020】 図7の例は、半球形に形成されたマンド
ル37の先端部の互いに反対側に位置する面を粗し面3
8としたものである。このマンドレル37を用いて焼結
含油軸受を軸受ハウジングに圧入すると、焼結含油軸受
の内径のうち上記粗し面38に対応する部分をポーラス
の微細な目つぶし部分とすることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、先端部に
エッジ部と円弧部とを周方向に分けて形成してなるマン
ドレルで上記焼結含油軸受を軸方向に位置規制しながら
ハウジングに圧入することにより上記焼結含油軸受の内
周面にポーラスの微細な目つぶし部分と粗い部分とを作
り込むとともに上記焼結含油軸受の内周面を所定寸法に
形成し、かつ、上記ハウジングと上記焼結含油軸受との
周方向の位置決めを行うようにしたため、焼結含油軸受
単品の製造工程中にサイジング工程を設けなくても、焼
結含油軸受をハウジングに圧入する工程でサイジングを
行うとともに、同時にポーラスを目つぶしすることが可
能であり、工程の単純化を図ることができる。また、サ
イジングをしない焼結含油軸受はサイジングをした焼結
含油軸受と比較して柔軟性があって塑性変形能も高いた
め、ハウジングに圧入するときに用いるマンドレルの寸
法がそのまま焼結含油軸受の内径寸法に移りやすく、高
い寸法精度を得ることができる。さらに、サイジングを
しない焼結含油軸受はスプリングバックが少なく、残っ
ている応力も小さいため、焼結含油軸受の内径の仕上が
り精度や真円度、同心度などが高く、ハウジングの経時
的寸法変化も少なくなる。さらに、焼結含油軸受の内周
面の目つぶし部分の向きが正確に側圧荷重方向となり、
従来のように焼結含油軸受に設けた目印を基準に位置合
わせする必要はない。
【0022】
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に用いるマンドレルの例を示す正面
図。
【図2】同上平面図。
【図3】本発明に用いる焼結含油軸受単品の製造工程
例を示す工程図。
【図4】本発明にかかる焼結含油軸受の製造方法の主要
工程の例を順に示す一部断面正面図。
【図5】上記方法によって製造された焼結含油軸受の例
を示す斜視図。
【図6】本発明方法に用いることができるマンドレルの
別の例を示す正面図及び平面図。
【図7】本発明方法に用いることができるマンドレルの
さらに別の例を示す正面図及び平面図。
【図8】従来の焼結含油軸受の製造方法に用いられる素
材とマンドレルと完成品を概念的に順に示す平面図及び
斜視図。
【図9】従来の焼結含油軸受の製造方法の例を示す工程
図。
【符号の説明】
10 マンドレル 11 エッジ部 12 円弧部 26 焼結含油軸受 27 ハウジング 31 目つぶし部 32 ポーラスの粗い部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面のポーラスを目つぶししてなる焼
    結含油軸受の製造方法であって、先端部にエッジ部と円
    弧部とを周方向に分けて形成してなるマンドレルで上記
    焼結含油軸受を軸方向に位置規制しながらハウジングに
    圧入することにより上記焼結含油軸受の内周面にポーラ
    スの微細な目つぶし部分と粗い部分とを作り込むととも
    に上記焼結含油軸受の内周面を所定寸法に形成し、か
    つ、上記ハウジングと上記焼結含油軸受との周方向の位
    置決めを行うことを特徴とする焼結含油軸受の製造方
    法。
JP3204011A 1991-07-18 1991-07-18 焼結含油軸受の製造方法 Expired - Lifetime JP2634003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3204011A JP2634003B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 焼結含油軸受の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3204011A JP2634003B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 焼結含油軸受の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0526241A JPH0526241A (ja) 1993-02-02
JP2634003B2 true JP2634003B2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=16483296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3204011A Expired - Lifetime JP2634003B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 焼結含油軸受の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2634003B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736736U (ja) * 1971-05-08 1972-12-23
JPS5325912B2 (ja) * 1972-05-30 1978-07-29
JPS50101735U (ja) * 1974-01-17 1975-08-22
IT1105328B (it) * 1978-06-06 1985-10-28 Merisinter Spa Perfezionamento nei cuscinetti auto lubrificanti sinterizzati
JPH03107612A (ja) * 1989-09-20 1991-05-08 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 焼結含油軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0526241A (ja) 1993-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5120140A (en) Sintered oil-impregnated bearing
US5282688A (en) Sintered oil impregnated bearing and its manufacturing method
JP3511553B2 (ja) 焼結含油軸受の製造方法
JP2634003B2 (ja) 焼結含油軸受の製造方法
JPH04307112A (ja) 焼結含油軸受の製造方法
JP2006520877A (ja) 穴圧縮を連続的に変化させた焼結滑り軸受
JP2762037B2 (ja) 内径中間空洞状軸受の製造方法
US4219916A (en) Bearing cartridge mounting method
JPH05180229A (ja) 焼結含油軸受の製造方法
JPH10113832A (ja) 動圧流体軸受の製造方法
JPS60230905A (ja) 粉末合金軸受の製造方法
JP3649486B2 (ja) 焼結軸受およびその製造方法
JP2850135B2 (ja) 動圧グルーブ軸受の製造方法
JP2663481B2 (ja) 焼結含油軸受及びその製造方法
US5772336A (en) Sliding bearing and a method for mounting same
JPS6367047B2 (ja)
JPH0510331A (ja) 焼結含油軸受
JPS6343611B2 (ja)
JP3582895B2 (ja) 焼結含油軸受及びその製造方法
JP4049351B2 (ja) 軸受の製造方法
JP2003176823A (ja) 焼結含油軸受およびその製造方法
JP2002174246A (ja) 焼結含油軸受及びその製造方法
JPH06123314A (ja) 焼結含油軸受
JP2628540B2 (ja) 焼結含油軸受
JPH10122240A (ja) 内径中間空洞状軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970304