JP2633982B2 - 現像剤撹拌装置 - Google Patents

現像剤撹拌装置

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JP2633982B2
JP2633982B2 JP2245284A JP24528490A JP2633982B2 JP 2633982 B2 JP2633982 B2 JP 2633982B2 JP 2245284 A JP2245284 A JP 2245284A JP 24528490 A JP24528490 A JP 24528490A JP 2633982 B2 JP2633982 B2 JP 2633982B2
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Mita Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は現像剤撹拌装置及びそれを用いた現像装置、
更には電子写真複写機やプリンター等の画像形成装置に
関する。
従来の技術 電子写真複写機のなかでも特にフルカラー機には現像
器が複数設けられている。従って、複写機全体の大型化
を防ぐためには、各々の現像器をコンパクト化する必要
がある。
ところが、通常の複写機のようにスリーブの回転方向
にトナーとキャリアとから成る現像剤を循環させる方式
をそのまま用いて現像器をコンパクトに設計しようとす
ると、現像剤の循環距離が非常に短くなるため、補給ト
ナーが現像剤と充分に混ざりきらずに帯電不足となり、
飛散するという問題が生じる。
そこで、従来よりコンパクトな現像器には、第5図に
示すようにスパイラル10を用いて現像剤を現像スリーブ
20の長手方向に隔壁15に沿って撹拌路45上を循環させる
ことにより、撹拌距離を稼ぐ方式が採用されている。そ
して、透磁率センサー(トナコンセンサー)30を撹拌路
45の底部に設けて現像機のT/D(但しTはトナー量、D
は現像剤量)を検知し、トナー補給口60から投入するト
ナー量の制御している。
発明が解決しようとする課題 このようにスパイラルを現像剤の撹拌及び搬送に用い
ると、現像器中にセットされる現像剤の量が現像剤のT/
Dを制御するための重要な要因となる。
つまり、スパイラルの羽根の先端が現像剤から充分に
露出している状態であると、現像剤が羽根と羽根との間
で回転方向に対して雪崩のように崩れる動作をしながら
進行方向に押されて行くので、スパイラルとしての撹拌
は最良の状態となる。
しかしながら、撹拌路の底部にキャリアの透磁率を利
用したトナコンセンサーを設けてT/Dを検知し、制御し
ようとすると、次のような不具合が発生する。
例えば、コピー原稿のトナー消費面積が非常に大きい
場合、一時的に現像剤の量が少なくなり、スパイラルが
現像剤から露出し過ぎてしまう。その結果、現像剤中に
含まれる空気が増えて撹拌路の底部にあるトナコンセン
サーにキャリアが接触しずらくなり、検知電圧が低くな
ってトナーが補給されなくなる。これはトナコンセンサ
ーが現像剤の透磁率の大きさから現像剤のキャリア濃度
を検知し、T/Dを求めているからである。
また、トナー消費面的が大きい原稿から急に少ない原
稿に変えらとき等のように、一時的にトナー濃度が基準
以上になって、スパイラルの羽根が隠れる程の現像剤量
になった場合、表層の現像剤は混ざり合う運動をするこ
となく送られてしまう。その結果、補給されたトナーは
現像剤の上に乗ったまま移動し、撹拌路の底部にあるト
ナコンセンサーにはいっさい検知されることがない。従
って、トナー補給は停止することなく、オバートナーと
なり、更に現像剤が増える。よって、スパイラルの羽根
が現像剤によって隠れ、更に、補給されたトナーがトナ
コンセンサーに検知されないので、現像器からトナーが
噴き出すといった悪循環に陥ってしまう。
本発明はこのような問題を解決し、透磁率センサーに
よる現像剤中のトナー濃度の誤検知を防止しうる現像剤
撹拌装置及びそれを用いた装置を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明では、予め撹拌路上に
施されたキャリアとトナー補給口から撹拌路上に投入さ
れるトナーとをスパイラルによって混合するとともに該
トナーとキャリアとから成る現像剤を前記スパイラルに
よって該スパイラルの軸方向に循環させる現像剤撹拌装
置又はそれを用いた装置において、トナー補給口付近に
位置するスパイラルの羽根は現像剤から一部露出した状
態となるように設定されており、前記トナー補給口付近
よりも現像剤搬送方向の下流側に配設されるトナーセン
サ付近に位置するスパイラルの羽根と羽根の間に長手方
向への現像剤の搬送性能を低下させる規制板を設けた構
成としている。
作 用 このような構成によると、トナー補給口下付近に位置
する部分のスパイラルにおいては軸回りに現像剤を回転
させる機能があまりないので、その分、軸方向に現像剤
を送る速度が速くなる。従って、前記トナー補給口下付
近では現像剤が滞在する時間が短く、現像剤が存在する
量は少なくなる。すると、スパイラルの羽根が露出し、
そこに補給されたトナーは現像剤が羽根と羽根との間で
回転方向に対して雪崩のように崩れる動作の中に飲み込
まれて、速やかに現像剤と混合し、現像剤中に均一に分
散する。
一方、トナー補給口付近よりも現像剤搬送方向の下流
側に配設されるトナーセンサ付近では、規制板によって
軸回りに現像剤を回転させる力が強く働いて軸方向への
搬送力が弱くなり、現像剤の搬送速度は遅くなるので、
そこに現像剤が滞在する時間が長くなり、結果として現
像剤が多くなる。従って、そこに透磁率センサーを設置
しているので、現像剤がそのセンサーに接触しやすくな
り、確実なトナー濃度検出ができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の現像装置の一実施例を示す平面図で
ある。ケーシング40内には、ケーシング40から一部露出
して感光体ドラム(図示せず)と対向するように現像ス
リーブ20が設けられている。また、ケーシング40内には
現像スリーブ30の長手方向に対して平行に隔壁15が設け
られている。隔壁15を介して現像スリーブ20が設けられ
ていない側のケーシング40上面の一箇所には、トナー補
給口60が設けられている。トナー搬送スクリュー50が回
転することによって第2図(第1図のA−A′線断面
図)に示すように、トナー70がトナー補給口60を通りケ
ーシング40内に投入される。そして、現像剤80から一部
露出した第1スパイラル10aの羽根12によって、トナー7
0は速やかに現像剤80と混合される。
第1図、第2図に示すように、ケーシング40の上面に
トナー補給口60が設けられ、第1図、第3図に示すよう
にケーシング40底部にトナコンセンサー30が設けられて
いる撹拌路45上には、第1スパイラル10aが設けられて
いる。トナー補給口60下付近に位置する部分の第1スパ
イラル10aのピッチと、それ以外の部分の第1スパイラ
ル10aのピッチは同一であるが、トナー補給口60下付近
以外の部分の第1のスパイラル10aの各羽根12の間には
トナーの搬送量を規制する規制板100が設けられてい
る。この規制板100はスパイラル10aの回転方向には現像
剤を充分に回転させる。そして、その分だけ軸方向への
トナー搬送速度が遅くなる。従って、第3図(第1図の
B−B′線断面図)に示されているように、トナコンセ
ンサー付近では第1スパイラル10aは現像剤80により充
分に覆われているため、トナコンセンサー30と現像剤80
との接触が良好に行なわれる。トナコンセンサー30によ
って検知されたT/Dが予め設定された所定値よりも小さ
い場合には前記トナー補給口60からトナー70の補給が行
われる。このトナー補給口60下付近の第1スパイラル10
aには羽根12と羽根12の間に規制板100が設けられていな
い。従って、この部分のスパイラルにおいては軸回りに
現像剤を回転させる機能があまりないので、その分、軸
方向に現像剤を送る速度が速くなる。そのため現像剤が
滞在する時間が短く、現像剤が存在する量は少なくな
る。その結果、スパイラルの羽根が露出し、そこに補給
されたトナーは現像剤が羽根と羽根との間で回転方向に
対して雪崩のように崩れる動作の中に飲み込まれて、速
やかに現像剤と混合し、現像剤中に均一に分散する。
尚、撹拌路45における第1スパイラル10aが動作した
ときに現像剤80の分布する様子を第4図に示している。
次に、第2図、第3図に示されているように、隔壁15
を介してスリーブ20側には第2スパイラル10bが設けら
れている。第2スパイラル10bによりスリーブ20に沿っ
て現像剤80の撹拌及び搬送が行なわれる。現像剤80は第
1スパイラル10a及び第2スパイラル10bによって隔壁15
の周囲を循環移動する(第1図)。従って、前記トナー
補給口60を設ける位置は撹拌距離を稼ぐため現像剤80の
移動経路からいえば、最もスリーブ20から遠い第1図に
示す位置であるのが好ましい。また、穂切りされ現像ス
リーブ20上に乗らなかったものについては第3スパイラ
ル10cによって第2スパイラルに戻される(第2図及び
第3図)スリーブ20上から現像に用いられた現像剤80は
第2スパイラル10bに戻される。尚、第1図中、第2ス
パイラル10b及び第3スパイラル10cは省略している。
発明の効果 以上説明した通り本発明によれば、トナー補給口下付
近に位置する部分のスパイラルにおいては軸回りに現像
剤を回転させる機能があまりないので、その分、軸方向
に現像剤を送る速度が速くなる。従って、前記トナー補
給口下付近では現像剤が滞在する時間が短く、現像剤が
存在する量は少なくなる。しかも、そのトナー補給口付
近に位置するスパイラルの羽根は現像剤から一部露出し
た状態となるように設定されているので、そこに補給さ
れたトナーは現像剤が羽根と羽根との間で回転方向に対
して雪崩のように崩れる動作の中に飲み込まれて、速や
かに現像剤と混合し、現像在中に均一に分散される。一
方、トナー補給口付近よりも現像剤搬送方向の下流側に
配設されるトナーセンサ付近では規制板によって現像剤
が滞在する時間が長く現像剤が存在する量が多くなるの
で、そこに通磁率センサーを設置することにより現像剤
が確実にそのセンサーに接触することになり、誤検知を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面図であり、第2図
はそのA−A′線断面図、第3図はそのB−B′線断面
図である。第4図はその一実施例の説明図である。第5
図は従来例の概略図である。 10……スパイラル、 10a……第1スパイラル、 10b……第2スパイラル、 10c……第3スパイラル、 12……羽根、 13……軸、 15……隔壁、 20……現像スリーブ、 30……透磁率センサー(トナコンセンサー)、 40……ケーシング、 45……撹拌路、 50……トナー搬送スクリュー、 60……トナー補給口、 65……トナー補給位置、 70……トナー、 80……現像剤、 100……規制板。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め撹拌路上に施されたキャリアとトナー
    補給口から撹拌路上に投入されるトナーとをスパイラル
    によって混合するとともに該トナーとキャリアとから成
    る現像剤を前記スパイラルによって該スパイラルの軸方
    向に循環させる現像剤撹拌装置において、 トナー補給口付近に位置するスパイラルの羽根は現像剤
    から一部露出した状態となるように設定されており、前
    記トナー補給口付近よりも現像剤搬送方向の下流側に配
    設されるトナーセンサ付近に位置するスパイラルの羽根
    と羽根の間には長手方向への現像剤の搬送性能を低下さ
    せる規制板を設けたことを特徴とする現像剤撹拌装置。
  2. 【請求項2】前記スパイラルの羽根のピッチは一定であ
    ることを特徴とする第1請求項に記載の現像剤撹拌装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1請求項に記載の現像剤撹拌装置を
    用いて現像スリーブ側に撹拌された現像剤を供給するよ
    うにした現像装置。
  4. 【請求項4】前記第3請求項に記載の現像装置を用いた
    画像形成装置。
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JPS565102Y2 (ja) * 1976-06-30 1981-02-04
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JPH02245283A (ja) * 1989-03-17 1990-10-01 Furukawa Electric Co Ltd:The 条材の洗浄装置

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