JP2632599B2 - 小口径シールド工法用分割セグメントの施工装置 - Google Patents

小口径シールド工法用分割セグメントの施工装置

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JP2632599B2
JP2632599B2 JP3021336A JP2133691A JP2632599B2 JP 2632599 B2 JP2632599 B2 JP 2632599B2 JP 3021336 A JP3021336 A JP 3021336A JP 2133691 A JP2133691 A JP 2133691A JP 2632599 B2 JP2632599 B2 JP 2632599B2
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KOBAYASHI SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小口径シールド工法用
分割セグメントの施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小口径シールド工法においては、特公昭
54-14859号公報に記載の如く、トンネル周方向にて1組
をなす複数個の分割セグメントを運搬台車にてトンネル
内に搬入し、シールドによる掘削領域が一定長進展する
毎に、上記分割セグメントを組立装置にてトンネル周方
向に組立てることにてトンネル壁面を画成する。そし
て、分割セグメントの各組をトンネル軸方向に連続する
ことにてトンネルを構築することとしている。
【0003】然るに、従来の組立装置は、運搬台車の先
端に設置されており、運搬台車から移載されるセグメン
トを支持部材にて支持し、この支持部材をトンネルの半
径方向及び周方向に移動することにて、該セグメントを
トンネル内の所定位置に据付けることとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の組
立装置では、新設セグメントの後端面を、この新設セグ
メントがトンネル軸方向にて隣接する既設セグメントの
前端面に密着せしめることに困難があり、セグメントに
よる隙間のない完全なトンネル壁面の構築に困難があ
る。これは、組立装置がセグメントを支持する支持部材
をトンネル軸方向にて位置調整せしめる機能を何等具備
していないため、新設セグメントのトンネル軸方向据付
位置をその組立段階では調整できないことによる。尚、
シールドによる狭い掘削領域では、組立作業スペースを
狭小化して組立作業能率を損なうことのないように、組
立装置自体の新機能追加による大型化を極力避ける必要
がある。
【0005】本発明は、シールドによる掘削領域での組
立作業スペースを狭小化することなく、新設セグメント
の後端面を、トンネル軸方向にて隣接する既設セグメン
トの前端面に密着させて据付けることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、シールドによる掘削領域が一定長進展する毎に、該
掘削領域のトンネル周方向にて1組をなす複数個の分割
セグメントを組立て、分割セグメントの各組をトンネル
軸方向に連続することにてトンネルを構築するための組
立装置と、新設セグメントを据付位置に移載する際に該
新設セグメントを支持する組立装置の支持部材を、該
セグメントとトンネル軸方向にて隣接することとなる
既設セグメントの前端面側に引き寄せることにより、該
新設セグメントの後端面を上記既設セグメントの前端面
に密着させるセグメント引き寄せ装置とを有してなる小
口径シールド工法用分割セグメントの施工装置であっ
て、前記組立装置複数台の連結車輌の前方車輌に搭載
するとともに、前記セグメント引き寄せ装置を後方車輌
に搭載し、前記セグメント引き寄せ装置前方車輌を後
方車輌の側に牽引することにて前記新設セグメントの後
端面を前記既設セグメントの前端面に密着させるように
したものである。
【0007】
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記
の作用がある。
【0009】グメント引き寄せ装置の存在により、
新設セグメントを支持する支持部材をトンネル軸方向に
て既設セグメントの前端面側に引き寄せ、新設セグメン
トの後端面を既設セグメントの前端面に密着させること
ができる。
【0010】
【0011】セグメント引き寄せ装置は、後方車輌に
搭載されて前方車輌を後方車輌側に牽引するものである
から、前方車輌に搭載される組立装置自体に内蔵する等
に比して組立装置自体を大型化する必要がなく、組立作
業スペースを狭小化することなく、組立作業能率を損な
うことがない。
【0012】
【実施例】図1は運搬台車及び組立装置を示す側面図、
図2は図1の正面図、図3は組立装置を示す断面図、図
4は支持部材を示す断面図、図5はピンボルトを示す正
面図、図6はワッシャを示す正面図、図7はロックバー
を示す正面図、図8はセグメントの組立開始状態を示す
模式図、図9はセグメントの組立中間状態を示す模式
図、図10はセグメントの組立終了状態を示す模式図で
ある。
【0013】本発明が用いられるシールド工法は、図
1、図2に示す如く、トンネル周方向にて1組をなす複
数個(この実施例では3個)の分割セグメント11を運
搬台車12にてトンネル内に搬入し、シールド13によ
る掘削領域が一定長進展する毎に、上記分割セグメント
11を組立装置14にてトンネル周方向にて組立てるこ
とによりトンネル壁面を画成する。そして、分割セグメ
ント11の各組をトンネル軸方向に連続することにてト
ンネルを構築するものである。
【0014】尚、シールド13は、既設セグメント11
の前端面に背面支持される不図示のシールドジャッキの
押付圧力により一定長ずつ進展する。そして、トンネル
内には、分割セグメント11の搬入、及び残土排出のた
めの軌道15が枕木16上に設置されている。
【0015】また、分割セグメント11は、前述の如く
3個1組で所定長さの円周を形成する 120度の弧状断面
をなしており、内面中央部に貫通孔(もしくは凹部)の
係合部11Aを有している。
【0016】然るに、本実施例にあっては、分割セグメ
ント11を搬入、組立てるため、バッテリカー17に牽
引される3台の運搬台車12A〜12Cを連結し、各運
搬台車12A〜12Cにより各1組のセグメント11を
運搬し得るようにすると共に、先頭の運搬台車12Aに
組立装置14を搭載している。尚、各運搬台車12A〜
12Cは、連結ピン18を介することにて、カーブでは
互いに屈折可能に連結される。
【0017】ここで、各運搬台車12A〜12Cは、セ
グメント11を載置状態で支持するガイドローラ21
を、台車本体22の上面部に備えている。また、各運搬
台車12A〜12Cは、ガイドローラ21によるセグメ
ント載置領域に設定されているセグメント11の係合部
11Aに係脱でき、該セグメント11をガイドローラ2
1に載置したままの状態で保持し、あるいは保持解除し
得るセグメント保持シリンダ23(セグメント保持装
置)を、台車本体22の上面部に備えている。セグメン
ト保持シリンダ23はエアシリンダにて構成できる。
【0018】また、組立装置14は、各運搬台車12A
〜12Cにおいてセグメント保持シリンダ23により保
持解除されたセグメント11がガイドローラ21上をト
ンネル軸方向に滑り出されて来るとき、該セグメント1
1を載置状態で支持するガイドローラ24を備えてい
る。ガイドローラ24は、各運搬台車12A〜12Cの
ガイドローラ21のセグメント載置領域と同一円弧面上
に設定される。そして、組立装置14は、ガイドローラ
24上に導入されたセグメント11を位置決めするセグ
メントストッパ25を備えている。ストッパ25に位置
決めされたセグメント11は、その係合部11Aを後述
する支持ロッド38の軸線上に設定せしめられる。
【0019】更に、組立装置14は、図3に示す如く、
セグメント11をトンネルの半径方向に昇降させる昇降
装置31と、該セグメント11をトンネルの周方向に旋
回させる旋回装置32とを有している。
【0020】即ち、組立装置14の基礎部材33には、
旋回モータ34にてチェーン駆動されるウォーム35が
支持され、このウォーム35に噛合うウォームホイール
36をトンネル軸回りに回動し得るように支持する。旋
回モータ34は先頭の運搬台車12Aに搭載され、エア
モータにて構成できる。ウォームホイール36には旋回
ケース37がボルト結合され、旋回ケース37にはセグ
メント11を支持する支持ロッド38が軸方向にのみ移
動し得るように支持される。39は支持ロッド38を軸
方向にのみ移動可能とするための切り溝であり、切り溝
39に係合する不図示のキーが旋回ケース37の支持ロ
ッド38貫通孔に設けられている。これにより、旋回モ
ータ34の作動にて、セグメント11の支持ロッド38
をトンネルの周方向に旋回させる旋回装置32が構成さ
れる。
【0021】また、支持ロッド38の外周部にはねじ部
41が設けられ、このねじ部41にはベベルギヤ42が
噛合される。ベベルギヤ42は、支持ロッド38回りに
装着されるカラー、スラスト軸受にて支持ロッド38の
軸回りに回転のみ可能に支持される。そして、ベベルギ
ヤ42に直交して噛合うベベルギヤ43を、前述ウォー
ムホイール36の中心部を貫通する回転軸44の一端に
固定する。他方、先頭の運搬台車12Aには昇降モータ
45が搭載され、昇降モータ45の出力軸に上記回転軸
44の他端が連結される。昇降モータ45はエアモータ
にて構成できる。これにより、昇降モータ45の作動に
て、セグメント11の支持ロッド38をトンネルの半径
方向に昇降させる昇降装置31が構成される。
【0022】セグメント11の支持ロッド38は、その
旋回時にセグメント11を脱落せしめることなく保持す
るため、図4〜図7に示す如く、ピンボルト51、ワッ
シャ52、ロックバー53を組付け可能とされている。
即ち、組立装置14のガイドローラ24上に導入されて
セグメントストッパ25により位置決めされたセグメン
ト11の係合部11Aに対し、昇降装置31の作動によ
って支持ロッド38の先端が挿入され、支持ロッド38
の先端フランジ部38Aにてセグメント11の内面が持
ち上げられると、オペレータにてピンロッド51が支持
ロッド38の先端面ねじ孔に螺着され、セグメント11
の外面側に突出するピンボルト51回りにワッシャ52
が装着され、ピンボルト51におけるワッシャ52より
外方端に設けられている孔51Aにロックバー53の一
端が挿入される。ロックバー53の他端C型曲がり部5
3Aはセグメント11の前端部回りに係着せしめられる
(図8参照)。
【0023】これにより、旋回装置32の作動によって
支持ロッド38が旋回され、セグメント11が下方に吊
下げられる如き場合にも、セグメント11はワッシャ5
2、ロックバー53、ピンボルト51を介して支持ロッ
ド38から脱落することなく保持される(図9参照)。
尚、ロックバー53は、その曲がり部53Aがセグメン
ト11の前端部回りに係着していて支持ロッド38の軸
回りに回動できないように構成されており、結果とし
て、ピンボルト51が振動等により支持ロッド38のね
じ孔に対してゆるみ外れる可能性を防止している。
【0024】また、本実施例においては、最後尾の運搬
台車12Cにセグメント引き寄せ装置61を搭載してい
る。セグメント引き寄せ装置61は、運搬台車12C上
に搭載される引き寄せモータ62と、運搬台車12C上
に支持されてモータ62に歯車列を介して連結される引
き寄せねじ63と、運搬台車12C上にスライド可能に
支持されて引き寄せねじ63に螺合すると共に、前方の
運搬台車12Bの牽引部と連結される引き寄せ具64と
から構成される。引き寄せモータ62はエアモータにて
構成できる。
【0025】これにより、セグメント引き寄せ装置61
は、組立装置14の支持ロッド38にて支持されたセグ
メント11がシールド13上に設けた支持木材65上の
据付領域に移載されるとき、セグメント11の係合部1
1Aに支持ロッド38を挿入したままの状態で、引き寄
せモータ62の作動にて前方の運搬台車12B、12A
を運搬台車12Cの側に牽引する。このとき、運搬台車
12Cが連結されているバッテリカー17は、ブレーキ
装置にて制動されており、牽引の固定点となる。これに
より、上記支持ロッド38は、上記新設セグメント11
とトンネル軸方向にて隣接することとなる既設セグメン
ト11の前端面側に引き寄せられ、結果として新設セグ
メント11の後端面を既設セグメント11の前端面に密
着させ得ることとなる。
【0026】尚、本実施例において、セグメント保持シ
リンダ23をエアシリンダにて構成し、旋回モータ3
4、昇降モータ45、引き寄せモータ62をエアモータ
にて構成するとき、エア源は、シールド13の駆動部が
備えるエア源を利用できる。
【0027】但し、本発明の実施においては、運搬台車
12に小型エアコンプレッサを搭載し、これを上述のエ
アシリンダ、エアモータのエア源としてもよい。
【0028】以下、本実施例によるセグメント11の搬
入、組立手順について説明する。
【0029】(1) バッテリカー17にて牽引される3台
の運搬台車12A〜12Cのそれぞれに各1組のセグメ
ント11を載置してトンネル内に搬入する。このとき、
各セグメント11は、台車本体22の上面部で、ガイド
ローラ21上に載置されたままの状態で、その係合部1
1Aをセグメント保持シリンダ23にて保持され、トン
ネル軸方向にも周方向にも滑り出すことがない。
【0030】(2) 先頭の運搬台車12Aに設けられてい
る組立装置14が所定位置に達すると、全運搬台車12
A〜12Cが停車し、バッテリカー17が制動状態とな
る。
【0031】(3) 運搬台車12Aのセグメント保持シリ
ンダ23によるセグメント11の保持を解除し、トンネ
ル先端に控えているオペレータにて、該セグメント11
を運搬台車12Aのガイドローラ21上に沿って、組立
装置14のガイドローラ24上に導入し、該セグメント
11をセグメントストッパ25にて位置決めする。
【0032】(4) セグメントストッパ25にて位置決め
されたセグメント11の係合部11Aに対し、昇降装置
31の作動によって支持ロッド38の先端を挿入する。
そして、オペレータにて、支持ロッド38の先端部にピ
ンボルト51、ワッシャ52を取付け、更にロックバー
53の一端をピンボルト51の孔51Aに挿入し、ロッ
クバー53の他端曲がり部53Aをセグメント11の前
端部回りに係着せしめる。これにより、セグメント11
を支持ロッド38の先端部に脱落不能に連結する(図8
参照)。
【0033】(5) 昇降装置31、旋回装置32の作動に
よって、支持ロッド38にて支持したセグメント11を
シールド13の底部に設けた支持木材65上の据付領域
に移載する(図9参照)。
【0034】このとき、この底部に据付けられるセグメ
ント11については、その係合部11Aに支持ロッド3
8を挿入したままの状態で、引き寄せモータ62の作動
により、その後端面を前述の如くにてトンネル軸方向に
隣接することとなる既設セグメント11の前端面に密着
設置する(図10参照)。
【0035】(6) 以後、運搬台車12B、12Cに載置
されている他のセグメント11について、順次、上記
(3) 、(4) を繰返し、それらのセグメント11をシール
ド13の左右側壁に定めた据付領域に移載し、設置す
る。
【0036】尚、本発明の実施においては、シールド1
3の左右側壁に設置されるセグメント11についても、
上記(5) と同様に、引き寄せモータ62の作動により、
それらの後端面をトンネル軸方向に隣接することとなる
既設セグメント11の前端面に密着設置せしめるもので
あってもよい。但し、本実施例においては、トンネル周
方向にて1組をなす各セグメント11が、それらの円弧
方向の両側合面部で互いに凹凸係合せしめられる結果、
左右側壁に設置されるセグメント11は上記(5) にて適
正位置に据付けられた底部のセグメント11に倣う如く
に据付けられるから、必ずしも引き寄せ装置61の作動
を伴うことを必須としないものとした。
【0037】(7) 1組をなす全3個のセグメント11を
円形に結合することにて、当該1組によるトンネル壁面
の画成を完了する。
【0038】上記(1) 〜(7) をシールド13の掘進と交
互に繰返し、トンネルを順次構築することができる。
【0039】尚、セグメント11の中央部の係合部11
Aを形成している貫通孔は、トンネルの形成に伴い、シ
ールド13にて掘削された坑道内面との間に残る間隙充
填用の砂利を注入するための注入口として利用され、そ
の後封印される。
【0040】尚、本発明の実施においては、運搬台車1
2に上述の砂利とその送出管を搭載するものとしてもよ
い。
【0041】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
【0042】セグメント11は、搬入時に、運搬台車
12のガイドローラ21に載置された状態下で、セグメ
ント保持シリンダ23と該セグメント11の係合部11
Aとの係合により、十分な保持力を付与され、安定的に
運搬される。
【0043】各運搬台車12A〜12Cのそれぞれ
は、1個のセグメント11を載置するだけであるから、
その台車長を短尺化でき、結果として急カーブのトンネ
ルにも適応できる。尚、1組をなす各セグメントは、連
結された複数の運搬台車にて同時搬入されるから、当該
1組をなすセグメントの連続据付を不可能にすることは
なく、組立作業能率を損なうことがない。
【0044】グメント引き寄せ装置61の存在によ
り、新設セグメント11を支持する支持ロッド38をト
ンネル軸方向にて既設セグメント11の前端面側に引き
寄せ、新設セグメント11の後端面を既設セグメント1
1の前端面に密着させることができる。
【0045】セグメント引き寄せ装置61は、最後尾
の運搬台車12Cに搭載せしめられ、前方運搬台車12
A、12Bを後方運搬台車12Cの側に牽引するもので
あるから、前方運搬台車12Aに搭載される組立装置1
4自体に内蔵する等に比して組立装置14自体を大型化
する必要がなく、組立作業スペースを狭小化することな
く、組立作業能率を損なうことがない。
【0046】セグメント保持シリンダ23をエアシリ
ンダにて構成し、旋回モータ34、昇降モータ45、引
き寄せモータ62をエアモータにて構成する場合には、
過負荷や防爆構造といった付帯問題を生ずることがな
く、従来の安全作業条件を確保したまま全体的な機械化
と省力化を果たすことができる。
【0047】
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シールー
ドによる掘削領域での組立作業スペースを狭小化するこ
となく、新設セグメントの後端面を、トンネル軸方向に
て隣接する既設セグメントの前端面に密着させて据付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は運搬台車及び組立装置を示す側面図であ
る。
【図2】図2は図1の正面図である。
【図3】図3は組立装置を示す断面図である。
【図4】図4は支持部材を示す断面図である。
【図5】図5はピンボルトを示す正面図である。
【図6】図6はワッシャを示す正面図である。
【図7】図7はロックバーを示す正面図である。
【図8】図8はセグメントの組立開始状態を示す模式図
である。
【図9】図9はセグメントの組立中間状態を示す模式図
である。
【図10】図10はセグメントの組立終了状態を示す模
式図である。
【符号の説明】
11 セグメント 12 12A〜12C 運搬台車 13 シールド 14 組立装置 38 支持ロッド(支持部材) 61 セグメント引き寄せ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 武雄 静岡県富士市水戸島2−1−1 株式会 社小林製作所内 (56)参考文献 実開 昭59−51898(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールドによる掘削領域が一定長進展す
    る毎に、該掘削領域のトンネル周方向にて1組をなす複
    数個の分割セグメントを組立て、分割セグメントの各組
    をトンネル軸方向に連続することにてトンネルを構築す
    るための組立装置と、 新設 セグメントを据付位置に移載する際に該新設セグメ
    ントを支持する組立装置の支持部材を、該新設セグメン
    トとトンネル軸方向にて隣接することとなる既設セグメ
    ントの前端面側に引き寄せることにより、該新設セグメ
    ントの後端面を上記既設セグメントの前端面に密着させ
    るセグメント引き寄せ装置とを有してなる小口径シール
    ド工法用分割セグメントの施工装置であって、 前記組立装置複数台の連結車輌の前方車輌に搭載する
    とともに、前記セグメント引き寄せ装置を後方車輌に搭
    載し、前記セグメント引き寄せ装置前方車輌を後方車
    輌の側に牽引することにて前記新設セグメントの後端面
    を前記既設セグメントの前端面に密着させる小口径シー
    ルド工法用分割セグメントの施工装置。
JP3021336A 1991-01-23 1991-01-23 小口径シールド工法用分割セグメントの施工装置 Expired - Lifetime JP2632599B2 (ja)

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