JP2632493B2 - 豆乳とおからの分離濾過方法 - Google Patents

豆乳とおからの分離濾過方法

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JP2632493B2
JP2632493B2 JP5327385A JP32738593A JP2632493B2 JP 2632493 B2 JP2632493 B2 JP 2632493B2 JP 5327385 A JP5327385 A JP 5327385A JP 32738593 A JP32738593 A JP 32738593A JP 2632493 B2 JP2632493 B2 JP 2632493B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は豆乳とおからの分離濾過
方法に関し、特に予備濾過を行うことによって、おから
の搾り効率を著しく向上させた豆乳とおからの分離濾過
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】原料豆を加水して粉砕後煮沸した原料豆
乳(ゴ液という)からの豆乳とおからの分離濾過方法
は、早くから機械化および自動化が望まれ、そのために
発明されたのが本願発明者の発明した豆乳製造機(特許
第474074号)および回転式連続豆乳仕上機(特許
第616648号)である。
【0003】前者の発明にあっては、エンドレスの比較
的目の粗いパンチングプレートを上下2本のローラで挟
んで回転せしめ、パンチングプレートの上面に送給した
ゴ液を該ローラにより圧縮し原料豆乳を連続的に搾り、
豆乳とおからを分離するものである。
【0004】前者の豆乳製造装置により製造された豆乳
の中には、まだ細かいおから(みじんという)が含まれ
ているため、これを取り除くため後者の回転式連続豆乳
仕上機が使用される。この装置は外面に細かい網を張設
した回転ドラムからなり、このドラムの一端から回転ド
ラム内に豆乳を送給し、回転しながら濾過をし、ドラム
の他端からみじんを排出することにより仕上げ豆乳を得
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時は
凝固させた豆腐の大塊を自動的に一丁の大きさに切断し
て包装する装置の開発が進み、豆腐の切断包装能力の増
大が図られ、それがために従来の豆乳製造装置では豆乳
製造能力の不足をきたすに到っている。本発明は従来の
豆乳製造装置の豆乳製造能力が低くなったという問題点
を解決するためになされたものであって、従来の豆乳製
造方法を改良して豆乳の生産能力を向上した豆乳とおか
らの分離濾過方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者等は従来の豆乳製
造方法の豆乳製造能力を向上するため鋭意研究を重ねた
結果、原料豆乳(ゴ液)を先ず予備濾過し、この予備濾
過したみじんを含む豆乳を回転式連続豆乳仕上げ装置に
バイパスさせると、豆乳製造能力が格段に向上すること
を見出して本発明を完成した。
【0007】本発明の豆乳とおからの分離濾過方法は、
原料豆乳を予備濾過装置にて濾過し原料豆乳からみじん
を含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共
に残りのおからを含む豆乳を豆乳搾り装置へ送る工程
と、前記おからを含む豆乳を豆乳搾り装置により搾りみ
じんを含む豆乳とおからに分離し前記みじんを含む豆乳
を仕上げ濾過装置へ送る工程と、仕上げ濾過装置により
前記予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と前記豆乳搾
り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製豆乳とみじ
んを分離する工程とからなることを要旨とする。
【0008】
【作用】本願発明では、原料豆乳を先ず予備濾過してゴ
液からみじんを含む豆乳の過半数を分離し、これを仕上
げ濾過装置へバイパスさせたので、従来の原料豆乳を直
接豆乳搾り装置によりみじんを含んだ豆乳とおからを分
離するのと比較して、おからが分厚くかつ固く絞れて、
豆乳の分離濾過工程の生産性および歩留りが著しく向上
した。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を以下図面に従って説明す
る。図1は本発明方法に使用される豆乳とおからの分離
濾過装置の概略図の一例である。なお、本発明方法は本
実施例に述べる装置に限定されるものではない。煮沸釜
10で煮沸されたゴ液は一旦タンク12に貯蔵される。
タンク12の底にはポンプ14が取付けられ、タンク1
2の中のゴ液はポンプ14により予備濾過装置16に供
給される。
【0010】予備濾過装置16はケース18の中に回転
ドラム20を水平に内蔵したものであって、回転ドラム
20は目の粗い濾過網で形成されていて内面には螺旋状
の送り羽根22が取り付けられた回転篩である。ケース
18の底には濾過した豆乳を仕上げ濾過装置に送る豆乳
送給パイプ24が取り付けられている。また、回転ドラ
ム20の出口側の一端は豆乳絞り装置26のパンチング
プレート28の直上に臨んでいる。
【0011】豆乳搾り装置は26はエンドレスのパンチ
ングプレート28の両縁に突縁302取付け、このパン
チングプレート28を上下のローラ32、34で挟んで
回転するものであって、バンチングプレート28の上に
供給された原料豆乳は上下のローラ32、34によって
圧搾されて豆乳はパンチングプレート28の下に滴下
し、おからはパンチングプレート28の上に残される。
滴下した豆乳は豆乳受け36より集められ豆乳送給バイ
プ40を通って仕上げ濾過装置に供給される。一方パン
チングプレート28の上に残ったおからはおから掻き取
り板42により、パンチングプレート28から掻き取ら
れる。
【0012】仕上げ濾過装置44はケース46の中に回
転ドラム48を水平に内蔵したものであって、回転ドラ
ム48は目の細かい濾過網で形成されていて内面には螺
旋状の送り羽根50が取り付けられた回転篩である。ケ
ース46の底からは濾過した精製豆乳が回収される。一
方、回転ドラム48に残ったみじんは回転ドラム48の
排出側からタンク20へ戻される。
【0013】以上の構成からなる装置を用いて本発明方
法を説明すると、煮沸釜10で製造された原料豆乳は一
旦タンク12に溜められ、次いでポンプ14により予備
濾過装置16の回転ドラム20の入口側へ供給される。
回転ドラム20の外面は目の粗い濾過網で形成され内面
に螺旋状の送り羽根22が設けられているので、原料豆
乳は回転ドラム20の中を送り羽根22によって回転し
ながら出口側に送られる間に、原料豆乳の含有する豆乳
の約60%がみじんを含有した状態で濾過されて、豆乳
送給パイプ24によって仕上げ濾過装置44の回転ドラ
ム48に供給される。一方、回転ドラム20の出口側か
らはまだ豆乳を含有したおからが豆乳搾り装置26のパ
ンチングプレート28の上に排出される。なお、予備濾
過装置としては粗い濾過網で形成された回転ドラムの内
面に螺旋状の送り羽根22が設けられているものを示し
たが、その外に、底板を粗い網目にしたシリンダ中に原
料豆乳を入れてピストンで圧縮するもの、あるいは粗い
網目の板を傾斜させて設置し原料豆乳を傾斜の上から流
すもの等種々のものが考えられる
【0014】豆乳搾り装置26のパンチングプレート2
8は上下のローラ32、34に挟まれて回転するので、
パンチングプレート28の上に予備濾過装置16の回転
ドラム20の排出側から排出されたまだ豆乳を含有した
おからは、上下のローラ32、34により圧搾されて、
おからから完全に豆乳が搾られる。その際に搾られたお
からは、分厚くかつ固く絞れている。
【0015】搾られた豆乳はパンチングプレート28の
下に配置された豆乳受け36に滴下し、豆乳送給パイプ
40によって仕上げ濾過装置44の回転ドラム48の入
口側に送られる。一方、パンチングプレート28の上に
残されたおからは、おから掻き取り板42によってパン
チングプレート28から剥ぎ取られる。
【0016】仕上げ濾過装置44の回転ドラム48の入
口側には、予備濾過装置16からのみじんを含んだ豆乳
と、豆乳搾り装置26からのみじんを含んだ豆乳が供給
される。回転ドラム48の外面は目の細かい濾過網で形
成され内面に螺旋状の送り羽根50が設けられているの
で、みじんを含んだ豆乳は回転ドラム48の中を送り羽
根50によって回転しながら出口側に送られる間に、精
製豆乳が濾過され、回転ドラム48の中にはみじんが残
される。回転ドラム48に残されたみじんは回転ドラム
48の排出側からタンク12へ戻される。
【0017】なお、本発明方法と従来方とを比較するた
め、同じ装置で予備濾過装置を付けたものと付けないも
のについて、同一時間の生産能力を比較したところ、従
来方法では豆の消費量が1.8俵であったのに比較し
て、本発明方法では豆の消費量は2.5俵以上であっ
て、本発明の効果が確認された。
【0018】
【発明の効果】本発明の豆乳とおからの分離濾過方法は
以上説明したように、従来のエンドレスの比較的目の粗
いパンチングプレートを上下2本のローラで挟んで回転
せしめ、パンチングプレートの上面に送給したゴ液を該
ローラにより圧縮し原料豆乳をおからとみじんを含む豆
乳に分離し、このみじんを含む豆乳を仕上げ濾過して精
製する豆乳とおからの分離濾過方法に加えて、原料豆乳
を先ず予備濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の過半数
を分離し、仕上げ濾過装置へバイパスさせたので、従来
の原料豆乳を直接豆乳絞り装置のエンドレスのパンチン
グプレートに供給するのと比較して、おからが分厚くか
つ固く絞れて、豆乳の分離濾過工程の生産性および歩留
りが著しく向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に用いられる豆乳製造装置の概略図
である。
【符号の説明】
12・・・・原料豆乳タンク 16・・・・予備濾過装置 20・・・・回転ドラム 22・・・・送り羽根 24・・・・豆乳送給バイプ 26・・・・豆乳搾り装置 28・・・・バンチングプレート 32・・・・上ローラ 34・・・・下ローラ 36・・・・豆乳受け 40・・・・豆乳送給パイプ 42・・・・おから掻き取り板 44・・・・仕上げ濾過装置 48・・・・回転ドラム 50・・・・送り羽根

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料豆乳を予備濾過装置にて濾過し原料
    豆乳からみじんを含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過
    装置へ送ると共に残りのおからを含む豆乳を豆乳搾り装
    置へ送る工程と、前記おからを含む豆乳を豆乳搾り装置
    により搾りみじんを含む豆乳とおからに分離し前記みじ
    んを含む豆乳を仕上げ濾過装置へ送る工程と、仕上げ濾
    過装置により前記予備濾過装置からのみじんを含む豆乳
    と前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精
    製豆乳とみじんを分離する工程とからなることを特徴と
    する豆乳とおからの分離濾過方法。
JP5327385A 1993-12-24 1993-12-24 豆乳とおからの分離濾過方法 Expired - Lifetime JP2632493B2 (ja)

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