JP2632500B2 - 豆乳とおからの分離濾過方法およびその装置 - Google Patents
豆乳とおからの分離濾過方法およびその装置Info
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- JP2632500B2 JP2632500B2 JP6157039A JP15703994A JP2632500B2 JP 2632500 B2 JP2632500 B2 JP 2632500B2 JP 6157039 A JP6157039 A JP 6157039A JP 15703994 A JP15703994 A JP 15703994A JP 2632500 B2 JP2632500 B2 JP 2632500B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は豆乳製造装置に関し、特
にゴ液を予備濾過することにより豆乳搾り装置の負担を
軽くすると共に、豆乳精製工程で得られるみじんを豆乳
搾り工程に循環させることにより、豆乳製造能力の飛躍
的な増加を図った豆乳とおからの分離濾過方法およびそ
の装置に関する。
にゴ液を予備濾過することにより豆乳搾り装置の負担を
軽くすると共に、豆乳精製工程で得られるみじんを豆乳
搾り工程に循環させることにより、豆乳製造能力の飛躍
的な増加を図った豆乳とおからの分離濾過方法およびそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原料豆を加水して粉砕後煮沸した原料豆
乳(ゴ液という)からの豆乳とおからの分離濾過方法
は、早くから機械化および自動化が望まれ、そのために
発明されたのが本願発明者の発明した豆乳製造機(特許
第474074号)および回転式連続豆乳仕上機(特許
第616648号)である。
乳(ゴ液という)からの豆乳とおからの分離濾過方法
は、早くから機械化および自動化が望まれ、そのために
発明されたのが本願発明者の発明した豆乳製造機(特許
第474074号)および回転式連続豆乳仕上機(特許
第616648号)である。
【0003】前者の発明にあっては、エンドレスの比較
的目の粗いパンチングプレート(穿孔板)を上下2本の
ローラで挟んで回転せしめ、パンチングプレートの上面
に送給したゴ液を該ローラにより圧縮し原料豆乳を連続
的に搾り、豆乳とおからを分離するものである。
的目の粗いパンチングプレート(穿孔板)を上下2本の
ローラで挟んで回転せしめ、パンチングプレートの上面
に送給したゴ液を該ローラにより圧縮し原料豆乳を連続
的に搾り、豆乳とおからを分離するものである。
【0004】前者の豆乳製造装置により製造された豆乳
の中には、まだ細かいおから(みじんという)が含まれ
ているため、これを取り除くため後者の回転式連続豆乳
仕上機が使用される。この装置は外面に細かい網を張設
した回転ドラムからなり、このドラムの一端から回転ド
ラム内に豆乳を送給し、回転しながら濾過をし、ドラム
の他端からみじんを排出することにより仕上げ豆乳を得
るものである。
の中には、まだ細かいおから(みじんという)が含まれ
ているため、これを取り除くため後者の回転式連続豆乳
仕上機が使用される。この装置は外面に細かい網を張設
した回転ドラムからなり、このドラムの一端から回転ド
ラム内に豆乳を送給し、回転しながら濾過をし、ドラム
の他端からみじんを排出することにより仕上げ豆乳を得
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時は
凝固させた豆腐の大塊を自動的に一丁の大きさに切断し
て包装する装置の開発が進み、豆腐の切断包装能力の増
大が図られ、それがために従来の豆乳製造装置では豆乳
製造能力の不足をきたすに到っている。
凝固させた豆腐の大塊を自動的に一丁の大きさに切断し
て包装する装置の開発が進み、豆腐の切断包装能力の増
大が図られ、それがために従来の豆乳製造装置では豆乳
製造能力の不足をきたすに到っている。
【0006】そこで、出願人は先に特願平5−3278
35において、豆乳とおからの分離濾過方法を出願し、
原料豆乳を予備濾過装置にて濾過し原料豆乳からみじん
を含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共
に残りのおからを含む豆乳を豆乳搾り装置へ送る工程
と、前記おからを含む豆乳を豆乳搾り装置により搾りみ
じんを含む豆乳とおからに分離し前記みじんを含む豆乳
を仕上げ濾過装置へ送る工程と、仕上げ濾過装置により
前記予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と前記豆乳搾
り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製豆乳とみじ
んを分離する工程とからなることを特徴とする豆乳とお
からの分離濾過方法の発明を提案した。
35において、豆乳とおからの分離濾過方法を出願し、
原料豆乳を予備濾過装置にて濾過し原料豆乳からみじん
を含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共
に残りのおからを含む豆乳を豆乳搾り装置へ送る工程
と、前記おからを含む豆乳を豆乳搾り装置により搾りみ
じんを含む豆乳とおからに分離し前記みじんを含む豆乳
を仕上げ濾過装置へ送る工程と、仕上げ濾過装置により
前記予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と前記豆乳搾
り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製豆乳とみじ
んを分離する工程とからなることを特徴とする豆乳とお
からの分離濾過方法の発明を提案した。
【0007】さらに、出願人は特願平6−99583に
おいて、予備濾過装置付き豆乳製造装置を出願し、原料
豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを含む豆乳の過半数を
分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に残りのおからを含む
豆乳を豆乳絞り装置へ送る予備濾過装置と、前記おから
を含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳とおからに分離しみ
じんを含む豆乳を仕上げ濾過装置へ送る豆乳搾り装置
と、前記予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と前記豆
乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製豆乳と
みじんを分離する仕上げ濾過装置とからなることを特徴
とする予備濾過装置付き豆乳製造装置の発明を提案し
た。
おいて、予備濾過装置付き豆乳製造装置を出願し、原料
豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを含む豆乳の過半数を
分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に残りのおからを含む
豆乳を豆乳絞り装置へ送る予備濾過装置と、前記おから
を含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳とおからに分離しみ
じんを含む豆乳を仕上げ濾過装置へ送る豆乳搾り装置
と、前記予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と前記豆
乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製豆乳と
みじんを分離する仕上げ濾過装置とからなることを特徴
とする予備濾過装置付き豆乳製造装置の発明を提案し
た。
【0008】しかし前記いずれの豆乳の製造方法におい
ても、仕上げ濾過工程または仕上げ濾過装置にて分離さ
れたみじんは、原料豆乳タンクに戻されて、原料豆乳と
共に再び豆乳とおからの分離工程または装置を循環し
て、再度原料タンクに戻されることとなって、原料豆乳
に含まれるみじんは豆乳とおからの分離工程において、
いつ果てるともない循環を繰り返すこととなり、豆乳製
造能力を低下させると共に動力のむだ使いになるという
不都合があった。
ても、仕上げ濾過工程または仕上げ濾過装置にて分離さ
れたみじんは、原料豆乳タンクに戻されて、原料豆乳と
共に再び豆乳とおからの分離工程または装置を循環し
て、再度原料タンクに戻されることとなって、原料豆乳
に含まれるみじんは豆乳とおからの分離工程において、
いつ果てるともない循環を繰り返すこととなり、豆乳製
造能力を低下させると共に動力のむだ使いになるという
不都合があった。
【0009】本発明は従来の豆乳製造装置の豆乳製造能
力が低くなったという問題点を解決すると共に、前記二
発明の豆乳生産能力をさらに向上し動力をむだ使いする
ことのない豆乳とおからの分離濾過方法およびその装置
を提供することを目的とする。
力が低くなったという問題点を解決すると共に、前記二
発明の豆乳生産能力をさらに向上し動力をむだ使いする
ことのない豆乳とおからの分離濾過方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者等は前記2つの発
明において豆乳製造能力を向上するため鋭意研究を重ね
た結果、原料豆乳(ゴ液)を先ず予備濾過し、この予備
濾過したみじんを含む豆乳を回転式連続豆乳仕上げ装置
にバイパスさせると共に、分離したみじんを原料豆乳に
戻さずに回収して豆乳搾り装置に循環させてやると、豆
乳製造能力が格段に向上することを見出して本発明を完
成した。
明において豆乳製造能力を向上するため鋭意研究を重ね
た結果、原料豆乳(ゴ液)を先ず予備濾過し、この予備
濾過したみじんを含む豆乳を回転式連続豆乳仕上げ装置
にバイパスさせると共に、分離したみじんを原料豆乳に
戻さずに回収して豆乳搾り装置に循環させてやると、豆
乳製造能力が格段に向上することを見出して本発明を完
成した。
【0011】本発明の請求項1の豆乳とおからの分離濾
過方法は、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを含む
豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過工程へ送ると共に残り
のおからを含む豆乳を豆乳搾り工程へ送る予備濾過工程
と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳とお
からに分離し前記みじんを含む豆乳を仕上げ濾過工程へ
送る豆乳搾り工程と、前記予備濾過工程からのみじんを
含む豆乳と前記豆乳搾り工程からのみじんを含む豆乳を
濾過し精製豆乳とみじんを分離する豆乳精製工程と、前
記豆乳精製工程により分離された前記みじんを前記豆乳
搾り工程に供給された前記おからを含む豆乳の上に供給
するみじん循環工程とからなることを要旨とする。
過方法は、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを含む
豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過工程へ送ると共に残り
のおからを含む豆乳を豆乳搾り工程へ送る予備濾過工程
と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳とお
からに分離し前記みじんを含む豆乳を仕上げ濾過工程へ
送る豆乳搾り工程と、前記予備濾過工程からのみじんを
含む豆乳と前記豆乳搾り工程からのみじんを含む豆乳を
濾過し精製豆乳とみじんを分離する豆乳精製工程と、前
記豆乳精製工程により分離された前記みじんを前記豆乳
搾り工程に供給された前記おからを含む豆乳の上に供給
するみじん循環工程とからなることを要旨とする。
【0012】また、本発明の請求項2の豆乳とおからの
分離濾過装置は、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじん
を含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共
に残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送る予備濾
過装置と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆
乳とおからに分離しみじんを含む豆乳を仕上げ濾過装置
へ送る豆乳搾り装置と、前記予備濾過装置からのみじん
を含む豆乳と前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳
を濾過し精製豆乳とみじんを分離する仕上げ濾過装置
と、前記仕上げ濾過装置で分離されたみじんを前記豆乳
搾り装置に送られたおからを含む豆乳の上に循環させる
みじん循環装置とからなることを要旨とする。
分離濾過装置は、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじん
を含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共
に残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送る予備濾
過装置と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆
乳とおからに分離しみじんを含む豆乳を仕上げ濾過装置
へ送る豆乳搾り装置と、前記予備濾過装置からのみじん
を含む豆乳と前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳
を濾過し精製豆乳とみじんを分離する仕上げ濾過装置
と、前記仕上げ濾過装置で分離されたみじんを前記豆乳
搾り装置に送られたおからを含む豆乳の上に循環させる
みじん循環装置とからなることを要旨とする。
【0013】本発明の請求項3の豆乳とおからの分離濾
過装置は、請求項2の装置において前記予備濾過装置
は、一方の側面に軸受と原料豆乳供給管を取り付け底部
に予備濾過豆乳排出管を設け他方の側面におからを含む
豆乳を排出する開口部を設けたケーシングと、前記ケー
シングの前記開口部に一端が装着され他端が前記ケーシ
ングの一方の側面に内接するように前記ケーシングに水
平に内蔵され前記豆乳原料供給管から原料豆乳が供給さ
れるようにした濾過筒と、前記軸受により軸支され前記
濾過筒の中で回転することにより前記原料豆乳供給管か
ら濾過筒に供給された原料豆乳を濾過しながら開口部に
向けて送り出す螺旋羽根とからなることを要旨とする。
過装置は、請求項2の装置において前記予備濾過装置
は、一方の側面に軸受と原料豆乳供給管を取り付け底部
に予備濾過豆乳排出管を設け他方の側面におからを含む
豆乳を排出する開口部を設けたケーシングと、前記ケー
シングの前記開口部に一端が装着され他端が前記ケーシ
ングの一方の側面に内接するように前記ケーシングに水
平に内蔵され前記豆乳原料供給管から原料豆乳が供給さ
れるようにした濾過筒と、前記軸受により軸支され前記
濾過筒の中で回転することにより前記原料豆乳供給管か
ら濾過筒に供給された原料豆乳を濾過しながら開口部に
向けて送り出す螺旋羽根とからなることを要旨とする。
【0014】本発明の請求項4の豆乳とおからの分離濾
過装置は、請求項2または請求項3に記載の豆乳とおか
らの分離濾過装置において、前記豆乳搾り装置は、装置
全体を収容する箱体と、多数の小孔を穿設した穿孔板か
らなり両端を接続して筒状となし両縁に突縁を設けた無
端穿孔筒体と、前記箱体に水平に軸支され前記無端穿孔
筒体の突縁の間の前記穿孔板に下から嵌入して前記無端
穿孔筒体を箱体の中に吊り下げて回転する豆乳搾り下ロ
ーラと、前記豆乳搾り下ローラと対向して前記無端穿孔
筒体の突縁の間の前記穿孔板を上から弾力的に狭持する
ように軸支され前記豆乳搾り下ローラの回転により回転
する豆乳搾り上ローラと、前記豆乳搾り下ローラの下に
配置され豆乳排出管を有する豆乳受け皿と、前記箱体の
中に軸支され前記豆乳搾りローラにより吊り下げられて
回転する前記無端穿孔筒体の前記突縁に接して回転し前
記無端穿孔筒体を前記箱体内に支承する案内ローラと、
前記箱体に固定され回転する前記無端穿孔筒体の穿孔板
の表面に接触するおから掻き取り板とからなることを要
旨とする。
過装置は、請求項2または請求項3に記載の豆乳とおか
らの分離濾過装置において、前記豆乳搾り装置は、装置
全体を収容する箱体と、多数の小孔を穿設した穿孔板か
らなり両端を接続して筒状となし両縁に突縁を設けた無
端穿孔筒体と、前記箱体に水平に軸支され前記無端穿孔
筒体の突縁の間の前記穿孔板に下から嵌入して前記無端
穿孔筒体を箱体の中に吊り下げて回転する豆乳搾り下ロ
ーラと、前記豆乳搾り下ローラと対向して前記無端穿孔
筒体の突縁の間の前記穿孔板を上から弾力的に狭持する
ように軸支され前記豆乳搾り下ローラの回転により回転
する豆乳搾り上ローラと、前記豆乳搾り下ローラの下に
配置され豆乳排出管を有する豆乳受け皿と、前記箱体の
中に軸支され前記豆乳搾りローラにより吊り下げられて
回転する前記無端穿孔筒体の前記突縁に接して回転し前
記無端穿孔筒体を前記箱体内に支承する案内ローラと、
前記箱体に固定され回転する前記無端穿孔筒体の穿孔板
の表面に接触するおから掻き取り板とからなることを要
旨とする。
【0015】本発明の請求項5の豆乳とおからの分離濾
過装置は、請求項4に記載の豆乳とおからの分離濾過装
置において、前記予備濾過装置の前記ケーシングが前記
豆乳搾り装置の前記箱体に進入するように取り付けら
れ、前記予備濾過装置の前記ケーシングの開口部が前記
豆乳搾り装置の前記無端穿孔筒体の前記穿孔板の上に臨
み排出されるおからを含む豆乳が直接前記穿孔板の上に
供給されるようにしたことを要旨とする。
過装置は、請求項4に記載の豆乳とおからの分離濾過装
置において、前記予備濾過装置の前記ケーシングが前記
豆乳搾り装置の前記箱体に進入するように取り付けら
れ、前記予備濾過装置の前記ケーシングの開口部が前記
豆乳搾り装置の前記無端穿孔筒体の前記穿孔板の上に臨
み排出されるおからを含む豆乳が直接前記穿孔板の上に
供給されるようにしたことを要旨とする。
【0016】本発明の請求項6の豆乳とおからの分離濾
過装置は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載の豆乳
とおからの分離濾過装置にといて、前記仕上げ濾過装置
は、濾過ドラムを水平に軸支しその下に精製豆乳排出管
を有する精製豆乳収集板を取り付けて全体を覆うカバー
と、前記カバー内に軸支され内面に送り羽根を設け回転
することにより一方の側面から供給されたみじんを含む
豆乳を他方の側へ送給する間に精製豆乳を濾過し残った
みじんを他方の側面から排出する濾過ドラムとからなる
ことを要旨とする。
過装置は、請求項2〜請求項5のいずれかに記載の豆乳
とおからの分離濾過装置にといて、前記仕上げ濾過装置
は、濾過ドラムを水平に軸支しその下に精製豆乳排出管
を有する精製豆乳収集板を取り付けて全体を覆うカバー
と、前記カバー内に軸支され内面に送り羽根を設け回転
することにより一方の側面から供給されたみじんを含む
豆乳を他方の側へ送給する間に精製豆乳を濾過し残った
みじんを他方の側面から排出する濾過ドラムとからなる
ことを要旨とする。
【0017】本発明の請求項7の豆乳とおからの分離濾
過装置は、請求項2〜請求項6のいずれかに記載の豆乳
とおからの分離濾過装置において、前記みじん循環装置
は、前記仕上げ濾過装置の濾過ドラムのみじん排出側に
設けられたみじん回収ホッパと、前記みじん回収ホッパ
の底部に取り付けられ回収したみじんを前記豆乳搾り装
置に供給された前記おからを含む豆乳の上に供給するみ
じん循環管と、前記みじん循環管の途中に取り付けられ
みじん循環管の中のみじんを移送するみじん循環ポンプ
とからなることを要旨とする。
過装置は、請求項2〜請求項6のいずれかに記載の豆乳
とおからの分離濾過装置において、前記みじん循環装置
は、前記仕上げ濾過装置の濾過ドラムのみじん排出側に
設けられたみじん回収ホッパと、前記みじん回収ホッパ
の底部に取り付けられ回収したみじんを前記豆乳搾り装
置に供給された前記おからを含む豆乳の上に供給するみ
じん循環管と、前記みじん循環管の途中に取り付けられ
みじん循環管の中のみじんを移送するみじん循環ポンプ
とからなることを要旨とする。
【0018】
【作用】本願発明の豆乳とおからの分離濾過方法は、原
料豆乳を先ず予備濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の
過半数を分離し、これを仕上げ濾過工程へバイパスさせ
たので、豆乳搾り工程の負担が軽減され生産量が増大し
た。また、従来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみ
じんを含んだ豆乳とおからを分離するのと比較して、原
料豆乳からみじんを含む豆乳の過半数が分離されている
ので、含有される豆乳が少なく大部分がおからであっ
て、ソフトクリーム状で供給されるため、おからが分厚
くかつ固く絞れて、豆乳搾り工程の生産性および歩留り
が著しく向上した。
料豆乳を先ず予備濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の
過半数を分離し、これを仕上げ濾過工程へバイパスさせ
たので、豆乳搾り工程の負担が軽減され生産量が増大し
た。また、従来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみ
じんを含んだ豆乳とおからを分離するのと比較して、原
料豆乳からみじんを含む豆乳の過半数が分離されている
ので、含有される豆乳が少なく大部分がおからであっ
て、ソフトクリーム状で供給されるため、おからが分厚
くかつ固く絞れて、豆乳搾り工程の生産性および歩留り
が著しく向上した。
【0019】さらに、豆乳精製工程においては、予備濾
過工程からのみじんを含む豆乳と豆乳搾り工程からのみ
じんを含む豆乳を濾過し精製豆乳とみじんを分離される
が、次のみじん循環工程において、豆乳精製工程により
分離されたみじんを豆乳搾り工程に供給されたおからを
含む豆乳の上に供給するので、搾られたおからの層がフ
ィルタの役目を果たし、循環されたみじんがおからと共
に分離される。そのため、従来のようなみじんの何時果
てるとも知れない循環が断たれて、発生したみじんがお
からと共に系外に分離されるので、豆乳精製工程の効率
が向上する。
過工程からのみじんを含む豆乳と豆乳搾り工程からのみ
じんを含む豆乳を濾過し精製豆乳とみじんを分離される
が、次のみじん循環工程において、豆乳精製工程により
分離されたみじんを豆乳搾り工程に供給されたおからを
含む豆乳の上に供給するので、搾られたおからの層がフ
ィルタの役目を果たし、循環されたみじんがおからと共
に分離される。そのため、従来のようなみじんの何時果
てるとも知れない循環が断たれて、発生したみじんがお
からと共に系外に分離されるので、豆乳精製工程の効率
が向上する。
【0020】本発明の請求項2の豆乳とおからの分離濾
過装置は、先ず原料豆乳が予備濾過装置へ送られる。予
備濾過装置では、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじん
を含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共
に残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送るので、
従来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみじんを含ん
だ豆乳とおからを分離するのと比較して、豆乳搾り装置
の負担が軽減されると共に、みじんを含む豆乳が予備濾
過装置と豆乳搾り装置の両方で生産されるので、精製豆
乳の生産量が著しく増大した。また、原料豆乳を先ず予
備濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の過半数を分離
し、これを仕上げ濾過装置へバイパスさせたので、豆乳
搾り装置ではおからが分厚くかつ固く絞れて、豆乳の分
離濾過工程の生産性および歩留りが著しく向上した。仕
上げ濾過装置は予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と
前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製
豆乳とみじんを分離することにより、精製豆乳を得るこ
とができる。さらに、みじん循環装置により、仕上げ濾
過装置で分離されたみじんを豆乳搾り装置に送られたお
からを含む豆乳の上に循環させるので、搾られたおから
の層がフィルタの役目を果たし、循環されたみじんがお
からと共に分離される。
過装置は、先ず原料豆乳が予備濾過装置へ送られる。予
備濾過装置では、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじん
を含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共
に残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送るので、
従来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみじんを含ん
だ豆乳とおからを分離するのと比較して、豆乳搾り装置
の負担が軽減されると共に、みじんを含む豆乳が予備濾
過装置と豆乳搾り装置の両方で生産されるので、精製豆
乳の生産量が著しく増大した。また、原料豆乳を先ず予
備濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の過半数を分離
し、これを仕上げ濾過装置へバイパスさせたので、豆乳
搾り装置ではおからが分厚くかつ固く絞れて、豆乳の分
離濾過工程の生産性および歩留りが著しく向上した。仕
上げ濾過装置は予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と
前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製
豆乳とみじんを分離することにより、精製豆乳を得るこ
とができる。さらに、みじん循環装置により、仕上げ濾
過装置で分離されたみじんを豆乳搾り装置に送られたお
からを含む豆乳の上に循環させるので、搾られたおから
の層がフィルタの役目を果たし、循環されたみじんがお
からと共に分離される。
【0021】本発明の請求項3の豆乳とおからの分離濾
過装置は、予備濾過装置を一方の側面に軸受と原料豆乳
供給管を取り付け底部に予備濾過豆乳排出管を有する漏
斗状収集箱を設け他方の側面におからを含む豆乳を排出
する開口部を設けたケーシングと、前記ケーシングの前
記開口部に一端が装着され他端が前記ケーシングの一方
の側面に内接するように前記ケーシングに内蔵され前記
豆乳原料供給管から原料豆乳が供給される濾過筒と、前
記軸受により軸支され前記濾過筒の中で回転することに
より前記原料豆乳供給管から濾過筒に供給された原料豆
乳を濾過しながら開口部に向けて送り出す螺旋羽根とで
構成したので、原料豆乳供給管から供給された原料豆乳
は濾過筒内に注入され直ちに回転する螺旋羽根により開
口部へ送り出される間に、濾過筒により原料豆乳からみ
じんを含む豆乳の過半数が分離される。濾過されたみじ
んを含む豆乳は漏斗状収集箱に滴下し豆乳排出管を通っ
て仕上げ濾過装置へ送られる。一方、濾過筒に残ったお
からを含む豆乳は開口部から排出されて豆乳搾り装置へ
供給される。
過装置は、予備濾過装置を一方の側面に軸受と原料豆乳
供給管を取り付け底部に予備濾過豆乳排出管を有する漏
斗状収集箱を設け他方の側面におからを含む豆乳を排出
する開口部を設けたケーシングと、前記ケーシングの前
記開口部に一端が装着され他端が前記ケーシングの一方
の側面に内接するように前記ケーシングに内蔵され前記
豆乳原料供給管から原料豆乳が供給される濾過筒と、前
記軸受により軸支され前記濾過筒の中で回転することに
より前記原料豆乳供給管から濾過筒に供給された原料豆
乳を濾過しながら開口部に向けて送り出す螺旋羽根とで
構成したので、原料豆乳供給管から供給された原料豆乳
は濾過筒内に注入され直ちに回転する螺旋羽根により開
口部へ送り出される間に、濾過筒により原料豆乳からみ
じんを含む豆乳の過半数が分離される。濾過されたみじ
んを含む豆乳は漏斗状収集箱に滴下し豆乳排出管を通っ
て仕上げ濾過装置へ送られる。一方、濾過筒に残ったお
からを含む豆乳は開口部から排出されて豆乳搾り装置へ
供給される。
【0022】本発明の請求項4の豆乳とおからの分離濾
過装置は、前記豆乳搾り装置を、装置全体を箱体の中に
収容したので、熱効率が向上する上に、装置全体を高温
多湿に維持できるので、装置に付着した豆乳にゆばが張
り穿孔板の目詰まりがなくなり、そのため 無端穿孔筒
体に射水管や刷毛ローラを取り付けたりする必要がなく
なる。さらに、ローラや転子等を箱体に軸支できるの
で、正確な位置に軸支できる。また、操業終了後に装置
を水洗する際に、箱体内にスプリンクラー等を取り付け
れば、汚水が飛散することなく水洗することができる上
に、極めて衛生的である。また、多数の小孔を穿設した
穿孔板からなり両端を接続して筒状となし両縁に突縁を
設けた無端穿孔筒体と、前記箱体に水平に軸支され前記
無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板に下から嵌入して
前記無端穿孔筒体を箱体の中に吊り下げて回転する豆乳
搾り下ローラと、前記豆乳搾り下ローラと対向して前記
無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板を上から弾力的に
狭持するように軸支され前記豆乳搾り下ローラの回転に
より回転する豆乳搾り上ローラにより、穿孔板の上に供
給されたおからを含む豆乳を圧搾するので、穿孔板の下
にはみじんを含む豆乳が滴下し、穿孔板の上にはおから
が残される。前記豆乳搾り下ローラの下には、豆乳排出
管を有する豆乳受け皿が配置されているので、豆乳受け
皿に集められたみじんを含む豆乳は豆乳排出管を介して
仕上げ濾過装置へ送られる。一方、穿孔板の上に残され
たおからは、前記箱体に固定され回転する前記無端穿孔
筒体の穿孔板の表面に接触するおから掻き取り板によ
り、剥ぎ取られる。なお、案内ローラは、箱体の中に軸
支され前記豆乳搾りローラにより吊り下げられて回転す
る前記無端穿孔筒体の前記突縁に接して回転し前記無端
穿孔筒体を前記箱体内に支承する。
過装置は、前記豆乳搾り装置を、装置全体を箱体の中に
収容したので、熱効率が向上する上に、装置全体を高温
多湿に維持できるので、装置に付着した豆乳にゆばが張
り穿孔板の目詰まりがなくなり、そのため 無端穿孔筒
体に射水管や刷毛ローラを取り付けたりする必要がなく
なる。さらに、ローラや転子等を箱体に軸支できるの
で、正確な位置に軸支できる。また、操業終了後に装置
を水洗する際に、箱体内にスプリンクラー等を取り付け
れば、汚水が飛散することなく水洗することができる上
に、極めて衛生的である。また、多数の小孔を穿設した
穿孔板からなり両端を接続して筒状となし両縁に突縁を
設けた無端穿孔筒体と、前記箱体に水平に軸支され前記
無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板に下から嵌入して
前記無端穿孔筒体を箱体の中に吊り下げて回転する豆乳
搾り下ローラと、前記豆乳搾り下ローラと対向して前記
無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板を上から弾力的に
狭持するように軸支され前記豆乳搾り下ローラの回転に
より回転する豆乳搾り上ローラにより、穿孔板の上に供
給されたおからを含む豆乳を圧搾するので、穿孔板の下
にはみじんを含む豆乳が滴下し、穿孔板の上にはおから
が残される。前記豆乳搾り下ローラの下には、豆乳排出
管を有する豆乳受け皿が配置されているので、豆乳受け
皿に集められたみじんを含む豆乳は豆乳排出管を介して
仕上げ濾過装置へ送られる。一方、穿孔板の上に残され
たおからは、前記箱体に固定され回転する前記無端穿孔
筒体の穿孔板の表面に接触するおから掻き取り板によ
り、剥ぎ取られる。なお、案内ローラは、箱体の中に軸
支され前記豆乳搾りローラにより吊り下げられて回転す
る前記無端穿孔筒体の前記突縁に接して回転し前記無端
穿孔筒体を前記箱体内に支承する。
【0023】本発明の請求項5の豆乳とおからの分離濾
過装置は、前記予備濾過装置の前記ケーシングが前記豆
乳搾り装置の前記箱体に進入するように取り付けられ、
前記予備濾過装置の前記ケーシングの開口部が前記豆乳
搾り装置の前記無端穿孔筒体の前記穿孔板の上に臨み排
出されるおからを含む豆乳が直接前記穿孔板の上に供給
されるようにしたので、装置全体がコンパクトに形成さ
れると共に、熱効率が向上する。
過装置は、前記予備濾過装置の前記ケーシングが前記豆
乳搾り装置の前記箱体に進入するように取り付けられ、
前記予備濾過装置の前記ケーシングの開口部が前記豆乳
搾り装置の前記無端穿孔筒体の前記穿孔板の上に臨み排
出されるおからを含む豆乳が直接前記穿孔板の上に供給
されるようにしたので、装置全体がコンパクトに形成さ
れると共に、熱効率が向上する。
【0024】本発明の請求項6の豆乳とおからの分離濾
過装置は、前記仕上げ濾過装置は、濾過ドラムを水平に
軸支しその下に豆乳排出管を有する精製豆乳収集板を取
り付けて全体を覆うカバーと、前記カバー内に軸支され
内面に送り羽根を設け回転することにより一方の側面か
ら供給されたみじんを含む豆乳を他方の側へ送給する間
に精製豆乳を濾過し残ったみじんを他方の側面から排出
する濾過ドラムとからなるので、回転する濾過ドラムの
一方の側面から供給されたみじんを含む豆乳は内面に設
けられた送り羽根により他方の側へ回転しながら送られ
る間に、みじんと精製豆乳が分離される。分離された精
製豆乳は精製豆乳収集板に滴下し豆乳排出管から取り出
される。一方、濾過ドラム内に残ったみじんは濾過ドラ
ムの他方の側から排出される。
過装置は、前記仕上げ濾過装置は、濾過ドラムを水平に
軸支しその下に豆乳排出管を有する精製豆乳収集板を取
り付けて全体を覆うカバーと、前記カバー内に軸支され
内面に送り羽根を設け回転することにより一方の側面か
ら供給されたみじんを含む豆乳を他方の側へ送給する間
に精製豆乳を濾過し残ったみじんを他方の側面から排出
する濾過ドラムとからなるので、回転する濾過ドラムの
一方の側面から供給されたみじんを含む豆乳は内面に設
けられた送り羽根により他方の側へ回転しながら送られ
る間に、みじんと精製豆乳が分離される。分離された精
製豆乳は精製豆乳収集板に滴下し豆乳排出管から取り出
される。一方、濾過ドラム内に残ったみじんは濾過ドラ
ムの他方の側から排出される。
【0025】本発明の請求項7の豆乳とおからの分離濾
過装置は、みじん循環装置を、前記仕上げ濾過装置の濾
過ドラムのみじん排出側に設けられたみじん回収ホッパ
と、前記みじん回収ホッパの底部に取り付けられ回収し
たみじんを前記豆乳搾り装置に供給された前記おからを
含む豆乳の上に供給するみじん循環管と、前記みじん循
環管の途中に取り付けられみじん循環管の中のみじんを
移送するみじん循環ポンプとで構成したので、仕上げ濾
過装置の濾過ドラムにから排出されるみじんが、みじん
回収ホッパに集められ、このみじんはみじん循環管を通
り、みじん循環ポンプにより、豆乳搾り装置に供給され
たおからを含む豆乳の上に供給される。
過装置は、みじん循環装置を、前記仕上げ濾過装置の濾
過ドラムのみじん排出側に設けられたみじん回収ホッパ
と、前記みじん回収ホッパの底部に取り付けられ回収し
たみじんを前記豆乳搾り装置に供給された前記おからを
含む豆乳の上に供給するみじん循環管と、前記みじん循
環管の途中に取り付けられみじん循環管の中のみじんを
移送するみじん循環ポンプとで構成したので、仕上げ濾
過装置の濾過ドラムにから排出されるみじんが、みじん
回収ホッパに集められ、このみじんはみじん循環管を通
り、みじん循環ポンプにより、豆乳搾り装置に供給され
たおからを含む豆乳の上に供給される。
【0026】
【実施例】本発明の好適な一実施例を以下図面に従って
説明する。図1は本発明の一実施例装置の斜視図、図2
は前蓋を開けて一部を切断した状態の本発明の図1の実
施例の正面図、図3は図2の実施例装置のA−A線にお
ける断面図、図4は図2の本発明の実施例装置の側面
図、図5は図4のB−B線における断面図である。
説明する。図1は本発明の一実施例装置の斜視図、図2
は前蓋を開けて一部を切断した状態の本発明の図1の実
施例の正面図、図3は図2の実施例装置のA−A線にお
ける断面図、図4は図2の本発明の実施例装置の側面
図、図5は図4のB−B線における断面図である。
【0027】予備濾過装置10のケーシング12は円筒
状であって、一方の側面には円形の開口部14があり、
他方の側面中央には軸受16が取り付けられ、その横に
は原料豆乳供給管18が取り付けられ、下面は底部に予
備濾過豆乳排出管20を取り付けた漏斗状の豆乳収集箱
体22が取り付けられている。
状であって、一方の側面には円形の開口部14があり、
他方の側面中央には軸受16が取り付けられ、その横に
は原料豆乳供給管18が取り付けられ、下面は底部に予
備濾過豆乳排出管20を取り付けた漏斗状の豆乳収集箱
体22が取り付けられている。
【0028】図3のA−A断面図に示すように、ケーシ
ング12の開口部14からは、胴部に比較的粗いメッシ
ュの小孔を穿孔した鋼板からなる円筒形の濾過筒24が
挿入され、その前端部は開口部14に固定され後端部は
ケーシング12の他方の内面に当接し、濾過筒24の中
心に軸受16が位置し、原料豆乳供給管18が濾過筒2
4内に臨むようにして固定される。この濾過筒24の中
には濾過筒24の中で旋回する螺旋羽根26が軸受16
にその駆動軸28により軸支され、この駆動軸28は図
示しないモータにより駆動され螺旋羽根26を濾過筒2
4の中で回転する。
ング12の開口部14からは、胴部に比較的粗いメッシ
ュの小孔を穿孔した鋼板からなる円筒形の濾過筒24が
挿入され、その前端部は開口部14に固定され後端部は
ケーシング12の他方の内面に当接し、濾過筒24の中
心に軸受16が位置し、原料豆乳供給管18が濾過筒2
4内に臨むようにして固定される。この濾過筒24の中
には濾過筒24の中で旋回する螺旋羽根26が軸受16
にその駆動軸28により軸支され、この駆動軸28は図
示しないモータにより駆動され螺旋羽根26を濾過筒2
4の中で回転する。
【0029】この予備濾過装置10は開口部14のある
一方の側面が豆乳搾り装置30の箱体32の上部に進入
するよにう取り付けられ、開口部14からの排出物が豆
乳搾り装置30の無端穿孔筒体34の上に落下するよう
になっている。
一方の側面が豆乳搾り装置30の箱体32の上部に進入
するよにう取り付けられ、開口部14からの排出物が豆
乳搾り装置30の無端穿孔筒体34の上に落下するよう
になっている。
【0030】豆乳搾り装置30は装置全体が箱体32の
中に収容されており、無端穿孔筒体34を上下の豆乳搾
りローラ36、38により圧縮回転することにより豆乳
を搾るものである。すなわち、無端穿孔筒体34は小孔
を多数穿孔した穿孔板40の両端を接続して筒体としそ
の両側に上下に突出した突縁42を設けたものであり、
この無端穿孔筒体34は、いずれも箱体32の側面に軸
支され、突縁42の間の穿孔板40に裏側から接触して
回転する豆乳搾り下ローラ36、おから掻き取り補助ロ
ーラ44および回転補助下ローラ46と、同様に箱体3
2の側面に支承され突縁42の外側に接触して回転する
第1の案内ローラ48、内側に接触して回転する第2の
案内ローラ50および第3の案内ローラ52により、箱
体32の中で略円形を保って支承されている。なお、豆
乳搾り下ローラ36、おから掻き取り補助ローラ44お
よび回転補助下ローラ46は図示しないモータにより駆
動されている。
中に収容されており、無端穿孔筒体34を上下の豆乳搾
りローラ36、38により圧縮回転することにより豆乳
を搾るものである。すなわち、無端穿孔筒体34は小孔
を多数穿孔した穿孔板40の両端を接続して筒体としそ
の両側に上下に突出した突縁42を設けたものであり、
この無端穿孔筒体34は、いずれも箱体32の側面に軸
支され、突縁42の間の穿孔板40に裏側から接触して
回転する豆乳搾り下ローラ36、おから掻き取り補助ロ
ーラ44および回転補助下ローラ46と、同様に箱体3
2の側面に支承され突縁42の外側に接触して回転する
第1の案内ローラ48、内側に接触して回転する第2の
案内ローラ50および第3の案内ローラ52により、箱
体32の中で略円形を保って支承されている。なお、豆
乳搾り下ローラ36、おから掻き取り補助ローラ44お
よび回転補助下ローラ46は図示しないモータにより駆
動されている。
【0031】無端穿孔筒体34の頂部を支承する豆乳搾
り下ローラ36の上には、穿孔板40を挟んで豆乳搾り
上ローラ38が取り付けられているが、この豆乳搾り上
ローラ38は図示しないが一端を箱体32の側面に回動
自在に取り付けたアームの先端54に軸支され図示しな
いスプリングにより豆乳搾り下ローラ36に向かって付
勢されている。また、豆乳搾り上ローラ38の回転は、
豆乳搾り下ローラ36の駆動軸に固定した歯車56に、
豆乳搾り上ローラ38の駆動軸に固定した歯車58に噛
合するすることにより行われる。
り下ローラ36の上には、穿孔板40を挟んで豆乳搾り
上ローラ38が取り付けられているが、この豆乳搾り上
ローラ38は図示しないが一端を箱体32の側面に回動
自在に取り付けたアームの先端54に軸支され図示しな
いスプリングにより豆乳搾り下ローラ36に向かって付
勢されている。また、豆乳搾り上ローラ38の回転は、
豆乳搾り下ローラ36の駆動軸に固定した歯車56に、
豆乳搾り上ローラ38の駆動軸に固定した歯車58に噛
合するすることにより行われる。
【0032】おから掻き取り補助ローラ44には当接す
る穿孔板40を挟んでおから箱体32に固定された掻き
取り板60が押圧されており穿孔板40表面に貼り付い
たおからを剥ぎ取るようになっている。また、回転補助
下ローラ46に対向して穿孔板40を挟んで回転補助上
ローラ62が取付けられているが、この回転補助上ロー
ラ62も図示しないが一端を箱体32の側面に回動自在
に取り付けたアームの先端に軸支され図示しないスプリ
ングにより回転補助下ローラ46に向かって付勢されて
いる。
る穿孔板40を挟んでおから箱体32に固定された掻き
取り板60が押圧されており穿孔板40表面に貼り付い
たおからを剥ぎ取るようになっている。また、回転補助
下ローラ46に対向して穿孔板40を挟んで回転補助上
ローラ62が取付けられているが、この回転補助上ロー
ラ62も図示しないが一端を箱体32の側面に回動自在
に取り付けたアームの先端に軸支され図示しないスプリ
ングにより回転補助下ローラ46に向かって付勢されて
いる。
【0033】豆乳搾り下ローラ36の下には豆乳受け皿
64が取付けられているが、この豆乳受け皿64の底は
中心に向かって傾斜すると共に、箱体32の一方の側面
に向かって傾斜しており、傾斜した一方の側面底部には
豆乳排出管66の一端が取り付けられている。この豆乳
排出管66は箱体32を貫通し、箱体の横を斜めに横切
り、途中で予備濾過装置10の予備濾過豆乳排出管20
を合流し、仕上げ濾過装置70まで伸びている。
64が取付けられているが、この豆乳受け皿64の底は
中心に向かって傾斜すると共に、箱体32の一方の側面
に向かって傾斜しており、傾斜した一方の側面底部には
豆乳排出管66の一端が取り付けられている。この豆乳
排出管66は箱体32を貫通し、箱体の横を斜めに横切
り、途中で予備濾過装置10の予備濾過豆乳排出管20
を合流し、仕上げ濾過装置70まで伸びている。
【0034】仕上げ濾過装置70は、上部に濾過ドラム
72を水平に軸支し、その下に精製豆乳収集板74を設
け、全体をカバー76で覆ったものであり、その下に原
料豆乳タンク78が合体されている。なお、カバー76
の上半分は取外しが可能である。仕上げ濾過ドラム72
一方の側面の円板80の中心には駆動軸82が取り付け
られこの駆動軸はカバー76に軸支されており、他方の
側面に円板84の中心には装入筒86が取り付けられ、
この装入筒86はカバー76に軸支した2つの車輪88
に乗って回転する。この装入筒86には豆乳搾り装置3
0からの豆乳排出管66が挿入されている。
72を水平に軸支し、その下に精製豆乳収集板74を設
け、全体をカバー76で覆ったものであり、その下に原
料豆乳タンク78が合体されている。なお、カバー76
の上半分は取外しが可能である。仕上げ濾過ドラム72
一方の側面の円板80の中心には駆動軸82が取り付け
られこの駆動軸はカバー76に軸支されており、他方の
側面に円板84の中心には装入筒86が取り付けられ、
この装入筒86はカバー76に軸支した2つの車輪88
に乗って回転する。この装入筒86には豆乳搾り装置3
0からの豆乳排出管66が挿入されている。
【0035】2つの円板80および84は6本の補強板
90で結合されて円筒形を形成すると共に両側の円板8
0、84に補強リング92および94、一方の円板80
寄りに補強リング96が取り付けられる。形成された円
筒の内面には、駆動軸側の円板80に接した補強リング
92とその隣の補強リング96との隙間99を残して濾
過網98が張設される。さらに濾過網98の内周には送
り羽根100が取り付けられる。
90で結合されて円筒形を形成すると共に両側の円板8
0、84に補強リング92および94、一方の円板80
寄りに補強リング96が取り付けられる。形成された円
筒の内面には、駆動軸側の円板80に接した補強リング
92とその隣の補強リング96との隙間99を残して濾
過網98が張設される。さらに濾過網98の内周には送
り羽根100が取り付けられる。
【0036】精製豆乳収集板74は濾過ドラム72の補
強リング96から装入筒86までの下半部を覆い、中心
に向けて傾斜すると共に装入筒86側に向けて傾斜して
おり、濾過ドラム74から滴下した精製豆乳は装入筒8
6側に集められ、そこに接続された精製豆乳排出管10
1により精製豆乳が取り出される。
強リング96から装入筒86までの下半部を覆い、中心
に向けて傾斜すると共に装入筒86側に向けて傾斜して
おり、濾過ドラム74から滴下した精製豆乳は装入筒8
6側に集められ、そこに接続された精製豆乳排出管10
1により精製豆乳が取り出される。
【0037】原料豆乳タンク78は側面に原料豆乳注入
管102があり、豆乳製造装置からの原料豆乳が注入さ
れる。また、原料豆乳タンク78の底面には原料豆乳排
出管104が取りつけられており、排出された原料豆乳
はポンプ106により原料豆乳供給管18を介して、予
備濾過装置10へ送られる。
管102があり、豆乳製造装置からの原料豆乳が注入さ
れる。また、原料豆乳タンク78の底面には原料豆乳排
出管104が取りつけられており、排出された原料豆乳
はポンプ106により原料豆乳供給管18を介して、予
備濾過装置10へ送られる。
【0038】みじん循環装置108は、仕上げ濾過装置
70の濾過ドラム72のみじん排出側に設けられたみじ
ん回収ホッパ110と、このみじん回収ホッパ110の
底部に取り付けられ回収したみじんを豆乳搾り装置30
に供給されたおからを含む豆乳の上に供給するみじん循
環管112と、このみじん循環管112の途中に取り付
けられみじん循環管の中のみじんを移送するみじん循環
ポンプ114とからなる。
70の濾過ドラム72のみじん排出側に設けられたみじ
ん回収ホッパ110と、このみじん回収ホッパ110の
底部に取り付けられ回収したみじんを豆乳搾り装置30
に供給されたおからを含む豆乳の上に供給するみじん循
環管112と、このみじん循環管112の途中に取り付
けられみじん循環管の中のみじんを移送するみじん循環
ポンプ114とからなる。
【0039】みじん回収ホッパ110は、図5の断面図
に示すように、濾過ドラム72の補強リング92と96
の間のみじん排出用の間隙99の真下に取り付けられて
おり、濾過ドラム72の送り羽根100により送られた
きたみじんが、間隙99から落下するのをすべて回収す
るようになっている。
に示すように、濾過ドラム72の補強リング92と96
の間のみじん排出用の間隙99の真下に取り付けられて
おり、濾過ドラム72の送り羽根100により送られた
きたみじんが、間隙99から落下するのをすべて回収す
るようになっている。
【0040】みじん回収ホッパ110の底には、みじん
循環管112の吸入側の一端が取り付けられており、こ
のみじん循環管112の吸入側の他端は、みじん循環ポ
ンプ114の吸入口に接続されている。みじん循環ポン
プ114の吐出口には、みじん循環管112の吐出側の
一端が接続され、そのみじん循環管112の吐出側は上
方に伸びて図1の斜視図および図2の正面図に示すよう
に、豆乳搾り装置30の豆乳搾り上ローラ38と予備濾
過装置10のケーシング12の間の無端穿孔筒体34の
上に開口している。
循環管112の吸入側の一端が取り付けられており、こ
のみじん循環管112の吸入側の他端は、みじん循環ポ
ンプ114の吸入口に接続されている。みじん循環ポン
プ114の吐出口には、みじん循環管112の吐出側の
一端が接続され、そのみじん循環管112の吐出側は上
方に伸びて図1の斜視図および図2の正面図に示すよう
に、豆乳搾り装置30の豆乳搾り上ローラ38と予備濾
過装置10のケーシング12の間の無端穿孔筒体34の
上に開口している。
【0041】以上の構成からなる本実施例の装置の作動
について説明する。図示しない原料豆乳製造装置で製造
された原料豆乳は、原料豆乳注入管102から原料豆乳
タンク78に注入される。原料豆乳タンク78に注入さ
れた原料豆乳は原料豆乳排出管104から取り出されポ
ンプ106により汲み上げられ原料豆乳供給管18によ
り予備濾過装置10に供給される。
について説明する。図示しない原料豆乳製造装置で製造
された原料豆乳は、原料豆乳注入管102から原料豆乳
タンク78に注入される。原料豆乳タンク78に注入さ
れた原料豆乳は原料豆乳排出管104から取り出されポ
ンプ106により汲み上げられ原料豆乳供給管18によ
り予備濾過装置10に供給される。
【0042】予備濾過装置10の原料豆乳供給管18を
経て濾過筒24に注入された原料豆乳は濾過筒24内で
駆動軸28により回転する螺旋羽根26により開口部1
4へ向けて送られる間に、濾過筒24によりみじんを含
む過半数の原料豆乳が濾過され、おからを含むソフトク
リーム状の豆乳が開口部14から排出される。濾過され
たみじんを含む豆乳は、豆乳収集箱体22に滴下して集
められ予備濾過装置排出管20から排出されて豆乳搾り
装置30からの豆乳排出管66と合流する。一方、開口
部14から排出されたおからを含む豆乳は、豆乳搾り装
置30の回転する無端穿孔筒体34の豆乳搾りローラ3
6、38より上手側に落下する。
経て濾過筒24に注入された原料豆乳は濾過筒24内で
駆動軸28により回転する螺旋羽根26により開口部1
4へ向けて送られる間に、濾過筒24によりみじんを含
む過半数の原料豆乳が濾過され、おからを含むソフトク
リーム状の豆乳が開口部14から排出される。濾過され
たみじんを含む豆乳は、豆乳収集箱体22に滴下して集
められ予備濾過装置排出管20から排出されて豆乳搾り
装置30からの豆乳排出管66と合流する。一方、開口
部14から排出されたおからを含む豆乳は、豆乳搾り装
置30の回転する無端穿孔筒体34の豆乳搾りローラ3
6、38より上手側に落下する。
【0043】豆乳搾り装置30の無端穿孔筒体34の穿
孔板40の上に落下したおからを含む豆乳は、穿孔板4
0の回転と共に回転し、豆乳搾り上ローラ38と下ロー
ラ36により穿孔板40と共に圧搾されるので、みじん
を含む豆乳は穿孔板40を通って落下し、おからは穿孔
板40の上に残され、おからを含む豆乳はみじんを含む
豆乳とおからに分離される。無端穿孔筒体34の穿孔板
40の上に残されたおからは、おから掻き取り板60の
ところまで回転してくると、穿孔板40はおから掻き取
りローラ44とおから掻き取り板60により挟まれるの
で、穿孔板40からおからが剥ぎ取られる。一方、穿孔
板40を通って落下したみじんを含む豆乳は、豆乳受け
皿64により集められ豆乳排出管66により箱体32の
外に流出し、予備濾過豆乳排出管20と合流し、仕上げ
濾過装置70の装入筒86から濾過ドラム72内に注入
される。
孔板40の上に落下したおからを含む豆乳は、穿孔板4
0の回転と共に回転し、豆乳搾り上ローラ38と下ロー
ラ36により穿孔板40と共に圧搾されるので、みじん
を含む豆乳は穿孔板40を通って落下し、おからは穿孔
板40の上に残され、おからを含む豆乳はみじんを含む
豆乳とおからに分離される。無端穿孔筒体34の穿孔板
40の上に残されたおからは、おから掻き取り板60の
ところまで回転してくると、穿孔板40はおから掻き取
りローラ44とおから掻き取り板60により挟まれるの
で、穿孔板40からおからが剥ぎ取られる。一方、穿孔
板40を通って落下したみじんを含む豆乳は、豆乳受け
皿64により集められ豆乳排出管66により箱体32の
外に流出し、予備濾過豆乳排出管20と合流し、仕上げ
濾過装置70の装入筒86から濾過ドラム72内に注入
される。
【0044】仕上げ濾過装置70の装入筒86から濾過
ドラム72内に注入された予備濾過装置10からのと豆
乳搾り装置30からのみじんを含む豆乳は、濾過ドラム
72の回転により送り羽根100により装入筒86側か
ら駆動軸82側へ送られる間に、濾過網98により精製
豆乳が濾過されみじんが濾過ドラム72の中に残され
る。残されたみじんは送り羽根100により、補強リン
グ92と96の間の濾過網98を張設しなかったみじん
排出用の隙間99からみじん循環装置108のみじん回
収ホッパ110の中に落下する。一方、濾過ドラム72
により濾過された精製豆乳は、精製豆乳収集板74に滴
下して収集され精製豆乳排出管101より精製豆乳が取
り出される。
ドラム72内に注入された予備濾過装置10からのと豆
乳搾り装置30からのみじんを含む豆乳は、濾過ドラム
72の回転により送り羽根100により装入筒86側か
ら駆動軸82側へ送られる間に、濾過網98により精製
豆乳が濾過されみじんが濾過ドラム72の中に残され
る。残されたみじんは送り羽根100により、補強リン
グ92と96の間の濾過網98を張設しなかったみじん
排出用の隙間99からみじん循環装置108のみじん回
収ホッパ110の中に落下する。一方、濾過ドラム72
により濾過された精製豆乳は、精製豆乳収集板74に滴
下して収集され精製豆乳排出管101より精製豆乳が取
り出される。
【0045】みじん回収ホッパ110に落下したみじん
は、みじん循環管112の吸入側に入り、みじん循環ポ
ンプ114に吸入され、みじん循環ポンプ114の吐出
口からみじん循環管の吐出側を経て豆乳搾り装置30の
豆乳搾り上ローラ38と予備濾過装置10のケーシング
12の間の無端穿孔筒体34の上に運ばれ、豆乳搾り装
置に送られたおからを含む豆乳の上に循環される。これ
により、搾られたおからの層がフィルタの役目を果た
し、循環されたみじんがおからと共に分離されるので、
従来のようなみじんの何時果てるとも知れない循環が断
たれて、発生したみじんがおからと共に系外に分離され
るので、豆乳精製工程の効率が向上する。
は、みじん循環管112の吸入側に入り、みじん循環ポ
ンプ114に吸入され、みじん循環ポンプ114の吐出
口からみじん循環管の吐出側を経て豆乳搾り装置30の
豆乳搾り上ローラ38と予備濾過装置10のケーシング
12の間の無端穿孔筒体34の上に運ばれ、豆乳搾り装
置に送られたおからを含む豆乳の上に循環される。これ
により、搾られたおからの層がフィルタの役目を果た
し、循環されたみじんがおからと共に分離されるので、
従来のようなみじんの何時果てるとも知れない循環が断
たれて、発生したみじんがおからと共に系外に分離され
るので、豆乳精製工程の効率が向上する。
【0046】
【発明の効果】本発明の豆乳とおからの分離濾過方法お
よび装置では、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを
含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に
残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送るので、従
来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみじんを含んだ
豆乳とおからを分離するのと比較して、豆乳搾り装置の
負担が軽減されると共に、みじんを含む豆乳が予備濾過
装置と豆乳搾り装置の両方で生産されるので、精製豆乳
の生産量が著しく増大した。また、原料豆乳を先ず予備
濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の過半数を分離し、
これを仕上げ濾過装置へバイパスさせたので、豆乳搾り
装置ではおからが分厚くかつ固く絞れて、豆乳の分離濾
過工程の生産性および歩留りが著しく向上した。その
上、仕上げ濾過装置で分離されたみじんをみじん循環装
置により、豆乳搾り工程に供給されたおからを含む豆乳
の上に供給するので、搾られたおからの層がフィルタの
役目を果たし、循環されたみじんがおからと共に分離さ
れる。そのため、従来のようなみじんの何時果てるとも
知れない循環が断たれて、発生したみじんがおからと共
に系外に分離されるので、豆乳精製工程の効率が向上す
る。
よび装置では、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを
含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に
残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送るので、従
来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみじんを含んだ
豆乳とおからを分離するのと比較して、豆乳搾り装置の
負担が軽減されると共に、みじんを含む豆乳が予備濾過
装置と豆乳搾り装置の両方で生産されるので、精製豆乳
の生産量が著しく増大した。また、原料豆乳を先ず予備
濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の過半数を分離し、
これを仕上げ濾過装置へバイパスさせたので、豆乳搾り
装置ではおからが分厚くかつ固く絞れて、豆乳の分離濾
過工程の生産性および歩留りが著しく向上した。その
上、仕上げ濾過装置で分離されたみじんをみじん循環装
置により、豆乳搾り工程に供給されたおからを含む豆乳
の上に供給するので、搾られたおからの層がフィルタの
役目を果たし、循環されたみじんがおからと共に分離さ
れる。そのため、従来のようなみじんの何時果てるとも
知れない循環が断たれて、発生したみじんがおからと共
に系外に分離されるので、豆乳精製工程の効率が向上す
る。
【図1】本発明装置の一実施例の斜視図である。
【図2】一部を切断した状態の本発明の一実施例の正面
図である。
図である。
【図3】図2の実施例装置のA−A線における断面図で
ある。
ある。
【図4】図2の本発明の実施例装置の側面図である。
【図5】図4のB−B線における断面図である。
10・・・・予備濾過装置 12・・・・ケーシング 14・・・・開口部 16・・・・軸受 18・・・・原料豆乳供給管 20・・・・予備濾過豆乳排出管 24・・・・濾過筒 26・・・・螺旋羽根 30・・・・豆乳搾り装置 32・・・・箱体 34・・・・無端穿孔筒体 36・・・・豆乳搾り下ローラ 38・・・・豆乳搾り上ローラ 40・・・・穿孔板 42・・・・突縁 48、50、52・・・・案内ローラ 60・・・・おから掻き取りローラ 64・・・・豆乳受け皿 66・・・・豆乳排出管 70・・・・仕上げ濾過装置 72・・・・濾過ドラム 74・・・・精製豆乳収集板 76・・・・カバー 78・・・・原料豆乳タンク 82・・・・駆動軸 86・・・・装入筒 98・・・・濾過網 99・・・・みじん排出用の間隙 100・・・・送り羽根 108・・・・みじん循環装置 110・・・・みじん回収ホッパ 112・・・・みじん循環管 114・・・・みじん循環ポンプ
Claims (7)
- 【請求項1】 原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを
含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過工程へ送ると共に
残りのおからを含む豆乳を豆乳搾り工程へ送る予備濾過
工程と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳
とおからに分離し前記みじんを含む豆乳を仕上げ濾過工
程へ送る豆乳搾り工程と、前記予備濾過工程からのみじ
んを含む豆乳と前記豆乳搾り工程からのみじんを含む豆
乳を濾過し精製豆乳とみじんを分離する豆乳精製工程
と、前記豆乳精製工程により分離された前記みじんを前
記豆乳搾り工程に供給された前記おからを含む豆乳の上
に供給するみじん循環工程とからなることを特徴とする
豆乳とおからの分離濾過方法。 - 【請求項2】 原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを
含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に
残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送る予備濾過
装置と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳
とおからに分離しみじんを含む豆乳を仕上げ濾過装置へ
送る豆乳搾り装置と、前記予備濾過装置からのみじんを
含む豆乳と前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を
濾過し精製豆乳とみじんを分離する仕上げ濾過装置と、
前記仕上げ濾過装置で分離されたみじんを前記豆乳搾り
装置に送られたおからを含む豆乳の上に循環させるみじ
ん循環装置とからなることを特徴とする豆乳とおからの
分離濾過装置。 - 【請求項3】 前記予備濾過装置は、一方の側面に軸受
と原料豆乳供給管を取り付け底部に予備濾過豆乳排出管
を設け他方の側面におからを含む豆乳を排出する開口部
を設けたケーシングと、前記ケーシングの前記開口部に
一端が装着され他端が前記ケーシングの一方の側面に内
接するように前記ケーシングに水平に内蔵され前記豆乳
原料供給管から原料豆乳が供給されるようにした濾過筒
と、前記軸受により軸支され前記濾過筒の中で回転する
ことにより前記原料豆乳供給管から濾過筒に供給された
原料豆乳を濾過しながら開口部に向けて送り出す螺旋羽
根とからなることを特徴とする請求項2に記載の豆乳と
おからの分離濾過装置。 - 【請求項4】 前記豆乳搾り装置は、装置全体を収容す
る箱体と、多数の小孔を穿設した穿孔板からなり両端を
接続して筒状となし両縁に突縁を設けた無端穿孔筒体
と、前記箱体に水平に軸支され前記無端穿孔筒体の突縁
の間の前記穿孔板に下から嵌入して前記無端穿孔筒体を
箱体の中に吊り下げて回転する豆乳搾り下ローラと、前
記豆乳搾り下ローラと対向して前記無端穿孔筒体の突縁
の間の前記穿孔板を上から弾力的に狭持するように軸支
され前記豆乳搾り下ローラの回転により回転する豆乳搾
り上ローラと、前記豆乳搾り下ローラの下に配置され豆
乳排出管を有する豆乳受け皿と、前記箱体の中に軸支さ
れ前記豆乳搾りローラにより吊り下げられて回転する前
記無端穿孔筒体の前記突縁に接して回転し前記無端穿孔
筒体を前記箱体内に支承する案内ローラと、前記箱体に
固定され回転する前記無端穿孔筒体の穿孔板の表面に接
触するおから掻き取り板とからなることを特徴とする請
求項2または請求項3に記載の豆乳とおからの分離濾過
装置。 - 【請求項5】 前記予備濾過装置の前記ケーシングが前
記豆乳搾り装置の前記箱体に進入するように取り付けら
れ、前記予備濾過装置の前記ケーシングの開口部が前記
豆乳搾り装置の前記無端穿孔筒体の前記穿孔板の上に臨
み排出されるおからを含む豆乳が直接前記穿孔板の上に
供給されるようにしたことを特徴とする請求項4に記載
の豆乳とおからの分離濾過装置。 - 【請求項6】 前記仕上げ濾過装置は、濾過ドラムを水
平に軸支しその下に精製豆乳排出管を有する精製豆乳収
集板を取り付けて全体を覆うカバーと、前記カバー内に
軸支され内面に送り羽根を設け回転することにより一方
の側面から供給されたみじんを含む豆乳を他方の側へ送
給する間に精製豆乳を濾過し残ったみじんを他方の側面
から排出する濾過ドラムとからなることを特徴とする請
求項2〜請求項5のいずれかに記載の豆乳とおからの分
離濾過装置。 - 【請求項7】 前記みじん循環装置は、前記仕上げ濾過
装置の濾過ドラムのみじん排出側に設けられたみじん回
収ホッパと、前記みじん回収ホッパの底部に取り付けら
れ回収したみじんを前記豆乳搾り装置に供給された前記
おからを含む豆乳の上に供給するみじん循環管と、前記
みじん循環管の途中に取り付けられみじん循環管の中の
みじんを移送するみじん循環ポンプとからなることを特
徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の豆乳と
おからの分離濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157039A JP2632500B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 豆乳とおからの分離濾過方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157039A JP2632500B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 豆乳とおからの分離濾過方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0819379A JPH0819379A (ja) | 1996-01-23 |
JP2632500B2 true JP2632500B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=15640862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6157039A Expired - Lifetime JP2632500B2 (ja) | 1994-07-08 | 1994-07-08 | 豆乳とおからの分離濾過方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2632500B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102150784B (zh) * | 2010-09-02 | 2014-01-01 | 北京康得利机械设备制造有限公司 | 磨浆浓度自动控制系统 |
CN106070661A (zh) * | 2016-07-20 | 2016-11-09 | 安徽省味之源生物科技有限公司 | 一种豆制品生产线 |
CN112741271B (zh) * | 2020-12-29 | 2023-08-01 | 佳木斯冬梅大豆食品有限公司 | 一种可筛豆渣的清洁式腐竹制作机 |
CN116473265A (zh) * | 2023-05-15 | 2023-07-25 | 万安森之源食品有限公司 | 一种用于豆制品加工的渣液分离设备 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP6157039A patent/JP2632500B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0819379A (ja) | 1996-01-23 |
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