JPH07303458A - 予備濾過装置付き豆乳製造装置 - Google Patents

予備濾過装置付き豆乳製造装置

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JPH07303458A
JPH07303458A JP6099583A JP9958394A JPH07303458A JP H07303458 A JPH07303458 A JP H07303458A JP 6099583 A JP6099583 A JP 6099583A JP 9958394 A JP9958394 A JP 9958394A JP H07303458 A JPH07303458 A JP H07303458A
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JP
Japan
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soy milk
soybean milk
soymilk
milk
squeezing
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JP6099583A
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English (en)
Inventor
Susumu Takahashi
進 高橋
Kiyoshi Takahashi
高橋  清
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TOOFUAA KK
Original Assignee
TOOFUAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 清掃能力と歩留りの向上を図った予備濾過装
置付き豆乳製造装置。 【構成】 予備濾過装置10では、原料豆乳を濾過し原料
豆乳からみじんを含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過
装置70へ送ると共に残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り
装置30へ送るので、従来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置
によりみじんを含んだ豆乳とおからを分離するのと比較
して、豆乳搾り装置の負担が軽減されると共に、みじん
を含む豆乳が予備濾過装置と豆乳搾り装置の両方で生産
されるので、精製豆乳の生産量が著しく増大した。ま
た、原料豆乳を先ず予備濾過してゴ液からみじんを含む
豆乳の過半数を分離し、これを仕上げ濾過装置へバイパ
スさせたので、豆乳搾り装置ではおからが分厚くかつ固
く絞れて、豆乳の分離濾過工程の生産性および歩留りが
著しく向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴ液を予備濾過すること
により豆乳搾り装置の負担を軽くし豆乳製造能力の飛躍
的な増加を図った豆乳製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原料豆を加水して粉砕後煮沸した原料豆
乳(ゴ液という)からの豆乳とおからの分離濾過方法
は、早くから機械化および自動化が望まれ、そのために
発明されたのが本願発明者の発明した豆乳製造機(特許
第474074号)および回転式連続豆乳仕上機(特許
第616648号)である。
【0003】前者の発明にあっては、エンドレスの比較
的目の粗いパンチングプレート(穿孔板)を上下2本の
ローラで挟んで回転せしめ、パンチングプレートの上面
に送給したゴ液を該ローラにより圧縮し原料豆乳を連続
的に搾り、豆乳とおからを分離するものである。
【0004】前者の豆乳製造装置により製造された豆乳
の中には、まだ細かいおから(みじんという)が含まれ
ているため、これを取り除くため後者の回転式連続豆乳
仕上機が使用される。この装置は外面に細かい網を張設
した回転ドラムからなり、このドラムの一端から回転ド
ラム内に豆乳を送給し、回転しながら濾過をし、ドラム
の他端からみじんを排出することにより仕上げ豆乳を得
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時は
凝固させた豆腐の大塊を自動的に一丁の大きさに切断し
て包装する装置の開発が進み、豆腐の切断包装能力の増
大が図られ、それがために従来の豆乳製造装置では豆乳
製造能力の不足をきたすに到っている。本発明は従来の
豆乳製造装置の豆乳製造能力が低くなったという問題点
を解決するためになされたものであって、従来の豆乳製
造装置を改良して豆乳の生産能力を向上した豆乳とおか
らの分離濾過装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者等は従来の豆乳製
造装置の豆乳製造能力を向上するため鋭意研究を重ねた
結果、原料豆乳(ゴ液)を先ず予備濾過し、この予備濾
過したみじんを含む豆乳を回転式連続豆乳仕上げ装置に
バイパスさせると、豆乳製造能力が格段に向上すること
を見出して本発明を完成した。
【0007】本発明の請求項1の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを含
む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に残
りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送る予備濾過装
置と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳と
おからに分離しみじんを含む豆乳を仕上げ濾過装置へ送
る豆乳搾り装置と、前記予備濾過装置からのみじんを含
む豆乳と前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾
過し精製豆乳とみじんを分離する仕上げ濾過装置とから
なることを要旨とする。
【0008】本発明の請求項2の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、請求項1の装置において、予備濾過装置
は、一方の側面に軸受と原料豆乳供給管を取り付け底部
に予備濾過豆乳排出管を設け他方の側面におからを含む
豆乳を排出する開口部を設けたケーシングと、前記ケー
シングの前記開口部に一端が装着され他端が前記ケーシ
ングの一方の側面に内接するように前記ケーシングに内
蔵され前記豆乳原料供給管から原料豆乳が供給される濾
過筒と、前記軸受により軸支され前記濾紙筒の中で回転
することにより前記原料豆乳供給管から濾過筒に供給さ
れた原料豆乳を開口部に向けて送り出す螺旋羽根とから
なることを要旨とする。
【0009】本発明の請求項3の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、請求項1または請求項2の装置において、
前記豆乳搾り装置は、装置全体を収容する箱体と、多数
の小孔を穿設した穿孔板からなり両端を接続して筒状と
なし両縁に突縁を設けた無端穿孔筒体と、前記箱体に水
平に軸支され前記無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板
に下から嵌入して前記無端穿孔筒体を箱体の中に吊り下
げて回転する豆乳搾り下ローラと、前記豆乳搾り下ロー
ラと対向して前記無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板
を上から弾力的に狭持するように軸支され前記豆乳搾り
下ローラの回転により回転する豆乳搾り上ローラと、前
記豆乳搾り下ローラの下に配置され豆乳排出管を有する
豆乳受け皿と、前記箱体の中に軸支され前記豆乳搾りロ
ーラにより吊り下げられて回転する前記無端穿孔筒体の
前記突縁に接して回転し前記無端穿孔筒体を前記箱体内
に支承する案内転子と、前記箱体に固定され回転する前
記無端穿孔筒体の穿孔板の表面に接触するおから掻き取
り板とからなることを要旨とする。
【0010】本発明の請求項4の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、請求項3の装置において、前記予備濾過装
置の前記ケーシングが前記豆乳搾り装置の前記箱体に進
入するように取り付けられ、前記予備濾過装置の前記ケ
ーシングの開口部が前記豆乳搾り装置の前記無端穿孔筒
体の前記穿孔板の上に臨み排出されるおからを含む豆乳
が直接前記穿孔板の上に供給されるようにしたことを要
旨とする。
【0011】本発明の請求項5の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、請求項1、請求項2、請求項3または請求
項4の装置において、前記仕上げ濾過装置は、濾過ドラ
ムを水平に軸支しその下に精製豆乳排出管を有する精製
豆乳収集板を取り付けて全体を覆うカバーと、前記カバ
ー内に軸支され内面に送り羽根を設け回転することによ
り一方の側面から供給されたみじんを含む豆乳を他方の
側へ送給する間に精製豆乳を濾過し残ったみじんを他方
の側面から排出する濾過ドラムとからなることを要旨と
する。
【0012】
【作用】本発明の請求項1の予備濾過装置付き豆乳製造
装置は、先ず原料豆乳が予備濾過装置へ送られる。予備
濾過装置では、原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを
含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に
残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送るので、従
来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみじんを含んだ
豆乳とおからを分離するのと比較して、豆乳搾り装置の
負担が軽減されると共に、みじんを含む豆乳が予備濾過
装置と豆乳搾り装置の両方で生産されるので、精製豆乳
の生産量が著しく増大した。また、原料豆乳を先ず予備
濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の過半数を分離し、
これを仕上げ濾過装置へバイパスさせたので、豆乳搾り
装置ではおからが分厚くかつ固く絞れて、豆乳の分離濾
過工程の生産性および歩留りが著しく向上した。仕上げ
濾過装置は予備濾過装置からのみじんを含む豆乳と前記
豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾過し精製豆乳
とみじんを分離することにより、精製豆乳を得ることが
できる。
【0013】本発明の請求項2の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、予備濾過装置を一方の側面に軸受と原料豆
乳供給管を取り付け底部に予備濾過豆乳排出管を有する
漏斗状収集箱を設け他方の側面におからを含む豆乳を排
出する開口部を設けたケーシングと、前記ケーシングの
前記開口部に一端が装着され他端が前記ケーシングの一
方の側面に内接するように前記ケーシングに内蔵され前
記豆乳原料供給管から原料豆乳が供給される濾過筒と、
前記軸受により軸支され前記濾過筒の中で回転すること
により前記原料豆乳供給管から濾過筒に供給された原料
豆乳を濾過しながら開口部に向けて送り出す螺旋羽根と
で構成したので、原料豆乳供給管から供給された原料豆
乳は濾過筒内に注入され直ちに回転する螺旋羽根により
開口部へ送り出される間に、濾過筒により原料豆乳から
みじんを含む豆乳の過半数が分離される。濾過されたみ
じんを含む豆乳は漏斗状収集箱に滴下し豆乳排出管を通
って仕上げ濾過装置へ送られる。一方、濾過筒に残った
おからを含む豆乳は開口部から排出されて豆乳搾り装置
へ供給される。
【0014】本発明の請求項3の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、前記豆乳搾り装置を、装置全体を箱体の中
に収容したので、熱効率が向上する上に、装置全体を高
温多湿に維持できるので、装置に付着した豆乳にゆばが
張り穿孔板の目詰まりがなくなり、そのため 無端穿孔
筒体に射水管や刷毛ローラを取り付けたりする必要がな
くなる。さらに、ローラや転子等を箱体に軸支できるの
で、正確な位置に軸支できる。また、操業終了後に装置
を水洗する際に、箱体内にスプリンクラー等を取り付け
れば、汚水が飛散することなく水洗することができる上
に、極めて衛生的である。また、多数の小孔を穿設した
穿孔板からなり両端を接続して筒状となし両縁に突縁を
設けた無端穿孔筒体と、前記箱体に水平に軸支され前記
無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板に下から嵌入して
前記無端穿孔筒体を箱体の中に吊り下げて回転する豆乳
搾り下ローラと、前記豆乳搾り下ローラと対向して前記
無端穿孔筒体の突縁の間の前記穿孔板を上から弾力的に
狭持するように軸支され前記豆乳搾り下ローラの回転に
より回転する豆乳搾り上ローラにより、穿孔板の上に供
給されたおからを含む豆乳を圧搾するので、穿孔板の下
にはみじんを含む豆乳が滴下し、穿孔板の上にはおから
が残される。前記豆乳搾り下ローラの下には、豆乳排出
管を有する豆乳受け皿が配置されているので、豆乳受け
皿に集められたみじんを含む豆乳は豆乳排出管を介して
仕上げ濾過装置へ送られる。一方、穿孔板の上に残され
たおからは、前記箱体に固定され回転する前記無端穿孔
筒体の穿孔板の表面に接触するおから掻き取り板によ
り、剥ぎ取られる。なお、案内ローラは、箱体の中に軸
支され前記豆乳搾りローラにより吊り下げられて回転す
る前記無端穿孔筒体の前記突縁に接して回転し前記無端
穿孔筒体を前記箱体内に支承する。
【0015】本発明の請求項4の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、前記予備濾過装置の前記ケーシングが前記
豆乳搾り装置の前記箱体に進入するように取り付けら
れ、前記予備濾過装置の前記ケーシングの開口部が前記
豆乳搾り装置の前記無端穿孔筒体の前記穿孔板の上に臨
み排出されるおからを含む豆乳が直接前記穿孔板の上に
供給されるようにしたので、装置全体がコンパクトに形
成されると共に、熱効率が向上する。
【0016】本発明の請求項5の予備濾過装置付き豆乳
製造装置は、前記仕上げ濾過装置は、濾過ドラムを水平
に軸支しその下に豆乳排出管を有する精製豆乳収集板を
取り付けて全体を覆うカバーと、前記カバー内に軸支さ
れ内面に送り羽根を設け回転することにより一方の側面
から供給されたみじんを含む豆乳を他方の側へ送給する
間に精製豆乳を濾過し残ったみじんを他方の側面から排
出する濾過ドラムとからなるので、回転する濾過ドラム
の一方の側面から供給されたみじんを含む豆乳は内面に
設けられた送り羽根により他方の側へ回転しながら送ら
れる間に、みじんと精製豆乳が分離される。分離された
精製豆乳は精製豆乳収集板に滴下し豆乳排出管から取り
出される。一方、濾過ドラム内に残ったみじんは濾過ド
ラムの他方の側から排出される。
【0017】
【実施例】本発明の好適な一実施例を以下図面に従って
説明する。図1は前蓋を開けて一部を切断した状態の本
発明の一実施例の正面図、図2は図1の実施例装置のA
−A線における断面図、図3は図1の本発明の実施例装
置の側面図、図4は図3のB−B線における断面図であ
る。
【0018】予備濾過装置10のケーシング12は円筒
状であって、一方の側面には円形の開口部14があり、
他方の側面中央には軸受16が取り付けられ、その横に
は原料豆乳供給管18が取り付けられ、下面は底部に予
備濾過豆乳排出管20を取り付けた漏斗状の豆乳収集箱
体22が取り付けられている。
【0019】ケーシング12の開口部14からは、胴部
に比較的粗いメッシュの小孔を穿孔した鋼板からなる円
筒形の濾過筒24が挿入され、その前端部は開口部14
に固定され後端部はケーシング12の他方の内面に当接
し、濾過筒24の中心に軸受16が位置し、原料豆乳供
給管18が濾過筒24内に臨むようにして固定される。
この濾過筒24の中には濾過筒24の中で旋回する螺旋
羽根26が軸受16にその駆動軸28により軸支され、
この駆動軸28は図示しないモータにより駆動され螺旋
羽根26を濾過筒24の中で回転する。
【0020】この予備濾過装置10は開口部14の有る
一方の側面が豆乳搾り装置30の箱体32の上部に進入
するよにう取り付けられ、開口部14からの排出物が豆
乳搾り装置30の無端穿孔筒体34の上に落下するよう
になっている。
【0021】豆乳搾り装置30は装置全体が箱体32の
中に収容されており、無端穿孔筒体34を上下の豆乳搾
りローラ36、38により圧縮回転することにより豆乳
を搾るものである。すなわち、無端穿孔筒体34は小孔
を多数穿孔した穿孔板40の両端を接続して筒体としそ
の両側に上下に突出した突縁42を設けたものであり、
この無端穿孔筒体34は、いずれも箱体32の側面に軸
支され、突縁42の間の穿孔板40に裏側から接触して
回転する豆乳搾り下ローラ36、おから剥ぎ取り補助ロ
ーラ44および回転補助下ローラ46と、同様に箱体3
2の側面に支承され突縁42の外側に接触して回転する
第1の案内ローラ48、内側に接触して回転する第2の
案内ローラ50および第3の案内ローラ52により、箱
体32の中で略円形を保って支承されている。なお、豆
乳搾り下ローラ36、おから剥ぎ取り補助ローラ44お
よび回転補助下ローラ46は図示しないモータにより駆
動されている。
【0022】無端穿孔筒体34の頂部を支承する豆乳搾
り下ローラ36の上には、穿孔板40を挟んで豆乳搾り
上ローラ38が取り付けられているが、この豆乳搾り上
ローラ38は図示しないが一端を箱体32の側面に回動
自在に取り付けたアームの先端54に軸支され図示しな
いスプリングにより豆乳搾り下ローラ36に向かって付
勢されている。また、豆乳搾り上ローラ38の回転は、
豆乳搾り下ローラ36の駆動軸に固定した歯車56に、
豆乳搾り上ローラ38の駆動軸に固定した歯車58に噛
合するすることにより行われる。
【0023】おから剥ぎ取り補助ローラ44には当接す
る穿孔板40を挟んでおから箱体32に固定された剥ぎ
取り板60が押圧されており穿孔板40表面に貼り付い
たおからを剥ぎ取るようになっている。また、回転補助
下ローラ46に対向して穿孔板40を挟んで回転補助上
ローラ62が取付けられているが、この回転補助上ロー
ラ62も図示しないが一端を箱体32の側面に回動自在
に取り付けたアームの先端に軸支され図示しないスプリ
ングにより回転補助下ローラ46に向かって付勢されて
いる。
【0024】豆乳搾り下ローラ36の下には豆乳受け皿
64が取付けられているが、この豆乳受け皿64の底は
中心に向かって傾斜すると共に、箱体32の一方の側面
に向かって傾斜しており、傾斜した一方の側面底部には
豆乳排出管66の一端が取り付けられている。この豆乳
排出管66は箱体32を貫通し、箱体の横を斜めに横切
り、途中で予備濾過装置10の予備濾過豆乳排出管20
を合流し、仕上げ濾過装置70まで伸びている。
【0025】仕上げ濾過装置70は、上部は濾過ドラム
72を水平を軸支しその下に精製豆乳収集板74を設け
たカバー76であり、その下に原料豆乳タンク78を合
体したものである。なお、カバー76の上半分は取外し
が可能である。仕上げ濾過ドラム72一方の側面の円板
80の中心には駆動軸82が取り付けられこの駆動軸は
カバー76に軸支されており、他方の側面に円板84の
中心には装入筒86が取り付けられ、この装入筒86は
カバー76に軸支した2つの車輪88に乗って回転す
る。この装入筒86には豆乳搾り装置30からの豆乳排
出管66が挿入されている。
【0026】2つの円板80および84は6本の補強板
90で結合されて円筒形を形成すると共に両側の円板8
0、84および一方の円板80寄りに補強リング92、
94、96が取り付けられる。形成された円筒の内面に
は、駆動軸側の円板80と補強リング96との隙間98
を残して濾過網98が張設される。さらに濾過網98の
内周には螺旋羽根100が取り付けられる。
【0027】精製豆乳収集板74は濾過ドラム72の補
強リング96から装入筒86までの下半部を覆い、中心
に向けて傾斜すると共に装入筒86側に向けて傾斜して
おり、濾過ドラム74から滴下した精製豆乳は装入筒8
6側に集められ、そこに接続された精製豆乳排出管10
1により精製豆乳が取り出される。
【0028】原料豆乳タンク78は側面に原料豆乳注入
管102があり、豆乳製造装置からの原料豆乳が注入さ
れる。また、原料豆乳タンク78の底面には原料豆乳排
出管104が取りつけられており、排出された原料豆乳
はポンプ106により原料豆乳供給管18を介して、予
備濾過装置10へ送られる。また、原料タンク78には
濾過ドラム72の補強リング92と96の間から、濾過
ドラム78の中に残ったみじんが排出されて落下するよ
うになっている。
【0029】以上の構成からなる本実施例の装置の作動
について説明する。図示しない原料豆乳製造装置で製造
された原料豆乳は、原料豆乳注入管102から原料豆乳
タンク78に注入される。原料豆乳タンク78に注入さ
れた原料豆乳は原料豆乳排出管104から取り出されボ
ンプ106により汲み上げられ原料豆乳供給管18によ
り予備濾過装置10に供給される。
【0030】予備濾過装置10の原料豆乳供給管18を
経て濾過筒24に注入された原料豆乳は濾過筒24内で
駆動軸28により回転する螺旋羽根26により開口部1
4へ向けて送られる間に、濾過筒24によりみじんを含
む過半数の原料豆乳が濾過され、おからを含む豆乳が開
口部14から排出される。濾過されたみじんを含む豆乳
は、豆乳収集箱体22に滴下して集められ予備濾過装置
排出管20から排出されて豆乳搾り装置30からの豆乳
排出管66と合流する。一方、開口部14から排出され
たおからを含む豆乳は、豆乳搾り装置30の回転する無
端穿孔筒体34の豆乳搾りローラ36、38より上手側
に落下する。
【0031】豆乳搾り装置30の無端穿孔筒体34の穿
孔板40の上に落下したおからを含む豆乳は、穿孔板4
0の回転と共に回転し、豆乳搾り上ローラ38と下ロー
ラ36により穿孔板40と共に圧搾されるので、みじん
を含む豆乳は穿孔板40を通って落下し、おからは穿孔
板40の上に残され、おからを含む豆乳はみじんを含む
豆乳とおからに分離される。無端穿孔筒体34の穿孔板
40の上に残されたおからは、おから剥ぎ取り板60の
ところまで回転してくると、穿孔板40はおから剥ぎ取
りローラ44とおから剥ぎ取り板60により挟まれるの
で、穿孔板40からおからが剥ぎ取られる。一方、穿孔
板40を通って落下したみじんを含む豆乳は、豆乳受け
皿64により集められ豆乳排出管66により箱体32の
外に流出し、予備濾過豆乳排出管20と合流し、仕上げ
濾過装置70の装入筒86から濾過ドラム72内に注入
される。
【0032】仕上げ濾過装置70の装入筒86から濾過
ドラム72内に注入された予備濾過装置10からのと豆
乳搾り装置30からのみじんを含む豆乳は、濾過ドラム
72の回転により螺旋羽根100により装入筒86側か
ら駆動軸82側へ送られる間に、濾過網98により精製
豆乳が濾過されみじんが濾過ドラム72の中に残され
る。残されたみじんは螺旋羽根100により、補強リン
グ92と96の間の濾過網98を張設しなかった隙間か
ら原料豆乳タンク102内に落下し、原料豆乳と一緒に
されて再び装置を循環する。一方、濾過ドラム72によ
り濾過された精製豆乳は、精製豆乳収集板74に滴下し
て収集され精製豆乳排出管101より精製豆乳が取り出
される。
【0033】
【発明の効果】本発明の予備濾過装置付き豆乳製造装置
は、予備濾過装置では、原料豆乳を濾過し原料豆乳から
みじんを含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送
ると共に残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送る
ので、従来の原料豆乳を直接豆乳搾り装置によりみじん
を含んだ豆乳とおからを分離するのと比較して、豆乳搾
り装置の負担が軽減されると共に、みじんを含む豆乳が
予備濾過装置と豆乳搾り装置の両方で生産されるので、
精製豆乳の生産量が著しく増大した。また、原料豆乳を
先ず予備濾過してゴ液からみじんを含む豆乳の過半数を
分離し、これを仕上げ濾過装置へバイパスさせたので、
豆乳搾り装置ではおからが分厚くかつ固く絞れて、豆乳
の分離濾過工程の生産性および歩留りが著しく向上し
た。仕上げ濾過装置は予備濾過装置からのみじんを含む
豆乳と前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を濾過
し精製豆乳とみじんを分離することにより、精製豆乳を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切断した状態の本発明の一実施例の正面
図である。
【図2】図1の実施例装置のA−A線における断面図で
ある。
【図3】図1の本発明の実施例装置の側面図である。
【図4】図3のB−B線における断面図である。
【符号の説明】 10・・・・予備濾過装置 12・・・・ケーシング 14・・・・開口部 16・・・・軸受 18・・・・原料豆乳供給管 20・・・・予備濾過豆乳排出管 24・・・・濾過筒 26・・・・螺旋羽根 30・・・・豆乳搾り装置 32・・・・箱体 34・・・・無端穿孔筒体 36・・・・豆乳搾り下ローラ 38・・・・豆乳搾り上ローラ 40・・・・穿孔板 42・・・・突縁 48、50、52・・・・案内ローラ 60・・・・おから剥ぎ取りローラ 64・・・・豆乳受け皿 66・・・・豆乳排出管 70・・・・仕上げ濾過装置 72・・・・濾過ドラム 74・・・・精製豆乳収集板 76・・・・カバー 78・・・・原料豆乳タンク 82・・・・駆動軸 86・・・・装入筒 98・・・・濾過網 100・・・・螺旋羽根

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料豆乳を濾過し原料豆乳からみじんを
    含む豆乳の過半数を分離し仕上げ濾過装置へ送ると共に
    残りのおからを含む豆乳を豆乳絞り装置へ送る予備濾過
    装置と、前記おからを含む豆乳を搾りみじんを含む豆乳
    とおからに分離しみじんを含む豆乳を仕上げ濾過装置へ
    送る豆乳搾り装置と、前記予備濾過装置からのみじんを
    含む豆乳と前記豆乳搾り装置からのみじんを含む豆乳を
    濾過し精製豆乳とみじんを分離する仕上げ濾過装置とか
    らなることを特徴とする予備濾過装置付き豆乳製造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記予備濾過装置は、一方の側面に軸受
    と原料豆乳供給管を取り付け底部に予備濾過豆乳排出管
    を設け他方の側面におからを含む豆乳を排出する開口部
    を設けたケーシングと、前記ケーシングの前記開口部に
    一端が装着され他端が前記ケーシングの一方の側面に内
    接するように前記ケーシングに内蔵され前記豆乳原料供
    給管から原料豆乳が供給されるようにした濾過筒と、前
    記軸受により軸支され前記濾過筒の中で回転することに
    より前記原料豆乳供給管から濾過筒に供給された原料豆
    乳を濾過しながら開口部に向けて送り出す螺旋羽根とか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の予備濾過装置
    付き豆乳製造装置。
  3. 【請求項3】 前記豆乳搾り装置は、装置全体を収容す
    る箱体と、多数の小孔を穿設した穿孔板からなり両端を
    接続して筒状となし両縁に突縁を設けた無端穿孔筒体
    と、前記箱体に水平に軸支され前記無端穿孔筒体の突縁
    の間の前記穿孔板に下から嵌入して前記無端穿孔筒体を
    箱体の中に吊り下げて回転する豆乳搾り下ローラと、前
    記豆乳搾り下ローラと対向して前記無端穿孔筒体の突縁
    の間の前記穿孔板を上から弾力的に狭持するように軸支
    され前記豆乳搾り下ローラの回転により回転する豆乳搾
    り上ローラと、前記豆乳搾り下ローラの下に配置され豆
    乳排出管を有する豆乳受け皿と、前記箱体の中に軸支さ
    れ前記豆乳搾りローラにより吊り下げられて回転する前
    記無端穿孔筒体の前記突縁に接して回転し前記無端穿孔
    筒体を前記箱体内に支承する案内ローラと、前記箱体に
    固定され回転する前記無端穿孔筒体の穿孔板の表面に接
    触するおから掻き取り板とからなることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の予備濾過装置付き豆乳製
    造装置。
  4. 【請求項4】 前記予備濾過装置の前記ケーシングが前
    記豆乳搾り装置の前記箱体に進入するように取り付けら
    れ、前記予備濾過装置の前記ケーシングの開口部が前記
    豆乳搾り装置の前記無端穿孔筒体の前記穿孔板の上に臨
    み排出されるおからを含む豆乳が直接前記穿孔板の上に
    供給されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載
    の予備濾過装置付き豆乳製造装置。
  5. 【請求項5】 前記仕上げ濾過装置は、濾過ドラムを水
    平に軸支しその下に精製豆乳排出管を有する精製豆乳収
    集板を取り付けて全体を覆うカバーと、前記カバー内に
    軸支され内面に送り羽根を設け回転することにより一方
    の側面から供給されたみじんを含む豆乳を他方の側へ送
    給する間に精製豆乳を濾過し残ったみじんを他方の側面
    から排出する濾過ドラムとからなることを特徴とする請
    求項1〜請求項4のいずれかに記載の予備濾過装置付き
    豆乳製造装置。
JP6099583A 1994-05-13 1994-05-13 予備濾過装置付き豆乳製造装置 Pending JPH07303458A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109997920A (zh) * 2019-04-10 2019-07-12 湖北万禾源豆奶制品有限公司 一种发酵型豆奶加工用渣浆分离装置
KR102035491B1 (ko) * 2018-07-24 2019-10-23 강병록 압착부의 교체가 용이한 콩물과 콩비지 동시 제조장치
CN112917972A (zh) * 2020-12-28 2021-06-08 孔彩艳 一种间歇挤压式渣液分离压榨机

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