JPH1118710A - 固液混合物の分離装置 - Google Patents
固液混合物の分離装置Info
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- JPH1118710A JPH1118710A JP9175895A JP17589597A JPH1118710A JP H1118710 A JPH1118710 A JP H1118710A JP 9175895 A JP9175895 A JP 9175895A JP 17589597 A JP17589597 A JP 17589597A JP H1118710 A JPH1118710 A JP H1118710A
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Abstract
脱着を容易にするとともに、脱水部の脱水用スクリーン
と脱水側ケーシングとの間に固形物が堆積することがな
い洗浄が容易な固液混合物の分離装置を提供する。 【解決手段】 自然濾過部1は、密閉構造のケーシング
2とメッシュ構造の濾過用スクリーン3と螺旋翼4と駆
動軸5と駆動手段6とからなり、駆動軸5の一端5aが
回転軸8を介して駆動手段6に固定され、他端5bがケ
ーシング2内を貫通して蓋体10の背面に着脱自在に取
り付けられている。また、脱水部21は、この脱水部2
1の少なくとも固液混合物を圧縮して分離する部分21
Aのほぼ全体が収納されるタンク50と、このタンク5
0内に配置されるケーシングを有しない脱水用スクリー
ン22等により構成されている。
Description
処理及びこれらに使用される装置の技術分野に属し、詳
しくは、例えば豆腐製造や油揚げ製造の際のオカラと豆
乳の分離というような、固形物と液状物が混合した固液
混合物から濾液と固形物に分離する固液混合物の分離装
置に関する。
晩水に浸した後、水を加えながらすり砕いた大豆を煮沸
して得られたような固液混合物(以下、本明細書中にお
いて「ゴ液」とも言う。)、すなわち、固形物と液状物
が混合した固液混合物から液体を濾過して分離する固液
混合物の分離装置が知られている。
ば、外側のケーシングと内側の多数の孔が形成された脱
水用スクリーンとを二重の筒状に配置して、この脱水用
スクリーン内に設けられる螺旋スクリュウを回転駆動さ
せて、固形物と液状物が混合した固液混合物から濾液と
固形物に圧縮して分離するものがある。
ダメージが大きいという問題があった。すなわち、従来
装置では、脱水用スクリーンの孔の直径は、圧縮率を上
げるために小さく形成されているために(例えば、0.
05〜0.1mm)、この微少な孔を豆乳が通過する際
に過酷な物理的作用を受け、タンパク質のネットワーク
構造を破壊し、油揚げの場合では伸びなくなったり肌が
悪くなり、豆腐の場合には弾力、保水性、結着性が失わ
れる等の問題が発生していた。
に、固形物(オカラ)と液状物が混合した固液混合物か
ら液体を濾過して分離する自然濾過部101と、この自
然濾過部101から送られた固液混合物を更に搾り、濾
液と固形物に分離する脱水部106とを備えた固液混合
物の分離装置を既に提供している(特願平9−1126
87号参照)。そして、この装置の脱水部106は、円
筒状の脱水側ケーシング107内に多数の孔が形成され
た脱水用スクリーン108が配設され、この脱水用スク
リーン108の孔径は、直径0.3〜0.8mmという
ように比較的大きめに形成している。
従来装置によれば、自然濾過部で自然に無理なく豆乳を
得ることができ、次に、脱水部で、更に搾り、濾液と固
形物(オカラ)に圧縮して分離することができるので、
良質な豆乳とオカラを得ることができる。また、脱水部
では、脱水用スクリーン108の目ヅマリが少ないとい
う利点も有する。
脱水部のみの装置においても、脱水部のみならず自然濾
過部を備えた固液混合物の分離装置においても、衛生面
や上記目ヅマリ防止等の観点から定期的に洗浄すること
が要求される。そして、ときには手で直接洗浄すること
も要求される。
物の分離装置の自然濾過部101については、濾過スク
リーン103の両端部103a,103bが各々駆動手
段104とフランジ105に別々に支持されているた
め、濾過用スクリーン103の洗浄後に、濾過用スクリ
ーン103をケーシング102内に回転可能に支持する
ためには、濾過スクリーン103の両端部103a,1
03bを別々に支持させなければならなかった。したが
って、濾過用スクリーン103の取り外しと取り付けが
困難で、洗浄をする作業員の取り付け取り外しに多大な
労力が払われていた。特に、重量のある濾過用スクリー
ン103を持ちながら駆動手段104の回転軸104a
に連結させる作業は、女性作業員等では、濾過用スクリ
ーン103の取り付けが極めて困難であるという問題を
有していた。
の粒径以下の固形物(オカラ)が脱水用スクリーン10
8と脱水側ケーシング107間に堆積する問題を有して
いた。すなわち、上記従来装置は、脱水側ケーシング1
07と脱水用スクリーン108の二重の筒状に構成され
ているために、これら筒状の間隙にオカラが堆積する問
題を有していた。また、脱水側ケーシング107を取り
付けた状態では、螺旋スクリュウ109を手で直接洗浄
することが不可能であった。
の濾過用スクリーンの取り外しと取り付けが容易な固液
混合物の分離装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、脱水部に固形物が堆積することなく、しか
も、洗浄が容易な固液混合物の分離装置を提供すること
を目的とする。
固液混合物の分離装置は、上記課題を解決するために、
固形物と液状物が混合した固液混合物から液体を濾過し
て分離する自然濾過部と、この自然濾過部から送られた
固液混合物を更に搾り、濾液と固形物に分離する脱水部
とを備える。そして、上記自然濾過部は、蓋体を有する
密閉構造のケーシングと、このケーシング内に配される
メッシュ構造の濾過用スクリーンと、この濾過用スクリ
ーン内に配される螺旋翼と、上記濾過用スクリーンを回
転させる駆動軸と、この駆動軸を駆動させる駆動手段と
からなり、上記駆動軸の一端が上記駆動手段側に固定さ
れ、駆動軸の他端がケーシング内を貫通して上記蓋体の
背面側に着脱自在に取り付けられていることを特徴とす
る。
から濾過用スクリーンを取り外す場合には、ケーシング
の蓋体を開放して、濾過用スクリーンを引き出すが、上
記駆動軸の一端が駆動手段側に固定され、他端がケーシ
ング内を貫通して上記蓋体の背面側に着脱自在に取り付
けられていることから、ケーシングの蓋体を開放すれ
ば、上記駆動軸の他端の支持が外れて、内部に螺旋翼を
有する濾過用スクリーンを引き出すことができる。他
方、濾過用スクリーンの洗浄が終了して、濾過用スクリ
ーンをケーシング内に取り付ける場合には、駆動軸の一
端が駆動手段側に固定されたままとなっているために、
濾過用スクリーンをケーシング内に配設して、ケーシン
グの蓋体を閉塞すると、この蓋体の閉塞と同時に上記駆
動軸の他端が支持されて、濾過用スクリーンの取り付け
が終了する。
装置は、上記課題を解決するために、固形物と液状物が
混合した固液混合物から液体を濾過して分離する自然濾
過部と、この自然濾過部から送られた固液混合物を更に
搾り、濾液と固形物に分離する脱水部と、この脱水部の
少なくとも固液混合物を圧縮して分離する部分のほぼ全
体が収納されるタンクとを備える。そして、上記脱水部
は、筒状でかつ多数の孔が形成された脱水用スクリーン
と、この脱水側スクリーン内に配設される螺旋スクリュ
ウと、この螺旋スクリュウを駆動させる駆動手段とから
構成されていることを特徴とする。
ような脱水側ケーシングが配されていない。しかし、脱
水部の固液混合物を圧縮して分離する部分のほぼ全体
が、固液混合物を貯留するタンクに収納されている。し
たがって、自然濾過部から送られた固液混合物の圧縮さ
れた固形物の一部が脱水用スクリーンからそのまま排出
されて、上記タンクに貯留されることとなり、従来装置
のように、固形物が脱水側ケーシングと脱水用スクリー
ンとの間に堆積するようなことがない。そして、上記脱
水部を洗浄する場合は、このタンク内では脱水用スクリ
ーンが露出して配されているために、タンク内に洗浄ホ
ース等を引き込んで、脱水用スクリーンを手で直接洗浄
することができる。さらに、タンクの側面にも上記自然
濾過部の蓋体と同じように形成する構造を採用すること
により、タンクから脱水用スクリーンを取り外すこと
で、脱水用スクリーン及び螺旋スクリュウを容易に手で
洗浄することもできる。
面を参照しながら説明する。本実施の形態の固液混合物
の分離装置の主要構成は、図1乃至図3に示すように、
上下に並設される自然濾過部1と脱水部21と、この脱
水部21を下方から覆うように配される大容量のタンク
50とからなる。そして、これらの循環は、上記タンク
50と自然濾過部1とは、供給管13と供給ノズル11
により接続されており、自然濾過部1と脱水部21とは
連結管31により接続されており、更に、自然濾過部1
とタンク50とはオーバーフロー管17により接続され
て行われるようになっている。
よって得られたゴ液から自然に無理なく豆乳を得る部分
で、図4に示すように、蓋体10を有する密閉構造のケ
ーシング2と、このケーシング2内に配される濾過用ス
クリーン3と、この濾過用スクリーン内に配される螺旋
翼4と、上記濾過用スクリーン3を回転させる駆動軸5
と、この駆動軸5を駆動させる駆動手段6とから構成さ
れている。
円筒状を呈するもので、一端部の開口はフランジ7によ
り、他方の開口は蓋体10により密閉構造とされてい
る。このように密閉構造とするのは、ケーシング2内へ
の外気の進入とケーシング2内から外気への湯気の流出
を防止することと、ケーシング2内に洗浄液を満たし、
ケーシング2内や濾過用スクリーン3を洗浄する際に、
洗浄液が漏れないようにするためである。すなわち、ケ
ーシング2の一方の開口には、フランジ7が取り付けら
れている。また、フランジ7の外部には、回転軸8が接
続された自然濾過部側の駆動手段6が固定されている。
この駆動手段6は、濾過用スクリーン3を回転させる回
転モータであり、カバーにより覆われている。
軸8を介して駆動手段6に固設されている。また、上記
駆動軸5の一端5aには、シール手段9が設けられてお
り、この一端5aと上記回転軸8との間を回転自在にシ
ールしている。また、上記駆動軸5には、図示しない
が、濾過用スクリーン3との係合凸部が設けられ、上記
駆動軸5を回転させると、濾過用スクリーン3が回転す
るようになっている。
体10が設けられている。この蓋体10は、ケーシング
2内に配される濾過用スクリーン3を洗浄やメンテナン
スのために引き出す場合に使用される円盤状のもので、
ケーシング2の他端側の開口の全域を覆う大きさを有す
る。そして、この蓋体10の背面10bに駆動軸5の他
端5bが軸受け部12を介して着脱自在に取り付けられ
ている。このように、濾過用スクリーン3を回転させる
駆動軸5は、その一端5aが駆動手段6に回転軸8を介
して固設され、他端5bが蓋体10の背面10bに支持
されていることから、駆動軸5は安定して支持されてい
る。なお、上記駆動軸1は、その一端1aが駆動手段6
側に固定されていれば、他端1bはケーシング2の蓋体
10にまで届いていないものとすることも可能である。
より上記ケーシング2に螺着され、このボルトを外す
と、蓋体10が取り外せるようになっている。また、蓋
体10は、取っ手10aが設けられ、手で持ちやすくさ
れている。また、この蓋体10の取っ手10aの近傍に
は、ヒンジ連結部10cが設けられ、片側から開閉する
開閉構造を有している。この蓋体10を開放する場合
は、一旦、ケーシング2と平行に移動した後(図中矢印
方向)、片側から開放することができる。また、蓋体1
0の背面側10bには、上記駆動軸5の他端5bが上記
軸受け部12を介して支持されるようになっている。ま
た、蓋体10には、この蓋体10を貫通する供給ノズル
11が取り付けられいる。この供給ノズル11の一端側
は、ケーシング2の内部で開口しており、他端側は供給
管13と接続されている。
2に内蔵される円筒形のもので、ケーシング2とともに
二重の円筒形を呈する。この濾過用スクリーン3は、約
70〜120のメッシュ構造3aとなっている。また、
この濾過用スクリーン3は、円筒形の中心位置に上記駆
動軸5が挿通する環状部(図示せず)が形成されてお
り、この環状部の周囲に約120度の角度で3本の支持
棒3bが設けられている。また、濾過用スクリーン3の
環状部には、上記駆動軸5の係合凸部に係合する係合凹
部が形成されており(図示せず)、上記駆動軸5と濾過
用スクリーン3との相対回転が不能に係合されている。
さらに、濾過用スクリーン3は、その内周に同軸の螺旋
翼4を固設している。この螺旋翼4のピッチは、等間隔
である。
31により脱水部21に接続されている。また、連結管
31の中途部には、洗浄の場合に使用される洗浄バルブ
20が設けられている。また、ケーシング2の下面に
は、濾過された豆乳を排出する豆乳出口15が設けら
れ、上面には、洗浄液の出口である洗浄液出口18が設
けられている。さらに、自然濾過部1のケーシング2の
他端側には、オーバーフロー管17が設けられており、
このオーバーフロー管17の出口17aはタンク50に
導かれている。
自然濾過部1から送られた固液混合物を更に搾り、濾液
と固形物に分離するもので、脱水用スクリーン22と、
この脱水用スクリーン22内に配設される螺旋スクリュ
ウ26と、この螺旋スクリュウを駆動させる駆動手段3
0とから構成されている。また、この脱水部21の固液
混合物を圧縮して分離する部分21Aは、タンク50に
収納されるようになっているために、このタンク50も
上記脱水部21の一部を構成している。
液混合物を貯留するタンクと脱水側ケーシングとを兼用
するもので、脱水部21を下方から覆うように配される
矩形状の収納部50aと、この収納部50aを覆う蓋5
0bとから構成されている。また、このタンク50の下
方は徐々に幅狭になって先端側に排出口50eが形成さ
れている。そして、タンク50は、その両側面50c,
50dの一方側面50cが上記連結管31に連結され、
他方側面50dに中央が開口した固定板19が取り付け
られている。すなわち、このタンク50の一方の側面
(図4中右側)50cは、上記連結管31とフランジ1
6を介して連結されている。このフランジ16は、中央
が開口されており、上記連結管31の一端が螺着されて
いる。
駆動手段30がカバーに覆われて固定されている。この
駆動手段30は、螺旋スクリュウ26を駆動させる駆動
モータである。この駆動手段30側には、軸受け部24
を介して上記螺旋スクリュウ26の中心軸26aの一方
が接続されている。なお、上記中心軸26aの駆動手段
30側は、シール手段35により回転自在にシールされ
ている。
固定板19が取り付けられ、この固定板19を介して固
形物排出部27が形成されている。まず、この固定板1
9の外側には、スクリュウ用軸受け29が固設されてい
る。これにより、螺旋スクリュウ26の中心軸26aの
他端をスクリュウ用軸受け29に回転自在に支持してい
る。
径の粗い孔のある円筒状を呈するものである。すなわ
ち、本実施の形態の脱水部21は、上記従来装置のよう
な脱水側ケーシングが配されておらず、上記脱水用スク
リーン22が脱水部21の最外周を構成するようになっ
ている。このような多数の孔のある脱水用スクリーン2
2は、パンチングしたものでもパンチング以外の方法で
形成されたものでも良い。そして、脱水用スクリーン2
2の孔径は、目ヅマリ防止の点から、直径が0.3〜
0.8mm程度というように、比較的大きく形成されて
いる。したがって、脱水された固形物の一部は、脱水用
スクリーン22の孔からそのままタンク50内に排出さ
れることとなる。
記中心軸26aを有する螺旋スクリュウ26が備えられ
ている。この螺旋スクリュウ26は、固形物排出部27
に向かうに従って、螺旋スクリュウ26のピッチが徐々
に狭くなっている。
水部21の固液混合物を圧縮して分離する部分21Aの
ほぼ全体が収納されるようになっている。これは、脱水
用スクリーン22の孔から排出される固形物の一部を効
率的に回収するためである。このように、タンク50
は、前工程で加熱されたゴ液を貯留すると共に、脱水用
スクリーン22の孔から排出される固形物等も回収する
兼用のものである。なお、上記脱水用スクリーン22が
最外周を構成するようになっているために、蓋50bを
開けると、脱水用スクリーン22が露出して配されてい
る。
は、従来装置のように脱水側ケーシングと脱水用スクリ
ーンとの区画や接合の手段が省略されているために、固
液混合物の分離装置の構成部品が少なくなっている。ま
た、タンク50も従来装置の固液混合物を貯留するタン
クと脱水側ケーシングを兼用しているために、構成部品
が少なくなっている。
は、固形物排出部27が設けられている。すなわち、脱
水用スクリーン22の他端側は、タンク50の他方の側
面50d(図4中左側)に固定板19が取り付けられて
おり、この固定板19の外側に、固形物排出部27が設
けられている。この固形物排出部27は、出口管32
と、この出口管32の一端側の開口端を覆うフード33
と、フード33内で出口管32の開口端に対して接近離
反方向に移動可能となった摺動蓋34とから構成されて
いる。
おり、その外周に係止突起37を備えている。フード3
3は、出口管32の開口端に内周を挿入し、外周に設け
た係止部38をクランプ39により係止突起37に固定
することで、出口管32に着脱自在に固定されている。
フード33の下面には出口41が穿設されており、この
出口41は出口管32の開口の直下位に位置している。
なお、洗浄時は、図示しないが、上記出口管32に洗浄
用配管が取り付けられるようになっている。
もに他端が開口した筒状で形成されている。また、他端
の開口側を下方に向かうに従って全長が短くなる方向の
傾斜が形成されている。したがって、摺動蓋34をスラ
イドさせることによって形成される出口管32と摺動蓋
34との間のオカラ排出間隔は、摺動蓋34のスライド
量に比例して開度が変化する。摺動蓋34の一端側には
押圧軸44が固定されており、押圧軸44はフード33
の一端を摺動自在に貫通して外部へ突出している。外部
へ突出した押圧軸44の先端には、開閉ハンドル45が
設けられている。また、押圧軸44の外周には一端をフ
ード33の内壁に当接し、他端を摺動蓋34に当接する
コイルスプリング46が配設されて、このコイルスプリ
ング46は摺動蓋34を出口管32の開口側に付勢す
る。また、上記出口管32も、自然濾過部1の蓋体10
と同じように、片側がヒンジ連結部40を介して解放可
能となっている。したがって、この出口管32を開放す
ると、タンク50から脱水用スクリーン22を取り外す
ことができる。
置を使用して、実際に、豆乳とオカラを分離する場合に
ついて説明する。まず、前工程(煮沸)によって加熱さ
れたゴ液は、タンク50に送られ貯留されるが、このゴ
液は、図2に示すように、供給ポンプ25により供給管
13から供給ノズル11へ送られ、自然濾過部1の濾過
用スクリーン3内へ供給される。したがって、自然濾過
部1では、図4に示すように、駆動手段6により濾過用
スクリーン3が回転駆動され、この濾過用スクリーン3
の回転により自然濾過された豆乳は、ケーシング2の豆
乳出口15より外部へ排出される。
水分の減少したゴ液は、連結管31を介して脱水部21
の脱水用スクリーン22内に入る。脱水部21の脱水用
スクリーン22内に入ったゴ液は、螺旋スクリュウ26
の駆動により、脱水用スクリーン22の他端側に送ら
れ、ピッチの徐々に狭くなる螺旋スクリュウ26によっ
てさらに脱水、圧縮され、固形物排出部27に送られ
る。
来装置のように脱水側ケーシングが設けられていないた
めに、脱水された固形物の一部は脱水用スクリーン22
の孔を通過してそのまま上記タンク50へ戻され、再び
供給管13に供給される。
0.3〜0.8mmとされているために、脱水用スクリ
ーン22に目ヅマリが生じるようなことがない。なお、
自然濾過部1でオーバーフローしたある程度水分の減少
したゴ液は、オーバーフロー管17に送られる。
及びオカラは、供給ポンプ25により新たなゴ液と共に
再び自然濾過部1へ送られ、更に、脱水部21で他のオ
カラと共に固形物排出部27へ圧送される。一方、固形
物排出部27へ圧送されたオカラは、コイルスプリング
46の付勢力に抗して摺動蓋34を出口管32から離反
方向へ摺動させ、摺動蓋34が摺動することによって形
成された摺動蓋34と出口管32との間の隙間から、フ
ード33の下面の出口41により排出される(図4中矢
印方向)。
での圧力調整が容易になされる。摺動蓋34と出口管3
2との間のオカラ排出隙間は、摺動蓋34の出口管32
から離反方向へのスライド量に比例して開度が拡がるよ
うに形成してあるので、固形物排出部27での螺旋スク
リュウ26による搾り作用が安定化して、スクリュウプ
レスの内圧が急激に減少することによる固形物の搾り作
用の低下を防止することができるからである。
離装置を洗浄する場合について説明する。まず、本実施
の形態の自然濾過部1の洗浄では、ケーシング2の蓋体
10を開放すれば、駆動軸5の他端5bの支持が外れ
て、内部に螺旋翼4を有する濾過用スクリーン3を引き
出すことができる。他方、ケーシング2の洗浄が終了し
て、濾過用スクリーン3をケーシング2内に取り付ける
場合には、濾過用スクリーン3をケーシング2内に配設
して、駆動軸5の係合凸部と濾過用スクリーン3の係合
凹部を係合させて、ケーシング2の蓋体10を閉塞する
と、この蓋体10の閉塞と同時に上記駆動軸5の他端5
bが支持されて、取り付けが終了する。
の蓋50bを開ければ、このタンク50の収納部50a
内で脱水用スクリーン22が露出しているために、洗浄
ホース等を引き込んで、タンク50の内部と脱水用スク
リーン22を同時に直接手で洗浄することが可能であ
る。また、洗浄液をタンク50にほぼ一杯に満たせば、
タンク50と脱水用スクリーン22の部分の洗浄も同時
に洗浄することができる。また、洗浄バルブ20を閉鎖
して、供給ポンプ25により洗浄液を送ることにより、
洗浄液が自然過部1を満たされると、洗浄液出口18か
ら洗浄液は排出されてタンク50に戻ることにより、濾
濾過用スクリーン3やケーシング2内が洗浄される。
結部40を介して解放可能となっている。したがって、
この出口管32を開放すると、タンク50から脱水用ス
クリーン22を取り外すことができるために、螺旋スク
リュウ26を直接手で洗浄することが可能となる。な
お、本実施の形態の洗浄においては、出口管に取り付け
られているフード33及び摺動蓋34を取り外し、出口
管32には洗浄用配管を接続する等して、洗浄水を循環
させて洗浄することが可能である。
げ製造の際におけるオカラと豆乳とに分離する場合につ
いて説明したが、本発明の固液混合物の分離装置は、果
実の搾汁や麦汁の分離等にも使用することは勿論可能で
あり、特に、豆乳のような繊細で物理的作用に影響され
易い液質のものを製造する場合等に広く適用可能であ
る。
濾過部は、記駆動軸の一端が回転軸を介して上記駆動手
段に固定され、他端がケーシング内を貫通して上記蓋体
の背面に着脱自在に取り付けられている。したがって、
洗浄の際に、濾過用スクリーンをケーシング内に回転可
能に支持するためには、濾過スクリーンの両端部を別々
に支持しなければなかった従来の装置と比較して、濾過
用スクリーンの取り外しと取り付けが極めて容易とな
り、洗浄の際の作業員の取り付け取り外しの労力が軽減
される。
脱水部は、従来装置のような脱水側ケーシングが配され
ておらず、脱水用スクリーンの固液混合物を圧縮して分
離する部分のほぼ全体が、固液混合物を貯留するタンク
に収納されている。したがって、自然濾過部から送られ
た固液混合物を更に搾り、濾液と固形物に分離する脱水
部では、脱水用スクリーンの孔から所定の孔径以下の固
形物の一部がそのまま排出されてタンクに貯留されるた
め、従来装置のように、脱水部に固液混合物の固形物が
脱水側ケーシングと脱水用スクリーンとの間に堆積する
ようなことがない。また、脱水部の固液混合物を圧縮し
て分離する部分のほぼ全体が、固液混合物を貯留するタ
ンクに収納されているために、タンク内に洗浄ホース等
を引き込んで、タンク内と脱水用スクリーンの洗浄を同
時にかつ容易に行うことが可能となる。
ように蓋を設けることにより、この蓋を開けることによ
り、脱水用スクリーンを取り外して、直接手で洗浄する
ことができる。したがって、固液混合物の分離装置の十
分な洗浄が可能となり衛生面の向上が図られる。さら
に、従来装置のような脱水側ケーシングが配されていな
いことから、固液混合物の分離装置の構成部品を少なく
することができ、安価な固液混合物の分離装置を提供す
ることが可能となる。
を示す正面図である。
断面図である。
る。
ン 4 螺旋翼、5 駆動軸、5a,5b 駆動軸の両
端 6 自然濾過部の駆動手段、8 回転軸、10 蓋
体、11 供給ノズル、13 供給管、21 脱水部、
21A 脱水部の固液混合物を圧縮して分離する部分、
22 脱水用スクリーン、26 螺旋スクリュウ、25
供給ポンプ、31 連結管、50 タンク
Claims (2)
- 【請求項1】 固形物と液状物が混合した固液混合物か
ら液体を濾過して分離する自然濾過部と、この自然濾過
部から送られた固液混合物を更に搾り、濾液と固形物に
分離する脱水部とを備え、 上記自然濾過部は、蓋体を有する密閉構造のケーシング
と、このケーシング内に配されるメッシュ構造の濾過用
スクリーンと、この濾過用スクリーン内に配される螺旋
翼と、上記濾過用スクリーンを回転させる駆動軸と、こ
の駆動軸を駆動させる駆動手段とからなり、 上記駆動軸の一端が上記駆動手段側に固定され、駆動軸
の他端がケーシング内を貫通して上記蓋体の背面側に着
脱自在に取り付けられていることを特徴とする固液混合
物の分離装置。 - 【請求項2】 固形物と液状物が混合した固液混合物か
ら液体を濾過して分離する自然濾過部と、この自然濾過
部から送られた固液混合物を更に搾り、濾液と固形物に
分離する脱水部と、この脱水部の少なくとも固液混合物
を圧縮して分離する部分のほぼ全体が収納されるタンク
とを備え、 上記脱水部は、筒状でかつ多数の孔が形成された脱水用
スクリーンと、この脱水用スクリーン内に配設される螺
旋スクリュウと、この螺旋スクリュウを駆動させる駆動
手段とから構成されていることを特徴とする固液混合物
の分離装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17589597A JP3392322B2 (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 固液混合物の分離装置 |
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JPH1118710A true JPH1118710A (ja) | 1999-01-26 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011097891A (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-19 | Takai Seisakusho:Kk | ローラ式の固液分離装置 |
JP5193382B1 (ja) * | 2012-08-27 | 2013-05-08 | 株式会社荒井鉄工所 | 食品用濾過抽出装置及びその方法 |
KR20160002184U (ko) * | 2014-12-16 | 2016-06-24 | 심관흠 | 해파리 탈수장치 |
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