JP2632403B2 - ドラム巻きマルチpc鋼線 - Google Patents
ドラム巻きマルチpc鋼線Info
- Publication number
- JP2632403B2 JP2632403B2 JP573189A JP573189A JP2632403B2 JP 2632403 B2 JP2632403 B2 JP 2632403B2 JP 573189 A JP573189 A JP 573189A JP 573189 A JP573189 A JP 573189A JP 2632403 B2 JP2632403 B2 JP 2632403B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- winding
- steel wire
- wound
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、土木、建築分野などで用いられるPC鋼
線、特に複数本を1つのドラムに巻取った荷姿状態での
PC鋼線に関するものである。
線、特に複数本を1つのドラムに巻取った荷姿状態での
PC鋼線に関するものである。
PC鋼線等は、ストランド(本願で云うケーブル素線)
の複数本を集合して使用することが多い。この集合体を
マルチケーブルと称しているが、この種のケーブルは、
取扱い性と運搬の便を良くするため、ドラムに巻取って
出荷することが多い。
の複数本を集合して使用することが多い。この集合体を
マルチケーブルと称しているが、この種のケーブルは、
取扱い性と運搬の便を良くするため、ドラムに巻取って
出荷することが多い。
この場合のPC鋼線(PCケーブル素線)の荷姿は、下記
のものがある。
のものがある。
(イ) 1本のPC鋼線をドラム等に巻取ったもの。
(ロ) 所定長さに切断後、複数本を1つに束ねてこれ
を巻取ったもの。
を巻取ったもの。
(ハ) 本出願人が特願昭63−58895号で提案している
ように、所定長さに切断されたPC鋼線を複数本並べ、そ
の端部をドラムに1列に固定して列状のまま一括して巻
取ったもの。
ように、所定長さに切断されたPC鋼線を複数本並べ、そ
の端部をドラムに1列に固定して列状のまま一括して巻
取ったもの。
シングル巻のPC鋼線は、例えば12本マルチケーブルと
して用いる場合、使用時にドラムからの繰出し(巻戻
し)を12回繰返えす必要があり、作業時間が長くなる。
して用いる場合、使用時にドラムからの繰出し(巻戻
し)を12回繰返えす必要があり、作業時間が長くなる。
一方、定尺切断後の線を束ねて巻取る方法は、 (a) 切断後、巻取るまでに仮置きの必要があるた
め、加工スペースの制約を受け、長尺品の巻取りが難し
い。
め、加工スペースの制約を受け、長尺品の巻取りが難し
い。
(b) 高強度のPC鋼線は解体時(巻戻し時)の反力が
大きく、安全面から多本数の巻取りができない。また、
この対策として巻取半径を大きくすると、製品輸送が困
難になるほか、ユーザ側での給線スペースが大きくなる
などの問題が出る。
大きく、安全面から多本数の巻取りができない。また、
この対策として巻取半径を大きくすると、製品輸送が困
難になるほか、ユーザ側での給線スペースが大きくなる
などの問題が出る。
さらに、定尺後の線を一列にして一括巻き上げる方法
は、上の(b)の問題は解決されるが、(a)と同じ問
題が残される。
は、上の(b)の問題は解決されるが、(a)と同じ問
題が残される。
上記の問題点を解決するため、この発明においては、
巻取りドラムの巻胴上に、巻胴面をドラム軸方向に所定
ピッチで複数に区画する所定数の仕切板を取付け、この
仕切板に区画された巻胴面の各々に同一長さのPCケーブ
ル素線を逐次巻取って各PCケーブル素線の巻終端を結束
具で1束に収束する構成を採用する。
巻取りドラムの巻胴上に、巻胴面をドラム軸方向に所定
ピッチで複数に区画する所定数の仕切板を取付け、この
仕切板に区画された巻胴面の各々に同一長さのPCケーブ
ル素線を逐次巻取って各PCケーブル素線の巻終端を結束
具で1束に収束する構成を採用する。
ドラム巻胴を仕切板で複数に区画しておくと、各区画
にサプライドラムから計尺ロールを経由してPC鋼線を逐
次巻取ることができ、横一列に並べて巻くときに必要な
仮置きスペースが不要になる。
にサプライドラムから計尺ロールを経由してPC鋼線を逐
次巻取ることができ、横一列に並べて巻くときに必要な
仮置きスペースが不要になる。
また、仕切区画の各々にPC鋼線を1本宛別々に巻け
ば、巻戻し時の反力は束ねて巻く場合に比べて小さくな
るため、前述の(b)の問題も解決される。
ば、巻戻し時の反力は束ねて巻く場合に比べて小さくな
るため、前述の(b)の問題も解決される。
第1図は、この発明のドラム巻きマルチPC鋼線の一例
を示す。図の1は両端に鍔2を有するドラムで、このド
ラムの巻胴3上には、第2図に示すように仕切板4がド
ラムの軸方向に所定ピッチで複数取付けられている。こ
のドラム1の小分けされた巻胴面のひとつにサプライド
ラムから第3図の計尺ロールAを経由して供給されるPC
ケーブル素線5を巻取る。また、第1区画の巻取りが完
了すれば、巻取った素線の終端を仮固定し、上と同様に
して第2区画にPCケーブル素線5を巻取る。そして、順
次この作業を繰り返えし、巻胴の全区画に素線を巻き終
えたら、仮固定した端部を外して1束にまとめ、ケーブ
ルグリップ等の結束具6で集束部を固定する。以上で、
第1図に示す実施例のドラム巻きマルチPC鋼線7が完成
する。
を示す。図の1は両端に鍔2を有するドラムで、このド
ラムの巻胴3上には、第2図に示すように仕切板4がド
ラムの軸方向に所定ピッチで複数取付けられている。こ
のドラム1の小分けされた巻胴面のひとつにサプライド
ラムから第3図の計尺ロールAを経由して供給されるPC
ケーブル素線5を巻取る。また、第1区画の巻取りが完
了すれば、巻取った素線の終端を仮固定し、上と同様に
して第2区画にPCケーブル素線5を巻取る。そして、順
次この作業を繰り返えし、巻胴の全区画に素線を巻き終
えたら、仮固定した端部を外して1束にまとめ、ケーブ
ルグリップ等の結束具6で集束部を固定する。以上で、
第1図に示す実施例のドラム巻きマルチPC鋼線7が完成
する。
なお、180mの長尺ケーブル素線の12本を、この発明の
荷姿にして巻取ったものを第4図に示す現場に持ち込
み、高台の作業スペースの狭い場所にこの発明の製品を
セットした巻戻し用のドラムスタンド10とウインチ11を
設置して大屋根12の下に引通したところ、作業時間が従
来に比べて大幅に短縮された。この際のケーブル素線の
引通しは、素線巻終端の集束具にウインチロープを連結
し、素線の12本を同時に引出す方法で実施した。
荷姿にして巻取ったものを第4図に示す現場に持ち込
み、高台の作業スペースの狭い場所にこの発明の製品を
セットした巻戻し用のドラムスタンド10とウインチ11を
設置して大屋根12の下に引通したところ、作業時間が従
来に比べて大幅に短縮された。この際のケーブル素線の
引通しは、素線巻終端の集束具にウインチロープを連結
し、素線の12本を同時に引出す方法で実施した。
以上述べたように、この発明によれば、ドラムの巻胴
を仕切板で複数に区画して各区画部に逐次ケーブル素線
を巻取るため、巻取り時の仮置きスペースが不要とな
る。また、複数本を束ねて巻く場合と違って巻戻し反力
も大きくならず、このため、長尺ケーブルを小型のドラ
ムに多数本巻取って運搬の便良く出荷することが可能と
なる。
を仕切板で複数に区画して各区画部に逐次ケーブル素線
を巻取るため、巻取り時の仮置きスペースが不要とな
る。また、複数本を束ねて巻く場合と違って巻戻し反力
も大きくならず、このため、長尺ケーブルを小型のドラ
ムに多数本巻取って運搬の便良く出荷することが可能と
なる。
また、巻戻しを狭いスペース内で一括して効率良く行
なうことも可能となり、長尺マルチケーブルの荷姿、運
搬、敷設に関する取扱い性の向上、作業時間の短縮等に
寄与できると云う効果がある。
なうことも可能となり、長尺マルチケーブルの荷姿、運
搬、敷設に関する取扱い性の向上、作業時間の短縮等に
寄与できると云う効果がある。
第1図は、この発明の一実施例を示す正面図、第2図は
ドラムの正面図、第3図のケーブル素線の巻取り状態を
示す斜視図、第4図はこの発明の製品の一例を示す線図
である。 1……ドラム、2……鍔、 3……巻胴、4……仕切板、 5……PCケーブル素線、 6……結束具、 7……ドラム巻きマルチPC鋼線。
ドラムの正面図、第3図のケーブル素線の巻取り状態を
示す斜視図、第4図はこの発明の製品の一例を示す線図
である。 1……ドラム、2……鍔、 3……巻胴、4……仕切板、 5……PCケーブル素線、 6……結束具、 7……ドラム巻きマルチPC鋼線。
Claims (1)
- 【請求項1】巻取りドラムの巻胴上に、巻胴面をドラム
軸方向に所定ピッチで複数に区画する所定数の仕切板を
取付け、この仕切板に区画された巻胴面の各々に同一長
さのPCケーブル素線を逐次巻取って各PCケーブル素線の
巻終端を結束具で1束に集束して成るドラム巻きマルチ
PC鋼線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP573189A JP2632403B2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | ドラム巻きマルチpc鋼線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP573189A JP2632403B2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | ドラム巻きマルチpc鋼線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02188374A JPH02188374A (ja) | 1990-07-24 |
JP2632403B2 true JP2632403B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=11619256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP573189A Expired - Lifetime JP2632403B2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | ドラム巻きマルチpc鋼線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2632403B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114988207B (zh) * | 2022-04-12 | 2023-07-07 | 华腾实业(深圳)股份有限公司 | 一种拉链生产用y型线材制备方法及装置 |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP573189A patent/JP2632403B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02188374A (ja) | 1990-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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