JP2631840B2 - 複数の原反フイルムの送り出し方法 - Google Patents

複数の原反フイルムの送り出し方法

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JP2631840B2 JP61204848A JP20484886A JP2631840B2 JP 2631840 B2 JP2631840 B2 JP 2631840B2 JP 61204848 A JP61204848 A JP 61204848A JP 20484886 A JP20484886 A JP 20484886A JP 2631840 B2 JP2631840 B2 JP 2631840B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は広巾のビニールフイルム、例えば、施設園
芸用ビニールハウスの表面に展張、又は張装するビニー
ルフイルム等の製造において、数多くの小巾な原反フイ
ルムより、フイルムの端辺部を互いに重合して高周波ミ
シンで溶着し、広巾のフイルムに加工するとき、複数の
高周波ミシンのフイルム溶着装置に安定してロール状に
巻かれた小巾の原反フイルムのロールから巻き戻し高周
波ミシンに送り出す方法に関する。
(従来の技術) 従来は原反フイルムが小さく、例えば、100m巻の原反
フイルムであれば、フイルム溶着装置の引張りローラー
により、原反フイルムを巻いたロールからフイルムを引
張り、自由に巻戻し送り出していた。しかし、原反フイ
ルムが長いもの、例えば500m〜700mのロール巻であれば
夫々の原反フイルムの持つ引き出し抵抗の違いにより、
上記の巻戻し方法では正常な溶着が困難であった。
この巻戻しには、ロール巻された原反フイルムのロー
ル自体の回転による巻戻し装置は無く、フイルム溶着装
置の引張りローラーの引張りにまかされて、ロール巻さ
れた原反フイルムのロールが回転して高周波ミシンに送
り出されていた。引張りローラーの引張りによるフイル
ムの巻戻しは各々の原反フイルムの引き出し抵抗に自由
にされていて、高周波ミシンで溶着するのに柔軟なフイ
ルムでは引き出し抵抗によって生じる各々のフイルムの
伸び率が大きく異なり歪みのない溶着は困難であった。
(発明が解決しようとする課題) 上記ロール巻された原反フイルムを巻戻して高周波ミ
シンに送り出す方法では、大きい(フイルム巾が広くて
長さの長い)ロール巻の原反フイルムは重いため巻戻し
が出来にくく高周波ミシンの溶着は困難であった。又、
各機械装置、原反フイルムの状態、高周波ミシンの溶着
状態など全て同一の状態であると問題はないが、各々機
械装置の持つ摩擦による抵抗の違い、原反フイルムの状
態、例えばフイルムの残量による重量の相違、フイルム
の巻付の強弱によるフイルム離れの強弱、フイルム自体
の全体的な曲りなどからくるロール巻の原反フイルムの
巻戻し抵抗の相違などにより、数本の原反フイルムは同
一状態で巻戻しが出来ない問題と、これがためにフイル
ム溶着時に皺を生じ、商品とならない大きな問題があっ
た。例えば原反フイルムが広巾で長尺の場合、巾3m×長
さ500m〜700mのロール巻であれば、上記巻戻し方法では
正常なフイルム溶着は困難である。
この発明はこのような問題を解消する原反フイルムの
送り出し方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 高周波ミシンの原反フイルムの供給側にロール巻され
た原反フイルムのロールの回転を電気制御して巻戻し速
度を変えられる原反フイルム巻戻し装置を装着して、各
原反フイルムのロールから巻戻されて高周波ミシンに送
り出される速度が高周波ミシンの溶着速度にほぼ同調す
るようにし、数本の原反フイルムの送り出し(巻戻し)
のうち、いずれかの原反フイルム巻戻し装置で送り出し
速度が遅れているものは、その量だけ進ませ、又送り出
し速度が進んでいるものはその量だけ遅らせ、各原反フ
イルムの送り出し速度が高周波ミシンの溶着速度とほぼ
同調するようにした。
(作 用) 複数本のロール巻の原反フイルムを電気制御する電動
巻戻し装置を使い巻戻し、原反フイルムのうち、いずれ
かの1本の原反フイルムの巻戻し速度が遅くなったと
き、巻戻し速度を電気的に加速し、又巻戻し速度が速く
なった時は減速させて全フイルムを高周波ミシンの溶着
速度とほぼ同調することによってフイルムの端辺の溶着
加工が行われる。
(実 施 例) この発明の実施例を以下に図面を参照しながら説明す
る。
第1図は高周波ミシンの3台を横(フイルム巾方向)
並びに配設してなる高周波フイルム溶着装置1に4本
(枚)のロール巻の原反フイルムを4台のフイルム巻戻
し装置から送り出している斜視図である。高周波フイル
ム溶着装置1は高周波溶着ミシンの1台、又は複数台に
よって構成されている。
高周波ミシン2はフイルム巻戻し装置Aのロール巻の
原反フイルム21より巻戻し矢印19方向に送り出した原反
フイルム11のフイルム端辺6と、フイルム巻戻し装置B
のロール巻の原反フイルム22を巻戻し矢印20方向に送り
出した原反フイルム12のフイルム端辺7との重合部16を
高周波ミシン2で溶着加工して原反フイルム11と原反フ
イルム12との2枚の原反フイルムが継がれた広巾のフイ
ルムとなる。
同時に、フイルム巻戻し装置Bのロール巻の原反フイ
ルム22を巻戻し矢印20方向に送り出した原反フイルム12
のフイルム端辺8と、フイルム巻戻し装置Cのロール巻
の原反フイルム23を巻戻し矢印25方向に送り出した原反
フイルム13のフイルム端辺9との重合部17を、高周波ミ
シン3で溶着加工すると、フイルム11とフイルム12とフ
イルム13との夫々の隣合う端辺が溶着して3枚のフイル
ムが継がれた広巾のフイルムとなる。
同様に、フイルム巻戻し装置Cのロール巻の原反フイ
ルム23を巻戻した原反フイルム13のフイルム端辺10と、
フイルム巻戻し装置Dのロール巻の原反フイルム24を矢
印26方向に巻戻した原反フイルム14のフイルム端辺15と
の重合部18を高周波ミシン4で溶着加工すると、フイル
ム11とフイルム12とフイルム13とフイルム14との夫々の
隣合う端辺が溶着されて4枚のフイルムが継がれた広巾
のフイルムとなり、引張りローラー5に広巾で長尺の仕
上りフイルム45が巻取られる。
高周波ミシン1台、又は数台と、この台数に合ったフ
イルム巻戻し装置を介してフイルム2枚継ぎ、又は3枚
継ぎのフイルム、又はこれ以上継ぎフイルムを加工でき
ることは言うまでもない。
各々のロール巻の原反フイルムは適当な巻戻し装置に
よって巻戻される構造となり、例えば、各々のフイルム
巻戻し装置は次のように構成されている。
フイルム巻戻し装置Aの原反フイルム21は台枠50に装
着された巻戻し装置のモーター30とモーター30に接続し
た軸29によって回転する平行に設けた巻戻しローラー27
及び巻戻しローラー28の間の上に載置し、巻戻ローラー
27,28の外周速度は高周波ミシン2の送り(溶着)速度
にほぼ同調するように矢印36方向に回転する。巻戻しロ
ーラー27,28の回転により原反フイルム11は巻戻され矢
印19方向に送り出される。ロール巻の原反フイルムのロ
ールの外周回転速度は高周波ミシンの溶着速度、即ち高
周波ミシン2の溶着ローラーの外周速度であり、且つ、
引張りローラー5の外周速度と略同一になるよう電気的
に制御する。
フイルム巻戻し装置Bの原反フイルム22はロール巻の
原反フイルム22のロールの芯に形成された中空に適当な
構造の軸46を取付け、軸46を支承する軸受台41を介して
回転自在に台枠両端所定位置に装着されていて、原反フ
イルム22の巻戻しの回転は高周波ミシン2,3の溶着速度
とほぼ同調した外周速度を持つ圧着ローラー31の回転に
よって原反フイルム12を矢印20方向に送り出す。圧着ロ
ーラー31の軸に、台枠に取付けられた変速モーター32お
よびダンサローラーなどによる調速装置を具備し、高周
波ミシンの溶着速度とほぼ同調する構造となっている。
圧着ローラー31の軸はフイルム巻戻し装置Bの適当位
置に配設された支承40と、この支承40に矢印44方向に回
動可能な支杆33の下部が軸支されていて、適当エアーシ
リンダーによって運転時に矢印34方向に回動して圧着ロ
ーラー31の周面を原反フイルム22の周面に圧着して、圧
着ローラー31の回転によって原反フイルム22を回転して
ロール巻の原反フイルム22を巻戻し、フイルム12を矢印
20方向へと送り出すように構成されている。
フイルム巻戻し装置Cの台枠両端部に設けた軸受台42
を介して軸受47がロール巻の原反フイルム23の中心を貫
装し、原反フイルム23を取付けた軸38を回転自在に支え
ている。軸38の端に接続して台枠に固定された変速モー
ター37が装置され、原反フイルム23を矢印39方向に回
し、変速モーター37は高周波ミシンの送り速度と、原反
フイルム23の巻戻し速度と略同一となるよう変速モータ
ー37の回転を電気制御させる。
フイルム巻戻し装置Dの台枠両端部に装置された軸受
台43を介して軸受48が設けてあり、軸受48に回転自在に
支えられた軸49にはロール巻の原反フイルム24の中心を
貫装して原反フイルム24が取付いている。高周波ミシン
の送り、即ち、引張りローラー5の引張り力により原反
フイルム24は矢印26方向に巻戻される。フイルム巻戻し
装置Dは上記フイルム巻戻し装置A,B,Cの巻戻し装置の
内のいずれかを使用してもよい。
以上、4例のフイルム巻戻し装置は各々に載置、又は
装着した原反フイルムを高周波ミシンの送り速度に合せ
てロール巻のフイルムを自動的に、又は強制的に巻戻
し、送り出すことができる。
上記、フイルム巻戻し装置の4例の内、フイルム巻戻
し装置Dを除いた他の3例の中で、所望する1例のフイ
ルム巻戻し装置のみで構成する高周波フイルム溶着装置
において、各フイルム巻戻し装置に装着された4本のロ
ール巻の原反フイルムは、通常であれば同一状態で巻戻
されるが、現状ではロール巻の原反フイルムのロール巻
の残量、フイルムの自重による撓み、及びフイルムの巻
き付け強度などの原反フイルム自体による異なった巻戻
し抵抗および装置自体の機械的な抵抗がかかり、同一構
造のモーターでは各々のロール巻の原反フイルムの巻戻
し速度が違ってくる。この原反フイルム巻戻し速度の違
いがフイルムを継いで広巾のフイルムを製造するフイル
ム溶着加工工程に重大な問題となる。
上記、ロール巻の原反フイルムの巻戻し速度は他のロ
ール巻の原反フイルムの巻戻し速度に対して少々遅れた
り、進んだりすることが通常である。例えば、4本の原
反フイルムの内、1本が少々遅れると、高周波ミシンの
手前で遅れたフイルムが張り、他のフイルムが弛む状態
となり、柔軟なフイルムでは張った状態のフイルムと弛
んだ状態のフイルムの溶着部分に皺を生じ不良溶着フイ
ルムとなる。又4本の原反フイルムの内1本が少し進む
と、この進んだ分だけフイルムが弛み、他のフイルムが
張る状態となり、この両者の溶着部分に皺が生じ不良溶
着フイルムとなる大きな問題が発生する。特に4枚の原
反フイルムを巾方向に並べて溶着加工をする時、この内
の1本にこのような問題箇所が生じると、溶着して広巾
となったフイルム全体が不良商品となる。
原反フイルム4枚を溶着して広巾のフイルムとする構
成は次に例示する。
原反フイルムの巾は2m,2.3m,2.7m,3m,3.3mなどがあ
り、これらの巾の原反フイルムを2〜4枚を組合せて、
4m〜13.2mの広巾の溶着加工フイルムを形成するもので
ある。この為に、例えば、小さな巻量の2m巾、重量約15
kgの原反フイルムと、大きな巻量の3.3m巾、重量約250k
gの原反フイルムとではロール巻の原反フイルムの巻戻
しの抵抗値の違いのあるのは言うまでもない。又フイル
ムの性質によっても異なる。
第1の発明で、ロール巻の原反フイルムの巻戻し速度
を各フイルム巻戻し装置の電気制御によって高周波ミシ
ンの送り速度にほぼ同調させ、高周波ミシンに円滑に原
反フイルムを送り出すものである。
第2,第3の発明は巻戻しの抵抗値の異なった複数のロ
ール巻の原反フイルムをほぼ同調した巻戻し速度で巻戻
すことにより、フイルムを正常に溶着して広巾に加工す
るものである。
ロール巻の原反フイルムの巻戻しの抵抗値の違いを解
決する方法は、或る抵抗の原因で他のロール巻の原反フ
イルムの巻戻し速度より遅れた原反フイルムを、その遅
れた量に応じて電気制御によってモーター回転を速める
ことで、他のロール巻の原反フイルムとの巻戻し速度を
略同一とし、又、他の原反フイルムの巻戻し速度より進
んだ原反フイルムにはその進んだ量に応じて電気制御に
よってモーターの回転を遅らせることで、他のロール巻
の原反フイルムの巻戻し速度と略同一とするものであ
る。
各ロール巻の原反フイルムの巻戻し用モーターは変速
モーターを使用し、この各モーターには各々回転速度制
御用ボリュウムが結線され、このボリュウムを介して各
モーターの回転速度を制御して、高周波ミシンのフイル
ム送り速度とほぼ同調させる。これらの電気制御をする
ための制御盤を設けている。
各モーターの回転速度は高周波ミシンのフイルム送り
速度の最高時の80%程度の出力に設定して、フイルム溶
着作業中に一つのロール巻の原反フイルムの巻戻しに遅
れが発生すればこの原反フイルムを回転するモーターの
ボリュウムを適当量、例えば85%にし、他のロール巻の
原反フイルムの巻戻し速度と等しくなるように調整す
る。又、フイルム溶着作業中に一つのロール巻の原反フ
イルムの巻戻しに進みが発生すればこの原反フイルムを
回転するモーターのボリュウムを適当量、例えば75%に
し、他のロール巻の原反フイルムの巻戻し速度と等しく
なるように調整する。
なお、高周波ミシンおよびフイルム巻戻し装置はフイ
ルム巾に応じて巾方向に移動できるようになっている。
このフイルム巻戻し装置は高周波ミシンにフイルムを
送り込む装置であるが、高周波ミシンの代りに、超音波
ミシン、又はこれに代るものに利用しても同様である。
(発明の効果) フイルム溶着において、各フイルム巻き戻し装置に電
気的に制御される変速モーターを取付け、変速モーター
を制御して巻戻しの遅れた原反フイルムは変速モーター
の回転を速くし、逆に巻き戻しの速い原反フイルムは変
速モーターの回転を遅らせることで、各巻き戻し装置の
巻き戻し速度および高周波ミシンの溶着速度をほぼ同調
させたので、皺が生じない安定した広巾で長尺のフイル
ムの溶着加工ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に関わる実施例の4本のロール巻状の
原反フイルムを巻き戻す装置を備えた高周波フイルム溶
着装置の斜視図である。 符号の説明 1……高周波フイルム溶着装置、2,3,4……高周波ミシ
ン、5……引張りローラー、6,7,8,9,10,15……フイル
ム端辺、11,12,13,14……フイルム、16,17,18……フイ
ルムの重合溶着部、19,20,25,26,34,35,36,39,44……矢
印、21,22,23,24……原反フイルム、27,28,31……巻戻
しローラー、29,38,49……軸、33……支杆、30,32,37…
…変速モーター、40……支承、41,42,43……軸受台、45
……仕上りフイルム、47,48……軸受、50……台枠

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原反フイルム溶着用高周波ミシンを一つま
    たは複数横並びに設けた高周波フイルム溶着装置の高周
    波ミシンへ複数のロール巻された原反フイルムから巻戻
    し送り出すのに、互いの原反フイルム巻戻し速度および
    高周波ミシンの溶着速度を比較して原反フイルム巻戻し
    速度および高周波ミシンの溶着速度の減速および加速を
    電気制御によっておこない、各フイルムの高周波ミシン
    への送り出し速度および高周波ミシンの溶着速度をほぼ
    同調させることを特徴とする複数の原反フイルムの送り
    出し方法。
JP61204848A 1986-08-30 1986-08-30 複数の原反フイルムの送り出し方法 Expired - Lifetime JP2631840B2 (ja)

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