JP2628970B2 - 建設機械のエンジン回転数設定装置 - Google Patents

建設機械のエンジン回転数設定装置

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JP2628970B2
JP2628970B2 JP5138184A JP13818493A JP2628970B2 JP 2628970 B2 JP2628970 B2 JP 2628970B2 JP 5138184 A JP5138184 A JP 5138184A JP 13818493 A JP13818493 A JP 13818493A JP 2628970 B2 JP2628970 B2 JP 2628970B2
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紀幸 坂井
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械のエンジン回
転数を設定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械では、作業種目に応じて、エン
ジン回転数をその作業に最適な値に設定する必要があ
る。従来、例えばブレーカ作業を行うとき、オペレータ
は、毎回ブレーカ作業に最適な値となるように、エンジ
ン回転数を手動で調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来で
は、ある作業を行うとき、その都度オペレータがエンジ
ン回転数を手動で調整しており、調整作業が面倒であっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、作業に最適なエンジン回転数を
容易に設定可能な建設機械のエンジン回転数設定装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその要
旨を示すように、建設機械のエンジン回転数を設定する
装置において、エンジン回転数を調整するアクチュエー
タと、アクチュエータに駆動信号を供給する駆動回路
と、エンジン回転数検出手段と、エンジン回転数を表示
する表示手段と、エンジン回転数の設定操作の開始を認
識させるための開始スイッチと、エンジン回転数の設定
操作の終了を認識させるための終了スイッチと、エンジ
ン回転数の設定値を手動調整する手動調整手段と、作業
種目を識別する信号を入力する作業種目信号入力手段
と、複数の作業種目のエンジン回転数を記憶可能なメモ
リと、前記開始スイッチがONされた状態のとき前記手
動調整手段からの設定値信号に応じた駆動信号を出力す
るよう前記駆動回路に制御信号を供給する手動制御手段
と、前記開始スイッチがONされた後で且つ前記終了ス
イッチがONされたとき、該終了スイッチがONとされ
時点でのエンジン回転数を前記作業種目信号入力手段
から入力されている作業種目信号に対応させて前記メモ
リに記憶させる記憶動作制御手段と、前記開始スイッチ
がONされていない状態で前記作業種目信号が入力され
たとき、前記メモリから当該作業種目信号に対応した
回の終了スイッチON時のエンジン回転数を読み出し、
読み出したエンジン回転数に応じた駆動信号を出力する
よう前記アクチュエータの駆動回路に制御信号を供給す
る再生動作制御手段と、を備えたことにより、上記課題
を解決したものである。
【0006】
【作用】本発明のエンジン回転数設定装置においては、
ある作業を行う場合、初回は、開始スイッチをONし、
実際のエンジン回転数を表示手段で確認しながら、その
作業に最適な値となるように、手動調整手段によりエン
ジン回転数を手動で設定し、この設定値信号に応じた制
御信号をアクチュエータの駆動回路に供給し、アクチュ
エータを介してエンジン回転数を手動で制御する。最適
な値になったことを表示手段により確認したら、終了ス
イッチをONする。そうすると、その時点、即ち終了ス
イッチがONとれさた時点のエンジン回転数が、作業種
目に対応させてメモリに記憶される。
【0007】次回からは、作業種目信号入力手段の信号
に応じて、メモリに記憶されたその作業種目に対応する
(前回の終了スイッチON時の)エンジン回転数が読み
出され、そのエンジン回転数になるように実際のエンジ
ンの回転数が自動調整される。従って、再調整をするこ
となく前回の(手動調整終了時における)エンジン回転
数を直接的に再現できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0009】図2は実施例のエンジン回転数設定装置の
構成図であり、図において、1はエンジン回転数を調整
するガバナレバーである。このガバナレバー1には、リ
ンク機構を介してスロットルモータ3が連結されてお
り、このスロットルモータ3を駆動することにより、エ
ンジン回転数を調整できるようになっている。即ち、ガ
バナレバー1及びスロットルモータ3によりエンジン回
転数を調整するアクチュエータが構成されている。
【0010】5はスロットルモータ3に駆動信号を供給
するコントローラである。このコントローラ5は、中央
演算処理装置(CPU)7と、処理プログラムを記憶し
たROM9と、書き込み可能なメモリ(エンジン回転数
記憶メモリ)11とを有する。メモリ11は、不揮発性
メモリまたは電源バックアップされたRAM等からな
り、主電源を落としても記憶内容が消えないものであ
る。コントローラ5には、インターフェース13及びD
/Aコンバータ(駆動回路)15が設けられ、CPU7
は、これらを介してスロットルモータ3に駆動信号を供
給する。
【0011】また、コントローラ5にはインターフェー
ス17が設けられ、該インターフェース17には、エン
ジン回転数を表示するための表示装置(表示手段)1
9、リセットスイッチ21、作業種目信号入力スイッチ
23が接続されている。
【0012】前記リセットスイッチ21は、開始スイッ
チと終了スイッチを兼ねており、開始のための操作か、
終了のための操作かは、CPU7が認識する。例えば、
CPU7は、リセットスイッチ21がONされた際に初
回は「開始」と認識し、再度ONされた際に「終了」と
認識する。
【0013】前記作業種目信号入力スイッチ23は、作
業種目に応じた信号を入力するための手段であり、各作
業種目毎に設けてもよいし、センサ等で置き換えてもよ
い。要するに、ある作業種目を選択したことをCPU7
に認識(識別)させるためのスイッチである。従って、
1個のスイッチの操作回数等により、CPU7側で作業
種目を区別して判断するようにしてもよい。その場合、
どの作業種目であるかは、表示装置19で確認するよう
に構成することができる。
【0014】また、コントローラ5にはA/Dコンバー
タ25が設けられ、該A/Dコンバータ25には、エン
ジン回転数の設定値を手動調整するためのボリューム
(手動調整手段)27が接続されている。さらに、コン
トローラ5にはインターフェース29が設けられ、該イ
ンターフェース29にはエンジン回転数センサ(エンジ
ン回転数検出手段)31が接続されている。
【0015】なお、この実施例では、コントローラ5の
中のCPU7が所定のプログラムを実行することによ
り、手動制御手段と記憶動作制御手段と再生動作制御手
段とが実現される。
【0016】次に作用を説明する。
【0017】オペレータがブレーカ作業を行うのに、例
えばエンジン回転数を1800rpmで使用したいとす
る。この場合、オペレータは、まず、エンジンを始動さ
せ、リセットスイッチ21をONし、コントローラ5に
エンジン回転数設定の開始を知らせる。このとき、予め
オペレータは作業種目信号入力スイッチ23により作業
種目をコントローラ5に入力しておく。リセットスイッ
チ21がONされると、それにより、コントローラ5は
エンジン回転数センサ31で検出したエンジン回転数を
表示装置19に表示させる。オペレータは、これを見な
がらエンジン回転数が1800rpmとなるようにボリ
ューム27を調整する。
【0018】1800rpmに調整を完了したら、再度
リセットスイッチ21をONし、設定の終了をコントロ
ーラ5に知らせる。このとき、コントローラ5は、その
時点のエンジン回転数に対応したスロットルモータ3の
回転角度、即ちスロットルモータ3に対する制御値をメ
モリ11に記憶する。この場合、制御値は作業種目と対
応させてメモリ11に記憶する。例えば、作業種目に対
応するアドレスに制御値を格納する。
【0019】次回からは、ブレーカ作業の開始信号、即
ち作業種目信号入力スイッチ23により、ブレーカ作業
を実行する旨の信号をコントローラ5に入力すると、C
PU7がメモリ11から、当該作業種目に対応する記憶
データ(スロットルモータ3の回転角度に相当するデー
タ)を読み出す。そして、CPU7は、自動的にスロッ
トルモータ3に当該回転角度になるよう駆動信号を出力
し、スロットルモータが回転してエンジン回転数を18
00rpmにする。
【0020】他の作業種目についても、同様に設定して
おく。そうすることにより、初回に手動調整を行うだけ
で、次回からは自動的にエンジン回転数の調整が行われ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の建設機械
のエンジン回転数設定装置によれば、作業種目に最適な
エンジン回転数を初回のみ手動設定するだけで、後は自
動設定することができる。従って、オペレータの作業性
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図
【符号の説明】
1…ガバナレバー(アクチュエータ) 3…スロットルモータ(アクチュエータ) 5…コントローラ(手動制御手段、記憶動作制御手段、
再生制御手段) 11…メモリ 15…D/Aコンバータ(駆動回路) 19…表示装置(表示手段) 21…リセットスイッチ(開始スイッチ、終了スイッ
チ) 23…作業種目信号入力スイッチ(作業種目信号入力手
段) 27…ボリューム(手動設定手段) 31…エンジン回転数センサ(エンジン回転数検出手
段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 376 F02D 45/00 376G

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械のエンジン回転数を設定する装置
    において、 エンジン回転数を調整するアクチュエータと、 アクチュエータに駆動信号を供給する駆動回路と、 エンジン回転数検出手段と、 エンジン回転数を表示する表示手段と、 エンジン回転数の設定操作の開始を認識させるための開
    始スイッチと、 エンジン回転数の設定操作の終了を認識させるための終
    了スイッチと、 エンジン回転数の設定値を手動調整する手動調整手段
    と、 作業種目を識別する信号を入力する作業種目信号入力手
    段と、 複数の作業種目のエンジン回転数を記憶可能なメモリ
    と、 前記開始スイッチがONされた状態のとき前記手動調整
    手段からの設定値信号に応じた駆動信号を出力するよう
    前記駆動回路に制御信号を供給する手動制御手段と、 前記開始スイッチがONされた後で且つ前記終了スイッ
    チがONされたとき、該終了スイッチがONとされた
    点でのエンジン回転数を前記作業種目信号入力手段から
    入力されている作業種目信号に対応させて前記メモリに
    記憶させる記憶動作制御手段と、 前記開始スイッチがONされていない状態で前記作業種
    目信号が入力されたとき、前記メモリから当該作業種目
    信号に対応した前回の終了スイッチON時のエンジン回
    転数を読み出し、読み出したエンジン回転数に応じた駆
    動信号を出力するよう前記アクチュエータの駆動回路に
    制御信号を供給する再生動作制御手段と、 を備えたことを特徴とする建設機械のエンジン回転数設
    定装置。
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JP2974336B2 (ja) * 1989-09-04 1999-11-10 日立建機株式会社 建設機械のエンジン回転数制御方法
JP2904854B2 (ja) * 1990-03-12 1999-06-14 株式会社クボタ 作業車のエンジン制御装置

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