JP2628841B2 - コンクリート壁の断熱支持具およびこの断熱支持具を用いたコンクリート壁の施工方法 - Google Patents

コンクリート壁の断熱支持具およびこの断熱支持具を用いたコンクリート壁の施工方法

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JP2628841B2
JP2628841B2 JP26358294A JP26358294A JP2628841B2 JP 2628841 B2 JP2628841 B2 JP 2628841B2 JP 26358294 A JP26358294 A JP 26358294A JP 26358294 A JP26358294 A JP 26358294A JP 2628841 B2 JP2628841 B2 JP 2628841B2
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信行 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート壁の断熱支
持具およびこの断熱支持具を用いたコンクリート壁の施
工方法に関し、さらに詳しくは、コンクリート打設時に
は固定用棒状部材を、そして打設後の外装材施工時に
は、コンクリート壁の不陸等に対応可能な適宜長さのレ
ベル調整用棒状部材を、それぞれ用いて施工することが
可能な断熱支持具およびその施工方法である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート型枠工法(断熱層を
形成したものを含む)によって構築されたコンクリート
躯体(断熱層)の表面に何等かの外装材を施工する場合
には、養生させて硬化したコンクリート躯体にあらため
てアンカーを打ち込み、このアンカー上に外装材を施工
していた。
【0003】しかし、アンカーを打ち込む作業は、外装
材の打ち込み表面に墨出しを行わなければならず、二度
手間となるために作業性が悪いという問題があった。
【0004】また、従来の型枠工法におけるコンクリー
ト内に埋設される間隔保持部材(ボルト部材等)は、一
本のボルト部材がそのままコンクリート部材を貫通した
状態で埋設されているため、ヒートブリッジ或いはクー
ルブリッジとして働いて、断熱性能が損なわれる問題を
抱えている。
【0005】さらに、従来の型枠工法に用いられる前記
ボルト部材に取付けられたボルト一体タイプすなわちボ
ルト部付き保持部材は、コンクリート打設後におけるコ
ンクリート表面をボルト部等の突出物が存在しない平坦
にするため、縦バタ,横バタと呼ばれている木材からな
る角材や金属製の鋼管等の押え具とともに取り除かれ
る。そして、このボルト部付き保持部材が取り除かれた
跡のコンクリート表面における凹部には、コンクリート
表面を平坦に仕上げるため、何等かの目地材を充填させ
ており、非常に手間がかかっていた。
【0006】このような問題点を解決するものとして、
出願人は特願平4-221620号(特開平6-66024 号)にコン
クリート壁の施工用支持具を提案している。
【0007】この施工用支持具の構成は、台座部材と固
定用棒状部材とからなり、台座部材は表面部に表面側挿
入孔を、表面部と相対する内面部に内側挿入孔を、それ
ぞれ開口形成し、この台座部材の表面側挿入孔には断熱
材を貫通して表面側に突出する前記固定用棒状部材を挿
着し、且つ前記内側挿入孔にはコンクリート部材に埋設
される間隔保持用棒状部材を挿着しているものであり、
間隔保持部材と固定用棒状部材とに別けてあるため、外
断熱性能が改善され、しかも、固定用棒状部材を外装材
の支持材として、コンクリート躯体にあらためてアンカ
ーを打ち込むことなく、外装材を施工することができる
もので、前記の諸問題が一挙に解決されている。
【0008】ところで、コンクリート打設時には、打設
時に発生する衝撃および引張り力が型枠を通じて棒状部
材に負荷される。この衝撃および引張り力が前記構成の
固定用棒状部材そして台座部材に負荷された場合、台座
部材の負担が大きく、樹脂製の台座部材等では破壊する
危惧がある。
【0009】また、従来のコンクリートの型枠工法にあ
っては、合板等で枠組を形成しているため、コンクリー
トの厚さは、ほぼ均一に仕上げることができるが、例え
ば全桁行き長さにわたって表面のレベルを見た場合、不
陸(凹凸もしくは波)が現れるのが常であり、外装材を
施工するために、モルタル等で平坦に仕上げたり、所望
長さに切断した後打ちアンカー等を用いなければならず
非常に手間がかかっていた。
【0010】さらに、本出願人が先に提案した特開平6-
108640号は、不陸に対する調整手段が不十分である。具
体的には、仮に固定用棒状部材を外側に延出させること
で調整しようとすると、調整幅によって台座部材と固定
用棒状部材の螺合状態が不均一になり、調整幅にも限界
があった。例えば、不陸の現れた壁面の中で、レベルの
高い位置にあっては、固定用棒状部材の先端側に取付け
る外装材の基準面のレベルによって、棒状部材先端を切
断する必要が生じたり、逆にレベルの低い位置では、棒
状部材が外装材の基準面まで届かなかったり(この場
合、無理に届かせれば棒状部材が台座部材から抜け落ち
ることになる)、仮に届く範囲であったとしても台座部
材との連結部分が短く、強度に問題が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、固定用棒状部材を、打設後の外装材取付け部材とし
て用いているため、コンクリート壁の不陸、コンクリー
ト壁と外装材との間の空気層の間隔、断熱材の厚さ等の
調整に制限が出て対応できない点である。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、コンクリート壁の断熱支持具では、台座部材の表側
型枠裏面に当接可能な表面部から裏面部まで貫通状の貫
通孔に、表面部側からコンクリート打設時の固定用棒状
部材が着脱自在に、裏面部側からコンクリートに埋設さ
れる間隔保持用棒状部材が、それぞれ螺合可能な連結用
雌螺子部と、前記固定用棒状部材と入れ替わりに、コン
クリート硬化後の調整を必要とする各部のレベルに対応
する適宜長さのレベル調整用棒状部材が螺合可能で且つ
前記連結用雌螺子部よりも表面部側に位置すると共に同
雌螺子部よりも大径の固定用雌螺子部を備えていること
を特徴とする。
【0013】また本発明の断熱支持具では、連結用雌螺
子部は、金属部材からなることを特徴とする。
【0014】また本発明の断熱支持具では、固定用雌螺
子部は、金属部材からなることを特徴とする。
【0015】本発明における台座部材は、一体に成形し
た同一体の構造である場合と、別体に成形して組み合わ
せた一体構造状である場合があり、材質は合成樹脂製ま
たは金属製または双方の組み合わせである。特に台座部
材が合成樹脂製で、連結用雌螺子部、固定用雌螺子部が
金属部材からなる場合、台座部材の成形時に埋設状に一
体成形して備える態様と、台座部材に組み付けて備える
態様がある。また、台座部材の表面部には断熱材内に配
置される筒状ガイド部材を一体または別体に形成する態
様があり、この場合、同ガイド部材で断熱材の潰れを阻
止し得ると共に、硬化後の固定用棒状部材を容易に挿入
することができる。また、台座部材の貫通孔面には固定
用雌螺子部と連結用雌螺子部を隔てる仕切り要素を形成
する態様があり、この場合、固定用棒状部材と入れ替わ
りにレベル調整用棒状部材を螺着した時に連結用雌螺子
部さらには間隔保持用棒状部材と接触しないように隔て
ることができて断熱できる。
【0016】そして、本発明のコンクリート壁の施工方
法では、台座部材の表面部から裏面部まで貫通状の貫通
孔に、連結用雌螺子部と、この連結用雌螺子部よりも表
面部側に位置して且つ同雌螺子部よりも大径の固定用雌
螺子部を備えた断熱支持具を用いるコンクリート壁の施
工方法であって、表側および裏側に型枠を配してコンク
リート打設空間を形成し、このコンクリート打設空間内
には、表側型枠内面に前記断熱支持具の台座部材表面部
を、裏側型枠内面に保持部材裏面部を、それぞれ当接状
に配して、この台座部材の前記連結用雌螺子部と保持部
材間に間隔保持用棒状部材を配すると共に、間隔保持用
棒状部材における台座部材側の端部を、前記連結用雌螺
子部から台座部材を貫通して表側型枠の表面に突出状の
固定用棒状部材内側端と台座部材を経て連結させ、前記
コンクリート打設空間にコンクリートを打設し、コンク
リートの硬化後に、固定用棒状部材を回動させて間隔保
持用棒状部材との連結状態から解除し、且つこの固定用
棒状部材を外側に抜き外して、入れ替わりに、調整を必
要とする各部のレベルに対応する適宜長さのレベル調整
用棒状部材を表側型枠から挿入して台座部材の前記固定
用雌螺子部に螺合し、同レベル調整用棒状部材先端の突
出部に外装材を配設するようにしたことを特徴とする。
【0017】本発明における施工方法では、一般例とし
て、各台座部材は長さが一定のものを用いて施工する
が、個々の台座部材が異なる長さのものを用いる場合が
ある。例えば、コンクリート壁そのものが凸部あるいは
凹部を有する構造であって、外装材との間の調整長さ間
隔に差がある施工例、具体的には凸部における調整長さ
が小さくて済むのに比べ、凹部ではその調整長さが大き
くなるため、このような場合には、凸部箇所の台座部材
よりも凹部箇所の台座部材を長いものにして施工するこ
とにより、凸部および凹部ともに容易に調整可能であ
る。また、レベル調整用棒状部材は、調整を必要とする
不陸、コンクリート壁と外装材の間の空気層の間隔等の
各部のレベルに対応する適宜長さのものになるため、固
定用棒状部材と比べて長い場合と短い場合がある。
【0018】
【作用】本発明のコンクリート壁の断熱支持具では、台
座部材の表面部から裏面部まで貫通状の貫通孔に、連結
用雌螺子部と、この連結用雌螺子部よりも表面部側に位
置すると共に同雌螺子部よりも大径の固定用雌螺子部を
備えているため、打設時には連結用雌螺子部に固定用棒
状部材と間隔保持用棒状部材を螺合でき、そしてコンク
リート硬化後の外装材取付け時には固定用棒状部材と入
れ替わりに、固定用雌螺子部に各部のレベルに対応する
適宜長さのレベル調整用棒状部材を螺合することがで
き、固定用棒状部材をレベル調整用棒状部材に変えるこ
とで、硬化後の外装材取付面であるコンクリート壁面の
不陸、コンクリート壁と外装材との間の空気層の間隔を
容易に調整することができる。
【0019】また、外装材取付け時に、固定用棒状部材
をレベル調整用棒状部材に変えられるようにしてあるた
め、要望される断熱材の厚さに応じて、固定用棒状部材
の長さを任意に選択することができる。
【0020】また、台座部材における連結用雌螺子部が
金属部材からなることで、コンクリート打設時の外力に
耐えることができる。
【0021】また、台座部材における固定用雌螺子部が
金属部材からなることで、外装材取付け時および取付け
後の外力に耐えることができると共に、火災等によって
台座部材が溶けた場合であっても、固定用棒状部材が抜
け落ちることがない。
【0022】そして、この断熱支持具を用いるコンクリ
ート壁の施工方法では、表側および裏側に型枠を配して
コンクリート打設空間を形成し、このコンクリート打設
空間内には、表側型枠内面に前記断熱支持具の台座部材
表面部を、裏側型枠内面に保持部材裏面部を、それぞれ
当接状に配して、この台座部材の連結用雌螺子部と保持
部材間に間隔保持用棒状部材を配すると共に、間隔保持
用棒状部材における台座部材側の端部を、前記連結用雌
螺子部から台座部材を貫通して表側型枠の表面に突出状
の固定用棒状部材内側端と台座部材を経て連結させ、コ
ンクリート打設空間にコンクリートを打設し、コンクリ
ートの硬化後に、固定用棒状部材を回動させて間隔保持
用棒状部材との連結状態から解除し、且つこの固定用棒
状部材を外側に抜き外して、入れ替わりに、調整を必要
とする各部のレベルに対応する適宜長さのレベル調整用
棒状部材を表側型枠から挿入して台座部材の固定用雌螺
子部に螺合し、同レベル調整用棒状部材先端の突出部に
外装材を配設して施工するようにしてあるため、打設時
には断熱材の厚さに応じた適宜長さの固定用棒状部材を
用いて打設して、所望の断熱材厚さに施工することがで
きると共に、コンクリート硬化後には、不陸、空気層の
間隔に応じた適宜長さのレベル調整用棒状部材を用いて
外装材を取付けることで、その不陸、空気層の間隔を調
整して施工することができる。
【0023】
【実施例】図1乃至図3には本発明のコンクリート壁施
工用の断熱支持具の第1実施例を例示しており、この断
熱支持具1の台座部材2は合成樹脂製の適宜長さの円筒
状のものからなる表側部3と裏側部4に分割形成してあ
る。表側部3裏面側の被接続凹部3aには裏側部4前縁の
環状突部4aにおける接続凸部4bが同軸線状に接続固定し
ていて、表側部3前縁側の表面部2aから裏側部4後縁側
の裏面部2bまで貫通状の貫通孔5を形成している。
【0024】貫通孔5における表面部2a側の接続凸部4b
内の嵌合凹部4cには金属製六角ナット6を嵌着して、こ
の六角ナット6の雌螺子からなる固定用雌螺子部7を形
成すると共に、貫通孔5における裏面部2b側の裏側部4
後縁には金属製丸ナット8を後端の鍔部8aが当接するま
で挿着して、この丸ナット8の雌螺子からなる連結用雌
螺子部9を形成してある。六角ナット6はフランジ6a付
きのもので、フランジ6aを残して径断面六角形状の嵌合
凹部4cに嵌着されて回り止めされ、フランジ6aは被接続
凹部3a底面と接続凸部4b前縁との間に保持されている。
丸ナット8は後端に鍔部8aを有しており、貫通孔5に対
して鍔部8aが裏側部4後縁に当接するまで挿着されて固
定されている。そして、固定用雌螺子部7を形成する六
角ナット6の雌螺子径は、連結用雌螺子部9を形成して
いる丸ナット8の雌螺子径よりも大径に形成してあり、
連結用雌螺子部9に対して、表面部2a側から固定用ボル
ト部材12が、裏面部2b側から間隔保持用ボルト部材13
が、それぞれ螺合可能にすると共に、固定用雌螺子部7
に対して表面部2a側から、固定用ボルト部材12と入れ替
わりに同ボルト部材12よりも太い径のレベル調整用ボル
ト部材14を螺合可能にしてある。尚、六角ナット6はフ
ランジが無いタイプのものであっても良い。
【0025】固定用雌螺子部7と連結用雌螺子部9の間
の裏側部4における貫通孔5面には仕切り突起部4eを突
設して、固定用雌螺子部7にレベル調整用ボルト部材14
を螺着した時に、同ボルト部材14が連結用雌螺子部9と
接触しないように形成してある。表側部3は表面部2a側
の接続孔部3bに、後で説明する断熱材内に配置される筒
状ガイド部材10を接続可能にしてある。また、表側部3
は前縁に前フランジ3cを、後縁に後フランジ3dを、それ
ぞれ形成する一方、裏側部4は外側面に突条4dを軸線方
向に沿い形成してあり、コンクリート部材に埋設された
状態で、前後のフランジ3c,3d が間にコンクリートを抱
持して台座部材2の軸線方向の動きを牽制して働き、突
条4dがコンクリート部材と結合して台座部材2の軸線回
りの動きを牽制して働くようにしてある。
【0026】これにより、コンクリート打設時には連結
用雌螺子部9に固定用ボルト部材12と間隔保持用ボルト
部材13を螺合でき(図4のA参照)、そしてコンクリー
ト硬化後の外装材取付け時には固定用ボルト部材12と入
れ替わりに、固定用雌螺子部7に各部のレベルに対応す
る適宜長さのレベル調整用ボルト部材14を螺合すること
ができ(図4のB参照)、固定用ボルト部材12をレベル
調整用ボルト部材14に変えることで、硬化後の外装材取
付面であるコンクリート壁面の不陸、コンクリート壁と
外装材との間の空気層の間隔を容易に調整することがで
きる。
【0027】外装材取付け時に、固定用ボルト部材12を
レベル調整用ボルト部材14に変えられるようにしてある
ため、要望される断熱材の厚さに応じて、固定用ボルト
部材12の長さを任意に選択することができる。
【0028】台座部材2における連結用雌螺子部9が金
属製丸ナット8で形成されていることで、コンクリート
打設時の外力に耐えることができる。また、固定用雌螺
子部7が、台座部材2の最小径部である貫通孔5よりも
大径の金属製六角ナット6で形成されているため、外装
材取付け時および取付け後の外力に耐えることができる
と共に、火災等によって台座部材2が溶けた場合であっ
ても、固定用ボルト部材12が抜け落ちることがない。
【0029】金属製連結用雌螺子部9よりも表面部2a側
に位置して且つ同雌螺子部9よりも大径の金属製固定用
雌螺子部7を、台座部材2を表側部3と裏側部4に分割
して、両者の接続部分間に金属製六角ナット6を備える
ことによって形成してあるため、合成樹脂製の台座部材
2に金属製固定用雌螺子部7を容易に組み込んで備える
ことができる。
【0030】金属製連結用雌螺子部9を形成する金属製
丸ナット8後端の鍔部8aを台座部材2の裏面部2bに当接
状に挿着固定して、表面部2a側に抜け出ないように備え
てあるため、コンクリート打設空間の形成時に、固定用
ボルト部材12に型枠を取り付ける際の負荷によって連結
用雌螺子部9が移動するようなことがなく、連結用雌螺
子部としての機能が損なわれることがない。
【0031】固定用雌螺子部7と連結用雌螺子部9の間
の裏側部4における貫通孔5面には仕切り突起部4eを突
設してあるため、打設時における固定用ボルト部材12と
入れ替わりに、固定用雌螺子部7にレベル調整用ボルト
部材14を螺着した時、同ボルト部材14端が仕切り突起部
4eに当接して連結用雌螺子部9と接触しないように隔て
ることができ、外断熱性に優れている。また表面部2aに
接続孔部3bを形成して筒状ガイド部材10が接続可能にし
てあるため、断熱材の厚さに応じた適宜長さのガイド部
材を用いて、所望の断熱材厚さのコンクリート壁を施工
可能である。
【0032】図5には本発明のコンクリート壁施工用の
断熱支持具の第2実施例を例示しており、構成は前記第
1実施例のものと基本的に同一であるため、共通する構
成の説明を省略し、相違している構成について説明す
る。
【0033】裏側部4における嵌合凹部4cは径断面円形
状に形成してあり、この嵌合凹部4c内面と六角ナット6
外面との間には、同ナットを抱持して且つ両端が嵌合凹
部4c内面に噛み合っている金属帯板状のストッパー11を
配設して、六角ナット6を回り止めしてある。
【0034】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果がある。
【0035】図6には本発明のコンクリート壁施工用の
断熱支持具の第3実施例を例示しており、構成は前記第
1実施例のものと基本的に同一であるため、共通する構
成の説明を省略し、相違している構成について説明す
る。
【0036】表側部3の被接続凹部3aを裏側部4の接続
凸部4bが接続可能な環状に形成していて、金属製の表側
部3と合成樹脂製の裏側部4による分割構造にしてあ
る。そして、固定用雌螺子部7は金属製表側部3に、連
結用雌螺子部9は合成樹脂製裏側部4に、それぞれ同一
体に成形してある。また、裏側部4における嵌合凹部4c
底面には仕切り段部4fを連結用雌螺子部9との間に形成
してあり、固定用雌螺子部7に螺着したレベル調整用ボ
ルト部材14端が仕切り段部4fに当接して連結用雌螺子部
9と隔てられるようにしてある。
【0037】これにより、前記第1実施例のものと同様
の効果があり、さらに、固定用雌螺子部7を金属製表側
部3に同一体に成形してあるため、特に、この固定用雌
螺子部7に螺合するレベル調整用ボルト部材14を通じて
取り付けられる外装材側の負荷が大きい場合に有用であ
る。また、部品点数が少なくて済むと共に、組み立てが
容易である。
【0038】図7には本発明のコンクリート壁施工用の
断熱支持具の第4実施例を例示しており、構成は前記第
1実施例のものと基本的に同一であるため、共通する構
成の説明を省略し、相違している構成について説明す
る。
【0039】台座部材2は合成樹脂製で、表側部3と裏
側部4そして固定用雌螺子部7および連結用雌螺子部9
を同一体に成形してある。また、固定用雌螺子部7底に
は仕切り段部4fを連結用雌螺子部9との間に形成してあ
り、固定用雌螺子部7に螺着したレベル調整用ボルト部
材14端が仕切り段部4fに当接して連結用雌螺子部9と隔
てられるようにしてある。
【0040】これにより、前記第1実施例のものと、固
定用雌螺子部7および連結用雌螺子部9が金属製のもの
であることによる効果の点を除いて、同様の効果あり、
さらに一体構造であるため、最小部品点数で済む。
【0041】図8乃至図10には、図1に例示した断熱支
持具1を用いて施工する本発明のコンクリート壁の施工
方法を、施工順に例示している。
【0042】第1工程(図8参照) 表面側に断熱材および表側型枠15を、裏面側に裏側型枠
16を、それぞれ配して、両型枠15,16 間にコンクリート
打設空間17を形成する。このコンクリート打設空間17内
における断熱材18内には同断熱材厚さ相当の長さの筒状
ガイド部材10を挿入すると共に、断熱材18内面に台座部
材2の表面部2aを、裏側型枠16内面に保持部材19の裏面
部を、それぞれ当接状に配し、且つ、間隔保持用ボルト
部材13の他端部を保持部材19に螺着し、そして間隔保持
用ボルト部材13の一端部を台座部材2の連結用雌螺子部
9に裏面側から螺着して連結する。
【0043】そして、連結用雌螺子部9に螺合して、断
熱材18の厚さに応じた適宜長さの固定用ボルト部材12
は、表側型枠15を貫通して表面側に突出している螺子部
12a に押え具保持用ボルト部材20を螺着し、この押え具
保持用ボルト部材20における押え具保持部材21をナット
22で抜け止めして、表面側の縦バタ,横バタ等の押え具
23を表側型枠15に当てがった状態に固定する。また同様
に、保持部材19裏面部から裏側型枠16を貫通して突出す
るボルト部19a には押え具保持用ボルト部材24を螺着し
て、この押え具保持用ボルト部材24における押え具保持
部材(図示せず)をナット(図示せず)で抜け止めし
て、裏面側の縦バタ,横バタ等の押え具25を裏側型枠16
に当てがった状態に固定した後、コンクリート打設空間
17にコンクリートを打設する。
【0044】第2工程(図9参照) コンクリート部材の硬化後に、表面側の固定用ボルト部
材12における螺子部12a から押え具保持用ボルト部材20
を外すと共に、裏面側の保持部材19から押え具保持用ボ
ルト部材24を外して、表裏の型枠15,16 を取り外し、さ
らに連結用雌螺子部9から固定用ボルト部材12を外して
抜き取る。
【0045】第3工程(図10参照) 固定用ボルト部材12と入れ替わりに、コンクリート壁26
面の不陸、空気層に対応する適宜長さのレベル調整用ボ
ルト部材14を断熱材18内の筒状ガイド部材10口から差し
込んで固定用雌螺子部7に螺着する。次に、断熱材押え
具27を配設した後、レベル調整用ボルト部材14先端にレ
ベル調整具28を螺合すると共に、このレベル調整具28に
垂木部材30をその垂直状態を調整して固定し、垂木部材
30表面側の支持部材31にタイル32を取付ける。また、断
熱材18と外装材29である前記垂木部材30、支持部材31、
タイル32との間には空気層33を形成している。
【0046】こうして、外装材を有するコンクリート壁
26を施工することにより、打設時には断熱材18の厚さに
応じた適宜長さの固定用ボルト部材12を用いて打設し
て、所望の断熱材18厚さに施工することができると共
に、コンクリート硬化後には、コンクリート壁26面の不
陸、空気層33の間隔に応じた適宜長さのレベル調整用ボ
ルト部材14を用いて外装材29を取付けることで、その不
陸(図11参照)、空気層の間隔を調整して施工すること
ができる。
【0047】また、断熱材18内に筒状ガイド部材10を配
設して施工するため、断熱材18の潰れを阻止し得ると共
に、硬化後の固定用ボルト部材12と入れ替わりに差し込
むレベル調整用ボルト部材14を容易に挿入して施工する
ことができる。
【0048】また、施工されたコンクリート壁構造は、
コンクリート壁26面の不陸が調整されているため、桁行
き方向に凹凸がない仕上がりの外装材29となる。また、
所望の断熱材18厚さおよび空気層33厚さのものにでき
る。そして、固定用雌螺子部7に螺着しているレベル調
整用ボルト部材14端は仕切り突起部4eによって連結用雌
螺子部9と接触しないように隔てられているため、外断
熱性に優れ、ヒートブリッジそしてクールブリッジの影
響はコンクリート部材まで及ばず良好である。火災等に
よって台座部材2が溶けた場合であっても、外装材29が
外れ落ちることがない。
【0049】前記した施工法では、外装材29をコンクリ
ート壁26の片面に形成する態様を例示したが、これに限
定されず、保持部材19は台座部材2と取り替え、表裏の
両型枠15,16 に台座部材2をそれぞれ配して間隔保持用
ボルト部材13で連結して施工しても良い。この場合、両
面に外装材29を配したコンクリート壁構造にすることも
可能である。また、空気層33の厚さとの関係で、レベル
調整具28が断熱材押え具27を兼ねる場合もある。
【0050】
【発明の効果】
A.請求項1により、打設時には連結用雌螺子部に固定
用棒状部材と間隔保持用棒状部材を螺合でき、そしてコ
ンクリート硬化後の外装材取付け時には固定用棒状部材
と入れ替わりに、固定用雌螺子部に各部のレベルに対応
する適宜長さのレベル調整用棒状部材を螺合することが
でき、固定用棒状部材をレベル調整用棒状部材に変える
ことで、硬化後の外装材取付面であるコンクリート壁面
の不陸、コンクリート壁と外装材との間の空気層の間隔
を容易に調整することができる。
【0051】B.同項により、外装材取付け時に、固定
用棒状部材をレベル調整用棒状部材に変えられるように
してあるため、要望される断熱材の厚さに応じて、固定
用棒状部材の長さを任意に選択することができる。
【0052】C.請求項2により、台座部材における連
結用雌螺子部が金属部材からなることで、コンクリート
打設時の外力に耐えることができる。
【0053】D.請求項3により、台座部材における固
定用雌螺子部が金属部材からなることで、外装材取付け
時および取付け後の外力に耐えることができると共に、
火災等によって台座部材が溶けた場合であっても、固定
用棒状部材が抜け落ちることがない。
【0054】E.請求項4により、打設時には断熱材の
厚さに応じた適宜長さの固定用棒状部材を用いて打設し
て、所望の断熱材厚さに施工することができると共に、
コンクリート硬化後には、不陸、空気層の間隔に応じた
適宜長さのレベル調整用棒状部材を用いて外装材を取付
けることで、その不陸、空気層の間隔を調整して施工す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンクリート壁の断熱支持具の第1
実施例を示す縦断面図。
【図2】 図1の(2)-(2) 断面図。
【図3】 分解斜視図。
【図4】 (A)は連結用雌螺子部に固定用ボルト部材
と間隔保持用ボルト部材を螺着した状態の縦断面図。
(B)は固定用雌螺子部にレベル調整用ボルト部材を螺
着した状態の縦断面図。
【図5】 本発明のコンクリート壁の断熱支持具の第2
実施例を示す部分分解斜視図。
【図6】 本発明のコンクリート壁の断熱支持具の第3
実施例を示す縦断面図。
【図7】 本発明のコンクリート壁の断熱支持具の第4
実施例を示す縦断面図。
【図8】 本発明のコンクリート壁の施工方法を例示し
た第1工程の縦断面図。
【図9】 第2工程の縦断面図。
【図10】 第3工程の縦断面図。
【図11】 コンクリート壁の不陸を調整した施工例を示
す縦断面図で中間を省略している。
【符号の説明】
1 断熱支持具 2 台座部材 2a 台座部材の表面部 2b 台座部材の裏
面部 3 表側部 3a 表側部の被接
続凹部 3b 表側部の接続孔部 3c 表側部の前フ
ランジ 3d 表側部の後フランジ 4 裏側部 4a 裏側部の環状突部 4b 裏側部の接続
凸部 4c 裏側部の嵌合凹部 4d 裏側部の突条 4e 裏側部の仕切り突起部 4f 裏側部の仕切
り段部 5 台座部材の貫通孔 6 六角ナット 6a 六角ナットのフランジ 7 固定用雌螺子
部 8 丸ナット 8a 丸ナットの鍔
部 9 連結用雌螺子部 10 ガイド部材 11 ストッパー 12 固定用ボルト部材(固定用棒状部材) 12a 固定用ボルト部材の螺子部 13 間隔保持用ボルト部材 14 レベル調整用ボルト部材(レベル調整用棒状部材) 15 表側型枠 16 裏側型枠 17 コンクリート打設空間 18 断熱材 19 保持部材 19a 保持部材の
ボルト部 20,24 押え具保持用ボルト部材 21 押え具保持部
材 22 ナット 23,25 押え具 26 コンクリート壁 27 断熱材押え具 28 レベル調整具 29 外装材 30 垂木部材 31 支持部材 32 タイル 33 空気層

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座部材の表側型枠裏面に当接可能な表
    面部から裏面部まで貫通状の貫通孔に、表面部側からコ
    ンクリート打設時の固定用棒状部材が着脱自在に、裏面
    部側からコンクリートに埋設される間隔保持用棒状部材
    が、それぞれ螺合可能な連結用雌螺子部と、前記固定用
    棒状部材と入れ替わりに、コンクリート硬化後の調整を
    必要とする各部のレベルに対応する適宜長さのレベル調
    整用棒状部材が螺合可能で且つ前記連結用雌螺子部より
    も表面部側に位置すると共に同雌螺子部よりも大径の固
    定用雌螺子部を備えていることを特徴とするコンクリー
    ト壁の断熱支持具。
  2. 【請求項2】 連結用雌螺子部は、金属部材からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンクリート壁の断熱支
    持具。
  3. 【請求項3】 固定用雌螺子部は、金属部材からなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のコンクリート壁
    の断熱支持具。
  4. 【請求項4】 台座部材の表面部から裏面部まで貫通状
    の貫通孔に、連結用雌螺子部と、この連結用雌螺子部よ
    りも表面部側に位置して且つ同雌螺子部よりも大径の固
    定用雌螺子部を備えた断熱支持具を用いるコンクリート
    壁の施工方法であって、表側および裏側に型枠を配して
    コンクリート打設空間を形成し、このコンクリート打設
    空間内には、表側型枠内面に前記断熱支持具の台座部材
    表面部を、裏側型枠内面に保持部材裏面部を、それぞれ
    当接状に配して、この台座部材の前記連結用雌螺子部と
    保持部材間に間隔保持用棒状部材を配すると共に、間隔
    保持用棒状部材における台座部材側の端部を、前記連結
    用雌螺子部から台座部材を貫通して表側型枠の表面に突
    出状の固定用棒状部材内側端と台座部材を経て連結さ
    せ、前記コンクリート打設空間にコンクリートを打設
    し、コンクリートの硬化後に、固定用棒状部材を回動さ
    せて間隔保持用棒状部材との連結状態から解除し、且つ
    この固定用棒状部材を外側に抜き外して、入れ替わり
    に、調整を必要とする各部のレベルに対応する適宜長さ
    のレベル調整用棒状部材を表側型枠から挿入して台座部
    材の前記固定用雌螺子部に螺合し、同レベル調整用棒状
    部材先端の突出部に外装材を配設するようにしたことを
    特徴とするコンクリート壁の施工方法。
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