JP2628325B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP2628325B2
JP2628325B2 JP62321984A JP32198487A JP2628325B2 JP 2628325 B2 JP2628325 B2 JP 2628325B2 JP 62321984 A JP62321984 A JP 62321984A JP 32198487 A JP32198487 A JP 32198487A JP 2628325 B2 JP2628325 B2 JP 2628325B2
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金蔵 小林
信一 中山
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トキコ株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車等に設けられ、通常のサービ
スブレーキとしても、また駐車ブレーキとしても使用で
きるようになったディスクブレーキに関する。
〔従来技術〕
第5図に従来技術のディスクブレーキを示す。
図において、1は取付ブラケット2に摺動可能に支持
されたキャリパで、該キャリパ1にはディスク3を跨ぐ
ようにインナ脚部1Aとアウタ脚部1Bとが設けられ、該ア
ウタ脚部1Bには二又状の爪部1Cが設けられている。ま
た、前記インナ脚部1Aにはブレーキ液の供給口1Dと連通
するシリンダ穴4と、該シリンダ穴4の最深部位に位置
して該シリンダ穴4と連通し、後述のプッシュロッド13
を保持するようになった保持室5と、該保持室5と連通
穴6を介して連通するカム室7とが設けられている。そ
して、前記保持室5には、後述の止め輪16,20を嵌着す
るための取付け溝5A,5Bがそれぞれ設けられ、該保持室
5の底部には後述のキープレート15を廻り止めするため
に係止凹部5Cが小経に設けられている。
8は前記シリンダ穴4内に摺動可能に挿嵌されたピス
トンで、該ピストン8はマスタシリンダ9からのブレー
キ液が供給口1Dを介してシリンダ穴4内に供給されると
き、該シリンダ穴4内を摺動してアウタ脚部1Bの爪部1C
との間で摩擦パッド10,10をディスク3に押圧し、該デ
ィスク3に制動作用を与えるようになっている。また、
該ピストン8には後述のナット11や該ナット11の回転制
御装置12およびばね受19等を収容するための中ぐり8Aが
施されている。
11は前記ピストン8の中ぐり8A内に回転可能に配設さ
れたナットで、該ナット11は後述するプッシュロッド13
の多条ねじ13Aに螺合し、ピストン8がブレーキ液の液
圧によってシリンダ穴4内を摺動するとき、該ピストン
8およびプッシュロッド13に対して相対回転し、後述の
回転制御装置12によって該ピストン8の摺動に追従して
軸方向に移動するようになっている。そして、該ナット
11はブレーキ操作が解除され、シリンダ4内からブレー
キ液が排出されるとき回転制御装置12を介してピストン
8の戻り位置を規制し、自動的に前記ディスク3と摩擦
パッド10との間の隙間を調整するようになっている。ま
た、該ナット11は手動ブレーキの操作によって後述のプ
ッシュロッド13が押動されるとき、該プッシュロッド13
の多条ねじ13Aによってピストン8に押付けられ、該ピ
ストン8やプッシュロッド13に対して相対回転すること
なく該ピストン8を軸方向に摺動させるようになってい
る。
12は該ナット11とピストン8との間に配設された回転
制御装置で、該回転制御装置12はピストン8が液圧によ
って摺動されるときには該ピストン8とナット11との相
対回転を許し、該ナット11をプッシュロッド13の多条ね
じ13Aに沿って回転させる一方、プッシュロッド13が軸
方向に押動されるときにはナット11とピストン8とを摩
擦接触させ、該ナット11の相対回転を規制するようにな
っている。
13は基端側が前記挿通穴6内に摺動可能に挿通され、
先端側に約10mm程度のリードを有する多条ねじ13Aが設
けられ、該多条ねじ13Aによって前記ナット11に螺合し
ているプッシュロッドで、該プッシュロッド13の基端に
は後述のカム22との間にロッド14が配設され、該カム22
が時計方向に回転されるとき該プッシュロッド13はロッ
ド14を介して軸方向に押動されるようになっている。ま
た、該プッシュロッド13の基端側には両面取りが施さ
れ、この両面取りにキープレート15が係合している。そ
して、該キープレート15には前記係止凹部5Cに係止する
突起15Aが突設され、プッシュロッド13の回転を規制す
るようになっている。16は前記保持室5の取付け溝5Bに
嵌着され、該キープレート15をキャリパ1に対して位置
決めしている止め輪である。
17は前記プッシュロッド13の中間部に固定されたリテ
ーナ、18は該リテーナ17を介してプッシュロッド13を非
制動側に、例えば10〜30Kg程度のばね荷重で付勢してい
るばねをそれぞれ示している。そして、19は該ばね18の
一端側を支持するばね受で、該ばね受19の一端側は前記
ナット11上に挿通され、ばね18の一端を支持している。
20は該ばね受19の他端側をキャリパ1の保持室5内に固
定するための止め輪で、該止め輪20は保持室5の取付け
溝5Aに嵌着され、ばね受19をキャリパ1に対して位置決
めするようになっている。21は前記プッシュロッド13の
基端側に装着されたシール部材で、該シール部材21はシ
リンダ4内のブレーキ液がプッシュロッド13と挿通穴6
との間からカム室7へと漏洩するのを防止している。
さらに、22は前記カム室7内に回動可能に装着された
カムで、該カム22はワイヤ23を介してブレーキハンドル
24に連結され、該ブレーキハンドル24を操作するとき時
計方向に回転され、ロッド14を介してプッシュロッド13
を軸方向に押動し、これによってナット11を介してピス
トン8を摺動させ、各摩擦パッド10をディスク3に押圧
し、駐車ブレーキとして作用させるようになっている。
25はキャリパ1に固定されたガイドで、該ガイド25はワ
イヤ23を前記カム22の回動用レバー(図示せず)へと摺
動可能に案内している。
このように構成されるディスクブレーキでは、車輌の
走行中はブレーキペダル26を踏込むことにより、マスタ
シリンダ9からのブレーキ液がシリンダ穴4内に供給さ
れ、このブレーキ液の液圧によってピストン8が摺動さ
れ、各摩擦パッド10をディスク3に押圧して制動作用が
与えられる。一方、車輌の停止中に駐車ブレーキとして
使用する場合には、ブレーキハンドル24の操作によりワ
イヤ23を介してカム22が時計方向に回転され、これによ
ってロッド14を介してプッシュロッド13が軸方向に押動
され、ナット11を介してピストン8が摺動され、各摩擦
パッド10をディスク3に押圧して制動作用が与えられる
ようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した従来技術では、プッシュロッド13
がキャリパ1等に対して回転するのを規制するために、
該プッシュロッド13の基端側に両面取りを施してキープ
レート15と係合させ、該キープレート15の突起15Aを保
持室5の底部に設けた小径の係止凹部5Cに係止させた上
で、取付け溝5Bに止め輪16を嵌着させて、該止め輪16に
よりキープレート15の抜止めを行わなければならず、シ
リンダ穴4の最深部位に位置する係止凹部5Cにキープレ
ート15の突起15Aに係止させる作業、並びに取付け溝5B
に止め輪16を取付ける作業に非常な手間と熟練とを要
し、作業性を向上できないという欠点がある。
本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもの
で、本発明はキープレート用の止め輪を不要にして、部
品点数を削減でき、作業性を向上させることができるよ
うにしたディスクブレーキを提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題点を解決するために、本発明が採用する
構成の特徴は、キャリパに、シリンダ穴の底部側周壁に
形成され、該シリンダ穴の軸方向に伸長した係合溝と、
外周側が該係合溝を介して前記シリンダ穴の底部側に廻
り止め状態で取付けられ、内周側がプッシュロッドの基
端側に係合して該プッシュロッドの回転を規制し軸方向
の摺動を許すキープレートと、基端側が該キープレート
に当接するフランジ部となり、先端側が前記プッシュロ
ッドを囲むように前記シリンダ穴内を軸方向に延びたば
ね受と、該ばね受とプッシュロッドとの間に配設され、
該プッシュロッドを非制動側に向けて常時付勢するばね
と、前記シリンダ穴の底部側周壁に取付けられ、前記ば
ね受のフランジ部を前記キープレートと共に抜止め状態
に保持する止め輪とを設けたことにある。
〔作用〕
上記構成によれば、シリンダ穴の底部側周壁に沿って
軸方向に伸長した係合溝に、キープレートの外周側を係
合させることにより、該キープレートを前記シリンダ穴
の底部側に廻り止め状態で取付けることができる。そし
て、キープレートの内周側にはプッシュロッドの基端側
が係合しているから、該プッシュロッドの回転をキープ
レートによって規制でき、該キープレートに対してプッ
シュロッドが軸方向の摺動するのを許すことができる。
また、ばね受の基端側に設けたフランジ部をシリンダ
穴の底部側周壁に止め輪を用いて係止させたときには、
該フランジ部の端面がキープレートに当接するようにな
るから、単一の止め輪によって前記ばね受のフランジ部
とキープレートとを前記シリンダ穴の底部側で抜止め状
態に保持でき、従来技術で用いているキープレート専用
の止め輪を不要にできる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第4図に基づい
て説明する。なお、実施例では前述した第5図に示す従
来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
図中、31は取付ブラケット32に摺動可能に支持された
キャリパを示し、該キャリパ31は従来技術で述べたキャ
リパ1とほぼ同様にインナ脚部31Aとアウタ脚部31Bとか
らなり、該アウタ脚部31Bには二又状の爪部31Cが形成さ
れ、インナ脚部31A内には、ブレーキ液の供給口31Dと連
通するシリンダ穴33と、該シリンダ穴33と挿通穴34等を
介して連通し、カム22を収容したカム室35とが形成され
ている。然るに、該キャリパ31ではシリンダ穴33の底部
側に位置して、挿通穴34との間に大径の凹部36が設けら
れ、該凹部36は浅底の円筒状に形成されている。そし
て、該凹部36の周壁には軸方向に伸長する係合溝36Aが
第2図中に示す如く断面U字形状に形成されると共に、
軸方向中間部位には後述の止め輪41を嵌着するための取
付け溝36Bが形成されている。
37は手動ブレーキの操作時にナット11を軸方向に押動
してピストン8を摺動させるプッシュロッドを示し、該
プッシュロッド37は従来技術で述べたプッシュロッド13
と同様に、先端側には多条ねじ37Aが形成され、その基
端側は挿通穴34内に摺動可能に挿嵌される摺動軸部37B
となっている。そして、該摺動軸部37Bの外周には第4
図に示す如く両面取り部37Cが形成され、該両面取り部3
7Cにはキープレート39が係合するようになっている。ま
た、38はプッシュロッド37の摺動軸部37B先端側に固定
された円板状のリテーナを示している。
39は厚肉の円板状に形成されたキープレートを示し、
該キープレート39の内周側には第2図、第3図に示す如
く略長方形状の係合穴39Aが穿設され、外周には断面U
字形状に係合突起39Bが径方向に突設されている。そし
て、該キープレート39はキャリパ31の凹部36内に挿入さ
れ、係合穴39Aがプッシュロッド37の両面取り部37Cに、
係合突起39Bが凹部36の係合溝36Aにそれぞれ係合するこ
とにより、プッシュロッド37の回転を規制し軸方向の摺
動を許すようになっている。
40はキャリパ31のシリンダ穴33から凹部36内に亘って
プッシュロッド37を囲むように軸方向に配設された筒状
のばね受を示し、該ばね受40の基端側はキープレート39
に当接する位置まで延びて径方向外向きに突出する環状
のフランジ部40Aとなり、該フランジ部40Aは止め輪41に
よって凹部36の周壁に係止され、キープレート39の抜止
めを兼ねるようになっている。また、該ばね受40の先端
側はナット11の外周側へと延びて径方向内向きに突出す
る環状の受承部40Bとなり、該受承部40Bはリテーナ38と
の間で後述のばね42を支持するようになっている。
41は凹部36の取付け溝36Aに嵌着され、ばね受40のフ
ランジ部40Aをキープレート39と共に凹部36の周壁に係
止させた止め輪、42はばね受40の受承部40Bとリテーナ3
8との間に配設されたばねを示し、該ばね42は従来技術
で述べたばね18と同様に、例えば10〜30Kg程度のばね荷
重をもってプッシュロッド37を非制動側に常時付勢して
いる。
本実施例によるディスクブレーキは上述の如き構成を
有するもので、その基本的作動については従来技術によ
るものと格別差異はない。
然るに本実施例では、ばね受40のフランジ部40Aを凹
部36の周壁に止め輪41を介して係止させ、該フランジ部
40をキープレート39の端面に当接させることによって、
該キープレート39の抜止めを行なう構成としたから、従
来技術の如くキープレート専用の止め輪を用いてキープ
レート39の抜止めを行なう必要がなくなり、部品点数を
削減できる上に、キープレート39やばね受40等をキャリ
パ31の凹部36内に取付けるときの作業性を向上させるこ
とができる。
また、キープレート39は係合穴39Aがプッシュロッド3
7の両面取り部37Cに係合すると共に、係合突起30Bが凹
部36の係合溝36Aに係合しているから、プッシュロッド3
7が軸方向に摺動するのを許して、該プッシュロッド37
の回転を確実に規制できる上に、これによって、ブレー
キ操作の解除時にナット11がプッシュロッド37と共に回
転方向にガタ付いたりするのを防止でき、ピストン8の
戻り位置を規制して、各摩擦パッド10とディスクとの隙
間を最適に自動調整できる。
さらに、キープレート39の廻り止めを行う係合溝36A
は、シリンダ穴33の軸方向に伸長するように凹部36の周
壁に沿って形成しているから、従来技術で用いている小
径の係合凹部5Cに比較して、係合溝36Aの加工を容易に
行うことができる。そして、シリンダ穴33の底部側に位
置する前記凹部36内にキープレート39を取付けるときに
は、凹部36の周壁に沿ってキープレート39を挿入するの
みで、該キープレート39の係合突起39Bを周壁側の係合
溝36Aに容易に係合させることができ、キープレート39
の廻り止めを確実に行うことができる。
また、キープレート39の板厚寸法やばね受40のフラン
ジ部40Aに寸法誤差が生じたとしても、これによってキ
ープレート39の係合突起39Bが周壁側の係合溝36Aから外
れるようなことはなく、シリンダ穴33の底部側で凹部36
の周壁に対するキープレート39の廻り止めを長期に亘っ
て安定させて行うことができる等の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、本発明によれば、シリンダ穴の底
部側周壁に沿って軸方向に伸長した係合溝に対し、キー
プレートの外周部を係合させて該キープレートの廻り止
めを行い、該キープレート内周側にはプッシュロッドの
基端側を係合させることにより、該プッシュロッドの回
転をキープレートで規制し軸方向の摺動するのを許すと
共に、ばね受のフランジ部をシリンダ穴の底部側周壁に
止め輪を介して係止させ、このフランジ部によってキー
プレートの抜止めを行なう構成としたから、シリンダ穴
の底部側に周壁に沿ってキープレートを挿入するのみ
で、該キープレートを周壁側の係合溝に容易に係合で
き、キープレートの廻り止めを確実に行うことができ
る。そして、その後にばね受のフランジ部をシリンダ穴
の底部側周壁に止め輪を介して係止させることにより、
キープレートとばね受との抜止めを単一の止め輪を用い
て容易に行なうことができ、部品点数を削減できると共
に、取付け時の作業性を向上させることができる。
また、前記キープレートの廻り止めを行う係合溝は、
シリンダ穴の軸方向に伸長するように底部側の周壁に沿
って形成しているから、従来技術で用いている小径の係
合凹部に比較して、前記係合溝の加工を容易に行うこと
ができる上に、板厚寸法の誤差等によって前記キープレ
ートと係合溝の係合が外れるようなことはなく、前記シ
リンダ穴の底部側周壁に対するキープレートの廻り止め
を安定させて行うことができる。そして、このキープレ
ートによってプッシュロッドの回転を確実に規制するこ
とができ、摩擦パッドとディスクとの隙間を自動調整で
きる等を効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の実施例を示し、第1図は
ディスクブレーキの縦断面図、第2図は第1図中のII−
II矢示方向断面図、第3図はキープレートの斜視図、第
4図はプッシュロッドの斜視図、第5図は従来技術を示
すディスクブレーキの縦断面図である。 8……ピストン、10……摩擦パッド、11……ナット、31
……キャリパ、33……シリンダ穴、34……挿通穴、35…
…カム室、36……凹部、36A……係合溝、37……プッシ
ュロッド、37A……多条ねじ、37B……摺動軸部、37C…
…両面取り部、39……キープレート、39A……係合穴、3
9B……係合突起、40……ばね受、40A……フランジ部、4
1……止め輪、42……ばね。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ穴を有するキャリパと、該キャリ
    パのシリンダ穴内に摺動可能に設けられ、摩擦パッドを
    ディスクに押圧するピストンと、該ピストン内に設けら
    れたナットと、手動ブレーキの操作時に該ナットを介し
    て前記ピストンをシリンダ穴内で摺動させるため、先端
    側が該ナットに螺合する多条ねじとなり、基端側が前記
    キャリパのシリンダ穴底部側に挿嵌されたプッシュロッ
    ドとからなるディスクブレーキにおいて、 前記キャリパには、前記シリンダ穴の底部側周壁に形成
    され、該シリンダ穴の軸方向に伸長した係合溝と、外周
    側が該係合溝を介して前記シリンダ穴の底部側に廻り止
    め状態で取付けられ、内周側が前記プッシュロッドの基
    端側に係合して該プッシュロッドの回転を規則し軸方向
    の摺動を許すキープレートと、基端側が該キープレート
    に当該するフランジ部となり、先端側が前記プッシュロ
    ッドを囲むように前記シリンダ穴内を軸方向に延びたば
    ね受と、該ばね受とプッシュロッドとの間に配設され、
    該プッシュロッドを非制動側に向けて常時付勢するばね
    と、前記シリンダ穴の底部側周壁に取付けられ、前記ば
    ね受のフランジ部を前記キープレートと共に抜止め状態
    に保持する止め輪とを設ける構成としたことを特徴とす
    るディスクブレーキ。
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