JP2627980B2 - トンネル内空断面測定方法 - Google Patents
トンネル内空断面測定方法Info
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Description
ム)工法によるトンネル掘削に際し、覆工前の地山の内
空断面を測定するトンネル内空断面測定方法に関する。
高い地盤内のトンネル掘削に用いられる工法であって、
発破等によって掘進した地山面にアンカーを打ち、その
アンカーに支持させて吹き付けコンクリートによる一次
覆工をなす工法であり、この工法では、シールド掘進機
等の掘削装置を使用する他の工法に比べ、掘削後の地山
面に比較的大きな凹凸ができ、コンクリートの使用量が
増えるため、予定の大きさに掘られているか否かを一定
深さの掘進の都度、一次覆工前に計測する必要がある。
面計測装置としては図5,図6に示すように、三脚台1
に自動旋回装置2を介して光波式測距儀3を取り付け、
これをトンネル4内における計測しようとする地山露出
部4a内に設置し、自動旋回装置2によって測距儀3の
光軸方向を垂直にして地山内面に沿って旋回させ、一定
角度毎に測距用のレーザ光線を地山面に照射し、その反
射光を受信することによって距離測定を行い、その時の
角度データと距離データをコンピュータ6に入力して自
動処理し、内空断面形状をプロッタにより作図させるよ
うにしたものが知られている。
よる一次覆工部である。
トンネル内空断面計測装置を用いたトンネル内空断面測
定方法では、測距儀3、自動旋回装置2、及び三脚台1
によって構成されているため、全体の重量が大きく、移
動及び設置の作業に多くの労力と時間を要する。しか
も、掘削直後の不安定な地山露出部4a内に設置されな
ければならないため、設置作業時間が長くなればそれだ
け、作業者が長い時間危険にさらされることとなる。そ
こで従来は作業の安全性を確保するため、後方のコンク
リート吹き付け作業の終了した位置で、コンクリート吹
き付け後の断面を測定するにとどまり、余堀管理ができ
ないため、内空断面の凹凸が大きくなり、コンクリート
吹き付け量が増加してコスト高となるという問題があっ
た。
み、危険度の高い地山露出部内への測定装置を設置する
ことなく、安全に正確な内空断面測定が可能なトンネル
内空断面測定方法の提供を目的としたものである。
めの本発明のトンネル内空断面測定方法は、トンネル内
で切羽面より後退した位置の天井にレーザトランシット
を設置し、前記切羽面と前記レーザトランシットとの間
に、光波式測距儀と前記レーザトランシットからのレー
ザ光線を照射することにより、該レーザ光線に対する姿
勢を検出するターゲットとを併設した状態で搬送手段上
に搭載して搬入し、前記レーザトランシットから前記タ
ーゲットにレーザ光線を照射して前記光波式測距儀の位
置と設置姿勢を検出してコンピュータに入力し、次に前
記光波式測距儀から斜め前方にレーザ光線を出して、前
記トンネルの切羽の内空断面の計測を行い、得られたデ
ータを前記コンピュータに入力し、前記コンピュータで
前記光波式測距儀の位置と設置姿勢データをもとに前記
切羽の内空断面形状を求めることを特徴とする。
し、位置が既知のレーザトランシットからレーザ光線を
該ターゲットに照射し、該ターゲットの測定データをコ
ンピュータに入力すると、光波式測距儀の自動位置出し
が行える。従って光波式測距儀の設置姿勢の微調整等が
不要になる。
光線を出して切羽の内空断面の計測を行い、得られたデ
ータをコンピュータに入力すると、切羽の内空断面形状
を求めることができる。光波式測距儀から斜め前方にレ
ーザ光線を出すと、該光波式測距儀をトンネルの安全な
一次覆工部内に設置して測距作業を行うことができる
説明する。
例を示したものである。図示のように、トンネル4内の
一次覆工部4bにおける天井にはレーザトランシット6
が吊り下げ設置されている。該レーザトランシット6
は、追従コントロールボックス7で制御されるようにな
っている。該追従コントロールボックス7は、無線機8
で制御信号が入力させるようになっている。また、無線
機8の受信信号は、レーザトランシット6の制御情報を
出すコンピュータ9にも入力されるようになっている。
間のトンネル4内には、搬送手段としての自動車の如き
台車10が搬入されている。該台車10上には、光波式
測距儀11と、傾斜計12と、コンピュータ13と、該
台車10の図示しないアウトリガーを制御するアウトリ
ガー制御装置14と、パルスモータ制御装置15と、コ
ントロールボックス16と、ターゲット17と、インバ
ータ18と、無線機19とが搭載されている。なお20
は作業員21が持つ無線機である。
光波式測距儀11の具体例を示したものである。該光波
式測距儀11は、前後方向に向けて設置された水平移動
用テーブル22を有する。
荷台23が、該水平移動用テーブル22の長手方向にス
ライド可能に設置されている。この載荷台23は、図に
は示していないが電動の駆動手段により移動され、任意
の位置で停止させることができるようになっている。
されている。この水平旋回台24は、パルスモータ25
により垂直軸24aを中心にして水平方向に旋回される
ようになっている。
を介して垂直旋回台27が設置されている。この垂直旋
回台27はパルスモータ28により、前記垂直軸24a
とは直交配置の水平軸27aを中心にして垂直方向に旋
回されるようになっている。
軸27aに対して直交する向きに光波式測距儀29が固
定されている。
ト17の具体例を示したものである。該ターゲット17
は、互いに平行な向きで設置されている第1,第2のス
クリーン17a,17bを有し、これらスクリーン17
a,17bにレーザトランシット6からレーザ光線6a
が照射されると、当たった所の番地がディジタル的に表
示され、その番地により水平,垂直の移動量及び第1,
第2のスクリーン17a,17b間の距離を1000mm
すると、1000mmでのピッチングやヨーイングが分か
るようになっている。
空断面の測定方法について説明する。 まず無線機20
の誘導により、レーザトランシット6からレーザ光線6
aを出してターゲット17を照射して光波式測距儀11
の位置と設置姿勢を検出し、その検出値をコンピュータ
13に入力する。また、このコンピュータ13には、コ
ンピュータ9から無線機8,19を介して所定の計画内
空断面測定装置データ、(多心円の場合には、それぞれ
の中心座標、半径、勾配)、及び測定開始点、終了点デ
ータ等が入力される。該コンピュータ13は、各種の入
力データをもとに演算し、所定の計画内空断面計測線上
の各点を測距すべく水平旋回台24及び垂直旋回台27
を制御し、各点に光波式測距儀本体29よりレーザ光線
6bを出し、地山露出部4aからの反射波を受信するこ
とにより、切羽の内空面の距離測定を行う。得られたデ
ータをコンピュータ13、及び無線機19,8を介して
コンピュータ9に入力する。
の位置と設置姿勢データをもとに切羽の内空断面形状を
求め、得られたデータは、無線機19,8を介してコン
ピュータ9にも入力する。コンピュータ9は、新たに入
力されたデータをもとに、次に発破すべき最も経済的な
切羽の形状を求める。該コンピュータ9で得られたデー
タを追従コントロールボックス7に入力し、レーザトラ
ンシット6の姿勢を自動修正する。
斜め前方にレーザ光線6aを出し、該レーザ光線6b
で、切羽における次の穿孔位置30をプロットして決定
する。この穿孔位置30を穿孔し、装薬し、発破する。
ネル4を掘り進める。
ル内空断面測定方法では、光波式測距儀にターゲットを
併設し、位置が既知のレーザトランシットからレーザ光
線を該ターゲットに照射し、該ターゲットの測定データ
をコンピュータに入力するので、光波式測距儀の自動位
置出しを行うことができる。従って、光波式測距儀の設
置姿勢の微調整が不要になる利点がある。
前方にレーザ光線を出して、切羽の内空断面の計測を行
うので、該光波式測距儀をトンネルの安全な一次覆工部
内に設置して測距作業を行うことができる。
し、これをもとに次に発破すべき切羽形状を求めること
ができるため、余掘を少くし、吹付コンクリート量を必
要最少限に管理することができ、経済性が向上する。
置関係を示す側面図である。
の側面図及び正面図である。
る。
クリーンの正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 トンネル内で切羽面より後退した位置の
天井にレーザトランシットを設置し、前記切羽面と前記
レーザトランシットとの間に、光波式測距儀と前記レー
ザトランシットからのレーザ光線を照射することによ
り、該レーザ光線に対する姿勢を検出するターゲットと
を併設した状態で搬送手段上に搭載して搬入し、前記レ
ーザトランシットから前記ターゲットにレーザ光線を照
射して前記光波式測距儀の位置と設置姿勢を検出してコ
ンピュータに入力し、次に前記光波式測距儀から斜め前
方にレーザ光線を出して、前記トンネルの切羽の内空断
面の計測を行い、得られたデータを前記コンピュータに
入力し、前記コンピュータで前記光波式測距儀の位置と
設置姿勢データをもとに前記切羽の内空断面形状を求め
ることを特徴とするトンネル内空断面測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3070651A JP2627980B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | トンネル内空断面測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3070651A JP2627980B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | トンネル内空断面測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282411A JPH04282411A (ja) | 1992-10-07 |
JP2627980B2 true JP2627980B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=13437769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3070651A Expired - Lifetime JP2627980B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | トンネル内空断面測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1991
- 1991-03-11 JP JP3070651A patent/JP2627980B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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JPH04282411A (ja) | 1992-10-07 |
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