JP2929198B2 - トンネルの測量方法 - Google Patents

トンネルの測量方法

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    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C7/00Tracing profiles
    • G01C7/06Tracing profiles of cavities, e.g. tunnels

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は回転レーザーと電子タキオメータを用いてト
ンネルの縦断測量と断面測量を行うトンネルの測量方法
に関するものである。
<従来技術とその問題点> 従来のトンネルの縦断測量または断面測量の技術には
次のような問題点が存在する。
<イ>従来のトンネルの縦断測量には、直線レーザーを
トンネルの設計勾配と等しい勾配で発射して行う方法が
ある。
しかし、このような直線レーザーの場合には、トンネ
ルのカーブ区間では側壁に当たり測定が困難となる。
また、作業用機材等の障害物が置かれている場合も測
定が困難である。
<ロ>削孔の際の切羽のマーキングや削孔機の差し角度
の管理、または発破後の当り測量等の際には、トンネル
の断面測量を行う必要がある。
従来のトンネルの断面測量は、測量段面がトンネル中
心線と直角になるよう測定量を据え付け、直角方向に回
転させて行う、いわゆるぶん回しによって行っていた。
そのため、トンネルの直角断面のみ(二次元)の測量
しかできなかった。
従って、トンネルの中心位置に作業用機材等の障害物
が置かれている場合は測定が困難である。
<本発明の目的> 本発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、トンネルの縦断測量及び断面測量を、正確か
つ容易に行うことができるトンネルの測量方法を提供す
ることを目的とする。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について
説明する。
<イ>縦断測量(第1図) 本発明のトンネルの縦断測量は、公知の回転レーザー
装置1を用いる。
この回転レーザー装置1は、高速回転しながらトンネ
ル内に面状にレーザービームを発射する装置である。
回転レーザー装置1のトンネル内への設置に当たって
は、回転レーザー装置1に内蔵された水平レベルなどに
よって、予め設定されたトンネルの設計勾配と等しい勾
配で設定する。
そして、回転レーザー装置1を高速回転させ、トンネ
ル内に所定の勾配で面状にレーザービームを発射し、ト
ンネルの坑壁に照射して基準高さを示すことができる。
このとき、第1図に示すように、トンネル内に作業機
材等の障害物2が置かれている場合でも、レーザービー
ムは面状に発射されているため、障害物2に衝突しない
その他のビームによって基準高さを示すことができる。
<ロ>断面測量(第2〜3図) トンネルの断面測量には次のような場合がある。
(1)切羽マーキング、当り測量 トンネルの削孔の際に切羽断面に正確な削孔位置を示
すためにマーキングを行う。
また、発破後に支保工や覆工に支障する出っ張った地
山(当り)を取り除くために、当り測量を行う必要があ
る。
これらの作業を行う場合には、正確な断面測量を行わ
なければならない。
本発明は電子タキオメータ3を用いて、切羽断面の周
縁部の任意の点の測距、測角を行い、ポケットコンピュ
ーター等でトンネル中心点から上記任意点までの半径を
算出し、設計半径との差を算出して3次元的にトンネル
の断面測量を正確に行うことができるものである。
電子タキオメータ3は、任意点の測角と測距を電子的
に測定し、その測定データを記憶できる公知の測量機器
である。
先ず、電子タキオメータ3を第2図の点Oに設置す
る。また、マーキングラインより内側の任意の場所にミ
ラーを設置し、その点をB点とする。なお、第2図にお
いて、P点は、トンネルの計画断面のアーチ部の中心点
であり、P点を中心に半径Rを描くとマーキングライン
になる。I点は、B点からP点を通る水平に引かれたラ
インSLにおろした垂線と交差する点である。D点は、P
点とB点を結ぶ線を延長し、マーキングラインに交差す
るマーキングポイントである。中心線C1〜C2は、上方か
らトンネルを見た時のトンネルの中心の線であり、トン
ネルの中心を通る平面である。
以下、測量手順を説明する。
(a)バック点Aを視準してO点の平面座標X1、Y1及び
機器高Z1を、ポータブルコンピュータ等に入力する。
(b)B点に設置したミラーを視準して水平角、鉛直
角、斜距離を測定する。
そのデータをポータブルコンピュータ等に入力して、
B点のX2、Y2、Z2の3次元座標を求める。
(c)I点とP点の距離L、B点とI点の距離T、P点
の水平座標(X3、Y3)、及びラインSLの標高、即ちP点
の標高(Z3)、及び、P点の距離程(STATION)、即ち
坑口から中心線C1を通りP点までの水平距離を求める。
一連の計算はポータブルコンピュータ等で行う。
(d)直角三角形BPIの辺T、Lから辺Sの距離を算出
し、その距離とマーキング半径Rの差(B点とD点の距
離)を算出する。
(e)次の測定点E及びその他の点も同様に、上記
(b)〜(d)の作業を繰り返して行う。
断面中心点Pは、アーチ部分の中心であり、土平部分
については、設計断面形状により中心点または基線を設
定して設計断面との差を算出する。
以上のように求めた設計断面との差を、その差だけ移
動した正確な位置に切羽のマーキングを行い、またその
正確な断面形状に基づいて当りの測量を行うことができ
る。
(2)差し角度の管理 トンネルの削孔の際に、切羽周縁部の地山に削孔機6
を斜めに差し込んで削孔を行う場合には、削孔機6の差
し角度の管理が必要である。
この場合には先ず、第3、4図に示すように、切羽後
方に埋設したロックボルト4の正確な位置を、上記の3
次元断面測量方法によって測定する。
そして、坑壁に丁張5を設置して、削孔機6の差し角
度の調節を正確に行うことができる。
<その他の実施例> その他の実施例として、コンクリートフォームのセッ
トや、鉄筋組立等にも本発明の測量方法を採用できる。
これらの測量の場合には、トンネル坑内の空中の点を
測量することになる。
<イ>コンクリートフォームのセット(第5図) トンネルの内周面にコンクリートを打設する場合、第
5図に示すように、内周面の両端部に先ずコンクリート
フォーム7をセットする。
この場合も、上記実施例と同様に、コンクリートフォ
ーム7の空中の点FとGを正確に測距、測角し、その点
F、Gに目印の仮杭等を設置しておく。
そして、型枠をその仮杭を基準に組み立て、コンクリ
ートを正確な位置に打設することができる。
<ロ>鉄筋組立(第6図) 第6図に示すように、トンネル内周面上部に鉄筋コン
クリートを打設する場合、ロックボルト4等で鉄筋8を
取り付けた後、コンクリートを打設する。
この場合、鉄筋8を正確なコンクリートのかぶり厚を
取れる位置に取り付ける必要がある。
そのために、本発明の上記測量方法によって、ロック
ボルトに継ぎボルトを足し、コンクリートフォームの位
置の目印Hを継ぎボルトに付けておく。
そして、その目印Hからかぶり厚を差し引いた位置で
鉄筋8を組めば、正確な鉄筋8のコンクリートのかぶり
厚を取ることができる。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるので、次のような効
果を期待することができる。
<イ>従来の直線レーザーを用いるトンネルの縦断測量
は、トンネルのカーブ区間では側壁に当たり測定が困難
となる。
また、作業用機材等の障害物が置かれている場合も測
定が困難である。
それに対して本発明は、トンネルのカーブ区間や、ト
ンネル内に作業機材等の障害物が置かれている場合で
も、レーザービームは面状に発射されるため、障害物に
衝突しないその他のビームによって基準高さを示すこと
ができる。
<ロ>従来のトンネルの断面測量は、測量断面がトンネ
ル中心線と直角になるよう測定器を据え付け、直角方向
に回転させて行う、いわゆるぶん回しによって行ってい
た。
そのため、トンネルの直角断面のみ(二次元)の測量
しかできず、トンネルの中心位置に作業用機材等の障害
物が置かれている場合は測定が困難である。
それに対して本発明は、電子タキオメータを用いるこ
とによって、同一地点から3次元的にどの断面または空
中の点の測定も可能である。
従って、従来のようにトンネルの中心位置に作業用機
材等の障害物が置かれている場合でも測定を行うことが
できる。
<ハ>また、3次元的に測定を行うことができるため、
切羽面に不陸や出入があっても正確に測定することがで
きる。
<ニ>さらに、作業員が切羽に接近する必要がないた
め、安全性が高くなる。
<ホ>本発明のトンネルの測量方法を用いることによっ
て、削孔の際の切羽のマーキングや削孔機の差し角度の
管理、または発破後の当り測量等を正確かつ容易に行う
ことができる。
<ヘ>また、トンネル坑内の空中の点を測量することも
可能であるため、コンクリートフォームのセットや、鉄
筋組立等の位置も正確かつ容易に測量することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図:トンネルの縦断測量の説明図 第2図:トンネルの断面測量の説明図 第3、4図:差し角度の管理方法の説明図 第5、6図:その他の実施例の説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲野 孝一 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 西沢 修一 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−149912(JP,A) 特開 昭60−3510(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 - 15/14 E21D 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネルの坑内に回転可能なレーザー装置
    をトンネルの設計勾配と等しい勾配で設定し、 このレーザー装置を高速回転させてトンネル坑内に面状
    にレーザービームを発射してトンネルの縦断測量を行う
    とともに、 電子タキオメータを用いて切羽断面周縁部または空中の
    任意の点の測距、測角を行い、 トンネル中心点から上記任意点までの距離を算出し、 設計距離との差を算出して3次元的にトンネルの断面測
    量を行うことを特徴とした、 トンネルの測量方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の測量方法によ
    って、トンネル坑内に構築するコンクリート構造物の設
    計位置の測量を行うトンネルの測量方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載の測量方法によ
    って、トンネルの内周面に構築した鉄筋コンクリートの
    設計の鉄筋かぶり厚の測量を行うトンネルの測量方法。
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