JP2627245B2 - 防滑性靴底 - Google Patents

防滑性靴底

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JP2627245B2
JP2627245B2 JP22067893A JP22067893A JP2627245B2 JP 2627245 B2 JP2627245 B2 JP 2627245B2 JP 22067893 A JP22067893 A JP 22067893A JP 22067893 A JP22067893 A JP 22067893A JP 2627245 B2 JP2627245 B2 JP 2627245B2
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洋典 児玉
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月星化成株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水,油,洗剤等で濡れ
ている床面で安全に履用できる靴に使用する防滑性靴底
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に防滑性靴底としては、天然ゴム,
スチレンブタジエン共重合ゴム等のような軟質なゴムよ
りなるもの、前記加硫物等よりなる靴底の接地面に立体
的意匠を形成したもの、又はセラミック,ガラス繊維等
を混合したもの等が使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記三
種類の防滑性靴底は通常の状態、即ち床面が乾燥した状
態での履用では十分な防滑性が発揮されたけれども、床
面に常時油がある厨房,食肉センター,洗剤,グリセリ
ンがある医材工場,水がある厨房,高所作業では全く効
果がなかった。本発明は床上が濡れた状態で履用しても
防滑性を有する靴底を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エポキシ化天
然ゴム70〜100重量部とエポキシ化天然ゴム以外の
ジエン系ゴム30〜0重量部とのブレンドゴム100重
量部、補強性充填剤10〜30重量部、耐寒性可塑剤5
〜30重量部、その他所要のゴム配合剤よりなる混練物
の加硫成形体であることを特徴とする防滑性靴底を第一
の要旨とするものであり、前記第一の要旨中のエポキシ
化天然ゴムのエポキシ化率が25〜60%にすることを
第二の要旨とするものであり、第一の要旨又は第二の要
旨中のジエン系ゴムを天然ゴム、スチレンブタジエン共
重合ゴム,ポリブタジエンゴム,合成ポリイソプレンゴ
ム,アクリロニトリルブタジエン共重合ゴムにすること
を第三の要旨とするものである。
【0005】本発明を実施するにあたって、エポキシ化
天然ゴムが70重量部未満、又はジエン系ゴムが30重
量部を超えれば湿った床上で防滑性が十分に発揮でき
ず、補強性充填剤が10重量部未満であれば物理的性質
が低下し、長期履用に耐えず、30重量部を超えれば硬
くなりすぎ防滑性が損なわれ、さらに又、耐寒性可塑剤
が5重量部以下であれば冬期に硬くなりすぎ防滑性がな
くなり、30重量部を超えれば加工時の素練,混練,圧
延等のロール機,圧延機等の作業性が悪くなり、又、物
理的性質も低下し、長期履用に耐えられなくなる。
【0006】エポキシ化天然ゴムのエポキシ化率が25
%未満であれば天然ゴムに近い性質になり、耐油性が落
ち、同時に防滑性も低下し、エポキシ化率が60%を超
えればプラスチックに近い性質となり、素練,混練,圧
延等のロール機,圧延機等で作業性が悪くなる。厨房,
食肉センター,医材工場等で履用される靴の靴底では、
補強性充填剤は白色のシリカ、表面処理炭酸カリシウム
が使用され、高所作業で履用される靴の靴底にはカーボ
ンブラックが利用される。
【0007】ジエン系ゴムは、弾性,耐磨耗性を初めと
する物理的性質が総合的に優れ、価格も比較的安価な、
しかも加工性にも優れている天然ゴム,スチレンブタジ
エン共重合ゴム,ポリブタジエンゴム,合成ポリイソプ
レンゴム,アクリロニトリルブタジエン共重合ゴム等が
用いられる。
【0008】前記防滑性靴底で所期の目的は十分達成さ
れるが、さらにカーボランダム,ガラス繊維等を添加し
たり、接地面での立体的意匠を工夫すれば防滑性をより
一層向上させることができる。
【0009】
【実施例】 本発明1 本発明2 比較例 エポキシ天然ゴム*1 100 80 − スチレンブタジエン共重合ゴム − 20 100 亜鉛華 5 5 5 ステアリン酸 2 2 2 加硫促進剤M − − 3 加硫促進剤DM 2 2 − 加硫促進剤TS 0.2 0.2 0.2 シリカ(ホワイトカーボン) 15 20 20 ポリエチレングリコール 1.5 2 2 耐寒性可塑剤*2 5 20 − スピンドルオイル − − 20 硫黄 2.5 2.5 2.5 *1:エポキシ化率50%のものを用いた。 *2:ジオクチルアジペートを用いた。
【0010】前記配合中の数字は重量部を表す。配合表
に従い、素練,混練,圧延等の操作を経て、縦80mm,
横70mm,深さ5mmキャビテイを有するモールドにより
プレス加硫を150℃×5分の条件で行いサンプルを製
造した。このサンプルは下面に幅4mmのヘリンボーン状
の凸状体が間隔2mmで横方向に並列的に多数形成されて
いる。このサンプル(横70mm,縦80mm)を表面に油
を塗布したステンレス板上に置き、80kgf の垂直荷重
をかけ、水平方向に50mm/min の速度で引張り、摩擦
係数を測定した。
【0011】 本発明1 本発明2 比較例 0.59 0.39 0.29 この意匠面を接地面にして靴底を作り、甲被下面に装着
して靴とし、厨房で履用したところ、本発明1及び2に
よる靴の場合は全く滑らず、安心して料理を作ることが
できたが、比較例による靴の場合は滑り易く、安心して
料理を作ることができなかった。
【0012】
【効果】床面に常時油がある厨房,食肉センター,洗
剤,グリセリンがある医材工場,水がある厨房,高所作
業等で、本発明の靴底よりなる靴を履用することにより
滑らず安心して仕事を続けることができた。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ化天然ゴム70〜100重量部
    とエポキシ化天然ゴム以外のジエン系ゴム30〜0重量
    部とのブレンドゴム100重量部、補強性充填剤10〜
    30重量部、耐寒性可塑剤5〜30重量部、その他所要
    のゴム配合剤よりなる混練物の加硫成形体であることを
    特徴とする防滑性靴底。
  2. 【請求項2】 エポキシ化天然ゴムのエポキシ化率が2
    5〜60%である第1請求項記載の防滑性靴底。
  3. 【請求項3】 ジエン系ゴムが天然ゴム,スチレンブタ
    ジエン共重合ゴム,ポリブタジエンゴム,合成ポリイソ
    プレンゴム,アクリロニトリルブタジエン共重合ゴムで
    ある第1請求項又は第2請求項記載の防滑性靴底。
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