JP2627096B2 - トーションばね引き出し方法および装置 - Google Patents

トーションばね引き出し方法および装置

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JP2627096B2
JP2627096B2 JP2018207A JP1820790A JP2627096B2 JP 2627096 B2 JP2627096 B2 JP 2627096B2 JP 2018207 A JP2018207 A JP 2018207A JP 1820790 A JP1820790 A JP 1820790A JP 2627096 B2 JP2627096 B2 JP 2627096B2
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Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、所定の引き出し待機位置まで給送されたト
ーションばねを所定の搬出待機位置まで引き出すトーシ
ョンばね引き出し方法および装置に関するものである。
（従来の技術） コイル部とこのコイル部から延びる脚部とからなるト
ーションばねは、簡易な弾性付勢部材としてビデオテー
プカセットその他各種の製品に組み込まれているが、こ
のトーションばねを製品内に組み込む際には、該トーシ
ョンばねを製品内におけるトーションばね組込構造に応
じて所定の組込み姿勢に保持しておくことが必要とな
る。
このため従来、所定の引き出し待機位置まで給送され
たトーションばねを、そのままの姿勢で一旦所定の搬出
待機位置まで引き出した後、この搬出待機位置から製品
内の所定位置まで搬送する際に、その搬送装置によって
トーションばねの姿勢を変化させる方法が、一般に採用
されていた。
例えば、ある種類のビデオテープカセット用トーショ
ンばねの組込工程においては、以下の手順でトーション
ばねの組込みが行われていた。すなわち、第５図に示す
ように、給送装置100によってトーションばね２が引き
出し待機位置（先端部が下方へスプリング付勢されたス
トッパ102に当接する位置）まで給送されると、第５図
のVI−VI線矢視図である第６図に示すように、先端部に
互いに対向するピン104がそれぞれ設けられた１対の引
き出しチャック106を備えた引き出し機構108の前記１対
の引き出しチャック106が互いに近づく図示Ａ方向に回
動して、前記１対のピン104が前記トーションばね２の
コイル部４内に挿入され、その後、前記１対の引き出し
チャック106が、第５図において図示Ｂ方向へ搬送待機
位置（図示実線の位置）まで所定量移動する。次に、前
記トーションばね２は、前記搬出待機位置において搬送
装置110の１対の搬送チャック112により、そのコイル部
４の外周部を挾持されて上方に持ち上げられる。そし
て、第７図に示すように、前記搬送チャック112を図示
Ｃ方向に所定角度回動させて、前記トーションばね２を
所定の組込み姿勢に保持する。
なお、上記従来例においては、第５図に示すように、
前記給送装置100による前記トーションばね２の給送
が、該トーションばね２の前記コイル部４をリニアフィ
ーダ114の上端面で支持し、該リニアフィーダ114の両側
に前記トーションばね２の長短１対の脚部6A,6Bを吊下
せしめた状態で行われ、かつ、前記引き出し機構108に
よる前記トーションばね２の引き出しも、同様に前記１
対の脚部6A,6Bを吊下せしめた状態で行われるため、前
記搬送装置110による搬出の際に行われる前記搬送チャ
ック112の回動の角度は、前記トーションばね２を、そ
の１対の脚部6A,6Bが吊下した状態から前記組込み姿勢
となるまでに必要な角度に設定されている。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のトーションばね引き出し方
法および装置においては、引き出し待機位置に給送され
たトーションばねをそのままの姿勢で搬出待機位置まで
移動させるようになっているので、その後、トーション
ばねの組込みがなされるまでの間に、搬送チャックの回
動によるトーションばねの姿勢変化が必要となる。した
がって、搬送チャックの回動させるための機構を搬送装
置に設けることが必要となり、このため搬送装置の複雑
化および重量増大を余儀なくされ、トーションばねの組
込みの高速化を図る上での障害となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、トーションばねの組込みの高速化による生産性向
上を図ることのできるトーションばね引き出し方法およ
び装置を提供することを目的とするものである。
（課題を解決するための手段） 本発明に係るトーションばね引き出し方法および装置
は、トーションばねの引き出しの際、その脚部に所定の
ガイド部材を当接させてトーションばねを所定角度回動
させることにより、引き出し完了段階ですでにトーショ
ンばねを組込み姿勢に変化させておくことができるよう
にし、これにより搬送装置の簡素化および軽量化を図
り、もって上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、請求項１記載の発明は、所定の引き出し待
機位置まで給送された、コイル部とこのコイル部から延
びる脚部とからなるトーションばねを、所定の搬出待機
位置まで引き出すトーションばね引き出し方法におい
て、 前記引き出し待機位置にある前記トーションばねの前
記コイル部内にピンを挿入した後、該ピンによって前記
トーションばねを回動可能に支持した状態で該ピンを移
動させることにより、前記引き出しを行うとともに、 この引き出しの際、前記トーションばねの前記脚部に
所定のガイド部材を当接させて該トーションばねを所定
角度回動せしめることを特徴とするものである。
また、請求項２記載の発明は、所定の引き出し待機位
置まで給送された、コイル部とこのコイル部から延びる
脚部とからなるトーションばねを、所定の搬出待機位置
まで引き出すトーションばね引き出し装置において、 前記トーションばねの前記コイル部の内径よりも小径
のピンを備えてなり、該ピンを前記引き出し待機位置に
ある前記トーションばねの前記コイル部内に挿入した
後、該ピンによって前記トーションばねを回動可能に支
持した状態で該ピンを移動させることにより、前記引き
出しを行う引き出し機構と、 この引き出し機構による前記引き出しの際、前記トー
ションばねの前記脚部に当接して該トーションばねを所
定角度回動させるガイド部材とを備えてなることを特徴
とするものである。
さらに、請求項３記載の発明は、請求項２記載の発明
において、前記ガイド部材の近傍に、前記トーションば
ねが前記所定角度を超えて回動したとき該トーションば
ねに当接してそれ以上の回動を防止するストッパが設け
られていることを特徴とするものである。
そして、請求項４記載の発明は、請求項２記載の発明
において、前記ガイド部材の、前記トーションばねの前
記脚部に当接する部分が、前記トーションばねの前記所
定角度を超える回動を抑制可能な曲面形状に形成されて
いることを特徴とするものである。
（作用） 上記構成に示すように、引き出し待機位置にあるトー
ションばねのコイル部内にピンを挿入した後、該ピンに
よって前記トーションばねを回動可能に支持した状態で
該ピンを移動させることにより、前記トーションばねの
引き出しを行うとともに、この引き出しの際、前記トー
ションばねの脚部に所定のガイド部材を当接させて該ト
ーションばねを所定角度回動せしめるようになっている
ので、引き出し完了段階ですでにトーションばねを組込
み姿勢に変化させておくことが可能となる。
（発明の効果） したがって、本発明によれば、搬送装置にその搬送チ
ャックを回動させるための機構を設ける必要がなくな
り、このため搬送装置の簡素化および軽量化を図ること
ができ、これによりトーションばねの組込みの高速化に
よる生産性向上を図ることができる。
上記トーションばね引き出し装置において、前記ガイ
ド部材の近傍に、前記トーションばねが前記所定角度を
超えて回動したとき該トーションばねに当接してそれ以
上の回動を防止するストッパを設けた構成、あるいは、
前記ガイド部材の、前記トーションばねの前記脚部に当
接する部分を、前記トーションばねの前記所定角度を超
える回動を抑制可能な曲面形状に形成した構成とすれ
ば、トーションばねの引き出し速度を大きくしてもトー
ションばねの過回動を有効に防止することができるの
で、一層の生産性向上を図ることができる。
（実 施 例） 以下添付図面を参照しながら本発明の実施例について
詳述する。なお、従来例を示す第５および６図と同一の
部分には同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略
する。
第１図は、本発明に係るトーションばね引き出し方法
および装置の一実施例を示すトーションばね引き出し工
程図である。
給送装置100によってトーションばね２が引き出し待
機位置まで給送されると、引き出し機構108の１対の引
き出しチャック106が回動してこれらの先端部に設けら
れた１対のピン104が前記トーションばね２のコイル部
４内に挿入される。その後前記引き出し機構108は、そ
の引き出しチャック106を図示Ｂ方向へ移動させ、その
ままさらに図示Ｂ′,B″方向へ搬出待機位置まで移動さ
せる。
この移動の際、前記トーションばね２は、そのコイル
部４内に挿入された該コイル部４の内径よりも小径の前
記１対のピン104によって、回動可能に吊下せしめられ
た状態で移動せしめられることとなるが、本実施例にお
いては、前記トーションばね２の移動途中にガイド部材
116が固設されていて、該ガイド部材116が移動中の前記
トーションばね２の脚部6B（移動方向前方側に位置する
短い方の脚部）に当接して該トーションばね２を所定角
度回動させる。すなわち、前記ガイド部材116の上端面
には、前記トーションばね２の移動方向前方側上がりの
斜面部116aが形成されていて、前記トーションばね２が
図示Ｂ′,B″方向と移動せしめられる際に、その脚部6B
の先端を前記斜面部116aに当接せしめ、その後該斜面部
116aを前記脚部6Bの先端に倣わせることにより、前記ト
ーションばね２を図示Ｄ方向へ回動せしめる。前記トー
ションばね２の移動完了時、前記斜面部116aの前方側に
形成された上段水平面部116bに前記脚部6Bの先端を当接
させるようにする。前記トーションばね２の回動量は、
前記上段水平面部116bの高さを適当に設定することによ
り調節する。
このとき、前記引き出し機構108の移動速度を大きく
すると、前記脚部6Bの先端が前記斜面部116aから離れ前
記所定角度を超えて必要以上に回動し、前記引き出し機
構108の移動が完了したときに前記トーションばね２の
姿勢が所期の姿勢とならないことがある。このため、本
実施例においては、第１図に示すように、前記ガイド部
材116の前記斜面部116aの上方近傍に、前記トーション
ばね２が前記所定角度を超えて回動したとき該トーショ
ンばね２に当接するストッパ150が設けられ、これによ
り、前記トーションばね２の過回動を防止するようにな
っている。
このように本実施例においては、前記引き出し機構10
8と前記ガイド部材116と前記ストッパ150とでトーショ
ンばね引き出し装置200が構成されている。
前記引き出しチャック106により前記トーションばね
２の移動が完了すると、搬送装置110の搬送チャック112
が下降して前記トーションばね２の前記コイル部４の外
周部を挾持し、該トーションばね２の搬出を行う。
こうして搬出されたトーションばね２は、第２図に示
すようにロックプレート10に組み込まれ、このロックプ
レート10は、第３および４図に示すビデオテープカセッ
ト12の所定位置に組み込まれる。以下、前記ビデオテー
プカセット12における前記トーションばね２および前記
ロックプレート10の組込構造について説明する。
第４図に示すように、ビデオテープカセット12は、磁
気テープ14を上ハーフ16Aおよび下ハーフ16Bからなるケ
ース16内に収容してなるカセット本体18の一端面のテー
プ走行面16a上に、該走行面16aと平行なガード部20を有
するガードパネル22が設けられてなっている。このガー
ドパネル22は、前記ガード部20が、前記走行面16a上の
前記磁気テープ14を覆う閉位置と、前記走行面16a上の
前記磁気テープ14を露出させる開位置をとり得るよう
に、側部に設けられた支軸24を前記ケース16の孔部26に
係合させて前記カセット本体18に回動可能に取り付けら
れている。
また、前記カセット本体18内には、カセット不使用時
に前記ガードパネル22を閉位置にロックする上述したロ
ックプレート10が設けられている。すなわち、第３図に
示すように、前記ロックプレート10は、板状のプレート
本体28と、このプレート本体28に植設され該プレート本
体28から略垂直方向に突出した第１および第２の突部3
0,32と、前記プレート本体28と一体的に形成され、水平
方向に延びた軸部34とからなり、この軸部34に前記トー
ションばね２の前記コイル部４を組み込んだ状態で、前
記下ハーフ16Bの側端部に形成されたロックプレート取
付部36内に装着されるようになっている。前記ロックプ
レート取付部36の側壁38には２つの孔部40,42が形成さ
れており、前記ロックプレート10は、前記突部30,32を
それぞれ前記孔部40,42に係合させつつ前記ロックプレ
ート取付部36に装着される。その際に前記トーションば
ね２は、その一方の脚部（前記脚部6B）を前記プレート
本体28の裏面（前記突部30,32が設けられているのと反
対側の面）に当接させ、他方の足を前記裏面と対向する
前記ロックプレート取付部36の内壁面44に当接させ、こ
れにより前記突部30,32は前記孔部40,42からケース外方
に向けて付勢される。前記ガードパネル22の内側面には
前記突部32と係合可能な凹部46が係合することにより、
前記ガードパネル22は開位置に回動することが防止さ
れ、閉位置にロックされる。
また、前記突部30は前記ガードパネル22に覆われずに
外部に露出しており、前記ビデオテープカセット12がそ
の使用時にカセットデッキに装填されるとデッキ側の部
材がこの突部30を押して前記ロックプレート10を前記カ
セット本体18内に押し込み、前記ガードパネル22のロッ
クを解除する。
このように、前記ロックプレート10は、前記トーショ
ンばね２が組み込まれた状態で前記カセット本体18の前
記ロックプレート取付部36に装着されるが、前記トーシ
ョンばね２の前記ロックプレート10への組込みは、第２
図に示すような組込治具118を用いて行われる。
前記組込治具118は、水平面に対して所定角度傾斜し
た斜面118aが形成されているとともに、この斜面118aの
上端部両側に１対の円弧状凹部118bが形成されてなり、
前記斜面118aに前記ロックプレート10の表面を接触させ
るようにして該ロックプレート10の左右１対の支持円筒
部48A,48Bを前記円弧状凹部118bで支持するようになっ
ている。
前記組込治具118に前記ロックプレート10がセットさ
れ、上方から押えレバー120により該ロックプレート10
が固定されると、前記搬送装置110の前記搬送チャック1
12が、前記搬出待機位置（第１図参照）から平行移動に
より、前記トーションばね２を、そのコイル部４が図示
のように前記ロックプレート10の前記軸部34の延長軸線
上で略同一軸心となる位置まで搬送する。その後、前記
搬送チャック112は、前記軸部34に近づく方向（図示Ｅ
方向）へ所定量直線移動して、前記トーションばね２の
前記コイル部４を前記ロックプレート10の前記軸部34に
挿着する。この挿着がなされたら、前記搬送チャック11
2による前記トーションばね２に対する挾持を解除す
る。これにより、該トーションばね２は、その自重によ
り、前記脚部6A,6Bが下方へ回動し、短い方の脚部6B
が、前記ロックプレート10の裏面に形成された１対の位
置決め用突起部50間において前記ロックプレート本体28
に当接する。前記搬送チャック112は、前記挾持解除
後、上方移動した後、前記搬出待機位置へ移動する。
以上で前記トーションばね２のロックプレート10への
組込みが完了するが、前記搬送チャック112が図示の位
置にあるとき、前記トーションばね２はその脚部6A,6B
が略水平方向を向いた状態で前記搬送チャック112に挾
持されているため、その後前記搬送チャック112が図示
Ｅ方向へ移動する際、前記脚部6Bが前記ロックプレート
10の前記位置決め用突起部50に干渉することがない。
以上詳述したように、本実施例によれば、引き出し待
機位置にある前記トーションばね２の前記コイル部４内
に前記引き出しレバー106のピン104を挿入した後、該ピ
ン104によって前記トーションばねを回動可能に支持し
た状態で前記引き出しレバー106を移動させることによ
り、前記トーションばね２の引き出しを行うとともに、
この引き出しの際、前記トーションばね２の前記脚部6B
に前記ガイド部材116を当接させて該トーションばね２
を所定角度回動せしめるようになっているので、引き出
し完了段階ですでに前記トーションばね２を組込み姿勢
に変化させておくことが可能となる。したがって、前記
搬送装置110にその搬送チャック112を回動させるための
機構を設ける必要がなくなり、このため搬送装置110の
簡素化および軽量化を図ることができ、これによりトー
ションばね２の組込みの高速化による生産性向上を図る
ことができる。
しかも、本実施例においては、前記ストッパ150が設
けられているので前記トーションばね２の引き出し速度
を大きくしても該トーションばね２の過回動を有効に防
止することができ、これにより、一層の生産性向上を図
ることができる。
なお、本実施例におけるストッパ150に代えて、前記
ガイド部材116の前記斜面部116aを、第８図に示すよう
に、前記上段水平面部116bに滑らかにつながる曲面状の
斜面部116a′とするようにしてもよい。このような斜面
部116a′とすることにより、前記トーションばね２に対
する前記ガイド部材116の当接反力が極端に大きくなる
のを防止することができるので、前記トーションばね２
の過回動を有効に防止することができる。
また、本実施例においては、前記トーションばね２の
前記給送装置100は、第１図において振動式直進フィー
ダとして図示されているが、整列して１ケずつ給送でき
るものであれば前記給送装置100は前記振動式直線フィ
ーダに限られるものではない。また、前記ガイド部材11
6も、本実施例では固設されているものとして説明した
が、前記搬送チャック112の先端形状が特殊で前記ガイ
ド部材116と干渉を発生するようなものであるときに
は、該ガイド部材116は、エアーシリンダなどの駆動手
段により全体または一部が移動可能なものとすることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明に係るトーションばね引き出し方法お
よび装置の一実施例を示すトーションばね引き出し工程
図、 第２図は、上記実施例において、引き出されたトーショ
ンばねをロックプレートに組み込むトーションばね組込
工程図、 第３図は、上記実施例において、トーションばねが組み
込まれたロックプレートをカセット本体に組み込むロッ
クプレート組込工程図、 第４図は、上記実施例において、トーションばねおよび
ロックプレートの組込みのなされたビデオテープカセッ
トを示す斜視図、 第５図は、従来例を示す、第１図と同様の図、 第６図は、第５図のVI−VI線矢視図、 第７図は、上記従来例において、引き出されたトーショ
ンばねをロックプレートに組み込む際に余分に行われて
いたトーションばね回動工程図、 第８図は、本発明の他の実施例を示す、第１図と同様の
図である。 ２……トーションばね、４……コイル部 6A,6B……脚部、10……ロックプレート 12……ビデオテープカセット 100……給送装置、102……ストッパ 104……ピン、106……引き出しチャック 108……引き出し機構、110……搬送装置 112……搬送チャック、114……リニアフィーダ 116……ガイド部材、116a,116a′……斜面部 118……組込治具、150……ストッパ 200……引き出し装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】所定の引き出し待機位置まで給送された、
    コイル部とこのコイル部から延びる脚部とからなるトー
    ションばねを、所定の搬出待機位置まで引き出すトーシ
    ョンばね引き出し方法において、 前記引き出し待機位置にある前記トーションばねの前記
    コイル部内にピンを挿入した後、該ピンによって前記ト
    ーションばねを回動可能に支持した状態で該ピンを移動
    させることにより、前記引き出しを行うとともに、 この引き出しの際、前記トーションばねの前記脚部に所
    定のガイド部材を当接させて該トーションばねを所定角
    度回動せしめることを特徴とするトーションばね引き出
    し方法。
  2. 【請求項２】所定の引き出し待機位置まで給送された、
    コイル部とこのコイル部から延びる脚部とからなるトー
    ションばねを、所定の搬出待機位置まで引き出すトーシ
    ョンばね引き出し装置において、 前記トーションばねの前記コイル部の内径よりも小径の
    ピンを備えてなり、該ピンを前記引き出し待機位置にあ
    る前記トーションばねの前記コイル部内に挿入した後、
    該ピンによって前記トーションばねを回転可能に支持し
    た状態で該ピンを移動させることにより、前記引き出し
    を行う引き出し機構と、 この引き出し機構による前記引き出しの際、前記トーシ
    ョンばねの前記脚部に当接して該トーションばねを所定
    角度回動させるガイド部材とを備えてなることを特徴と
    するトーションばね引き出し装置。
  3. 【請求項３】前記ガイド部材の近傍に、前記トーション
    ばねが前記所定角度を超えて回動したとき該トーション
    ばねに当接してそれ以上の回動を防止するストッパが設
    けられていることを特徴とする請求項２記載のトーショ
    ンばね引き出し装置。
  4. 【請求項４】前記ガイド部材の、前記トーションばねの
    前記脚部に当接する部分が、前記トーションばねの前記
    所定角度を超える回動を抑制可能な曲面形状に形成され
    ていることを特徴とする請求項２記載のトーションばね
    引き出し装置。
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