JP2626755B2 - 集積装置 - Google Patents

集積装置

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JP2626755B2
JP2626755B2 JP62125721A JP12572187A JP2626755B2 JP 2626755 B2 JP2626755 B2 JP 2626755B2 JP 62125721 A JP62125721 A JP 62125721A JP 12572187 A JP12572187 A JP 12572187A JP 2626755 B2 JP2626755 B2 JP 2626755B2
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秀明 武田
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,連続的に供給される刷本を水平に積み重ね
て結束するために使用する刷本の集積装置に関する。
〔従来の技術〕
従来,印刷機折機から連続的に排出される刷本は,適
当部数が集積され,結束されて次工程に送られている。
この刷本の集積は,通常作業者が手で刷本を集め,適当
部数ごとに折側が逆になるように駒返しを行いながら積
み重ね,全体を結束する方法で行われている。
また,刷本集積を自動化したものとして,連続的に送
られてくる刷本を垂直に立て,垂直の状態で刷本を集積
し,結束する装置が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし,上記したように作業者の手作業による方法で
は作業者に重労働を課すこととなるばかりでなく,駒返
しを行っているため,後工程で例えば丁合機に供給する
際に再度駒返しを行わねばならず,作業が煩雑となり,
しかも丁合機に供給した際逆向きの刷本が残っていると
トラブルの原因となる等の問題があった。
また,刷本を垂直に立てて集積する装置では,使用可
能な刷本の紙質が制限され,例えばやわらかい紙には使
用できないという問題があった。
本発明は上記従来の問題点を解決せんとするもので,
刷本を水平に,駒返しすることなく自動的に集積するこ
との可能な集積装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく為された本発明は,折側を一定
方向に向けた状態で連続的に且つ水平に排出されてくる
刷本を受け取る位置に配置され,刷本を水平に集積しな
がら載置する昇降台と,該昇降台を昇降させる昇降装置
と,前記昇降台上に集積された刷本の折側の上面を押さ
える一対の小爪と,該一対の小爪の各々が,刷本集積位
置から少なくとも横方向に退避すると共に上昇し,次い
で刷本の上方から下降して刷本上面を押さえるように,
前記小爪を軌跡運動させる駆動装置と,昇降台上に集積
された刷本の上面を拘束する位置及び横に退避した位置
に移動可能な本爪とを有する集積装置を要旨とする。
〔作用〕
上記構成の集積装置において,コンベア等で連続的に
搬送される刷本が昇降台上に水平に且つ折側を一定方向
に向けて送り込まれ,昇降台上で水平に集積される。刷
本の集積の途中,その折側の上面を一対の小爪が交互に
押える。即ち,刷本が少量集積されると,一方の小爪が
その折側上面を押え,その上に少量の刷本が集積する
と,他の小爪が更にその上から刷本の折側上面を押え,
更に,その上に刷本が集積すると,下を押えていた小爪
がその押え位置から抜けて刷本最上面を押えるという動
作を繰り返す。これにより,多数の刷本を集積した時に
も,厚みの厚い折側が小口側に比べて異常に高くなるこ
とが防止される。所定部数の刷本を昇降台上に集積した
後は,本爪を刷本上面に突出させ,昇降台を上昇させて
この本爪と昇降台との間で刷本をプレスし,刷本全体を
結束に望ましい厚さとする。その後,刷本を結束する。
以上のようにして,駒返しをすることなく,大量の刷本
を堆積し,プレスして結束することができる。なお,一
対の小爪の使用方法としては,上記のようにこの小爪を
交互に動かせて刷本を押えることが最も好ましいが,こ
の代りに一対の小爪を同時に動かせて,少量の刷本の集
積ごとに,その上を押えるようにしてもよい。この方法
によっても,多数の刷本を,厚みの厚い折側が小口側に
比べて異常に高くなることなく,集積することができ
る。
なお,本発明のように,刷本の折側上面を押える一対
の小爪を使用せず,単に昇降台上に刷本を水平に集積し
ただけでは,刷本の折側が小口側に比べて異常に高くな
り,刷本を結束するために全体をプレスする際,刷本が
小口側に飛び出し,良好なプレスを行うことができず,
良好なプレスを行うには駒返しを必要とするが,上記し
たように本発明の集積装置では,駒返しすることなく,
大量の刷本を集積し,良好にプレスすることが可能であ
る。
〔実施例〕
以下,図面に示す本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の集積装置を備えた刷本集積システム
を示す概略側面図である。同図において,1は刷本,2は,
部分的に重なった状態,いわゆるさしみ状で搬送されて
くる刷本1を搬送する搬送コンベアであり,本実施例で
は,刷本をその折側を前に向けた状態で搬送している。
搬送コンベア2は,方向転換用のドラム3と,刷本を保
持し,或いははさんで搬送するベルト4,5と,ベルト4,5
を掛けるためのプーリ6等を備えている。
8は,刷本の折り目を一層平坦に折り畳むためのプレ
ス装置であり,刷本の搬送方向の上流側に配置された第
1段プレスロール9,10と,下流側に配置された第2段プ
レスロール11,12とを有する。各段のプレスロールの
内,一方9,11は定位置に設けられるが,他方10,12はそ
の両端をガイド13,14に移動可能に保持された軸受ブロ
ック15,16に保持されており,エアシリンダ17,18によっ
て一方のプレスロール9,11に押付けられる構成となって
いる。第2図に示すように,プレスロール9,11は,刷本
の全幅に接触しうる長さを有する表面平滑なロールであ
り,通常硬質クロムメッキ等を施した金属ロールが使用
される。プレスロール9,11の表面には環状の溝19が形成
され,スプリングベルト20がロール間及び,ロール前後
のプーリ軸との間に掛けられている。このスプリングベ
ルト20は,刷本1が搬送コンベア2からプレスロール間
に送られ,次いで後続の搬送コンベアに送り出されるの
を保証するためのものである。スプリングベルト20の代
りに薄いベルトを使用しプレスロール表面の溝を省略し
てもよい。他方のプレスロール10,12も同様な構造であ
る。なお,各段のプレスロールのうち,一方(通常,プ
レスロール9,11)には,駆動装置が連結されている。
上記プレス装置において,通常は,プレスロール10,1
2がエアシリンダ17,18によって,プレスロール9,11に押
付けられており,この間を刷本1が通過する。その際,
刷本1はプレスロールによってプレスされ,折り目が一
層平坦に折り畳まれる。ここで,第1段のプレスロール
9,10の押圧力は,第2段のプレスロール11,12の押圧力
に比べて低く設定されている。このように刷本をプレス
圧を増しながら多段でプレスすることにより,しわの発
生を防止しながら,折り目を良好に且つ平坦に折り畳む
ことができる。
第1図において,22は,プレス装置8から排出された
刷本1を集積装置に送り込む搬送装置を兼ねた瀬切り装
置である。瀬切り装置22は,斜め上方に搬送される刷本
を水平方向に方向転換するドラム23と,このドラム23に
掛けられた第一ベルト24と,この第一ベルト24との間に
刷本をはさんで搬送する補助ベルト25と,第一ベルト24
の下流に配置された第二ベルト26等を有する。第一ベル
ト24は,定位置に固定されたプーリ28,29と,水平に移
動可能なプーリ30と,エアシリンダ31に保持されたテン
ションプーリ32等に掛けられている。第二ベルト26は,
定位置に固定されたプーリ33と,水平に移動可能なプー
リ34とエアシリンダ35に保持されたテンションプーリ36
等に掛けられている。水平に移動可能なプーリ30,34
は,水平なガイドレール37に保持された移動台38に取付
けられており,両者は一緒に水平に移動する。移動台38
には,移動台を水平に走行させる駆動装置(図示せず)
が連結されている。第二ベルト26を駆動するプーリに
は,第二ベルト26を第一ベルト24の走行速度と同一速度
及びそれより高速で駆動しうる駆動装置が接続されてい
る。
第3図は瀬切り装置22を拡大して示す側面図である。
第3図において,移動台38は,支軸40を中心に旋回可能
な保持板41,この保持板41を旋回させるエアシリンダ42,
保持板41の一端に支軸43を中心に旋回可能なせぎり板4
4,せぎり板44を旋回させるエアシリンダ45等を備えてい
る。
次に,第4図,第5図を参照して上記構成の瀬切り装
置22による瀬切り動作を説明する。せぎりする前には,
第4図に示すように,移動台38がドラム23の近傍に位置
し,せぎり板44は刷本1の搬送に支障のない位置に待機
している。また,この時,第一ベルト24と第二ベルト26
とは同一速度で走行しており,刷本1をさしみ状で搬送
している。瀬切りを行うには,まず,エアシリンダ45が
作動してせぎり板44を二点鎖線で示す位置に旋回させ
る。これにより,せぎり板44は,ドラム23のところで方
向転換している刷本を上面から叩くようにして,刷本と
刷本の間に挿入され,上流の刷本がせぎり板44のところ
を通過できなくする。同時に,移動台38が第一ベルト24
と同速で下流に移動し,せぎり板44の上流に刷本がだん
ご状に溜まるのを防止する。なお,移動台24の移動速度
は,必ずしも第一ベルト24と同速である必要はなく,そ
れより遅くてもよい。一方,せぎり板44がせぎり位置に
旋回すると同時に第二ベルト26の走行速度が上昇し,せ
ぎり板44の下流の刷本を高速で搬出する。これにより,
第5図に示すように,せぎり板44のところで刷本間が開
き,瀬切りが行われる。所定の瀬切りを行った後は,第
二ベルト26が第一ベルト24と等速の元の速度に戻り,且
つ保持板41が支軸40を中心として第5図に二点鎖線で示
す位置に揺動し,せぎり板44が刷本1から抜かれる。か
くして,刷本1は第二ベルト26上に送り出され,通常の
搬送に戻る。その後,移動台38,保持坂41,せぎり板44等
が第4図に示す元の位置に戻り,次の瀬切りに待機す
る。
第1図において,47A,47Bは,瀬切り装置22の第二ベル
ト26による刷本排出位置に配置されたこし付けロールで
あり,互いに係合する環状の溝及び突起を備え,両者の
間を通過する刷本1に走行方向の溝を形成し,刷本1に
剛性を与える作用をする。48は,こし付けロール47A,47
Bから排出される刷本を揃えて,後述する集積装置の昇
降台上に積み重ねるための紙揃え装置である。
第6図はこの紙揃え装置48の平面図,第7図はその断
面図である。同図において,紙揃え装置48は,こし付け
ロール47A,47Bから排出される刷本1の先端が突き当た
る位置に配置されたストッパ49と,両側に配置されたサ
イド板50と,このサイド板50を往復動させるサイド板駆
動装置51と,ストッパ49に対向する位置に配置された紙
揃え爪52等を有している。紙揃え爪52は,水平の支持部
材53に取付けられており,この支持部材53は水平に移動
可能なスライド軸54に保持され,スライド軸54には連結
部材55を介して軸56に保持された揺動アーム57に連結さ
れている。軸56は図示しない駆動装置によって往復回転
するようになっており,これにより,紙揃え爪52が第7
図に矢印で示すように往復動し,紙揃え爪52とストッパ
49との間に集積された刷本をストッパ49に押付けて前後
方向に揃える。サイド板駆動装置51の内部には,第8図
に示すように,カム溝58Aを有するカム58が設けられ,
サイド板50に連結された棒59に保持されたカムフォロワ
60と係合している。かくして,カム58の回転により,サ
イド板50は二点鎖線位置と実線位置との間を往復動す
る。刷本をはさんで左右に配置されたサイド板50は,互
いに対称に往復動し,両者の間に刷本をはさんで刷本を
横方向に揃える。ここで,カム58のカム溝58Aは,第9
図に示すように,或る角度θ(本実施例では120゜)の
範囲内で回転中心から最も遠い一定の距離となり,サイ
ド板50が,カム58の回転角に対して,第10図に示すよう
に移動するようになっている。即ち,区間(a)〜
(b)では,サイド板50が突出した状態で静止するよう
になっている。この構成とすると,集積された刷本を一
対のサイド板50によって横方向に揃える際,サイド板50
が刷本の両端に接触して刷本を所定位置に位置決めした
状態でサイド板50が静止するため,この間に刷本間の空
気が抜け,刷本を正しい位置で静止させることができ,
良好な紙揃えが可能となる。なお,紙揃え爪52の往復動
も,第10図のような特性とすることが好ましい。
第1図において,65は集積装置である。集積装置65は
第11図に示すように,垂直な軸線を中心として間欠回転
するターレット66を備え,その両端部に集積部67,67が
設けられている。ターレット66は90゜ずつ間欠回転する
ように駆動装置に連結されており,各集積部67が位置P
1,P2,P3,P4を順次通過する。ここで位置P1は瀬切り装置
22を経て供給される刷本を受け取る集積位置,位置P2は
遊び位置,位置P3は集積した刷本を結束する結束位置,
位置P4は結束した刷本を取り出す排出位置である。
第12図は集積装置65を拡大して示す平面図,第13図は
その集積装置65の一つの集積部67の側断面図,第14図は
その集積部67の正面図である。ターレット66の上面には
長手方向にレール68が設けられ,そのレール68に第一ス
ライド板69が保持されている。第一スライド板69はレー
ル68に直交する方向のレール70を有しており,このレー
ル70には一対の第二スライド板71が互いに対称に移動可
能に保持されている。一対の第二スライド板71は,それ
ぞれ垂直に取付けられたエアー油圧シリンダ72とガイド
ブッシュ73とを保持しており,シリンダ72のピストンロ
ッド74先端及びガイドブッシュ73に保持されたスライド
軸75先端には,水平に集積される刷本を載置する昇降台
76が取付けられている。なお,一対の昇降台76,76の間
には,後述するように昇降台上の刷本を結束する際に,
バンドが通過するための空間が形成されている。更に,
一対の第二スライド板71は,それぞれ,垂直なフレーム
77を有し,そのフレーム77は,一対の昇降台76,76の三
辺を囲む位置に垂直なガイド板78,79を保持している。
このガイド板78,79は集積される刷本の3辺を所定位置
に規制するためのものである。なお,第一スライド板69
及び第二スライド板71は,刷本のサイズに応じてガイド
板78,79を所定位置にセットするために設けている。
各第二スライド板71に取付けられたフレーム77には,
垂直なレール80が設けられ,昇降ブロック81を移動可能
に保持している。また,この昇降ブロック81にはそれを
昇降させるためのエアシリンダ82が連結されている。昇
降ブロック81は,昇降台76上に集積される刷本の折側の
近傍に位置しており,昇降台76上に集積された刷本の折
側の上面を押える小爪83と,その小爪83を,第13図に一
点鎖線で示すように,即ち刷本集積位置から少なくとも
横方向に退避すると共に上昇し,次いで刷本の上方から
下降して刷本上面を押さえるように,軌跡運動させる駆
動装置を構成するリンク機構84と,その駆動モータ85を
有している。
特に第14図から良く分かるように,昇降台76上に集積
される刷本の両側に位置するように,一対の本爪88とそ
の駆動用リンク機構89,エアシリンダ90が設けられてい
る。この本爪88はリンク機構89及びエアシリンダ90によ
って,昇降台上に集積された刷本の上面を拘束する位置
(実線位置)及び横に退避した位置(二点鎖線位置)に
移動可能である。なお,本爪88を移動させる機構は任意
であり,図示のリンク機構89に限定されるものではない
が,図示実施例のように本爪88が水平状態を保って移動
するリンク機構を用いると,後述するように本爪88と昇
降台76とによって刷本をプレスする際,本爪88に大きい
荷重が加わってもその荷重をリンク機構89が受け,エア
シリンダ90には作用しないので,エアシリンダ90を小型
とすることができる利点がある。
第1図,第11図〜第14図において,ターレット66の各
集積部67の中央底部及び背後に位置するように,梱包機
のL型アーチ(結束バンド送りガイド)93が取付けられ
ている。このL型アーチ93の位置は,各集積部67におけ
る刷本の集積には支障がないが,結束時にはL型アーチ
93から出た結束バンドが刷本の中央に掛けられるような
位置である。一方,第1図,第11図において,ターレッ
ト66の近傍には,位置P3の集積部67に対向する位置に,
梱包機(結束機)95が設けられている。この梱包機95は
フレーム96に,ターレット66に対して接近及び離れる方
向に移動可能に保持されており,且つエアシリンダ97に
連結されている。梱包機95は,L型アーチ93の両端に接続
するための接続部95A,95Bを備えており,エアシリンダ9
7によって,ターレット66に向かって移動した時,第1
図に二点鎖線で示すように接続部95A,95BがL型アーチ9
3に連結され,刷本1を取り囲む結束バンドの通路を形
成することができる。更に,梱包機95内部には,結束バ
ンドの通路に結束バンドを供給する手段,バンドを結ぶ
手段等が内蔵されている。
第1図において,100は,集積部67に集積される刷本1
の前面を規制するガイド板,101をこのガイド板100を,
ターレット66の回転に支障のない位置に後退させるため
のエアシリンダである。
103は,当て板を刷本の集積部67に供給すると共に,
こし付けロール47A,47Bから排出される刷本を仮受けす
る機能を有する当て板供給装置である。この当て板供給
装置103は,瀬切り装置22の第二ベルト26の下方に配置
された刷本仮受板104と,この刷本仮受板104を水平に移
動可能に保持するレール105と,刷本仮受板104を,こし
付けロール47A,47Bから排出される刷本を仮受けする位
置に移動させるロッドレスシリンダ106と,刷本仮受板1
04の下方に定位置に設けられた当て板受け107等を有し
ており,第7図に示すように,当て板受け107と刷本仮
受板104とにそれぞれ当て板108を保持するようになって
いる。当て板受け107は集積部67の近傍にまで延びてお
り,当て板を集積部67に供給する際のガイドの役割も果
す。更に,刷本仮受板104の上下面には突起109がそれぞ
れ設けられており,刷本仮受板104を第7図で矢印方向
に移動させた際,上下の当て板108を同時に水平に移動
させ,刷本の集積部67に供給することができる。なお,
ガイド板100の上方で且つ刷本仮受板104上に乗せられた
当て板108に接触する位置に,ストッパ110が設けられて
おり,当て板108の右方向への移動は許容するが,左方
向への移動を阻止するようになっている。この構成によ
り,刷本仮受板104を集積部67上に移動させた後,刷本
仮受板104を後退させた際,このストッパ110が当て板10
8の戻りを阻止し,当て板108を集積部67に残すことを可
能とする。
第15図,第16図は刷本仮受板104及び当て板受け107へ
当て板を供給する装置を示す平面図及び側面図である。
同図において,112は当て板のスタック,113はスタック11
2から当て板108を引き出し搬送するチェーン,114は当て
板108を更に搬送するチェーン,115は上下2段に配置さ
れた当て板支持板である。この当て板支持板115は,垂
直なガイド棒116に移動可能に保持され,且つエアシリ
ンダ117に連結され,図示位置と,上方の当て板支持板1
15がチェーン114で搬送される当て板108を受け取る位置
とに昇降する。118は,上下2段の当て板支持板115と同
じ高さ位置に2段に配置されたガイド板であり,且つ刷
本仮受板104及び当て板受け107に対しても同じ高さ位置
に配置されている。119は,ロッドレスシリンダであ
り,当て板支持板115上の当て板108を押して刷本仮受板
104及び当て板受け107上に移動させるための押し具120
を備えている。上記構成の装置において,チェーン113
がスタック112から当て板108を1枚ずつ繰り出し,チェ
ーン114を経て搬送する。まず,上方の当て板支持板115
がチェーン114と同じ高さに位置しており,1枚の当て板1
08がその当て板支持板115に乗せられる。次に,当て板
支持板115が第16図に図示位置に上昇し,下方の当て板
支持板115に次の当て板108が乗せられる。その後,ロッ
ドレスシリンダ119が動作し,押し具120が上下2枚の当
て板108を同時に押し,ガイド板118を経て刷本仮受板10
4及び当て板受け107上に供給する。なお,この時刷本仮
受板104は第1図及び第7図に図示する位置に待機して
いる。以上の動作により,当て板の供給が行われる。
第11図において,ターレット66の回転により集積部67
が移動する位置P4には,排出装置122が設けられてい
る。この排出装置122は,第17図に示すように,フレー
ム123と,そのフレーム123に保持されたローラコンベア
124,125を有している。中央のローラコンベア125は,集
積部67の一対の昇降台76の間に挿入可能な幅であり,且
つ両側のローラコンベア124に対して移動可能に設けら
れている。更に,このローラコンベア125には,ローラ
コンベア125をターレット66の回転に支障のない後退位
置と,一対の昇降台76上の刷本を排出するために該昇降
台76間に挿入された排出位置とに移動させるためのエア
シリンダ(図示せず)が連結されている。かくして,こ
の排出装置122によれば,中央のローラコンベア125が後
退している間にターレット66が回転し,その集積部67が
位置P4に移動して停止すると,中央のローラコンベア12
5が前進して集積部67の昇降台上に保持された刷本1の
下に挿入され,その後昇降台76が下降することによっ
て,刷本1がローラコンベア125上に乗せられ,ローラ
コンベア125によって排出することができる。
次に,以上の構成になる刷本集積システム全体の動作
を説明する。
第1図において,刷本1は搬送コンベア2によってさ
しみ状で且つその折側を前にして搬送される。搬送コン
ベア2によって水平に搬送される刷本1は,ドラム3で
方向転換し,プレス装置8を通り,このプレス装置8の
2段のプレスローラ対によって折り目がより平坦に折り
畳まれる。折り畳まれた刷本1は,その後ドラム23で再
び水平に方向変換され,第一ベルト24,第二ベルト26に
よって送られ,こし付けロール47A,47Bから水平に排出
される。排出された刷本1は,紙揃え装置48のストッパ
49によって進行を止められ,集積装置65の位置P1にある
一対の昇降台76上に集積される。以下,刷本の集積動作
を説明する。
刷本集積時,昇降台76の両側に配置された本爪88は,
第14図に二点鎖線で示すように,刷本の集積に支障を生
じない位置に後退している。また,小爪83を保持した昇
降ブロック82は第13図に示す上昇位置となっている。昇
降台76は,その上に集積した刷本の最上面が,小爪83で
良好に押えられることができる位置に保たれるように制
御されており,従って,刷本の集積に伴い徐々に下降す
る。第18A図は,昇降台76上に或る程度の刷本1が集積
した状態を示すものであり,一対の小爪83が異なる高さ
で刷本を押えており,更にその上にこし付けロール47A,
47Bから次々と刷本が排出され,積み重ねられている。
なお,集積した刷本1の下部には当て板108が配置され
ている。この当て板供給は後述する。積み重ねられた刷
本は,その最上部の周囲にある紙揃え装置48のサイド板
50及び紙揃え爪52の矢印方向の往復動により,揃えられ
る。この時,刷本1は,その折側を前にして搬送されて
くるため,刷本が堆積されるとストッパ49側が図示のよ
うに高くなる。小爪83で押えた刷本上に或る所定量の刷
本が積み重なると,下方に位置していた小爪83が,破線
で示すように,刷本間から横に引き抜かれ,上昇した
後,刷本上方からほぼ垂直に下降し,集積した刷本の最
上面を押える。これにより,第18B図に示すように,刷
本の折側が小爪83で押えられ,刷本上面がほぼ水平に拘
束され,折側が異常に高くなることが抑えられる。その
後,再び,小爪83で押えられた刷本上に新たな刷本が集
積され,或る所定量だけ集積されると,下方に位置して
いた小爪83が刷本から引き抜かれ,上方から刷本最上面
を押える。以上のように,一対の小爪83が交互に,集積
した刷本の折側の最上面を押えながら集積が行われ,こ
れにより,大量の刷本が,折側が異常に高くなることな
く,昇降台76上に集積される。なお,一対の小爪83を交
互に動かす代りに,少量の刷本を集積する毎に一対の小
爪を同時に動かしてその刷本を押えるようにしてもよ
い。前述したように,昇降台76は刷本集積につれ徐々に
下降し,刷本最上面はほぼ一定位置に保たれる。
この集積動作の継続中に,第1図及び第7図に示すよ
うに,刷本仮受板104上及び当て板受け107上に当て板10
8が供給される。昇降台76上に所定量の刷本が集積され
ると,瀬切り装置22が動作して,さしみ状に搬送されて
いる刷本を第4図,第5図を参照して説明したように,
瀬切り,搬送中の刷本を分離する。刷本の瀬切り部分
が,集積装置に達した時,即ち,刷本の昇降台への供給
が一時的に中断される時,昇降台76上の刷本の最上面
が,第14図に示す本爪88の位置よりも低い位置になるよ
うに昇降台76が下降する。この際,小爪83を保持した昇
降ブロック82も同時に下降し,小爪83による刷本上面の
拘束は保たれている。昇降台76が下降した後,刷本仮受
板104が昇降台76の上方に移動し,第18C図に示すよう
に,当て板受け107上の当て板108を昇降台76上の刷本1
上に供給する。更に,この刷本仮受板104はこの位置に
停止し,瀬切り部分が終了して供給される刷本を,刷本
仮受板104上の当て板108上に仮受けする。
刷本仮受板104上に刷本を仮受けしている間に,第18D
図に示すように,本爪88を刷本上の当て板108の上方に
突出させ,小爪83を引き抜くと同時に,昇降台76を上昇
させ,刷本を本爪88と昇降台76とによってプレスする。
その後,ターレット66を回転させ,集積部67を集積位置
P1から移動させる。なお,この際,集積した刷本前方の
ガイド板100は,ターレット66の回転に支障ない位置に
移動している。
第1図において,ターレット66の回転により,この集
積部67が結束位置P3に到達して停止すると,梱包機95が
エアシリンダ97の動作によって集積部67に向かって移動
し,その接続部95A,95BがL型アーチ93に接続され,集
積されプレスされている刷本1を取り囲む結束バンドの
通路を形成する。その後,この結束通路を利用して刷本
1の結束が行われる。結束後,梱包機95がターレット66
の回転に支障のない位置に後退し,ターレット66が回転
し,位置P4において,排出装置122によって排出され
る。
一方,刷本の集積位置P1において,刷本仮受板104上
に刷本を仮受けしている間に,その下にターレット66の
回転により別の集積部67が到達する。この集積部67の昇
降台76が,刷本仮受板104上の当て板108及び刷本を受け
取る位置に上昇すると,刷本仮受板104が後退する。こ
の時,第7図に示すストッパ110が当て板108の後退を阻
止するので,当て板108及びその上の刷本は刷本仮受板1
04から外れ,昇降台76上に保持される。その後,小爪83
が刷本上面を交互に押えながら刷本集積を行う。以下同
様の動作を繰り返す。
〔発明の効果〕
以上に説明したように,本発明の集積装置は,折側を
一定方向に向けた状態で連続的に且つ水平に排出されて
くる刷本を昇降台上に水平に集積しながら載置するに際
し,その昇降台上に載置された刷本の折側の上面を小爪
で交互に押えながら集積しうる構成としたので,刷本を
大量に水平に集積しても,厚みの厚い折側が異常に高く
なることがなく,全体を良好にプレスして結束すること
ができ,駒返しすることなく刷本の集積が可能であり,
刷本の集積の自動化を行うことができる。しかも,刷本
は水平に集積されるので,刷本の紙質に制限されず,種
々な紙質の刷本を自動集積できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による集積装置を備えた刷本集
積システムの概略側面図,第2図は上記システムに使用
するプレス装置を,第1図の矢印II−II方向に見た図,
第3図は上記システムに使用する瀬切り装置の要部を示
す側面図,第4図,第5図はその動作を説明する側面
図,第6図は上記システムに使用する紙揃え装置の平面
図,第7図はその側面図,第8図は第6図のVIII−VIII
矢視断面図,第9図はカム58の正面図,第10図はサイド
板50の移動特性を示すグラフ,第11図は上記システムの
集積装置及びその近傍を示す平面図,第12図は集積装置
の平面図,第13図はその側面断面図,第14図はその正面
図,第15図は上記システムにおいて,当て板を供給する
装置を示す平面図,第16図はその側断面図,第17図は上
記システムに用いる排出装置及びその近傍を示す側断面
図,第18A図,第18B図,第18C図,第18D図は,集積装置
による集積動作を説明する斜視図である。 1……刷本,8……プレス装置,22……瀬切り装置 47A,47B……こし付けロール 48……紙揃え装置,65……集積装置 66……ターレット,67……集積部,72……シリンダ 76……昇降台,81……昇降ブロック 82……エアシリンダ,83……小爪 84……リンク機構,88……本爪,89……リンク機構 90……エアシリンダ,93……L型アーチ 95……梱包機,103……当て板供給装置 104……刷本仮受板,107……当て板受け 108……当て板,122……排出装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折側を一定方向に向けた状態で連続的に且
    つ水平に排出されてくる刷本を受け取る位置に配置さ
    れ,刷本を水平に集積しながら載置する昇降台と,該昇
    降台を昇降させる昇降装置と,前記昇降台上に集積され
    た刷本の折側の上面を押さえる一対の小爪と,該一対の
    小爪の各々が,刷本集積位置から少なくとも横方向に退
    避すると共に上昇し,次いで刷本の上方から下降して刷
    本上面を押さえるように,前記小爪を軌跡運動させる駆
    動装置と,昇降台上に集積された刷本の上面を拘束する
    位置及び横に退避した位置に移動可能な本爪とを有する
    集積装置。
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