JP2626159B2 - 石油燃焼器の点火機構 - Google Patents

石油燃焼器の点火機構

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利彦 山田
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はレバー式の上下装置を持つ石油燃焼器の点
火機構に係るものである。
〔従来の技術〕
石油燃焼器のレバー式の芯上下装置は、芯上下操作と
点火操作を別々に行うのではなく、芯上下つまみと点火
つまみを重合し、点火つまみを押下げた時芯上下つまみ
を一緒に押上げる構造が主流となってきた。
そしてこの方式の問題点は、点火ヒータが芯に向って
移動中に芯も上昇すると、この上昇中の芯が点火ヒータ
のフィラメントを引っかけることがあり、フィラメント
の変形や断線を防ぐ為には芯の上昇が止ってから点火ヒ
ータが芯に近づくようにする必要がある。出願人はこの
問題点を解決する為に芯上下つまみと芯上下操作レバー
とを連動する駆動ピンと係合孔との連動機構に於て、係
合孔を逆L形状とし、係合孔の横孔部と駆動ピンとが嵌
合中は操作レバーを押下げて芯を上昇させ、係合孔の縦
孔部と駆動ピンとが嵌合してからは操作レバーを押下げ
ずに点火装置のみ作動させて、点火ヒータを芯に接近す
る構造を提案した。(特願平1−199731号参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで上記の構造に於て、芯上げ位置に保持した操
作レバーを戻しバネでも消化位置に戻す構造であって、
該操作レバーの芯上げ操作で戻しバネを伸長する構成と
した時には、逆L形状の係合孔の横孔部から縦孔部に変
る部分に駆動ピンが正確に位置した時に戻しバネを伸長
状態に係止して保持する必要がある。
しかし、横孔部に嵌合していた駆動ピンが縦孔部に嵌
合した時に、伸長した戻しバネを係止することは極めて
高精度が要求されるものであり、もし駆動ピンが縦孔部
に勘合してもまだ戻しバネを係止できない状態である
と、点火操作(芯上昇操作)が完了して点火装置を戻す
と、戻しバネの力で操作レバーが消化位置に戻されてし
まうものである。また駆動ピンが横孔部に嵌合している
間に戻しバネが係止できるようにすると、駆動ピンが縦
孔部に嵌合した時に操作レバーは戻しバネによって係止
位置まで戻されて、横孔部の縦孔部側の端部が駆動ピン
の移動軌跡の中に移動する。この為点火操作が終了後駆
動ピンを横孔部へ戻すことができなくなり、芯上下つま
みによる操作レバーの微調節ができなくなってしまうも
のである。
〔課題を解決する為の手段〕
叙上の課題を解決するこの発明は、芯上下軸1を回転
中心とする操作レバー2と、芯上下つまみ3を有し、芯
上下操作基板4の摺動孔5に上下動自在に嵌着した第1
摺動板と、第1摺動板6に取付けられ、前記操作レバー
2の係合孔7に嵌合して操作レバー2を回動する駆動ピ
ン8と、点火つまみ9を有し、第1摺動板6上方の芯上
下装置基板4の摺動孔5に上下動自在に嵌着し、点火装
置10を駆動する第2摺動板11と、前記操作レバー2と一
緒に回転し、戻しバネ12に蓄力する回転板13と、芯下げ
方向に操作レバー2を駆動する戻しバネ12に抗して回転
板13を芯上げ位置に保持する係止部14とを設けた石油燃
焼器に於て、操作レバー2の係合孔7付近にカム板15を
軸支し、かつカム板15は定位置で係合孔7を略逆L形状
に形成せしめ、該カム板15を定位置に保持するカムバネ
16を設け、逆L形係合孔7の縦孔部7aに嵌合する駆動ピ
ン8が点火位置から復帰上動時、カムバネ16に抗してカ
ム板を押圧して係合孔7の横孔部に戻るようにしてい
る。
〔作 用〕 上記の構成であるこの発明は芯上下操作を行う第1摺
動板6の上部に点火操作を行う第2摺動板11が位置して
おり、該第2摺動板11の点火つまみ9を押下げすると第
1摺動板6も押下げられる。第1摺動板6に取付けた駆
動ピン8は係合孔7と嵌合し、かつカム板15と当接して
おり、第2摺動板11と共に第1摺動板6が上下動すると
駆動ピン8はカム板15を介して操作レバー2を回動す
る。この時操作レバー2は一緒に回転板13を回転させ、
戻しバネ12を伸して戻し力を蓄力する。やがて回転板13
が係止部14の係止位置まで回転すると芯は規定の高さま
で上昇し、更に駆動ピン8が押下げられると、カム板15
で形成された係合孔7の横孔部から外れ、縦孔部7aに駆
動ピン8が位置する。(第1図参照)この為操作レバー
2は駆動ピン8による押下げから開放されるので、フリ
ーとなり、一方戻しバネ12の蓄力で回転板13は係止部14
との係止位置まで逆転する。(第4図(イ)参照)この
為フリーとなった操作レバー2は回転板13によって少し
芯下げ方向に回転し、前記カム板15の縦孔部7a側の端部
は駆動ピン8の軌跡内に移動する。
一方第2摺動板6の押下げ動作によって点火装置10は
駆動され、第1摺動板6の駆動ピン8が操作レバー2の
係合孔7の縦孔部7aに嵌合して芯の上昇が停止した後
も、第1摺動板6の駆動ピン8が係合孔7の縦孔部7aを
移動しながら第2摺動板6は更に点火装置10を駆動す
る。そして縦孔部7aの下端に駆動ピン8が位置した時、
停止している芯に対して点火操作が完了する。従って芯
上昇と点火装置の駆動が同時に行なわれて点火ヒータの
フィラメントを変形・断線させるトラブルは防止でき
た。
前記したようにカム板15の縦孔部7a側の端部は駆動ピ
ン8の軌跡内に位置して、駆動ピン8の移動の邪魔にな
っているが、カム板15はカムバネ16のバネ力によって定
位置に保持されているので、芯上下つまみ3によって第
1摺動板6を上動すれば、駆動ピン8はカムバネ16に抗
してカム板15を動かして(第4図(ロ)参照)横孔部の
端に位置し、更に第1摺動板6を上下動すれば駆動ピン
8は横孔部に嵌合して、操作レバー2を芯高さの調節位
置または芯下げ位置まで回動することができる。
一方操作レバー2が芯上げ位置に於て、回転板13と係
止部14との係止が解かれると、回転板13は戻しバネ12の
蓄力で回転し、操作レバー2を芯下げ位置まで強制的に
回動し、自動消火ができるものである。
〔実施例〕
実施例を示す図により構成作用を説明すると、1は芯
上下軸、2は芯上下軸1を回転中心として芯17を上下す
る操作レバー、4は芯上下装置基板、5は芯上下装置基
板4に形成した摺動孔であり、該摺動孔5には芯上下つ
まみ3を有する第1摺動板6と、第1摺動板6の上部に
位置して点火つまみ9を有する第2摺動板11とが摺動自
在に取付してある。第1摺動板6には駆動ピン8が取付
けられ、前記操作レバー2の係合孔7に嵌合しており、
第1摺動板6の上下動と共に操作レバー2を回動する。
13は操作レバー2と重合して芯上下軸1に遊嵌した回
動板、18は回動板13に形成した操作レバー2との間の係
合片、14は回動板13の切欠き19と係止する係止部、12は
回動板13に取付した戻しバネである。15は操作レバー2
の係合孔7付近に軸20で取付けしたカム板、16はカム板
15に取付けたカムバネであり、該カム板15はカムバネ16
によって回転してストッパー21によって止められてお
り、このストッパー21で止められた定位置で係合孔7を
略逆L形状に形成している。従って点火つまみ9を押下
げして第2摺動板11が降下すると第1摺動板6も一緒に
降下し、第1摺動板6の駆動ピン8は係合孔7の横孔部
7bと掛合してカム板15を押下げ、操作レバー2を回動す
る。この時操作レバー2は係合片18を介して回動板13を
一緒に回動し、戻しバネ12を伸長すると共に、やがて回
動板13の切欠き19が係止片14に係止して戻しバネ12の蓄
力に抗して回転板13を保持する。この時の操作レバー2
の位置は芯17が設定した高さまで上昇した位置であり、
駆動ピン8がカム板15の端から外れてカム板15を押下げ
できなくなると操作レバー2はフリーとなる。
22は点火つまみ9を取付けた第2摺動板11に設けた作
動部、23は作動部22で駆動される点火アーム、24は点火
アーム23と連動して回動する点火駆動腕であり、該点火
駆動腕24は芯17側部に点火用開口を開く点火扉25を駆動
し、該点火用開口に点火ヒータ26を押出して芯17に着火
する。
前記駆動ピン8がカム板15の端から外れると、駆動ピ
ン8は操作レバー2を駆動することができなくなり、係
合孔7の縦孔部7aに駆動ピン8が嵌合する。この状態で
第2摺動板11と共に第1摺動板6が押下げられても駆動
ピン8が縦孔部7aを移動して芯の上昇は止ったままであ
る。この間も第2摺動板11の押下げと共に点火駆動腕24
は回動を続け、停止した芯17に点火ヒータ26を接近させ
ている。
27は点火アーム23を旧位置に戻すアームバネ、28は第
1摺動板6を上方へ移動する復帰バネであり、該復帰バ
ネ28のバネ力は第1摺動板6が上動できても操作レバー
2が回転できない力に設定してある。第2摺動板11はア
ームバネ27によって旧位置に戻り、第1摺動板6の駆動
ピン8は係合孔7の縦孔部7a内を復帰バネ28の力で横孔
部7bの端まで移動し、この時駆動ピン8の軌跡内に位置
したカム板15はカムバネ16に抗して外方に押しやられ
る。
実施例の操作レバー2は直接芯上下動1に固着してお
らず、駆動レバー29が芯上下軸1に固着している。30は
駆動レバー29に摺動自在に取付けたスライドピン、31は
操作レバー2に設けたスライドピン30との連動孔であ
り、操作レバー2が回動すると連動孔31に嵌合したスラ
イドピン30を介して駆動レバー29が回動し、芯上下軸1
が回転する。尚、連動孔31は傾斜して設けてあるので、
スライドピン30を動かすことによって操作レバー2と駆
動レバー29との連動位置を微調節することができる。
32は感振おもり、33は係止部14を操作する押上げ板で
あり、操作レバー2が芯上げ位置にあり、かつ回転板13
の切欠き19と係止部14とが係止した状態に於て感振おも
り32が倒れると、押上げ板33が上動して係止部14と切欠
き19との係止がはずれ、戻しバネ12の蓄力で回転板13が
回転して操作レバー2を芯下げ方向に回転させ、自動消
火するものである。
〔効 果〕
以上の様にこの発明の構造によると芯上げ位置に於て
回動板13は確実に係止部14に係止するようになり、芯の
上昇が止った後で点火装置10によって着火操作が行なわ
れ、点火装置10のトラブルは解消したものである。
また操作レバー2の係合孔7付近に取付したカム板15
とカムバネ16の働きで、操作レバー2の芯上げ位置が変
動しても確実に駆動ピン8が復帰できる構成となったか
ら、各部品の精度は特に要求する必要がなくなり、安価
に製造できるようになると共に、組付上のトラブルが解
消したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明品の操作機構要部を示す断面図、第2
図は点火機構を示す横断面図、第3図は芯上下機構を示
す横断面図、第4図は操作機構要部の部品の位置関係を
示す部分断面図である。 1……芯上下軸、2……操作レバー、3……芯上下つま
み、4……芯上下装置基板、5……摺動孔、6……第1
摺動板、7……係合孔、7a……縦孔部、7b……横孔部、
8……駆動ピン、9……点火つまみ、10……点火装置、
11……第2摺動板、12……戻しバネ、13……回転板、14
……係止部、15……カム板、16……カムバネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯上下軸1を回転中心とする操作レバー2
    と芯上下つまみ3を有し、芯上下装置基板4の摺動孔5
    に上下動自在に嵌着した第1摺動板6と、第1摺動板6
    に取付けられ前記操作レバー2の係合孔7に嵌合して操
    作レバー2を回動する駆動ピン8と、点火つまみ9を有
    し、第1摺動板6上方の芯上下装置基板4の摺動孔5に
    上下動自在に嵌着し、点火装置10を駆動する第2摺動板
    11と、前記操作レバー2と一緒に回転し、戻しバネ12に
    蓄力する回転板13と、芯下げ方向に操作レバー2を駆動
    する戻しバネ12に抗して回転板13を芯上げ位置に保持す
    る係止部14とを設けた石油燃焼器に於て、操作レバー2
    の係合孔7付近にカム板15を軸支し、かつカム板15は定
    位置で係合孔7を略逆L形状に形成せしめ、該カム板15
    を定位置に保持するカムバネ16を設け、逆L形係合孔7
    の縦孔孔7aに嵌合する駆動ピン8が点火位置から復帰上
    動時、カムバネ16に抗してカム板15を押圧することを特
    徴とする石油燃焼器の点火機構。
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