JP2625999B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2625999B2 JP63312197A JP31219788A JP2625999B2 JP 2625999 B2 JP2625999 B2 JP 2625999B2 JP 63312197 A JP63312197 A JP 63312197A JP 31219788 A JP31219788 A JP 31219788A JP 2625999 B2 JP2625999 B2 JP 2625999B2
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春生 石川
隆 小塩
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用され、かつ誘導加熱を利用
した調理器に関するものである。
従来の技術 一般に誘導加熱を利用した調理器としては、例えば第
5図に示すような構造のものが知られている。すなわ
ち、鍋等の被加熱体が載置される保護板101を下枠102で
保持し、かつ保護板101の下面には誘導加熱源である誘
導コイル103をコイル支持板104で保持している。また誘
導コイル103はインバータ回路105で励振される。そして
また前記保護板101の下面には感熱装置106をコイル支持
板104ではさみ込んで取付けており、この感熱装置106は
実質温度を感知するサーミスタ107と、このサーミスタ1
07に熱を伝える感熱体108により構成されている。
発明が解決しようとする課題 上記従来の調理器においては、感熱装置106が被加熱
体である鍋等に直接接触せず、保護板102を介して温度
感知するようにしているため、被加熱体である鍋等の温
度感知が遅れ、しかも室温依存が大きいため、調理物に
焦げを発生させたり、ふきこぼれを起こしたり、また温
度制御による調理、例えば炊飯等ができないという課題
があった。
従来、感熱装置106を被加熱体である鍋等に接触させ
ることができなかったのは、誘導コイル103の発振によ
り、サーミスタ107のリード線にノイズがのって回路が
誤動作するおそれがあるという課題があるからである。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、誘導コイ
ルの発振による回路の誤動作の課題を解決し、かつ被加
熱体である鍋等に感熱装置を直接接触させて、熱追随性
を向上させるとともに、構成が簡単で、かつ組立がしや
すい安価な調理器を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、インバータ回路
により励振され被加熱体を誘導加熱する誘導コイルと、
この誘導コイルの巻き上げ部以外に設けた外部に臨む穴
部に配設され、かつスプリングバネにより被加熱体に直
に接するように付勢される金属製の感熱体と、この感熱
体の温度を感知する感熱素子と、前記穴部で保持されつ
つ上端面で前記感熱体を保持する感熱支持体とを備え、
前記感熱素子及びそのリード線は、前記感熱体及び前記
スプリングバネで囲まれる面の内側空間部に設置され通
過するように配置されてなるものである。
作用 上記構成によれば、感熱体を被加熱体に接触させるス
プリングバネの内側に感熱素子のリード線を配置してい
るため、誘導コイルの発振によって発生する交番磁界
は、スプリングバネを構成する多ピッチの線材で吸収す
ることができ、その結果、感熱素子のリード線にノイズ
が入るのを防止することができるため、回路の誤動作も
防止できる。
またこのスプリングバネのノイズ防止の作用により、
感熱体を被加熱体である鍋に接触させる構造が単純とな
るため、その組立は容易となり、しかも感熱体を鍋に直
接接触させるようにしているため、鍋と感熱素子との熱
伝導を大巾に向上させることができ、これにより温度感
知もスムーズとなり、かつ室温依存も小さく、微少な温
度制御が可能となるため、例えば炊飯器等にも応用する
ことができる等、誘導加熱調理器の応用範囲が大きく広
がるものである。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図〜第4図において、被加熱体である鍋1は保
護枠3内に着脱自在に収納され、そしてこの保護枠3の
外面に誘導加熱源である誘導コイル2を配設し、かつこ
の誘導コイル2を前記保護枠3により絶縁した状態でコ
イル支持板4により保持している。また前記誘導コイル
2はインバータ回路5により励振されるものである。6
は感熱装置で、この感熱装置6は次のような部材により
構成されている。すなわち、鍋1の底面と接触して熱伝
導を行うとともに、アルミ合金で有天筒状に構成された
感熱体7と、この感熱体7からの熱を受けてその温度を
実質的に感知して回路に伝達するサーミスタよりなる感
熱素子8と、この感熱素子8を覆う絶縁チューブ9と、
前記感熱体7の裏面を熱接触して感熱素子8を裏面から
覆うとともに、感熱素子8に熱を伝達する裏面感熱体10
と、誘導コイル2の中心部分、すなわち保護枠3の中心
部分に設けた穴部11に上下摺動自在に保持され、かつ感
熱体7を保持している樹脂製の感熱支持体12と、前記感
熱体7を鍋1に常時接触させる方向にバネ付勢されたス
プリングバネ13とにより構成されている。また前記感熱
装置6は、感熱支持体12の下部にある保持穴部14に差し
込んだレバー15により上下動自在に保持されている。さ
らにレバー15は、前記コイル支持板4に設けた保持凸部
16に回動自在に保持されている。そして前記スプリング
バネ13の内側にサーミスタよりなる感熱素子8とインバ
ータ回路5とを電気的に接続するリード線17を配置して
いる。
上記した構成から明らかなように、本発明の一実施例
においては、感熱体7を被加熱体である鍋1に接触させ
るスプリング形状でSUS301等のオーステナイト系のスプ
リングバネ13の内側に、サーミスタよりなる感熱素子8
のリード線17を配置しているため、誘導コイル2の発振
によって発生する交番磁界は、スプリングバネ13を構成
する多ピッチのリング形状の線材で吸収することがで
き、その結果、サーミスサよりなる感熱素子8のリード
線18にノイズが入るのを防止することができるため、回
路の誤動作を防止することができる。
またこのスプリングバネ13のノイズ防止の作用により
感熱体7を被加熱体である鍋1に接触させる構造が単純
となるため、その組立は容易となり、しかも感熱体7を
鍋1に直接接触させるようにしているため、鍋1と感熱
素子8との熱伝導を大巾に向上させることができ、これ
により、温度感知もスムーズとなり、かつ室温依存も小
さく、微少な温度制御が可能となるため、例えば炊飯器
等にも応用することができる等、誘導加熱調理器の応用
範囲が大きく広がるものである。
また第4図に示すように、感熱支持体12の両側に、リ
ード線17を感熱装置6の動作方向に2本平行に配置した
ことにより、スプリングバネ13のリング形状とリード線
17とほぼ直角方向となるため、誘導コイル2の発振によ
って発生する交番磁界がリード線17にのるのをより防止
することができ、これにより、リード線17と電気的に接
続される回路の誤動作を防止することができる。
また、第2図〜第4図に示すように、感熱支持体12の
両側に、略L字型の爪部18をリード線17の長手方向に複
数個、互い違いに設けることにより、リード線17が組立
てやすくなるとともに、リード線17を容易に保持でき、
しかもスプリングバネ13のリング形状部とリード線17と
の位置関係が一定化するため、ノイズ防止も安定化し、
かつそのバラツキも吸収することができるものである。
また、誘導コイル2の中心部分の穴部11には、スプリ
ングバネ13の下端部を支持する座を形成するために、絞
り込んだ段差部19を設けており、この段差部19と対面す
るように感熱支持体12に形成したL字型の爪部18は、感
熱支持体12の上下動作の限界まで対面し続ける長さをと
っている。すなわち、感熱支持体12の上下移動区間以上
に、段差部19と略L字型の爪部18とが対面するようにし
ている。この構成によれば、感熱支持体12にいかなる負
荷がかけられても、リード線17を確実に保護することが
でき、しかも感熱支持体12は段差部19にひっかかること
なくスムーズな動作をするものである。
また誘導コイル2の中心部分の穴部11は段差部19より
下方を略小判型形状とし、この穴部11に略L字型の爪部
18を摺動させることにより感熱支持体12の回転止めを行
うようにしているため、リード線17との位置関係を一定
化することができ、これにより、ノイズ防止のバラツキ
を少なくして、リード線17への負荷を少なくすることが
できるものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、感熱体及びスプリング
バネで囲まれる面の内側空間部に設置され通過するよう
に、感熱素子及びそのリード線を配置しているため、誘
導コイルの発振により発接する交番磁界は、感熱体及び
スプリングバネを構成する多ピッチの線材で吸収するこ
とができ、その結果、感熱素子のリード線にノイズが入
るのを防止することができるため、回路の誤動作も防止
できる。
またこのスプリングバネのノイズ防止の作用により、
感熱体を被加熱体である鍋に接触させる構造が単純とな
るため、その組立は容易となり、しかも感熱体を鍋に直
接接触させるようにしているため、鍋と感熱素子との熱
伝導を大巾に向上させることができ、これにより温度感
知もスムーズとなり、かつ室温依存も小さく、微少な温
度制御が可能となるため、例えば炊飯器にも応用するこ
とができる等、誘導加熱調理器の応用範囲が大きく広が
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す調理器の断面図、第2
図は同調理器の要部の拡大縦断面図、第3図は同要部の
拡大側断面図、第4図は同要部の部分横断面図、第5図
は従来例を示す調理器の断面図である。 1……鍋(被加熱体)、2……誘導コイル、5……イン
バータ回路、7……感熱体、8……感熱素子、11……穴
部、12……感熱支持体、13……スプリングバネ、17……
リード線、18……L字型の爪部、19……段差部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータ回路により励振され被加熱体を
    誘導加熱する誘導コイルと、この誘導コイルの巻き上げ
    部以外に設けた外部に臨む穴部に配設され、かつスプリ
    ングバネにより被加熱体に直に接するように付勢される
    金属製の感熱体と、この感熱体の温度を感知する感熱素
    子と、前記穴部で保持されつつ上端面で前記感熱体を保
    持する感熱支持体とを備え、前記感熱素子及びそのリー
    ド線は、前記感熱体及び前記スプリングバネで囲まれる
    面の内側空間部に設置され通過するように配置されてな
    る調理器。
  2. 【請求項2】感熱素子のリード線は、感熱支持体の両側
    に平行に配置されてなる請求項1記載の調理器。
  3. 【請求項3】感熱素子のリード線は、感熱支持体の両側
    でその長手方向に互い違いに配置された複数の略L字型
    の爪部に保持されてなる請求項1または2記載の調理
    器。
  4. 【請求項4】略L字型の爪部は、誘導コイルの中心部分
    の穴部の段差部と、感熱支持体の上下移動区間以上に対
    面するようにしてなる請求項3記載の調理器。
  5. 【請求項5】誘導コイルの中心部分の穴部は、段差部よ
    り下方を略小判型の形状とし、この穴部に略L字型の爪
    部を摺動させることにより感熱支持体の回転止めを行う
    ようにした請求項3または4記載の調理器。
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