JP2625815B2 - コード変換装置 - Google Patents

コード変換装置

Info

Publication number
JP2625815B2
JP2625815B2 JP63024179A JP2417988A JP2625815B2 JP 2625815 B2 JP2625815 B2 JP 2625815B2 JP 63024179 A JP63024179 A JP 63024179A JP 2417988 A JP2417988 A JP 2417988A JP 2625815 B2 JP2625815 B2 JP 2625815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
input data
unit
code system
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63024179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01199264A (ja
Inventor
至 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP63024179A priority Critical patent/JP2625815B2/ja
Publication of JPH01199264A publication Critical patent/JPH01199264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2625815B2 publication Critical patent/JP2625815B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 コード系が明示されていない入力データを、所定のコ
ード系に効率的に変換することを目的し、 入力データがどのコード系であるかをコード値に基づ
いて判定するコード系判定部と、入力データを一時保存
する入力保存部と、入力保存部に保存されている入力デ
ータを統計処理することにより、コード系を判定する統
計計算部と、各コード系から所定のコード系へ変換する
コード変換手段の集合体であり、データ制御部の指示に
より選択され、入力データを所定のコード系へコード変
換するコード変換部と、入力データのコード系の判定結
果に基づいて入力データの扱いを制御するデータ制御部
とを有し、 データ制御部は、コード系判定部がどのコード系であ
るか一意に判定することができないとき、入力保存部に
入力データを保存させ、また、一定数の入力の間、コー
ド系判定部においてコード系を判定できないときは、統
計計算部に、保存中の入力データのコード系を判定さ
せ、コード系判定部または統計計算部において判定され
たコード系に対応してコード変換部の変換手段を選択
し、入力データのコード変換を行うように構成する。
また、コード変換部は、各種のコード系の入力データ
を特定コード系へ変換するコード変換手段の集合体であ
るコード変換手段群Iと、コード変換手段群Iの出力で
ある特定コード系のデータを各種のコード系へ変換する
コード変換手段の集合体であるコード変換手段群Iとに
より構成し、 コード変換手段群Iのコード変換手段はコード系判定
部および統計計算部における判定結果により選択され、
コード変換手段群IIの変換手段は、別途指定されたコー
ド系に対応するものが選択されるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、文字コードの変換装置、特に日本語に使用
されるコード系間の変換装置に関する。
文字、特に日本語を現すコード系として各種のコード
系が使用されており、計算機システムやソフトウェアに
よって使用するコード系が決まっているのが普通であ
る。複数のシステムやソフトウェアにわたって処理を行
うような場合、それぞれのシステムやソフトウェアで扱
うデータは決まったコード系であることが要求されるの
で、コード系間の変換装置が必要となる。また、入力の
コード系が明示されていなくても、所定の出力コード系
に変換できることが望まれる。
〔従来の技術〕
従来技術によるコード変換装置は、元のコード系が何
であるか判明している場合には、第9図(a)に示すよ
うに、各種(コード系Aからコード系Bへ、コード系A
からコード系Cへ、コード系Cからコード系Bへ、コー
ド系Bからコード系Aへ等)コード変換器または変換テ
ーブル61,62,63,・・6nを用意し、入力コード系と出力
コード系に応じて、スイッチ手段7で切り替えて、また
は変換テーブルを選択して使用するという方法が採られ
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
第9図(a)に示すような従来のコード変換装置で
は、元のコード系が何であるか知らないと、変換できな
いという欠点があった。
第10図では、2バイトで1文字を表す漢字コードを例
にとり、コード系間の関係を示す図である。図におい
て、縦軸はコードの第1バイトの値を示し、横軸は第2
バイトの値を示す。各コード系で使用する第1バイトの
値と第2バイトの値の範囲が、例えば、図に示すA,B,C
のコード系では、AとB、或いはAとC間では重なりが
ないが、BとCでは重なる部分がある。AとB、或いは
AとCのように重なりがないものについては、コード値
によりコード系を一意に判定することが可能であるが、
BとCのように重なりあるものについては、一意に判定
することができない。
一意に判定可能なコード群については、第9図(b)
に示すように、判定部8と、それに連動するスイッチ手
段71,72によって変換器(または変換テーブル)群61,
62,63・・6nを切り替えるという方法を採用することが
できる。しかしこの方法では、一意に判定可能なコード
系間でしか切換えが行えなかった。
また、入力と出力のコード系がそれぞれ複数ある場合
は、第11図に示すように、入力と出力のコード系の全て
の組合せに対応する変換器(または変換テーブル)を用
意しなければならない場合が多く、入力および出力のコ
ード系の数が多いと厄介なものであった。
本発明は、入力データのコード系が明示されていなく
ても、所定のコード系に変換して出力するコード変換装
置を構成することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のコード変換装置の原理ブロック図
を示す。図において、コード系判定部9は、入力された
データがどのコード系であるかをコード値に基づいて判
定するもの、 入力保存部2は、入力データを一時保存するもの、 統計計算部3は、入力保存部2に保存されている入力
データから出現頻度を計算し統計処理によりコード系を
判定するもの、 コード変換部40は、各コード系から所定のコード系へ
変換するコード交換手段の集合体、 データ制御部1は、入力データのコード系の判定結果
に基づいて入力データを制御するものである。
また、コード変換手段群I 4は、入力データを特定コ
ード系へコード変換するコード変換手段の集合体であ
り、 コード変換手段群II 5は、特定コード系から各種のコ
ード系へコード変換するコード変換手段の集合体であ
る。
〔作用〕
二つのコード系が第10図に示したAとBおよびAとC
のように重なりがない場合には、入力データがどちらの
コード系のものであるかを一意に判定できる。第10図に
示したコード系BとCのように、二つのコード系の一部
のみ重なる場合には、重なっていない部分の入力があれ
ば判定することが可能である。
また、入力データがB,Cの重なりの部分だけからなる
場合も、各コード系の(B,Cの重なりの部分の)コード
の出現頻度を算出した表を用意し、未知の入力データに
ついて出現頻度を計算し表と比較することにより、どち
らのコード系であるかを統計的に判断することができ
る。一つのコード系の中には、出現頻度の高い部分と低
い部分が存在する。例えば、日本語においては、ひらが
な、句読点、数字などの出現頻度は高く、次いで第一水
準の漢字、最後に第二水準などのあまり使用しない漢字
と、順次出現頻度が低くなっていく。従って、B,Cが重
なる部分のみのコードからなる入力データがある場合、
統計的に出現頻度の高い文字のコードを多く使用してい
るコード系の方が、そうでないコード系より確からしい
ということになる。このように、統計的情報を利用して
判定することが可能である。これは、二つのコード系の
範囲が完全に重なる場合についても同様である。
第1図において、入力データは、コード系判定部9に
より、一つのコード系のみであり、他のコード系と重な
りがない、すなわち、そのコード系であると判定可能な
コードの入力があるまで調べる。その間、入力データは
入力保存部2で保存される。
どのデータ系であるか判定可能なコードの入力がある
と、コード系判定部9はデータ制御部1に対して通知す
る。データ制御部1は、判定結果のコード系から所定の
コード系へ変換するコード変換部40の変換手段を選択
し、入力保存部2で保存されていた入力データを渡す。
なお、コード変換部40が、コード変換手段群I 4と、
コード変換手段群II 5とより構成される場合は、まず、
コード変換手段I 4中の、判定されたコード系から特定
コードへの変換手段が用いられ、このコード変換手段か
らの出力はコード変換手段群II 5に入力され、その出力
のうち、別途指定されたコード系への変換手段の出力の
みが選択され、最終出力となる。その状態を示すのが第
2図(a)である。この場合は出力データのコード系は
あらかじめ固定されたものではなく、使用時に自由に指
定できる。
保存されていた入力データがなくなると、続く入力デ
ータは、第2図(b)に示すようにデータ制御部1から
直接コード変換部40に入力してもよいし、必ず入力保存
部2を通すようにしてもよい。
入力が終了するまで、または、入力保存部2の保存限
度等の一定数まで判定可能とならなかった場合は、入力
保存部2に保存されている入力データは統計計算部3に
入力され、ここにおいて統計による出現頻度が計算され
て判定が行われ、その結果がデータ制御部1に伝えられ
る。その状態を示したのが第2図(c)である。図中に
×印で示したのは入力或いは出力を停止していることを
示す。データ制御部1は統計計算部3から伝えられた判
定結果により、第2図(a)に示したと同じ方法で出力
を行う。
このようにして、従来では判定できなかったコード系
間についても判定を行うことが可能となる。
また、入力と出力のコード系がどちらもn個ある場合
に、これらの間の組合せの数の、n×(n−1)個の変
換手段が必要であった従来方式に比べ、コード変換部40
を各種のコード系の入力データを特定コード系へ変換す
るコード変換手段群I 4と、その出力である特定コード
系のデータを各種のコード系へ変換するコード変換手段
群II 5とにより構成すれば、2×(n−1)個の変換手
段で済むことになる。例えば、第3図に示すように、コ
ード系A,B,Cからコード系A,B,Cへの変換において、特定
コード系Bを中間コード系とすることにより、従来方式
なら6個の変換手段が必要なところ、2×(3−1)個
の=4個の変換手段で済むことになる。
〔実施例〕
第1図に示した原理ブロック図にそって主要な要素を
表とプログラムによって構成したソフトウェアによって
実現できることは自明である。以下に、コード系判定部
9とデータ制御部1とコード変換部とをハードウェア的
に実現した実施例を示す。
第4図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。この場合、第1図におけるコード系判定部9とデ
ータ制御部1とを一体化して判定部10としてあり、また
統計計算部3は再判定部31と統計表32としてある。
以下、第4図〜第8図により実施例をさらに具体的に
説明する。
第4図の実施例は、三のコード系: (a)JISX0202とJISX0208によるJIS漢字 (b)AT&Tの拡張UNIXコードであるEUC (c)シフトJIS について、入力コード系を指定せずに、この三つのうち
の任意の一つを、指定したコード系に変換するコード変
換装置である。
いま、入力データは上記(a)(b)(c)のいずれ
も、JISX0202のローマ字を含み、いわゆる半角カナ
のJISカナは使用せず、外字は使用せず、その他三
つのコード系に共通でない文字は使用しないという4点
の条件が成立するものであると仮定する。
第5図はこれら三つのコード系間の関係を示す図であ
る。(b)のEUCと、(c)のシフトJISの重なる部分
は、双方共に第二水準の漢字のコードであり、これらの
出現頻度は非常に少ないが、幾つかの文字では他の文字
に比べて頻度が高いことを確認してある。
第4図において、01は入力切換え用スイッチであり、
入力データと保存していた入力データとを切り換える。
10は判定部であり、入力データのコード系を判定し、扱
いを制御する。20はバッファであり、判定を保留してい
る間入力データを一時保存する。
31は再判定部であり、バッファ20に保存されている入
力データについて出現頻度を計算し、統計表と比較して
使用されているコード系を判定する。
32は統計表であり、あらかじめ各コード系の多数の入
力コードについて出現頻度を計算した統計の表である。
41はJIS漢字からEUCへの変換器であり、42はシフトJI
SからEUCへの変換器であり、43は合流器である。
51はEUCからJIS漢字への変換器であり、52はEUCから
シフトJISへの変換器であり、53は出力切換え用スイッ
チである。
第6図は、本実施例における判定部の内部構成を示す
図である。
第6図において、11,14,15はスイッチであり、制御部
19により切換えが行われる。16,17,18は合流器である。
12,13は分流器である。分流器12は、前述した三つの
コード系(a),(b),(c)で共通に用いられるJI
SX0202のローマ字(制御コードを含む)のコードは端子
1に、そうでないものは端子2に出力する。この判定は
コードの第1バイトの先頭ビットで簡単に識別できる。
分流器13は、(b)のEUCと(c)のシフトJISの重なる
領域のコードは端子2へ、そうでないものは端子1へ出
力する。
19はスイッチの制御部であり、再判定部31からの信号
fと分流器13からの出力hを入力として、スイッチ11,1
4,15の制御信号j,k,lを出力とする。
以下に、第4図および第6図を参照して、本コード変
換装置の動作を説明する。
初期状態においては、バッファ20は空であり、スイッ
チ11は入力eが、分流器12につながる向きに、スイッチ
14は合流器18につながる向きに、スイッチ15は合流器18
につながる向きとなっている。
第4図における入力切り換え用スイッチ01は入力側に
向いており、出力切換え用スイッチ53は出力コード系の
指定により、それぞれ(a)JIS漢字ならばコード変換
器51の方、(b)EUCならば合流器43の方、(c)シフ
トJISならばコード変換器52の方を向いている。
コード変換装置の状態としては、a初期状態、b保留
中、c保留処理、d確定の四つの状態があり、制御部19
により制御される。四つの状態は第7図の状態遷移図に
示すように遷移する。
入力データは、コード値がつぎの五つの場合に応じて
処理が決まる。
I:JISX0202のローマ字(制御コードを含む) II:(a)のJIS漢字 III:(b)のEUCのうち(c)と重ならない部分 IV:(c)のシフトJISのうち(b)と重ならない部分 V:(b)と(c)の重なる部分 ・a初期状態: 初期状態でIの範囲のコードが入力されると;スイッ
チ01、スイッチ11、分流器12、スイッチ14、合流器18を
通過して出力端子bに出力され、合流器43を経てコード
変換器51または52を経るか或いはそのまま出力される
が、Iの範囲のコードについてはコード変換器51,52の
どちらも変換しないで出力するので、判定部10の出力b
がそのまま出力される。
初期状態でIIの範囲のコードが入力されると;スイッ
チ01、スイッチ11、分流器12を経て分流器13に入力され
る。分流器13では端子1側に出力されると共に、制御部
19へ信号hを通じて端子1に出力されることを知らせ
る。制御部19では、これにより直ちにスイッチ15を端子
aに向かう方向に制御する。端子aの出力はコード変換
器41により中間コードとして使う特定コードであるEUC
に変換され、出力コードの指定に応じて、コード変換器
51か52か、あるいは変換なしとして出力される。第8図
の(a)はこの状況を示す。状態は、dの確定状態とな
る。
初期状態でIIIの範囲のコードが入力されると;IIの範
囲のコードが入力された場合とスイッチ15の位置が異な
り端子bに出力されるという違いがあるが、スイッチ0
1,11,14の位置は同じになる。端子bからの出力は出力
コードの指定に応じて、コード変換器51か52か、或いは
そのままで出力される。また、状態はdの確定状態とな
る。
初期状態でIVの範囲のコードが入力されると;II、III
の範囲のコードが入力された場合と同様であるが、スイ
ッチ15の位置が端子cに出力する向きになる。端子cか
らの出力は、コード変換器42により中間コードのEUCに
変換され、その後は同様である。状態もdの確定状態と
なる。
初期状態でVの範囲のコードが入力されると;スイッ
チ01、11、分流器12を経て分流器13にくると、Vの範囲
のコードであるという信号が分流器13から制御部19に伝
わり、制御部19はスイッチ14を介して合流器17側に切り
換える。分流器13は端子2に出力し、これが合流器17を
介して信号dとしてバッファ20に出力される。バッファ
20では、再判定部31から要求されるまで入力を保持す
る。第8図(b)はこの状況を示す。状態は、bの保留
中になる。
・b保留中: 保留中にI、Vの範囲のコードが入力されると;入力
切換え用スイッチ01から判定部10に入り、第8図(b)
に示す状態になっており、信号dとして出力され、バッ
ファ20に保持される。
保留中にII、III、IVのいずれかの範囲のコードが入
力されると;入力切換え用スイッチ01か判定部10に入
り、第8図(b)に示す状態で分流器13において端子1
に出力を出そうということで、これを制御部19に伝え
る。制御部19は、制御信号gをスイッチ01に出し、再判
定部31側に切り換える。この時入力は待ちとなり、スイ
ッチ01が戻るまで入力されないようになっているものと
する。この状態を第8図(c)に示す。またスイッチ11
を合流器16側にし、スイッチ14を合流器18側にし、スイ
ッチ15を入力データのII、III、IVの範囲に応じてそれ
ぞれ端子a、b、cの側にする。第8図(a)は、端子
a側としたときのスイッチの状態を示す。さらに、制御
部19は、再判定部31にバッファ20の出力をそのまま出力
するよう命ずる信号fを送る。また、最後に分流器13に
入っていたコードは、制御部19より端子2に出力するよ
う命じられ、合流器17を介してバッファ20に送られる。
状態はcの保留処理となる。
入力データが無くなると;制御部19はスイッチ01を第
8図(c)に示す状態にし、スイッチ11、14を第8図
(a)に示す状態にする。さらに制御部19は、再判定部
31に対してコード系を調べるように命じる。再判定部31
は、バッファの中身を統計表32を用いて判断し、コード
系を決定して判定部10に伝える。これに応じて、制御部
19はスイッチ15を端子b,cのいずれかにして再判定部31
に対してバッファ20の内容をそのまま出力するように命
じる信号fを送る。状態はcの保留処理となる。
・c保留処理状態: 保留処理状態では、再判定部31により、バッファ20の
内容をそのまま出力し、スイッチ01を介して判定部10に
送る。判定部10では、スイッチ11、分流器16、スイッチ
15を介して端子b,cのいずれかに出力する。この出力は
コード変換器42で変換されまたはそのまま合流器43を介
して、出力のコード系で指定される変換を施されて出力
される。第8図(b)はその状況を示す。バッファ20が
空になると、再判定部31は判定部10にそのことを伝え、
判定部10の制御部19は、制御信号gによりスイッチ01を
入力側に戻す。状態はdの確定状態となる。
・d確定状態: 確定状態では;入力データはスイッチ01を介して判定
部10に入る。判定部10内では、スイッチ11、合流器16、
スイッチ15を介して入力のコード系に対応して端子a,b,
cのいずれかに出力され、中間コードのEUCに変換された
後、指定された出力コードに変換されて出力される。入
力データがなくなるまでdの状態が続けられる。
以上説明した動作により、コード変換が行われる。
本実施例では、再判定部31において、バッファ20内の
保留入力についてEUCかシフトJISかを判定するために、
統計表32内に、それぞれのコード系において重なる部分
において頻度の高い文字を6,000ずつ用意し、この文字
が多く出現する方のコード系として決定した。
このコード変換装置を実用した場合、通常の日本語の
文章は問題なく変換された。さらに、バッファ20のサイ
ズを64文字と小さくし、バッファ20が満杯になった場合
においても統計的に判定するようにした。その場合も、
ほとんどの場合問題なく変換できた。
ただ、例外として変換できなかったのは、ローマ字
(Iの範囲のコード)の中に第2水準の漢字(Vの範囲
のコード)で書かれた人名(2文字)があるだけの場合
であった。このような例外的な場合を除く通常のローマ
字・英記号を含む漢字かな混じり文については、数文字
分の判定保留が行われるだけで直ちに確定を行った。こ
れは、かなや句読点といった通常の文章で多用される文
字が、Vの範囲にないため、すぐに確定できるからであ
る。
原理的には、このコード変換装置では100%変換する
ことはできないが、実際には、ほとんど日本語の文章に
ついては変換することが可能であると考えられる。
〔発明の効果〕
以上説明のように、従来は入力コード系が何であるか
を前もって知らないとコード変換を正しく行うことがで
きなかったのに対し、本発明によれば、入力のコード系
が何であるかを知らなくとも、所定の出力コード系に変
換を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図、 第2図はコード変換装置内信号経路を示す図、 第3図は中間コード系を説明する図、 第4図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第5図は本発明の一実施例で対象としたコード系間の関
係を示す図、 第6図は本発明の一実施例における判定部の内部構成を
示す図、 第7図は本発明の一実施例における状態遷移図、 第8図は本発明の一実施例における装置内信号経路を示
す図、 第9図は従来技術によるコード変換装置を示す図、 第10図はコード系間の関係を示す図、 第11図は複数入力コード系、複数出力コード系間の変換
を示す図、 図面において、 1はデータ制御部、9はコード系判定部、10は判定部、 2は入力保持部、20はバッファ、 3は統計計算部、31は再判定部、32は統計表、 40はコード変換部 4はコード変換手段群I、5はコード変換手段群II、 61,62,・・,6nはコード変換器、 7,71,72はスイッチ、8は判定部 01は入力切換え用スイッチ、 11,14,15はスイッチ、12,13は分流器、 16,17,18,43は合流器、19は制御部、 41,42,51,52はコード変換器、 53は出力切換え用スイッチ、 a,b,cは端子、 d,e,・・・,1は信号、 をそれぞれ示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種のコード系の入力データを受入れ、所
    定のコード系に変換するコード変換装置であって、 入力データがどのコード系であるかをコード値に基づい
    て判定するコード系判定部(9)と、 入力データを一時保存する入力保存部(2)と、 入力保存部(2)に保存されている入力データを統計処
    理することにより、コード系を判定する統計計算部
    (3)と、 各コード系から所定のコード系へ変換するコード変換手
    段の集合体であり、データ制御部(1)の指示により選
    択され、入力データを所定のコード系へコード変換する
    コード変換部(40)と 入力データのコード系の判定結果に基づいて入力データ
    の扱いを制御するデータ制御部(1)と を有し、 データ制御部(1)は、コード系判定部(9)がどのコ
    ード系であるか一意に判定することができないとき、入
    力保存部(2)に入力データを保存させ、 また、一定数の入力の間、コード系判定部(9)におい
    てコード系を判定できないときは、統計計算部(3)
    に、保存中の入力データのコード系を判定させ、 コード系判定部(9)または統計計算部(3)において
    判定されたコード系に対応してコード変換部(40)の変
    換手段を選択し、入力データのコード変換を行う ように構成したことを特徴とするコード変換装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のコード変換装置であっ
    て、 コード変換部(40)は、 各種のコード系の入力データを特定コード系へ変換する
    コード変換手段の集合体であるコード変換手段群I
    (4)と、 コード変換手段群I(4)の出力である特定コード系の
    データを各種のコード系へ変換するコード変換手段の集
    合体であるコード変換手段群II(5)と により構成され、 コード変換手段群I(4)のコード変換手段はコード系
    判定部(9)および統計計算部(3)における判定結果
    により選択され、 コード変換手段群II(5)の変換手段は、別途指定され
    たコード系に対応するものが選択される ことを特徴とするコード変換装置。
JP63024179A 1988-02-04 1988-02-04 コード変換装置 Expired - Fee Related JP2625815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63024179A JP2625815B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 コード変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63024179A JP2625815B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 コード変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01199264A JPH01199264A (ja) 1989-08-10
JP2625815B2 true JP2625815B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=12131117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63024179A Expired - Fee Related JP2625815B2 (ja) 1988-02-04 1988-02-04 コード変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2625815B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH052576A (ja) * 1991-06-24 1993-01-08 Fujitsu Ltd コード種別判定方法
JP2010176237A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Nec Corp 文字コード自動判別システム、文字コード自動判別方法及び文字コード自動判別プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01199264A (ja) 1989-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4099257A (en) Markov processor for context encoding from given characters and for character decoding from given contexts
JP2625815B2 (ja) コード変換装置
EP0240749A2 (en) Disk controller bus interface
JPS615361A (ja) 通信インタフエイス回路
JPH01269565A (ja) 印刷装置
JPS60222917A (ja) イメ−ジデ−タ伝送装置
JPH0452023B2 (ja)
JPS6134620A (ja) 計算機への入力方法
JPS6257059A (ja) かな漢字変換装置
JPH0736594A (ja) 信号入力装置及び信号入力方法
JPS6057440A (ja) 情報処理装置
JPS6274125A (ja) 端末装置の出力コ−ド制御装置
JPH0628055B2 (ja) 仮名漢字変換装置
JPS6224806B2 (ja)
JPH01229674A (ja) 印字装置
KR860004361A (ko) 멀티프로세서 시스템(multiprocessor system)
JPS62285163A (ja) チヤネル制御装置
JPH02100095A (ja) 外字登録装置
JPS58195236A (ja) 文字処理装置における文字情報の処理方法
JPS63214999A (ja) 読み出し専用メモリ装置
JPS63315257A (ja) 印刷装置
JPS5935227A (ja) カナ漢字変換方式
JPS613229A (ja) デ−タ入力装置
JPH0473157B2 (ja)
JPS62135041A (ja) 通信制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees