JP2625581B2 - ラッカー損傷の除去法 - Google Patents

ラッカー損傷の除去法

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JP2625581B2
JP2625581B2 JP8509171A JP50917196A JP2625581B2 JP 2625581 B2 JP2625581 B2 JP 2625581B2 JP 8509171 A JP8509171 A JP 8509171A JP 50917196 A JP50917196 A JP 50917196A JP 2625581 B2 JP2625581 B2 JP 2625581B2
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ピチュ マンフレート
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ホフマン ゾーナクス コマンディートゲゼルシャフト
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D5/00Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures
    • B05D5/005Repairing damaged coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D13/00Pencil-leads; Crayon compositions; Chalk compositions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、損傷によって引き起こされた腐食の危険を
少なくしながら、ラッカー表面、殊に自動車ラッカー層
における石の衝突痕および引掻いたような損傷を少なく
とも中期的に除去するための方法に関する。
自動車ラッカー上の引掻き傷および他のより小さな損
傷、例えば石の衝突痕は、損傷の大きさに比べて、徹底
的に除去することが極端に高価であるという点で、ゆゆ
しき問題である。この種のラッカー層の損傷は、ラッカ
ーの顔料含有層を貫通しない限りは、市販のつや出し剤
を用いる研磨によって何度でも除去することができる。
しかしながら、より深い引掻き傷は、塗装によって処理
されなければならない。更に、相応する裁断されたラッ
カーフィルムを用いてこの種の損傷を覆い隠すことが可
能である。しかしながら、これによっては、表面の平滑
さが損なわれ、従ってその結果、しばしば、損傷が眼に
見えたままである。
従って、この種のラッカー損傷を少なくとも中期的に
除去するための全く簡単な方法に対する需要がある。本
発明の場合、中期的というのは、標準的な洗車を複数回
した場合でも、損傷が視覚的に再度生じることがなく、
かつ該ラッカーの下の板金の上への腐食の危険を阻止す
るかまたは相応する後処理が同様の方法で行われるかま
たは引掻き傷または石の衝突痕の長期的な除去のための
新たな塗装が考慮されるまで延期されるということであ
る。
従って、本発明には、損傷によって引き起こされた腐
食の危険を少なくしながら、ラッカー表面、殊に自動車
ラッカー層における石の衝突痕および引掻いたような損
傷を少なくとも中期的に除去するための簡単な方法を提
供するという課題が課されている。前記課題は、本発明
によれば、ラッカー表面上での損傷を、ラッカーの色調
とできるだけ同じ色調の、結合剤を含有する色鉛筆(Fa
rbmalstift)で被覆し、かつ場合によっては過剰量の鉛
筆材料(Stiftmaterial)を研磨することによって解決
される。
驚異的なことに、典型的には、芸術家または児童のた
めに提供されているような市販の、結合剤を含有する色
鉛筆を用いて、前記の引掻いたような損傷を実際に眼に
見えなくすることが可能であり、同時に、損傷による腐
食の攻撃の危険を本質的に減少させることが可能であ
る。同様に驚異的なことに、本発明の場合、本発明によ
り処理されるラッカー表面が望ましくない大きな損傷を
有していることが明らかである。従って、自動車ラッカ
ーの場合の板金の上にまで達する引掻き傷の場合、相応
する色の市販の色鉛筆を用いる本発明による処理が行わ
れ、引き続き、自動洗浄装置における洗浄耐性が測定さ
れる。20回の洗浄後に、前記の引掻き傷は、なお完全に
被覆されており、かつむき出しの金属は眼に見えなかっ
た。
また、本発明により、驚異的に良好な腐食保護が達成
されることは、以下の試験から明らかである:試験板金
(エポキシ釉薬下地(Glasurit Epoxi Grund)で下塗り
し、かつアクリルラッカー釉薬(Glasurit Acryllack)
と硬化剤2:1で被覆された薄鋼板;全ラッカー厚180μ
m)に、幅約1mmの引掻き傷をつけて、板金までラッカ
ーおよび下地を除去した。前記の引掻き傷の長さの半分
を、色鉛筆(ライタ・蝋画チョーク(Rheita Wachsmalk
reide)種−白色No.6678)で被覆し、過剰量のワックス
を研磨する。引き続き、この試験板金に、DIN53167によ
る塩噴霧試験を施した。24時間後に、引掻き傷の被覆さ
れた半分では、腐食が全く見られなかった。引掻き傷の
未処理部分は、腐食が見られ、かつ引掻き傷には、既に
幅約1mmの錆が入り込んでいた。ライタ・蝋画チョーク
の代わりに、サクラ・カラープロダクツ社、Inc.、No.X
SCの色鉛筆を使用した場合に、同様の結果が得られた。
本発明の範囲で使用された種類の色鉛筆は、原理的に
は、良好な光堅牢度を有する相応から色調の顔料が埋設
されている結合剤マトリクスからなり、好ましくは、ワ
ックスまたは/および樹脂を基礎としている。色鉛筆の
ための適当な結合剤マトリクスは、一方では色鉛筆が互
いに良好に結合し、他方では色鉛筆にとって特徴的であ
る強度性質および剥離性質をも有しているようなもので
ある。この結合剤は、無機または有機、天然または合成
であってもよい。ワックスまたは/および樹脂を基礎と
する有利な結合剤は、Roempp、Chemie−Lexikon、第9
版のワックスについては第4972頁および樹脂については
第1737頁に記載のワックスおよび樹脂の定義に相応する
ものである。天然のワックスおよび樹脂並びに化学的に
変性されたかまたは合成されたワックスおよび樹脂、例
えば殊に硬質ワックスが適していることが判明した。こ
の色鉛筆は、脂溶性または脂不溶性で、無機または有機
顔料、例えば事情によっては白亜とともにカーボンブラ
ックまたは二酸化チタンを含有していてもよく、かつ結
合剤として蜜蝋、木蝋(Japan−Wachs)、カルナウバ・
ワックスまたはパラフィン、コロフォニウムアルキド樹
脂、アクリル樹脂またはエポキシド樹脂を用いて製造さ
れている。適当な色鉛筆の製造は、常法によれば、例え
ば結合剤マトリクスの材料中での、好ましくは2.5〜10
重量%の量での顔料の分散および熱可塑性または液状の
粘稠度になるまでの加熱によってかまたは溶剤を添加し
ながら行われる。殊に、前記の製造は、分散装置を使用
しながら、樹脂溶融または/およびワックス溶融液中で
行われる。本発明による処理のためには、ラッカーの色
にできるだけ似ている色鉛筆の色が選択される。この場
合驚異的なことに、ラッカーの場合に損傷を眼に見えな
くするには、色が似ていることで十分である。完全に色
が同じである必要はない。
ラッカー損傷の上へ塗布することは、簡単な冷時の上
描きによって、典型的には、引掻き傷に対して垂直な上
描きし、この場合、引掻き傷が少なくとも平坦に被覆さ
れるまでの量の色鉛筆材を塗布することによって行うこ
とができる。事情によっては、過剰量の色鉛筆材量は、
ラッカー表面処理のための常法により研磨することがで
きる。
好適なワックス組成物は、例えばパラフィンの主要量
と、微晶質ワックスおよびポリビニルエテールワックス
の少量との組合せ物から得られる。もう1つの適当な組
成物は、軟質ポリエチレンホモポリマーワックスおよび
微晶質ワックスと、脂状の粘稠度のポリエチレンホモポ
リマーとの約1:5〜1:1の比での混合約90%からなる。染
料含量は、好ましくは1〜10重量%、有利に3〜7重量
%である。
記載された結合剤および染料以外は、本発明により使
用された色鉛筆は、付加的に更に、当業者に公知である
ような充填材、例えば炭酸カルシウムを含有していても
よい。
上記のように、本発明により被覆された損傷は、驚異
的なことに持続的に処理されることが判明した。市場の
自動洗浄装置中での20回の洗浄作業工程後に、引掻き傷
は、なおも再度眼で見ることができなかったので、これ
により、実施された洗車の頻度に応じて、引掻き傷が再
度眼に見えるようになり、かつ事情により新たな処理が
必要となる前に、1年が経過しうると計算される。
本発明による方法は、自動車ラッカーの上の引掻き傷
ばかりでなく、殊にオートバイ、自動車、機械等の場合
の別の引掻き傷をつけられたラッカー表面の処理にも適
している。望ましい場合には、色鉛筆の色は、自動車ラ
ッカーの上の保護ワックス層の除去のために知られてい
るようなラッカー洗浄剤の使用によって容易に再度除去
することもできる。
本発明による方法によって、ラッカーの上の引掻き傷
および同様に小さい面積の損傷を簡単で、安価でかつ少
なくとも中期的に確実に除去することが可能であり、こ
のことによって、多くの場合に、極めて費用がかかり高
価な新規の塗装が節約されるかさもなければ長い期間延
期される。
以下の実施例は、本発明を更に説明するものである。
例 1 以下の組成物を、十分に混合し、かつ成形することに
よって加工して色鉛筆にした: パラフィン 89重量% 微晶質ワックス 3重量% ポリビニルエーテルワックス 3重量% 染料 5重量% 得られた色鉛筆は、良好な熱安定性に示し、かつ80℃
までの温度で加工することができる。
例 2 例1に記載されたのと同様にして色鉛筆を以下の成分
から製造した: ポリエチレンホモポリマー 30重量% 微晶質ワックス 60重量% 90dmmのASTM D−1321による硬度 を有するポリエチレンホモポリマー 5重量% 染料 5重量%

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腐食の危険を少なくしながら、ラッカー表
    面、殊に自動車ラッカー層における石の衝突痕および引
    掻いたような損傷を除去するための方法において、ラッ
    カー表面上の損傷を、ラッカーの色調とできるだけ同じ
    色調の、結合剤を含有する色鉛筆で被覆し、かつ場合に
    よっては過剰量の鉛筆材料を研磨することを特徴とす
    る、ラッカー表面における石の衝突痕および引掻いたよ
    うな損傷の除去法。
  2. 【請求項2】結合剤としてワックスを含有する色鉛筆を
    使用する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】色鉛筆の結合剤が本質的に樹脂からなるも
    のである色鉛筆を使用する、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】色鉛筆の結合剤が主要量のパラフィンとと
    もに、より少量の微晶質ワックスおよびポリビニルエー
    テルワックスとからなるものである色鉛筆を使用する、
    請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】色鉛筆の結合剤が、高い融点のポリエチレ
    ンワックス、低い融点の微晶質ワックスおよびポリエチ
    レンホモポリマーからなるものである色鉛筆を使用す
    る、請求項2に記載の方法。
JP8509171A 1994-09-07 1995-08-29 ラッカー損傷の除去法 Expired - Lifetime JP2625581B2 (ja)

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DE19944431897 DE4431897C2 (de) 1994-09-07 1994-09-07 Verfahren zur Beseitigung von Lackschäden
DE4431897.9 1994-09-07
PCT/EP1995/003402 WO1996007706A2 (de) 1994-09-07 1995-08-29 Verfahren zur beseitigung von lackschäden

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DE4431897A1 (de) 1995-03-30
WO1996007706A3 (de) 1996-04-11
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