JP2625285B2 - 音響機器における周波数発生器用の成形体の製造方法 - Google Patents

音響機器における周波数発生器用の成形体の製造方法

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JP2625285B2
JP2625285B2 JP3157084A JP15708491A JP2625285B2 JP 2625285 B2 JP2625285 B2 JP 2625285B2 JP 3157084 A JP3157084 A JP 3157084A JP 15708491 A JP15708491 A JP 15708491A JP 2625285 B2 JP2625285 B2 JP 2625285B2
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JP
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molded body
frequency generator
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radial
audio equipment
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宣行 古賀
克 井田
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響機器における周波
数発生器用の成形体の製造法に関するものであり、特に
周波数検出用のギア(以下、FGギアという。)を有す
る成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レコードプレーヤのターンテーブ
ルやテープレコーダのフライホイール等の回転体にFG
ギアを構成する場合、例えば図1に示すように、焼結フ
ライホイール1の内周面2にFGギア3を形成するよう
にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにフライホイ
ール1にFGギア3を一体に形成する場合、フライホイ
ール1が焼結体により形成されたものにあっては、フラ
イホイール1を成形する型の構造上、FGギア3は内歯
としてしか形成できず、外歯として形成する場合には精
度が極めて悪くなるという問題点がある。
【0004】また、図2に示すようにプレス加工により
円盤4の外周部5にギア3を形成することもできるが、
このように形成した場合には、円盤4をさらにフライホ
イール等の回転体に組み込む必要がある。そこで、本発
明は、精度が高くしかも比較的大径のギアを一体に有す
る音響機器における周波数発生器用の成形体の製造法を
提供することを目的に提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な目的を達成するため、径方向円盤部と、この円盤部の
外周よりほぼ垂下するように形成された軸方向部と、こ
の軸方向部の先端より外周方向に径方向円盤部とほぼ平
行にとなるように形成されたフランジ部とを備える音響
機器における周波数発生器用の成形体の製造法におい
て、板金に絞り加工を施して上記径方向部、上記軸方向
部及び上記フランジ部を形成し、上記フランジ部の外周
縁に周波数検出ヘッドと対向する周波数発生ギアと上記
径方向円盤部の中心に回転軸が挿通される軸穴とをプレ
ス加工により同時に形成すようにしたものである。
【0006】
【作用】本発明方法により形成された音響機器における
周波数発生器用の成形体は、径方向円盤部に周波数発生
器ギアと一体に形成された軸穴に回転軸が挿通すること
により、回転軸を中心にして回転可能に支持される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る音響機器における周波数
発生器用の成形体の製造法の具体的な実施例を図面を参
照して説明する。以下の実施例では、本発明方法をレコ
ードプレーヤのターンテーブルアセンブリーに適用した
例を挙げて説明する。
【0008】レコードプレーヤのターンテーブルアセン
ブリーを構成する回転体としてのターンテーブ10は、
図3に示すように、円盤状をなす径方向円盤部10Aの
中心部に軸穴10Bを有し、図示しないモータの回転軸
11に軸止部材12のフランジ部12A,12Bにより
挟持されて固定軸着されている。
【0009】そして、ターンテーブル10は、径方向円
盤部10Aの外周部分より下方に向かって垂下するよう
に円筒状をなす軸方向部10Cが連接されるとともに、
この軸方向部10Cの図中下端には外径方向に向かって
折り曲げるようにしてフランジ部10Dが連設されてい
る。そして、フランジ部10Dの外周縁には、FGギア
13が刻設されている。
【0010】また、FGギア13にはFG検出ヘッド1
4が、外径方向から対向配置されている。このFG検出
ヘッド14は、図示しないが、シャーシ等の支持部材を
介して取り付けられている。上述のように構成されたタ
ーンテーブル10を成形するには、径方向円盤部10
A、軸方向円筒部10C及びフランジ部10Dが一連に
折曲連設されるように金属板である板金に絞り加工を施
す。次に、この絞り加工が施された板金の成形品のフラ
ンジ部10Dにプレス加工により歯切り加工を施すとと
もに軸穴10Bを開設する。
【0011】なお、このようなFGギア13を構成する
歯切り加工と軸穴10Bの穿設加工は、プレス加工によ
り同時に行われるため、振れ等が少なく精度の高い加工
が可能となる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る音響機器における周波数発
生器用の成形体は、上述したように板金に絞り加工を施
すことによって、径方向円盤部、軸方向円筒部及びフラ
ンジ部が一体に成形され、この成形体にプレス加工を施
してギア部と軸穴を同時に形成しているので、各部を高
精度に形成することができ、且つギア部の回転中心と軸
穴の中心とを正確に一致させることができるので、回転
時にワウやフラッタを発生させることなく安定した回転
を保証することができる。
【0013】従って、回転体としての成形体の回転検出
精度を向上することができる。また、音響機器としての
レコードプレーヤのターンテーブルに適用した場合に
は、ターンテーブルを回転駆動させる強磁性体からなる
駆動モータのロータのシールド板としても利用できる。
【0014】さらにまた、テープレコーダに用いたとき
には、フライホイールとしての効果を発揮させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の焼結フライホイールを示す断面図であ
る。
【図2】従来のプレス加工により形成された回転体の平
面図である。
【図3】本発明方法により製造された成形体をレコード
プレーヤのターンテーブルに適用した例を示す要部縦断
面図である。
【符号の説明】
10・・・ターンテーブル 11・・・回転軸 10A・・・径方向円盤部 10B・・・軸穴 10C・・・軸方向円筒部 10D・・・フランジ部 13・・・FGギア 14・・・FG検出ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向円盤部と、この円盤部の外周より
    ほぼ垂下するように形成された軸方向部と、この軸方向
    部の先端より外周方向に上記径方向円盤部とほぼ平行に
    となるように形成されたフランジ部とを備える音響機器
    における周波数発生器用の成形体の製造方法において、 板金に絞り加工を施して上記径方向部、上記軸方向部及
    び上記フランジ部を形成し、 上記フランジ部の外周縁に周波数検出ヘッドと対向する
    周波数発生ギアと上記径方向円盤部の中心に回転軸が挿
    通される軸穴とをプレス加工により同時に形成するよう
    にしたことを特徴とする音響機器における周波数発生器
    用の成形体の製造方法。
JP3157084A 1991-06-27 1991-06-27 音響機器における周波数発生器用の成形体の製造方法 Expired - Lifetime JP2625285B2 (ja)

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JP7210681B1 (ja) 2021-11-15 2023-01-23 朗 須藤 レコード再生装置用のターンテーブル
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