JP2624787B2 - 伸線機 - Google Patents

伸線機

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JP2624787B2
JP2624787B2 JP63176705A JP17670588A JP2624787B2 JP 2624787 B2 JP2624787 B2 JP 2624787B2 JP 63176705 A JP63176705 A JP 63176705A JP 17670588 A JP17670588 A JP 17670588A JP 2624787 B2 JP2624787 B2 JP 2624787B2
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忠行 金谷
博 伊東
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は直線引きを行なう伸線機に関する。
(従来の技術) タングステンやモリブデンのような脆い金属材料から
なる線材をダイスを通して伸線加工する場合に、線材を
巻取ロールで巻取ながらダイスから引抜いて加工を行な
うと、巻取り時に加わる力により線材が折れたり、線材
の溶接点が破断することがある。この傾向は特に直径2.
0mm以上の太線の線材を伸線加工する場合に多い。この
ため、このような脆い金属材料からなる線材を伸線加工
する場合には、線材を巻取らずに直線方向に引きながら
加工することが品質上好ましい。
従来、線材を直線引きしながら伸線加工する場合には
ドローベンチが用いられている。しかし、このドローベ
ンチは線材の先端をチャックでつかみ、チェーンでチャ
ックを移動させながら線材をダイスから引抜くものであ
るから、線材の加工長さに限界があった。
そこで、最近ではエンドレスのチェーンに複数のチャ
ックを取付け、チェーンの回転により各チャックをチェ
ーンに沿って設けた直線カムで閉じて線材をつかみなが
ら順次移動させて線材を連続してダイスから引抜く伸線
機が開発されている。
(発明が解決しようとする課題) この伸線機はドローベンチとは異なり、線材を連続的
に線材を引いて長尺の伸線加工を行なうことができる。
しかしながら、その反面チャックを直線カムに当てて
閉じながら移動させるために、チェーンによりチャック
を高速で移動させる大きな振動が発生して運転に支障を
きたす。このため、チャックを高速で移動させることが
できず、加工速度に限界がある。また、チャックはカム
に一定の条件で当接して閉じるために、線材をつかむ力
の大きさを変化させることができない。このため、線材
の材質に応じてチャックが線材をつかむ力の大きさを調
節することができず、線材を傷めることがある。
本発明は前記事情に基づいてなされたもので、高速の
運転が可能で伸線加工の能率を向上できるとともに、線
材を適切な力でつかんで直線引きによる伸線加工を行な
うことができる伸線機を提供することを目的とするもの
である。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明の伸線機は、線材を
ダイスに通して直線に引抜く伸線機において、スプロケ
ットに巻掛けて回転されるエンドレスチェーンと、この
エンドレスチェーンに周方向に並べて取付けられるとと
もに夫々に線材受け部を有しダイスを通った線材が移動
する移動路に沿い前記エンドレスチェーンの回転と共に
順次移動する複数のチャックヘッドと、これら各チャッ
クヘッドに夫々設けられるとともに前記線材受け部に対
向するピストンロッドを有し前記各チャックヘッドが前
記線材の移動路に沿って移動する時に前記ピストンロッ
ドを移動させて前記線材を前記線材受け部に押付けて固
定するシリンダとを具備することを特徴とするものであ
る。
(作 用) この構成によりチャックヘッドが線材の移動路に順次
移動する時に、シリンダが迅速且つ確実に動作して線材
をつかんで直線引きし、シリンダを駆動する流体圧を変
化させることにより線材の材質に応じた適切な力で線材
をつかむことができる。
(実施例) 以下本発明を図面で示す一実施例について説明する。
第1図ないし第5図は本発明の伸線機の一実施例を示
している。
図中1はダイスで、線材lが通って水平方向に直線引
きされて移動する。このダイス1に対して線材引抜き方
向側には、エンドレスのチェーン2が機体3に設けた駆
動スプロケット4、テンションスプロケット5およびガ
イドスプロケット6に巻掛けて水平に配設されており、
このチェーン2の一部は線材lの移送路に沿った直線部
をなしている。駆動スプロケット4は図示しない電動機
により駆動軸7を介して回転される。テンションスプロ
ケット5はチェーン2にテンションを与えるものであ
り、ガイドスプロケット6はチェーン2に線材lの移送
路に案内するものである。チェーン2には複数のチャッ
クヘッド8が周方向に並べて取付けてある。各チャック
ヘッド8はチェーン2のころ2aを通すピン2bに取付けら
れており、チェーン2に対してその外周側となる部分の
下端部には線材lの移送路の下側に位置する線材受け部
9が形成してあり、この線材受け部9の上側にはシリン
ダ取付部10が形成してある。各チャックヘッド8のシリ
ンダ取付部10には、ピストンロッド11を下端に設けたシ
リンダ12が垂直に挿入して取付けてある。このシリンダ
12は例えば空気圧を油圧に変換してピストンロッド11を
上下動させる形式のものであり、このシリンダ12に対し
て駆動用圧縮空気を供給および排出するために次に述べ
る機構が設けてある、チャックヘッド8にはリミットバ
ルブ13が取付けてある。このリミットバルブ13は、弁箱
14の上外部に回動可能にレバー15を設け、このレバー15
の回動により弁箱14の内部に設けた弁体(図示せず)を
動作して流路の開放および閉塞を行なうものである。レ
バー15は、図示しない弾性体により上方へ向けて回動変
位され、弁体を流路閉塞位置に停止させている。そし
て、レバー15は先端にローラ15aを備え、このローラ15a
が後述する直線カム21に接触して回動されて弁体を流路
開放位置に移動させる。また、弁箱14に形成した流路の
流入口16には給気管17が接続され、この給気管17には分
岐管18が設けてある。給気管17は、チャックヘッド8に
隣接して並ぶ一方のチャックヘッド8に設けたリミット
バルブ13の分岐管18にホース25を介して接続され、分岐
管18はチャックヘッド8に隣接して並ぶ他方のチャック
ヘッド8に設けたリミットバルブ13の給気管17にホース
25を介して接続されている。さらに、流路の流出口(図
示せず)に接続した排気管19はシリンダ12の上端部に設
けた給気管20にホース26を介して接続され、シリンダ12
に圧縮空気を供給するようになっている。一方、前記線
材lの移送路に沿った前記チェーン2の直線部の内周側
には、この直線部と平行に直線カム21が機体3に取付け
て設けてある。この直線カム21はチェーン2の直線部と
略同じ大きさを有するもので、下面が前記リミットバル
ブ13のレバー15の先端より低い位置に設定されている。
なお、22は各チャック8に設けられたローラ、23はチ
ェーン2の内周側にチェーン1に沿って設けられたガイ
ドレールである。各チャック8のローラ22は各チャック
8がチェーン2により移動される時に、ガイドレール23
にころがり接触して各チャック8の案内をする。また、
24にチェーン1に対して線材lの移動方向前方に設けら
れた一対のガイドローラである。
また、各チャック8に設けたリミットバルブ13の給気
管17と分岐管18とを接続する各ホース25のうち、一部の
ホース25は図示しない圧縮空気供給装置に接続して、該
装置から圧縮空気供給を受けている。このため、各チャ
ック8のリミットバルブ13には夫々ホース25を介して圧
縮空気が供給されている。
このように構成した伸線機の作用を説明する。
例えばタングステンやモリブデンなどの高融点金属か
らなる線材lをダイス1に通し、チェーン2により移動
される各チャックヘッド8に設けたシリンダ12で順次線
材lをつかんで直線状に引くことによりダイス1から引
き抜いて移動させ、さらに線材lをガイドローラ24を通
して送り出す。
電動機により駆動スプロケット4を回転駆動して、各
スプロケット4〜6に巻掛けたチェーン2を回転し、チ
ェーン2に取付けたチェーン2に取付けた複数のチャッ
クヘッド8をチェーン2の回転軌跡に沿い循環移動す
る。各チャックヘッド8は循環移動する途中で線材lの
移動路上を移動する。この場合、各チャックヘッド8は
移動路と平行に設けた直線カム21に沿って直線に移動
し、この移動過程で各チャックヘッド8に設けたシリン
ダ12が夫々直線カム21により動作して移動路に位置する
線材lをつかんで移動させる。すなわち、チャックヘッ
ド8が線材移動路から外れた箇所を移動している時は、
リミットバルブ13のレバー15が弾性体により上方に回動
変位してリミットバルブ13は閉塞状態となっている。チ
ャックヘッド8が線材移動路に沿って直線移動する時に
は、線材受け部9が線材lの移動路の真下を移動する。
そして、リミットバルブ13は直線カム21の真下を移動す
る。この場合、レバー15のローラ15aが直線カム21の下
面に転接して、レバー15が押されて下方向へ回動し、こ
れによりリミットバルブ13が開放状態になる。すなわ
ち、チャックヘッド8が直線カム21に沿って移動してい
る間はリミットバルブ13が開放している。リミットバル
ブ13が開放すると、ホース25の圧縮空気は給気管17およ
び流入口16を通って弁箱14に入り、さらに流出口、排気
管19、ホース26および給気管20を通ってシリンダ12の上
端部に流入する。シリンダ12は圧縮空気により油を作動
させ、この油の圧力によりピストンロッド11を下方に移
動させる。下降したピストンロッド11はその先端で線材
lを上方から押えて線材lをチャックヘッド8の線材受
け部9の上面に押付けて固定する。すなわち、ピストン
ロッド11と線材受け部9とで線材lを把持する。従っ
て、チャックヘッド8が直線カム21に沿って移動してい
る間にシリンダ12が駆動して線材lを把持し、線材lを
直線カム21の全長にわたり移動させる。チャックヘッド
8が直線カム21から外れると、レバー15が直線カム21か
ら外れて上方へ回動してリミットバルブ13が開放する。
これによりシリンダ12のピストンロッド11が上昇して線
材lから離れ、線材lの把持を解除する。このようにし
て各チャックヘッド8が順次連続して直線カム21に沿っ
て移動することにより線材lを順次把持して移動路上を
移動させる。
しかして、この装置において線材lを把持して移動さ
せるためには、各チャックヘッド8に設けたシリンダ12
が夫々自立して駆動して線材lを確実に把持するので、
チャックヘッド8をチェーン2により高速で移動させて
もシリンダ12が振動することがない。このため、各チャ
ックヘッド8を高速で移動させて線材lの移動速度を高
め、伸線加工の能率を向上させることができる。
また、各チャックヘッド8に設けたシリンダ12のピス
トンロッド11が線材lを把持する力は、シリンダ12に供
給する圧縮空気の圧力により規定される。この圧縮空気
の圧力を変化させることにより線材lを把持する力を制
御できる。従って、線材lの径などの条件に応じて線材
lを把持する力を適切な大きさに選択できる。
なお、本発明は前記実施例に限定されず、要旨を変形
しない範囲で種々変形して実施できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の伸線機によれば、高速の
運転が可能で伸線加工能率を向上することができ、しか
も線材を適切な力で把んで直線引きによる良好な伸線加
工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は平面図、第3図はヘッドチャックを示す側面図、第
4図は同正面図、第5図は同裏面図である。 1……ダイス、2……チェーン、8……チャックヘッ
ド、11……ピストンロッド、12……シリンダ、13……リ
ミットバルブ、21……直線カム、l……線材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材をダイスに通して直線に引抜く伸線機
    において、スプロケットに巻掛けて回転されるエンドレ
    スチェーンと、このエンドレスチェーンに周方向に並べ
    て取付けられるとともに夫々に線材受け部を有し前記ダ
    イスを通った線材が移動する移動路に沿い前記エンドレ
    スチェーンの回転と共に順次移動する複数のチャックヘ
    ッドと、これら各チャックヘッドに夫々設けられるとと
    もに前記線材受け部に対向するピストンロッドを有し前
    記各チャックヘッドが前記線材の移動路に沿って移動す
    る時に前記ピストンロッドを移動させて前記線材を前記
    線材受け部に押付けて固定するシリンダとを具備するこ
    とを特徴とする伸線機。
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