JP2624094B2 - 残巻き数量表示床材およびその製造方法 - Google Patents

残巻き数量表示床材およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂の表
面材に裏面材を一体に形成してなる任意幅の床材シート
をホームセンターなどの量販店で任意の長さにカット販
売する場合に、カットした残りの床材シートの在庫管理
を容易にするために残巻き数量表示を施した残巻き数量
表示床材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の任意幅の床材シートの残
巻き数量表示方法としては、床材シートを巻き取り機に
セットした巻芯に固定する時に、任意間隔で目盛りと数
量を印刷した細い帯状の紙製テープ(数量表示テープ)
を、0の目盛りにして接着テープなどで固定し、床材シ
ートと一緒に巻き込む方法が主流であった。なお、幅の
広い床材シートには前記数量表示テープが2本用いられ
ていたものもある。しかしながら、これらの数量表示テ
ープのほとんどのものは、残巻き数量表示がなく、残巻
き数量は入荷した床材シートの巻き数量からカット販売
された累計数量を差し引いて帳簿で管理を行っており、
その管理精度は極めて悪い状況にあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、定尺巻きさ
れた床材シートは、無欠点巻き(例えば、20m巻きの
場合は、20m中に欠点が無いように巻き取る)こと
要求されており、数量表示テープを床材シートとともに
巻き込んでいても途中で欠点があった場合には、そこ
で切断し新たに巻き始めなければならないので、前記数
量表示テープが無駄になると同時に、特に前記床材シー
トの検査工程が、製造ラインにインラインで直結して設
置された場合では、数量表示テープの切り換えが間に合
わないことがしばしばあり、作業に支障を来すものであ
った。例えば、巻き始めて5mで欠点が発見された場合
には、数量表示テープは、すでに5mの位置まで床材シ
ートとともに巻き込まれているので、ここで床材シート
を切断し欠点を除去したのち、新たに床材シートを巻き
始めるときに数量表示テープをそのまま巻き込むと5m
表示位置から巻き込むこととなり、残巻き表示が狂って
くる。従って、この場合には、残りの15mの数量表示
テープをカット除去して0目盛りの位置にして新たな床
材シートとともに巻き込まなければならないものであ
る。すなわち、数量表示テープが無駄となるのみなら
ず、床材のカット、数量表示テープの巻きだしカット、
新たな巻芯のセット、新たな床材シートと新たな数量表
示テープのセットなどの作業を短時間で行わなければな
らず、作業的にも非効率的であり、さらには上記の作業
を短時間で行わなければならないことから、セットミス
などが起こりやすく、残巻き数量の精度を欠くものであ
った。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
背景になされたもので、床材シートの欠点が発見された
場合、欠点直前までの残巻き数量表示の施されたロール
巻き状の床材シートの製品を作るとともに、欠点を有す
る部分を除去し、新たな床材シートを巻き始める場合に
は、印字開始点(印字手段の設置された位置)で所定の
初期印字に戻り、自動的に印字を開始するため、前述の
ような無駄がなく、しかも、作業性に優れた残巻き数量
表示床材の製造方法および裏面に残巻き数量を印字し、
在庫管理が容易で、管理精度の高い残巻き数量表示床
得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化ビニル系
樹脂製の表面材と裏面材とを一体に形成してな任意幅
の床材シートの裏面に、巻始時には所定の初期印字に戻
り、かつ巻き取られた床材シートの長さを加算しつつ所
定間隔で印字するように制御された印字手段を用いて、
巻始部からの長さを着色インクにより加算印字して巻芯
に所定長さを巻きつけてなることを特徴とした残巻き数
量表示床材を提供するものである。
【0006】また、本発明は、塩化ビニル系樹脂製の表
面材と裏面材とを一体に形成してなる任意幅の床材シー
トを、少なくともアキュムレーター、印字手段、カット
装置、巻き取り機をこの順に備え、かつ任意の箇所には
巻き取り長さ積算手段を設け た経路を通して、裏面に巻
始部からの長さを着色インクにより加算印字した残巻き
数量表示床材シートを巻芯に所定長さを巻きつけてなる
ことを特徴とした残巻き数量表示床材の製造方法であっ
て、 残巻き数量表示床材シートの巻き取り長さが所定長
さに達したときに、巻き取り長さ積算手段より発せられ
巻き取り満巻信号により制御装置を動作させて巻き取
り機を一時停止させてから、残巻き数量表示床材シート
を制御装置を組み合わせたカット装置により切断すると
ともに加算信号をリセットして印字手段を初期印字に戻
して加算印字を開始する姿勢にし、 所定長さに巻き取ら
れた残巻き数量表示床材シートを巻き終部のテーピング
をしてから次の包装工程へ搬送した後、次の巻芯を巻き
取り機にセットし、切断後の残巻き数量表示床材シート
先端の巻始部を引き出して前記次の巻芯にテーピングし
てから巻き取り機を再起動させ、高速搬送回転により巻
き取り機の停止間にアキュムレーターで蓄積されていた
床材シートを搬送し、アキュムレーターが初期姿勢に復
してから巻き取り機を同速搬送回転に戻し、 巻き取り
機の起動、床材シートの搬送開始に伴い、印字手段を起
動させて巻始部からの長さを所定間隔で加算印字する、
ことを特徴とする残巻き数量表示床材の製造方法を提供
するものである。
【0007】
【作用】本発明の残巻き数量表示床材およびその製造方
法は、残巻き数量表示床材製造装置に、床材製造装置で
製造され、搬送される任意幅の床材シートを、一定速度
で引き込み、アキュムレーター、印字手段カット装置
(カッター)、巻き取り機の経路に従って所定速度で搬
送し、その搬送中に前記印字手段により床材シートの裏
面に残巻き数量表示を加算印字する。そして、残巻き数
量表示床材シートの巻き取り長さが所定長さに達し、
算印字された末尾の数値部分が概略カット装置位置に
たときに上記経路の任意の箇所に設けられた巻き取り長
さ積算手段から巻き取り満巻信号を送り、この巻き取り
満巻信号により制御装置を動作させて巻き取り機を一時
停止して搬送を止めるとともに、カット装置を動作させ
て残巻き数量表示床材シートを切断する。続いて、巻き
取り機を若干起動し、カット装置から巻き取り機までの
床材シートを巻きつけ、巻き終部をテーピングして固定
し、次の包装工程へ搬送するために巻き取り機より解放
したのち、新たな巻芯を巻き取り機にセットし、切断し
た残巻き数量表示床材シートの先端の巻始部を引き出し
て新たな巻芯にテーピングして固定する。
【0008】この搬送停止期間中に、床材シート製造装
置より連続して搬送されてくる床材シートはアキュムレ
ーターに蓄積される。そして、新たな巻芯に次の残巻き
数量表示床材シートの先端の巻始部をテーピングして固
定したのち、巻き取り機を起動させ、搬送が開始される
、最初は高速搬送回転させて前記蓄積を消化、アキ
ュムレーターが初期の姿勢に復帰したら、床材シートの
製造工程と同じ速度の搬送回転に戻される。なお、床材
シートに欠点が発見された場合には、巻き取り機を停止
し、カット装置動作させ、欠点の直前でカットし、さ
らに欠点に相当する長さだけ送り出し再度カットして欠
点部を除去し、しかるのち本来の残巻き数量表示の印字
を再開させる。また、印字手段は、カット装置の切断動
作により、初期印字に戻され、加算印字開始点を定め床
材シートの搬送に伴ってその裏面に残巻き数量表示を加
算印字する。
【0009】このようにすることで、残巻き数量表示床
材は、在庫管理が容易で、かつ管理精度の高いものとな
り、この製造方法では床材シートに欠点が発見された場
合にも欠点部分を切断除去したところ初期印字に戻
り、搬送にともない加算印字することで無駄なく効率的
な作業が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を、図面に基づいて具体的に説
明するが、本発明は、この実施例に限定されるものでは
ない。なお、この実施例を述べるにあたって、定尺は2
0m巻きとしたものを例にとる(定尺が20mの場合、
サービス長を合わせて、実際の巻き長さは20.2mと
なる)。
【0011】 この残巻き数量表示床材10は、塩化ビニ
ル系樹脂製の表面材と、裏面材(PVCシート、フェル
ト、ガラス混抄紙など、通常、床材用裏打ち材として使
用されるものが使用できる)とを一体に形成してなる任
意幅の床材シートFの裏面に残巻き数量表示を印字し
残巻き数量表示床材シート12を、巻芯11(通常、紙
管、プラスチック製パイプ、金属製管などを使用)に
定長さ巻きつけてロール状にしたものである。
【0012】 まず、この残巻き数量表示床材10を製造
するための残巻き数量表示床材製造装置(以下「製造装
置」という)20について、その構成を説明する。この
製造装置20は、図1に示すように、図外の床材シート
製造工程から製造装置20内へ常に床材シート製造工
程と連動し同一速度で回転し、床材シートFを引き込
む搬入ニップローラ22と、アキュムレーター30と、
送り出しニップローラ23と、下部ガイドローラ24
と、上部ガイドローラ25と、最終送り出しニップロー
ラ26と、カット部27と、巻き取り機28とが所要箇
所に列設されていて、上記の列挙した部材を順々に経由
する床材シートFの搬送経路21を形成している。この
搬送経路21において、上部ガイドローラ25と最終送
り出しニップローラ26との間で床材シートFの裏面側
位置にインクジェットプリンタ印字手段)40が、
またカット部27の下方にカッター(カット装置)29
が、さらに上部ガイドローラ25上にエンコーダー(巻
き取り長さ積算手段)51がそれぞれ配設され、さらに
上記各部材の動作を制御する制御装置50が組み合わせ
てある。なお、符号52は搬入ニップローラ22、符号
53は送り出しニップローラ23それぞれの可変速モー
タであり、符号54は最終送り出しニップローラ26の
メカニカルな変速機である。
【0013】 アキュムレーター30は、製造装置20の
床材シート受入側に設置され、残巻き数量表示床材シー
ト12のカッター29での切断や残巻き数量表示床材1
0の取り外しと巻芯セットのため送り出しニップロー
ラ23が一時停止する場合であっても、図示しない床材
シート製造工程からの床材シートFの受入を止められな
い搬入ニップローラ22により間断なく送り込まれて
来る床材シートFを一時的に蓄積する装置である。その
構成は、下部固定ローラ31と、常に上方向へ所定張力
がかけられている昇降自在な上部昇降ローラ32と、こ
の上部昇降ローラ32の昇降バランスを保持させるため
のバランスウェイト34とからなっている。前記下部固
定ローラ31は、アキュムレーター30の設置面に固定
されたローラで互いに所定の間隔をあけて配置され複数
の回転自在なローラからなる。また、前記上部昇降ロー
ラ32はその保持枠33にバランスウェイト34が取
り付けられた吊下げ構造により昇降自在になされたロー
ラで、下部固定ローラ31の各ローラそれぞれに対応
して配設された複数の回転自在なローラからなる。な
お、このアキュムレーター30の床材シートFの搬入側
には、搬入ニップローラ22が、送り出し側には送り出
しニップローラ23がそれぞれ配設されている。
【0014】 さらに、上部昇降ローラ32の保持枠33
が初期位置に復帰(すなわち、初期姿勢に復帰)したこ
とを検知するセンサ35が所要箇所に設けてある。とこ
ろで、搬入ニップローラ22の床材シートFの引き取り
速度は、品種により異なるが、概略5〜15m/分で、
アキュムレーター30に蓄積された床材シートFの送り
出し速度は48m/分〜床材シートFの引き取り速度ま
で変化させることができる
【0015】 インクジェットプリンター40は、残巻き
数量表示 床材シート12が定尺(20.2m)に巻き取
られ、カッター29により切断されて次なる巻芯に巻き
取られる残巻き数量表示床材シート12の巻始部が形成
される(すなわち巻始時)と同時に発せられるカッター
29から信号により加算信号リセットされ、カッタ
ー29からインクジェットプリンター40までの距離と
サービス長(20m巻の場合0.2m)を加算した距離
を印字(初期印字)し、その後、100mm、1パルス
で加算信号が送られ、1.1M.1.2M・・・・2
0.0Mと加算印字するようになっている。また、別の
方法として、エンコーダー51の巻き取り満巻信号によ
残巻き数量表示床材シート12を切断するカッター2
9を作動させると同時にインクジェットプリンター40
加算信号をリセット、カッター29からインクジェ
ットプリンター40までの距離とサービス長を加算した
長さを印字させ、その後加算印字させるようにすること
もできる。
【0016】 また、インクジェットプリンター40と最
終送り出しニップローラ26との間は400mm、さら
にカット部27との間は着色インクの乾燥を考慮して9
00mmとなるように設定してある。従って、カッター
29のカット部27との間は900mmの距離があるた
め、最初の印字数値(初期印字数値)は1,100mm
(インクジェットプリンター40〜カット部27の距離
900mm+サービス長200mm)の1.1Mから開
始されるので、巻始と初期印字部分の間は残巻き数量表
示はなされない
【0017】 なお、床材シートFの表面材は軟質もしく
は半硬質の塩化ビニル系樹脂製であるため、インクジェ
ットプリンター40に使用する着色インクは染料系着
色剤ではなく、顔料系着色剤を使用したものが好まし
い。これは床材シートFをロール状に巻き取った場合、
表面と裏面が必ず接触するため、残巻き数量表示が表面
に移行転写して、床材シート表面の絵柄に悪影響を及ぼ
すからである。ただし、染料系の着色剤を使用した着色
インクでも上記の問題のないものであれば、もちろん使
用可能である。この着色インク中の着色剤が移行転写し
て問題があるか否かの1つの判定基準として、床剤シー
トFの裏面に着色インクにより印刷し乾燥したのち、印
刷面を床材シートFの表面に重ね合わせ、これを5cm
×5cmの正方形にカットし、2枚のガラス板の間に挟
み、1〜3kgの荷重をかけた状態で、70℃で3〜5
日間静置したのちでも、床材シートFの表面に移行が認
められなければ使用可能である。
【0018】 次に、残巻き数量表示床材製造装置20を
使用した残巻き数量表示床材の製造方法について説明す
る。本発明の実施例の残巻き数量表示床材の製造方法
は、図1に示すように、任意幅の床材シートFを搬入ニ
ップローラ22→アキュムレーター30→送り出しニッ
プローラ23→下部ガイドローラ24→上部ガイドロー
ラ25→最終送り出しニップローラ26→カット部27
→巻き取り機28の搬送経路21に沿って設定し、初回
のみその先端をカット部27からわずかに行き過ぎた箇
所に位置決めする。そして、カッター29により横幅方
向に床材シートを切断して巻始部を形成する(巻始
時)。この切断によりインクジェットプリンター40は
初期印字を行うとともに、残巻き数量の加算印字を開始
する姿勢となるので、その後の床材シートFの搬送に伴
いその裏面には所定の印字が施されることになる。そこ
で、前記巻始部を巻き取り機28に設定した巻芯11に
接着テープにより貼り付け固着する。
【0019】 続いて、制御装置50により可変速モータ
52、53および変速機54を同時に起動させ、搬入ニ
ップローラ22、送り出しニップローラ23、最終送り
出しニップローラ26、巻き取り機28を同速搬送回転
により床材シートFの搬送を開始する。それと同時にエ
ンコーダー51の計測による加算信号によりインクジェ
ットプリンター40が作動し、床材シートFの裏面に残
巻き数量の加算印字開始される。その後、残巻き数量
表示床材シート12が所定の定尺(20.2m)巻き取
られたところで巻き取り機28を停止し、カット部27
のところに床材シート裏面に印字された末尾の数値部分
来るように微調整を行い、カッター29で切断して、
定尺の残巻き数量表示床材シート12が出来上がる。そ
して、巻き取り機28を再起動して定尺の残巻き数量表
示床材シート12の切断部27〜巻き取り機28を巻き
取って残巻き数量表示床材10を完成し、巻き取り機を
再停止させ、接着テープで端部を固定する。この間、送
り出しニップローラ23および最終送り出しニップロー
ラ26は停止のまま、床材シート製造工程からの床材シ
ートFは間断なく搬入ニップローラ22によりアキュム
レーター30内に蓄積されることとなる。
【0020】 続いて、前記残巻き数量表示床材10を巻
き取り機28から取外し、新たに次の巻芯11を巻き取
り機28に設定し、カット部27に残った残巻き数量表
示床材シート12の巻始部を、送り出しニップローラ2
3および最終送り出しニップローラ26を起動させて引
出し、前記次の巻芯11に接着テープを用いて貼り付け
固定する。
【0021】 そして、制御装置50により可変速モータ
52、53および変速機54を同時に再起動させるが、
当初は送り出しニップローラ23、最終送り出しニップ
ローラ26および巻き取り機28は、搬入ニップローラ
22よりも速い高速搬送運転でアキュムレーター30内
に蓄積された床材シートFを消化する。従って、保持枠
33は降下し再び初期の姿勢に復帰する。復帰したとこ
ろで送り出しニップローラ23、最終送り出しニップロ
ーラ26および巻き取り機28も搬入ニップローラ22
と同速搬送回転に戻り、通常の搬送を行う。
【0022】 もし、床材シートFに欠点を発見した場合
には、送り出しニップローラ23以降の駆動を一旦停止
し、カッター29を操作して欠点部分の前後を切断除去
したのち、巻き取り機28を再起動させて、切断端部を
巻芯11に巻付け、接着テープで端部を固定し、巻き取
り機28より取り外す。しかる後、次の巻芯11を巻き
取り機28をセットし、カット部27に残った残巻き数
量表示床材シート12の巻始部を上記と同様の操作で引
き出し、巻芯11に接着テープを用いて貼り付け固着す
る。この間、カッターの動作信号によりインクジェット
プリンター40は残巻き数量表示を開始する姿勢とな
り、床材シートFの搬送、巻き取り開始にともない、エ
ンコーダーの計測信号により加算印字を開始する。
【0023】 なお、定尺は20mに限らず、インクジェ
ットプリンター40とエンコーダー 51との調整により
任意の長さを設定することができ、また余尺を組み込む
ことも可能である。また本発明は、長尺シート状床材で
あれば、何でも適用可能である。
【0024】 以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、要
旨を変更しない範囲での構成および作用の変更があって
も本発明に含まれる。
【0025】
【発明の効果】本発明の残巻き数量表示床材は、残巻き
数量表示が巻始部より任意の位置から加算印字されてい
るため、店頭でのカット販売に際しても、正確な残巻き
数量を簡単、かつ容易に知ることができるので、在庫管
理上極めて有効である。また、本発明の残巻き数量表示
床材の製造方法は、床材シートの裏面に直接残巻き数量
表示を行うので、数量表示テープを巻き込む手間もな
く、また床材シートの欠点が発見された場合でも、従来
の数量表示テープを床材シートと一緒に巻き込む方法に
比較して、資材の無駄が少なく、しかも柔軟かつ容易に
対応でき作業が効率的に行なえる利点を有し、更には寸
法の不正確を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の残巻き数量表示床材の製造を
行うための製造装置を示す模式図である。
【符号の説明】
F 床材シート 10 残巻き数量表示床材 11 巻芯 12 定尺残巻き数量表示床材シート 20 残巻き数量表示床材製造装置 21 搬送経路 22 搬入ニップローラ 23 送り出しニップローラ 24 下部ガイドローラ 25 上部ガイドローラ 26 最終送り出しニップローラ 27 カット部 28 巻き取り機 29 カッター(カット装置) 30 アキュムレーター 40 インクジェットプリンター(印字手段) 50 制御装置 51 エンコーダー(巻き取り長さ積算手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂製の表面材と裏面材と
    を一体に形成してな任意幅の床材シートの裏面に、巻
    始時には所定の初期印字に戻り、かつ巻き取られた床材
    シートの長さを加算しつつ所定間隔で印字するように制
    御された印字手段を用いて、巻始部からの長さを着色イ
    ンクにより加算印字して巻芯に所定長さを巻きつけてな
    ることを特徴とした残巻き数量表示床材。
  2. 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂製の表面材と裏面材と
    一体に形成してなる任意幅の床材シートを、少なくと
    もアキュムレーター、印刷手段、カット装置、巻き取り
    をこの順に備え、かつ任意の箇所には巻き取り長さ積
    算手段を設けた経路を通して、裏面に巻始部からの長さ
    を着色インクにより加算印字した残巻き数量表示床材シ
    ートを巻芯に所定長さを巻きつけてなることを特徴とし
    た残巻き数量表示床材の製造方法であって、 残巻き数量表示床材シートの巻き取り長さが所定長さに
    達したときに、 巻き取り長さ積算手段より発せられる
    き取り満巻信号により制御装置を動作させて巻き取り機
    を一時停止させてから、残巻き数量表示床材シートを制
    御装置を組み合わせたカット装置により切断するととも
    に加算信号をリセットして印字手段を初期印字に戻して
    加算印字を開始する姿勢にし、 所定長さに巻き取られた残巻き数量表示床材シートを巻
    き終部のテーピングをしてから次の包装工程へ搬送した
    後、 次の巻芯を巻き取り機にセットし、切断後の残巻き
    数量表示床材シート先端の巻始部を引き出して前記次の
    巻芯にテーピングしてから巻き取り機を再起動させ、
    速搬送回転により巻き取り機の停止間にアキュムレータ
    ーで蓄積されていた床材シートを搬送し、アキュムレー
    ターが初期姿勢に復帰してから巻き取り機を同速搬送回
    転に戻し、 巻き取り機の起動、床材シートの搬送開始に伴い、印字
    手段を起動させて巻始部からの長さを所定間隔で加算印
    字する、 ことを特徴とする残巻き数量表示床材の製造方法。
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