JP2964083B1 - ２連スリッター装置 - Google Patents
２連スリッター装置Info
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- JP2964083B1 JP2964083B1 JP23651298A JP23651298A JP2964083B1 JP 2964083 B1 JP2964083 B1 JP 2964083B1 JP 23651298 A JP23651298 A JP 23651298A JP 23651298 A JP23651298 A JP 23651298A JP 2964083 B1 JP2964083 B1 JP 2964083B1
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/50—Auxiliary process performed during handling process
- B65H2301/51—Modifying a characteristic of handled material
- B65H2301/513—Modifying electric properties
- B65H2301/5133—Removing electrostatic charge
Landscapes
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Abstract
【要約】
【課題】 小巾、小径と、広巾、大径の２種の巻取りを
１台のスリッターで処理可能として機械の設置スペース
を小さく、かつ段取替時間を大巾に削減して、機械の稼
動率を高め、製造コストの低下を図る。 【解決手段】 原反ロールＲより引き出された広巾のウ
エブＳをその長手方向に複数条の狭巾ウエブに裁断する
スリッター装置において、原反ロールＲより広巾のウエ
ブを引き出す引出し部及び原反継足部５を共用として、
これに続き第１の巻取部Ａと第２の巻取部Ｂをウエブの
流れ方向に併設すると共に、第１の巻取部Ａと第２の巻
取部Ｂを裁断するウエブの裁断巾および巻取径に対応す
る小巾、小径の巻取部と、広巾、大径用の巻取部として
夫々にスリッタ刃１、１′を設け、かつ該スリッタ刃に
より裁断された複数条の各ウエブを巻取る巻取装置（Ｗ
1 、Ｗ2 ）（Ｗ3 、Ｗ4 ）を具備せしめた。
１台のスリッターで処理可能として機械の設置スペース
を小さく、かつ段取替時間を大巾に削減して、機械の稼
動率を高め、製造コストの低下を図る。 【解決手段】 原反ロールＲより引き出された広巾のウ
エブＳをその長手方向に複数条の狭巾ウエブに裁断する
スリッター装置において、原反ロールＲより広巾のウエ
ブを引き出す引出し部及び原反継足部５を共用として、
これに続き第１の巻取部Ａと第２の巻取部Ｂをウエブの
流れ方向に併設すると共に、第１の巻取部Ａと第２の巻
取部Ｂを裁断するウエブの裁断巾および巻取径に対応す
る小巾、小径の巻取部と、広巾、大径用の巻取部として
夫々にスリッタ刃１、１′を設け、かつ該スリッタ刃に
より裁断された複数条の各ウエブを巻取る巻取装置（Ｗ
1 、Ｗ2 ）（Ｗ3 、Ｗ4 ）を具備せしめた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は小巾、小径と、広
巾、大径の用途が異なる２種のスリット巻取りを引出し
部、原反継足部等を共用した一連の装置配置で可能なら
しめる２連スリッター装置に関するものである。
巾、大径の用途が異なる２種のスリット巻取りを引出し
部、原反継足部等を共用した一連の装置配置で可能なら
しめる２連スリッター装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スリッター装置は、装置外より送られて
くる広巾のウエブを巻き戻してスリッタ刃によって複数
の狭巾ウエブに裁断し、各狭巾ウエブを装置の左右両側
に配設した巻芯保持ホルダー上の各巻芯に別々にロール
状に巻取る装置であり、現在、実用化されている装置と
して図２に示すような装置が知られている。
くる広巾のウエブを巻き戻してスリッタ刃によって複数
の狭巾ウエブに裁断し、各狭巾ウエブを装置の左右両側
に配設した巻芯保持ホルダー上の各巻芯に別々にロール
状に巻取る装置であり、現在、実用化されている装置と
して図２に示すような装置が知られている。
【０００３】この装置は同図２に示すようにスリッタ刃
１によって広巾の原反ロールＲから巻き出されたウエブ
Ｓを複数条の狭巾ウエブに裁断して、この裁断した各狭
巾ウエブを互いに左右に分離して、各狭巾ウエブ毎に個
別にそれぞれ巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 でロールＲ1 、Ｒ2 に
巻き上げると共に、巻き上げた満巻ロールＲ1 、Ｒ2を
夫々満巻ロール取出し巻芯供給装置（２−１）、（２−
２）で取出し、適宜、次工程へ移動させる一方、空席と
なった巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 へ空巻芯を補給する構成から
なっている。
１によって広巾の原反ロールＲから巻き出されたウエブ
Ｓを複数条の狭巾ウエブに裁断して、この裁断した各狭
巾ウエブを互いに左右に分離して、各狭巾ウエブ毎に個
別にそれぞれ巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 でロールＲ1 、Ｒ2 に
巻き上げると共に、巻き上げた満巻ロールＲ1 、Ｒ2を
夫々満巻ロール取出し巻芯供給装置（２−１）、（２−
２）で取出し、適宜、次工程へ移動させる一方、空席と
なった巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 へ空巻芯を補給する構成から
なっている。
【０００４】ところで、上記スリッター装置は、これを
用いて小巾、小径と広巾、大径という用途の異なる２種
のウエブを巻取ることはできず、従来、このような巻取
りには小巾、小径対応に１台のスリッター装置と広巾、
大径対応に１台のスリッター装置との２台の装置を要し
ていた。例えば、通常、スリッター装置において巻取る
寸法はウエブの巾３００〜１０００ｍｍ、巻取径１５０
〜６００ｍｍ、裁断数４〜７が多いが、後加工に蒸着工
程等がある加工メーカーでは蒸着工程のための原反ロー
ル取り用として巾３０００ｍｍ、巻径１０００ｍｍとい
う広巾、大径のスリッター装置が必要となり、製品取対
応と、原反取対応の２台のスリッター装置を要してい
た。
用いて小巾、小径と広巾、大径という用途の異なる２種
のウエブを巻取ることはできず、従来、このような巻取
りには小巾、小径対応に１台のスリッター装置と広巾、
大径対応に１台のスリッター装置との２台の装置を要し
ていた。例えば、通常、スリッター装置において巻取る
寸法はウエブの巾３００〜１０００ｍｍ、巻取径１５０
〜６００ｍｍ、裁断数４〜７が多いが、後加工に蒸着工
程等がある加工メーカーでは蒸着工程のための原反ロー
ル取り用として巾３０００ｍｍ、巻径１０００ｍｍとい
う広巾、大径のスリッター装置が必要となり、製品取対
応と、原反取対応の２台のスリッター装置を要してい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如く
２台のスリッター装置を各別に用いることは製造コスト
上、極めて不利であることは言うまでもない。また、一
部において、切断巾や裁断数を調整して１台のスリッタ
ー装置で小巾、小径から大巾、大径まである程度の範囲
をカバーする装置も提案されているが、小巾、小径から
大巾、大径まで共用することは機構上、巻取アームの強
度、巻取モーターの容量等やウエブを巻取る張力制御範
囲、接圧制御範囲に制限があって、巻取るウエブ寸法に
対して適切な制御が出来ないという難を有している。
２台のスリッター装置を各別に用いることは製造コスト
上、極めて不利であることは言うまでもない。また、一
部において、切断巾や裁断数を調整して１台のスリッタ
ー装置で小巾、小径から大巾、大径まである程度の範囲
をカバーする装置も提案されているが、小巾、小径から
大巾、大径まで共用することは機構上、巻取アームの強
度、巻取モーターの容量等やウエブを巻取る張力制御範
囲、接圧制御範囲に制限があって、巻取るウエブ寸法に
対して適切な制御が出来ないという難を有している。
【０００６】しかもスリッター装置は通常、小ロット、
多種類の製品を巻くことが多く、巻取寸法変更のため機
械を停止して段取替をしなければならないが、この段取
替の時間は１時間から数時間を要することがあり、機械
の稼動率を低下させる大きな要因となっていた。
多種類の製品を巻くことが多く、巻取寸法変更のため機
械を停止して段取替をしなければならないが、この段取
替の時間は１時間から数時間を要することがあり、機械
の稼動率を低下させる大きな要因となっていた。
【０００７】本発明は上述の如き実状に対処し、特にス
リッター装置における２連化を見出すことにより小巾、
小径と、広巾、大径の２種の巻取りを引出し部、原反継
足部等を共用した一連の装置配置で処理可能として機械
の設置スペースを小さく、かつ段取替時間を大巾に削減
して、機械の稼働率を高め、製造コストの底から図るこ
とを目的とするものである。
リッター装置における２連化を見出すことにより小巾、
小径と、広巾、大径の２種の巻取りを引出し部、原反継
足部等を共用した一連の装置配置で処理可能として機械
の設置スペースを小さく、かつ段取替時間を大巾に削減
して、機械の稼働率を高め、製造コストの底から図るこ
とを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明は、原反ロールより引き出された広巾のウエブ
をその長手方向に複数条の狭巾ウエブに裁断するスリッ
ター装置において、裁断するウエブの巾及び巻取径に対
応する小巾、小径用と、広巾、大径用の２種の巻取部を
ウエブの流れ方向に分離独立して併設せしめることを基
本とし、原反ロールより広巾のウエブを引き出す引出し
部及び原反継足部ならびにガイド部を共用として、これ
に続き第１の巻取部と更にガイド部を有して第２の巻取
部をウエブの流れ方向に直線的に分離独立して併設する
と共に、第１の巻取部と第２の巻取部を裁断するウエブ
の裁断巾及び巻取径に対応する小巾、小径の巻取部と、
広巾、大径用の巻取部として両巻取部に対し、前記原反
継足部に続くガイド部を経て選択的に巻取りを可能なら
しめ、夫々下向きに送るようにして夫々にスリッタ刃を
設け、かつ該スリッタ刃により裁断された複数条の各ウ
エブを巻取る巻取装置を具備せしめた構成を特徴とす
る。
る本発明は、原反ロールより引き出された広巾のウエブ
をその長手方向に複数条の狭巾ウエブに裁断するスリッ
ター装置において、裁断するウエブの巾及び巻取径に対
応する小巾、小径用と、広巾、大径用の２種の巻取部を
ウエブの流れ方向に分離独立して併設せしめることを基
本とし、原反ロールより広巾のウエブを引き出す引出し
部及び原反継足部ならびにガイド部を共用として、これ
に続き第１の巻取部と更にガイド部を有して第２の巻取
部をウエブの流れ方向に直線的に分離独立して併設する
と共に、第１の巻取部と第２の巻取部を裁断するウエブ
の裁断巾及び巻取径に対応する小巾、小径の巻取部と、
広巾、大径用の巻取部として両巻取部に対し、前記原反
継足部に続くガイド部を経て選択的に巻取りを可能なら
しめ、夫々下向きに送るようにして夫々にスリッタ刃を
設け、かつ該スリッタ刃により裁断された複数条の各ウ
エブを巻取る巻取装置を具備せしめた構成を特徴とす
る。
【０００９】
【作用】上記本発明スリッター装置のスリッターとして
の作動は、従来におけると同様で、原反ロールより引き
出されてくる広巾のウエブをスリッタ刃によって複数の
狭巾ウエブに裁断し、各狭巾ウエブを左右両側に配した
巻芯によってロール状に巻き取る。そして所定径まで巻
き上がると、この満巻ロールを巻芯保持ホルダーから取
外し、巻終端を切断した後、巻芯ホルダーに新たな空巻
芯を装着し、これに前記切断した一端を巻き付けて新た
な巻取りの準備をする一方、満巻ロールを満巻ロール取
出し巻芯供給装置に乗せてスリッタ装置外に移動させ、
上記装置上の満巻ロールを次工程に排出する。
の作動は、従来におけると同様で、原反ロールより引き
出されてくる広巾のウエブをスリッタ刃によって複数の
狭巾ウエブに裁断し、各狭巾ウエブを左右両側に配した
巻芯によってロール状に巻き取る。そして所定径まで巻
き上がると、この満巻ロールを巻芯保持ホルダーから取
外し、巻終端を切断した後、巻芯ホルダーに新たな空巻
芯を装着し、これに前記切断した一端を巻き付けて新た
な巻取りの準備をする一方、満巻ロールを満巻ロール取
出し巻芯供給装置に乗せてスリッタ装置外に移動させ、
上記装置上の満巻ロールを次工程に排出する。
【００１０】以上のようなスリッター装置において、本
発明では裁断するウエブの巾及び巻取径に対応する小
巾、小径、の巻取部と大巾、大径の巻取部の２種の巻取
部をウエブの流れ方向に分離独立して併設してあること
により引き出されてくる広巾ウエブを随時、要求に応じ
て選択して送り、夫々要求される裁断巾、巻取径に対応
してスリッタ刃により裁断し巻取る。従って、巾及び巻
取径が異なる２種の巻取りが一連の装置配置により行え
ると共に、夫々の巻取部における巻取寸法変更時の段取
替に際しても一方の巻取部の稼働中に行うようにして段
取替の停止時間を極端に短縮可能とする。
発明では裁断するウエブの巾及び巻取径に対応する小
巾、小径、の巻取部と大巾、大径の巻取部の２種の巻取
部をウエブの流れ方向に分離独立して併設してあること
により引き出されてくる広巾ウエブを随時、要求に応じ
て選択して送り、夫々要求される裁断巾、巻取径に対応
してスリッタ刃により裁断し巻取る。従って、巾及び巻
取径が異なる２種の巻取りが一連の装置配置により行え
ると共に、夫々の巻取部における巻取寸法変更時の段取
替に際しても一方の巻取部の稼働中に行うようにして段
取替の停止時間を極端に短縮可能とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、更に添付図面により本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【００１２】図１は図２と対比した本発明装置の具体的
態様であり、図示の如く本発明装置は原反ロールＲより
ダンサーローラ４に続き原反継足部５を含み複数のロー
ラからなるガイドローラＧを経て引き出される広巾ウエ
ブＳの流れ方向に直線的に第１の巻取部Ａと、更にガイ
ドローラＧ′を経て第２の巻取部Ｂが分離独立して併設
配置されている。
態様であり、図示の如く本発明装置は原反ロールＲより
ダンサーローラ４に続き原反継足部５を含み複数のロー
ラからなるガイドローラＧを経て引き出される広巾ウエ
ブＳの流れ方向に直線的に第１の巻取部Ａと、更にガイ
ドローラＧ′を経て第２の巻取部Ｂが分離独立して併設
配置されている。
【００１３】ここで、第１の巻取部Ａと第２の巻取部Ｂ
は裁断するウエブの巾及び巻取径を異にする小巾、小径
巻取りの巻取部と、広巾、大径巻取りの巻取部であり、
何れが小巾、小径用巻取部でも、また、広巾、大径用巻
取部であっても差し支えないが、説明の都合上、第１の
巻取部Ａを小巾、小径用の巻取部、第２の巻取部Ｂを広
巾、大径用の巻取部として説明することにする。
は裁断するウエブの巾及び巻取径を異にする小巾、小径
巻取りの巻取部と、広巾、大径巻取りの巻取部であり、
何れが小巾、小径用巻取部でも、また、広巾、大径用巻
取部であっても差し支えないが、説明の都合上、第１の
巻取部Ａを小巾、小径用の巻取部、第２の巻取部Ｂを広
巾、大径用の巻取部として説明することにする。
【００１４】図１において、第１の小巾、小径用巻取部
Ａは、前記広巾の原反ロールＲから巻き出されたウエブ
Ｓが上部ガイドローラＧを経て中央部に至り、複数のス
リッタ刃１で狭巾ウエブに裁断され、この裁断された狭
巾ウエブは互いに左右に分離されて各狭巾ウエブごと、
個別に夫々巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 でロールＲ1 、Ｒ2 に巻
き上げられて、巻き上げられた満巻ロールＲ1 、Ｒ2 は
夫々満巻ロール取出し巻芯供給装置（２−１）、（２−
２）で取り出され、満巻ロールが取り出されて空席とな
った巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 へは空巻芯が供給されるよう構
成されている。なお、図中、７は耳屑巻取部である。
Ａは、前記広巾の原反ロールＲから巻き出されたウエブ
Ｓが上部ガイドローラＧを経て中央部に至り、複数のス
リッタ刃１で狭巾ウエブに裁断され、この裁断された狭
巾ウエブは互いに左右に分離されて各狭巾ウエブごと、
個別に夫々巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 でロールＲ1 、Ｒ2 に巻
き上げられて、巻き上げられた満巻ロールＲ1 、Ｒ2 は
夫々満巻ロール取出し巻芯供給装置（２−１）、（２−
２）で取り出され、満巻ロールが取り出されて空席とな
った巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 へは空巻芯が供給されるよう構
成されている。なお、図中、７は耳屑巻取部である。
【００１５】そして、上記の満巻ロール取出し巻芯供給
装置（２−１）、（２−２）は満巻ロールＲ1 、Ｒ2 を
載せて図示していないが、スリッター装置外の位置へ移
動し、該位置で満巻ロールＲ1 、Ｒ2 を適宜次工程３−
１、３−２へ移し、新たに空巻芯が補給され、再びスリ
ッター装置の旧位置２−１、２−２へ復帰し、次回作動
のため待機する。なお、巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 及び満巻ロ
ール取出し巻芯供給装置（２−１）、（２−２）の詳細
な構造説明は特開平９−４８５４１号公報において既に
明示されており、本願発明でも、特に重要な要件ではな
いので省略する。
装置（２−１）、（２−２）は満巻ロールＲ1 、Ｒ2 を
載せて図示していないが、スリッター装置外の位置へ移
動し、該位置で満巻ロールＲ1 、Ｒ2 を適宜次工程３−
１、３−２へ移し、新たに空巻芯が補給され、再びスリ
ッター装置の旧位置２−１、２−２へ復帰し、次回作動
のため待機する。なお、巻取装置Ｗ1 、Ｗ2 及び満巻ロ
ール取出し巻芯供給装置（２−１）、（２−２）の詳細
な構造説明は特開平９−４８５４１号公報において既に
明示されており、本願発明でも、特に重要な要件ではな
いので省略する。
【００１６】次に第２の広巾、大径の巻取部Ｂは、図に
おいて前記第１の巻取部Ａにおけるウエブ給送の途中よ
り適宜のガイドローラ、図ではローラ６を介して選択さ
れて上部ガイドローラＧ′を経て送られるようになって
おり、第１の巻取部Ａと同様、中央部に至り、複数のス
リッタ刃１′で所要大巾に裁断され、この裁断されたウ
エブは互いに左右に分離されて、夫々個別に巻取装置Ｗ
3 、Ｗ4 でロールＲ3、Ｒ4 に巻き上げられる構成とな
っている
おいて前記第１の巻取部Ａにおけるウエブ給送の途中よ
り適宜のガイドローラ、図ではローラ６を介して選択さ
れて上部ガイドローラＧ′を経て送られるようになって
おり、第１の巻取部Ａと同様、中央部に至り、複数のス
リッタ刃１′で所要大巾に裁断され、この裁断されたウ
エブは互いに左右に分離されて、夫々個別に巻取装置Ｗ
3 、Ｗ4 でロールＲ3、Ｒ4 に巻き上げられる構成とな
っている
【００１７】なお、この第２の巻取部Ｂで巻き上げられ
たロールＲ3 、Ｒ4 は、第１の巻取部Ａと同様、満巻ロ
ール取り出し装置２−３、２−４で取り出され次工程に
運ばれるが、図では満巻ロールＲ3 、Ｒ4 の取り出し装
置２−３、２−４の構造が第１の巻取部Ａにおけるそれ
と異なった構造となっている。これは、第２の巻取部Ｂ
におけるロールＲ3 、Ｒ4 が第１の巻取部Ａにおけるロ
ールＲ1 、Ｒ2 より大径であることにより、これに適合
させさたためであって、別段、第１の巻取部と同様の満
巻ロール取出し巻芯供給装置を使用しても差し支えな
い。しかし、第１の巻取部Ａで巻取ったロール製品と、
第２の巻取部Ｂで巻取ったロール製品は用途を異にし、
前者が最終製品であるのに対し後者は爾後の加工におけ
る原反製品となることを考えれば図示のように夫々に適
合した満巻ロール取出し装置を使用することが好まし
い。
たロールＲ3 、Ｒ4 は、第１の巻取部Ａと同様、満巻ロ
ール取り出し装置２−３、２−４で取り出され次工程に
運ばれるが、図では満巻ロールＲ3 、Ｒ4 の取り出し装
置２−３、２−４の構造が第１の巻取部Ａにおけるそれ
と異なった構造となっている。これは、第２の巻取部Ｂ
におけるロールＲ3 、Ｒ4 が第１の巻取部Ａにおけるロ
ールＲ1 、Ｒ2 より大径であることにより、これに適合
させさたためであって、別段、第１の巻取部と同様の満
巻ロール取出し巻芯供給装置を使用しても差し支えな
い。しかし、第１の巻取部Ａで巻取ったロール製品と、
第２の巻取部Ｂで巻取ったロール製品は用途を異にし、
前者が最終製品であるのに対し後者は爾後の加工におけ
る原反製品となることを考えれば図示のように夫々に適
合した満巻ロール取出し装置を使用することが好まし
い。
【００１８】ところで、上記説明では原反ロールＲより
巻戻し引き出された広巾ウエブＳが第１の巻取部Ａと第
２の巻取部Ｂにローラ６を介し選択的に供給されるよう
になっているが、原反ロールＲより引き出される広巾ウ
エブＳを二重として、途中で夫々の巻取部Ａ、Ｂに分離
して選択的に供給するようにすれば両巻取部Ａ、Ｂを同
時に稼働させることが可能である。
巻戻し引き出された広巾ウエブＳが第１の巻取部Ａと第
２の巻取部Ｂにローラ６を介し選択的に供給されるよう
になっているが、原反ロールＲより引き出される広巾ウ
エブＳを二重として、途中で夫々の巻取部Ａ、Ｂに分離
して選択的に供給するようにすれば両巻取部Ａ、Ｂを同
時に稼働させることが可能である。
【００１９】かくして、例えばフィルム、シートなどの
ウエブ巾３００〜１０００ｍｍ、巻取径１５０〜６００
ｍｍという通常の製品と、巾３０００ｍｍ、巻径１００
０ｍｍという蒸着工程用の原反取り用とを１つのスリッ
ター装置により生産することができる。
ウエブ巾３００〜１０００ｍｍ、巻取径１５０〜６００
ｍｍという通常の製品と、巾３０００ｍｍ、巻径１００
０ｍｍという蒸着工程用の原反取り用とを１つのスリッ
ター装置により生産することができる。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上のように広巾のウエブをそ
の長手方向に複数条の狭巾ウエブに裁断するスリッター
装置において、裁断するウエブの巾及び巻取径に対応す
る小巾、小径用と、広巾、大径用の２種の巻取部を併設
せしめて２連構成となしたものであり、従来、各別に夫
々１台のスリッター装置を用いていたものを引出し部、
原反継足部、ガイド部を共用にして一連の装置配置で処
理可能とすることができ、機械の設置スペースを小さく
することができると共に、製造コストを大巾に削減する
顕著な効果を有している。
の長手方向に複数条の狭巾ウエブに裁断するスリッター
装置において、裁断するウエブの巾及び巻取径に対応す
る小巾、小径用と、広巾、大径用の２種の巻取部を併設
せしめて２連構成となしたものであり、従来、各別に夫
々１台のスリッター装置を用いていたものを引出し部、
原反継足部、ガイド部を共用にして一連の装置配置で処
理可能とすることができ、機械の設置スペースを小さく
することができると共に、製造コストを大巾に削減する
顕著な効果を有している。
【００２１】しかも、本発明においては各巻取部は独立
して製品取サイズは巻取径、巻取巾とも充分、精度良く
制御が可能な巻取アーム、巻取モーターが使用でき、特
に広巾、大径には必要充分な巻取アーム、巻取モーター
が使用できて、夫々最適制御が可能である。また、スリ
ッター装置は小ロット、多種の製品を巻くことが多く、
巻取寸法変更のため、機械を停止して段取替をしなけれ
ばならず、段取替の時間は１時間から数時間を要するこ
とがあり、機械の稼動率を低下させる大きな要因となっ
ていたが、本発明のスリッター装置は前記の通り、小
巾、小径用と広巾、大径用に分離独立しており、それぞ
れの段取替は一方の装置が稼動中に出来、殆どシートの
通紙替程度で済むことから、段取替の停止時間は極端に
短く、稼動率を大巾に向上することが出来る格段の効果
も期待される。
して製品取サイズは巻取径、巻取巾とも充分、精度良く
制御が可能な巻取アーム、巻取モーターが使用でき、特
に広巾、大径には必要充分な巻取アーム、巻取モーター
が使用できて、夫々最適制御が可能である。また、スリ
ッター装置は小ロット、多種の製品を巻くことが多く、
巻取寸法変更のため、機械を停止して段取替をしなけれ
ばならず、段取替の時間は１時間から数時間を要するこ
とがあり、機械の稼動率を低下させる大きな要因となっ
ていたが、本発明のスリッター装置は前記の通り、小
巾、小径用と広巾、大径用に分離独立しており、それぞ
れの段取替は一方の装置が稼動中に出来、殆どシートの
通紙替程度で済むことから、段取替の停止時間は極端に
短く、稼動率を大巾に向上することが出来る格段の効果
も期待される。
【図１】本発明に係る２連スリッター装置の全体を示す
概要図である。
概要図である。
【図２】従前のスリッター装置例を示す全体概要図であ
る。
る。
Ａ、Ｂ 巻取部 Ｒ 原反ロール Ｓ 広巾ウエブ Ｗ1 〜Ｗ4 巻取装置 Ｒ1 〜Ｒ4 巻上げロール Ｇ、Ｇ′ ガイドローラ １ スリッタ刃 ４ ダンサーローラ ５ 原反継足部 ６ 選択位置ローラ ７ 耳屑巻取部
Claims (1)
- 【請求項１】スリッタ刃によって原反ロールより引き出
された広巾のウエブを長手方向に複数条の狭巾ウエブに
裁断し、巻芯に巻取るスリッター装置において、原反ロ
ールより広巾のウエブを引き出す引出し部及び原反継足
部とガイド部に続き第１の巻取部と更にガイド部を有し
て第２の巻取部をウエブの流れ方向に分離独立して併設
具備せしめてなり、第１の巻取部と第２の巻取部は裁断
するウエブの裁断巾及び巻取径に対応する小巾、小径用
の巻取部と、広巾、大径用の巻取部であって両巻取部は
前記原反継足部に続くガイド部を経て選択的に巻取り可
能なようになっており、夫々、下向きに送られると共に
夫々スリッタ刃を有し、かつ該スリッタ刃により裁断さ
れた複数条の各ウエブを巻取る巻取装置を具備してなる
ことを特徴とする２連スリッター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23651298A JP2964083B1 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | ２連スリッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23651298A JP2964083B1 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | ２連スリッター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2964083B1 true JP2964083B1 (ja) | 1999-10-18 |
| JP2000053281A JP2000053281A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=17001814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23651298A Expired - Lifetime JP2964083B1 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | ２連スリッター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2964083B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001353679A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-25 | Oki Electric Ind Co Ltd | ペット用ロボット |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP23651298A patent/JP2964083B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000053281A (ja) | 2000-02-22 |
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