JP2624076B2 - 放電加工電源 - Google Patents

放電加工電源

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JP2624076B2
JP2624076B2 JP4049621A JP4962192A JP2624076B2 JP 2624076 B2 JP2624076 B2 JP 2624076B2 JP 4049621 A JP4049621 A JP 4049621A JP 4962192 A JP4962192 A JP 4962192A JP 2624076 B2 JP2624076 B2 JP 2624076B2
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JP
Japan
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power supply
rectifying element
electric discharge
switching element
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敏之 貝谷
敏治 足立
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Mitsubishi Electric Corp
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/02Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges
    • B23H1/022Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply, control, preventing short circuits or other abnormal discharges for shaping the discharge pulse train
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H2300/00Power source circuits or energization
    • B23H2300/20Relaxation circuit power supplies for supplying the machining current, e.g. capacitor or inductance energy storage circuits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H2300/00Power source circuits or energization
    • B23H2300/20Relaxation circuit power supplies for supplying the machining current, e.g. capacitor or inductance energy storage circuits
    • B23H2300/22Circuits using or taking into account line impedance to shape the discharge pulse

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放電加工装置の電源に
係り、特にスイッチング素子の破壊を防止する放電加工
電源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の放電加工電源を示す回路
図で、図において、1は直流電源回路であり、直流電源
2、コンデンサ3を有している。コンデンサ3は応答性
の高いコンデンサが使用され、且つ直流電源回路1はイ
ンダクタンスの小さい回路であることが望ましい。4は
放電加工用電極、5は被加工物、6,7はスイッチング
素子としてのMOSFETで、このMOSFET6,7
は寄生ダイオードを含む。この直流電源回路1にMOS
FET6と整流素子8が直列に接続された第1の直列回
路が接続されると共に、直流電源回路1に第1の直列回
路とは接続順序が逆にMOSFET7と整流素子9が直
列に接続された第2の直列回路が接続されている。その
第1の直列回路を構成するMOSFET6と整流素子8
の接続点と、第2の直列回路を構成するMOSFET7
と整流素子9の接続点との間に放電加工用電極4と被加
工物5とが直列に接続されている。そして、直流電源
2、MOSFET6、被加工物5、放電加工用電極4及
びMOSFET7の閉ループで放電回路が構成され、コ
ンデンサ3、整流素子8、被加工物5、放電加工用電極
4及び整流素子9の閉ループで帰還回路が構成されてい
る。なお、10,11は回路中の配線インダクタンスを
表わしている。
【0003】次に、この従来装置の動作を、図16のタ
イミングチャートを参照しながら説明する。なお、図1
6の(a)はMOSFET6,7のゲートに印加される
繰り返しパルスで、このパルスが印加されることにより
MOSFET6,7は同期してオン、オフを繰り返す。
(b)はMOSFET6,7に流れる電流Ids、(c)
は整流素子8,9に流れる電流Iak、(d)は図15の
X点からY点に流れる電流、つまり配線インダクタンス
10,11及び放電加工用電極4と被加工物5間のギャ
ップに流れる電流IG 、(e)は図15の点X,Y間の
電圧Vxy、(f)は放電加工用電極4と被加工物5間の
ギャップに印加される電圧VG を示す。
【0004】ここで、今、MOSFET6,7のゲート
に図16の(a)に示すようなパルスが入力され、MO
SFET6,7が同時にオンすると、放電加工用電極4
と被加工物5間のギャップには電圧VG が印加され、放
電を開始して、ギャップにはギャップ電流IG が流れ
る。すなわち、電流は電源端子Aから放電回路を構成す
るMOSFET6、被加工物5、放電加工用電極4、M
OSFET7、電源端子Bへと流れる。この電流は直流
電源回路1の端子間電圧をVo とし、配線インダクタン
ス10,11のインダクタンスをそれぞれL1,L2と
すると、 di/dt=(Vo −Vg )/(L1+L2) なる関係で直線的に図16の(b)及び(d)に示すよ
うに増加していく。しかし、MOSFET6,7がオフ
になると、配線インダクタンス10,11に蓄えられて
いた電流が帰還回路を通って流れる。すなわち、電源端
子B、整流素子8、被加工物5、放電加工用電極4、整
流素子9、電源端子Aを流れ、直流電源回路1のコンデ
ンサ3に還元する。このとき、電流の流れの方向と直流
電源回路1の極性が逆であるため、その電流は、 di/dt=(−Vo −Vg )/(L1+L2) にしたがって直線的に減少する(図16の(c),
(d)を参照)。この電流の減少は整流素子8,9の逆
回復特性により、零アンペア以下になってもある時間だ
け続き、その後整流素子8,9によって決まる大きな傾
きで零アンペアに戻り整流素子8,9はオフする。その
とき、図15の点X,Y間の電圧Vxyは、図16の
(e)に示すように、整流素子8,9によって決まる大
きな傾きdiD /dtのため、 Vxy=(L1+L2)*diD /dt+Vg によって決定される過大な電圧となる。
【0005】そこで、例えば、直流電源回路1の出力電
圧Vo を220V、ギャップ電圧VG を20V、配線イ
ンダクタンスを3μH、MOSFET6,7のオンタイ
ムを1.5μsとすると {(220V−20V)/3μH }*1.5μs=100A となり、100Aの大きなピーク電流を流すことがで
き、このときの電流パルス幅は約3μsとなる(図16
の(d)を参照)。しかし、整流素子8,9の逆回復時
間を90nsとし、そのうち最初の60nsは配線イン
ダクタンス10,11によって決まる傾きで電流は減少
し続け、残りの30nsで零アンペアに戻るとすると、
逆電流の最大瞬時値である逆回復電流Irpは、 Irp={(220V−20V)/3μH }*60ns=4A となり、逆回復電流Irpが残りの30nsで零アンペア
に戻るときに配線インダクタンス10,11に生ずる電
圧Vlpは、 Vlp=3μH*4A/30ns=400V となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の放
電加工電源では、MOSFET6,7がオフ状態となっ
て配線インダクタンス10,11に蓄えられていた電流
が減少するときに、配線インダクタンス10,11に生
ずる過大な電圧が、MOSFET6,7を破壊に至らし
める場合がある。それは、整流素子の逆回復時間は同じ
型名のものでもばらつきがあり、例えば、整流素子8が
先にオフして整流素子9はまだ逆回復状態のままである
ような瞬間を生じた場合、図15のY点電位は整流素子
9がオンであるため、電源端子Aの電位とほぼ等しく、
図15のX点の電位は整流素子8がオフであるため、Y
点の電位に前記過大な電圧を加えたものとなる。その
際、MOSFET6の寄生ダイオードを通って電流が流
れる。すなわち。整流素子9、放電加工用電極4、被加
工物5、MOSFET6の寄生ダイオードといった具合
に還流する。前記寄生ダイオードは一般に電流容量が小
さいため、前記のような還流を一度もしくは何度も起こ
すとMOSFET6は破壊されてしまう可能性は非常に
高いといった問題点があった。
【0007】この発明は前記問題点を解決するためにな
されたもので、整流素子逆回復現象、逆回復時間のばら
つきによりスイッチング素子が破壊されるのを防止でき
る放電加工電源を得ることを第1の目的とする。
【0008】この発明は、前記第1の目的を達成するた
めに設ける逆回復時間の短い整流素子の破壊を防止でき
る放電加工電源を得ることを第2の目的とする。
【0009】この発明は、整流素子の逆回復現象により
生じる電圧が、必要以上に上昇するのを制限し、整流素
子及びスイッチング素子が破壊されるのを防止できる放
電加工電源を得ることを第3の目的とする。
【0010】この発明は、スイッチング素子の逆方向イ
ンピーダンスが、前記第3の目的を達成するために設け
る電圧上昇を制限する整流素子のインピーダンスより小
さい場合、スイッチング素子に逆方向電流が流れて破壊
するのを防止できる放電加工電源を得ることを第4の目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放電加工
電源は、帰還回路を構成する整流素子より逆回復時間の
短い整流素子を放電加工用電極及び被加工物と直列に、
且つスイッチング素子のオン時に直流電源回路からの電
流が流れる方向に設けるようにしたものである。
【0012】この発明に係るもう一つの放電加工電源
は、可飽和リアクトルを放電加工用電極及び被加工物と
直列に設けるようにしたものである。
【0013】この発明に係る更にもう一つの放電加工電
源は、帰還回路を構成する整流素子より逆回復時間の短
い整流素子を放電加工用電極及び被加工物と直列にスイ
ッチング素子のオン時に直流電源回路からの電流が流れ
る方向に設け、その逆回復時間の短い整流素子と直列に
可飽和リアクトルを設けるようにしたものである。
【0014】この発明に係る更にもう一つの放電加工電
源は、帰還回路を構成する整流素子より逆回復時間の短
い整流素子に対し、逆電流が流れるのを阻止する方向に
他の整流素子を設けたものである。
【0015】この発明に係る更にもう一つの放電加工電
源は、帰還回路を構成する整流素子より逆回復時間の短
い整流素子に対し、逆電流が流れるのを阻止する方向に
整流素子を設けるとともに、スイッチング素子と直列に
他の整流素子を設けたものである。
【0016】この発明に係る更にもう一つの放電加工電
源は、直流電源回路と、この直流電源回路の正極と負極
との間に接続され、且つスイッチング素子と整流素子と
からなる第1の直列回路と、前記直流電源回路の正極と
負極との間に接続され、且つ前記第1の直列回路とはス
イッチング素子と整流素子の接続順序が逆構成の第2の
直列回路と、前記第1の直列回路を構成する整流素子と
被加工物間および前記第2の直列回路を構成する整流素
子と電極間のそれぞれに設けられた前記整流素子より逆
回復時間の短い第1および第2の整流素子と、前記逆回
復時間の短い第1の整流素子のカソードと前記直流電源
回路の正極へ電流が流れる方向に設けた第1の整流素子
とインピーダンスの直列回路と、前記直流電源回路の負
極から前記逆回復時間の短い第2の整流素子のアノード
へ電流が流れる方向に設けた第2の整流素子とインピー
ダンスの直列回路と、前記第1の整流素子とインピーダ
ンスの直列回路を構成する整流素子のカソードと前記第
2の整流素子とインピーダンスの直列回路を構成する整
流素子のアノード間にコンデンサを設けたものである。
【0017】この発明に係る更にもう一つの放電加工電
源は、直流電源回路と、この直流電源回路の正極と負極
との間に接続され、且つスイッチング素子と整流素子と
からなる第1の直列回路と、前記直流電源回路の正極と
負極との間に接続され、且つ前記第1の直列回路とはス
イッチング素子と整流素子の接続順序が逆構成の第2の
直列回路と、前記第1の直列回路を構成する整流素子と
被加工物間および前記第2の直列回路を構成する整流素
子と電極間のそれぞれに設けられた前記整流素子より逆
回復時間の短い第1および第2の整流素子と、前記逆回
復時間の短い第1の整流素子のカソードと前記直流電源
回路の正極へ電流が流れる方向に設けた第1の整流素子
とインピーダンスの直列回路と、前記直流電源回路の負
極から前記逆回復時間の短い第2の整流素子のアノード
へ電流が流れる方向に設けた第2の整流素子とインピー
ダンスの直列回路と、前記第1の整流素子とインピーダ
ンスの直列回路を構成する整流素子のカソードと前記第
2の整流素子とインピーダンスの直列回路を構成する整
流素子のアノード間にコンデンサを設けるとともに、放
電加工用電極及び被加工物と直列に可飽和リアクトルを
設けたものである。
【0018】
【作用】この発明においては、放電加工用電極及び被加
工物と直列に帰還回路を構成する整流素子より逆回復時
間の短い整流素子を設けたから、スイッチング素子がオ
フ状態となって配線インダクタンスに蓄えられていた電
流が帰還回路を流れ、その電流が減少するときに配線イ
ンダクタンスに生じる過大な電圧は帰還回路を構成する
整流素子よりも速くオフする逆回復時間の短い整流素子
に印加され、スイッチング素子に印加されないため、ス
イッチング素子の破壊が防止される。
【0019】また、放電加工用電極及び被加工物と直列
に可飽和リアクトルを設けたから、スイッチング素子が
オフ状態となって配線インダクタンスに蓄えられていた
電流が帰還回路を流れ、その電流が減少するときに配線
インダクタンスに生じる過大な電圧は電流が小さいとき
に大きなインダクタンスとなる可飽和リアクトルに印加
され、スイッチング素子に印加されないため、スイッチ
ング素子の破壊が防止される。
【0020】更に、放電加工用電極及び被加工物と直列
に帰還回路を構成する整流素子より逆回復時間の短い整
流素子を設け、その逆回復時間の短い整流素子と直列に
可飽和リアクトルを設けたから、スイッチング素子のオ
フ状態における配線インダクタンスに生じる過大な電圧
は帰還回路を構成する整流素子よりも速くオフする逆回
復時間の短い整流素子にブロックされ、その整流素子に
印加された過大な電圧は可飽和リアクトルに印加され、
スイッチング素子はもちろん逆回復時間の短い整流素子
の破壊も防止される。
【0021】更に、整流素子に印加される電圧は、その
発生原因である配線インダクタンスのエネルギーが、新
たに設けた整流素子を通して電源に回生されるため、直
流電源回路の出力電圧以上に上昇することはなく、整流
素子の破壊を防げる。
【0022】更に、スイッチング素子の逆方向のインピ
ーダンスが、新たに設けた整流素子のインピーダンスよ
り小さい場合でも、スイッチング素子と直列に設けた整
流素子によりスイッチング素子に過大な逆電流がながれ
るのを抑制し、スイッチング素子の破壊を防げる。
【0023】更に、整流素子に印加される電圧の発生原
因となる配線インダクタンスのエネルギーが、新たに設
けたコンデンサに蓄えられ、整流素子に過大な電圧が印
加されることもなくなる。
【0024】更に、スイッチング素子の逆方向のインピ
ーダンスが、新たに設けた整流素子のインピーダンスよ
り小さい場合でも、可飽和リアクトルによってスイッチ
ング素子に過大な逆電流が流れるのを抑制し、スイッチ
ング素子の破壊を防げる。
【0025】更に、配線インダクタンスのエネルギーが
新たに設けたコンデンサに電流として流れていく際、可
飽和リアクトルにより電流ピークを抑える。
【0026】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の第1実施例を示す回路図で
ある。図において、従来装置と同一の構成は同一符号を
付して重複した説明を省略する。12は被加工物5およ
び放電加工用電極4と直列に接続された整流素子で、こ
の整流素子12は整流素子8より逆回復時間の短いもの
で構成されている。
【0027】次に、前記のように構成された放電加工電
源の動作を図2のタイミングチャートを参照しながら説
明する。なお、図2の(a)はMOSFET6,7のゲ
ートに印加される繰り返しパルスで、このパルスが印加
されることによりMOSFET6,7は同期してオン、
オフを繰り返す、(b)はMOSFET6,7に流れる
電流Ids、(c)は整流素子8,9に流れる電流Iak、
(d)は図1のX点からY点に流れる電流、つまり配線
インダクタンス10,11及び放電加工用電極4と被加
工物5間のギャップに流れる電流IG 、(e)は図1の
点X,Y間の電圧Vxy、(f)は放電加工用電極4と被
加工物5間のギャップに印加される電圧VG 、(g)は
整流素子12の両端に印加される電圧を示す。
【0028】図2のタイミングチャートに示すように、
整流素子12が逆回復状態になる前は従来例と全く同様
に動作する。ここで整流素子12は、整流素子8より逆
回復時間が短いために、MOSFET6,7がオフにな
り、配線インダクタンス10,11に蓄えられた電流が
帰還するとき、最初にオフするのは整流素子12であ
る。その時、つまり、整流素子8,9はオンで、整流素
子12がオフの時、図1のX点の電位は電源端子Bの電
位と等しく、Y点の電位は電源端子Aの電位と等しい。
ここで直流電源回路1の端子間の電圧をVo とすると図
1のX点,Y点間の電圧VxyはVo に等しい。ここでは
配線インダクタンス10,11で生じた過大な電圧は、
整流素子12の両端に印加され、MOSFET6,7に
負担をかけることはない。
【0029】そこで、例えば、直流電源回路1の出力電
圧Vo を220V、ギャツプ電圧VG を20V、配線イ
ンダクタンスを3μH、MOSFET6,7のオンタイ
ムを1.5μsとし、整流素子12の逆回復時間を45
nsとし、そのうち最初の30nsは配線インダクタン
スによって決まる傾きで電流は減少し続け、残りの15
nsで零アンペアに戻るとすると、従来装置と同様に、
逆電流の最大瞬時値である逆回復電流Irpは、 Irp={(220V−20V)/3μH }*30ns=2A となり、その逆回復電流Irpが残りの15nsで零アン
ペアに戻るときに配線インダクタンス10,11に生ず
る電圧Vlpは、 Vlp=3μH*2A/15ns=400V となる。ここで整流素子8,9はまだオンであるので、
図1のX点の電位は零ボルト、Y点の電位は220ボル
トである。つまり、配線インダクタンス10,11に生
ずる電圧Vlpとギャップ電圧VG の差の380ボルト
は、整流素子12に印加される。そのため、MOSFE
T6,7への過大な逆電圧印加を防ぐことができ、破壊
されることもなくなる。
【0030】実施例2.図3はこの発明の第2実施例を
示す回路図である。本実施例は第1実施例の変形例とも
いうべきものである。前記第1実施例では被加工物5、
及び放電加工用電極4と直列に設けた整流素子12は1
つであったが、本実施例では、図3に示すように整流素
子8,9よりそれぞれ逆回復時間の短い2つの整流素子
12,13を設ける。このように構成することにより、
被加工物5と直流電源回路1の電源端子Bの間に浮遊キ
ャパシタンス14がある場合でもMOSFET6,7へ
の過大な逆電圧印加を防ぐことができ、破壊されること
もなくなる。例えばMOSFET6,7がオフとなった
状態で先に整流素子12が逆回復状態となりオフした場
合、前述した配線インダクタンス10により生ずる過大
な電圧は整流素子12の両端に印加されるが、配線イン
ダクタンス11に蓄えられていた電流は電源端子A、整
流素子9、放電加工用電極4、被加工物5、浮遊キャパ
シタンス14、電源端子Bといった具合いに流れる。そ
の際整流素子13がなければ、整流素子9の逆回復特性
により、逆電流の最大瞬時値である逆回復電流から零ア
ンペアに戻るときに、配線インダクタンス11によって
生ずる過大な電圧によって図3のY点の電位はマイナス
となりMOSFET7を破壊させる。しかし、整流素子
13があれば、配線インダクタンス11で生じた過大な
電圧は整流素子13の両端に印加され、MOSFET7
へは過大な逆電圧は印加されず、破壊もされない。
【0031】実施例3.図4はこの発明の第3実施例を
示す回路図である。図において、1〜11は前記従来装
置と全く同一のものである。15は被加工物5および放
電加工用電極4と直列に設けた可飽和リアクトルであ
る。
【0032】ここで、可飽和リアクトル15とは、電流
が小さくなって流れの向きが逆転した直後、まだ電流が
小さいときのみ大きなインダクタンスとして働き、電流
が大きくなると磁束が飽和して非常に小さなインダクタ
ンスとなるもので、角形比が100%に近く、必要な飽
和磁束密度を持ち、保磁力の小さい特性のものである。
このような特性を持つものの一例としてアモルファスコ
アがあり、その特性の一例は図5の直流磁気特性を示す
グラフで表される。この例では、アモルファスコアはフ
ェライトコアに比べより望ましい特性であるといえる。
以上の特性より、可飽和リアクトル15はMOSFET
6,7を破壊する可能性を生ずる整流素子8,9の逆回
復時には帰還回路を流れる電流は小さく、大きなインダ
クタンスとなり、配線インダクタンス10,11で生ず
る過大な電圧は可飽和リアクトル15の両端に印加さ
れ、MOSFET7へは過大な逆電圧は印加されず、破
壊もされない。
【0033】実施例4.図6はこの発明の第4実施例を
示す回路図である。本実施例は第3実施例の変形例とも
いうべきものである。前記第3実施例では被加工物5、
及び放電加工用電極4と直列に設けた可飽和リアクトル
15は1つであったが、本実施例では、図6に示すよう
に2つの可飽和リアクトル15,16を設ける。このよ
うに構成することにより、被加工物5と直流電源回路1
の電源端子Bの間に浮遊キャパシタンス14がある場合
でも、前記第2実施例と同様にMOSFET6,7への
過大な逆電圧印加を防ぐことができ破壊されることもな
くなる。
【0034】実施例5.図7はこの発明の第5実施例を
示す回路図である。図において、1〜12は前記第1実
施例と全く同一のものである。15は被加工物5および
放電加工用電極4と整流素子12と共に直列に接続され
た可飽和リアクトルである。このように構成することに
より、前記第1実施例で述べたように、配線インダクタ
ンス10,11で生ずる過大な電圧は、整流素子12で
確実にブロックでき、さらに、前記第1実施例では整流
素子12に印加された過大な電圧が、可飽和リアクトル
15に印加されることになり、MOSFET6,7はも
ちろん、整流素子12の破壊も防ぐことができる。
【0035】実施例6.図8はこの発明の第6実施例を
示す回路図である。本実施例は第5実施例の変形例とも
いうべきものである。前記第5実施例では被加工物5、
及び放電加工用電極4と直列に設けた整流素子12およ
び可飽和リアクトル15はそれぞれ1つづつであった
が、本実施例では、図8に示すように2つの整流素子1
2,13および2つの可飽和リアクトル15,16を設
ける。このように構成することにより、被加工物5と直
流電源回路1の電源端子Bの間に浮遊キャパシタンス1
4がある場合でも、前記第2実施例で述べたように、配
線インダクタンス11で生ずる過大な電圧は、整流素子
13で確実にブロックでき、さらに、前記第2実施例で
は整流素子13に印加された過大な電圧が、可飽和リア
クトル16に印加されることになり、MOSFET7は
もちろん、整流素子13の破壊も防ぐことができる。
【0036】実施例7.図9はこの発明の第7実施例を
示すものであり、1〜13は前記従来例と全く同一のも
のである。17は整流素子12に印加される電圧上昇を
制限する整流素子、18は整流素子13に印加される電
圧上昇を制限する整流素子である。
【0037】次に、前記のように構成された放電加工電
源の動作を、図10のタイミングチャートを参照しなが
ら説明する。なお、整流素子12,13は従来装置でも
述べられているように、整流素子8,9より逆回復時間
の短いものである。また素子のばらつきも考慮して、こ
のタイミングチャートは整流素子12が最も速くターン
オフするものとして描いてある。図10(a)はMOS
FET 6,7のゲートに印加される繰り返しパルス
で、このパルスが印加されることによりMOSFET
6,7は同期してオン、オフを繰り返す。(b)はMO
SFET 6,7に流れる電流Ids、(c)は整流素子
8,9に流れる電流Iak、(d)は図9のX点からY点
に流れる電流、つまり放電加工用電極4と被加工物5間
のギャップに流れる電流IG、(e)は前記図9のX
点、Y点間の電圧VXY、(f)は放電加工用電極4と被
加工物5間のギャップに印加される電圧VG、(g)は
整流素子12の両端に印加される電圧、(h)は整流素
子17の電流を示す。
【0038】前記図10のタイミングチャートに示すよ
うに、整流素子8,9が逆回復状態になる部分以外は従
来装置と全く同様に動作する。ここで整流素子8,9が
逆回復状態では、整流素子12は、整流素子8,9及び
13より逆回復時間が短いために、配線インダクタンス
10,11に蓄えられた電流を帰還するとき、最初にオ
フするのは整流素子12である。その時、つまり、整流
素子8,9,13はオンで、整流素子12がオフの時、
図9のX点の電位は電源端子Bの電位と等しく、Y点の
電位は電源端子Aの電位と等しい。ここで直流電源回路
1の電源端子間の電圧をV0とすると図9のX点、Y点
間の電圧VXYはV0に等しい。ここでは配線インダクタ
ンス10,11で生じた過大な電圧は、整流素子12の
両端に印加される。ここで、整流素子12に印加される
電圧が直流電源回路1の出力電圧V0より大きくなると
整流素子17は順バイアスされ、配線インダクタンスに
蓄えられたエネルギーを、直流電源回路1に回生する。
そのため整流素子12に印加される電圧は直流電源回路
1の出力電圧V0以上に高くならず、整流素子12が破
壊することもなくなる。
【0039】そこで、例えば、直流電源回路1の出力電
圧V0を220V、ギャップ電圧VGを20V、配線イン
ダクタンスを3μH、MOSFET6,7のオンタイム
を1.5uSとし、整流素子12の逆回復時間を45n
Sとし、そのうち最初の30nSは配線インダクタンス
によって決まる傾きで電流は減少し続け、残りの15n
Sで零アンペアに戻るとすると、従来例と同様に、逆電
流の最大瞬時値である逆回復電流Irpは、 Irp={(220V−20V)/3μH }*30nS=2A となり、その逆回復電流Irpが残りの15nSで零アン
ペアに戻るときに配線インダクタンス10、11に生ず
る電圧VLPは、 VLP=3μH*2A/15nS=400V となる。ここで整流素子8,9,13はまだオン状態で
あるので図9のX点の電位は零ボルト、Y点の電位は2
20ボルトである。つまり、配線インダクタンス10,
11に生ずる電圧VLPとギャップ電圧VG の差の380
ボルトは、整流素子12に印加される。しかしここで整
流素子12のカソード側の電位が直流電源回路1の出力
電圧220ボルトを越えると整流素子17が順バイアス
され、過大な電圧の発生原因である配線インダクタンス
のエネルギーを、整流素子18、配線インダクタンス1
1、放電加工用電極4、被加工物5、整流素子17とい
ったルートで直流電源回路1に回生する。そのため、整
流素子12の両端に直流電源回路1の出力電圧220ボ
ルト以上の電圧が印加されることはなく、整流素子12
が破壊されることもなくなる。
【0040】実施例8.過大な電圧の発生原因である配
線インダクタンスのエネルギーは、通常、前記実施例7
で述べたようなルートで直流電源回路1に回生される。
しかし、MOSFET7の寄生ダイオードのインピーダ
ンスが、整流素子18のインピーダンスに比べて小さい
場合などは、まだ整流素子13がオンしているため、M
OSFET7の寄生ダイオード、整流素子13、配線イ
ンダクタンス11、放電加工用電極4、被加工物5、配
線インダクタンス10、整流素子17といったルート
で、配線インダクタンス10,11のエネルギーを直流
電源回路1に回生する。この場合、前記寄生ダイオード
は一般に電流容量が小さいため、配線インダクタンス1
0,11のエネルギーによる回生電流が大きい場合、前
記寄生ダイオードが破壊してしまう場合があった。そこ
で、図11はこの問題を解決するための一実施例を示す
ものである。図11において19は被加工物5及び放電
加工用電極4と直列に設けた可飽和リアクトルである。
このように構成することにより、配線インダクタンス1
0,11のエネルギーが、MOSFET7の寄生ダイオ
ードを通して電流として直流電源回路1に回生される場
合でも、その電流を可飽和リアクトル19により抑制す
ることが出来、MOSFET7の破壊を防止できる。
【0041】実施例9.図12はこの発明の第9実施例
を示すものであり、20,21はそれぞれスイッチング
素子6,7と直列に設けた整流素子である。このように
構成することにより、MOSFET7の寄生ダイオード
のインピーダンスが、整流素子18のインピーダンスに
比べて小さい場合でも、配線インダクタンス10,11
のエネルギーは、整流素子18、配線インダクタンス1
1、放電加工用電極4、被加工物5、配線インダクタン
ス10、整流素子17といった通常のルートで回生さ
れ、電流はMOSFET7の寄生ダイオードを流れず、
MOSFET7の破壊を防止できる。
【0042】実施例10.図13この発明の第10実施
例を示すものであり、22,23はそれぞれ整流素子1
7、整流素子18と直列に接続した抵抗で、24は整流
素子17のカソードと整流素子18のアノードとの間に
設けたコンデンサである。このように構成することによ
り、整流素子12が整流素子8,9,13より逆回復時
間が短い場合、整流素子12の逆回復時でも、コンデン
サ24が抵抗22,23を介して直流電源回路1の出力
に接続されており、通常、このコンデンサ24の両端の
電圧は直流電源回路1の出力電圧となっているため、整
流素子12には、直流電源回路1の出力電圧以上の電圧
は印加されることはなく、整流素子12の破壊を防げる
といった前記実施例と同様な効果が得られる。また、M
OSFET7の寄生ダイオードのインピーダンスが整流
素子18のインピーダンスに比べ小さい場合でも、抵抗
22,23のインピーダンスを整流素子17,18のイ
ンピーダンスと同程度もしくはそれ以上にとっておくこ
とにより、逆回復時にも配線インダクタンスのエネルギ
ーは、配線インダクタンス11、放電加工用電極4、被
加工物5、配線インダクタンス10、整流素子17、コ
ンデンサ24、整流素子18といったルートでコンデン
サ24に蓄えられるために、MOSFET7を破壊する
こともなくなる。つまり、抵抗23の値を大きくするこ
とにより、配線インダクタンス11、放電加工用電極
4、被加工物5、配線インダクタンス10、整流素子1
7、コンデンサ24、抵抗23、MOSFET7の寄生
ダイオード、整流素子13といったルートが、前記ルー
トに比べ流れにくいルートとなるため、MOSFET7
の寄生ダイオードに過大な逆電流が流れなくなるという
ことである。
【0043】実施例11.図14(a)はこの発明の第
11の実施例を示すものであり、25は被加工物5及び
放電加工用電極4と直列に接続された可飽和リアクトル
である。このように構成することにより、前記実施例1
0で述べた配線インダクタンスのエネルギーをコンデン
サ24に蓄える際に、過大な電流を抑制し、コンデンサ
24の負荷を軽減し、なお且つ、コンデンサ24と配線
インダクタンス10,11の共振現象による高周波電流
を抑えることができる。なお、図14(b)に示すよう
に、浮遊キャパシタンス14があっても同等の効果があ
る。
【0044】ところで前記説明では、この発明における
スイッチング素子として、MOSFETを用いた例につ
いて説明したが、電流容量の小さい還流ダイオードをも
つトランジスタモジュールなど、MOSFET以外の逆
電流耐量の小さいスイッチング素子にも利用できること
は言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、放電加
工用電極及び被加工物と直列に帰還回路を構成する整流
素子より逆回復時間の短い整流素子を設け、スイッチン
グ素子のオフ状態における配線インダクタンスに生じる
過大な電圧が、帰還回路を構成する整流素子よりも速く
オフする逆回復時間の短い整流素子に印加され、スイッ
チング素子に印加されないようにしたので、スイッチン
グ素子の破壊が防止されるという効果がある。
【0046】また、放電加工用電極及び被加工物と直列
に可飽和リアクトルを設け、スイッチング素子のオフ状
態における配線インダクタンスに生じる過大な電圧が、
電流が小さいときに大きなインダクタンスとなる可飽和
リアクトルに印加され、スイッチング素子に印加されな
いようにしたので、スイッチング素子の破壊が防止され
るという効果がある。
【0047】また、放電加工用電極及び被加工物と直列
に帰還回路を構成する整流素子より逆回復時間の短い整
流素子を設け、その逆回復時間の短い整流素子と直列に
可飽和リアクトルを設け、スイッチング素子のオフ状態
における配線インダクタンスに生じる過大な電圧が帰還
回路を構成する整流素子よりも速くオフする逆回復帰還
の短い整流素子にブロックされ、その整流素子に印加さ
れた過大な電圧が可飽和リアクトルに印加されるように
したので、スイッチング素子はもちろん逆回復時間の短
い整流素子の破壊も防止される。
【0048】また、スイッチング素子や、帰還回路を構
成する整流素子に素子保護用のサージ吸収回路を設ける
必要がなくなり、回路構成を簡単にすることができると
いう効果がある。
【0049】また、逆回復時間の短い整流素子に印加さ
れる電圧上昇を抑える整流素子を設けたので、前記逆回
復時間の短い整流素子の破壊が防止されるという効果が
ある。
【0050】また、逆回復時間の短い整流素子に印加さ
れる電圧上昇を抑える整流素子を設けるとともに、スイ
ッチング素子と直列に、整流素子を設けることにより、
スイッチング素子のインピーダンスが、新たに追加した
整流素子のインピーダンスより小さい場合でも、スイッ
チング素子に逆方向電流は流れなくなり、スイッチング
素子の破壊が防止されるという効果がある。
【0051】また、逆回復時間の短い整流素子に印加さ
れる電圧上昇を抑える整流素子とコンデンサを設けると
ともに、その新しく設けた整流素子と直列にインピーダ
ンスを設けたので、逆回復時間の短い整流素子の破壊が
防止でき、更に、スイッチング素子の破壊も防止できる
という効果がある。
【0052】また、逆回復時間の短い整流素子に印加さ
れる電圧上昇を抑える整流素子を設けるとともに、更
に、放電加工用被加工物及び放電加工用電極と直列に、
可飽和リアクトルを設けたので、あるいは、逆回復時間
の短い整流素子に印加される電圧上昇を抑える整流素子
とコンデンサを設けるとともに、その新しく設けた整流
素子と直列にインピーダンスを設け、更に、被加工物及
び放電加工用電極と直列に可飽和リアクトルを設けたの
で、逆回復時間の短い整流素子の破壊が防止でき、更
に、スイッチング素子の破壊も防止でき、また、前記コ
ンデンサへの過大な電流を抑制し、そのコンデンサと配
線インダクタンスの共振現象による高周波電流も防げる
といった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】この発明の第1実施例の動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】この発明の第2実施例を示す回路図である。
【図4】この発明の第3実施例を示す回路図である。
【図5】可飽和リアクトルのアモルファスコアおよびフ
ェライトコアの直流磁気特性例を示す図である。
【図6】この発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図7】この発明の第5実施例を示す回路図である。
【図8】この発明の第6実施例を示す回路図である。
【図9】この発明の第7の実施例を示す回路図である。
【図10】この発明の第7の実施例の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図11】この発明の第8の実施例を示す回路図であ
る。
【図12】この発明の第9の実施例を示す回路図であ
る。
【図13】この発明の第10の実施例を示す回路図であ
る。
【図14】この発明の第11の実施例を示す回路図であ
る。
【図15】従来の放電加工電源を示す回路図である。
【図16】従来の放電加工電源の動作を示すタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 直流電源回路 4 放電加工用電極 5 被加工物 6 スイッチング素子(MOSFET) 7 スイッチング素子(MOSFET) 10 配線インダクタンス 11 配線インダクタンス 15 可飽和リアクトル 19 可飽和リアクトル

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源回路と、該直流電源回路の正極
    と負極との間に接続され、旦つスイッチング素子と整流
    素子とからなる第1の直流回路と、前期直流電源回路の
    正極と負極との間に接続され、且つ前記第1の直流回路
    とはスイッチング素子と整流素子の接続順序が逆構成の
    第2の直流回路とを備え、前記第1及び第2のスイッチ
    ング素子が同期してオン・オフ制御されることにより、
    前期第1の直流回路のスイッチング素子と整流素子との
    接続点と、前記第2の直流回路のスイッチング素子と整
    流素子との接続点との間に接続されて放電加工用電極及
    び被加工物間に放電を発生する放電加工電源において、
    前記整流素子より逆回復時間の短い整流素子を、前記第
    1の直流回路のスイッチング素子と整流素子との接続点
    と前期第2の直流回路のスイッチング素子と整流素子と
    の接続点との間に、前記放電加工用電極及び被加工物と
    直列に、且つ前記スイッチング素子のオン時に直流電源
    回路からの電流が流れる方向に設けたことを特徴とする
    放電加工電源。
  2. 【請求項2】 直流電源回路と、該直流電源回路の正極
    と負極との間に接続され、且つスイッチング素子と整流
    素子とからなる第1の直流回路と、前期直流電源回路の
    正極と負極との間に接続され、且つ前記第1の直流回路
    とはスイッチング素子と整流素子の接続順序が逆構成の
    第2の直流回路とを備え、前記第1及び第2のスイッチ
    ング素子が同期してオン・オフ制御されることにより、
    前期第1の直流回路のスイッチング素子と整流素子との
    接続点と、前記第2の直流回路のスイッチング素子と整
    流素子との接続点との間に接続されて放電加工用電極及
    び被加工物間に放電を発生する放電加工電源において、
    可飽和リアクトルを、前記第1の直流回路のスイッチン
    グ素子と整流素子との接続点との間に、前記放電加工用
    電極及び被加工物と直列に、設けたことを特徴とする放
    電加工電源。
  3. 【請求項3】 逆回復時間の短い整流素子と直列に可飽
    和リアクトルを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    放電加工電源。
  4. 【請求項4】 逆回復時間の短い整流素子に逆電流が流
    れるのを阻止する整流素子を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の放電加工電源。
  5. 【請求項5】 スイッチング素子と直列に整流素子を設
    けたことを特徴とする請求項4記載の放電加工電源。
  6. 【請求項6】 直流電源回路と、該直流電源回路の正極
    と負極との間に接続され、且つスイッチング素子と整流
    素子とからなる第1の直流回路と、前期直流電源回路の
    正極と負極との間に接続され、且つ前記第1の直流回路
    とはスイッチング素子と整流素子の接続順序が逆構成の
    第2の直流回路とを備え、前記第1及び第2のスイッチ
    ング素子が同期してオン・オフ制御されることにより、
    前期第1の直流回路のスイッチング素子と整流素子との
    接続点と、前記第2の直流回路のスイッチング素子と整
    流素子との接続点との間に接続されて放電加工用電極及
    び被加工物間に放電を発生する放電加工電源において、
    前記第1の直流回路のスイッチング素子と整流素子との
    接続点と前記被加工物の間及び前記第2の直流回路のス
    イッチング素子と整流素子との接続点と前記電極との間
    のそれぞれに設けられた前記整流素子より逆回復時間の
    短い第1及び第2の整流素子と、前記第1の整流素子よ
    りのカソードと前記直流電源回路の正極へ電流が流れる
    方向に設けた第3の整流素子とインピーダンスの直流回
    路と、前記直流電源回路の負極から前記第2の整流素子
    のアノードへ電流が流れる方向に設けた第4の整流素子
    のアノード間に設けたコンデンサを備えたことを特徴と
    する放電加工電源。
  7. 【請求項7】 放電加工用電極及び被加工物と直列に可
    飽和リアクトルを設けたことを特徴とする請求項4また
    は請求項6記載の放電加工電源。
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